JPH06189324A - 低輝度時色ノイズ低減回路 - Google Patents
低輝度時色ノイズ低減回路Info
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- JPH06189324A JPH06189324A JP33842492A JP33842492A JPH06189324A JP H06189324 A JPH06189324 A JP H06189324A JP 33842492 A JP33842492 A JP 33842492A JP 33842492 A JP33842492 A JP 33842492A JP H06189324 A JPH06189324 A JP H06189324A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は低輝度時色ノイズ低減回路に関する
ものであり、低輝度時に色信号を通すフィルタの帯域を
制限することでS/Nを改善するとともに低周波の色信
号は通すので、広い面積の部分の色は残るため画像に違
和感の生じない低輝度時色ノイズ低減回路を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 輝度信号の振幅によって帯域幅の変化するフ
ィルタに色信号を通して、上記色信号のノイズを低減す
ることを特徴とする低輝度時色ノイズ低減回路。
ものであり、低輝度時に色信号を通すフィルタの帯域を
制限することでS/Nを改善するとともに低周波の色信
号は通すので、広い面積の部分の色は残るため画像に違
和感の生じない低輝度時色ノイズ低減回路を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 輝度信号の振幅によって帯域幅の変化するフ
ィルタに色信号を通して、上記色信号のノイズを低減す
ることを特徴とする低輝度時色ノイズ低減回路。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラなどに利
用される低輝度時色ノイズ低減回路に関するものであ
る。
用される低輝度時色ノイズ低減回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の低輝度時色ノイズ低減回路として
は(図7)に示すものがある。
は(図7)に示すものがある。
【0003】(図7)は、ビデオカメラで使用される従
来の低輝度時色ノイズ低減回路を示すものであり、1は
CCD出力信号を入力する入力端子、2は輝度信号を出
力する出力端子、3,4は色差信号を出力する出力端
子、5は輝度信号のローパスフィルタ、6,7はCCD
出力信号から色信号を分離する第1,第2のサンプリン
グ回路、8は色差信号をつくるマトリックス回路、9は
輝度信号のAGC回路、10,11は色差信号の第1,
第2のAGC回路、12は輝度信号のガンマ補正回路、
13,14は色差信号の第1,第2のガンマ補正回路、
15,16は輝度信号の振幅に応じて色差信号の出力振
幅を制御する第1,第2の利得制御回路である。
来の低輝度時色ノイズ低減回路を示すものであり、1は
CCD出力信号を入力する入力端子、2は輝度信号を出
力する出力端子、3,4は色差信号を出力する出力端
子、5は輝度信号のローパスフィルタ、6,7はCCD
出力信号から色信号を分離する第1,第2のサンプリン
グ回路、8は色差信号をつくるマトリックス回路、9は
輝度信号のAGC回路、10,11は色差信号の第1,
第2のAGC回路、12は輝度信号のガンマ補正回路、
13,14は色差信号の第1,第2のガンマ補正回路、
15,16は輝度信号の振幅に応じて色差信号の出力振
幅を制御する第1,第2の利得制御回路である。
【0004】以上のように構成された低輝度時色ノイズ
低減回路について、以下その動作を説明する。
低減回路について、以下その動作を説明する。
【0005】まず、入力端子1から入力したCCD出力
信号は、輝度信号のローパスフィルタ5と第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力する。ローパスフィルタ
5に入力した信号は輝度信号として帯域を制限された
後、AGC回路9と色差信号の第1,第2の利得制御回
路15,16に入力する。AGC回路9に入力した信号
は出力振幅が一定になるように制御されて、ガンマ補正
回路12を通って、出力端子2から出力される。一方第
1,第2のサンプリング回路6,7に入力した信号はマ
トリックス回路8で色差信号に変換され、それぞれ第
