JPH06189760A - クレアチンキナーゼおよびクレアチンキナーゼイソ酵素の酵素活性および免疫反応性を安定させるための組成物 - Google Patents

クレアチンキナーゼおよびクレアチンキナーゼイソ酵素の酵素活性および免疫反応性を安定させるための組成物

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JPH06189760A
JPH06189760A JP5228586A JP22858693A JPH06189760A JP H06189760 A JPH06189760 A JP H06189760A JP 5228586 A JP5228586 A JP 5228586A JP 22858693 A JP22858693 A JP 22858693A JP H06189760 A JPH06189760 A JP H06189760A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 動物血清、クレアチンキナーゼおよび/また
はクレアチンキナーゼイソ酵素、組成物のpHを6.7±
0.1に維持するための、6.2〜7.6の範囲にpKa
を有する有効量の緩衝剤、クレアチンキナーゼまたはク
レアチンキナーゼイソ酵素のチオール基の酸化を防止す
るための有効量の非チオール系抗酸化剤、クレアチンキ
ナーゼまたはクレアチンキナーゼイソ酵素の免疫反応性
を安定させるための有効量の非還元性ポリオール、およ
び微生物増殖を妨止するための有効量の抗微生物剤より
成る組成物。 【効果】 酵素活性および免疫反応性が安定化されたク
レアチンキナーゼおよびクレアチンキナーゼイソ酵素組
成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、人血清検体中および人血清検体
中のクレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼイソ
酵素の測定に用いられる再構成可能な凍結乾燥された対
照用製品中に含まれるクレアチンキナーゼおよびクレア
チンキナーゼイソ酵素の酵素活性および免疫反応性を安
定させるための組成物に関する。
【0002】
【背景技術】クレアチンキナーゼ(CK)またはCKイ
ソ酵素レベルの測定は多くの生理学的状態を診断する上
で重要である。CKレベルの増加はとりわけ、心筋梗
塞、心筋虚血、狭心症、頻脈、心筋炎、クモ膜下出血、
卒中、脳腫瘍、髄膜炎および脳炎などの状態を示唆し得
る。
【0003】CKの三つの主要イソ酵素が認められる
が、これらはMおよびBサブユニットより成るダイマー
である。正常個体の血液、血清または血漿中に存在する
主なダイマーは、変動し得るが通常は微量の、骨格筋の
正常分解を示す量のCK−MBを伴うCK−MMイソ酵
素である。CK−BBイソ酵素は正常個体の血清中には
検出できる量では通常存在しないが脳組織および平滑筋
組織中には著しい量で存在する。
【0004】CK−BBの増大は転移癌または重度火傷
などの生理学的状態で生じ得る。CK−MBイソ酵素レ
ベルの増加は、有意骨格筋損傷の可能な源が消失し得る
心筋梗塞のインジケーターとして用いられる。より詳細
には血清中のCK−MBレベルの反復測定は梗塞の経時
変化および重度を示し得る。
【0005】より最近になって、CKイソ酵素のイソ型
が心筋梗塞の早期診断のための有望なマーカーとして注
目されている。CK−MMイソ酵素には三つのイソ型、
