JPH0588267A - カ−トリツジロ−ダ - Google Patents

カ−トリツジロ−ダ

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JPH0588267A
JPH0588267A JP27341791A JP27341791A JPH0588267A JP H0588267 A JPH0588267 A JP H0588267A JP 27341791 A JP27341791 A JP 27341791A JP 27341791 A JP27341791 A JP 27341791A JP H0588267 A JPH0588267 A JP H0588267A
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JP
Japan
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cartridge
loader
microfilm
loading
film carrier
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Application number
JP27341791A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Maruyama
吉紀 丸山
Keiichirou Bungo
圭一朗 豊後
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0588267A publication Critical patent/JPH0588267A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジ収納部に収納された各カートリ
ッジについて、検索,複写等が既になされたものである
か否かの区別が簡単容易に実現でき、しかもこれは、手
間取らず時間も要せず工数がかからず、又、構成が簡単
で複雑化せず信頼性とコスト面にも優れて実現される、
カートリッジローダを提案する。 【構成】 リーダープリンター等に取り付けられるこの
カートリッジローダ21では、そのカートリッジ収納部
24に収納された各カートリッジAについて、まだ検
索,複写等が行われておらずこれから装填されるカート
リッジAの向きと、これらが既に終了して返却されたカ
ートリッジAの向きとが、相違している。そこで係る向
きにより、各カートリッジAが使用済か否かの区別が容
易化する。そしてこれは、その排出機構にてカートリッ
ジ収納部24に返却する際、当初収納されていた向きと
異なった向きとすることにより、簡単に達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジローダに関
する。すなわち、マイクロフィルムの画像を、スクリー
ンに投影して閲覧するマイクロリーダー、更に複写する
リーダープリンター、又、固体撮像素子たるCCDに読
み取らせるマイクロスキャナー、その他の画像投影装置
に取り付けられるカートリッジローダ関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムは、一般に大量に保管
され使用されており、その使用に際しては、迅速な検
索,複写等が要請されている。ところで従来、リーダー
プリンター等によるマイクロフィルムの検索,複写等
は、そのロールフィルムキャリアに対しマイクロフィル
ムのカートリッジを、順次、手作業で装填すると共に使
用済となったものを排出することにより行われていた。
つまり1本1本の検索,複写等が終了する毎に、人が手
作業で、カートリッジの排出と新たな装填、すなわちカ
ートリッジの交換を行っていた。そこで、カートリッジ
の交換に手間取り、迅速な検索,複写等が困難であると
いう問題が指摘されていた。
【0003】さて、このような問題に対処すべく最近、
カートリッジローダつまりマイクロフィルムのカートリ
ッジの自動装填装置が開発されている。このカートリッ
ジローダは、リーダープリンター等に付設され、そのロ
ールフィルムキャリアに対し自動的に順次、使用される
マイクロフィルムのカートリッジを取り出して装填する
と共に、検索,複写等の終了後に、使用済となったカー
トリッジを排出して返却するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、この従来のカートリッジローダでは、そのカートリ
ッジ収納部に収納された各カートリッジについて、まだ
検索,複写等が行われておらず、これからロールフィル
ムキャリアのサプライ部に装填されることになるカート
リッジと、検索,複写等が既に終了し使用済として返却
されたカートリッジとの区別が容易でなく、その判別に
手間取り、結局、マイクロフィルムの迅速な検索,複写
等に支障が生じてしまうという指摘があった。ところ
で、このような使用済か否かの区別・判別方式として
は、まず第1に、IMC(イメージ・マネージメント・
コード)を予めマイクロフィルムに読み込んでおき、そ
の検出によりこれを判別する方式が考えられる。しかし
ながらこの方式では、マイクロフィルムをいちいちロー
ルフィルムキャリアにてローディングして、IMCを検
出・判別することを要し、その為に専用の無駄な時間が
かかってしまい、結局、マイクロフィルムの迅速な検
索,複写等に反するという問題が生じることになる。又
第2に、このような使用済か否かの区別・判別方式とし
ては、カートリッジに検出用テープを貼り付けたり、検
出用の加工を施したりしておき、事後その検出によりこ
れを判別する方式が考えられる。しかしながらこの方式
では、カートリッジの加工に工数を要しコストもかかる