1,第2のAGC回路10,11で出力振幅が一定にな
るように制御されて、第1,第2のガンマ補正回路1
3,14を通り、さらに第1,第2の利得制御回路1
5,16で輝度信号の振幅に応じたある利得で増幅され
た後、それぞれ出力端子3,4から出力される。
信号は、輝度信号のローパスフィルタ5と第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力する。ローパスフィルタ
5に入力した信号は輝度信号として帯域を制限された
後、AGC回路9と色差信号の第1,第2の利得制御回
路15,16に入力する。AGC回路9に入力した信号
は出力振幅が一定になるように制御されて、ガンマ補正
回路12を通って、出力端子2から出力される。一方第
1,第2のサンプリング回路6,7に入力した信号はマ
トリックス回路8で色差信号に変換され、それぞれ第
1,第2のAGC回路10,11で出力振幅が一定にな
るように制御されて、第1,第2のガンマ補正回路1
3,14を通り、さらに第1,第2の利得制御回路1
5,16で輝度信号の振幅に応じたある利得で増幅され
た後、それぞれ出力端子3,4から出力される。
【0006】ビデオカメラでは、暗いところでは色差信
号に含まれるノイズのためS/Nが劣化するので、低輝
度時には色差信号を抑圧している。この低輝度時色ノイ
ズ低減回路では輝度信号を利得制御信号とし、(図8)
に示すように輝度信号が20mV以上では色差信号をあ
る利得G0で増幅して出力し、輝度信号が20mV以下
になると色差信号の利得をさげて色差信号に含まれるノ
イズによってS/Nが劣化するのを防いでいる。
号に含まれるノイズのためS/Nが劣化するので、低輝
度時には色差信号を抑圧している。この低輝度時色ノイ
ズ低減回路では輝度信号を利得制御信号とし、(図8)
に示すように輝度信号が20mV以上では色差信号をあ
る利得G0で増幅して出力し、輝度信号が20mV以下
になると色差信号の利得をさげて色差信号に含まれるノ
イズによってS/Nが劣化するのを防いでいる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の低輝度時色ノイズ低減回路では、低輝度時には色差
信号を抑圧しノイズを低減するが、十分にノイズを抑圧
しようとすると、小さい面積の部分についている色だけ
でなく、広い面積の部分たとえば部屋の中の壁や床など
についている色も消えてしまい、違和感のある画像とな
るという問題点があった。
来の低輝度時色ノイズ低減回路では、低輝度時には色差
信号を抑圧しノイズを低減するが、十分にノイズを抑圧
しようとすると、小さい面積の部分についている色だけ
でなく、広い面積の部分たとえば部屋の中の壁や床など
についている色も消えてしまい、違和感のある画像とな
るという問題点があった。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、低輝度時に色信号を通すフィルタの帯域を制限する
ことでS/Nを改善するとともに低周波の色信号は通す
ので、広い面積の部分の色は残るため画像に違和感の生
じない低輝度時色ノイズ低減回路を提供することを目的
とする。
で、低輝度時に色信号を通すフィルタの帯域を制限する
ことでS/Nを改善するとともに低周波の色信号は通す
ので、広い面積の部分の色は残るため画像に違和感の生
じない低輝度時色ノイズ低減回路を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の低輝度時色ノイズ低減回路は、輝度信号の振
幅に応じて帯域幅の変化するフィルタに色信号を通し
て、上記色信号のノイズを低減する。
に本発明の低輝度時色ノイズ低減回路は、輝度信号の振
幅に応じて帯域幅の変化するフィルタに色信号を通し
て、上記色信号のノイズを低減する。
【0010】本発明の第2の実施例の低輝度時色ノイズ
低減回路は、帯域幅の異なる2つのフィルタと輝度信号
の振幅に応じて前記2つのフィルタからの信号をミック
スする割合を変化させるMIX回路とを設けたことを特
徴とする。
低減回路は、帯域幅の異なる2つのフィルタと輝度信号
の振幅に応じて前記2つのフィルタからの信号をミック
スする割合を変化させるMIX回路とを設けたことを特
徴とする。
【0011】本発明の第3の実施例の低輝度時色ノイズ
低減回路は、帯域幅の異なる2つのフィルタと輝度信号
の振幅に応じて切り替わるスイッチ回路とを設けたこと
を特徴とする。
低減回路は、帯域幅の異なる2つのフィルタと輝度信号
の振幅に応じて切り替わるスイッチ回路とを設けたこと
を特徴とする。
