JPH06188976A - 交換機用試験装置 - Google Patents

交換機用試験装置

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JPH06188976A
JPH06188976A JP34015892A JP34015892A JPH06188976A JP H06188976 A JPH06188976 A JP H06188976A JP 34015892 A JP34015892 A JP 34015892A JP 34015892 A JP34015892 A JP 34015892A JP H06188976 A JPH06188976 A JP H06188976A
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test
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signal
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Application number
JP34015892A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Fukuzawa
俊幸 福澤
Osamu Yaegashi
修 八重樫
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のハードウエア構成で、交換機の機能試
験を能率的に行い得る。 【構成】 キーボード6から入力された情報に従って疑
似呼制御回路14は、記憶装置17の回線情報を基に、
回線をランダムに選択して対応する回線制御回路16を
駆動する。回線制御回路16は、試験仕様書に記述され
ている命令に従って、選択信号を回線交換機4との接続
線を通じて供給し回線交換機4の各回線に対して疑似呼
が掛けられる。交換機4からの動作出力信号は疑似呼発
生部3で受信されコンソール部2に通知される。コンソ
ール制御回路7は受け取った実行結果情報を全回線表示
制御回路8へ通知する。全回線表示制御回路8は実行結
果情報から回線の番号と命令種別を識別し、これに応じ
た位置の表示を変更し、全回線の状態結果をグラフィッ
ク表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は交換機用試験装置に関
し、例えば、回線交換機などの機能試験などを行うため
の試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高度な交換システムが実現されつ
つある。しかも、この様な交換システムに使用されてい
る交換機は数百から数千回線にわたる加入者回線を収容
し、回線交換などを行う。
【0003】この様な回線交換機は、一般的に信頼性を
保証するために、疑似呼試験装置などを接続して機能試
験を行っている。
【0004】この疑似呼試験装置は、各接続線で回線交
換機と接続し、送出する選択信号と検出する状態をシー
ケンシャルに記述している試験仕様書に従い選択信号を
回線交換機に送信し、接続された回線交換機の各接続線
からの出力状態を検出することによって回線交換機の動
作確認を行っている。
【0005】そして、この疑似呼試験装置は、例えば、
試験対象の回線交換機に対して送出する選択信号とし
て、オンフック信号、ダイアル信号、オフフック信号な
どがある。そして、回線交換機から出力される状態信号
としては、可聴音信号、通話信号、呼び出し信号などが
ある。
【0006】従来の疑似呼試験装置においては、試験中
における交換機の回線(接続線)毎の状態表示は使用又
は未使用などの識別だけを行うものであって、その他の
状態情報を表示するものではなかった。
【0007】例えば、文献:特開昭63−214052
号公報に示されている疑似呼試験装置においては、各回
線毎に、該当回線が発信動作中には第1の表示色に点灯
させ、着信動作中には第2の表示色に点灯する2色発光
素子を備えて、状態を識別している。
【0008】また、この疑似呼試験装置と回線交換機と
は、各回線端子ごとに信号線(導線)でMDF(主配電
盤)などを介して接続されている。実際には回線端子数
が数百に及ぶ場合であっても回線端子毎に信号線で接続
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