CK−MM1、CK−MM2およびCK−MM3が、そ
してCK−MBイソ酵素には二つのイソ型、CK−MB
1およびCK−MB2、が存在する。心筋梗塞の後間も
なく、組織中に含まれるCK−MMおよびCK−MBイ
ソ型の血漿中に含まれるそれに対する割合が増加する。
かかる増加は、総CKまたはCK−MB活性が正常基準
値を超える数時間前に生じる。
【0006】ヒト血清中のCKまたはCKイソ酵素の存
在または濃度の測定には多くの診断アッセイが開発され
ている。多くのそのようなアッセイは、CK酵素または
イソ酵素の酵素活性の測定に基づいている。CK−MB
イソ酵素の酵素活性の測定上の諸困難、およびより高感
度の必要性からCK−MBの免疫化学的大量測定が開発
されるに至った。かかるアッセイは、CK−MBイソ酵
素の免疫反応性に大きく依存している。
【0007】CKおよびCKイソ酵素が極めて不安定で
あることが観察されている。CKおよびCKイソ酵素は
スルフヒドリル要求性である。すなわち、それらはそれ
らの−SH基を遊離、非酸化型のまま維持しておくこと
が必要である。大気中酸素は−SH基のジスルフィド結
合への酸化を生じ、それによって酵素安定性と触媒活性
を低下させる。さらに、温度上昇およびプロテアーゼや
還元剤の存在によるCKおよびCKイソ酵素分子の変化
は分子の免疫反応性を変化させ得る。
【0008】特に、意義曖昧なECGの後で更なる検体
分析が遡及的に要求される場合、あるいは総CKレベル
の増加の原因が求められている場合には、CKおよびC
Kイソ酵素を含有する患者血清検体の貯蔵安定性が重要
である。このような要請は、同日に、あるいは最初のE
CGまたはCKアッセイが行われた何日か後に行われる
ことがある。Butteryら〔Clinical Biochemistry, 2
5:11〜13(1992)〕は−20℃で一夜貯蔵さ
れた検体は平均して13.5%のCK−MBイソ酵素値
低下を示すと報告している。このような減少は誤診断を
招きかねない。室温で4〜6日間検体を長期貯蔵する
と、電気泳動的に測定した場合には50%が劣化し、ま
た免疫化学的大量アッセイにより測定した場合には20
%が劣化した。したがって、患者血清検体中のCKおよ
びCKイソ酵素を安定させるための手段が必要とされて
いる。
【0009】CKまたはCKイソ酵素を含むCKおよび
CKイソ酵素アッセイ対照用製品にも安定性の問題があ
る。かかる対照用製品の貯蔵を容易にするために、それ
らは典型的には凍結乾燥される。有用な凍結乾燥CKま
たはCKイソ酵素対照用製品は同時に達成することが極
めて困難であることが多い二つの特徴を有していなけれ
ばならない。第一に、水和温度効果が実質的に存在しな
いかまたは極めて小さいものにすぎないものでなければ
ならず、そして第二に、凍結対照用製品の再構成(再水
和)後放置した際に酵素活性または免疫反応性の変化が
極めてわずかな変化にすぎないものでなければならな
い。水和温度効果は使用水温の相違によって生じる、水
和時の凍結乾燥対照用製品からの回収酵素活性および免
疫反応性の変動現象である。実用目的には、診断アッセ
イに用いる場合、凍結乾燥対照用製品は再現性のよい分
析結果を得るために小さな水和温度効果を有していなけ
ればならない。
【0010】チオール類、例えばN−アセチルシステイ
ン、グルタチオンおよびモノチオグリセロールなどが凍
結乾燥CKおよびCKイソ酵素対照用製品に対するチオ
ール保護剤としての添加剤として用いられている(19
84年4月10日にBriggsに交付された米国特許No.