【0012】
【作用】この構成により、低輝度時に色信号を通すフィ
ルタの帯域を制限することでS/Nを改善するとともに
低い周波数の色信号は通すので、広い面積の部分の色は
残るため画像に違和感の生じない低輝度時色ノイズ低減
回路を実現できる。
ルタの帯域を制限することでS/Nを改善するとともに
低い周波数の色信号は通すので、広い面積の部分の色は
残るため画像に違和感の生じない低輝度時色ノイズ低減
回路を実現できる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0014】(図1)は本発明の一実施例の基本構成を
示したものである。(図1)において、1〜14は従来
例と同じ番号を付した。19,20は輝度信号の振幅に
応じて帯域を制限する第1,第2のローパスフィルタで
ある。
示したものである。(図1)において、1〜14は従来
例と同じ番号を付した。19,20は輝度信号の振幅に
応じて帯域を制限する第1,第2のローパスフィルタで
ある。
【0015】以上のように構成された低輝度時色ノイズ
低減回路について、以下その動作を説明する。
低減回路について、以下その動作を説明する。
【0016】まず、入力端子1から入力したCCD出力
信号は、輝度信号のローパスフィルタ5と第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力する。ローパスフィルタ
5に入力した信号は輝度信号として帯域を制限された
後、AGC回路9と色差信号の第1,第2のローパスフ
ィルタ19,20に入力する。AGC回路9に入力した
信号は出力振幅が一定になるように制御されて、ガンマ
補正回路12を通って、出力端子2から出力される。一
方第1,第2のサンプリング回路6,7に入力した信号
はマトリックス回路8で色差信号に変換され、それぞれ
第1,第2のAGC回路10,11で出力振幅が一定に
なるように制御されて、第1,第2のガンマ補正回路1
3,14を通り、さらに第1,第2のローパスフィルタ
19,20で輝度信号の振幅に応じたある帯域に制限さ
れて、それぞれ出力端子3,4から出力される。
信号は、輝度信号のローパスフィルタ5と第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力する。ローパスフィルタ
5に入力した信号は輝度信号として帯域を制限された
後、AGC回路9と色差信号の第1,第2のローパスフ
ィルタ19,20に入力する。AGC回路9に入力した
信号は出力振幅が一定になるように制御されて、ガンマ
補正回路12を通って、出力端子2から出力される。一
方第1,第2のサンプリング回路6,7に入力した信号
はマトリックス回路8で色差信号に変換され、それぞれ
第1,第2のAGC回路10,11で出力振幅が一定に
なるように制御されて、第1,第2のガンマ補正回路1
3,14を通り、さらに第1,第2のローパスフィルタ
19,20で輝度信号の振幅に応じたある帯域に制限さ
れて、それぞれ出力端子3,4から出力される。
【0017】たとえば本発明をビデオカメラに使用した
とする。輝度信号が20mV以上のときの第1,第2の
ローパスフィルタ19,20の帯域を0〜500kHz
とし、輝度信号が20mV以下になると(図4)に示す
ように第1,第2のローパスフィルタ19,20の帯域
幅を狭くしていき、最終的に第1,第2のローパスフィ
ルタ19,20の帯域が0〜100kHzに制限される
とすると、色差信号に含まれるノイズは、(図5)に示
されるように、一様な周波数分布を有すると考えられる
ので上述の帯域制限によって、(100/500=1/
5=−14dB)だけS/Nを改善することができる。
とする。輝度信号が20mV以上のときの第1,第2の
ローパスフィルタ19,20の帯域を0〜500kHz
とし、輝度信号が20mV以下になると(図4)に示す
ように第1,第2のローパスフィルタ19,20の帯域
幅を狭くしていき、最終的に第1,第2のローパスフィ
ルタ19,20の帯域が0〜100kHzに制限される
とすると、色差信号に含まれるノイズは、(図5)に示
されるように、一様な周波数分布を有すると考えられる
ので上述の帯域制限によって、(100/500=1/
5=−14dB)だけS/Nを改善することができる。
【0018】そして、色差信号のうち100kHz以下
の部分に相当する色の情報は低輝度時に帯域制限しても
のこるので、広い面積についている色は消えない。
の部分に相当する色の情報は低輝度時に帯域制限しても
のこるので、広い面積についている色は消えない。
