JPH0635068A - カ−トリッジロ−ダー - Google Patents

カ−トリッジロ−ダー

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JPH0635068A
JPH0635068A JP21095092A JP21095092A JPH0635068A JP H0635068 A JPH0635068 A JP H0635068A JP 21095092 A JP21095092 A JP 21095092A JP 21095092 A JP21095092 A JP 21095092A JP H0635068 A JPH0635068 A JP H0635068A
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JP
Japan
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cartridge
loader
microfilm
film carrier
roll film
Prior art date
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Application number
JP21095092A
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English (en)
Inventor
Keiichirou Bungo
圭一朗 豊後
Norimasa Kubota
憲応 窪田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0635068A publication Critical patent/JPH0635068A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロフィルムのカートリッジが、前後,
左右,上下等の向きを間違えることなく、所定の正しい
向きでセットされるようになり、カートリッジやロール
フィルムキャリア等の損傷,破損および検索ミス等が防
止され、手間も取らずスピードアップが図れる、カート
リッジローダーを提案する。 【構成】 このカートリッジローダー21は、カートリ
ッジ収納部24に常時位置と待避位置とに変位可能な突
出部材80を設け、この突出部材80は常時位置におい
て、カートリッジがカートリッジ収納部24に対し正し
い向き以外でセットされようとした場合は、その収納の
障害となる形状よりなり、ガイド板81に複数配されて
いる。又、他方のカートリッジローダー21は、カート
リッジの向きを検出手段にて検出し、正しい向きでない
場合、制御手段にて装填機構の装填動作を停止させると
共に、警告手段を動作させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカートリッジローダーに
関する。すなわち、マイクロフィルムの画像を、スクリ
ーンに投影して閲覧するマイクロリーダー、更に複写す
るリーダープリンター、又、固体撮像素子たるCCDに
読み取らせるマイクロスキャナー、その他の画像投影装
置に取り付けられる、カートリッジローダーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムは、一般に大量に保管
され使用されており、その使用に際しては、迅速な検
索,複写等が要請されている。ところで従来、リーダー
プリンター等によるマイクロフィルムの検索,複写等
は、そのロールフィルムキャリアに対しマイクロフィル
ムのカートリッジを、順次、手作業で装填すると共に使
用済となったものを排出することにより行われていた。
つまり、各々の検索,複写等が終了する毎に人が手作業
で、カートリッジの排出と新たな装填、すなわちカート
リッジの交換を行っていた。そこで、カートリッジの交
換に手間取り、迅速な検索,複写等が困難であるという
問題が指摘されていた。
【0003】さて、このような問題に対処すべく最近、
カートリッジローダーつまりマイクロフィルムのカート
リッジの自動装填装置が開発されている。このカートリ
ッジローダーは、リーダープリンター等に補助装置とし
て取り付けられ、そのロールフィルムキャリアに対し自
動的に順次、使用されるマイクロフィルムのカートリッ
ジを取り出して装填すると共に、検索,複写等の終了後
に使用済となったカートリッジを取り出して返却するよ
うになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち、カートリッジは、カートリッジローダーのカートリ
ッジ収納部に収納される際、所定の正しい向きにセット
されることを要するが、向きを間違えてセットされてし
まうことが多々あった。つまり、カートリッジが前後,
左右,上下等の向きを間違え、正しい向き以外の誤った
向きにセットされることが多々あり、このような場合に
は事後、カートリッジやロールフィルムキャリア等の損
傷,破損、更には検索ミスが発生しやすく、対応する処
理を要し手間取る等、タイムロスが大きかった。このよ
うに従来のカートリッジローダーでは、マイクロフィル
ムの迅速な検索,複写等に支障を生じてしまうとの指摘
があった。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、まず
請求項1では、カートリッジ収納部に変位可能に突出部
材を設け、正しい向き以外でセットされるカートリッジ
の障害となるようにしたことにより、又請求項2では、
カートリッジの向きを検出手段にて検出し、正しい向き
でない場合、制御手段にて装填動作を停止させ警告を実
施するようにしたことにより、カートリッジが所定の正
しい向きにセットされ誤セットが防止される、カートリ
ッジローダーを提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1については、次
のとおり。すなわちこのカートリッジローダーは、マイ
クロフィルムの画像を投影する画像投影装置に取り付け
られ、該マイクロフィルムが巻き回されたカートリッジ
を上記画像投影装置のロールフィルムキャリアに対し、
順次装填すると共に排出返却して交換するものである。
そして、該カートリッジを複数個並べて収納できるカー
トリッジ収納部と、該カートリッジ収納部に付設されカ
ートリッジ収納部内に突出した常時位置とカートリッジ
収納部内から退出した待避位置とに変位可能な複数の突
出部材と、を有してなる。そして該突出部材は、上記常
時位置において該カートリッジが該カートリッジ収納部
に対し所定の正しい向きにセットされた場合はその収納
の障害とならず、正しい向き以外でセットされようとし
た場合はその収納の障害となる形状よりなる。
【0007】請求項2については、次のとおり。すなわ
ちこのカートリッジローダーは、マイクロフィルムの画
像を投影する画像投影装置に取り付られ、該マイクロフ
ィルムが巻き回されたカートリッジを上記画像投影装置
のロールフィルムキャリアに対し、順次装填すると共に
排出返却して交換するものである。そして、該カートリ
ッジを複数個並べて収納するカートリッジ収納部と、該
カートリッジを順次該カートリッジ収納部から取り出し
上記ロールフィルムキャリアへ導く装填機構と、該カー
トリッジ収納部若しくは装填機構による装填経路に対応
して設けられ該カートリッジの向きを検出する検出手段
と、該検出手段の検出に基づき該カートリッジが所定の
正しい向きでない場合、該装填機構の動作を停止させる
と共に警告手段を動作させる制御手段と、を有してな
る。
【0008】
【作用】まず請求項1については、次のとおり。このカ
ートリッジローダーでは、まず突出部材が常時位置の状
態で、カートリッジがカートリッジ収納部に収納され
る。その際、カートリッジが正しい向きにセットされた
場合、突出部材は収納の障害とならないが、正しい向き
以外でセットされようとした場合、突出部材は収納の障
害となる。次に、カートリッジを正しい向きに収納した
カートリッジ収納部は、カートリッジローダーに組み込
まれるが、これと共に突出部材は待避位置に変位する。
それからカートリッジは、順次カートリッジ収納部から
ロールフィルムキャリアに装填され、事後排出返却され
る。
【0009】そこで第1に、正しい向き以外の場合は突
出部材が障害となり、カートリッジはカートリッジ収納
部に完全に収納されず、飛び出た状態となる。従って、
誤セットが容易に認識,防止でき、カートリッジは正し
い向きにセットされる。第2に、しかも誤セットは早目
に認識される。第3に、持ち運びに際し、カートリッジ
は常時位置の突出部材にて位置決め保持され、転倒や落
下が防止される。第4に、カートリッジは常時位置の突
出部材にて位置決め保持されるので、突出部材が事後待
避位置に変位した後も、最初のカートリッジはカートリ
ッジ収納部からロールフィルムキャリアにスムーズに装
填される。第5に、すべての検索等が終了しカートリッ
ジがカートリッジ収納部に返却された後、突出部材を常
時位置に変位させることにより、カートリッジを、カー
トリッジ収納部に完全に収納されず飛び出た状態とし、
取り出し易くすることが可能となる。第6に、カートリ
ッジの向きの検出手段を設けることを要しないと共に、
上述の各種作用が可能であり、その分構成が簡単化され
る。
【0010】次に請求項2については、次のとおり。こ
のカートリッジローダーでは、カートリッジが順次、装
填機構によりカートリッジ収納部からロールフィルムキ
ャリアに装填され、事後排出返却される。そして、カー
トリッジの向きの検出手段が設けられており、正しい向
きでない場合は、制御手段により装填機構の動作を停止
させると共に警告手段を動作させる。そこで第1に、誤
セットが容易に認識,防止でき、カートリッジが正しい
向きでセットされる。第2に、検出手段は、その他各種