という問題と共に、専用の検出機構の付設を要し、構成
が複雑化し信頼性やコストにも問題が生じるようにな
る。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、カー
トリッジ収納部に当初セットされたカートリッジの向き
と、検索,複写等が終了して返却されたカートリッジの
向きとを、相違せしめたことにより、カートリッジの区
別・判別が簡単容易に行われ、マイクロフィルムの迅速
な検索,複写等が実現される、カートリッジローダを提
案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このカートリッジローダ
は、マイクロフィルムの画像を投影する画像投影装置に
取り付けられる。そして、複数個の該マイクロフィルム
のカートリッジを並べて収納するカートリッジ収納部
と、該カートリッジを順次該カートリッジ収納部から上
記画像投影装置のロールフィルムキャリアのサプライ部
へ導く装填機構と、該カートリッジを順次該サプライ部
から該カートリッジ収納部へ返却する排出機構と、を有
してなる。そして、該装填機構にて取り出される以前
に、該カートリッジ収納部に当初セットされた該カート
リッジの向きと、該排出機構にて事後、該カートリッジ
収納部に返却された該カートリッジの向きとが、相違し
ている。
【0007】
【作用】このカートリッジローダでは、マイクロフィル
ムのカートリッジが順次、装填機構によりカートリッジ
収納部からロールフィルムキャリアのサプライ部へ装填
され、事後、排出機構によりサプライ部からカートリッ
ジ収納部へ返却される。そしてこのカートリッジ収納部
に収納された各カートリッジについては、まだ検索,複
写等が行われておらずこれから装填されるカートリッジ
の向きと、検索,複写等が既に終了して返却されたカー
トリッジの向きとが、相違している。そこでこのような
向きだけで、各カートリッジについて、検索,複写等が
既になされたものか否かが、容易に区別・判別できるよ
うになる。そしてこれは、排出機構にてカートリッジを
カートリッジ収納部に返却する際、当初の向きと異なっ
た向きとするだけで、簡単に達成される。又これによ
り、マイクロフィルムの迅速な検索,複写等が支障なく
実現される。
【0008】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて詳細に説明する。図6はロールフィルムキャリア等
の正面説明図であり、まず同図により、マイクロフィル
ムの画像を投影する画像投影装置の1例であるリーダー
プリンターの概要、およびロールフィルムキャリアにつ
いて説明する。このリーダープリンターには、着脱式又
は一体組み込み式に、ロールフィルムキャリア1が設け
られており、中央の圧着ガラス2,3の左右に、マイク
ロフィルムFの巻戻し用のリール4と巻取り用のリール
5とが配されている。巻戻し用のリール4はカートリッ
ジA内に回動自在に保持され、カートリッジAはハウジ
ング状のサプライ部6内に装填されており、巻戻し用の
リール4に巻き付けられたマイクロフィルムFは、長尺
のロールフィルムよりなり、その各コマに画像情報が写
し込まれている。そしてこのロールフィルムキャリア1
において、巻戻し用のリール4と巻取り用のリール5間
には、巻戻し用のリール4側から順に、マイクロフィル
ムFの送り出しローディング時のみ回転駆動される駆動
ローラ7とその補助ローラ8、1対の送り出し側のフィ
ルムガイド9、エンコーダローラ10とその補助ローラ
11、上下1対の圧着ガラス2,3、ガイドローラ1
2、1対の巻き取り側のフィルムガイド13等が配さ
れ、これらにより、マイクロフィルムFの搬送路が形成
されている。
【0009】そしてこのロールフィルムキャリア1にお
いて、巻戻し用のリール4および巻取り用のリール5
は、それぞれ駆動軸14,15を介しモータ(図示せ
ず)に連結されており、マイクロフィルムFは、巻戻し
用のリール4および巻取り用のリール5が適宜正逆に回
転駆動されることにより、圧着ガラス2,3を介し両リ
ール4,5間で、巻き取り巻き戻されつつ搬送される。
16は光源であるランプであり、このランプ16からの
光は、反射ミラー17で反射され、コンデンサーレンズ
群18で集光されて、圧着ガラス2,3間に挟まれて位
置するマイクロフィルムFを、下から照射して通過す
る。このような光束により、マイクロフィルムFの画像
情報が投影レンズ19を介し、リーダーモードではスク
リーン20に拡大投影されて閲覧に供され、プリントモ
ードでは感光体(図示せず)に投影露光されて複写され
る。
【0010】図1,図2,図3は、本発明の実施例の概
略斜視図である。そして図1は、カートリッジA,カー
トリッジローダ21の装填機構22,ロールフィルムキ
ャリア1のサプライ部6等を示し、図2は、カートリッ
ジローダ21の排出機構23を示し、図3は、カートリ
ッジローダ21のカートリッジ収納部24を示す。この
カートリッジローダ21は、画像投影装置の1例である
リーダープリンターに取り付けられ、カートリッジ収納
部24と装填機構22と排出機構23と、を有してな
る。図3に示したカートリッジ収納部24は、複数個の
マイクロフィルムFのカートリッジAを並べて収納し、
図1に示した装填機構22は、装填経路Bを形成し、使
用されるマイクロフィルムFのカートリッジAを順次カ
ートリッジ収納部24から取り出し、ロールフィルムキ
ャリア1のサプライ部6へ導き、図2に示した排出機構
23は、排出経路Cを形成し、使用済となったカートリ
ッジAを順次サプライ部6からカートリッジ収納部24
へ返却するものである。
【0011】まずこのカートリッジローダ21におい
て、図3のカートリッジ収納部24はスタッカーとも称
され、長箱状をなしカートリッジAが10個から20個