4,442,212参照)。かかるチオール類を凍結乾燥
CKおよびCKイソ酵素対照用製品に用いた場合には再
構成後のCKおよびCKイソ酵素の酵素活性の安定性を
コントロールすることがわかるが、チオール類の使用
は、CKおよびCKイソ酵素の免疫反応性にはほとんど
効果がない。
【0011】1991年2月19日にPosnerらに交付さ
れた米国特許No.4,994,375は、人血清、LDH
およびLDHイソ酵素、CKおよびCKイソ酵素および
クエン酸ナトリウムより成る、総乳酸脱水素酵素(LD
H)およびCKおよびそれらのイソ酵素のアッセイのた
めの安定な再構成された人血清に基づく対照を開示して
いる。対照用製品のpHは凍結乾燥に6.7に調節され
る。この対照製品組成物においては、再水和後に対照製
品のpHを6.7に保つ手段が開示されていない。再組成
後の対照製品のpH変動は、一貫しない結果につながり得
る。加えて、開示された対照製品組成物がCKまたはC
Kイソ酵素の免疫反応性を安定させるであろうとの示唆
は全くない。
【0012】CKおよびCKイソ酵素を含む人血清検体
を安定させるために、また水和温度効果をほとんど示さ
ず再構成後安定な再構成可能な凍結乾燥CKおよびCK
イソ酵素対照用製品として使用できる、CKおよびCK
イソ酵素の酵素活性および免疫反応性を安定させるため
の組成物が必要とされている。
【0013】
【本発明の開示】本発明によるクレアチンキナーゼまた
はクレアチンキナーゼイソ酵素の酵素活性および免疫反
応性を安定させるための組成物は、 (a) 動物血清; (b) クレアチンキナーゼおよび/またはクレアチン
キナーゼイソ酵素; (c) 組成物のpHを6.7±0.1に維持するための、
6.2〜7.6の範囲にpKaを有する有効量の緩衝剤; (d) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
イソ酵素チオール基の酸化を防止するための有効量の非
チオール系抗酸化剤; (e) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
イソ酵素の免疫反応性を安定させるための有効量の非還
元性ポリオール;および (f) 組成物中での微生物増殖を防止するための有効
量の抗微生物剤より成る。
【0014】本発明の組成物は、人血清検体中での、ま
た人血清中のCKまたはCK−MBをアッセイするため
の再構成可能な凍結乾燥された対照用製品中での、CK
およびCKイソ酵素の酵素活性および免疫反応性を安定
させるのに用いることができる。本発明の組成物は、再
構成可能な凍結乾燥された対照用製品として用いられた
場合、水和温度効果をほとんど示さず、酵素活性および
免疫反応性が再構成後、4℃で少なくとも2週間は一定
している対照用製品を与える。
【0015】〔本発明の説明〕本発明の組成物は、人血
清検体中の、および再構成される凍結乾燥されたCKお
よびCKイソ酵素対照用製品中の、CKおよびCKイソ
酵素の酵素活性と免疫反応性の両方を安定させるのに有
用である。この組成物は、CKおよびCKイソ酵素レベ
ルを測定するためにアッセイすべき人血清検体を集める
ための集血管への添加剤の形をとることができ、あるい
はこの組成物は、CKおよび/またはCKイソ酵素レベ
ルを測定するためのアッセイに用いるべき再構成可能な
凍結乾燥された対照用製品の形をとることができる。
【0016】本発明の組成物は血清に基づいている。組
成物が人血清検体中のCKおよびCKイソ酵素の安定性
を保つために集血管中で用いられる場合、その血清は検
体として集められたそれである。組成物が再構成可能な
凍結乾燥されたCKおよび/またはCKイソ酵素対照用
製品の形をとるときは、その血清はいずれの動物血清で
あってもよい。馬血清が好ましい。
【0017】本組成物を対照用製品として用いる場合に
は、その血清は実質的に低い残留CKおよびCKイソ酵
素酵素活性または免疫反応性を有しているかまたはそれ
らを全く有しないのが好ましい。残留酵素活性および免
疫反応性は血清の熱処理により血清から除去することが
できる。血清はいずれかの温度で、CKまたはCKイソ
酵素を変性する時間だけ、例えば56℃で1時間または