の制御用にも容易に利用できる。
【0011】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて詳細に説明する。図10はロールフィルムキャリア
等の正面説明図であり、まず同図により、マイクロフィ
ルムの画像を投影する画像投影装置の1例であるリーダ
ープリンターの概要、およびロールフィルムキャリアに
ついて説明する。このリーダープリンターには、着脱式
又は一体組み込み式にロールフィルムキャリア1が設け
られており、中央の圧着ガラス2,3の左右に、マイク
ロフィルムFの巻戻し用のリール4と巻取り用のリール
5とが配されている。巻戻し用のリール4はカートリッ
ジA内に回動自在に保持され、カートリッジAはハウジ
ング状のサプライ部6内に装填されており、巻戻し用の
リール4に巻き回されたマイクロフィルムFは、長尺の
ロールフィルムよりなり、その各コマに画像が情報とし
て写し込まれている。そしてこのロールフィルムキャリ
ア1において、巻戻し用のリール4と巻取り用のリール
5間には、巻戻し用のリール4側から順に、マイクロフ
ィルムFの最初の送り出し時、つまりローディング時の
み回転駆動される駆動ローラ7とその補助ローラ8、1
対の送り出し側のフィルムガイド9、エンコーダローラ
10とその補助ローラ11、上下1対の圧着ガラス2,
3、ガイドローラ12、1対の巻き取り側のフィルムガ
イド13等が配され、これらにより、マイクロフィルム
Fの搬送路が形成されている。
【0012】そしてこのロールフィルムキャリア1にお
いて、巻戻し用のリール4および巻取り用のリール5
は、それぞれのリール駆動手段の駆動軸14,15を介
しモータ(図示せず)に連結されており、マイクロフィ
ルムFは、巻戻し用のリール4および巻取り用のリール
5が適宜正逆に回転駆動されることにより、圧着ガラス
2,3を介し両リール4,5間で、巻き取り巻き戻され
つつ搬送される。16は光源であるランプであり、この
ランプ16からの光は、反射ミラー17で反射され、コ
ンデンサーレンズ群18で集光され、圧着ガラス2,3
間に挟まれて位置するマイクロフィルムFを、下から照
射して通過する。このような光束により、マイクロフィ
ルムFの画像が投影レンズ19を介し、リーダーモード
ではスクリーン20に拡大投影されて閲覧に供され、プ
リントモードでは感光体(図示せず)に投影露光されて
複写される。そして、これらがすべて終了するとマイク
ロフィルムFはリワインドされ、巻戻し用のリール4に
すべて巻き戻される。なお、このようなロールフィルム
キャリア1に付設されたリール駆動手段は、巻戻し用の
リール4および巻取り用のリール5毎に設けられ、それ
ぞれ駆動軸14,15に連結されたモータ(図示せず)
を備えている。そして駆動軸14,15に、それぞれ巻
戻し用のリール4および巻取り用のリール5が取り付け
られ、その駆動により、マイクロフィルムFを巻き取り
巻き戻すようになっている。
【0013】さて次に、図7,図8,図9は、カートリ
ッジローダー21の概略斜視図である。そして図7は、
カートリッジA,カートリッジローダー21の装填機構
22,ロールフィルムキャリア1のサプライ部6等を示
し、図8は、カートリッジローダー21の排出機構23
を示し、図9は、カートリッジローダー21の従来より
用いられている一般的なカートリッジ収納部24を示
す。このカートリッジローダー21は、画像投影装置の
1例であるリーダープリンターに取り付けられ、カート
リッジ収納部24と装填機構22と排出機構23と、を
有してなる。まず、図9に示したカートリッジ収納部2
4は、複数個のマイクロフィルムFのカートリッジAを
並べて収納し、又、図7に示した装填機構22は、装填
経路Bを形成し、使用されるマイクロフィルムFのカー
トリッジAを順次カートリッジ収納部24から取り出
し、ロールフィルムキャリア1のサプライ部6へ導き、
更に、図8に示した排出機構23は、排出経路Cを形成
し、使用済となったカートリッジAを順次サプライ部6
から取り出しカートリッジ収納部24へ返却する。
【0014】このようなカートリッジローダー21にお
いて、まず、図9のカートリッジ収納部24はスタッカ
ーとも称される容器よりなり、長箱状をなしカートリッ
ジAを10個から20個程度横に並んで収納し、カート
リッジローダー21に前方側から矢示のごとく組み込ま
れる。カートリッジ収納部24の前面の左右両端部には
それぞれ扉25,26が設けられ、この扉25,26
は、それぞれ軸27,28を中心に開閉可能であると共
に、ねじりコイルバネ(図示せず)にて図示のごとくカ
ートリッジ収納部24の前面に沿った閉状態に付勢され
ている。まず、扉25はカートリッジAの装填側に位置
し、カートリッジ収納部24内から取り出されるカート
リッジAにて押動され、装填の都度、図示の閉状態から
開状態に回動する。他方、扉26はカートリッジAの返
却側に位置し、カートリッジ収納部24のカートリッジ
ローダー21への組み込みに際し、その突出部29がス
トッパ(図示せず)にて押動され、図示の閉状態から開
状態に回動する。そしてこの扉26は、事後、カートリ
ッジ収納部24がカートリッジローダー21に組み込ま
れている間、この開状態を保持し、カートリッジ収納部
24に返却されるカートリッジAの返却口が形成される
ようになっている。図中30は、カートリッジ収納部2
4の下面の長手方向に形成された切欠き溝であり、この
切欠き溝30は、次に述べる移動爪部31の通路用とし
て機能する。又図中32は、カートリッジ収納部24に
おける装填側の側面に形成された長開口であり、この長
開口32は、次に述べるセット棒33の通路用として機
能する。カートリッジローダー21のカートリッジ収納
部24は、このようになっている。
【0015】次に、このカートリッジローダー21にお
いて、図7の装填機構22は移動爪部31とセット棒3
3を備え、カートリッジAを、順次カートリッジ収納部
24内からその扉25(図9参照)を押動して取り出
し、ロールフィルムキャリア1のサプライ部6へと導
く。すなわち装填機構22は、カートリッジ収納部24
に収納されたカートリッジA群を共に移動させて、装填
される1個のカートリッジAをセット棒33にセットさ
せる移動部材例えば移動爪部31と、カートリッジA群
を介し移動爪部31と反対側に位置し、セットされた1
個のカートリッジAを事後ロールフィルムキャリア1へ
導くセット部材例えばセット棒33と、を備えてなる。
【0016】まず移動爪部31は、略L字状をなしベル
ト34に取り付けられ、ベルト34は、プーリー35を
介し第1モータ36にて、カートリッジ収納部24の長
手方向に沿い走行可能となっている。そこで移動爪部3
1は、第1モータ36を正逆に回転駆動することによ
り、カートリッジ収納部24の切欠き溝30(図9参
照)から内部に突出して、図示D,E方向つまりカート
リッジ収納部24の左右長手方向に水平にスライドして
移動し、E方向への移動により、収納されたカートリッ
ジA群を引っ掛けてE方向に移動させ、もって次に装填
されることになるカートリッジAを、セット棒33にセ
ットさせる。なお、カートリッジAがセット棒33にセ
ットされたことは、例えば後述する第1スイッチ37
(図5参照)にて検知される。又、セット棒33は、長
目の略L字状をなし、カートリッジ収納部24の長開口
32(図9参照)から内部に突出し、次に装填されるこ
とになるカートリッジAがセットされる。そしてセット
棒33は後述により、図示F,G方向つまりカートリッ
ジ収納部24の前後短手方向に、水平にスライドして移
動可能となっている。
【0017】さて図7に示したごとく、このロールフィ
ルムキャリア1にあっては、カートリッジAのサプライ
部6は、カートリッジAの装填経路Bに対応するその前
面部38が、全面的に前方に回動して開閉可能とされ、
前面部38の開閉により、カートリッジAをサプライ部
6に装填位置決めするようになっている。すなわち、前
面部38は、前述の装填機構22に組み込まれ、軸39
を中心に回動可能であると共に、ベルト40を介し連結
され正逆に回転駆動可能な第2モータ41により回動さ
れる。そして前面部38は、図示H,I方向に水平に9
0度回動され、まずI方向に沿った開状態において、カ
ートリッジAを保持可能であり、次に90度回動し、H
方向に沿った閉状態において、カートリッジAをサプラ
イ部6にローディング可能に装填位置決めする。42は
第2スイッチであり、この第2スイッチ42は、上述に
より前面部38が閉状態にあることを検知する。
【0018】又、図7に示すごとく、このようなサプラ
イ部6の前面部38と、前述のセット棒33の基部間
は、プーリー43を介し線材44にて連結され、両者は
所定のごとく連動するようになっている。まずセット棒
33は基部にロック爪45を備え、前面部38が閉状態
の場合、図示のごとくセット棒33は、介裝された引張
りバネ47にてG方向に付勢されると共に、ロック爪4
5がガイド板46の先端に係止されてロックされる。
又、第2モータ41を逆回転にて駆動させ前面部38を
I方向に回動させて開状態とすると、前面部38の前方
への折曲縁48がセット棒33を押動する位置関係とな
っている。そしてこのような押動により、前述のロック
爪45とガイド板46との係止が解放され、セット棒3
3のロックが解除されるようになっている。ロックが解
除されたセット棒33は、引張りバネ47にてG方向に
ガイド板46の一面に沿って案内されつつ、セットされ
たカートリッジAを引っ掛けて共に移動せしめ、開状態
でガイド板46の他面に当接している前面部38に、カ
ートリッジAを保持せしめるようになっている。それか
ら、第2モータ41を正回転にて駆動させると、前面部
38は、カートリッジAを保持してH方向に回動し閉状
態となり、カートリッジAがローディング可能にサプラ
イ部6に装填位置決めされる。カートリッジローダー2