【0019】以上のように本発明によれば、低輝度時の
色差信号に含まれるノイズを減少させることができると
ともに、低い周波数の色差信号は失われないので、たと
えば部屋のなかの壁や床といった広い面積についている
色が消えてしまう問題を発生しないので、画像に違和感
を生じない。
色差信号に含まれるノイズを減少させることができると
ともに、低い周波数の色差信号は失われないので、たと
えば部屋のなかの壁や床といった広い面積についている
色が消えてしまう問題を発生しないので、画像に違和感
を生じない。
【0020】また本発明は色差信号のみならず、原色信
号や変調後のクロマ信号にも同様に適用できるものであ
り、変調後のクロマ信号の場合はローパスフィルタのか
わりにバンドパスフィルタを用いればよい。
号や変調後のクロマ信号にも同様に適用できるものであ
り、変調後のクロマ信号の場合はローパスフィルタのか
わりにバンドパスフィルタを用いればよい。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。(図2)は本発明の第2の
実施例の基本構成を示したものである。(図2)におい
て、1〜14は従来例と同じ番号を付した。21は第1
のローパスフィルタであり、22は第2のローパスフィ
ルタであり、25は前記第1,第2のローパスフィルタ
21,22の出力信号を輝度信号の振幅に応じてミック
スする第1のMIX回路である。23は第3のローパス
フィルタであり、24は第4のローパスフィルタであ
り、26は前記第3,第4のローパスフィルタ23,2
4の出力信号を輝度信号の振幅に応じてミックスする第
2のMIX回路である。
面を参照しながら説明する。(図2)は本発明の第2の
実施例の基本構成を示したものである。(図2)におい
て、1〜14は従来例と同じ番号を付した。21は第1
のローパスフィルタであり、22は第2のローパスフィ
ルタであり、25は前記第1,第2のローパスフィルタ
21,22の出力信号を輝度信号の振幅に応じてミック
スする第1のMIX回路である。23は第3のローパス
フィルタであり、24は第4のローパスフィルタであ
り、26は前記第3,第4のローパスフィルタ23,2
4の出力信号を輝度信号の振幅に応じてミックスする第
2のMIX回路である。
【0022】以上のように構成された本発明の第2の実
施例の低輝度時色ノイズ低減回路について、以下その動
作を説明する。
施例の低輝度時色ノイズ低減回路について、以下その動
作を説明する。
【0023】まず、入力端子1から入力したCCD出力
信号は、輝度信号のローパスフィルタ5と第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力する。ローパスフィルタ
5に入力した信号は輝度信号として帯域を制限された
後、AGC回路9と第1,第2のMIX回路25,26
に入力する。AGC回路9に入力した信号は出力振幅が
一定になるように制御されて、ガンマ補正回路12を通
って、出力端子2から出力される。一方第1,第2のサ
ンプリング回路6,7に入力した信号はマトリックス回
路8で色差信号に変換され、それぞれ第1,第2のAG
C回路10,11で出力振幅が一定になるように制御さ
れて、第1,第2のガンマ補正回路13,14に入力さ
れる。第1のガンマ補正回路13の出力信号は第1,第
2のローパスフィルタ21,22に入力される。第1の
ローパスフィルタ21に入力した色差信号はある帯域に
制限されて出力され、第2のローパスフィルタ22に入
力した色差信号はまた別のある帯域に制限されて出力さ
れ、第1のMIX回路25で輝度信号の振幅に応じたあ
る割合でミックスされて出力端子3から出力される。同
様に第2のガンマ補正回路14の出力信号は第3,第4
のローパスフィルタ23,24に入力される。第3のロ
ーパスフィルタ23に入力した色差信号はある帯域に制
限されて出力され、第4のローパスフィルタ24に入力
した色差信号はまた別のある帯域に制限されて出力さ
れ、第2のMIX回路26で輝度信号の振幅に応じたあ
る割合でミックスされて出力端子4から出力される。
信号は、輝度信号のローパスフィルタ5と第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力する。ローパスフィルタ
5に入力した信号は輝度信号として帯域を制限された
後、AGC回路9と第1,第2のMIX回路25,26
に入力する。AGC回路9に入力した信号は出力振幅が
一定になるように制御されて、ガンマ補正回路12を通
って、出力端子2から出力される。一方第1,第2のサ