程度横に並んで収納され、カートリッジローダ21に前
方側から矢示のごとく組み込まれる。カートリッジ収納
部24の前面の左右両端部にはそれぞれ扉25,26が
設けられ、扉25,26はそれぞれ軸27,28を中心
に開閉可能であると共に、ねじりコイルバネ(図示せ
ず)にて図示のごとくカートリッジ収納部24の前面に
沿った閉状態に付勢されている。まず、扉25はカート
リッジAの装填側に位置し、カートリッジ収納部24内
から取り出されるカートリッジAにて押動され、装填の
都度、図示の閉状態から開状態に回動する。他方、扉2
6はカートリッジAの返却側に位置し、カートリッジ収
納部24のカートリッジローダ21への組み込みに際
し、その突出部29がストッパ〔図示せず)にて押動さ
れ、図示の閉状態から開状態に回動する。そしてこの扉
26は、事後、カートリッジ収納部24がカートリッジ
ローダ21に組み込まれている間、この開状態を保持
し、カートリッジ収納部24に返却されるカートリッジ
Aの返却口が形成されるようになっている。図中30
は、カートリッジ収納部24の下面の長手方向に形成さ
れた切欠き溝であり、この切欠き溝30は、次に述べる
移動爪部31の通路用として機能する。又図中32は、
カートリッジ収納部24における装填側の側面に形成さ
れた長開口であり、この長開口32は、次に述べるセッ
ト棒33の通路用として機能する。カートリッジローダ
21のカートリッジ収納部24は、このようになってい
る。
【0012】次にこのカートリッジローダ21におい
て、図1の装填機構22は移動爪部31とセット棒33
を備え、カートリッジAを、順次カートリッジ収納部2
4内からその扉25(図3参照)を押動して取り出し、
ロールフィルムキャリア1のサプライ部6へと導く。ま
ず移動爪部31は、略L字状をなしベルト34に取り付
けられ、ベルト34は、プーリー35を介し第1モータ
36にて、カートリッジ収納部24の長手方向に沿い走
行可能となっている。そこで移動爪部31は、第1モー
タ36を正逆に回転駆動することにより、カートリッジ
収納部24の切欠き溝30(図3参照)から内部に突出
して、図示D,E方向つまりカートリッジ収納部24の
左右長手方向に水平にスライドして移動し、E方向への
移動により、収納されたカートリッジA群を引っ掛けて
E方向に移動させ、もって次に装填されることになるカ
ートリッジAを、セット棒33にセットさせる。37は
第1スイッチであり、この第1スイッチ37は、上述に
よりカートリッジAがセット棒33にセットされたこと
を検知する。又、セット棒33は、略L字状をなし、カ
ートリッジ収納部24の長開口32(図3参照)から内
部に突出し、次に装填されることになるカートリッジA
がセットされる。そしてセット棒33は後述により、図
示F,G方向つまりカートリッジ収納部24の前後短手
方向に水平にスライドして移動可能となっている。
【0013】さてこの図1に示したごとく、このロール
フィルムキャリア1にあっては、カートリッジAのサプ
ライ部6は、カートリッジAの装填経路Bに対応するそ
の前面部38が、全面的に前方に回動して開閉可能とさ
れ、前面部38の開閉により、カートリッジAをサプラ
イ部6に装填位置決めするようになっている。すなわ
ち、この前面部38は前述の装填機構22に組み込ま
れ、軸39を中心に回動可能であると共に、ベルト40
を介し連結され正逆に回転駆動可能な第2モータ41に
より回動される。そして前面部38は図示H,I方向に
水平に90度回動され、まずI方向に沿った開状態にお
いて、カートリッジAを保持可能であり、次に90度回
動し、H方向に沿った閉状態において、カートリッジA
をサプライ部6にローディング可能に装填位置決めす
る。42は第2スイッチであり、この第2スイッチ42
は、上述により前面部38が閉状態にあることを検知す
る。
【0014】又、図1に示すごとく、このようなサプラ
イ部6の前面部38と、前述のセット棒33の基部間
は、プーリー43を介し線材44にて連結され、両者は
所定のごとく連動するようになっている。まずセット棒
33は基部にロック爪45を備え、前面部38が閉状態
の場合には、図示のごとくセット棒33は、介裝された
引張りバネ47にてG方向に付勢されると共に、ロック
爪45がガイド板46の先端に係止されてロックされ
る。又、第2モータ41を逆回転にて駆動させ前面部3
8をI方向に回動させて開状態とすると、前面部38の
前方への折曲縁48がセット棒33のロック爪45を押
動する位置関係となっている。そして、このような押動
により、前述のロック爪45とガイド板46との係止が
解放され、セット棒33のロックが解除されるようにな
っている。ロックが解除されたセット棒33は、引張り
バネ47にてG方向にガイド板46の一面に沿って案内
されつつ、セットされたカートリッジAを引っ掛けて共
に移動せしめ、開状態でガイド板46の他面に当接して
いる前面部38に、カートリッジAを保持せしめるよう
になっている。それから第2モータ41を正回転にて駆
動させると、前面部38は、カートリッジAを保持して
H方向に回動し閉状態となり、カートリッジAがローデ
ィング可能にサプライ部6に装填位置決めされる。なお
図4は、このようなサプライ部6の前面部38を背後か
ら見た斜視図であり、同図に示すように、前面部38の
背面側には、カートリッジAを保持するための保持片4
9が複数個突設されている。カートリッジローダ21の
装填機構22は、このようになっている。
【0015】次にこのカートリッジローダ21におい
て、図2の排出機構23はホルダー部50と取出し板5
1を備え、使用済となったカートリッジAを順次、前述
のサプライ部6からカートリッジ収納部24へ、開状態
の扉26(図3参照)にて形成された返却口を介し返却
させる。まずホルダー部50は、縦の軸52と、この軸
