JPH06186855A - トナーセンサ異常検知装置 - Google Patents

トナーセンサ異常検知装置

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JPH06186855A
JPH06186855A JP4336241A JP33624192A JPH06186855A JP H06186855 A JPH06186855 A JP H06186855A JP 4336241 A JP4336241 A JP 4336241A JP 33624192 A JP33624192 A JP 33624192A JP H06186855 A JPH06186855 A JP H06186855A
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JP
Japan
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toner
sensor
abnormality
developing device
toner sensor
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JP4336241A
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English (en)
Inventor
Toshinobu Katabuchi
敏伸 片淵
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナーセンサから出力される検出トナー濃度
値の変動を検知することによってトナーセンサの異常を
検知する。 【構成】 トナーセンサ64からの検出トナー濃度デー
タを、現像装置26内でトナーを撹拌する第1及び第2
の撹拌ローラ58,60の回転周期とは非同期の周期で
CPU76によってサンプリングし、このサンプリング
データを第1の記憶部78に格納するとともに、前回の
データを第2の記憶部80に格納する。そして、これら
の第1及び第2の記憶部78,80内の各データを呼び
出して比較し、各データ間の変化の有無を判断する。そ
して、入力されるデータ毎にこの判断を行ない、予め設
定された所定回数だけ連続して今回のデータと前回のデ
ータとの間に変化が生じていない場合には、トナーセン
サ64に異常が発生したとして所定の駆動制御を行なう
べく制御装置72から制御信号を出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置に係り、特にトナー濃度センサからの検出
結果に基づいてトナーセンサの異常を検知するトナーセ
ンサ異常検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーとキャリアからなる二成分
現像剤(単に現像剤という)によって感光体上に形成さ
れた静電潜像を現像する現像方法が知られている。この
ような方法においては、現像装置内のトナーとキャリア
との混合比率(トナー濃度)を所定の値に保持すること
によって最適な画像を得ることが可能となる。従って、
複写、あるいはプリントによって、現像装置内のトナー
が減少した場合には、トナーホッパーに収納されたトナ
ーを現像装置内に補給し、現像装置内のトナー濃度を最
適値に保つように制御されている。
【0003】現像装置内のトナー濃度は現像装置に設け
られたトナーセンサによって検出されるようになってお
り、その検出面に上記現像剤を接触させることによっ
て、磁性粒子であるキャリアの磁界強度を検出し、この
磁界強度からトナー濃度を検知するようになっている。
すなわち、現像装置内のトナーが減少すると現像剤中の
キャリアの占める割合が増大し、これによって磁界強度
が増大するので、この磁界強度が所定値を上回る場合に
は、現像装置内のトナー量が不足、すなわちトナー濃度
が低下しているとして、トナーホッパーから現像装置内
にトナーを補給するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置では以下のような不都合が生じる。
【0005】先ず第1に、現像装置内の現像剤がトナー
センサの検出面に、振動等の理由により接触しない状態
が生じた場合、センサ出力が低い値に保持されてしまう
こととなる。すなわち、現像剤とトナーセンサが接触し
ないことによりキャリアの磁界強度が検出され難くなる
ので現像装置内にトナー不足が生じていない状態と同一
値を出力することになる。従って、このような場合に