60℃で1分間、加熱することができる。血清を60℃
で1分間熱処理するのが好ましい。
【0018】CKおよびCKイソ酵素は、CKおよびC
Kイソ酵素のアッセイのために集められた人血清検体中
に見出すことができあるいは、本組成物を再構成可能な
対照用製品として用いる場合は、CKおよびCKイソ酵
素を血清ベースに添加することができる。本組成物の血
清ベースを処理して残留CKおよびCKイソ酵素酵素活
性および免疫反応性を破壊するときは、かかる処理を行
った後でCKおよびCKイソ酵素を血清ベースに添加す
るべきである。再構成可能な対照用製品はCKおよびC
Kイソ酵素の両方のアッセイのための対照用製品であっ
てよく、その場合には、CKおよびCKイソ酵素の両方
が組成物中に存在しよう。あるいはまた対照用製品はC
KだけまたはCKイソ酵素だけのアッセイに用いること
ができる。その場合には、本組成物中にCKだけまたは
CKイソ酵素だけが存在しよう。いずれかの動物の筋肉
または心組織、例えばサイナモルガス・モンキー(cyna
molgus monkey)、ウサギおよびヒトなどに由来するC
KまたはCKイソ酵素は、対照用製品をCK酵素または
イソ酵素の酵素活性を測定する診断アッセイとの関係で
用いる場合に用いることができる。診断アッセイが免疫
化学的アッセイである場合には、ヒトCKまたはCKイ
ソ酵素に対する抗体と交叉反応する動物CKまたはCK
イソ酵素を用いることができる。対照用製品を使用しよ
うとする診断アッセイのタイプに拘わらず、精製された
ヒトCKまたはCKイソ酵素が好ましい。
【0019】本発明の組成物の重要な要素の一つは、組
成物pHを、凍結乾燥された対照用製品の再構成後であっ
てさえも6.7±0.1に保つことである。組成物pHの維
持は6.2〜7.6の範囲にpKaを有する緩衝剤を配合
することにより達成される。適当な緩衝剤には、ピペラ
ジン−N,N′−ビス(2−エタンスルホン酸)(PI
PES)、N−2−アセトアミドイミノ二酢酸(AD
A)、1,3−ビス〔トリス(ヒドロキシメチル)メチ
ルアミノ〕プロパン(BIS-TRIS PROPANE)、N−2−ア
セトアミド−2−アミノエタンスルホン酸(ACE
S)、イミダゾール、ジエチルマロン酸、N−2−ヒド
ロキシエチルピペラジン−N′−2−エタンスルホン酸
(HEPES)、およびホスフェートが包含される。P
IPES緩衝剤が好ましい。有効量の緩衝剤は組成物の
pHを6.6〜6.8に保つのに必要な緩衝剤濃度である。
80〜95mMのPIPES緩衝剤濃度が有効であること
が示された。
【0020】前述の如く、CKおよびCKイソ酵素の酵
素活性および免疫反応性を安定させるには、CKおよび
CKイソ酵素のチオール基の酸化を防止することが重要
である。本発明の組成物は、非チオール系抗酸化剤、例
えばアスコルビン酸、ブチル化ヒドロキシアニソール
(BHA)およびブチル化ヒドロキシトルエン(BH
T)を配合することによりこれを行っている。アスコル
ビン酸が好ましい。有効量の非チオール系抗酸化剤はチ
オール基の酸化防止に必要な抗酸化剤濃度である。10
〜100mMの範囲のアスコルビン酸濃度が有効であるこ
とがわかり、そして30mMが好ましい。
【0021】驚くべきことに、組成物に非還元性ポリオ
ールを配合するとCKおよびCKイソ酵素の免疫反応性
の安定性が高くなることを見出した。いずれの非還元性
ポリオール例えばスクロース、グリセロール、トレハロ
ースおよびマンニトールも本発明の組成物に用いること
ができる。スクロースが好ましい。有効量の非還元性ポ
リオールは、CKおよびCKイソ酵素の免疫反応性を安
定させるのに必要なポリオール濃度である。1%以上の
非還元性ポリオール濃度が有効であることがわかった。
【0022】微生物増殖によりCKおよびCKイソ酵素
の酵素および抗原活性の両方を破壊し得るプロテアーゼ
その他の酵素が産生されることがある。従って本発明の
組成物には微生物増殖を防止するために抗微生物剤が配
合される。例えばゲンタマイシン、ストレプトマイシ
ン、ネオマイシンおよびカナマイシンなどいずれのアミ
ノグリコシド系抗微生物剤を用いてもよい。ゲンタマイ
