JPH06187636A - 磁気記録媒体及びその記録方法 - Google Patents

磁気記録媒体及びその記録方法

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JPH06187636A
JPH06187636A JP5002718A JP271893A JPH06187636A JP H06187636 A JPH06187636 A JP H06187636A JP 5002718 A JP5002718 A JP 5002718A JP 271893 A JP271893 A JP 271893A JP H06187636 A JPH06187636 A JP H06187636A
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康明 吉岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる磁気特性を持つ複数の磁性材料からな
る磁気記録媒体において、偽造・変造防止に優れた磁気
記録媒体および記録方法を提供する。 【構成】 磁気記録媒体1は、基体2上に積層された異
なるキュリー点および保磁力を有する複数の磁性材料か
らなる磁性層を備えており、該磁性層は、単位磁性層
3,4の積層又は混合磁性層5である。磁気記録媒体1
を加熱した状態で、磁性層3,4または5に磁気記録を
行う。常温で新たな情報を書き込んでも、通常は高保磁
力磁性材料における情報の書換えはできず、書換え可能
となった場合でも、その記録電流が大きいため、低保磁
力磁性材料の出力が低下して読み取りを困難にし、偽造
防止効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基体上に異なる磁気特
性を持つ複数の磁性材料による磁性層を有する磁気記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ププラスチックなどの基体の表面に磁性
層が設けられてなる磁気記録媒体は、クレジットカー
ド、キャッシュカード、IDカード、乗車券、定期券、
プリペイドカード、商品券、磁気テープなどとして広く
用いられている。このような磁気記録媒体は、その記録
密度が高くしかも外部から簡単には記録情報を読み出せ
ないという利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年において
は、磁気記録媒体に記録された情報の書換え消去自在の
利便性ゆえに、偽造・変造の問題が大きな社会問題とし
てクローズアップされてきている。このため、磁気記録
情報の偽造・変造を防止する手段について多くの研究が
なされているが、簡単かつ効果的な磁気記録情報の偽造
・変造防止方法は、未だ確立していないのが現状であ
る。
【0004】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、磁気記録情報の効果的な偽造・変造
防止が図れる磁気記録媒体および記録方法を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基体上に異なる磁気特性を持つ複数の磁
性材料による磁性層を有する磁気記録媒体において、該
磁性層を構成する磁性材料が、それぞれ異なるキュリー
点および保磁力を有することを特徴とする。
【0006】さらに、本発明は、前記磁気記録媒体を形
成するための転写用積層体であって、転写用基体上に剥
離層を介して異なる磁気特性を持つ複数の磁性材料によ
る磁性層および接着層を順次積層した転写用積層体であ
ることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明は、前記磁気記録媒体を形
成するための貼着用積層体であって、貼着用基体上に異
なる磁気特性を持つ複数の磁性材料による磁性層を積層
した貼着用積層体であることを特徴とする。
【0008】また、本発明の磁性層は複数の単位磁性層
からなり、これらの単位磁性層は互いに異なるキュリー
点および保磁力を有する磁性材料からなることが好適で
ある。
【0009】また、本発明の磁性層は異なるキュリー点
および保磁力を有する磁性材料からなる複数の磁性材料
を混合してからなる混合磁性層であることが好適であ
る。また、本発明の磁性層のそれぞれのキュリー点の差
が100℃以上、保磁力の差が2倍以上であることが好
適である。
【0010】また、本発明の磁性層が、高保磁力低キュ
リー点磁性材料と、低保磁力高キュリー点磁性材料との
組合わせであることが好適である。さらに、本発明は、
基体上に異なる磁気特性を持つ複数の磁性材料による磁
性層を有する磁気記録媒体の少なくとも磁性層を加熱し
た状態で磁気記録を行うことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、基体上に異なる磁気特性
を持つ複数の磁性材料による磁性層を有する磁気記録媒
体の少なくとも磁性層を加熱した状態で読み取りを行う
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】高保磁力磁性材料への磁気記録は、キュリー点
付近まで加熱して保磁力を下げた状態で行う。このとき
同時に、低保磁力磁性材料へも磁気記録を行う。この状
態で磁気記録を読み取った場合に得られる磁気出力は、
高保磁力磁性材料から得られる出力と低保磁力磁性材料
から得られる出力の和となる。
【0013】常温では高保磁力磁性材料における磁気情
報を書換えることは困難であり、低保磁力磁性材料にお
ける磁気情報のみ書き換えが可能である。磁気情報を改
竄偽造すべく新たな情報を書き込んでも、低保磁力磁性
材料における情報のみが書き換えられ、低保磁力磁性材
料に新たに書き換えられた情報と、高保磁力磁性材料に
記録されていた正規の情報とが混在するため、情報の読
み取りが不可能となり、偽造が判別できる。