疑似呼試験装置においては、試験対象の交換機に対して
発信中の状態表示、又は着信中の状態表示をそれぞれ発
光素子などによって各回線ごとに行うものであり、試験
対象の回線数(接続線数)が多くなると、発光素子群
(表示部)のハードウエア規模が大きくなるという問題
がある。
【0010】また、回線交換機に対する呼シーケンスに
は、オンフック、ダイヤリング、オフフックなどいろい
ろな状態があるにもかかわらず、これらのシーケンスの
各段階をそれぞれ自動的に試験することができる機能を
従来の疑似呼試験装置が備えていなかった。このため回
線交換機の機能試験を人手によってマニュアルで試験し
ていた。従って、数百〜千回線にわたる回線の試験に非
常に時間がかかっていた。
【0011】また、疑似呼試験装置と交換機とは接続線
で接続を行って、各接続線を通じていて試験命令を交換
機に与え、そして、回線交換機から出力される信号の状
態などを判断して機能試験を行っている。この接続線は
実際には回線交換機の回線が数百〜千回線にわたる場合
であっても、接続線の数も数百〜千の接続線数を疑似呼
試験装置と回線交換機との間に人手によって接続しなけ
ればならないので、接続するコネクタの位置を誤ったり
して、正常な試験を行うことができない場合がある。
【0012】この様な接続誤りが起こる可能性があるに
も関わらず、従来においては、回線交換機との間のこの
様な接続誤りを検出できる機能を備えた試験装置がなか
った。
【0013】以上の様な背景から、能率的に回線交換機
などと回線接続確認や機能試験などが可能な交換機用試
験装置が要請されていた。
【0014】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、小型のハードウエ
ア構成で、交換機の機能試験を能率的に行い得る交換機
用試験装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この第1の発明の交換機
用試験装置は、以上の目的を達成するために、試験対象
の交換機との間の各接続線を通じて、呼シーケンスに従
って試験用動作命令信号を供給する供給手段と、上記試
験用動作命令信号の上記交換機への供給によって上記交
換機の各接続線から出力される動作出力信号を検出する
検出手段とを備えた交換機用試験装置において、以下の
特徴的な構成で実現した。
【0016】つまり、少なくとも1以上の試験用動作命
令情報(例えば、オンフック情報、オフフック情報、フ
ッキング情報など)を用意し、上記供給手段は、試験内
容に応じて、いずれかの試験用動作命令情報に対応する
試験用動作命令信号(例えば、オンフック動作命令信
号、オフフック動作命令信号、フッキング動作命令信号
など)を上記交換機の各接続線に供給し、上記検出手段
の検出信号に従い動作結果を判断し、上記各接続線に対
応する各回線ごとの動作結果情報(例えば、オンフック
動作正常若しくは異常情報、オフフック動作正常若しく
は異常情報、フッキング動作正常若しくは異常情報な
ど)をグラフィック表示出力又は印刷出力する出力手段
を備えたことを特徴とする。
【0017】尚、上記出力手段は、上記動作結果情報を
各回線ごとにリアルタイムにグラフィック表示出力若し
くは印刷出力する、又は、各回線の上記動作結果情報を
一括してグラフィック表示出力若しくは印刷出力するこ
とであってもよい。
【0018】また、第2の発明の交換機用試験装置は、
以上の目的を達成するために、試験対象の交換機との接
続線を通じて、呼シーケンスに従って試験用動作命令信
号を供給する供給手段と、上記試験用動作命令信号の上
記交換機への供給によって上記交換機の各接続線から出
力される動作出力信号を検出する検出手段とを備えた交
換機用試験装置において、以下の特徴的な構成で実現し
た。
【0019】つまり、試験対象の交換機との電気的な接
続を確認するための接続確認試験用情報(例えば、回線
1に対するオフフック動作命令情報)を格納している格
納手段を備え、上記供給手段は、上記接続確認用情報に
基づき、試験対象の交換機との各接続線を通じて交換機
に対して接続確認試験用動作命令信号を供給し、上記検
出手段は、上記接続確認試験用動作命令信号の上記交換
機への供給によって上記交換機の各接続線から出力され
る動作出力信号(例えば、回線1に対するオフフック動
作命令によって、交換機からのPDT(プライマリ・ダ