シンが好ましい。有効量の抗微生物剤は、微生物増殖を
防止するのに必要な抗微生物剤濃度である。0.1%濃
度のゲンタマイシンが有効であることを見出した。
【0023】本発明の組成物は集血管に集められた人血
清検体の安定化に用いることができる。CKおよびCK
イソ酵素を含有する人血清検体を集めるのに用いられる
集血管に、緩衝剤、非チオール系抗酸化剤、非還元性ポ
リオールおよび抗微生物剤を乾燥した形で添加すること
ができる。
【0024】あるいはまた、本組成物は、再構成可能な
凍結乾燥された対照用製品として用いることができる。
CKおよびCKイソ酵素を除くすべての成分は、組成物
の血清ベースにいずれの順序にても添加することができ
る。次いでその組成物を6.7±0.05にpH調整し、所
望により滅菌濾過しそして熱処理することができる。C
KおよびCKイソ酵素の破壊を回避するために、CKお
よびCKイソ酵素はpH調節および熱処理の後で添加しな
ければならない。その血清ベースの組成物はいずれの標
準的凍結乾燥方法によっても凍結乾燥できる。その凍結
乾燥された対照用製品は安定なので、それを水で再構成
でき、そして例えば、CKおよび/またはCKイソ酵素
の測定に用いられる自動化クリニカル・アナライザーと
共に用いることができる。本発明の組成物は一旦再構成
されると、4℃で貯蔵した場合少なくとも2週間安定に
保たれることが見出された。
【0025】以下の実施例は本発明を例示するものであ
る。
【実施例】
実施例I 再構成可能な凍結乾燥CK−MBキャリブレーター(ca
librator)の調製 I. CK−MBキャリブレーター・マトリックスの調
製 23リットルの馬血清(Pel-freez Biologicals社)に
616.4gの80mMPIPES 1.5Na塩(Sigma C
orp.社)、23gの硫酸ゲンタマイシン(Sigma Corp.
社)、230gのスクロース(Ultra Pure社)および1
21.6gのアスコルビン酸(Calbiochem Corp.社)を
絶えず混合しながら添加して全添加物質に完全に溶解し
た。激しく撹拌はするが発泡はさせないようにして、そ
の馬血清混合物を水酸化ナトリウムを徐々に添加するこ
とにより室温で6.7±0.05に調整した。
【0026】pH調整の後、その馬血清混合物を0.2ミ
クロンを通して濾過して液内投入自在加熱コイルを含む
加熱処理タンクに入れた。その馬血清混合物を該混合物
を60℃に1分間加熱することにより熱処理して残留C
KおよびCKイソ酵素を除いた。前述の添加物質を含ん
だ馬血清をpH6.7±0.05に調整し濾過しそして熱処
理したものがCK−MBキャリブレーター・マトリック
スである。そのマトリックスを被いそしてさらなる使用
のために冷蔵保存した。
【0027】II. CK−MB原液の調製 CK−MBの凍結乾燥調製物(Lee Scientific社)をC
Kイソ酵素源として用いた。その凍結乾燥CK−MB調
製物を16mlのキャリブレーター・マトリックスで再水
和してCK−MB原液を調製した。3個の100mlメス
フラスコに25μlの原液および生成溶液を100mlと
するのに十分なマトリックスを添加した。これら3溶液
をacaR plusイムノアッセイ・システム(E. I. du Pont
de Nemours and Company社)の検体として用い、そし
てマス(mass)免疫化学的アッセイを用いてマスCK−
MB含量を分析した。このアッセイの結果は、CK−M
B原液のCK−MB濃度が383,000μg/リット
ルであったことを示した。
【0028】III. CK−MBキャリブレーターレベル
1、2、低、中、高および3の組成 前記セクションIIで測定されたCK−MB原液のCK−
MB濃度を用いて、マトリックスを420μg/リット
ルの目標CK−MB濃度とするには9.9gのCK−M
B原液を9070gのマトリックスに添加する必要があ
ることを物質収支式により算出した。そのマトリックス
をacaR plusイムノアッセイ・システムでアッセイして
CK−MB濃度を測定した。結果は期待された420μ
g/リットルよりも低く、更に2.3gのCK−MB原
液をマトリックスに添加した。これをキャリブレーター