は、現像装置でのトナー濃度が低下、すなわち現像装置
内のトナーが補給すべきレベルを越えて減少しているに
も係らず、トナーが全く補給されないので、画像濃度が
極端に薄くなり所要の画像を得ることができなくなると
いった不都合を招く虞がある。
【0006】第2に、上記トナーセンサはトナー濃度を
アナログ電圧値として出力するもので、この出力電圧は
A/D変換された後、現像装置の制御部に導かれるが、
出力電圧の安定化を図るべく、トナーセンサ出力とA/
D変換部間にコンデンサが介在されている。従って、現
像装置内のトナー量が充分な状態で、トナーセンサに故
障、特にトナーセンサとA/D変換部間に回路異常が発
生すると、故障時のトナー濃度に対応する電圧、あるい
は故障の瞬間に発生する異常電圧が上記コンデンサで保
持されることになる。すなわち、制御部では、このコン
デンサの保持電圧等をトナーセンサの出力として取り込
むため、現像装置内のトナーが減少しているにも拘ら
ず、制御部ではトナー量が充分にあると判断され、トナ
ー補給が行なわれない虞が生じる。また、逆の場合、す
なわち現像装置内のトナー量が不足した状態で、トナー
センサに故障が発生した場合には、制御部では常に現像
装置内のトナー量が不足しているとして、現像装置への
トナー補給を連続して行なうこととなり、その結果トナ
ーの過剰補給を招く虞がある。
【0007】さらに、上記の原因で現像装置内のトナー
不足が進行すると、帯電キャリアが感光体へ運ばれるよ
うにもなり、このキャリアにより感光体表面を傷つけた
り、現像装置内がキャリア不足となり、その結果、画像
形成不良を招くことになる。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、トナーセンサから出力される検出トナ
ー濃度値の変動を検知することによって、トナーセンサ
の異常を検知するトナーセンサ異常検知装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
現像装置内のトナー濃度を、トナーの撹拌を行なう撹拌
ローラに臨んで配設されたセンサで検出し、この検出結
果からトナーセンサの異常を検知するものであって、上
記センサからの出力データを、上記現像装置内でトナー
を撹拌する撹拌ローラの回転周期とは非同期の周期で取
り込むサンプリング手段と、サンプリングされたトナー
濃度データの少なくとも連続する2回分のデータを記憶
する記憶手段と、上記記憶手段内の両トナー濃度データ
のレベル差からトナーセンサの異常の有無を検出する異
常検出手段とを備えたものである。
【0010】請求項2に係る発明は、上記異常検出手段
が、トナー濃度の変化無しの判断回数を計数するカウン
タと、このカウンタでの計数値が、予め設定された値に
達したとき、トナーセンサに異常が生じたと判断する判
別手段とを備えたものである。
【0011】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、現像装置内
のトナー濃度は、トナーセンサによって検出されて出力
される。トナーセンサからの出力トナー濃度データは、
サンプリング手段によって、現像装置内でトナーを撹拌
する撹拌ローラの回転周期とは非同期の周期でサンプリ
ングされる。この際、連続した2回分のデータ、すなわ
ち今回の入力データと前回の入力データが記憶手段に格
納される。そして、これらのデータは所定のタイミング
で呼び出され、異常検出手段によってデータの比較がな
され、そのレベル差からトナーセンサの異常の有無が検
出される。つまり、現像装置内のトナーは、撹拌ローラ
によって波打ちながら移動されており、このトナーの波
打ちにより、トナーセンサの検出面とトナーとの接触度
合が一定の周期で変化される。従って、トナーセンサの
出力値も撹拌ローラの回転周期に一致した周期で変動す
る波形として出力されるので、サンプリングされた連続
するトナー濃度データ間にレベル差がないような場合に
は、トナーセンサの出力が異常であるとしてトナーセン
サの異常が検出される。
【0012】上記請求項2記載の発明によれば、異常検
出手段でのトナー濃度データの比較時に、連続するデー
タ間にレベルの変化が無い場合にはカウンタによって計
数される。そして、異常検知手段での複数回のトナー濃
度データの比較を行ない、このカウンタの計数値が予め
設定された値に達した場合には、判断手段によりトナー
センサに異常が生じていると判断される。
【0013】
【実施例】本発明のトナーコントロール異常検知装置に
ついて図面を用いて説明する。図6は、本発明のトナー
コントロール異常検知装置が適用される画像形成装置
(複写機)を示す構成略図である。