イヤル・トーン)信号)を検出し、最初に上記供給手段
は、交換機との間の接続線のいずれか一つの接続線を選
択して、この選択された接続線を通じて上記交換機に接
続確認試験用動作命令信号(例えば、回線1に対するオ
フフック動作命令信号)を供給して、交換機からの動作
出力信号(例えば、PDT信号など)の有無を検出し、
上記動作出力信号を無検出の場合は、異常接続の確認結
果情報を出力し、上記動作出力信号を有検出の場合は、
正常接続の確認結果情報を出力し、上記接続線が正常な
場合は、次に残りの未確認接続線に対して上記接続確認
試験用動作命令信号を供給して、上記交換機からの動作
出力信号の有無を検出し、この有無に応じた接続確認結
果情報を出力して上記交換機との間の各接続線の電気的
接続の確認を行うことを特徴とする。
【0020】
【作用】この第1の発明の交換機用試験装置によれば、
試験内容に応じた試験用動作命令情報に対応する試験用
動作命令信号を交換機の各接続線に供給でき、この供給
によって交換機から出力される各動作出力信号を判断し
て、各動作結果をグラフィック表示又は印刷出力できる
ので、試験内容に応じた各回線の試験結果を能率的に確
認することができる。
【0021】そして、ディスプレイなど(例えば、CR
Tディスプレイや液晶ディスプレイやELディスプレイ
やプラズマディスプレイなど)に例えば、各回線の機能
試験結果をシンボルなどで表示させたり、プリンタなど
にシンボルで印刷出力することができるので、ハードウ
エア的にも小型の構成で各回線の試験結果を出力するこ
とができる。
【0022】この動作結果のグラフィック表示又は印刷
出力においては、各回線の動作結果情報をリアルタイム
に出力することもでき、また、各回線の上記動作結果情
報を一括して出力こともできるので、用途や目的に応じ
た出力形態をとることができる。また、試験の経過状態
や遷移状態をリアルタイムに表示したり、全回線の試験
結果後に一括して各回線の結果を出力すると、試験中に
おいて作業者が監視していなくても、自動的に試験結果
を得ることができる。
【0023】また、第2の発明の交換機用試験装置によ
れば、交換機と交換機用試験装置との間の接続線の電気
的接続の確認を、接続確認試験用情報を用いて各接続線
のいずかを通じて、接続確認試験用動作命令信号を供給
し、交換機からの動作出力信号の有無を検出し、所定の
信号が検出されない場合は、接続の異常と判断できる。
【0024】そして、所定の信号が検出された場合は、
接続は正常と判断できるので、残りの未確認接続線に対
して、それぞれ接続確認試験用動作命令信号を各接続線
を通じて交換機に供給して、各接続線から出力される動
作出力信号の有無を検出して、この有無に応じた接続確
認結果情報を出力できるので、いずれかの接続線に異常
が介在する場合には、この接続確認結果情報によって電
気的に異常な接続線の特定を行うことができる。
【0025】従って、第1発明及び第2の発明によれ
ば、人手を軽減して、小型のハードウエア構成で能率的
に接続確認試験や機能試験を行うことができる。
【0026】
【実施例】次にこの発明の交換機試験装置を回線交換機
用の疑似呼試験装置に適用した場合の好適な一実施例を
図面を用いて説明する。
【0027】図1はこの一実施例の疑似呼試験装置の機
能ブロック図である。
【0028】この図1の機能ブロック図において、この
疑似呼試験装置1は、主にコンソール部2と疑似呼発生
部3とから構成されている。このコンソール部2は、デ
ィスプレイ5とキーボード6とコンソール制御回路7と
全回線表示制御回路8と特定回線表示制御回路9と記憶
装置10と通信制御回路11とから構成されている。そ
して、疑似呼発生部3は通信制御回路12と試験制御回
路13と疑似呼制御14a〜14nと回線接続検証回路
15と回線制御回路16a〜16nと記憶装置17とか
ら構成されている。
【0029】以上の様な構成によって、試験対象の回線
交換機4の試験を行う。まず、この回線交換機4の機能
試験の結果として、回線状態情報の表示のための動作を
説明する。
【0030】キーボード6から試験条件と回線表示情報
を入力する。最初に回線表示情報が全回線表示の場合を
説明する。
【0031】そして、コンソール制御回路7は、全回線
表示制御回路8とコンソール部2の通信制御回路11を
駆動する。そして、試験条件を通知する。そして、全回
線表示制御回路8はディスプレイ5を全回線表示用に初