【0014】また、高保磁力磁性材料への記録が可能と
なっても、高保磁力であるほど一般に磁気記録のために
高い記録電流が必要になる。このとき、低保磁力磁性材
料はその飽和特性により、出力が飽和する値以上の記録
電流を与えられると、その出力が低下してしまうため、
読み取り不可能となり、偽造防止効果が得られる。
【0015】
【実施例】以下に図面を参照し本発明による磁気記録媒
体の実施例を説明する。図1を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1において、磁気記録媒体1は紙や
プラスチックなどからなるシート状の基体2と、この基
体2上に設けられた第1磁性層3と、第1磁性層3上に
設けられた第2磁性層4とを備えている。
【0016】第1磁性層3と第2磁性層4とは1つの積
層された磁気記録層を形成する。これらの単位磁性層
3,4は互いに異なるキュリー点及び保磁力を有する磁
性材料からなり、上層にある第2磁性層4を形成する磁
性材料が高いキュリー点、且つより低い保磁力を有す
る。また、磁気記録層は、基体2の表面に全面的あるい
は部分的に設けられている。
【0017】本発明に係る磁気記録媒体の他の実施例を
図2に示す。図2において、磁気記録媒体1は、基体2
上に、第2磁性層4と、第1磁性層3とがこの順序に積
層されている。すなわち、図2に示される磁気記録媒体
は、図1に示される磁気記録媒体と、第1磁性層3と第
2磁性層4との積層順序が逆になったものである。この
ように高保磁力、低キュリー点を有する第1磁性層3の
位置を図1,図2に示される例のいずれにするかは、下
記の効果を勘案して選択することができる。
【0018】まず、図1に示される例では、上層の第2
磁性層4が下層の第1磁性層3を隠蔽するため、偽造者
は高保磁力、低キュリー点の磁性材料からなる第1磁性
層3の存在に気がつきにくいことになる。また、低保磁
力の磁性材料からなる第2磁性層4が上層にあるため、
磁気転写によるトラブルが発生し難くなる。さらに、第
2磁性層4を構成する磁性材料の平均粒子径を0.1μ
m以下とすることにより、第2磁性層4における赤外線
の透過性が向上し、後述するように赤外線による加熱手
段を用いたとき、第1磁性層3が隠蔽されているにもか
かわらず、第1磁性層3のみを選択的に加熱することが
できるという効果がある。
【0019】また、図2に示される例では、第1磁性層
3が上層であるため、後述する熱ロール加熱や光加熱な
どの一般的な加熱手段により、高保磁力層である第1磁
性層3を直接的に加熱し易くなる。また、前記加熱手段
により加熱した場合に、熱上昇分布が上層の第1磁性層
3である高保磁力、低キュリー点を有する磁性層に集中
し、下層の第2磁性層4である低保磁力、高キュリー点
を有する磁性層への熱拡散が少なくてすむため、第2磁
性層4のキュリー点を比較的低くでき、熱によるダメー
ジも少ない。さらに、磁気記録時において、磁気ヘッド
から遠い層が低保磁力の磁性層であるため、磁場強度
(書込電流値)を小さくできる。さらにまた、上層が高
保磁力の磁性層であるため、偽造者がその下層の第2磁
性層4に気づきにくいという効果がある。
【0020】このような構成の磁性層3,4は、低いキ
ュリー点Tcを有する第2磁性層4のキュリー点Tcよ
りも低い温度で加熱することにより、第1磁性層3と第
2磁性層4の飽和書込み電流値が略同一となるか、もし
くは、飽和書込み電流値が近づくことにより、低保磁力
の磁性材料の特定の書込み電流設定値(例えば飽和電流
値の1.5〜2.0倍)よりも高保磁力の磁性材料の飽
和電流値の方が小さくなることを特徴とする。
【0021】すなわち、第2磁性層4の、キュリー点T
cよりも低い温度で加熱して高保磁力磁性層である第1
磁性層3の保磁力を下げ、飽和書込み電流値を第2磁性
層4の飽和書込み電流値と略同一か、もしくは、近づけ
ることができる。これにより、低保磁力の磁性材料の特
定の書込み電流設定値(例えば飽和電流値の1.5〜
2.0倍)よりも高保磁力の磁性材料の飽和電流値の方
を小さくすることができる。この際、加熱温度が低すぎ
ると、高保磁力磁性層である第1磁性層3の飽和書込み
電流値が第2磁性層4の飽和書込み電流値と同一のレベ
ルにならないか、もしくは低保磁力磁性層に書込む時の
書込み電流値において、高保磁力磁性層の飽和書込みが
できないため、加熱条件の下限を低キュリー点Tcの1
/2程度の温度に設定することが好ましい。また、両磁
性層3,4のキュリー点が近いと、低保磁力磁性層であ
る第2磁性層4の保磁力も低下を来すことになる。この
ため、両磁性層3,4のキュリー点の差を100℃以上
に設定して、低保磁力磁性層の保磁力低下を防止するこ
とが好ましい。さらに、第1磁性層3と第2磁性層4へ
の磁気記録が互いに影響を受けないようにするため、両
磁性層3,4の保磁力の差を2倍以上に設定することが
好ましい。
【0022】上述の例では、磁性層は第1磁性層3およ
び第2磁性層4の2層構成であるが、3層以上の積層構
造であってもよい。また、磁性層は、保磁力およびキュ
リー点の異なる3種以上の磁性材料により構成されてい
てもよい。3層構造の磁性層としては、例えば(高保磁
力・低キュリー点)/(低保磁力・高キュリー点)/
(高保磁力・低キュリー点)とすることにより、高保磁
力層と低保磁力層の書込み波形をより同一のものとする
ことができる。また、保磁力を3段階として中間保磁力
層に更に別の磁気データを書込んだり、キュリー点を3
段階として加熱温度を2段階に設定したりすることによ
り、より高度な記録・再生システムとすることができ
る。
【0023】上述のように、本発明の磁気記録媒体1の
磁性層は、その第1磁性層3および第2磁性層4が上述
のような特性を備えているため、低キュリー点Tcより
も低い温度、特に(Tc−1/2・Tc)の温度範囲で
加熱して両磁性層の飽和書込み電流値を略同一とする
か、もしくは、近づけることにより、低保磁力の磁性材
料の特定の書込み電流設定値(例えば飽和電流値の1.