1の装填機構22は、このようになっている。
【0019】次に、このカートリッジローダー21にお
いて、図8の排出機構23はホルダー部50と取出し板
51を備え、使用済となったカートリッジAを順次、前
述のサプライ部6からカートリッジ収納部24へ、開状
態の扉26(図9参照)にて形成された返却口を介し返
却させる。まずホルダー部50は、縦の軸52と、この
軸52の上下にそれぞれ取り付け固定された天板53お
よびブロック54とを有してなる。天板53は、図示
J,K方向(前述の図1のD,E方向と平行な左右方
向)に配された縦のフレーム55のガイド溝55´に
て、同方向に水平に案内される。又、ブロック54はベ
ルト56に取り付けられ、ベルト56はプーリー(図示
せず)を介しJ,K方向に沿い、正逆に回転駆動可能な
第3モータ57にて走行される。そして、このようなホ
ルダー部50の軸52の中央部には、アーム保持板58
が、図示L,M方向(前述の図1のH,I方向と対向す
る方向)に水平に90度回動可能に取り付けられ、又、
アーム保持板58の上端に横に形成されたギア部59
が、第4モータ60に取り付けられたピニオン61と噛
み合っている。もってアーム保持板58は、第4モータ
60が正逆に回転駆動されることにより、軸52を中心
にL,M方向に90度回動されるようになっている。
又、アーム保持板58には、水平の軸62,63により
上下方向に回動可能に上アーム64と下アーム65が取
り付けられている。この上アーム64と下アーム65
は、アーム保持板58に付設されたソレノイド(図示せ
ず)のオンオフにより開閉され、カートリッジAの保持
と保持解除を行う。図示の状態は、上アーム64と下ア
ーム65が閉で、カートリッジAを保持した状態を示し
ている。
【0020】図8の排出機構23のホルダー部50は、
このような軸52,天板53,ブロック54,アーム保
持板58,第4モータ60,上アーム64,下アーム6
5等よりなる。そして、このようなホルダー部50は、
ロールフィルムキャリア1のサプライ部6に対応するK
方向側の端と、カートリッジ収納部24の扉26が開放
された返却口に対応するJ方向の端との間を、スライド
して移動可能となっている。これと共に、ホルダー部5
0のアーム保持板58,上アーム64,下アーム65等
は、L,M方向に90度回動可能で、L方向つまり手前
側を向いた場合はカートリッジ収納部24に対応し、M
方向を向いた場合はロールフィルムキャリア1のサプラ
イ部6に対応する。そして更に上アーム64と下アーム
65は、前述により上下に開閉可能となっている。67
は第3スイッチであり、この第3スイッチ67は、上述
によりホルダー部50がJ方向の端の位置まで移動した
ことを検知する。又、68は第4スイッチであり、この
第4スイッチ68は、このJ方向の端でホルダー部50
の上アーム64,下アーム65等がL方向を向いている
ことを、アーム保持板58の突起69にてスイッチオン
されて、検知する。
【0021】次に、排出機構23の取出し板51は、図
8に示したように縦に配された折曲板よりなり、横のフ
レーム70上をそのガイド溝に沿い、図示N,P方向
(図7のF,G方向と平行な前後方向)に水平にスライ
ドして移動可能となっている。そしてこの取出し板51
は、直角に折曲された取出し爪71を先端に備えてお
り、N方向の端に位置した場合この取出し爪71が、前
述によりJ方向の端でL方向を向いたホルダー部50の
上アーム64,下アーム65等と対応位置し、他方、P
方向の端に位置した場合この取出し爪71は、前述した
カートリッジ収納部24の扉26が開放された返却口に
対応位置するようになっている。そして、このような取
出し板51は、プーリー72を介し線材73により上述
したホルダー部50のアーム保持板58と連結され、次
のごとく連動するようになっている。まず、ホルダー部
50がK方向の端に移動し待機状態にある場合には、後
述によりホルダー部50の上アーム64,下アーム65
がカートリッジAを保持した場合をも含め、取出し板5
1は、N方向の端に位置しており、介裝された引張りバ
ネ75にてP方向に付勢されているが、形成されたロッ
ク爪74がガイド板76の折曲片に係止されることによ
り、N方向の端にロックされている(図8の状態)。
【0022】次に、カートリッジAを保持して待機状態
にあったホルダー部50の上アーム64,下アーム65
が、使用済となったカートリッジAを保持しつつJ方向
に移動してL方向に回動し、かつ、ホルダー部50のソ
レノイドがオフしてカートリッジAの保持を解除する
と、取出し板51は次のようになる。すなわちこの場
合、ホルダー部50のアーム保持板58の突起69が、
取出し板51を押動する位置関係となっているので、こ
のような押動によりロック爪74とガイド板76の折曲
片との係止が解除され、もって、ロックが解除された取
出し板51は、その取出し爪71にてカートリッジAを
保持しつつ、引張りバネ75にてP方向にガイド板76
に沿って移動する。そしてカートリッジAは、カートリ
ッジ収納部24に、扉26が開放された返却口から返却
される。カートリッジローダー21の排出機構23は、
このようになっている。
【0023】さて、このようにして、マイクロフィルム
FのカートリッジAが、カートリッジローダー21を用
いロールフィルムキャリア1に装填されると共に排出返
却され、順次交換される。ところで、このカートリッジ
ローダー21では、その装填機構22にて取り出される
以前にカートリッジ収納部24に当初セットされたカー
トリッジAの向きと、排出機構23にて事後、カートリ
ッジ収納部24に返却されたカートリッジAの向きと
が、相違している。図11はカートリッジAからリール
4を取り出した状態の斜視図であり、(1)図はANS
I規格タイプのものを、(2)図は3M−Mタイプのも
のを示し、勿論このカートリッジローダー21は、この
両タイプのものに適用可能である。そして各カートリッ
ジAは、当初、カートリッジ収納部24にセットされた
場合においては、背ラベル側77を手前側に、開口側7
8をロールフィルムキャリア1のサプライ部6側に向け
て収納されているが(図7の状態)、事後に使用済とな
って返却されたカートリッジAは、逆向きに、つまり背
ラベル側77をサプライ部6側に、開口側78を手前側
に向けて収納される。
【0024】このようにカートリッジ収納部24内にお
けるカートリッジAの向きが逆向きとなるのは、図示例
では、排出機構23のホルダー部50の上アーム64と
下アーム65が(図8参照)、カートリッジAをその背
ラベル側77から保持し、もって使用済となったカート
リッジAをM方向からL方向に回動すると共に、J方向
の端で取出し板51の取出し爪71が、これをそのまま
背ラベル側77を後とし開口側78を手前側に向けてカ
ートリッジ収納部24内に移動させ、返却するようにな
っているからである。なお、図7中において79は第5
スイッチであり、この第5スイッチ79は、装填機構2
2の移動部材つまり移動爪部31の初期位置を検出する
ものであり、カートリッジ収納部24の切欠き溝30
(図9参照)の延長線上つまりD方向の端に配され、移
動爪部31がカートリッジ収納部24外の初期位置にあ
ることを検出する。
【0025】又、このカートリッジローダー21では、
装填機構22による装填経路Bと、排出機構23による
排出経路Cとが、個別に形成されている(図7,図8参
照)。つまり、このロールフィルムキャリア1にあって
は、マイクロフィルムFのカートリッジAを新たに装填
する装填経路Bと、使用済となったカートリッジAを排
出する排出経路Cとが、個別に形成されている。このよ
うに、カートリッジ収納部24からロールフィルムキャ
リア1のサプライ部6への装填経路Bと、サプライ部6
からカートリッジ収納部24への排出経路Cとは、一部
が重複するようなこともなく別の経路を辿るようになっ
ている。例えば図7上では、カートリッジAは、手前側
から装填され、事後、側方から排出されるので、その経
路は重ならない。
【0026】又、このカートリッジローダー21では、
マイクロコンピュータ等の制御手段により、次の制御が
行われるようになっている。すなわち、装填機構22に
てロールフィルムキャリア1のサプライ部6に装填され
たカートリッジAについて、そのマイクロフィルムFの
検索そしてリワインドが終了し取り出し可能となる前
に、予め排出機構23のホルダー部50にて、その保持
が行われる。つまり、例えばカートリッジAがロールフ
ィルムキャリア1のサプライ部6に装填された直後、最
初にそのマイクロフィルムFを送り出すローディング
中、ローディングが終了した時点、更には、最終的にそ
のマイクロフィルムFを巻き戻すリワインド開始時、リ
ワインド中等々の適宜タイミング、つまり、装填からリ
ワインド終了に至る前までの間の適宜タイミングにおい
て、排出機構23の第4モータ60に正回転信号、第3
モータ57に逆回転信号、ホルダー部50のソレノイド
にオン信号等が、順次出力される。もって排出機構23
のホルダー部50が、M方向に向けられK方向の端に移
動し、装填中のカートリッジAを、その上アーム64,
下アーム65を閉じて保持するようになっている。
【0027】このカートリッジローダー21にあって
は、更に次の制御が行われるようになっている。すなわ
ち、移動部材である移動爪部31の初期位置から、最初
のカートリッジAがセット部材であるセット棒33にセ
ットされるまでの移動量を計測して、カートリッジ収納
部24に収納されたカートリッジA群の個数を認識す
る。そして、これに基づき事後、最後のカートリッジA
n のマイクロフィルムFの検索が終了して排出機構23
にてカートリッジ収納部24に返却されると、装填機構
22および排出機構23の動作を停止させるように、制
御を行う。これについて詳述すると、まず図9に示した
ように、カートリッジ収納部24にはカートリッジAが
