JPH0618700Y2 - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット

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JPH0618700Y2
JPH0618700Y2 JP6256889U JP6256889U JPH0618700Y2 JP H0618700 Y2 JPH0618700 Y2 JP H0618700Y2 JP 6256889 U JP6256889 U JP 6256889U JP 6256889 U JP6256889 U JP 6256889U JP H0618700 Y2 JPH0618700 Y2 JP H0618700Y2
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JP
Japan
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work
chuck
arm
industrial robot
mounting base
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JP6256889U
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JPH034378U (ja
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瑞夫 松井
典明 迫田
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ワークを把持するためのチャックと、この
チャックによって把持されるワークに対し所定処理を行
う作動体とを有する溶接ロボットなどの産業用ロボット
に関する。
(従来の技術) 第5図は従来の溶接ロボット(特開昭59−97866
号公報)の一部を示す側面図である。第5図において、
水平腕1には垂直腕2がその垂直軸まわりに旋回自在
で、かつ昇降自在に取り付けられており、この垂直腕2
の回動はモータ3によって、また垂直腕2の昇降は垂直
動力源4によってそれぞれ行われる。この垂直腕2の下
端部には水平軸5を介して、ワーク把持用のチャック6
が俯仰自在に枢着されている。
一方、上記垂直腕2には、この垂直腕2に対するトーチ
7の相対位置を制御するためのトーチ用腕群8が連結さ
れている。すなわち、このトーチ用腕群8は、水平軸9
を介して垂直腕2に俯仰自在に枢着された垂直第1腕1
0と、この垂直第1腕10の先端部に水平軸11を介し
て俯仰自在に枢着された垂直第2腕12と、この垂直第
2腕12の先端部に水平軸13を介して俯仰自在に枢着
された垂直第3腕14と、この垂直第3腕14の軸Vの
まわりに旋回自在となるように垂直第3腕14に枢着さ
れたトーチ取付腕15とによって構成されている。
そして、この溶接ロボットでは、例えばチャック6に把
持されたワークW1を垂直駆動源4の駆動力を利用して
ワークW2上に押し付けた状態で、トーチ7先端側の溶
接点をワークW1とワークW2の溶接予定個所に一致す
るようにトーチ用腕群8の各腕10,12,14,15
の姿勢が調整され、その後、トーチ7がワークW1とワ
ークW2の接合部である溶接ラインに沿って移動してい
って自動的に溶接が行われる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の溶接ロボットにおいて
は、チャック6とトーチ7との相対位置決めに多数の制
御軸を必要とし、チャック6およびトーチ7回りの構成
が複雑かつ大型となり、複雑なワークに対処できないば
かりか、制御も複雑になって装置のコストが増大すると
いう問題点があった。
(考案の目的) この考案は、上記課題を解決するためになされたもの
で、ワークを把持するチャックや、ワークに対し所定の
処理を行う作動体回りの構成が簡単で、チャックに対す
る作動体の相対位置決め制御も容易な産業用ロボットを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は、ワークは把持するためのチャックと、この
チャックによって把持されるワークに対し所定処理を行
う作動体とを有する産業用ロボットであって、取付基材
に設けられ一定方向に伸縮制御される伸縮体の先端部に
上記チャックを設けるとともに、4節リンク機構の隣り
合う2節部分を前記取付基材に枢着し、この4節リンク
機構の他の2節部分に前記作動体を固定して、前記伸縮
体の伸縮量と前記4節リンク機構の取付基材に対する揺
動量とをそれぞれ制御することによって前記作動体と前
記チャックに把持されたワークとの相対位置を調整する
ようにしたものである。
(作用) この考案の産業用ロボットにおいては、チャックに把持
されたワークに対する作動体の位置調整として、例えば
ワーク径方向の位置調整が4節リンク機構の揺動量を調
整することによって行なわれる一方、ワーク高さ方向の
位置調整が伸縮体の伸縮量を調整することによって行な
われる。
(実施例) 第3図はこの考案の一実施例である産業用ロボットの概
略的な構成を示す側面図であり、第1図は第3図の符号
Aで示す部分を拡大して示す側面図、第2図は第3図の
符号Aで示す部分の側面図、第4図は第1図の要部拡大
断面図である。
この実施例の産業用ロボットは溶接ロボットであって、