ンプリング回路6,7に入力した信号はマトリックス回
路8で色差信号に変換され、それぞれ第1,第2のAG
C回路10,11で出力振幅が一定になるように制御さ
れて、第1,第2のガンマ補正回路13,14に入力さ
れる。第1のガンマ補正回路13の出力信号は第1,第
2のローパスフィルタ21,22に入力される。第1の
ローパスフィルタ21に入力した色差信号はある帯域に
制限されて出力され、第2のローパスフィルタ22に入
力した色差信号はまた別のある帯域に制限されて出力さ
れ、第1のMIX回路25で輝度信号の振幅に応じたあ
る割合でミックスされて出力端子3から出力される。同
様に第2のガンマ補正回路14の出力信号は第3,第4
のローパスフィルタ23,24に入力される。第3のロ
ーパスフィルタ23に入力した色差信号はある帯域に制
限されて出力され、第4のローパスフィルタ24に入力
した色差信号はまた別のある帯域に制限されて出力さ
れ、第2のMIX回路26で輝度信号の振幅に応じたあ
る割合でミックスされて出力端子4から出力される。
【0024】たとえば本発明を第1の実施例と同じくビ
デオカメラに使用したとする。第1,第3のローパスフ
ィルタの帯域を0〜500kHzとし、第2,第4のロ
ーパスフィルタの帯域を0〜100kHzとしておく。
そして第1,第2のMIX回路からの出力信号における
第1,第3のローパスフィルタ21,23からの出力信
号の占めるミックスの割合をkとし、(図6)の(A)
に示すように輝度信号が20mV以上のときはミックス
の割合k=1とし、輝度信号が20mV以下になるとミ
ックスの割合kが小さくなっていき、最終的にk=0に
なるようにしておくと、低輝度になり輝度信号の振幅が
20mVよりも小さくなると、第1,第2のMIX回路
からは第1,第3のローパスフィルタ21,23から出
力される0〜500kHzの帯域幅を持つ色差信号は徐
々に小さくなって最終的に出力されなくなり、逆に第
2,第4のローパスフィルタ22,24から出力される
0〜100kHzに帯域制限された色差信号が大きくな
っていく。よって輝度信号が20mVよりも小さくなる
につれて100kHz〜500kHzの帯域にある色差
信号は徐々に小さくなって、最終的に出力されなくなる
が、0〜100kHzの帯域にある色差信号は常にある
一定の振幅に保たれる。
デオカメラに使用したとする。第1,第3のローパスフ
ィルタの帯域を0〜500kHzとし、第2,第4のロ
ーパスフィルタの帯域を0〜100kHzとしておく。
そして第1,第2のMIX回路からの出力信号における
第1,第3のローパスフィルタ21,23からの出力信
号の占めるミックスの割合をkとし、(図6)の(A)
に示すように輝度信号が20mV以上のときはミックス
の割合k=1とし、輝度信号が20mV以下になるとミ
ックスの割合kが小さくなっていき、最終的にk=0に
なるようにしておくと、低輝度になり輝度信号の振幅が
20mVよりも小さくなると、第1,第2のMIX回路
からは第1,第3のローパスフィルタ21,23から出
力される0〜500kHzの帯域幅を持つ色差信号は徐
々に小さくなって最終的に出力されなくなり、逆に第
2,第4のローパスフィルタ22,24から出力される
0〜100kHzに帯域制限された色差信号が大きくな
っていく。よって輝度信号が20mVよりも小さくなる
につれて100kHz〜500kHzの帯域にある色差
信号は徐々に小さくなって、最終的に出力されなくなる
が、0〜100kHzの帯域にある色差信号は常にある
一定の振幅に保たれる。
【0025】色差信号に含まれるノイズは、(図5)に
示されるように、一様な周波数分布を有すると考えられ
るので上述の帯域制限によって、(100/500=1
/5=−14dB)だけS/Nを改善することができ
る。
示されるように、一様な周波数分布を有すると考えられ
るので上述の帯域制限によって、(100/500=1
/5=−14dB)だけS/Nを改善することができ
る。
【0026】そして、色差信号のうち100kHz以下
の部分に相当する色の情報は低輝度時にものこるので、
広い面積についている色は消えない。
の部分に相当する色の情報は低輝度時にものこるので、
広い面積についている色は消えない。
【0027】また本発明の第2の実施例によれば、(図
6)の(B)に示すように低輝度時にもミックスの割合
kが最終的にある割合k=bを維持するようにすること
で低輝度時にS/Nを改善するとともに小さな面積につ
いている色についても消してしまわずに残すということ
も簡単にできる。
6)の(B)に示すように低輝度時にもミックスの割合