期化させる。そして、通信制御回路11は、試験条件と
回線表示情報を送信する。
【0032】疑似呼発生部3の通信制御回路12は試験
条件を受信すると、これを試験制御回路13にこの試験
条件と回線表示情報とを通知する。そして、試験制御回
路13は、通知された試験条件から実行すべき試験仕様
書を定め、各疑似呼制御回路14a〜14nを駆動す
る。この各疑似呼制御回路14a〜14nが駆動される
ことによって疑似呼bが形成され、回線制御回路16a
〜16nに供給される。そして、各疑似呼制御回路14
a〜14nは、記憶装置17の回線情報を基にして、回
線をランダムに選択してそれに対応する回線制御回路1
6a〜16nを駆動する。そして、回線制御回路16a
〜16nは、試験仕様書に記述されている命令に従っ
て、選択信号dを回線交換機4との接続線を通じて供給
する。又は、回線交換機4からの動作出力信号を取り込
む。この様にして、回線交換機4の各回線に対して疑似
呼が掛けられる。
【0033】そして、回線制御回路16a〜16nは、
命令を実行した後にその実行結果aと時刻情報とを疑似
呼制御回路14a〜14nへ通知する。そして、疑似呼
制御回路14a〜14nは、回線制御回路16a〜16
nから受け取った実行結果aを試験制御回路13へ通知
する。
【0034】そして、試験制御回路13は、更にこの実
行結果情報を通信制御回路12へ通知する。通信制御回
路12は、受け取った実行結果情報をコンソール部2の
通信制御回路11へ通知する。通信制御回路11は、受
信した実行結果情報をコンソール制御回路7へ通知す
る。コンソール制御回路7は、受け取った実行結果情報
を全回線表示制御回路8へ通知する。同時に記憶装置1
0に実行結果情報を供給して記憶させる。
【0035】そして、全回線表示制御回路8は、受け取
った実行結果情報から回線の番号と命令種別を識別し、
これに応じた位置の表示を変更する。この時に、命令種
別の選択信号と状態検出結果とが一致して正しい場合
は、例えば、白色で表示する。逆に状態結果が正しくな
い場合は、例えば、赤色で表示する。この様にして全回
線の状態結果をグラフィック表示させることができる。
【0036】この全回線の試験結果情報をグラフィック
表示させたものが図3の表示例である。
【0037】この図3においては、全回線の試験結果を
一括表示している。そして、各回線のシンボルは、図2
の試験仕様書の各命令に従って表示されている。そし
て、試験結果が正常な場合は、シンボル表示を白色で行
い、異常な場合はシンボル表示を赤色で行うことによっ
て、異常な回線がいずれであるかを視認しやすくしてい
る。この様にして、00回線〜5F回線までの試験結果
を表示している。
【0038】尚、この一実施例の試験命令として、呼シ
ーケンスに従った一般的な命令として、例えば、オフフ
ック、オンフック、フッキング、IR(リンギング)検
出、PDT(プライマリ・ダイヤル・トーン)検出、R
BT(リング・バックトーン)検出、可聴音停止、DP
(ダイヤル・パルス)送出、PB(プッシュ・ボタン)
送出、話す、聞くなどの試験命令を用意している。従っ
て、これらの試験命令を選択して回線交換機4に与えて
試験できる様にしている。これらの各試験命令に対応す
る表示シンボルとしては図2に示す様に定義している。
【0039】このため、図2に定義した表示シンボルに
よって、全回線の試験結果(図3)が表示されている。
【0040】次にキーボード6から入力される回線表示
情報が特定回線情報の場合の動作を説明する。この場合
は、上述の全回線に対する試験の結果によって、特定の
回線の異常解析を行う場合などに適用される。
【0041】まず、コンソール制御回路7は、試験条件
と特定回線表示情報を受け取ったときに特定回線表示制
御回路9を駆動する。そして、特定回線表示制御回路9
は、ディスプレイ5を特定回線表示用に初期化する。そ
の後の動作は、上述の全回線表示の場合の疑似呼が形成
されるまでの動作と全く同じである。但し、特定回線表
示の場合は、通知される回線表示情報に表示する回線の
番号が含まれている。そして、試験制御回路13から駆
動された疑似呼制御回路14a〜14nは、特定回線表
示の対象になっている回線を選択したときだけ、表示の
対象となっている回線の実行結果情報をコンソール部2
へ送信する。
【0042】そして、コンソール制御回路7から実行結
果情報を受け取った特定回線制御回路9は、この実行結