5〜2.0倍)よりも高保磁力の磁性材料の飽和電流値
の方が小さくなり、これにより第1磁性層3、第2磁性
層4同時の書込みが可能となる。
【0024】しかし、通常の磁気記録装置により第1磁
性層3および第2磁性層4の磁気情報を同時に書換える
ことは困難である。すなわち、図1において第1磁性層
3が高保磁力磁性層であり、第2磁性層4が低保磁力磁
性層であるため、通常の磁気記録装置により第2磁性層
4の書換えが可能であっても、この第2磁性層4の不正
に書換えられた情報と、第1磁性層3に記録されている
情報とが混在することになり、情報の読み出しが不可能
となって、偽造が容易に判別される。
【0025】また、通常の磁気記録装置による第1磁性
層3の書換えが可能である場合、一般に高保磁力磁性層
の飽和書込み電流値が大きいため、低保磁力磁性層であ
る第2磁性層4には、その出力飽和値以上の書込み電流
が与えられることになり、第2磁性層4の出力低下が生
じて書込み不十分となり、両磁性層同時の書換えは不可
能となり、偽造が有効に防止される。
【0026】また、飽和書込み電流値は、磁気記録装置
における記録周波数、書込時の搬送スピード、磁気ヘッ
ドの形状、磁性層の保磁力、厚さ、磁材充填率、磁性層
と磁気ヘッドとの距離等により変動するため、同一の飽
和書込み電流値を有する磁性層を偽造すること自体が困
難であり、さらに、上記の加熱条件と飽和書込み電流値
を見出だすことが極めて困難である。例えば、加熱温度
が5℃ずれることにより、飽和書込み電流値に10%以
上の変動が生じる。
【0027】さらに本発明に係る磁気記録媒体の他の実
施例を図3に示す。図3において、磁気記録媒体1は、
基体2上に、混合磁性層5を備えている。この混合磁性
層5は、互いに異なるキュリー点及び保磁力を有する複
数の磁性材料が混合されて構成されている。この場合
も、多層構造の場合と同じ効果が得られ、さらに、構成
層が少ないため、磁性層の最下部と磁気ヘッドとの距離
を小さくできるという利点がある。
【0028】尚、本発明では磁気記録媒体の磁性層に、
後述するような光による加熱の効率向上を図るために光
吸収層を設けてもよい。光吸収層は、シアニン系、フタ
ロシアニン系、ジチオール−ニッケル錯体系、キノン系
色素等の光吸収性色素、カーボンブラック等を添加した
樹脂層として形成することができる。使用する樹脂とし
ては、上記の着色層形成に使用された樹脂を挙げること
ができる。
【0029】また、本発明の磁気記録媒体を形成するた
めの転写用積層体の実施例を図4に示す。転写用積層体
は、転写用基体2’上に、剥離層6、第2磁性層4、第
1磁性層3、接着層7とがこの順に積層されている。
【0030】また、本発明の磁気記録媒体を形成するた
めの貼着用積層体の実施例を図5に示す。貼着用積層体
は、貼着用基体2”上に、第2磁性層4、第1磁性層3
とがこの順に積層されている。
【0031】次に、本発明に係る磁気記録媒体の製造方
法ならびに用いられる材料について説明する。本発明に
係る磁気記録媒体1は、基体2上に、磁性層3,4また
は混合磁性層5、必要に応じ着色層、隠蔽層、保護層、
あるいは接着層を、印刷法あるいはコーティング法など
により設けて直接法によって形成することができる。
【0032】また、転写用基体上に、剥離層6を介して
必要に応じて、例えば、保護層、着色層、隠蔽層、接着
層等を設けてから、磁性層3,4または5およびホット
メルト接着層7がこの順序で積層された転写用積層体2
1を準備し、この積層体のホットメルト接着層を基体2
の表面上に接着させるとともに、前記剥離層により転写
用基体を取り去るという転写法によって、本発明に係る
磁気記録媒体1を形成することができる。
【0033】さらに、貼着用基体上に、磁性層3,4ま
たは5が積層された貼着用積層体31を準備し、この積
層体の裏面に接着層を設け、この接着層を介して、基体
と貼着用積層体を一体に接着できるという貼着法によっ
て、本発明に係る磁気記録媒体1を形成することができ
る。
【0034】基体2はシート状あるいは板状を呈してお
り、この基体2としては、ナイロン、セルロースジアセ
テート、セルローストリアセテート、ポリスチレン、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミ
ド、ポリカーボネートなどのプラスチック類、銅、アル
ミニウムなどの金属、紙、含浸紙などを単独であるいは
組み合わせて複合体として用いることができる。基材と
して要求される物性、強度、剛性、隠蔽性、光不透過
性、とくに加熱を伴った磁気記録を行う際には耐熱性を
考慮して、上記材料の中から好ましいものを適宜選択す
ればよい。なお、基材2の厚さは0.005〜5mm程
度である。
【0035】磁性層3,4,5に用いられる磁性材料の
うち、特に、キュリー点の低い高保磁力磁性材料として
は、CrO2 、AO・n{(Fe1-X-Y CrX ZnY
2 3 }、AO・n{(Fe1-X CrX 2 3 }、A
O・n{(Fe1-X-Y-Z Ga X CrY AlZ
2 3 }、AO・n{(Fe1-X AlX 2 3 }、A
O・n{(Fe1-X GaX 2 3 }、AO・n{(F
1-X-Y CrX GaY 2 3}(AはSrまたはBa
のうちの1種または2種、n=5〜6)で表されるよう
なSrフェライト、Baフェライト類、Nd−Fe−B
−Mn、Nd−Fe−B−Mn−Al、Nd−Fe−B
−Mn−Cr、Nd−Fe−B−Mn−Al−Crなど
のNd−Fe−B系合金類等が挙げられる。形成方法と
しては、磁性微粒子をそれぞれ適当な樹脂あるいはイン
キビヒクル中に分散されていなる分散物を、グラビア
法、ロール法、ナイフエッジ法などの従来公知の塗布方
法によって基材2上に形成することができ、また、真空
蒸着法、スパッタ法、メッキ法等によって形成すること
もできる。
【0036】また、低保磁力、高キュリー点を持つ磁性
層を構成する磁性材料としては、例えばγ−Fe
2 3 、Co被着γ−Fe2 3 、Fe3 4 、Fe、
Fe−Cr、Fe−Co、Co−Cr、Co−Ni、B
aフェライト、Srフェライト、CrO2 等の磁性微粒
子が挙げられる。そして、上記の磁性微粒子が適当な樹
脂あるいはインキビヒクル中に分散されてなる分散物
を、グラビア法、ロール法、ナイフエッジ法等の公知の
塗布方法に従って塗布することにより磁性層を形成する
ことができる。また、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、
Co−Cr等の金属または合金、あるいはその酸化物を
用いて、真空蒸着法、スパッタ法、メッキ法等により形
成することもできる。