kが最終的にある割合k=bを維持するようにすること
で低輝度時にS/Nを改善するとともに小さな面積につ
いている色についても消してしまわずに残すということ
も簡単にできる。
【0028】また本発明は色差信号のみならず、原色信
号や変調後のクロマ信号にも同様に適用できるものであ
り、変調後のクロマ信号の場合はローパスフィルタのか
わりにバンドパスフィルタを用いればよい。
号や変調後のクロマ信号にも同様に適用できるものであ
り、変調後のクロマ信号の場合はローパスフィルタのか
わりにバンドパスフィルタを用いればよい。
【0029】次に、本発明の第3の実施例について、図
面を参照しながら説明する。(図3)は本発明の第3の
実施例の基本構成を示したものである。(図3)におい
て、1〜14は従来例と同じ番号を付した。21は第1
のローパスフィルタであり、22は第2のローパスフィ
ルタであり、27は前記第1,第2のローパスフィルタ
の出力信号を輝度信号の振幅に応じてきりかえる第1の
スイッチ回路である。23は第3のローパスフィルタで
あり、24は第4のローパスフィルタであり、28は前
記第3,第4のローパスフィルタの出力信号を輝度信号
の振幅に応じてきりかえる第2のスイッチ回路である。
面を参照しながら説明する。(図3)は本発明の第3の
実施例の基本構成を示したものである。(図3)におい
て、1〜14は従来例と同じ番号を付した。21は第1
のローパスフィルタであり、22は第2のローパスフィ
ルタであり、27は前記第1,第2のローパスフィルタ
の出力信号を輝度信号の振幅に応じてきりかえる第1の
スイッチ回路である。23は第3のローパスフィルタで
あり、24は第4のローパスフィルタであり、28は前
記第3,第4のローパスフィルタの出力信号を輝度信号
の振幅に応じてきりかえる第2のスイッチ回路である。
【0030】以上のように構成された本発明の第3の実
施例の低輝度時色ノイズ低減回路について、以下その動
作を説明する。
施例の低輝度時色ノイズ低減回路について、以下その動
作を説明する。
【0031】まず、入力端子1から入力したCCD出力
信号は、輝度信号のローパスフィルタ5と第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力する。ローパスフィルタ
5に入力した信号は輝度信号として帯域を制限された
後、AGC回路9と第1,第2のスイッチ回路27,2
8に入力する。AGC回路9に入力した信号は出力振幅
が一定になるように制御されて、ガンマ補正回路12を
通って、出力端子2から出力される。一方第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力した信号はマトリックス
回路8で色差信号に変換され、それぞれ第1,第2のA
GC回路10,11で出力振幅が一定になるように制御
されて、第1,第2のガンマ補正回路13,14に入力
される。第1のガンマ補正回路13の出力信号は第1,
第2のローパスフィルタ21,22に入力される。第1
のローパスフィルタ21に入力した色差信号はある帯域
に制限されて出力され、第2のローパスフィルタ22に
入力した色差信号はまた別のある帯域に制限されて出力
され、第1のスイッチ回路27で第1のローパスフィル
タ21か第2のローパスフィルタ22の出力信号のどち
らかを輝度信号の振幅に応じて出力端子3から出力す
る。同様に第2のガンマ補正回路14の出力信号は第
3,第4のローパスフィルタ23,24に入力される。
第3のローパスフィルタ23に入力した色差信号はある
帯域に制限されて出力され、第4のローパスフィルタ2
4に入力した色差信号はまた別のある帯域に制限されて
出力され、第2のスイッチ回路28で第3のローパスフ
ィルタ23か第4のローパスフィルタ24の出力信号の
どちらかを輝度信号の振幅に応じて出力端子4から出力
される。
信号は、輝度信号のローパスフィルタ5と第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力する。ローパスフィルタ
5に入力した信号は輝度信号として帯域を制限された
後、AGC回路9と第1,第2のスイッチ回路27,2
8に入力する。AGC回路9に入力した信号は出力振幅
が一定になるように制御されて、ガンマ補正回路12を
通って、出力端子2から出力される。一方第1,第2の
サンプリング回路6,7に入力した信号はマトリックス
回路8で色差信号に変換され、それぞれ第1,第2のA
GC回路10,11で出力振幅が一定になるように制御
されて、第1,第2のガンマ補正回路13,14に入力