収納されるが、このように収納されるカートリッジAの
数は、最小1個から最大容量N個までの各種個数が考え
られる。ところで移動爪部31について、第5スイッチ
79をオンする初期位置から、カートリッジA群を介し
最初の1個目のカートリッジAをセット棒33にセット
し、第1スイッチ37をオンするまでの移動量、正確に
は、後述のその反射型フォトスイッチ371 がオンで反
射型フォトスイッチ372 がオフするまでの移動量を計
測することにより、容易にカートリッジ収納部24に収
納されたカートリッジAの個数が認識される。例えばカ
ートリッジ収納部24に収納されたカートリッジAの個
数を最大容量のN個とした場合、係るセット棒33の最
初の移動量を例えばRmmとし、又、カートリッジA1個
の幅を例えば25.4mmとすると、次のようになる。す
なわち、係るセット棒33の最初の移動量が例えばRmm
プラス25.4mmの場合、そのカートリッジ収納部24
に収納されたカートリッジAの個数は、Nマイナス1と
認識される。又、係るセット棒33の最初の移動量が例
えばRmmプラス25.4mm×2の場合、そのカートリッ
ジ収納部24に収納されたカートリッジAの個数は、N
マイナス2と認識される。
【0028】このようにして、カートリッジ収納部24
に収納されたカートリッジAの個数が認識され、カート
リッジAの必要な交換回数も、係る個数からマイナス1
したものとして把握される。そこで事後、次の制御が可
能となる。すなわち、最後のカートリッジAn のマイク
ロフィルムFの検索がロールフィルムキャリア1で終了
し、そのカートリッジAn が排出機構23にてカートリ
ッジ収納部24に返却されると、マイクロコンピュータ
MCは、第1モータ36,第2モータ41,第3モータ
57,第4モータ60,ソレノイド66等に対する駆動
信号の送出を停止し、もって、装填機構22,排出機構
23等のカートリッジローダー21の動作を停止させ
る。カートリッジローダー21は、このように制御され
る。
【0029】カートリッジローダー21は、一般にこの
ようになっている。以下、本発明について説明する。図
1は本発明に係るカートリッジローダー21の実施例を
示し、その要部であるカートリッジ収納部24の斜視図
である。さてこのカートリッジローダー21は、前述の
図9に示したものとは異なり、カートリッジ収納部24
に付設された複数の突出部材80を有してなり、この突
出部材80は、カートリッジ収納部24内に突出した常
時位置と、カートリッジ収納部24内から退出した待避
位置とに変位可能となっている。そして、突出部材80
はその常時位置において、カートリッジAがカートリッ
ジ収納部24に対し所定の正しい向きにセットされた場
合は、その収納の障害とならず、カートリッジAが正し
い向き以外でセットされようとした場合は、その収納の
障害となる形状よりなる。
【0030】この突出部材80について詳述すると、突
出部材80は例えば爪状の凸部形状、図示例では三角片
状をなし、カートリッジ収納部24に収納可能なカート
リッジAの個数に見合った数だけ設けられており、断面
略L字状に折曲形成されカートリッジ収納部24の側面
に見合った長さを備えたガイド板81に対し、それぞれ
直交する2辺が固定され、相互間は、カートリッジAの
幅よりも若干広い等間隔で配されている。カートリッジ
収納部24の本体側には、開放された一方側面側の底面
の側端部に、このようなガイド板81の各突出部材80
に対応した大きさ,間隔で溝82が、短手方向に沿い形
成されている。そして、ガイド板81は各突出部材80
を、それぞれ対応するカートリッジ収納部24側の溝8
2に一部挿入すると共に、縦に形成された両ガイド穴8
3を、カートリッジ収納部24側に立設された保持片8
4にそれぞれ対向させ、ガイド穴83を介しピン85を
保持片84に止着することにより、ガイド板81が、カ
ートリッジ収納部24の開放された一方側面に対し、上
下動可能に組み付けられている。これと共に、ガイド板
81の長手方向の端に形成された突片86と、カートリ
ッジ収納部24に止着されたピン87間には、スプリン
グ88が介裝されており、前述により上下動可能なガイ
ド板81を、常時は上方に付勢している。
【0031】さて、ガイド板81に形成された各突出部
材80は、ガイド板81と共にスプリング88により上
方に付勢された結果、カートリッジ収納部24の各溝8
2から、上方のカートリッジ収納部24内に突出した常
時位置に通常は位置決めされている。この場合ガイド板
81は、一方側面が開放されたカートリッジ収納部24
の側壁としても機能している。これに対し、スプリング
88の上方への付勢力に抗し、ガイド板81を下方に押
し下げることにより、各突出部材80は、カートリッジ
収納部24の各溝82を介し、カートリッジ収納部24
内から退出した待避位置に変位可能となっている。この
ような押し下げ手段として、カートリッジローダー21
の本体側に、ソレノイドとレバー(図示せず)が設けら
れている。そして、この押し下げ手段のレバーは、カー
トリッジ収納部24がカートリッジローダー21の本体
側に組み込まれた場合に、ガイド板81と係合する位置
に設けられており、又、押し下げ手段のソレノイドは、
カートリッジ収納部24がカートリッジローダー21の
本体側に組み込まれるとオン、取り外されるとオフす
る。そして係るソレノイドがオンすると、レバーを介し
ガイド板81が、前述のスプリング88の付勢力に抗し
下方に押し下げられ、各突出部材80が、カートリッジ
収納部24内から退出した待避位置に位置決めされる。
【0032】更に、前述により三角片状をなす突出部材
80は、その常時位置でカートリッジAの下部に挿入可
能な形状よりなる。図示例では、図11の(1)図に示
したANSI規格タイプのカートリッジAに対し、その
開口側78下の凹部89に対応し、これに挿入可能な形
状よりなる。そして、突出部材80がカートリッジ収納
部24内に突出した常時位置の状態でカートリッジAを
収納する際、カートリッジAの凹部89内に突出部材8
0が挿入されると、そのカートリッジAは正しい向きで
セットされたことになる。
【0033】図4の説明図には、8種類あるカートリッ
ジAのセット態様が示されており、図4の(1)図に
は、カートリッジAが前後,左右,上下等共に正しい向
きでセットされた場合が示され、(2)図から(8)図
は、それぞれカートリッジAが誤セットされた場合を示
す。すなわち、図4の(1)図に示したように、カート
リッジAがカートリッジ収納部24に対し所定の正しい
向きでセットされた場合、つまり、カートリッジAがそ
の開口側78を、開放されたカートリッジローダー21
の一側面側(図1参照)に向けると共に、カートリッジ
Aの左右つまり表裏が適切な場合(図4の(1),
(2),(3),(4)図と(5),(6),(7),
(8)図とを比較参照)、カートリッジAの凹部89に
突出部材80が挿入され、突出部材80はカートリッジ
Aの収納の障害とならない。これに対し図4の(2)図
から(8)図に示した各種態様で、カートリッジAが正
しい向き以外でセットされようとした場合、つまり前
後,左右,上下等の向きのいずれか又は各々が不適切
で、図4の(1)図以外の態様でセットされようとした
場合、カートリッジAの凹部89に突出部材80は挿入
されない。もって突出部材80が、カートリッジAの収
納の障害となり、カートリッジAの凹部89以外の下面
に接触するので、カートリッジAはカートリッジ収納部
24内に完全に収納されず、突出部材80にて底面の一
方が持ち上げられ、上方に飛び出した状態となる。
【0034】ところで図2は、本発明の他の実施例の要
部の斜視図である。この図2において突出部材80は、
図1中に示した三角片状をなさず、折曲形成されたガイ
ド板81の長手方向に沿った両端縁から、対応した形状
と位置と間隔で若干突出形成された各小突片よりなる。
そして、このような1対の突出部材80が、カートリッ
ジ収納部24に収納されるカートリッジAの凹部89に
挿入可能であると共に、前述に準じ、カートリッジAの
収納の障害となることも可能となっている。
【0035】又図3は、本発明の更に他の実施例の要部
の斜視図である。この図3にあっては、カートリッジ収
納部24は両側が対称形をなし、まず、その両側面の上
部がそれぞれ開放されており、残った両側面の下部から
底面の両側端部にかけて前述の溝82が折曲形成されて
いる。つまり、図1中に示したカートリッジ収納部24
のように、一側のみに溝82が形成されるのではなく、
両側に対称的に溝82が形成されている。なお、突出部
材80,ガイド板81等は前述の図1中のものに準じる
が、スプリング88はガイド穴83付近で両者間に簡単
容易に介裝可能となっており、又、カートリッジ収納部
24側に保持片84は形成されず、代わりに両側面が利
用されている。この図3の例では、カートリッジAはカ
ートリッジ収納部24に対し、図面上で手前側か背面側
かのいずれか向きにセットされればよく、収納されるカ
ートリッジAについて、前述した図1の例では1種類の
正しい向きが規定されていたのに対し、この図3の例で
は2種類の正しい向きが存するようになり、便利である
という利点がある。そしてこの図3の例では、一旦すべ
てのマイクロフィルムFの検索が終了しカートリッジA
がすべてカートリッジ収納部24に排出返却された際、
再度そのカートリッジAのマイクロフィルムFを検索す
る必要が生じた場合は、カートリッジ収納部24のカー
トリッジローダー21に対する組み付け方向を逆にする
だけで、再利用することが可能となる。つまり、各カー
トリッジAの向きを、排出返却された向きから元の装填
前の向きに1つ1つ逆に変えることなく、そのままの状
態でカートリッジ収納部24全体を逆向きとすると共
に、ガイド板81をカートリッジ収納部24のそれまで
とは反対側に組み付けるだけでよく、便利である。