第3図において基台20には垂直軸Z1のまわりに旋回
自在に水平第1腕21が枢着されており、この水平第1
腕21の先端部には垂直軸Z2のまわりに旋回自在に水
平第2腕22が枢着されている。水平第2腕22の先端
部には垂直腕23がその垂直軸Z3まわりに旋回自在
で、かつ垂直軸Z3の軸方向に沿って昇降自在に取り付
けられており、この垂直腕23の下端部には上下に伸縮
制御される伸縮体としてエアシリンダ24が垂設され、
さらにエアシリンダ24の先端部にワーク把持用のチャ
ック25が設けられている。垂直腕23には4節リンク
機構26を介してトーチ27が取り付けられている。2
8a,28bは溶接ロボットの設置部までワークを移送
するための搬送装置である。
第1図および第2図に示すように、4節リンク機構26
の隣り合う2つの節部26a,26bが枢着される1つ
のリンク片29は垂直腕23に固定される一方、4節リ
ンク機構の他の2つの節部26c,26dが枢着される
別のリンク片30にはトーチ取付用ブラケット31が固
設され、このブラケット31を介してトーチ27が4節
リンク機構26に取り付けられている。また、4節リン
ク機構26の2つの節部26a,26c間および他の2
つの節部26b,26d間を連結する各リンク片はそれ
ぞれターンバックル32によって構成されている。した
がって、4節リンク機構26の揺動量を制御することに
よって、言い換えれば2つの節部26a,26bの水平
軸Z4,Z5回りの回転量を制御することにより、トー
チ27の姿勢を変えずにトーチ27を垂直軸Z3に接近
または離隔移動調整できる。また、ターンバックル32
を必要に応じ回転操作することにより、トーチ27の垂
直軸Z3に対する姿勢を調整できる。
垂直腕23の下部にはケーシング33を介してベアリン
グケース34が設けられ、第4図に示すように、これら
ケーシング33とベアリングケース34内に、ベアリン
グ35を介して、略有蓋筒状の軸受36が垂直軸Z3回
りに回転自在に保持されている。軸受36内には略筒状
の軸37が垂直軸Z3の軸方向にスライド自在に配設さ
れ、この軸37はその外周部に設けられたキー38によ
り軸受36に対して直軸Z3回りの回り止めがなされて
いる。この軸37の下端部にはエアシリンダ24の筒部
24bが接続され、エアシリンダ24のロッド24aが
軸37の筒穴を通ってそのロッド先端部が軸受36の蓋
部に貫通するようにして固定されている。こうして、エ
アシリンダ24は、ベアリング35の作用で垂直腕23
に対し垂直軸Z3回りに回転自在に連結されるととも
に、エアシリンダ24のピストンロッド24aが伸縮作
動すると、軸37が軸受36に対しスライドして、垂直
軸Z3の軸方向に昇降移動される。なお、39はエアシ
リンダ24のロッド24aと軸37の間に介装されたス
ペーサで、その上端が軸受36に固定されている。40
はケーシング33に取付けられたスプリングプランジャ
で、ばね(図示省略)により付勢されたボール部が軸受
36の外周部上端に設けられたスリット36aに弾性嵌
合することにより、軸受36の垂直軸Z3回りの初期位
置が設定されるように構成されている。
エアシリンダ24の下部には、エアシリンダ41,ホル
ダ42および爪43等からなるチャック25が取付けら
れる。エアシリンダ41は、そのピストンロッド部41
aを下方に向けた状態でその筒部41bがエアシリンダ
24の筒部24bに連結される。エアシリンダ41の筒
部41bの下部にはホルダ42が取付けられ、ホルダ4
2の下部外周四方に、4個の爪43が水平ピン44によ
りそれぞれ揺動自在に保持されている。一方、エアシリ
ンダ41のピストンロッド41a先端にはフォーク45
が設けられ、このフォーク45に爪43の一端側に設け
られたベアリング46が係合されている。これにより、
エアシリンダ41のピストンロッド41aを介してフォ
ーク45が垂直軸Z3の軸方向に進退駆動すると、爪4
3が水平ピン44を支点に揺動して各爪43でワークを
把持・解除しうるように構成されている。
なお、上記溶接ロボットの溶接動作を制御するのに必要
な情報は、予めティーチングにより図示を省略した制御
部のメモリにストアされており、操作盤よりスタート指
令が与えられると、上記ティーチング情報に基づいて溶
接ロボットによる溶接動作が自動的に行なわれるように
構成されている。
次に、上記溶接ロボットの概略的な動作について説明す
る。
第3図に示す搬送装置28aまたは28bに載せられ
て、溶接の一方の対象物である例えば段付筒状のワーク
W1(第1図に想像線で示す)が溶接ロボットの設置部
まで移送されてくると、予め水平第1腕21および水平
第2腕22の旋回制御によってワークW1の到着位置の
上方で待機していた垂直腕23が降下し、エアシリンダ
24の下端部のチャック25がワークW1を把持する。
この場合、トーチ27がワークW1と干渉しないよう
に、4節リンク機構26の水平軸Z4,Z5回りの回転
量が予め制御されている。
チャック25によるワークW1の把持が完了すると、垂
直腕23が上昇し、水平第1腕21および水平第2腕2
2の旋回制御によってワークW1が例えば水平面内で約
90度回転移送され、こうしてワークW1が溶接の他方
の対象物である例えば溝形形状のワークW2(第1図,
第2図参照)の上方位置に配置される。
一方、チャック25に把持されたワークW1とトーチ2
7とが第1図に示す相対位置関係を保つように、エアシ