される。第1のガンマ補正回路13の出力信号は第1,
第2のローパスフィルタ21,22に入力される。第1
のローパスフィルタ21に入力した色差信号はある帯域
に制限されて出力され、第2のローパスフィルタ22に
入力した色差信号はまた別のある帯域に制限されて出力
され、第1のスイッチ回路27で第1のローパスフィル
タ21か第2のローパスフィルタ22の出力信号のどち
らかを輝度信号の振幅に応じて出力端子3から出力す
る。同様に第2のガンマ補正回路14の出力信号は第
3,第4のローパスフィルタ23,24に入力される。
第3のローパスフィルタ23に入力した色差信号はある
帯域に制限されて出力され、第4のローパスフィルタ2
4に入力した色差信号はまた別のある帯域に制限されて
出力され、第2のスイッチ回路28で第3のローパスフ
ィルタ23か第4のローパスフィルタ24の出力信号の
どちらかを輝度信号の振幅に応じて出力端子4から出力
される。
【0032】たとえば本発明を第1の実施例と同じくビ
デオカメラに使用したとする。第1,第3のローパスフ
ィルタ21,23の帯域を0〜500kHzとし、第
2,第4のローパスフィルタ22,24の帯域を0〜1
00kHzとしておく。さらにスイッチ回路27,28
が輝度信号が20mV以上のときは第1,第3のローパ
スフィルタ21,23からの信号を出力端子3,4へ出
力し、輝度信号が20mV以下になると第2,第4のロ
ーパスフィルタ22,24からの信号を出力端子3,4
へ出力するように切り替わるとすると、明るく輝度信号
が20mVより大きい時には0〜500kHzの帯域幅
を持つ色差信号が出力端子3,4より出力され、暗くな
って輝度信号が20mVよりも小さくなると0〜100
kHzの帯域幅を持つ色差信号が出力端子3,4より出
力されるようになる。
デオカメラに使用したとする。第1,第3のローパスフ
ィルタ21,23の帯域を0〜500kHzとし、第
2,第4のローパスフィルタ22,24の帯域を0〜1
00kHzとしておく。さらにスイッチ回路27,28
が輝度信号が20mV以上のときは第1,第3のローパ
スフィルタ21,23からの信号を出力端子3,4へ出
力し、輝度信号が20mV以下になると第2,第4のロ
ーパスフィルタ22,24からの信号を出力端子3,4
へ出力するように切り替わるとすると、明るく輝度信号
が20mVより大きい時には0〜500kHzの帯域幅
を持つ色差信号が出力端子3,4より出力され、暗くな
って輝度信号が20mVよりも小さくなると0〜100
kHzの帯域幅を持つ色差信号が出力端子3,4より出
力されるようになる。
【0033】色差信号に含まれるノイズは、(図5)に
示されるように、一様な周波数分布を有すると考えられ
るので上述の帯域制限によって、(100/500=1
/5=−14dB)だけS/Nを改善することができ
る。
示されるように、一様な周波数分布を有すると考えられ
るので上述の帯域制限によって、(100/500=1
/5=−14dB)だけS/Nを改善することができ
る。
【0034】そして、色差信号のうち100kHz以下
の部分に相当する色の情報は低輝度時にものこるので、
広い面積についている色は消えない。
の部分に相当する色の情報は低輝度時にものこるので、
広い面積についている色は消えない。
【0035】また本発明の第3の実施例によれば、第
1,第2あるいは第3,第4のローパスフィルタからの
信号を輝度信号の振幅に応じて切り換えて出力するだけ
で、輝度信号の振幅に応じてローパスフィルタの特性や
色差信号の振幅を変化させないので、あらかじめ第1,
第2あるいは第3,第4のローパスフィルタの特性を設
定しておけば、輝度信号により色差信号の特性にバラツ
キを生じることなく必要な帯域と振幅をもった色差信号
を得ることができる。
1,第2あるいは第3,第4のローパスフィルタからの
信号を輝度信号の振幅に応じて切り換えて出力するだけ
で、輝度信号の振幅に応じてローパスフィルタの特性や
色差信号の振幅を変化させないので、あらかじめ第1,
第2あるいは第3,第4のローパスフィルタの特性を設
定しておけば、輝度信号により色差信号の特性にバラツ
キを生じることなく必要な帯域と振幅をもった色差信号
を得ることができる。
【0036】また本発明は色差信号のみならず、原色信
号や変調後のクロマ信号にも同様に適用できるものであ
り、変調後のクロマ信号の場合はローパスフィルタのか
わりにバンドパスフィルタを用いればよい。
号や変調後のクロマ信号にも同様に適用できるものであ
り、変調後のクロマ信号の場合はローパスフィルタのか