52の上下にそれぞれ取り付け固定された天板53およ
びブロック54とを有してなる。天板53は、図示J,
K方向(前述の図1のD,E方向と平行な左右方向)に
配された縦のフレーム55のガイド溝55´にて、同方
向に水平に案内される。又、ブロック54はベルト56
に取り付けられ、ベルト56は、プーリー(図示せず)
を介しJ,K方向に沿い正逆に回転駆動可能な第3モー
タ57にて走行される。そして、このようなホルダー部
50の軸52の中央部には、アーム保持板58が、図示
L,M方向(前述の図1のH,I方向と対向する方向)
に水平に90度回動可能に取り付けられ、又、アーム保
持板58の上端に横に形成されたギア部59が、第4モ
ータ60に取り付けられたピニオン61と噛み合ってい
る。もってアーム保持板58は、第4モータ60が正逆
に回転駆動されることにより、軸52を中心にL,M方
向に90度回動されるようになっている。
【0016】又、アーム保持板58には、水平の軸6
2,63により上下方向に回動可能に上アーム64と下
アーム65が取り付けられている。図5は、このような
排出機構23の要部であるホルダー部50の上アーム6
4,下アーム65等を示す拡大図である。同図にも示す
ように、この上アーム64と下アーム65は、アーム保
持板58に付設されたソレノイド66のオンオフにより
開閉され、カートリッジAの保持と保持解除を行う。図
5の状態は、上アーム64と下アーム65が閉で、カー
トリッジAを保持した状態を示している。
【0017】図2の排出機構23のホルダー部50は、
このような軸52,天板53,ブロック54,アーム保
持板58,第4モータ60,上アーム64,下アーム6
5等よりなる。そして、このようなホルダー部50は、
ロールフィルムキャリア1のサプライ部6に対応するK
方向側の端と、カートリッジ収納部24の扉26が開放
された返却口に対応するJ方向の端間を、スライドして
移動可能となっている。これと共に、ホルダー部50の
アーム保持板58,上アーム64,下アーム65等は、
L,M方向に90度回動可能で、L方向つまり手前側を
向いた場合はカートリッジ収納部24に対応し、M方向
を向いた場合はロールフィルムキャリア1のサプライ部
6に対応する。そして更に、上アーム64と下アーム6
5は、前述により上下に開閉可能となっている。67は
第3スイッチであり、この第3スイッチ67は、上述に
よりホルダー部50がJ方向の端の位置まで移動したこ
とを検知する。又、68は第4スイッチであり、この第
4スイッチ68は、このJ方向の端でホルダー部50の
上アーム64,下アーム65等がL方向を向いているこ
とを、アーム保持板58の突起69にてスイッチオンさ
れて検知する。
【0018】次に、排出機構23の取出し板51は、図
2に示したように縦に配された折曲板よりなり、横のフ
レーム70上をそのガイド溝に沿い、図示N,P方向
(図1のF,G方向と平行な前後方向)に水平にスライ
ドして移動可能となっている。そしてこの取出し板51
は、直角に折曲された取出し爪71を先端に備えてお
り、N方向の端に位置した場合この取出し爪71が、前
述によりJ方向の端でL方向を向いたホルダー50の上
アーム64,下アーム65等と対応位置し、他方、P方
向の端に位置した場合この取出し爪71は、前述したカ
ートリッジ収納部24の扉26が開放された返却口に対
応位置するようになっている。そして、このような取出
し板51は、プーリー72を介し線材73によりホルダ
ー部50のアーム保持板58と連結され、所定のごとく
連動するようになっている。まず取出し板51はロック
爪74を備え、ホルダー部50がK方向の端に移動し待
機状態にある場合には、取出し板51はN方向の端に位
置し、介裝された引張りバネ75にてP方向に付勢され
ると共に、ロック爪74がガイド板76の折曲片に係止
されてロックされている(図2の状態)。
【0019】次に、待機状態にあったホルダー部50の
上アーム64,下アーム65が、使用済のカートリッジ
Aを保持した後、J方向に移動してL方向に回動し、か
つ、ソレノイド66がオフしてカートリッジAの保持を
解除すると、取出し板51は次のようになる。すなわち
この場合、ホルダー部50のアーム保持板58の突起6
9が、取出し板51を押動する位置関係となっているの
で、このような押動によりロック爪74とガイド板76
の折曲片との係止が解除され、もって、ロックが解除さ
れた取出し板51は、その取出し爪71にてカートリッ
ジAを保持しつつ、引張りバネ75にてP方向にガイド
板76に沿って移動する。そしてカートリッジAは、カ
ートリッジ収納部24に、扉26が開放された返却口か
ら返却されるようになっている。カートリッジローダ2
1の排出機構23は、このようになっている。
【0020】さて、このカートリッジローダ21では、
その装填機構22にて取り出される以前にカートリッジ
収納部24に当初セットされたカートリッジAの向き
と、排出機構23にて事後カートリッジ収納部24に返
却されたカートリッジAの向きとが、相違している。図
7はカートリッジAからリール4を取り出した状態の斜
視図であり、(1)図はANSI規格タイプのものを、
(2)図は3Mタイプのものを示す。勿論、本発明はこ
の両タイプのものに適用可能であるが、各カートリッジ
Aは、当初カートリッジ収納部24にセットされた場合
においては一般に、背ラベル側77を手前側に、開口側
78をロールフィルムキャリア1のサプライ部6側に向
けて収納されている(図1の状態)。しかし本発明の場
合、事後に返却されたカートリッジAは、逆向きに、つ
まり背ラベル側77をサプライ部6側に、開口側78を
手前側に向けて収納される。
【0021】なお、図1中79は第5スイッチであり、
この第5スイッチ79は、次に装填される予定のカート