【0036】図5は、本発明に係る他のカートリッジロ
ーダー21の実施例を示し、その要部であるカートリッ
ジ収納部24の斜視図である。このカートリッジローダ
ー21は、前述した図9又は図1,図2,図3等に示し
たカートリッジ収納部24の構成に加え、カートリッジ
収納部24若しくは装填機構22による装填経路Bに対
応して設けられ、カートリッジAの向きを検出する第1
スイッチ37つまり検出手段と、このような検出手段の
検出に基づきカートリッジAが所定の正しい向きでない
と判別された場合、装填機構22の動作を停止させると
共に警告手段を動作させるマイクロコンピュータ等の制
御手段(図示せず)と、を有している。
【0037】この図5の実施例について詳述すると、検
出手段である第1スイッチ37としては、2個の反射型
フォトスイッチ371 ,372 が用いられており、それ
ぞれ、カートリッジ収納部24の底面に設けられた検出
孔90を介し、カートリッジ収納部24に収納されたカ
ートリッジAを検出可能に、カートリッジローダー21
の本体側に設けられている。そして、この反射型フォト
スイッチ371 ,372 および両検出孔90は、カート
リッジローダー21の一端側、つまり前述により装填機
構22のセット棒33に次に装填されるカートリッジA
がセットされる位置に、設けられている。図6は、カー
トリッジAの検出対象位置R1 ,R2 の例を示し、
(1)図は、ANSI規格タイプのカートリッジAの場
合の底面図、又、(2)図は、3M−Mタイプのカート
リッジAの場合の側面図、(3)図は、3M−Mタイプ
のカートリッジAの他の側の正面図である。
【0038】この図5の実施例は、図11の(1)図お
よび図6の(1)図のANSI規格タイプのカートリッ
ジA用として用いられ、カートリッジAを底面側から検
出を行い、反射型フォトスイッチ371 が検出対象位置
1 で光が反射されてオンし、反射型フォトスイッチ3
2 が検出対象位置R2 で光が反射されずオフの時、収
納されたカートリッジAが、カートリッジ収納部24に
正しい向きでセットされていると判定される。つまり、
検出手段である第1スイッチ37の反射型フォトスイッ
チ371 がオンで、反射型フォトスイッチ372 がオフ
の時、カートリッジAがカートリッジ収納部24に、前
後,左右,上下等共に正しい向きでセットされているこ
とになる(図4の(1)図参照)。次の表1は、このよ
うな反射型フォトスイッチ371 ,372 の各検出パタ
ーンを示し、8種類あるカートリッジAのセット態様に
対応したものであり、勿論、検出パターン1が、正しい
向きでセットされた場合を示し、検出パターン2から8
までは、それぞれ正しい向きでない場合を示す。
【0039】
【表1】
【0040】なお、図5のカートリッジ収納部24そし
てカートリッジローダー21は、図11の(1)図およ
び図6の(1)図のANSI規格タイプのカートリッジ
Aを収納するものであるが、図11の(2)図に示した
3M−MタイプのカートリッジAを収納する場合には、
図6の(2)図に示したように、カートリッジAの開口
側78が存する側面の上下2箇所を検出対象位置R1
2 とするように、その検出手段が配設される。なお3
M−MタイプのカートリッジAの場合、これによらず図
6の(3)図に示したように、カートリッジAの正面側
の上部左右隅部の2箇所を検出対象位置R1 ,R2 とす
ることも考えられ更に、係る検出対象位置R1 ,R2
うちいずれか1つのみとすることも可能であり、これら
を検出可能に検出手段が配設される。さて、このような
第1スイッチ37等の検出手段の検出に基づき、カート
リッジAがカートリッジ収納部24に正しい向きでセッ
トされていないと判別された場合、装填機構22への動
作信号の送出が停止されると共に、例えば警告音を鳴ら
す警告手段に動作信号が送出される。
【0041】本発明は以上のようになっている。そこで
以下のように動作する。図12,図13,図14は、各
々、カートリッジローダー21等による装填動作等,装
填動作と排出動作,排出動作等の説明に供する、概略平
面図であり、それぞれ(1)図はその初期段階を、
(2)図は移動段階を、(3)図は終了段階を示す。更
に図15,図16,図17,図18,図19,図20
は、図1等に示した実施例の制御のフローチャートであ
り、図15はその基本的制御を示し、図16から図20
はその各ルーチンを示す。以下これらの図面をも参照し
て、実施例の動作を説明する。
【0042】まず図15により、動作の概要について述
べる。図15のステップ1でスタートスイッチがオンさ
れると、ステップ2で初期設定が行われる。この初期設
定ルーチンについては、図16に基づき後述する。初期
設定後、フローはステップ3に進み、最初のカートリッ
ジA1 のロールフィルムキャリア1への装填が行われ
る。この最初のカートリッジA1 の装填ルーチンについ
ては、図17および図12に基づき後述する。このよう
にして最初のカートリッジA1 の装填が終了すると、次
のステップ4で、そのカートリッジA1 のマイクロフィ
ルムFの検索等が行われる。この検索ルーチンについて
は、図18および図12,図13に基づき後述する。さ
て、カートリッジA1 のマイクロフィルムFの検索等が
終了すると、フローはステップ5へと進む。
【0043】ステップ5においては、まず最初のカート
リッジA1 の排出と2番目のカートリッジA2 の装填、
つまりカートリッジA交換が行われるが、その詳細につ
いては、図19および図13に基づき後述する。次にフ
ローはステップ6へと進み、カートリッジローダー21
のカートリッジ収納部24に現在収納されている各カー
トリッジAのすべてについて、検索等が終了したか否か
が判定される。この判定は、図示例の場合は前述によ
り、カートリッジ収納部24に収納されたカートリッジ
A群の個数の認識に基づき、最後のカートリッジAn
マイクロフィルムFの検索終了を判断することにより行
われる。そして否の場合には、ステップ4にリターンし
再びステップ4,5,6を繰り返すことにより、2番目
のカートリッジA2 以下の各カートリッジAについて、
検索,排出,装填等が順次実施される。他方、ステップ
6で検索終了と判定されると、次のステップ7へと進
み、ロールフィルムキャリア1に装填中の最後のカート
リッジAn について、排出そしてカートリッジ収納部2
4への返却が行われるが、その詳細については図20お
よび図14に基づき後述する。カートリッジローダー2
1等は概略このように動作する。
【0044】以下その詳細について述べる。まず、図1
5のステップ2つまり図16の初期設定ルーチンについ
て説明する。すなわち、この初期設定ルーチンではまず
最初に、図16のステップ8で第2スイッチ42がオン
か否か、つまり、ロールフィルムキャリア1のサプライ
部6の前面部38が、H方向に沿った閉状態である初期
位置にあるか否かが判定される(図7参照)。このステ
ップ8で否つまり初期位置にないと判定された場合に
は、ステップ9で第2モータ41が正回転にて駆動され
るが、ステップ8で第2スイッチ42がオンで前面部3
8が閉状態の初期位置にあると判定されると、ステップ
10で第2モータ41は停止する。又、ステップ11で
第3スイッチ67がオンか否か、つまり、カートリッジ
ローダー21の排出機構23のホルダー部50(図8参
照)が、J方向の端の初期位置にあるか否かが判定され
る。そして、ステップ11で否と判定された場合には、
ステップ12で第3モータ57が正回転にて駆動される
が、ステップ11で第3スイッチ67がオンでホルダー
部50が初期位置にあると判定されると、ステップ13
で第3モータ57は停止する。これと共に、次のステッ
プ14で第4スイッチ68がオンか否か、つまり、ホル
ダー部50がL方向を向いているか否かが判定される。
そして、ステップ14で否と判定された場合には、ステ
ップ15で第4モータ60が逆回転にて駆動されるが、
ステップ14で第4スイッチ68がオンでホルダー部5
0がL方向を向いていると判定されると、ステップ16
で第4モータ60は停止する。
【0045】そして更に、次のステップ17で第5スイ
ッチ79がオンか否か、つまり、装填機構22の移動部
材である移動爪部31(図7参照)が、D方向の端の初
期位置にあるか否かが判定される。そして、ステップ1
7で否と判定された場合には、ステップ18で第1モー
タ36が逆回転にて駆動されるが、ステップ17で第5
スイッチがオンで移動爪部31が初期位置にあると判定
されると、ステップ19で第1モータ36は停止する。
そしてステップ20で、押し下げ手段のソレノイドがオ
ンし、カートリッジ収納部24のガイド板81の各突出
部材80が、常時位置から待避位置に押し下げられる
(図1等参照)。このように初期設定ルーチンでは、前
面部38,ホルダー部50,移動爪部31等が初期位
置,初期方向に設定されると共に、各突出部材80が押
し下げられ、各カートリッジAがカートリッジ収納部2
4内で移動可能となる。そしてフローは、図15のステ
ップ3にリターンする。
【0046】次に図15のステップ3、つまり装填機構
22による図17の最初のカートリッジA1 の装填ルー
チンについて、図12をも参照しつつ説明する。まず、
上述の初期設定された状態(図12の(1)図参照)か
ら、図17のステップ21で移動爪部31が、第1モー
タ36の正回転での駆動によりE方向に移動されると共
に、ステップ22でその移動量Smmが、マイクロコンピ
ュータのCPU若しくはカウンターによって計測され、
RAMに一時記憶される。これにより、カートリッジ収
納部24内のカートリッジA群もE方向に移動され、最
初の1番目のカートリッジA1 がセット棒33にセット
されて、ステップ23で第1スイッチ37がオンする
と、つまり、第1スイッチ37の反射型フォトスイッチ
371 がオンすると共に反射型フォトスイッチ372
オフすると、ステップ24で第1モータ36が反転して