レベル3と指定した。キャリブレーター・マトリックス
単独を0μg/ml CK−MBを含有するキャリブレー
ターレベル1として用いた。キャリブレーターレベル高
(200μg/ml)、中(100μg/ml)、低(50
μg/ml)および2(20μg/ml)は、それぞれ14
14gのマトリックスと1286gのレベル3、205
7gのマトリックスと643gのレベル3、2377g
のマトリックスと321gのレベル3、そして6200
gのマトリックスと310gのレベル3を混合すること
により調製した。
【0029】各CK−MBキャリブレーターレベルにつ
いて、凍結乾燥バイアルに5.39gのキャリブレータ
ーを充填し、そして半ば挿入されたスロット付きストッ
パーを施した。それらバイアルをルーチンプロトコール
に従って凍結乾燥した。それらバイアルを約−38℃に
凍結した。冷却器が約−80℃に達したところで、室内
を200ミリトルまで排気し、そして貯蔵温度を約45
時間かけて30℃まで徐々に上げた。次に室内を30℃
および30トルに10時間保った。凍結乾燥バイアルを
約30ミリトル真空下に施栓しそして4℃に冷却した。
【0030】実施例II. 再構成されたCK−MBキャリブレーターの安定性テス
ト 実施例Iに記載の如く調製された凍結乾燥CK−MBキ
ャリブレーターレベル1、2、低、中、高および3の各
バイアル1本を各々0、8、22および44日目に5.
0mlの室温水で再構成した。1、8および22日目に調
製された再構成バイアルを4℃で44日目まで貯蔵し
た。44日目に再構成されたキャリブレーターは各キャ
リブレーターレベルにおけるもともとのCK−MB量を
含んでいるので対照として用いた。44日目に各再構成
日からの各レベルの再構成CK−MBキャリブレーター
の3つの複製物をacaR plusイムノアッセイ・システム
でアッセイして、マス免疫化学的CK−MB測定方法に
より各CK−MBキャリブレーターレベルのCK−MB
量を測定した。それら複製物の平均、標準偏差および変
動係数%を算出した。各レベルについて線形最小二乗相
関から算出された勾配と接片を用いて1日あたりの損失
率を計算した。その1日あたりの損失率から、再構成し
てから各再構成キャリブレーターレベルについてCK−
MB損失率が5%に達するまでの日数を計算した。結果
を下記表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】前記表1に示された結果は、本発明の再構
成可能な凍結乾燥CK−MBキャリブレーターは、4℃
で貯蔵された場合、再構成後少なくとも23日間の間
に、キャリブレーター中に含まれるCK−MBの当初量
の5%を超えて損失することはないことを示している。
【0033】実施例III. 水和温度効果 実施例Iに従って調製された本発明のCK−MBキャリ
ブレーターのレベル2および3の各々について3本のバ
イアルを水で再水和した(4°、25°および37℃の
水温の各々について1本のバイアル使用)。さらに19
81年4月28日にBriggsに交付された米国特許No.4,2
64,471に従って調製された低および高CK−MBレベル
の凍結乾燥ストリップト(stripped)人血清サンプル、
およびTandemR−E CKMB II 免疫酵素測定アッセ
イ(Hybritech, Inc.社)、StratusR CK−MB蛍光測
定酵素イムノアッセイキット(Baxter Diagnostics, In
c.,Dade Division)およびCalaよりの市販CK−MBキ
ャリブレーターおよび対照も4°、25°および37℃
で再水和した。再構成されたキャリブレーターおよび対
照をacaR plusイムノアッセイ・システムおよびマス免
疫化学的測定方法を用いて中に含まれるCK−MB量に
ついて三重にアッセイした。CK−MB平均値を各サン
プルについて測定しそして4℃で再水和されたサンプル
のCK−MB値からのCK−MB値変化率(%)を計算
した。結果を下記表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】表2よりわかるように、本発明の再構成可