リッジAの向きを検知するため、カートリッジ収納部2
4の扉25に対向する位置に配され、カートリッジAの
背ラベル側77でオフ、開口側78でオンするようにな
っている。そこで、第5スイッチ79がオンすることに
より、現在カートリッジ収納部24内に収納されている
カートリッジAはすべて使用済となったものであること
が、検知される。なお、このようにカートリッジ収納部
24内におけるカートリッジAの向きが逆向きとなるの
は、図示例では、排出機構23のホルダー部50の上ア
ーム64と下アーム65が(図2参照)、使用済のカー
トリッジAをその背ラベル側77から保持して、M方向
からL方向に回動すると共に、J方向の端で取出し板5
1の取出し爪71が、これをそのまま背ラベル側77を
後とし開口側78を手前側に向けて、カートリッジ収納
部24内に移動させ返却するようになっているからであ
る。
【0022】又、このカートリッジローダ21では、装
填機構22による装填経路Bと、排出機構23による排
出経路Cとが、個別に形成されている(図1,図2参
照)。つまり、このロールフィルムキャリア1にあって
は、マイクロフィルムFのカートリッジAを新たに装填
する装填経路Bと、使用済となったカートリッジAを排
出する排出経路Cとが、個別に形成されている。このよ
うに、カートリッジ収納部24からロールフィルムキャ
リア1のサプライ部6への装填経路Bと、サプライ部6
からカートリッジ収納部24への排出経路Cとは、一部
が重複するようなこともなく別の経路を辿るようになっ
ている。例えば図1上でカートリッジAは、手前側から
装填され、事後、側方から排出されるので、その経路は
重ならない。
【0023】本発明は以上のようになっている。そこで
以下のように動作する。図8,図9,図10は、各々カ
ートリッジローダ21等による装填動作,装填動作と排
出動作,排出動作の説明に供する、概略平面図であり、
それぞれ(1)図は初期段階を、(2)図は移動段階
を、(3)図は終了段階を示す。更に図11,図12,
図13,図14,図15,図16は、この実施例の制御
のフローチャートであり、図11は基本的制御を示し、
図12から図16はその各ルーチンを示す。以下これら
の図面をも参照して、実施例の動作を説明する。
【0024】まず図11により、動作の概要について述
べる。図11のステップ1でスタートスイッチがオンさ
れると、ステップ2で初期設定が行われる。この初期設
定ルーチンについては、図12に基づき後述する。初期
設定後フローはステップ3に進み、最初のカートリッジ
1 のロールフィルムキャリア1への装填が行われる。
この最初のカートリッジA1 の装填ルーチンについて
は、図13および図8に基づき後述する。このようにし
て最初のカートリッジA1 の装填が終了すると、次のス
テップ4で、そのカートリッジA1 のマイクロフィルム
Fの検索等が行われる。この検索ルーチンについては、
図14に基づき後述する。さて、最初のカートリッジA
1 のマイクロフィルムFの検索等が終了すると、フロー
はステップ5のメイン動作へと進む。
【0025】メイン動作ルーチンにおいては、まず最初
のカートリッジA1の排出と2番目のカートリッジA2
の装填がほぼ同時併行的に行われるが、その詳細につい
ては、図15および図9に基づき後述する。しかる後、
次のステップ6で2番目のカートリッジA2 のマイクロ
フィルムFの検索等が行われるが、この検索ルーチンの
内容は、前述のステップ4におけるものと同一であり、
図14に基づき後述する。次にフローはステップ7へと
進み、第5スイッチ79がオンか否か、つまり、カート
リッジローダ21のカートリッジ収納部24に現在収納
されている各カートリッジAのすべてについて、検索等
が終了したか否かが判定される。そして否の場合には、
ステップ5にリターンし再びステップ5,6,7を繰り
返すことにより、各カートリッジAについて排出,装
填,検索等が実施される。ステップ7で第5スイッチ7
9がオンと判定されると、次のステップ8へと進み、現
在ロールフィルムキャリア1に装填中の最後のカートリ
ッジAn について、排出そしてカートリッジ収納部24
への返却が行われる。カートリッジローダ21等は概略
このように動作する。
【0026】以下その詳細について述べる。まず、図1
1のステップ2つまり図12の初期設定ルーチンについ
て説明する。すなわち、最初に図12のステップ9で第
2スイッチ42がオンか否か、つまり、ロールフィルム
キャリア1のサプライ部6の前面部38が、H方向に沿
った閉状態である初期位置にあるか否かが判定される
(図1参照)。そしてステップ9で否と判定された場合
には、ステップ10で第2モータ41が正回転にて駆動
され、ステップ9で第2スイッチ42がオンで前面部3
8が閉状態の初期位置にあると判定されると、ステップ
11で第2モータ41は停止する。又、次のステップ1
2で第3スイッチ67がオンか否か、つまり、ホルダー
部50がJ方向の端の初期位置にあるか否かが判定され
る(図2参照)。そして、ステップ12で否と判定され
た場合には、ステップ13で第3モータ57が正回転に
て駆動され、ステップ12で第3スイッチ67がオンで
ホルダー部50が初期位置にあると判定されると、ステ
ップ14で第3モータ57は停止する。
【0027】更に、次のステップ15で第4スイッチ6
8がオンか否か、つまり、ホルダー部50がL方向を向
いているか否かが判定される(図2参照)。そして、ス
テップ15で否と判定された場合には、ステップ16で
第4モータ60が逆回転にて駆動され、ステップ15で
第4スイッチ68がオンでホルダー部50がL方向を向
いていると判定されると、ステップ17で第4モータ6
0は停止する。このように初期設定ルーチンでは、前面
部38およびホルダー部50の位置、方向等が初期のご