リンダ24のピストンロッド24aの進出量が制御され
るとともに、4節リンク機構26の水平軸Z4,Z5回
りの回転量が制御される。この状態では、トーチ27先
端側の溶接点は、ワークW1の底面よりも上方位置で、
かつワークW1の下側段部の外周面上に位置している。
この後、垂直腕23が下降し、第1図および第2図に示
すようにワークW1がワークW2上に当接する。この状
態から、さらに垂直腕23の下降が継続され、これによ
りエアシリンダ24のエアーがリリーフされて垂直腕2
3の下降継続分だけピストンロッド24aが後退する。
こうして、ワークW1がワークW2に適度な力で押し付
けられながら、トーチ27先端側の溶接点がワークW
1,W2の溶接予定位置Pに一致する。
その状態でトーチ27の溶接動作が開始され、すなわち
垂直腕23がトーチ27とともに垂直軸Z3回りに回転
し、ワークW1,W2の接合箇所の全周にわたって溶接
が自動的に行なわれる。
溶接作業終了後は、4節リンク機構26の揺動によりト
ーチ27がワークW1から引き離され、チャック25に
よるW1の把持が解除されて垂直腕23が上昇し、水平
第1腕21および水平第2腕22の旋回によりチャック
25が搬送装置28aまたは28bの上方に移送され
て、最初の状態に戻る。
この溶接ロボットにおいて、ワークW1の外径が例えば
第1図のW1′で示すように大きくなった場合には、4
節リンク機構26の水平軸Z4,Z5を第1図反時計方
向に回転させることにより、トーチ27先端側の溶接点
をワークW1′の外周位置まで移動させることができ
る。逆にワークW1の外径が小さくなった場合には、4
節リンク機構26の水平軸Z4,Z5を時計方向に回転
させればよい。こうして、ワークW1の径方向の位置調
整が、4節リンク機構26の揺動量を調整することによ
り可能となる。また、ワークW1に対するトーチ27先
端側の溶接点の高さ方向の位置調整は、エアシリンダ2
4のピストンロッド24aの伸縮量を調整することによ
り行なえる。さらに、トーチ27の垂直軸Z3に対する
姿勢は、4節リンク機構26の節部26a,26c間や
節部26b,26d間の間隔をターンバックル32を操
作して伸縮することにより調整できる。
(考案の効果) 以上のように、この考案の産業用ロボットによれば、取
付基材に設けられ一定方向に伸縮制御される伸縮体の先
端部にチャックを設けるとともに、4節リンク機構を介
して作動体を取付基材に取り付け、4節リンク機構の揺
動量と伸縮体の伸縮量を制御することによって作動体と
チャックに把持されたワークとの相対位置を調整するよ
うに構成しているので、チャックや作動体回りの構成が
簡単になり、チャックに対する作動体の相対位置決め制
御も容易になるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例である産業用ロボットの主
要部を拡大して示す側面図、第2図はその主要部の正面
図、第3図はその産業用ロボットの全体的な構成を概略
的に示す側面図、第4図は第1図の要部拡大断面図、第
5図は従来の溶接ロボットの主要部を示す側面図であ
る。 23……垂直腕、24……エアシリンダ、 25……チャック、26……4節リンク機構、 27……トーチ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを把持するためのチャックと、この
    チャックによって把持されるワークに対し所定処理を行
    う作動体とを有する産業用ロボットにおいて、 取付基材に設けられ一定方向に伸縮制御される伸縮体の
    先端部に前記チャックを設けるとともに、4節リンク機
    構の隣り合う2節部分を前記取付基材に枢着し、この4
    節リンク機構の他の2節部分に前記作動体を固定して、
    前記伸縮体の伸縮量と前記4節リンク機構の取付基材に
    対する揺動量とをそれぞれ制御することによって前記作
    動体と前記チャックに把持されたワークとの相対位置を
    調整するようにしたことを特徴とする産業用ロボット。
  2. 【請求項2】前記伸縮体が、その伸縮方向の軸線回りに
    回転自在となるように前記取付基材に支持される請求項
    1記載の産業用ロボット。
  3. 【請求項3】前記4節リンク機構の前記差動体と前記取
    付基材を結ぶ一対のリンク片がターンバックルにより構
    成される請求項1記載の産業用ロボット。
  4. 【請求項4】前記伸縮体がエアシリンダである請求項1
    記載の産業用ロボット。
JP6256889U 1989-05-30 1989-05-30 産業用ロボット Expired - Lifetime JPH0618700Y2 (ja)

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JP6256889U JPH0618700Y2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 産業用ロボット

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JPH034378U JPH034378U (ja) 1991-01-17
JPH0618700Y2 true JPH0618700Y2 (ja) 1994-05-18

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