【0037】尚、上記の磁性材料の平均粒子径を0.1
μm以下とすることにより、磁性層の赤外線の透過性が
向上し、後述する磁性層の加熱手段が赤外線である場
合、照射された赤外線が加熱の不要な磁性層を透過して
所望の磁性層を加熱することが可能となる。
【0038】塗布方法によって磁性層3,4,5を形成
する場合には、その層厚は1〜100μ好ましくは5〜
20μ程度である。また、単位磁性層を真空蒸着法、ス
パッタ法、メッキ法によって形成する場合には、その層
厚は100Å〜1μ好ましくは500〜2000Å程度
である。
【0039】上記の磁性微粒子が分散される樹脂あるい
はインキビヒクルとしては、ブチラール樹脂、塩化ビニ
ル/酢酸ビニル共重合体樹脂、ウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂、セルロース樹脂、アクリル樹脂、スチレン/
マレイン酸共重合体樹脂等が用いられ、必要に応じてニ
トリルゴム等のゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマ
ー等が添加される。また、耐熱性を考慮して、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリエーテルサルホン等のガラス転移
温度(Tg)の高い樹脂、あるいは硬化反応によりTg
が上昇する系を用いることができる。上記のような樹脂
あるいはインキビヒクル中に磁性微粒子が分散されてな
る分散物中に、必要に応じて界面活性剤、シランカップ
リング剤、可塑剤、ワックス、シリコーンオイル、ガー
ボン等の顔料を添加してもよい。
【0040】キュリー点付近まで加熱して高保磁力磁性
材料の保磁力を下げて記録する際、低保磁力磁性材料の
保磁力も低下してしまうため、磁性層3,4,5それぞ
れのキュリー点の差は、上述したように100℃以上あ
ることが好ましい。
【0041】また、その保磁力の差は、互いの磁性材料
への磁気記録に影響を及ぼさない範囲として、2倍以上
あることが好適である。また、磁性層3,4,5は、基
体2の片面のみに限定されず、基体2の各面に設けられ
ていてもよい。
【0042】本発明の磁気記録媒体は、その磁気層上
に、隠蔽・装飾効果をもたせるための着色層や絵柄を設
けても良い。着色層や絵柄は、エチルセルロース、硝酸
セルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、セル
ロースアセテートプロピオネート、酢酸セルロースなど
のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリ−α−メチル
スチレンなどのスチレン樹脂あるいはスチレン共重合樹
脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチ
ル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなど
のアクリル樹脂またはメタクリル樹脂の単独あるいは共
重合樹脂、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン
変性フェノール樹脂、重合ロジンなどのロジンエステル
樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビニルトル
エン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ブチラール樹脂などのバインダーに、着色
すべき色に応じて各種の顔料を添加し、さらに必要に応
じて、可塑剤、安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、
乾燥補助剤、硬化剤、増粘剤、分散剤を添加した後、溶
剤あるいは希釈剤で充分に混練してなる着色塗料あるい
はインキを用いて、通常のグラビア法、ロール法、ナイ
フエッジ法、オフセット法などの塗布方法あるいは印刷
方法により、所望部分に形成できる。
【0043】また、本発明の磁気記録媒体は、磁気記録
層及び必要に応じて設けた着色層上に、保護層を設けて
も良い。保護層は、合成樹脂フィルムをラミネートする
か、エクストルージョンコート法によるか、あるいは合
成樹脂塗料を塗布することなどによって形成することが
できる。保護層を形成する合成樹脂は、用途あるいは他
層との密着性などを考慮して、着色層を形成するに際し
て用いられた合成樹脂類と同様なものが広く用いられう
る。特に、熱硬化性の合成樹脂を用いると、表面の硬
度、汚染の防止という点で有利であり、さらに紫外線硬
化型の合成樹脂を含む塗料を用いれば、塗布後の硬化が
瞬時に行えるので好ましい。また、保護層中にシリコー
ンなどを添加して表面を剥離性とすることもできる。
【0044】また、本発明の磁気記録媒体を形成するた
めの転写用積層体においては、剥離層が保護層を兼ねる
こともできる。剥離層は、転写層の剥離性を高めるもの
で、例えば、セルロース系樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂及
びこれらの樹脂の混合物などを用い、適宜弗素系樹脂、
各種ワックス、シリコーン等の剥離剤を添加して形成さ
れる。
【0045】接着層は、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル/プロ
ピオン酸共重合体、ゴム系樹脂、シアノアクリレート樹
脂、セルロース系樹脂、アイオノマー樹脂、ポリオレフ
ィン系共重合体などのバインダーに、必要に応じて、可
塑剤、安定剤、硬化剤などを添加した後、溶剤あるいは
希釈剤で充分に混練してなる接着層用塗料を用いて、グ
ラビア法、ロール法、ナイフエッジ法などの塗布方法に
よって、基体上の所望部分に形成できる。特に、磁性層
上に接着層を設ける場合には、磁性層の再溶解を防止す
るため、熱可塑性樹脂をエマルジョン化して塗布し、乾
燥してヒートシール型の接着層とすることが好ましい。
【0046】次に、本発明の磁気記録媒体の記録方法、
再生方法について説明する。本発明の磁気記録媒体の記
録方法は、上述のような磁気記録媒体の磁性層を加熱し
ながら磁気記録を行うことを特徴とする。すなわち、磁
性層を加熱することにより、磁性層を構成する高保磁力
の磁性材料の飽和書込み電流値を低保磁力の磁性材料の
飽和書込み電流値と略同一か、もしくは、近づけること
ができ、低保磁力の磁性材料の特定の書込み電流設定値
(例えば飽和電流値の1.5〜2.0倍)よりも高保磁
力の磁性材料の飽和電流値の方が小さくなり、磁性層を
構成している全ての磁性材料に同時に書込みを行うもの