とく設定される。そしてフローは図11のステップ3に
リターンする。
【0028】次に図11のステップ3、つまり装填機構
22による図13の最初のカートリッジA1 の装填ルー
チンについて、図8をも参照しつつ説明する。まず図1
3のステップ18で、ロールフィルムキャリア1のサプ
ライ部6の前面部38が、第2モータ41が逆回転にて
駆動されることにより、閉状態の初期位置から90度前
方に回動され(図8の(1)図参照)、I方向に沿った
開状態となる。そしてステップ19で、カートリッジA
1 がセットされたセット棒33のロックが解除され、セ
ット棒33がカートリッジ収納部24側からこの前面部
38側に移動して、カートリッジA1 が前面部38に保
持される(図8の(2)図参照)。しかる後ステップ2
0で、第2モータ41が正回転にて駆動され、前面部3
8はカートリッジA1 を保持してH方向に回動し、次の
ステップ21で第2スイッチ42がオンすると、ステッ
プ22で第2モータ41が停止し、もって、カートリッ
ジA1 がロールフィルムキャリア1のサプライ部6に装
填位置決めされる(図8の(3)参照)。なおこれと共
に、セット棒33はカートリッジ収納部24側に移動し
て、再びロックされる。又、排出機構23のホルダー部
50が、ステップ23で、第4モータ60が正回転で駆
動されることによりM方向を向くと共に、ステップ24
で、第3モータ57が逆回転にて駆動されることによ
り、K方向の端まで移動し、待機状態をとる(図8の
(2)図および(3)図参照)。その際、排出機構23
の取出し板51は、N方向の端まで移動されロックされ
ている。このように、カートリッジA1 の装填ルーチン
では、最初のカートリッジA1 が装填機構22により装
填されると共に、排出機構23が所定の待機状態をと
る。そしてフローは、図11のステップ4にリターンす
る。
【0029】次に図11のステップ4、つまり、図14
の検索ルーチンについて説明する。まずロールフィルム
キャリア1(図6参照)により、図14のステップ25
では、装填された最初のカートリッジA1 のマイクロフ
ィルムFについて、巻戻し用のリール4から巻取り用の
リール5に向け送り出すローディングが行われる。しか
る後ステップ26で、巻戻し用のリール4と巻取り用の
リール5間で、マイクロフィルムFが搬送されつつ、目
的のコマの所望画像情報がマニュアルで又は自動的に検
索される。この間、ステップ27で装填機構22の移動
爪部31が、第1モータ36の正回転での駆動によりE
方向に移動され、カートリッジ収納部24内の各カート
リッジAをE方向に移動し、ステップ28で、次に装填
されることになるカートリッジA2 がセット棒33にセ
ットされ第1スイッチ37がオンすると、ステップ29
で、第1モータ36は停止する(図8の(3)図および
図9の(1)図参照)。
【0030】さて、ロールフィルムキャリア1において
搬送されるマイクロフィルムFは、目的のコマの所望画
像情報が圧着ガラス2,3間に検索されると、ステップ
30で停止されスクリーン20にて閲覧され、必要に応
じステップ31で複写がなされた後、ステップ32で、
巻取り用のリール5から巻戻し用のリール4に巻き戻さ
れる。さて、このようにマイクロフィルムFの検索が終
了しリワインドされると、ステップ33で、装填機構2
2の移動爪部31は、先のE方向への移動量分だけ、逆
のD方向に移動される(図9の(1)図参照)。このD
方向への移動は、先のE方向への移動量をCPU若しく
はカウンターによって計測しRAMに一時記憶してお
き、これに基づき第1モータ36を対応量逆駆動させる
ことにより行われる。このように検索ルーチンでは、マ
イクロフィルムFについて検索,複写等が行われると共
に、装填機構22の移動爪部31が所定のごとく移動さ
れる。そしてフローは図11のステップ5にリターンす
る。
【0031】次に図11のステップ5、つまり図15の
メイン動作ルーチンについて、図9をも参照しつつ説明
する。まず図15のステップ34で、待機状態にあった
排出機構23のホルダー部50の上アーム64と下アー
ム65が、検索が終了し使用済となってサプライ部6に
あるカートリッジA1 を、ソレノイド66のオンにより
保持する(図9の(1)図参照)。しかる後、次のステ
ップ35でサプライ部6の前面部38が、再び閉状態か
ら開状態にI方向に90度回動され、ステップ36で、
セット棒33のロックが解除されて次のカートリッジA
2 を前面部38が保持する(図9の(1)図および
(2)図参照)。これと共にステップ37で、カートリ
ッA1 を保持していたホルダー部50が第3モータ57
が正回転にて駆動されてJ方向の端まで移動し、ステッ
プ38で第3スイッチ67がオンし、ステップ39で第
3モータ57は停止する(図9の(1)図参照)。
【0032】さて、先のステップ36で次のカートリッ
ジA2 を保持し開状態にあった前面部38は、次にステ
ップ40で、第2モータ41が正回転で駆動されること
によりH方向に回動し、ステップ41で第2スイッチ4
2がオンすると、ステップ42で第2モータ41が停止
し、もって、次のカートリッジA2 がロールフィルムキ
ャリア1のサプライ部6に装填位置決めされる(図9の
(3)図参照)。なおこれと共に、セット棒33はカー
トリッジ収納部24側に移動して、再びロックされる。
更にステップ43で、ホルダー部50は第4モータ60
の逆回転での駆動によりL方向に向き、ステップ44で
第4スイッチ68がオンし、ステップ45で第4モータ
60は停止する(図9の(2)図参照)。
【0033】そして次のステップ46へと進み、まず、
ソレノイド66がオフしてカートリッジA1 の保持を解
除すると共に、排出機構23の取出し板51のロックが
解除され、取出し板51がカートリッジA1 を保持しつ