果情報から回線の番号と命令の種別を識別して、特定回
線に与えられた試験命令に対する、それぞれの応答結果
を状態遷移図としてグラフィック表示させる。
【0043】図4は、特定回線に対して各試験命令を与
えた場合の状態遷移図の表示の一例を示している。
【0044】この図4においては、交換機4と疑似呼試
験装置1との間の接続線の内、回線1と回線2に対応す
る接続線を通じて、試験の状態遷移図を表している。
【0045】この図4において、例えば、疑似呼試験装
置1の回線1出力から最初にオフフック(OFF HO
OK)信号S21を回線交換機4に供給し、回線交換機
4からのPDT,ON信号S22が正常に疑似呼試験装
置1の回線1入力に供給される遷移などを表している。
ここで、回線交換機4に異常が起きていると、PDT,
ON信号S22は出力されず、代わりに異常メッセージ
などが表示される。
【0046】例えば、もしもS22の段階で異常メッセ
ージが出力された場合は、以後の試験命令信号による試
験は行われないので、S22以後の状態遷移図は当然表
示されない。
【0047】そして、この図4の例においては、疑似呼
試験装置1の回線2と回線交換機4との間の信号の授受
の試験も行っていることを、S27、S28、S31な
どの信号で表し、これらの信号の授受のタイミング関係
を遷移図で表している。
【0048】次に疑似呼試験装置1と回線交換機1との
間の接続線(回線)の電気的接続の確認試験のための動
作を説明する。
【0049】図5は回線接続確認試験のフローチャート
である。この図5を用いて電気的接続の確認試験のため
の動作を説明する。
【0050】まず、接続線の電気的接続の確認(検証)
においては、全ての回線に対してリンギングの鳴動確認
試験をシーケンシャルに実施する。このため、いずれか
の発呼側の回線(接続線)を予め選択して指定しておく
必要がある。この指定された回線を発呼側回線とする。
【0051】そして、コンソール部2は試験制御回路1
3に対して通信制御回路12を通じて回線接続確認(検
証)の命令を通知する。この命令には、発呼側回線を指
定する命令も含んでいる。そして、試験制御回路13は
回線接続検証回路15を駆動する。
【0052】そして、回線接続検証回路15は、記憶装
置17の回線情報を用いて指定された発呼側回線に対応
する回線制御回路16a〜16nを駆動する。そして、
回線制御回路16a〜16nは、その発呼側回線をオフ
フックさせる動作命令信号を回線交換機4に対して供給
させ、疑似呼を掛ける(S1)。
【0053】このオフフック動作命令信号に対する回線
交換機4からの動作出力信号としてPDT(プライマリ
・ダイヤル・トーン)信号の有無を回線接続検証回路1
5は検出する(S2)。ここで、PDT信号が検出され
ない場合は、発呼側回線(接続線)の接続が異常である
として、例えば、接続異常メッセージをディスプレイ5
に表示させる(S12)。そして、発呼側回線(接続
線)の異常を作業者に提示させる。
【0054】一方、上記S2において、PDT信号が検
出されると、発呼側回線(接続線)は正常に回線交換機
4に対して接続されているものと判断する。次に正常な
発呼側回線(接続線)から回線交換機4に対して疑似呼
を掛けて、残りの全ての回線に対する接続確認をシーケ
ンシャルに行う。
【0055】このため、未確認残り回線があるか否かを
回線接続検証回路15は確認し(S4)、未確認残り回
線に対する回線情報を記憶装置17から取り出して、検
証対象回線を選択する(S5)。次にこの選択された回
線に対応する接続線に信号を供給する回線制御回路16
a〜16nのいずれかを駆動し、回線交換機4の発呼側
回線にオフフック動作命令信号を与える(S6)。
【0056】次に選択信号を与える(S7)。次に回線
交換機4の発呼側回線からの呼出音RBT信号の有無
と、検証対象回線からのリンギングIR信号の有無とを
回線接続検証回路15は検出する(S8)。ここで、呼
出音RBT信号及びリンギングIR信号が共に有検出さ
れたならば、ディスプレイ5に検証対象回線の電気的接
続は正常として、正常メッセージを表示させる(S
9)。そして、発呼側回線及び検証対象回線共にオンフ
ック命令信号を与える(S10)。
【0057】しかしながら、上記S8の確認において、
呼出音RBT信号又はリンギングIR信号が検出されな
ければ、接続線の異常と判断して、この旨の情報とし