逆回転で駆動され、移動爪部31は反転してD方向に移
動され、ステップ25で第5スイッチ79がオンする
と、ステップ26で移動爪部31は初期位置に復帰して
停止する。
【0047】次に図17のステップ27で、ロールフィ
ルムキャリア1のサプライ部6の前面部38が、第2モ
ータ41が逆回転にて駆動されることにより、閉状態の
初期位置から90度前方に回動され、I方向に沿った開
状態となる。そしてステップ28で、カートリッジA1
がセットされたセット棒33のロックが解除され、セッ
ト棒33がカートリッジ収納部24側からこの前面部3
8側に移動して、カートリッジA1 が前面部38に保持
される。しかる後ステップ29で、第2モータ41が正
回転にて駆動され、前面部38はカートリッジA1 を保
持してH方向に回動し(図12の(2)図参照)、次の
ステップ30で第2スイッチ42がオンすると、ステッ
プ31で第2モータ41が停止し、もって、カートリッ
ジA1 がロールフィルムキャリア1のサプライ部6に装
填位置決めされる。なお事後、セット棒33はカートリ
ッジ収納部24側に移動して、再びロックされる。そし
て次のステップ32で、ロールフィルムキャリア1によ
り(図10参照)、このように装填された最初のカート
リッジA1 のマイクロフィルムFを、巻戻し用のリール
4から巻取り用のリール5に向け送り出すローディング
が行われる。このようにカートリッジA1 の装填ルーチ
ンでは、移動爪部31が初期位置から往復移動され、最
初のカートリッジA1 が装填機構22により装填される
と共に、そのマイクロフィルムFのローディングが行わ
れる。そしてフローは、図15のステップ4にリターン
する。
【0048】次に図15のステップ4、つまり、図18
の検索ルーチンについて、図12そして図13をも参照
しつつ説明する。このようにロールフィルムキャリア1
において、最初のカートリッジA1 のマイクロフィルム
Fのローディングが終了した時点で、次のステップ33
へと進む。そして、カートリッジローダー21の排出機
構23のホルダー部50が、まずステップ33で、第4
モータ60が正回転で駆動されることによりM方向を向
くと共に、ステップ34で、第3モータ57が逆回転で
駆動されることによりK方向の端まで移動し、ステップ
35で、ホルダー部50の上アーム64と下アーム65
が、前述により既にロールフィルムキャリア1のサプラ
イ部6に装填されているカートリッジA1 を保持して、
事後しばらく待機する。なおその際、排出機構23の取
出し板51は、このようなホルダー部50の移動に伴い
N方向の端まで移動されロックされる(図12の(3)
図参照)。
【0049】そして、ロールフィルムキャリア1では
(図10参照)、巻戻し用のリール4と巻取り用のリー
ル5間で、マイクロフィルムFが搬送されつつ、目的の
コマの所望画像がマニュアルで又は自動的に検索され
る。すなわち、ロールフィルムキャリア1において搬送
されるマイクロフィルムFは、目的のコマの所望画像が
圧着ガラス2,3間に検索されると、停止されスクリー
ン20にて閲覧され必要に応じ複写が行われる。
【0050】さて、このようにロールフィルムキャリア
1において検索が行われている間に、カートリッジロー
ダー21においては、ステップ36で、装填機構22の
移動爪部31が、第1モータ36の正回転での駆動によ
り再び初期位置からE方向に移動されるが、その移動量
は、前述のステップ22でカウントされて記憶された最
初の移動量Smmに対し、カートリッジAの1個分の幅2
5.4mmをプラスしたものとなり、次に装填されること
になるカートリッジA2 がセット棒33にセットされ
る。そして係る移動を完了すると、ステップ37で、第
1モータ36が直ちに逆回転で駆動されて移動爪部31
は反転してD方向に移動され、ステップ38で第5スイ
ッチがオンすると、ステップ39で移動爪部31は初期
位置に復帰して停止する(図13の(1)図参照)。な
お、このような動作により、カートリッジA2 が移動爪
部31と第1スイッチ37との間に挟み込まれるのが防
止される。又、このような移動爪部31の移動速度は、
最初のカートリッジA1 のセット時においても同様に挟
み込まれないように設定されると共に、この2番目のカ
ートリッジA2 以降の場合は、最初のカートリッジA1
における移動速度よりも速く設定される。このように検
索ルーチンでは、マイクロフィルムFについて検索,複
写等が行われると共に、排出機構23のホルダー部50
がカートリッジA1 を保持し、又、装填機構22の移動
爪部31が初期位置から往復移動されて、次のカートリ
ッジA2 がセット棒33にセットされる。そしてフロー
は、図15のステップ5にリターンする。
【0051】次に図15のステップ5、つまり図19の
カートリッジA交換ルーチンについて、図13をも参照
しつつ説明する。まず前述したところにより、ロールフ
ィルムキャリア1において、最初のカートリッジA1
マイクロフィルムFの検索等が終了すると、ステップ4
0でリワインドが行われ、マイクロフィルムFが巻戻し
用のリール4にすべて巻き戻される。なおこれと共に、
前述の検索ルーチンでマイクロフィルムFについて検
索,複写等が行われる際、その画像を上下に移動させる
ためにロールフィルムキャリア1を若干前後に移動させ
るバーティカルスキャンが行われていた場合には、この
ステップ40で、ロールフィルムキャリア1がバーティ
カルスキャン前の原位置に移動,復帰される。そして、
次のステップ41で、サプライ部6の前面部38が、閉
状態から開状態にI方向に90度回動され、ステップ4
2で、セット棒33のロックが解除されて次のカートリ
ッジA2 を前面部38が保持する(図13の(2)図参
照)。さてここでフローは、ステップ43以下の流れと
ステップ44以下の流れとに分かれ、この2つの併列的
処理が共に終了するのを待って、図15のステップ6へ
リターンすることになる。
【0052】まず、ステップ43以下の処理について説
明すると、先のステップ35でカートリッジA1 を保持
して待機していた排出機構23のホルダー部50は、ス
テップ43で、第3モータ57が正回転にて駆動されて
J方向の端まで移動し、ステップ45で第3スイッチ6
7がオンすると、ステップ46で第3モータ57が停止
されホルダー部50は移動を停止する(図13の(2)
図参照)。そして次のステップ47で、ホルダー部50
は第4モータ60の逆回転での駆動によりL方向に向
き、ステップ48で第4スイッチ68がオンすると、ス
テップ49で第4モータ60が停止する。しかる後ステ
ップ50へと進み、まず、ホルダー部50によるカート
リッジA1 の保持を解除すると共に、排出機構23の取
出し板51のロックが解除され、取出し板51がカート
リッジA1 を保持しつつP方向に移動し、カートリッジ
1 をカートリッジ収納部24に返却する。そしてカー
トリッジA1 は、カートリッジ収納部24内において収
納されている各カートリッジAの最後尾側に返却される
と共に、未だ検索されず未使用のカートリッジAとは逆
向きに返却される(図13の(3)図参照)。なお取出
し板51は事後、N方向の端まで移動されてロックされ
る。
【0053】次に、このような排出機構23のホルダー
部50の処理と併列的に行われるステップ44以下の処
理について説明する。まず、先のステップ42でカート
リッジA2 を保持し開状態にあったサプライ部6の前面
部38は、ステップ44で、第2モータ41が正回転で
駆動されることによりH方向に回動し、ステップ51で
第2スイッチ42がオンすると、ステップ52で第2モ
ータ41が停止し、もって、次のカートリッジA2 がロ
ールフィルムキャリア1のサプライ部6に装填位置決め
される(図13の(3)図参照)。なおこれと共に、セ
ット棒33はカートリッジ収納部24側に移動して、再
びロックされる。そして次のステップ53で、ロールフ
ィルムキャリア1のサプライ部6にこのように装填され
たカートリッジA2 のマイクロフィルムFを、巻戻し用
のリール4から送り出すローディングが行われる。
【0054】さてこのように、前述したステップ43以
下の流れとステップ44以下の流れとが、併列的に処理
され、これらが共に終了するのを待ちフローはリターン
する。このように、この交換ルーチンでは、まず、ロー
ルフィルムキャリア1について最初のカートリッジA1
のリワインド中にバーティカルスキャン前の原位置への
復帰が行われ、次に、最初のカートリッジA1 の排出・
返却と次のカートリッジA2 の装填等が同時併行的に行
われる。そしてフローは、図15のステップ6にリター
ンし、事後は以上述べたところに準じ各カートリッジA
について、順次このようなステップ4,5,6を繰り返
し、各々の検索,カートリッジA交換が行われ、使用済
のものがカートリッジ収納部24に返却された後、ステ
ップ6ですべてのカートリッジAのマイクロフィルムF
の検索が終了すると、ステップ7へと進む。
【0055】ところで、このような次のカートリッジA
2 から最後のカートリッジAn に至る各カートリッジA
については、それぞれ装填後に、上述したステップ53
でロールフィルムキャリア1によるローディングが終了
すると共に、ステップ50でその1つ前のカートリッジ
Aをホルダー部50がカートリッジ収納部24に返却し
た後、上述したステップ33,34,35でホルダー部
50に保持されるようになっている。つまり、ホルダー
部50がM方向を向きK方向の端まで移動し、その上ア
ーム64と下アーム65が、ロールフィルムキャリア1
に装填されローディングが終了して検索中のマイクロフ
ィルムFのカートリッジAを保持する。そして、検索が
終了しステップ40のリワインド終了まで、ホルダー部
50はそのカートリッジAを保持したまま、待機するよ
うになっている。
【0056】さて最後に、ステップ7、つまり図20の