つP方向に移動し、カートリッジA1 をカートリッジ収
納部24に返却する。そしてカートリッジA1 は、カー
トリッジ収納部24内において収納されている各カート
リッジAの最後尾側に返却されると共に、未だ検索され
ず未使用のカートリッジAとは逆向きに返却される(図
9の(2)図および(3)図参照)。なお取出し板51
は事後、N方向の端まで移動されてロックされる。そし
て次のステップ47で、排出機構23のホルダー部50
は、第4モータ60が正回転で駆動されることにより9
0度回動しM方向を向くと共に、ステップ48で、第3
モータ57の正回動での駆動によりK方向の端まで移動
し、再び待機状態をとる(図9の(3)図参照)。この
ようにメイン処理ルーチンでは、まず、最初のカートリ
ッジA1 の排出・返却と次のカートリッジA2 の装填等
が、ほぼ同時併行的に行われる。そしてフローは、図1
1のステップ6にリターンして検索が行われた後ステッ
プ7に至り、事後は前述のごとく各カートリッジAにつ
いて順次このようなステップ5,6,7を繰り返した
後、ステップ7で第5スイッチがオンするとステップ8
に至る。
【0034】そこでステップ8、つまり図16のカート
リッジAn の排出ルーチンについて、図10をも参照し
つつ説明する。このカートリッジAn の排出ルーチンで
は、最後にカートリッジ収納部24から取り出されて装
填されたカートリッジAn について、ロールフィルムキ
ャリア1のサプライ部6からカートリッジ収納部24へ
の排出・返却が実施されるが、図15のメインルーチン
の場合とは異なり、この場合はサプライ部6の前面部3
8の開閉は行われない。
【0035】このカートリッジAn の排出ルーチンで
は、まず図16のステップ49で、待機状態にあった排
出機構23のホルダー部50の上アーム64と下アーム
65が、検索が終了し使用済となってサプライ部6にあ
る最後のカートリッジAn を、ソレノイド66のオンに
より保持する(図10の(1)図参照)。しかる後、次
のステップ50で、このようにカートリッジAn を保持
したホルダー50が、第3モータ57が正回転にて駆動
されることによりJ方向の端まで移動し、ステップ51
で第3スイッチ67がオンして、ステップ52で第3モ
ータ57は停止する(図10の(1)図参照)。しかる
後ステップ53で、ホルダー50は第4モータ60の逆
回転での駆動によりL方向を向き、ステップ54で第4
スイッチ68がオンして、ステップ55で第4モータ6
0は停止する(図10の(2)図参照)。そして次のス
テップ56へと進み、まず、ソレノイド66がオフして
カートリッジAn の保持を解除すると共に、排出機構2
3の取出し板51のロックが解除され、取出し板51が
カートリッジAn を保持しつつP方向に移動し、カート
リッジAn をカートリッジ収納部24に返却する。そし
てカートリッジAnは、カートリッジ収納部24内にお
いて、既に使用済となって返却されている各カートリッ
ジAの最後尾に返却されると共に、以前未使用状態で収
納されていた各カートリッジAとは逆向きに返却される
(10図の(2)図および(3)図参照)。
【0036】以上のようにして、カートリッジローダ2
1のカートリッジ収納部24に収納されていたすべての
カートリッジAについて、ロールフィルムキャリア1に
よる検索等が完了する。さてそこで、このロールフィル
ムキャリア1およびカートリッジローダ21は次のよう
に、第1に、各カートリッジAの交換時間が短縮され、
第2に、ジャム処理も容易化し、第3に、各カートリッ
ジAが使用済が否かが容易に区別できるようになる。
【0037】まず第1に、各カートリッジAの交換時間
が短縮される。すなわち、このリーダープリンター等の
ロールフィルムキャリア1、およびこのようなリーダー
プリンター等に取り付けられるカートリッジローダ21
では、マイクロフィルムFのカートリッジAの装填経路
Bと排出経路Cが、個別に重複せず形成されている。図
示例では、装填経路Bは、D,E方向から始まってF,
G方向そしてI,H方向を辿り(図1参照)、排出経路
Cは、K,J方向そしてM,L方向それからN,P方向
を辿る(図2参照)。つまりこのカートリッジローダ2
1では、ロールフィルムキャリア1側のサプライ部6の
前面部38をも組み込んだ装填機構22による、カート
リッジ収納部24からサプライ部6への装填経路Bと、
排出機構23によるサプライ部6からカートリッジ収納
部24への排出経路Cとが、個別に全く別の経路を辿る
ように形成されている。さてそこで、このロールフィル
ムキャリア1およびカートリッジローダ21では、検
索,複写等が終了して使用済となったカートリッジAの
排出と、次に検索,複写等が行われる新たなカートリッ
ジAの装填とが、ほぼ同時併行的に行われる。従って、
カートリッジAの交換時間が短縮され、カートリッジA
の排出と装填が迅速に行われるようになる。
【0038】第2に、ジャム処理も容易化する。すなわ
ち、このロールフィルムキャリア1では、これに加え更
に、マイクロフィルムFのジャムが発生した場合、その
サプライ部6の回動可能な前面部38を開放することに
よって、容易にジャム処理が行われる。
【0039】第3に、各カートリッジAが使用済か否か
が、容易に区別できるようになる。すなわち、このカー
トリッジローダ21では、マイクロフィルムFのカート
リッジAが、装填機構22によりカートリッジ収納部2
4からロールフィルムキャリア1のサプライ部6へ装填
され、事後、排出機構23によりサプライ部6からカー
トリッジ収納部24へ返却される。そして、このカート
リッジ収納部24に収納された各カートリッジAについ
ては、まだ検索,複写等の処理が行われておらず、これ
からサプライ部6に装填されることになるカートリッジ
Aの向きと、検索,複写等の処理が既に終了して返却さ