である。
【0047】より具体的には、図1に示されるように、
第1磁性層3が高保磁力、低キュリー点を有する磁性層
であり、第2磁性層4が低保磁力、高キュリー点を有す
る磁性層である場合、磁性層を加熱すると、まず、高保
磁力、低キュリー点を有する第1磁性層3の保磁力が低
下すると同時に、出力飽和特性も低書込み電流値側へシ
フトし、第1磁性層3の最適書込み電流領域と、低保磁
力、高キュリー点を有する第2磁性層4の最適書込み電
流領域とが略一致するようになる。このような状態をな
すような加熱条件が、本発明の磁気記録媒体の記録方法
の加熱条件となる。これにより、磁性層全体の安定した
書込みが可能となり、再生時の波形も安定し、変動率の
小さい良好な再生が可能となる。
【0048】上記の例では、磁性層を構成する第1磁性
層3および第2磁性層4に同一の磁気データが書込まれ
るが、本発明の記録方法はこれに限定されるものではな
く、第1磁性層3に書込まれる磁気データと第2磁性層
4に書込まれる磁気データとを異なるものとしてもよ
い。この場合、まず、上記のように加熱しながら第1磁
性層3と第2磁性層4に同一の磁気データを書込み、次
に、常温で別の磁気データの書込みを行い、第2磁性層
4にのみ再度の書込みを行うことができる。このよう
に、第1磁性層3と第2磁性層4とに異なる磁気データ
を書込んでおくことにより、第1磁性層3と第2磁性層
4の2層をそのまま読み取ると、異なる2つの磁気デー
タの合成信号が得られるだけで、正確な読取りを行うこ
とはできず、偽造防止効果をより高いものとできる。
【0049】尚、上述の加熱は高保磁力、低キュリー点
を有する第1磁性層3のみ、さらには、第1磁性層3の
書込み領域のみとすることが好ましいが、磁気記録媒体
を構成する他の層の耐熱性が充分であれば、磁気記録媒
体全体を加熱してもよい。
【0050】磁気記録媒体の加熱手段としては、加熱ロ
ーラ、赤外線ランプ、レーザー加熱、磁気ヘッドによる
加熱等が用いられる。加熱ローラは、磁性層あるいは保
護層の表面を傷付けないように、シリコンラバーのよう
な軟質部材により周面を覆われたものが好ましい。ま
た、ローラ径は一周で加熱領域を全て加熱できるような
大きさとし、一周目の表面温度と二周目の表面温度の差
に起因した加熱ムラを防止することが好ましい。例え
ば、長さ85mmのカードの全長に亘って加熱する場合
は、直径を25mm以上に設定した1個の加熱ローラを用
いることができ、あるいは直径が5mm以下のローラを回
転方向に複数配列した加熱ローラを用いることもでき
る。このような加熱ローラの表面温度は50〜300℃
の範囲で適宜設定し、加熱ローラの速度は10〜200
mm/sec.とすることが好ましい。
【0051】加熱部は、磁気ヘッドと極力近くするとこ
とが望ましく、媒体の温度が下がる前に磁気ヘッドに到
達することが望ましい。また、加熱による昇温温度と、
磁気ヘッド自体の温度が異なる場合には、媒体温度が書
込時に常に一定となるように昇温温度、送り速度、磁気
ヘッドの温度等を精度よく保持する必要がある。
【0052】具体的には加熱部を複数としたり、ロール
硬度を一定として、媒体の加熱時間を正確にしたり、搬
送用ベルトをゴムベルトから耐熱性のケプラーとした
り、ベルトをキャタピラー型やチェーン型として、搬送
速度を正確としたり、磁気ヘッドを一定温度とする為、
放冷手段を加えたり、センサーにより加熱・冷却を行な
ったりすることも望ましい。もちろん、装置内に複数の
センサーを取り付け、この検出データを上記条件へフィ
ードバックしてもよい。さらに、加熱部からの放射熱、
伝導熱を遮断するための遮蔽板や断熱材を使用してもよ
い。
【0053】また、通常の磁気記録装置との併用型とす
るために、加熱部の移動、遮断を容易にしてもよい。も
ちろん、通常、磁性層が高キュリー点であれば、同一装
置をそのまま使用できる。熱源としては、抵抗加熱、誘
導加熱(低周波、高周波)、誘電加熱等の方式が可能で
ある。
【0054】赤外線ランプによる加熱は、例えば150
Wハロゲンランプを所定の磁気記録幅に集光して照射
し、書込み領域の磁性層を50〜300℃の範囲で任意
に加熱することにより行える。この赤外線ランプによる
加熱によれば、回折格子層あるいはホログラム層に熱ダ
メージを与えることなく磁性層のみを加熱することがで
きる。さらに、集光時に焦点を磁性層近傍に設定するこ
とにより、より効率的に磁性層を加熱することができ
る。
【0055】レーザー加熱は、気体レーザー装置、固体
レーザー装置、半導体レーザー装置等を使用して行うこ
とができる。この中でも、特にヘリウム−ネオンレーザ
ー、アルゴンガスレーザー、炭酸ガスレーザー等の気体
レーザー、YAGレーザー等の固体レーザーが好まし
く、レーザーパワーは10〜1000W程度とする。
【0056】また、光学的加熱の場合、ビームとなるこ
とが多く断面が円形で媒体走査方向に垂直な方向に不均
一となることが考えられる為、そのビームを、シリンド
リカルレンズ等を組み合わせた光学系によって、その断
面を長方形やスリット状にすると同時に均一な出力分布
とすることができる。また、一本のビームを複数のファ
イバーで分割し、それを一列に並べたり、長方形に束ね
たりすることで、上記の目的を達成することができる。
光学的手段を用いる場合には、ミラー、ファイバー等で
磁気ヘッドまで極力近づけることも可能となる。もちろ
ん、基材が透明であれば、基材側から加熱することもで
きる。
【0057】磁気ヘッドによる加熱は、磁気ヘッドを5
0〜120℃程度まで加熱して行うことができる。磁気
ヘッドの加熱には、例えば磁気ヘッドを構成するリング
ヘッドに巻着したニクロム線に通電するか、あるいは赤
外線ランプを用いて磁気ヘッドを加熱する等の方法があ
る。もちろん、上記のような加熱方法を併用してもよ
い。
【0058】ここで、磁性層を加熱することにより、磁
性層を構成している全ての磁性材料に同時に書込みを行
うことは、上述の例と同様である。加熱手段としての光
学手段としては、レーザー、赤外線等を上げることがで
きる。
【0059】また、本発明の磁気記録媒体の再生方法と
しては、磁性層を構成する低保磁力層(第2磁性層4)
あるいは高保磁力層(第1磁性層3)に書込まれている
磁気データを消去した後、読取りを行う方法がある。
【0060】すなわち、上述のように第1磁性層3と第
2磁性層4とに異なる磁気データを書込んだ場合、第1
磁性層3と第2磁性層4の2層をそのまま読み取ると、
異なる2つの磁気データの合成信号が得られるだけで、
正確な読取りを行うことはできない。
【0061】そこで、前者の場合、まず、低保磁力の第