能な凍結乾燥CK−MB対照製品はほとんど水和温度効
果を示す。水和温度効果はなるべく小さいのが望まし
い。Cala対照だけが本発明のキャリブレーターより低い
水和温度効果を示した。Tandem R−Eキャリブレーター
および対照の性能は37℃では本発明と対等であった
が、25℃では悪かった。StratusR およびストリップ
ト人血清キャリブレーターは本発明の再構成可能な凍結
乾燥CK−MB対照用製品よりも著しく大きな水和温度
効果を示した。ストリップト血清の結果は本発明なしに
期待し得る水和温度効果の大きさを示す。
【0036】以上、本発明を詳細に説明したが、本発明
はさらに次の実施態様によってこれを要約して示すこと
ができる。 1) (a) 動物血清; (b) クレアチンキナーゼおよび/またはクレアチン
キナーゼイソ酵素; (c) 組成物のpHを6.7±0.1に維持するための、
6.2〜7.6の範囲にpKaを有する有効量の緩衝剤; (d) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
イソ酵素のチオール基の酸化を防止するための有効量の
非チオール系抗酸化剤; (e) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
イソ酵素の免疫反応性を安定させるための有効量の非還
元性ポリオール;および (f) 組成物中での微生物増殖を防止するための有効
量の抗微生物剤より成る、クレアチンキナーゼまたはク
レアチンキナーゼイソ酵素の酸素活性および免疫反応性
を安定させるための組成物。
【0037】2) 緩衝剤がピペラジン−N,N′−ビ
ス(2−エタンスルホン酸)、N−2−アセトアミドイ
ミド二酢酸、1,3−ビス〔トリス(ヒドロキシメチ
ル)メチルアミノ〕プロパン、N−2−アセトアミド−
2−アミノエタンスルホン酸、イミダゾール、ジエチル
マロン酸、N−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′
−2−エタンスルホン酸およびホスフェートより成る群
より選択される前項1記載の組成物。 3) 非チオール系抗酸化剤がアスコルビン酸、ブチル
化ヒドロキシアニソールおよびブチル化ヒドロキシトル
エンより成る群より選択される前項1記載の組成物。 4) 非還元性ポリオールがスクロース、グリセロー
ル、トレハロースおよびマンニトールより成る群より選
択される前項1記載の組成物。 5) 緩衝剤がピペラジン−N,N′−ビス(2−エタ
ンスルホン酸)であり、非チオール系抗酸化剤がアスコ
ルビン酸であり、非還元性ポリオールがスクロースであ
り、そして抗微生物剤がゲンタマイシンである前項1記
載の組成物。
【0038】6) (a) クレアチンキナーゼまたは
クレアチンキナーゼイソ酵素の酵素活性および免疫反応
性の残留レベルが低い動物血清; (b) クレアチンキナーゼおよび/またはクレアチン
キナーゼイソ酵素; (c) 組成物のpHを6.7±0.1に維持するための、
6.2〜7.6の範囲にpKaを有する有効量の緩衝剤; (d) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
イソ酵素のチオール基の酸化を防止するための有効量の
非チオール系抗酸化剤; (e) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
イソ酵素の免疫反応性を安定させるための有効量の非還
元性ポリオール;および (f) 組成物中での微生物増殖を防止するための有効
量の抗微生物剤より成る、クレアチンキナーゼまたはク
レアチンキナーゼイソ酵素のアッセイのための、安定で
水で再構成可能な凍結乾燥された対照用製品。 7) 動物血清が熱処理された馬血清である前項6記載
の、水で再構成可能な凍結乾燥された対照用製品。
【0039】8) 緩衝剤がピペラジン−N,N′−ビ
ス(2−エタンスルホン酸)であり、非チオール系抗酸
化剤がアスコルビン酸であり、非還元性ポリオールがス
クロースでありそして抗微生物剤がゲンタマイシンであ
る前項7記載の水で再構成可能な凍結乾燥された対照用
製品。 9) (a) 組成物のpHを6.7±0.1に維持するた