れたカートリッジAの向きとが、相違している。図示例
では、各カートリッジAの向きは、相互間で逆向きとな
っている。そこで、このようなカートリッジAの向きだ
けで、各カートリッジAについて検索,複写等が既にな
されたものか否か、つまり使用済か否かが容易に区別・
判別できるようになる。そしてこれは、図示例では第5
スイッチ79等を付設するだけで、又、排出機構23に
てカートリッジAをカートリッジ収納部24に返却する
際、これを当初の向きと異なった向きとするだけで、簡
単に達成される。又これにより、マイクロフィルムFの
迅速な検索,複写等が、支障なく実現される。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るカートリッジローダは、以
上説明したように、カートリッジ収納部に当初セットさ
れたカートリッジの向きと、検索,複写等が終了して返
却されたカートリッジの向きとを、相違せしめたことに
より、次の効果を発揮する。すなわち、カートリッジ収
納部に収納されたカートリッジについて、検索,複写等
が既になされたものか否かの区別・判別が、容易に実現
する。しかもこれは、その区別・判別に手間取るような
ことはなく、専用の時間を要することもなく、又、カー
トリッジを加工したり専用の検出機構を付設したりする
ことを要せず、工数が削減されると共に構成も簡単で複
雑化せず、信頼性およびコスト面にも優れて実現され
る。更にこれにより、マイクロフィルムの迅速な検索,
複写等が実現されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、カートリッジ、カート
リッジローダの装填機構、ロールフィルムキャリアのサ
プライ部等の概略斜視図である。
【図2】同カートリッジローダの排出機構の概略斜視図
である。
【図3】同カートリッジローダのカートリッジ収納部の
概略斜視図である。
【図4】同ロールフィルムキャリアのサプライ部の前面
部を背後から見た斜視図である。
【図5】同カートリッジローダの排出機構の要部の拡大
図である。
【図6】ロールフィルムキャリア等の正面説明図であ
る。
【図7】カートリッジからリールを取り出した状態の斜
視図であり、(1)図はANSI規格タイプのものを、
(2)図は3Mタイプのものを示す。
【図8】カートリッジローダ等による装填動作等の説明
に供する、概略平面図である。そして(1)図は初期段
階を、(2)図は移動段階を、(3)図は終了段階をそ
れぞれ示す。
【図9】カートリッジローダ等による装填動作と排出動
作の説明に供する、概略平面図である。そして(1)図
は初期段階を、(2)図は移動段階を、(3)図は終了
段階をそれぞれ示す。
【図10】カートリッジローダ等による排出動作の説明
に供する、概略平面図である。そして(1)図は初期段
階を、(2)図は移動段階を、(3)図は終了段階をそ
れぞれ示す。
【図11】この実施例の基本的制御のフローチャートで
ある。
【図12】同初期設定ルーチンのフローチャートであ
る。
【図13】同カートリッジ装填ルーチンのフローチャー
トである。
【図14】同検索ルーチンのフローチャートである。
【図15】同メイン動作ルーチンのフローチャートであ
る。
【図16】同カートリッジ排出ルーチンのフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 ロールフィルムキャリア 6 サプライ部 21 カートリッジローダ 22 装填機構 23 排出機構 24 カートリッジ収納部 A カートリッジ A1 カートリッジ A2 カートリッジ An カートリッジ F マイクロフィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムの画像を投影する画像
    投影装置に取り付けられるカートリッジローダであっ
    て、複数個の該マイクロフィルムのカートリッジを並べ
    て収納するカートリッジ収納部と、該カートリッジを順
    次該カートリッジ収納部から上記画像投影装置のロール
    フィルムキャリアのサプライ部へ導く装填機構と、該カ
    ートリッジを順次該サプライ部から該カートリッジ収納
    部へ返却する排出機構と、を有してなり、該装填機構に
    て取り出される以前に、該カートリッジ収納部に当初セ
    ットされた該カートリッジの向きと、該排出機構にて事
    後、該カートリッジ収納部に返却された該カートリッジ
    の向きとが、相違していること、を特徴とするカートリ
    ッジローダ。
JP27341791A 1991-09-25 1991-09-25 カ−トリツジロ−ダ Pending JPH0588267A (ja)

Priority Applications (2)

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JP27341791A JPH0588267A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 カ−トリツジロ−ダ
US08/281,859 US5556185A (en) 1991-09-25 1994-07-28 Image projecting apparatus provided with cartridge loading device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27341791A JPH0588267A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 カ−トリツジロ−ダ

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