2磁性層4の磁気データを消去し、その後、高保磁力の
第1磁性層3の磁気データのみを読み取るものである。
また、後者の場合、磁性層を加熱して第1磁性層3に書
込まれている磁気データの出力レベルを極力低下させて
おき、低保磁力の第2磁性層4の磁気データを正確に読
み取るものである。この場合、磁気データの読取りを終
了し、加熱状態が解除されると、第1磁性層3に書込ま
れている磁気データの出力レベルは元の状態に戻り、そ
のまま第1磁性層3と第2磁性層4の2層を読み取る
と、異なる2つの磁気データの合成信号だけが得られる
ことになる。
【0062】また、本発明の磁気記録媒体の再生方法の
他の例としては、磁性層を構成する第1磁性層3と第2
磁性層4に同一の磁気データが書込まれている場合、そ
のままの状態で読み取ると出力レベルが規格値を越える
値に、例えば200%となるように設定しておき、加熱
して第1磁性層3に書込まれている磁気データの出力レ
ベルを低下させることにより、初めて規格値である10
0%の出力レベルで読取りが行えるようにしたものがあ
る。この再生方法によれば、例えば偽造者が磁性層をそ
のままの状態で読取って出力レベルが200%であるこ
とを知り、この出力レベルに対応した偽造カードを作成
しても、偽造カードの磁性層は2層構成とはなっていな
いため、本発明の再生方法に従って読取りを行うと、規
格値を越える200%の出力レベルで読取りがなされ、
エラーとなる。
【0063】また、本発明の磁気記録媒体の再生方法の
他の例としては、記録時の加熱条件とは異なる加熱条件
で磁気記録媒体を加熱しながら読取りを行うものであ
る。すなわち、再生時の加熱条件を変えることにより、
読取り出力レベルが変更され、読取り規格値を適宜設定
することができる。このため、記録時の加熱条件と再生
時の加熱条件の両方を知り得ないと、偽造磁気記録媒体
を作成することはできないことになる。
【0064】次に、実験例を示して本発明の磁気記録媒
体を更に詳細に説明する。 (実験例1)厚さ188μのポリエチレンテレフタレー
トフィルム上に、第1磁性層3として下記組成の塗料を
グラビアコート法にて厚さ10μに形成した。
【0065】 Srフェライト(Hc=6000Oe,Tc=150℃) 36部 ウレタン樹脂 12部 トルエン 20部 メチルエチルケトン 15部 メチルイソブチルケトン 15部 イソシアネート系硬化剤 2部 次に、第1磁性層3の上に、第2磁性層4として下記組
成の塗料をグラビアコート法にて厚さ5μに形成した。
【0066】 r−Fe2 3 (Hc=300Oe,Tc=575℃) 36部 ウレタン樹脂 12部 トルエン 20部 メチルエチルケトン 15部 メチルイソブチルケトン 15部 イソシアネート系硬化剤 2部 次に、第2磁性層4の上に、下記組成の塗料をグラビア
コート法にて塗布し、厚さ2μの保護層を形成した。
【0067】 ポリビニルブチラール樹脂 10部 ウレタン樹脂 10部 テトラフルオロエチレンパウダー 10部 酢酸エチル 30部 トルエン 30部 メチルエチルケトン 30部 以上のようにして作成したシートを86mm×54mm
の大きさのカード状に打ち抜き、熱ロール方式により1
20℃で加熱しながら第1磁性層3,第2磁性層4の飽
和書込み電流値を約60mAとした状態で、書込み電流
80mAで磁気データを記録し、冷却後これを読み取る
と、約800mVの出力で磁気データが良好に読み取る
ことができた。
【0068】次に、上記の磁気データが記録された磁気
記録媒体に室温において書込み電流100mAで別の磁
気データを記録し、その後、読取りを行ったところ、約
700〜900mVの出力が得られたものの、2種の磁
気データが混在しており、磁気データを読み取ることが
できなかった。
【0069】また、作製した磁気記録媒体を70℃で加
熱し、書込み電流90mAで磁気データを記録した。そ
して、この磁気記録媒体を冷却した後、読取りを行った
ところ、読取り出力は約400mVであり、高保磁力磁
気記録層である第1磁性層への磁気データの記録が不十
分であることが確認された。 (実験例2)実験例1と同様にして、厚さ188μmの
乳白ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に第1
磁性層(厚さ15μm)と第2磁性層(厚さ10μm)
を形成した。次に、第2磁性層上に下記の組成を有する
塗工液を塗布して保護層(厚さ2μm)を形成した。
【0070】 (保護層形成用の塗工液) ・酢酸セルロース樹脂 … 5重量部 ・メタノール … 25重量部 ・メチルエチルケトン … 45重量部 ・トルエン … 25重量部 ・メチロール化メラミン樹脂 … 0.5重量部 ・パラトルエンスルフォン酸 …0.05重量部 以上のようにして作成したシートを86mm×54mmの大
きさのカード状に打ち抜き磁気記録カードを作成した。
この磁気記録カードについて、実験例1と同様にして書
込み・読取りを行ったところ、実験例1と同様の結果が
得られた。 (実験例3)厚さ188μmの乳白ポリエチレンテレフ
タレートフィルムの片面に、下記の組成を有する各塗工
液をグラビアコート法により塗布して、第1磁性層(厚
さ15μm)、第2磁性層(厚さ10μm)を形成し
た。
【0071】 (第1磁性層形成用の塗工液) ・Srフェライト (保磁力=6000 Oe 、キュリー点=140 ℃)… 33重量部 ・ウレタン樹脂 … 12重量部 ・トルエン … 20重量部 ・メチルエチルケトン … 30重量部 ・イソシアネート系硬化剤 2重量部 (第2磁性層形成用の塗工液) ・Ba−フェライト (保磁力=1700Oe 、キュリー点=450 ℃) … 36重量部 ・ウレタン樹脂 … 12重量部 ・トルエン … 20重量部 ・メチルエチルケトン … 30重量部 ・イソシアネート系硬化剤 2重量部 次に、第2磁性層上に下記の組成を有する塗工液を塗布
して保護層(厚さ2μm)を形成した。
【0072】 (保護層形成用の塗工液) ・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート … 10重量部 ・テフロンパウダー … 2重量部 ・イソプロピルアルコール … 2重量部 ・メチルエチルケトン … 2重量部 ・トルエン … 2重量部 以上のようにして作成したシートを86mm×54mmの大
きさのカード状に打ち抜き磁気記録カードを作成した。
この磁気記録カードを300Wのヘリウム−カドミウム
レーザーで100℃に加熱して、第1磁性層、第2磁性
層の飽和書込み電流値を約90mAとしながら、書込み
電流150mAで磁気データを記録した。そして、磁気
記録媒体を冷却した後に読取りを行ったところ、約10