【0014】複写機Fは、その上面にコンタクトガラス
2と原稿押え4を有し、内部には光学系L、像形成手段
P及び転写紙の搬送系等の各構成要素が配設されてい
る。
【0015】上記光学系Lは、露光ランプ6と反射板8
からなり、往復動して原稿走査を行なう光源部、原稿か
らの反射光を反射して光路を形成する反射鏡10,1
2,14、形成画像の倍率を調節するレンズ16及び上
記反射光を後述の感光体ドラム20に向けて反射させる
固定ミラー18から構成されている。
【0016】像形成手段Pは、表面に静電潜像が形成さ
れる感光体ドラム20、上記感光体ドラム20を所定電
位に帯電する帯電装置22、感光体ドラム20上の不要
部分の電荷を除去するブランクランプ24、トナーを感
光体ドラム20上の静電潜像に付着させて現像する後述
の現像装置26、トナー像を転写紙に転写する転写装置
30、転写紙を感光体ドラム20から分離させる分離装
置32及び転写後の感光体ドラム20表面に残留してい
るトナーを清掃するクリーニング装置34等から構成さ
れている。なお、上記現像装置26には、補給用のトナ
ーを収納するとともに、現像装置26内のトナー減少に
応じて適量のトナーを供給するトナーホッパー28が一
体に装着されている。
【0017】一方、転写紙の搬送系としては、搬送方向
上流から順に、サイズの異なる転写紙が収納できる給紙
カセット36,38、転写紙を搬送する給紙ローラ4
0,42、搬送ローラ対37,39及びレジストローラ
対44が配設されている。さらに、転写後の転写紙の搬
送方向下流側には、転写紙を搬送する搬送ベルト46、
転写紙に転写されたトナー像を転写紙に定着させる定着
装置48、転写紙を排出トレイ52に排出する排出ロー
ラ50等が配設されている。
【0018】上記構成の複写機Fにおいて、前記ハロゲ
ンランプ6の光は原稿で反射し、その反射像は前記反射
鏡10,12,14、レンズ16、固定ミラー18を介
して前記感光体ドラム20に導かれる。感光体ドラム2
0は図6の矢印方向に回転しながら、前記帯電装置22
により所定電圧に帯電された後、上記原稿像が照射され
ることで露光され、静電潜像を形成する。感光体ドラム
20上の静電潜像は現像装置26によりトナー像に現像
された後、転写装置30によって、給紙カセット36、
あるいは38から給送された転写紙に転写される。転写
後の転写紙は、分離装置32により感光体ドラム20か
ら分離され、搬送ベルト46、定着装置48及び排出ロ
ーラ50を介して排出トレイ52上に排紙されるように
なっている。
【0019】次に、上記現像装置について図2、図3及
び図5を用いて説明する。図2は現像装置内部を示す一
部破断斜視図、図3は現像装置を示す断面図、図5はト
ナーセンサの出力波形を示すタイムチャートである。
【0020】図2及び図3において、現像装置26は、
現像ローラ56、第1及び第2の撹拌ローラ58,60
及びトナーセンサ64が、前後方向に寸法を有する現像
ハウジング54に一体に装着されてその構成をなしてい
る。
【0021】上記現像ローラ56は、図3に示すように
現像ハウジング54の左側端部でその軸方向に亘って形
成された開口部70から上記感光体ドラム20に臨む位
置に回転自在に支持されたローラで、現像装置26内の
現像剤をその表面に吸着して上記感光体ドラム20表面
まで運搬するものである。
【0022】また、現像ハウジング54内には、第1の
撹拌ローラ58及び第2の撹拌ローラ60が回転自在に
並設されている。これらの第1及び第2の撹拌ローラ5
8,60は、共に現像装置26内の現像剤を撹拌するた
めのスパイラルローラで、その回転軸には、螺旋状に傾
斜した羽根が一定のピッチで形成されている。上記第1
の撹拌ローラ58と第2の撹拌ローラ60は、図2に示
すように、互いに羽根の傾斜方向を逆にして配設される
とともに、上記現像ハウジング54の底面に突出形成さ
れた規制壁62を挾んで配設されるようになっている。
【0023】そして、上記現像ハウジング54の軸方向
略中央には上記現像装置26内の現像剤のトナー濃度を
検出するトナーセンサ64が固着されている。トナーセ
ンサ64は、図3に示すように、現像ハウジング54の
右側壁面に形成された開口部からその検出面66を現像
ハウジング54内に臨ませて、好ましくは検出面66が
現像ハウジング54の内壁面と面一になるように上記現
像ハウジング54の外側から固着されている。また、ト
ナーセンサ64は、撹拌ローラ60によって移動される
現像剤の量とは無関係に、そのトナー濃度を検出しうる
べく、実施例においては現像装置26の内側底面からの
高さが、撹拌ローラ60の軸高さとほぼ同じ高さになる