カートリッジAn の排出ルーチンについて、図14をも
参照しつつ説明する。このカートリッジAn の排出ルー
チンでは、最後にカートリッジ収納部24から取り出さ
れて装填されたカートリッジAn について、ロールフィ
ルムキャリア1のサプライ部6からカートリッジ収納部
24への排出返却が実施されるが、図19のカートリッ
ジA交換ルーチンの場合とは異なり、この場合はサプラ
イ部6の前面部38の開閉は行われない。
【0057】すなわち、このカートリッジAn の排出ル
ーチンでは、まず図20のステップ54で、サプライ部
6にある最後のカートリッジAn を保持して待機状態に
あった排出機構23のホルダー部50の上アーム64と
下アーム65が、第3モータ57が正回転にて駆動され
ることによりJ方向の端まで移動し、ステップ55で第
3スイッチ67がオンして、ステップ56で第3モータ
57が停止することにより、移動を停止する(図14の
(1)図参照)。しかる後ステップ57で、ホルダー部
50は第4モータ60の逆回転での駆動によりL方向を
向き、ステップ58で第4スイッチ68がオンして、ス
テップ59で第4モータ60は停止する(図14の
(2)図参照)。そして次のステップ60へと進み、ま
ず、ホルダー部50によるカートリッジAn の保持を解
除すると共に、排出機構23の取出し板51のロックが
解除され、取出し板51がカートリッジAn を保持しつ
つP方向に移動し、カートリッジAn をカートリッジ収
納部24に返却する。そしてカートリッジAn は、カー
トリッジ収納部24内において、既に使用済となって返
却されている各カートリッジAの最後尾に返却されると
共に、以前未使用状態で収納されていた時の各カートリ
ッジAの向きとは逆向きに返却される(図14の(3)
図参照)。それからステップ61で、押し下げ手段のソ
レノイドがオフし、カートリッジ収納部24のガイド板
81の各突出部材80が、スプリング88の付勢力によ
り待避位置から元の常時位置に変位する(図1等参
照)。
【0058】以上のようにして、カートリッジローダー
21のカートリッジ収納部24に収納されていたすべて
のカートリッジAについて、ロールフィルムキャリア1
による検索,返却等が完了する。このようにこのカート
リッジローダー21では、マイクロフィルムFのカート
リッジAが、装填機構22によりカートリッジ収納部2
4からロールフィルムキャリア1へ装填され、事後、排
出機構23によりロールフィルムキャリア1からカート
リッジ収納部24へ返却され、もって順次カートリッジ
A交換が行われる。
【0059】なお図21は、図5等に示した実施例のカ
ートリッジA装填ルーチンのフローチャートであり、図
22は、同検索ルーチンのフローチャートである。この
図5等に示した実施例、つまりカートリッジAの向きを
検出して動作を行うようにした実施例の制御は、ほぼ上
述した図1等に示した実施例の制御と同様に行われる。
すなわち、両者の制御のフローはほぼ同一であり、この
図5等の場合も、図15と同一の基本的制御のもとに、
図16の初期設定、図17のカートリッジA装填、図1
8の検索、図19のカートリッジA交換、図20のカー
トリッジA排出等の各ルーチンの処理が行われる。
【0060】しかしながら、この図5等の実施例におけ
る処理は、先に述べた図1等の実施例の処理とは、次の
各点において若干相違している。まず初期設定ルーチン
において、先に述べた図16のステップ20の押し下げ
手段のソレノイドのオンは、この図5等の実施例では必
須的処理とはならない。次にカートリッジA装填ルーチ
ンにおいて、図5等の実施例に関する図21のステップ
62,63およびステップ66から74までの各ステッ
プは、図1等の実施例に関する図17のステップ21,
22およびステップ24から32までの各ステップとそ
れぞれ対応する。しかしながら、図17のステップ23
の第1スイッチ37のオンの判断に代え、まず図21の
フローではステップ64で、第1スイッチ37の反射型
フォトスイッチ371 と反射型フォトスイッチ372
より、カートリッジAが検出されたか否かが判定され
る。
【0061】そして、このステップ64で検出されたと
判定されると次のステップ65で、検出されたカートリ
ッジAの向きが、正しい向きであるか否かが判定される
が、この判定は、第1スイッチ37の反射型フォトスイ
ッチ371 がオンで反射型フォトスイッチ372 がオフ
となった検出パターンか否かにより行われる。そしてス
テップ65で、係る検出パターンであるとされ、カート
リッジAがカートリッジローダー21のカートリッジ収
納部24に正しい向きにセットされていると判定される
と、次のステップ66以下へと進む。これに対し、ステ
ップ65でカートリッジAが正しい向きにセットされて
いないと判定されると、ステップ75へと進み、カート
リッジローダー21の装填機構22の装填動作が直ちに
停止されると共に、ステップ76で警告が実施され例え
ば警告音が鳴り、フローはその後リターンする。
【0062】又、検索ルーチンにおいて、図5等の実施
例に関する図22のステップ77から80、およびステ
ップ82から84までの各ステップは、図1等の実施例
に関する図18のステップ33から36まで、およびス
テップ37から39までの各ステップとそれぞれ対応し
ている。しかしながら、図22のフローではステップ8
1で、カートリッジ収納部24に収納されたカートリッ
ジAの向きが正しいか否かの判定が行われる。そして、
正し向きにセットされていると判定されると、ステップ
82以下へと進むが、正しい向きでないと判定されると
ステップ85へと進み、カートリッジローダー21の装
填機構22の装填動作が直ちに停止されると共に、ステ
ップ86で警告が実施され、その後フローはリターンす
る。なお、このステップ81,85,86は、前述した
ステップ65,75,76に準じた処理内容となる。最
後に、カートリッジA排出ルーチンにおいて、先に述べ
た図1等の実施例に関する図20のステップ61の押し
下げ手段のソレノイドのオフは、この図5等の実施例に
おいては必須的処理ではない。
【0063】さて以上説明したように、まず、図1等に
示したカートリッジローダー21では、カートリッジ収
納部24に変位可能に突出部材80が設けられており、
まず、突出部材80がカートリッジ収納部24内に突出
した常時位置に位置決めされた状態で、カートリッジA
がカートリッジ収納部24に収納される。そしてその
際、各カートリッジAが所定の正しい向きにセットされ
た場合、常時位置の突出部材80は、その形状からこの
ようなカートリッジA収納の障害とはならず、その凹部
89(図11の(1)図参照)に挿入されるが、これに
反し、カートリッジAが正しい向き以外でセットされよ
うとした場合、常時位置の突出部材80は、その形状か
らこのようなカートリッジA収納の障害となる(図4等
参照)。次に、このようにしてカートリッジAが正しい
向きにセットされ収納されたカートリッジ収納部24
は、カートリッジローダー21の本体側に組み込まれる
が、これと共に常時位置にあった突出部材80は、押し
下げ手段のソレノイド(図示せず)のオン等により、カ
ートリッジ収納部24内から退出した待避位置に変位し
て位置決めされ、カートリッジAがカートリッジ収納部
24内で移動可能となる。それから各カートリッジA
は、カートリッジ収納部24からロールフィルムキャリ
ア1に装填され、そのマイクロフィルムFの検索等が行
われた後、ロールフィルムキャリア1からカートリッジ
収納部24内に排出返却されて、順次カートリッジA交
換が行われる。さてそこで、この図1等に示したカート
リッジローダー21は、次の第1,第2,第3,第4,
第5,第6のようになる。
【0064】第1に、カートリッジAが正しい向き以外
でセットされようとした場合、突出部材80が障害とな
り、結局そのカートリッジAはカートリッジ収納部24
に完全に収納されず、飛び出た状態となる(図4等参
照)。従って、カートリッジAの前後,左右,上下等の
向きを間違える誤セットが、容易に認識,防止され、各
カートリッジAはカートリッジ収納部24に確実に正し
い向きでセットされた後、ロールフィルムキャリア1に
装填される。第2に、しかもこのようなカートリッジA
の誤セットは、予めカートリッジAをカートリッジ収納
部24に収納する早目の段階で、つまりロールフィルム
キャリア1への装填よりもかなり前の段階で、認識,発
見される。第3に、例えばカートリッジローダー21の
本体側へのカートリッジ収納部24の持ち運び運搬に際
し、カートリッジ収納部24に収納された各カートリッ
ジAは、突出した常時位置の突出部材80がその凹部8
9内に挿入され、位置決め保持された状態にあり、その
転倒や落下が防止される。
【0065】第4に、カートリッジ収納部24のカート
リッジローダー21の本体側への組み込みに際し、カー
トリッジ収納部24に収納されたカートリッジAは、各
々、まだ突出した常時位置にある突出部材80にて位置
決め保持されている。従って、端に位置する最初のカー
トリッジA1 が、他のカートリッジAにて強く押圧され
挟み込まれるようなことはなく、隣接する2番目のカー
トリッジA2 と接触するようなことは回避され、もって
突出部材80が待避位置に変位した後も、最初のカート
リッジA1 は、カートリッジ収納部24からロールフィ
ルムキャリア1に支障なくスムーズに装填されるように
なる。つまり、図9のカートリッジ収納部24で指摘さ
れていた問題点が解決されるが、この点は、突出部材8
0の幅つまり図示例では三角片状の肉厚をカートリッジ
Aの凹部89の幅に近付けるほど、確実となる。
【0066】第5に、カートリッジ収納部24に排出返
却されるカートリッジAの向きが、図示例では、以前の
装填前のものとは異なるようになっている。そこで、す
べてのマイクロフィルムFの検索等が終了して、各カー
トリッジAがすべてカートリッジ収納部24に返却され