00mVの出力で磁気データを良好に読み取ることがで
きた。 (実験例4)実験例3と同様にして86mm×54mmの大
きさの磁気記録カードを作成した。
【0073】この磁気記録カードに、100Wの炭酸ガ
スレーザーを光ファイバーで磁性層全体が加熱できるよ
に広げて照射して100℃に加熱して、第1磁性層、第
2磁性層の飽和書込み電流値を約90mAとしながら、
書込み電流150mAで磁気データを記録した。そし
て、磁気記録媒体を冷却した後に読取りを行ったとこ
ろ、約1000mVの出力で磁気データを良好に読み取
ることができた。 (実験例5)厚さ188μmの乳白ポリエチレンテレフ
タレートフィルムの片面に、下記の組成を有する各塗工
液をグラビアコート法により塗布して、磁性層(厚さ1
5μm)を形成した。
【0074】 (磁性層形成用の塗工液) ・Srフェライト (保磁力=6000 Oe 、キュリー点=140 ℃)… 20重量部 ・Ba−フェライト (保磁力=1700Oe 、キュリー点=450 ℃) … 20重量部 ・ウレタン樹脂 … 12重量部 ・トルエン … 20重量部 ・メチルエチルケトン … 15重量部 ・イソシアネート系硬化剤 2重量部 以上のようにして作成したシートを86mm×54mmの大
きさのカード状に打ち抜き磁気記録カードを作成した。
この磁気記録カードに、実験例4と同様にして、100
Wの炭酸ガスレーザーを光ファイバーで磁性層全体が加
熱できるよに広げて照射して100℃に加熱したとこ
ろ、磁性層の飽和書込み電流値が上記の例の90mAか
ら70mAまで低下し、書込み電流120mAで磁気デ
ータの記録を行うことができた。すなわち、この実験例
5で作成した本発明の磁気記録媒体では、磁性層が単層
であり工程の簡略化が可能であるとともに、低い書込み
電流値を達成することができた。 (実験例6)第2磁性層形成用の塗工液を下記の組成の
塗工液とした他は、実験例3と同様にして磁気記録カー
ドを作成した。
【0075】 (第2磁性層形成用の塗工液) ・Ba−フェライト(微粉砕分級品、平均粒径=0.1μm) (保磁力=600 Oe 、キュリー点=450 ℃) … 36重量部 ・ウレタン樹脂 … 12重量部 ・トルエン … 20重量部 ・メチルエチルケトン … 30重量部 ・イソシアネート系硬化剤 2重量部 作成した磁気記録カードに、赤外線を照射したところ、
赤外線は第2磁性層を透過して直接第1磁性層を加熱す
ることができた。この赤外線による加熱により、第1磁
性層の飽和書込み電流値は、第2磁性層の飽和書込み電
流値と略同一の70mAとなった。すなわち、第2磁性
層を構成する磁性材料として、微粉体磁性材料を用いる
ことにより、赤外線による第1磁性層の加熱を効率的に
行うことができ、第2磁性層に不要な熱が供給されるこ
とを防止することが可能となった。 (実験例7)厚さ25μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムの片面に、下記の組成の紫外線硬化型の塗工
液をグラビアコート法により塗布し、その後、溶剤を除
去し、120W紫外線ランプを用いて紫外線照射して硬
化させ保護層(厚さ2μm)を形成した。
【0076】 (保護層形成用の塗工液) ・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート … 10重量部 ・テフロンパウダー(軟化点=130℃) … 2重量部 ・イソプロピルアルコール … 2重量部 ・メチルエチルケトン … 2重量部 ・トルエン … 2重量部 この保護層上に、実験例1において用いたのと同じと第
1磁性層形成用の塗工液、第2磁性層形成用の塗工液を
用いて、第2磁性層(厚さ10μm)、第1磁性層(厚
さ15μm)の順に形成した。そして、磁性層上に、下
記の組成を有する塗工液を塗布して接着剤層(厚さ3μ
m)を形成して転写用積層体である磁気転写シートを作
製した。
【0077】 (接着剤層形成用の塗工液) ・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 … 20重量部 ・アクリル樹脂 … 10重量部 ・酢酸エチル … 20重量部 ・トルエン … 50重量部 上記のように作製した磁気転写シートを6mm幅にスリッ
トして磁気転写テープとし、この磁気転写テープを、塩
化ビニル積層シート(100μm透明塩化ビニル/56
0μm乳白色塩化ビニル/100μm透明塩化ビニル)
に、接着層が当接するように重ね合わせ、磁気転写テー
プ側から170℃、50kg/cm2 の条件で熱板を圧着し
て転写し、その後、ポリエステルフィルムを剥離して接
着剤層、第1磁性層、第2磁性層および保護層が、この
順に積層されたストライプを設けた。
【0078】このようにして作製した磁気記録媒体に対
して、実験例2と同様にして記録・再生を行ったとこ
ろ、実験例2とほぼ同じ結果が得られた。また、500
0回連続読取りを行っても、外観上の変化はなく、高い
耐久性を備えることが確認された。 (実験例8)実験例7と同様にして磁気記録媒体を作製
し、実験例1と同様(書込み電流90mA)にして、こ
の磁気記録媒体の2層構成の磁気記録層に同一の磁気デ
ータを書込み、その後、再度、書込み電流150mAで
加熱することなく別の磁気データを書込み、第1磁性層
と第2磁性層とに異なる磁気データを記録した。
【0079】次に、磁気データをそのまま読み取ること
を試みたが、2種の磁気データが混在し、正常な磁気デ
ータを再生することができなかった。一方、先ず、15
0mAの消去電流により低保磁力層(第2磁性層)の磁
気データを消去した後、読取りを行ったところ、最初に
書き込んだ磁気データを再生することができた。 (実験例9)第1磁性層と第2磁性層の厚さを、それぞ
れ2倍の30μm、20μmとした他は、実験例7と同
様にして磁気記録媒体を作製し、実験例1と同様(書込
み電流90mA)にして、この磁気記録媒体の2層構成
の磁性層に磁気データを書込んだ。
【0080】次に、磁気データの読み取りを行ったとこ
ろ、所定出力(800mV)の2倍の出力で再生が行わ
れ、エラーとなった。一方、130℃で加熱しながら読
取りを行ったところ、略所定出力の再生データが得ら
れ、読取りが可能であった。 (実験例10)第1磁性層の厚さを30μm、第2磁性
層の厚さを10μmとした他は、実験例7と同様にして
磁気記録媒体を作製し、実験例1と同様(書込み電流9
0mA)にして、この磁気記録媒体の2層構成の磁性層
に磁気データを書込んだ。
【0081】次に、磁気データの読み取りを行ったとこ
ろ、所定出力(800mV)の1.5倍の出力で再生が