ように固着されている。
【0024】一方、上記現像ハウジング54の上方に
は、補給用開口部68が形成されており、現像装置26
内のトナー量が所定値を下回った場合には、この補給用
開口部68を介して上記トナーホッパー28から現像装
置26内にトナーが補給されるようになっている。
【0025】上記のように構成された現像装置26にお
いて、今、複写機が駆動され、図外の駆動モータからの
回転駆動力が現像装置26の現像ローラ56、第1の撹
拌ローラ58及び第2の撹拌ローラ60に伝達される
と、各ローラ56,58,60が、現像装置26内の現
像剤を循環する方向(図2の矢印方向)に回転される。
各撹拌ローラ58,60が回転されると、現像装置26
内の現像剤は第1の撹拌ローラ58及び第2の撹拌ロー
ラ60の羽根によって、撹拌されながら上記規制壁62
に沿って移動(図3の黒塗矢印に示す)し、これによっ
て、現像剤中のトナーとキャリアとが適度に摩擦されて
トナーが帯電されるとともに、現像装置26内の軸方向
におけるトナー濃度分布が均一にされる。そして、上記
現像剤は、現像ローラ56表面に吸着されて感光体ドラ
ム20表面へと運搬される(図3の白抜き矢印に示す)
ようになっている。一方、上記トナーセンサ64は、第
2の撹拌ローラ60によって規制壁62と現像ハウジン
グ54の右側内壁面との間を移動する現像剤から、その
トナー濃度を検出し図外の制御装置へ出力するようにな
っている。この際、撹拌ローラ60の羽根が軸方向に一
定ピッチで形成され、かつ定速回転されているので、現
像剤は一定の周期で波打ちながら移動されることにな
る。つまり、この現像剤の波打ちにより、トナーセンサ
64の検出面66と現像剤との接触度合が上記一定の周
期で変化され、これによって、トナーセンサ64の出力
値が、図5に示すように、上記撹拌ローラ60の回転周
期に一致した周期Tで変動する波形として出力されるこ
とになる。
【0026】次に、上記複写機のトナーセンサの異常検
知を行なうための制御系を示すブロック構成について図
1を用いて説明する。
【0027】図1において、72は、複写機Fにおける
制御装置で、トナーセンサの異常検知を統括制御する中
央制御部76(以下、CPUという)、第1の記憶部7
8、第2の記憶部80、カウンタ82及びA/Dコンバ
ータ84から構成されている。トナーセンサ64は上述
の通り、現像装置26内の現像剤のトナー濃度を検出
し、その検出トナー濃度データを上記制御装置72にア
ナログ電圧として出力するものである。現像撹拌モータ
74は、上記制御装置72からの制御信号の入力により
駆動されて現像装置26内の各撹拌ローラ58,60を
定速回転させるものである。
【0028】上記のブロック構成において、トナーセン
サ64によって検出された現像剤のトナー濃度検出電圧
は、A/Dコンバータ84で8ビットのデジタル信号に
変換されて上記CPU76に出力される。CPU76
は、A/Dコンバータからの出力信号を所定のタイミン
グ、すなわち上記撹拌ローラ60の回転周期と非同期の
周期でサンプリングし、上記第1及び第2の記憶部7
8、80に格納する。CPU76は、第1の記憶部78
に今回の入力データを、第2の記憶部80に前回の入力
データをそれぞれ格納するようにデータ転送制御を行な
う。なお、上記CPU76のトナー濃度データの取り込
みタイミングを現像装置26の撹拌ローラ58、60の
回転周期と非同期の周期で取り込むことによって、図5
に示したような現像剤の波打ちによる、トナー濃度出力
波形の同じ位相のデータを偏ってサンプリングすること
がないようにしている。このサンプリング周期は、例え
ば、第2の撹拌ローラ60の羽根のピッチ及び現像撹拌
モータ74の回転速度から定まる現像剤の波打ち周期に
対して設定されるようになっている。
【0029】そして、上記のように取り込まれ、第1及
び第2の記憶部78,80に格納されているトナー濃度
データを、CPU76は所定のタイミングで読み出して
比較するとともにこれらのトナー濃度データ間の変化の
有無判断を行なう。そして、これらのトナー濃度データ
間に変化が生じていない場合には上記カウンタ82をカ
ウントアップするようになっている。ここで、上記トナ
ー濃度データ変化の有無判断を行なう際には、判断手段
の簡易化を図るべく8ビットの情報で構成されるトナー
濃度データのうち下位4ビット以上のレベル変化を生じ
た場合に、今回のトナー濃度データと前回のトナー濃度
データとの間にデータ変化が生じたと判断するようにし
ている。そして、上記カウンタ82での計数値が所定
値、例えば、値5に達した場合には、トナーセンサに異