た後、押し下げ手段のソレノイドがオフしスプリング8
8の上方への付勢力にて、突出部材80を待避位置から
常時位置に変位させると、各カートリッジAは、カート
リッジ収納部24に完全に収納されず飛び出た状態とな
り、カートリッジ収納部24から取り出し易くなる。な
おこの点は、スプリング88の付勢力を、そのカートリ
ッジ収納部24に収納可能なカートリッジAの最大容量
のN個×170g(カートリッジAの1個の最大重量)
よりも強く設定しておくと、より確実となる。第6に、
カートリッジAの向きの検出手段を設けることを要しな
いと共に、上述の各種作用が可能となり、その分構成が
簡単化される。
【0067】次に、図5等に示したカートリッジローダ
ー21では、カートリッジAが、装填機構22によりカ
ートリッジ収納部24からロールフィルムキャリア1に
装填され、そのマイクロフィルムFの検索が行われた
後、ロールフィルムキャリア1からカートリッジ収納部
24に排出返却され、順次カートリッジA交換が行われ
る。そして、このカートリッジローダ21では、カート
リッジ収納部24若しくは装填機構22の装填経路B中
に、カートリッジAの向きの検出手段が設けられてお
り、カートリッジAが正しい向きでない場合は、制御手
段により自動的に直ちに、装填機構22の動作を停止さ
せると共に警告手段を動作させるようになっている。そ
こで、この図5等に示したカートリッジローダー21
は、次の第1,第2のようになる。
【0068】第1に、カートリッジAが正しい向きでな
い場合は、装填動作が停止されると共に警告が実施され
る。従って、カートリッジAの前後,左右,上下等の向
きを間違える誤セットが、容易に認識,防止され、各カ
ートリッジAは、確実に正しい向きでセットされた後、
ロールフィルムキャリア1に装填されるようになる。第
2に、このようなカートリッジAの向きの検出に使用さ
れる第1スイッチ37等の検出手段は、同時に、そのカ
ートリッジローダー21におけるその他各種の制御用に
も容易に利用できる。例えば、第1スイッチ37の反射
型フォトスイッチ371 と反射型フォトスイッチ372
は前述したように、装填されるカートリッジAの待機完
了、つまり装填機構22のセット棒33にカートリッジ
Aがセットされたことの検出、確認用として、又、ロー
ルフィルムキャリア1で検索等が終了したカートリッジ
Aの検出,確認用として、更に、装填機構22の移動爪
部31の移動量の検出,計測用、等々に使用されるセン
サーとしても活用される。
【0069】
【発明の効果】本発明に係るカートリッジローダーは、
以上説明したように、請求項1では、カートリッジ収納
部に変位可能に突出部材を設け、正しい向き以外でセッ
トされるカートリッジの障害となるようにしたことによ
り、又請求項2では、カートリッジの向きを検出手段に
て検出し、正しい向きでない場合、制御手段にて装填動
作を停止させ警告を実施するようにしたことにより、次
の効果を発揮する。
【0070】まず第1に、請求項1および請求項2のカ
ートリッジローダーにあっては、共に、カートリッジが
確実に所定の正しい向きとされ、誤セットが防止され
る。すなわちカートリッジは、前後,左右,上下等の向
きを間違えることなく、確実に正しい向きでセットされ
るようになり、カートリッジやロールフィルムキャリア
等の損傷,破損および検索ミス等が防止され、対応する
処理に手間取ることもなく、もって、タイムロスが少な
くスピードアップが図られる等、マイクロフィルムの迅
速な検索,複写等が実現される。
【0071】更に、請求項1のカートリッジローダーに
あっては、次のとおり。すなわち、上述したところに加
え、第2に、カートリッジの誤セットをカートリッジ収
納部へ収納する際に早目の段階で認識でき、例えば、後
でカートリッジ収納部をカートリッジローダーの本体側
に組み込む時に認識する方式に比べ、タイムロスが少な
く、この面からも迅速な検索,複写等が実現される。第
3に、カートリッジ収納部にカートリッジを収納して持
ち運び運搬する際、カートリッジの転倒や落下が防止さ
れる。第4に、カートリッジ収納部から最初のカートリ
ッジをロールフィルムキャリアに装填する際、その装填
が常にスムーズに行われ、信頼性が向上する。第5に、
すべてのマイクロフィルムの検索等が終了しカートリッ
ジがカートリッジ収納部に返却された後、カートリッジ
をカートリッジ収納部から取り出し易くすることが可能
となる。第6に、カートリッジの向きの検出手段を設け
ることを要しないと共に、上述の諸効果を同時に発揮で
き、その分構成が簡単化されコスト面にも優れている。
【0072】又、請求項2のカートリッジローダーにあ
っては、次のとおり。すなわち、使用される検出手段
は、カートリッジローダーにおけるその他各種の制御用
にも容易に利用でき、この面からコスト面にも優れると
共に、制御も簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る本発明のカートリッジローダー
の実施例を示す、要部の斜視図である。
【図2】同他の実施例を示す、要部の斜視図である。
【図3】同更に他の実施例を示す、要部の斜視図であ
る。
【図4】同各実施例の作動説明に供する説明図であり、
(1)図は、カートリッジが正しい向きでセットされた
場合を、(2)図から(8)図は、それぞれカートリッ
ジが誤セットされた場合を示す。
【図5】請求項2に係る本発明のカートリッジローダー
の実施例を示す、要部の斜視図である。
【図6】同実施例におけるカートリッジの検出対象位置
の例を示し、(1)図は、ANSI規格タイプのものの
底面図、(2)図は、3M−Mタイプのものの側面図、
(3)図は、3M−Mタイプのものの他の例の正面図で
ある。
【図7】カートリッジ、カートリッジローダーの装填機
構、およびロールフィルムキャリアのサプライ部等の概
略斜視図である。
【図8】カートリッジローダーの排出機構の概略斜視図
である。
【図9】カートリッジローダーのカートリッジ収納部の
1例の概略斜視図である。
【図10】ロールフィルムキャリア等の正面説明図であ
る。
【図11】カートリッジからリールを取り出した状態の
斜視図であり、(1)図はANSI規格タイプのもの
を、(2)図は3M−Mタイプのものを示す。
【図12】カートリッジローダー等による装填動作等の
説明に供する、概略平面図である。そして(1)図はそ
の初期段階を、(2)図は移動段階を、(3)図は終了
段階をそれぞれ示す。
【図13】カートリッジローダー等による装填動作と排
出動作の説明に供する、概略平面図である。そして
(1)図はその初期段階を、(2)図は移動段階を、
(3)図は終了段階をそれぞれ示す。
【図14】カートリッジローダー等による排出動作の説
明に供する、概略平面図である。そして(1)図はその
初期段階を、(2)図は移動段階を、(3)図は終了段
階をそれぞれ示す。
【図15】図1等に示した実施例の基本的制御のフロー
チャートである。
【図16】同初期設定ルーチンのフローチャートであ
る。
【図17】同カートリッジ装填ルーチンのフローチャー
トである。
【図18】同検索ルーチンのフローチャートである。
【図19】同カートリッジ交換ルーチンのフローチャー
トである。
【図20】同カートリッジ排出ルーチンのフローチャー
トである。
【図21】図5等に示した実施例のカートリッジ装填ル
ーチンのフローチャートである。
【図22】同検索ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ロールフィルムキャリア 21 カートリッジローダー 22 装填機構 24 カートリッジ収納部 37 第1スイッチ(検出手段) 80 突出部材 A カートリッジ A1 カートリッジ A2 カートリッジ An カートリッジ B 装填経路 F マイクロフィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムの画像を投影する画像
    投影装置に取り付けられ、該マイクロフィルムが巻き回
    されたカートリッジを上記画像投影装置のロールフィル
    ムキャリアに対し、順次装填すると共に排出返却して交
    換するカートリッジローダーであって、該カートリッジ
    を複数個並べて収納できるカートリッジ収納部と、該カ
    ートリッジ収納部に付設されカートリッジ収納部内に突
    出した常時位置とカートリッジ収納部内から退出した待
    避位置とに変位可能な複数の突出部材と、を有してな
    り、 該突出部材は、上記常時位置において該カートリッジが
    該カートリッジ収納部に対し所定の正しい向きにセット
    された場合はその収納の障害とならず、正しい向き以外
    でセットされようとした場合はその収納の障害となる形
    状よりなること、を特徴とするカートリッジローダー。
  2. 【請求項2】 マイクロフィルムの画像を投影する画像
    投影装置に取り付けられ、該マイクロフィルムが巻き回
    されたカートリッジを上記画像投影装置のロールフィル
    ムキャリアに対し、順次装填すると共に排出返却して交
    換するカートリッジローダーであって、該カートリッジ
    を複数個並べて収納するカートリッジ収納部と、該カー
    トリッジを順次該カートリッジ収納部から取り出し上記
    ロールフィルムキャリアへ導く装填機構と、 該カートリッジ収納部若しくは装填機構による装填経路
    に対応して設けられ該カートリッジの向きを検出する検
    出手段と、該検出手段の検出に基づき該カートリッジが
    所定の正しい向きでない場合、該装填機構の動作を停止
    させると共に警告手段を動作させる制御手段と、を有し
    てなることを特徴とするカートリッジローダー。
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