めの、6.2〜7.6の範囲にpKaを有する有効量の緩
衝剤; (b) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
イソ酵素のチオール基の酸化を防止するための有効量の
非チオール系抗酸化剤; (c) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
イソ酵素の免疫反応性を安定させるための、有効量の非
還元性ポリオール;および (d) 組成物中での微生物増殖を防止するための有効
量の抗微生物剤より成る、人血清検体に含まれるクレア
チンキナーゼまたはクレアチンキナーゼイソ酵素の酵素
活性および免疫反応性を安定させるための集血管添加
剤。 10) 緩衝剤がピペラジン−N,N′−ビス(2−エ
タンスルホン酸)であり、非チオール系抗酸化剤がアス
コルビン酸であり、非還元性ポリオールがスクロースで
あり、そして抗微生物剤がゲンタマイシンである前項9
記載の集血管添加剤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 動物血清; (b) クレアチンキナーゼおよび/またはクレアチン
    キナーゼイソ酵素; (c) 組成物のpHを6.7±0.1に維持するための、
    6.2〜7.6の範囲にpKaを有する有効量の緩衝剤; (d) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
    イソ酵素のチオール基の酸化を防止するための有効量の
    非チオール系抗酸化剤; (e) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
    イソ酵素の免疫反応性を安定させるための有効量の非還
    元性ポリオール;および (f) 組成物中での微生物増殖を防止するための有効
    量の抗微生物剤より成る、クレアチンキナーゼまたはク
    レアチンキナーゼイソ酵素の酸素活性および免疫反応性
    を安定させるための組成物。
  2. 【請求項2】 (a) クレアチンキナーゼまたはクレ
    アチンキナーゼイソ酵素の酵素活性および免疫反応性の
    残留レベルが低い動物血清; (b) クレアチンキナーゼおよび/またはクレアチン
    キナーゼイソ酵素; (c) 組成物のpHを6.7±0.1に維持するための、
    6.2〜7.6の範囲にpKaを有する有効量の緩衝剤; (d) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
    イソ酵素のチオール基の酸化を防止するための有効量の
    非チオール系抗酸化剤; (e) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
    イソ酵素の免疫反応性を安定させるための有効量の非還
    元性ポリオール;および (f) 組成物中での微生物増殖を防止するための有効
    量の抗微生物剤より成る、クレアチンキナーゼまたはク
    レアチンキナーゼイソ酵素のアッセイのための、安定で
    水で再構成可能な凍結乾燥された対照用製品。
  3. 【請求項3】 (a) 組成物のpHを6.7±0.1に維
    持するための、6.2〜7.6の範囲にpKaを有する有
    効量の緩衝剤; (b) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
    イソ酵素のチオール基の酸化を防止するための有効量の
    非チオール系抗酸化剤; (c) クレアチンキナーゼまたはクレアチンキナーゼ
    イソ酵素の免疫反応性を安定させるための、有効量の非
    還元性ポリオール;および (d) 組成物中での微生物増殖を防止するための有効
    量の抗微生物剤より成る、人血清検体に含まれるクレア
    チンキナーゼまたはクレアチンキナーゼイソ酵素の酵素
    活性および免疫反応性を安定させるための集血管添加
    剤。
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