常が生じたとして図外の報知手段によって報知し、画像
形成を中断するようにしている。
【0030】次に、上記構成の複写機の作用について、
図4を用いて明する。図4は現像装置のトナーセンサ異
常検知の動作を示すフローチャートである。
【0031】図4において、ステップS1で複写機Fの
複写が開始され、上記現像撹拌モータ74が駆動される
と、現像装置26内の第1及び第2の撹拌ローラ58,
60が同速度で回転され、これによって現像装置26内
の現像剤の撹拌が行なわれる(ステップS1でYE
S)。現像装置26での現像剤の撹拌が開始されると
(ステップS2でYES)、CPU76はトナーセンサ
64からの出力トナー濃度データをA/Dコンバータ8
4を介してサンプリングするとともに、第1の記憶部7
8に格納されている前回のトナー濃度データを第2の記
憶部80に転送し、今回のサンプリングデータを第1の
記憶部78に格納する(ステップS3〜ステップS
4)。
【0032】次いで、上記第1の記憶部78に格納され
ている今回のデータと、第2の記憶部74に格納されて
いる前回のデータとが読みだされ、両データにおけるデ
ータ変化の有無が判断される(ステップS5)。そし
て、今回のデータと前回のデータとに下位4ビット以上
のレベル変化がある場合には、ステップS10に移行さ
れる。ステップS10では、カウンタ82の計数値が0
かどうかの判断が行なわれ、計数値が0の場合には本フ
ローチャートを終了する。なお、計数値が0でない場合
には、カウンタ82が0にリセットされて本フローチャ
ートを終了する(ステップS10でNO、ステップS1
1)。
【0033】一方、ステップS5で今回のデータと前回
のデータとでデータ変化が無いと判断された場合には、
ステップS6に移行する(ステップS5でYES)。ス
テップS6では、カウンタ82の計数値が所定値Nに達
しているかの判断が行なわれ、達していない場合には、
カウンタ82の計数値が1だけカウントアップされ(ス
テップS7)、本フローチャートを終了する。一方、ス
テップ6でカウンタ82の計数値が所定値Nに達してい
る場合には、現像装置26のトナーセンサ64の出力値
が異常、すなわちトナーセンサ64に異常が発生したと
して、複写機Fを停止させるとともに、例えば操作部上
のトナーコントロール異常ランプを点灯させて報知する
ようになっている(ステップS8,ステップS9)。す
なわち、CPU76がトナーセンサ64からのトナー濃
度データを取り込む際には、上述の通り現像装置26内
の現像剤は、波打ちながら移動しているので、少なくと
もその波打ちにより、トナーセンサ64の検出トナー濃
度データにも図5に示したように、出力変動が生じてい
るはずである。しかし、CPU76でのトナー濃度デー
タ変化の有無判断で(ステップS5)、連続してデータ
変化が無い場合は(ステップS6でYES)、現像剤の
波打ちが生じていない状態であり、従来例で説明したよ
うな、トナーセンサ64と現像剤が接触していないため
に出力値が一定の状態、あるいはトナーセンサ64に故
障が発生し、コンデンサの保持電圧により出力値が一定
の状態となっている虞がある。従って、トナー濃度デー
タ変化の有無判断で(ステップS5)、連続して所定回
数データ変化が無い場合には(ステップS6でYE
S)、複写機Fを停止させるとともに、トナーコントロ
ール異常ランプを点灯させてトナーセンサに異常が生じ
ているとして報知するようになっている。
【0034】以上説明したように、上記構成のトナーコ
ントロール異常検知装置によれば、現像装置26内の現
像剤が波打ちながら移動し、これによってトナーセンサ
64からの出力トナー濃度データに脈流が生じることを
利用して、その検出データの連続状態からトナーセンサ
64の異常を検知するようにしたので、従来のように、
現像剤とトナーセンサの検出面とが非接触状態に保持さ
れたり、あるいはトナーセンサの故障による現像装置2
6内のトナー量の誤検出がなくなり、これによって現像
装置26へのトナー無補給状態やトナーの過剰供給を未
然に防止することが可能となる。従って、トナーセンサ
異常によるトナー濃度制御の異常を早期に検知でき、こ
れによって、トナー濃度制御異常による複写機Fへの弊
害を未然に防止することができる。
【0035】さらに、上記CPU76でのトナー濃度デ
ータ変化の判断時における、変化がない場合のカウント
値Nを比較的小さい値に設定することによって、トナー
センサの異常発生から、異常を報知するまでの時間を短
くすることが可能となり、無用なトナー消費、あるいは
不良画像発生を早期に防止することができる。
【0036】また、CPU76のトナー濃度データの取