行われ、エラーとなった。一方、80℃で加熱しながら
高保磁力層(第1磁性層)の出力を50%の出力とし、
第1磁性層と第2磁性層の2層の出力を合わせて所定の
出力となるようにして読取りを行ったところ、正常な読
取りが可能であった。 (実験例11)実験例7と同様にして磁気記録媒体を作
製し、実験例1と同様(書込み電流90mA)にして、
この磁気記録媒体の2層構成の磁気記録層に同一の磁気
データを書込み、その後、再度、書込み電流150mA
で加熱することなく別の磁気データを書込み、第1磁性
層と第2磁性層とに異なる磁気データを記録した。
【0082】次に、130℃で加熱しながら高保磁力層
(第1磁性層)の出力を10%以下の出力として読取り
を行ったところ、正常な磁気データを再生することがで
きた。
【0083】次に、上記のようにして正常な読取りを行
った後、磁気記録媒体を室温まで冷却し、その後、磁気
データを読み取ることを試みたが、2種の磁気データが
混在し、正常な磁気データを再生することができなかっ
た。
【0084】また、上記の再生時の加熱において、加熱
温度を高保磁力層(第1磁性層)のキュリー点(140
℃)を越える温度(150℃)で加熱したところ、高保
磁力層(第1磁性層)に記録されていた磁気データが消
去されてしまい、単なる1層磁気カードとなってしまっ
た。
【0085】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、基
体上に、異なるキュリー点および保磁力を有する磁性材
料からなる磁性層を設けたので、偽造・変造を簡便かつ
効果的に防止することができる。
【0086】また、本発明の磁気記録媒体に記録を行う
際、加熱を施すことにより、高保磁力磁性材料の保磁力
を下げ、記録するために必要なエネルギー、すなわち記
録電流を少なくすることができるため、記録時の温度
と、記録電流値とを組み合わせて記録形態を種々異なら
しめることにより、偽造を一層困難にすることもでき
る。すなわち、記録時の温度によって、磁性材料の保磁
力が変化するため、飽和特性(記録電流に対する読み取
り出力)が変化する。つまり、同じ記録電流で記録して
も、記録時の温度によって読み取り出力が変化すること
になり、また、記録時の温度により保磁力が異なった場
合に同じ出力を得るためには、記録電流を変えなくては
ならない。さらに、保磁力とキュリー点の異なる複数の
磁性材料が存在するため、記録時の温度と記録電流によ
り、様々な読み取り出力を得ることが可能となるため、
この種々の読み取り出力を偽造判別データとして利用す
るようなシステムとし、読み取りに適切な条件を見出す
ことを困難とさせることにより、偽造が一段と困難とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により磁気記録媒体の一実施例の断面図
である。
【図2】同磁気記録媒体の他の実施例の断面図である。
【図3】同磁気記録媒体の他の実施例の断面図である。
【図4】本発明による転写用積層体の実施例の断面図で
ある。
【図5】本発明による貼着用積層体の実施例の断面図で
ある。
【図6】同磁気記録媒体の他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1…磁気記録媒体 2…基体 3…第1磁性層 4…第2磁性層 5…混合磁性層 6…剥離層 7…接着層 8…着色層 9…保護層 2’…転写用基体 2”…貼着用基体 21…転写用積層体 31…貼着用積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/02 A 7426−5D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に異なる磁気特性を持つ複数の磁
    性材料による磁性層を有する磁気記録媒体において、該
    磁性層を構成する磁性材料が、それぞれ異なるキュリー
    点および保磁力を有することを特徴とする磁気記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気記録媒体を形成す
    るための転写用積層体であって、転写用基体上に剥離層
    を介して異なる磁気特性を持つ複数の磁性材料による磁
    性層および接着層を順次積層したことを特徴とする転写
    用積層体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の磁気記録媒体を形成す
    るための貼着用積層体であって、貼着用基体上に異なる
    磁気特性を持つ複数の磁性材料による磁性層を積層した
    ことを特徴とする貼着用積層体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の磁性層は複数の単位磁性層であって、これらは互いに
    異なるキュリー点および保磁力を有する磁性材料からな
    ることを特徴とする単位磁性層。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の磁性層は複数の磁性材料を混合してなる混合磁性層で
    あって、異なるキュリー点および保磁力を有する磁性材
    料を混合してなることを特徴とする混合磁性層。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の磁性層において、それぞれのキュリー点の差が100
    ℃以上であることを特徴とする磁性層。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の磁性層において、それぞれの保磁力の差が2倍以上で
    あることを特徴とする磁性層。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の磁性層であって、高保磁力かつ低キュリー点の磁性材
    料と、低保磁力かつ高キュリー点の磁性材料との組合わ
    せからなることを特徴とする磁性層。
  9. 【請求項9】 基体上に異なる磁気特性を持つ複数の磁
    性材料による磁性層を有する磁気記録媒体の少なくとも
    磁性層を加熱した状態で磁気記録を行うことを特徴とす
    る磁気記録媒体の記録方法。
  10. 【請求項10】 基体上に異なる磁気特性を持つ複数の
    磁性材料による磁性層を有する磁気記録媒体の少なくと
    も磁性層を加熱した状態で読み取りを行うことを特徴と
    する磁気記録媒体の再生方法。
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