て、接続異常メッセージをディスプレイ5に表示させる
(S11)。次に上記S10を行う。
【0058】この様にして上述のS4〜S10を行って
1つの検証対象回線(接続線)の電気的接続の確認(検
証)を行うことができた。
【0059】そして、その他の未確認回線に対しても上
述のS5〜S11の方法で処理して各回線(接続線)の
電気的接続の正常又は異常をS9(接続正常メッセー
ジ)又はS11(接続異常メッセージ)の表示出力によ
って確認することができる。
【0060】以上の一実施例の疑似呼試験装置によれ
ば、試験実行中において回線交換機の回線の状態をリア
ルタイムにグラフィック表示を利用して視認することが
可能となる。そして、また、接続線の接続誤りを自動的
に確認することができる。そして、回線の状態表示にお
いては、グラフィック表示であるので、作業者にとって
非常に見易くさせることができる。
【0061】また、試験結果情報を記憶装置10に格納
しておくことによって、試験終了後に再表示させて異常
呼の発生パターンなどを解析することにも有効である。
このため、試験工程の工数低減を図ることもできる。
【0062】更に、上述の接続確認においては、自動的
に確認処理を進めさせることができるので、作業工数を
従来に比べ大幅に低減させることができる。しかも、こ
の接続確認を行うことによって、回線交換機内の回線デ
ータなどの正常性も同時に確認する事ができる。
【0063】また、以上の様な試験においては、呼シー
ケンスに従う試験命令などによって行うので、試験のた
めに専用の特別なデータの設定などは必要でない。
【0064】尚、以上の一実施例の疑似呼試験装置にお
いては、試験対象交換機として、回線交換機を例にして
説明したが、この発明は回線交換機だけに対する試験装
置ではなく、他の方式の、例えば、蓄積交換機(パケッ
ト交換機)やATM(非同期転送モード)交換機などで
あっても適用することができる。
【0065】また、以上の一実施例においては、機能試
験結果や接続確認結果などの情報をディスプレイ5に表
示出力する例を説明したが、他に、プリンタなどに印刷
出力する構成であってもよい。この様にすることによっ
て、機能試験結果や接続確認結果などの情報を記録とし
て保存したり、異常解析などを詳細に紙面などで行いた
い場合に有効である。
【0066】従って、以上の一実施例の疑似呼試験装置
の機能ブロックの構成として、図1の機能ブロックに限
定されるものではない。
【0067】更に、以上の一実施例の図2〜図4の表示
例は、一例であって、この表示例に限定されるものでは
ない。
【0068】更にまた、以上の一実施例においては、疑
似呼試験装置という名称を使用しているが、これは通常
の呼シーケンス(着呼シーケンス)に従った各命令信号
などで交換機の試験を行う試験装置ということを表して
おり、広義には、交換機用試験装置として適用できる。
【0069】
【発明の効果】以上述べた様にこの第1の発明によれ
ば、少なくとも1以上の試験用動作命令情報を用意し、
供給手段は、試験内容に応じて、いずれかの試験用動作
命令情報に対応する試験用動作命令信号を交換機の各接
続線に供給し、検出手段の検出信号に従い動作結果を判
断し、各接続線に対応する各回線ごとの動作結果情報を
グラフィック表示出力又は印刷出力する出力手段を備え
たので、試験内容に応じた各回線の機能試験経過や結果
を人手を軽減して能率的に確認することができる。しか
も、ハードウエア的にも小形化させることができる。
【0070】また、第2の発明によれば、格納手段を備
え、供給手段は、接続確認用情報に基づき、試験対象の
交換機との各接続線を通じて交換機に対して接続確認試
験用動作命令信号を供給し、検出手段は、接続確認試験
用動作命令信号の交換機への供給によって交換機の各接
続線から出力される動作出力信号を検出し、最初に供給
手段は、交換機との間の接続線のいずれか一つの接続線
を選択して、この選択された接続線を通じて交換機に接
続確認試験用動作命令信号を供給して、交換機からの動
作出力信号の有無を検出し、上記動作出力信号を無検出
の場合は、異常接続の確認結果情報を出力し、上記動作
出力信号を有検出の場合は、正常接続の確認結果情報を
出力し、接続線が正常な場合は、次に残りの未確認接続
線に対して接続確認試験用動作命令信号を供給して、交
換機からの動作出力信号の有無を検出し、この有無に応
じた接続確認結果情報を出力して交換機との間の各接続