り込みタイミングを現像装置26の第2の撹拌ローラ6
0の回転周期とは非同期の周期に設定しているので、取
り込まれたトナー濃度データ値が、トナーセンサ64か
らの出力波形の山、あるいは谷データなど一定の位相に
偏ることがなく、これによってより確実なトナー濃度デ
ータ変化の有無判断を行なうことができるという利点が
ある。
【0037】なお、上記実施例においては、トナー濃度
データにおける変化の有無判断を8ビットの情報で構成
されるトナー濃度データのうち下位4ビット以上のレベ
ル差があった場合に、トナー濃度データ間に変化が生じ
たと判断するようにしているが、これは判断基準の一例
であり実施例に限られるものではなく、所望の判断精度
が得られるように適宜設定するようにすればよく、また
具体的に所定電圧以上の変化があった場合にトナー濃度
データ間に変化が生じたと判断するようにしてもよ
い。。
【0038】また、カウンタ82を、例えばサンプリン
グ回数10回でリセットされるようにしておいて、その
間に所定値N(<10)に達すると異常を判断するよう
にしてもよい。
【0039】さらに、データ変化の有無判断は、連続し
て2回のサンプリングデータについて行なっているが、
これ以外に連続して3回分のデータで判断するようにし
てもよい。
【0040】また、上記実施例では、トナーセンサ異常
検知装置が複写機に適用された例について説明したが、
プリンタ等についても勿論適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、現像装
置内のトナー濃度を、トナーの撹拌を行なう撹拌ローラ
に臨んで配設されたセンサで検出し、この検出結果から
トナーセンサの異常を検知するものであって、上記セン
サからの出力データを、上記現像装置内でトナーを撹拌
する撹拌ローラの回転周期とは非同期の周期で取り込む
サンプリング手段と、サンプリングされたトナー濃度デ
ータの少なくとも連続する2回分のデータを記憶する記
憶手段と、上記記憶手段内の両トナー濃度データのレベ
ル差からトナーセンサの異常の有無を検出する異常検出
手段とを備えたので、トナーセンサから出力される検出
トナー濃度データの変動を利用し、その変化の有無を検
知することによって、トナーセンサの異常を検知するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナーセンサの異常検知を行なうための制御系
を示すブロック構成図である。
【図2】現像装置内部を示す一部破断構成図である。
【図3】現像装置を示す断面図である。
【図4】トナーセンサ異常検知の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】トナーセンサの出力波形を示すタイムチャート
である。
【図6】本発明のトナーセンサ異常検知装置が適用され
る画像形成装置を示す構成略図である。
【符号の説明】
F 複写機 26 現像装置 58 第1の撹拌ローラ 60 第2の撹拌ローラ 64 トナーセンサ 74 現像撹拌モータ 76 CPU 78 第1の記憶部 80 第2の記憶部 82 カウンタ 84 A/Dコンバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置内のトナー濃度を、トナーの撹
    拌を行なう撹拌ローラに臨んで配設されたセンサで検出
    し、この検出結果からトナーセンサの異常を検知するも
    のであって、上記センサからの出力データを、上記現像
    装置内でトナーを撹拌する撹拌ローラの回転周期とは非
    同期の周期で取り込むサンプリング手段と、サンプリン
    グされたトナー濃度データの少なくとも連続する2回分
    のデータを記憶する記憶手段と、上記記憶手段内の両ト
    ナー濃度データのレベル差からトナーセンサの異常の有
    無を検出する異常検出手段とを備えたことを特徴とする
    トナーセンサ異常検知装置。
  2. 【請求項2】 上記異常検出手段は、トナー濃度の変化
    無しの判断回数を計数するカウンタと、このカウンタで
    の計数値が、予め設定された値に達したとき、トナーセ
    ンサに異常が生じたと判断する判別手段とを備えたこと
    を特徴とする上記請求項1記載のトナーセンサ異常検知
    装置。
JP4336241A 1992-12-16 1992-12-16 トナーセンサ異常検知装置 Pending JPH06186855A (ja)

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