わりにバンドパスフィルタを用いればよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明は、低輝
度時に色信号を通すフィルタの帯域を制限することでS
/Nを改善するとともに低い周波数の色信号は通すの
で、広い面積の部分の色は残るため画像に違和感の生じ
ない低輝度時色ノイズ低減回路を実現できるものであ
る。
度時に色信号を通すフィルタの帯域を制限することでS
/Nを改善するとともに低い周波数の色信号は通すの
で、広い面積の部分の色は残るため画像に違和感の生じ
ない低輝度時色ノイズ低減回路を実現できるものであ
る。
【図1】本発明の低輝度時色ノイズ低減回路の基本構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例の基本構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図3】本発明の第3の実施例の基本構成を示すブロッ
ク図
ク図
【図4】本発明の第1の実施例のローパスフィルタ特性
例
例
【図5】色差信号に含まれるノイズの周波数分布
【図6】本発明の第2の実施例のMIX回路の特性例
【図7】従来例の回路図
【図8】従来例の利得制御回路の特性例
1 入力端子 2,3,4 出力端子 5 輝度信号のローパスフィルタ 6,7 サンプリング回路 8 マトリックス回路 9〜11 AGC回路 12〜14 ガンマ補正回路 19,20 ローパスフィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 輝度信号の振幅に応じて帯域幅の変化す
るフィルタに色信号を通して、上記色信号のノイズを低
減することを特徴とする低輝度時色ノイズ低減回路。 - 【請求項2】 帯域幅の異なる2つのフィルタと輝度信
号の振幅に応じて前記2つのフィルタからの信号をミッ
クスする割合を変化させるMIX回路とを設けたことを
特徴とする低輝度時色ノイズ低減回路。 - 【請求項3】 帯域幅の異なる2つのフィルタと輝度信
号の振幅に応じて切り替わるスイッチ回路とを設けたこ
とを特徴とする低輝度時色ノイズ低減回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33842492A JPH06189324A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 低輝度時色ノイズ低減回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33842492A JPH06189324A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 低輝度時色ノイズ低減回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06189324A true JPH06189324A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18318025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33842492A Pending JPH06189324A (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 低輝度時色ノイズ低減回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06189324A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007043312A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Fujifilm Holdings Corp | 撮影装置 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP33842492A patent/JPH06189324A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007043312A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Fujifilm Holdings Corp | 撮影装置 |
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