線の電気的接続の確認を行う様に構成したので、いずれ
かの接続線に異常が存在する場合には、この接続確認結
果情報によって電気的に異常な接続線の特定を行うこと
ができ、人手を軽減して正確な接続確認を行うことがで
きる。
【0071】従って、第1発明及び第2の発明の交換機
用試験装置によれば、人手を軽減して、小型のハードウ
エア構成で能率的に接続確認試験や機能試験を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の疑似呼試験装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】一実施例の試験仕様書の命令とグラフィック表
示との対応関係図である。
【図3】一実施例の全回線表示例の図である。
【図4】一実施例の特定回線表示例の図である。
【図5】一実施例の回線(接続線の)接続確認のフロー
チャートである。
【符号の説明】
4…試験対象回線交換機、8…全回線表示制御回路、9
…特定回線表示制御回路、14…疑似呼制御回路、15
…回線接続検証回路、16…回線制御回路、17…記憶
装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験対象の交換機との間の各接続線を通
    じて、呼シーケンスに従って試験用動作命令信号を供給
    する供給手段と、上記試験用動作命令信号の上記交換機
    への供給によって上記交換機の各接続線から出力される
    動作出力信号を検出する検出手段とを備えた交換機用試
    験装置において、 少なくとも1以上の試験用動作命令情報を用意し、 上記供給手段は、試験内容に応じて、いずれかの試験用
    動作命令情報に対応する試験用動作命令信号を上記交換
    機の各接続線に供給し、 上記検出手段の検出信号に従い動作結果を判断し、上記
    各接続線に対応する各回線ごとの動作結果情報をグラフ
    ィック表示出力又は印刷出力する出力手段を備えたこと
    を特徴とする交換機用試験装置。
  2. 【請求項2】 上記出力手段は、上記動作結果情報を各
    回線ごとにリアルタイムにグラフィック表示出力若しく
    は印刷出力する、又は、各回線の上記動作結果情報を一
    括してグラフィック表示出力若しくは印刷出力すること
    を特徴とする請求項1に記載の交換機用試験装置。
  3. 【請求項3】 試験対象の交換機との接続線を通じて、
    呼シーケンスに従って試験用動作命令信号を供給する供
    給手段と、上記試験用動作命令信号の上記交換機への供
    給によって上記交換機の各接続線から出力される動作出
    力信号を検出する検出手段とを備えた交換機用試験装置
    において、 試験対象の交換機との電気的な接続を確認するための接
    続確認試験用情報を格納している格納手段を備え、 上記供給手段は、上記接続確認用情報に基づき、試験対
    象の交換機との各接続線を通じて交換機に対して接続確
    認試験用動作命令信号を供給し、 上記検出手段は、上記接続確認試験用動作命令信号の上
    記交換機への供給によって上記交換機の各接続線から出
    力される動作出力信号を検出し、 最初に上記供給手段は、交換機との間の接続線のいずれ
    か一つの接続線を選択して、この選択された接続線を通
    じて上記交換機に接続確認試験用動作命令信号を供給し
    て、交換機からの動作出力信号の有無を検出し、上記動
    作出力信号を無検出の場合は、異常接続の確認結果情報
    を出力し、上記動作出力信号を有検出の場合は、正常接
    続の確認結果情報を出力し、 上記接続線が正常な場合は、次に残りの未確認接続線に
    対して上記接続確認試験用動作命令信号を供給して、上
    記交換機からの動作出力信号の有無を検出し、この有無
    に応じた接続確認結果情報を出力して上記交換機との間
    の各接続線の電気的接続の確認を行うことを特徴とする
    交換機用試験装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100293935B1 (ko) * 1998-07-07 2001-07-12 윤종용 교환기의중계선상태그래픽출력방법

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