JP3034736B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3034736B2
JP3034736B2 JP26898193A JP26898193A JP3034736B2 JP 3034736 B2 JP3034736 B2 JP 3034736B2 JP 26898193 A JP26898193 A JP 26898193A JP 26898193 A JP26898193 A JP 26898193A JP 3034736 B2 JP3034736 B2 JP 3034736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の電子写真装
置における感光体表面の静電潜像を可視化するため、ト
ナーおよびキャリアから成る二成分現像剤を収納してト
ナーを上記感光体表面に供給する現像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば乾式複写機等においては、キャリ
アとトナーとからなる二成分現像剤で感光体表面の静電
潜像の可視化(現像)を行う現像装置が多用されてい
る。このような現像装置において、トナーは現像動作に
よって消費されていく一方、キャリアは消費されずに現
像装置内に残る。したがって、現像装置内でトナーと共
に撹拌されるキャリアは撹拌頻度が多くなるにつれて、
表面の樹脂コート層の剥がれや、表面へのトナーの粘着
といった事態が生じて劣化し、このために、現像剤の帯
電性能が徐々に低下する。
【0003】そこで、現像動作によって消費されるトナ
ーの補給とは別に、現像装置内にキャリアも少量ずつ補
給して、帯電性能の低下を抑制できるようにした装置
が、例えば特公平2−21591号公報に開示されてい
る。その装置においては、キャリアの補給によって過剰
となった現像槽内の現像剤は、現像槽壁面に設けられて
いる現像剤溢出口からオーバーフローして排出され、現
像剤回収容器に回収される。このような補給・排出が逐
次繰返されることによって、現像槽内の劣化現像剤は、
新たに供給されるトナーおよびキャリアに置換されてい
き、これによって、帯電性能を維持し、複写画質の低下
を抑えるようになっている。
【0004】また、上記現像槽内には、トナー濃度を検
出するトナー濃度センサが設けられており、このトナー
濃度センサの出力によりトナーが現像槽内に補給され、
現像槽内のトナー濃度を一定に保つようになっている。
また、上記トナー濃度センサとして、現像剤中のキャリ
アに接触してその透磁率を検出する透磁率センサが用い
られている。この場合には、検出された透磁率からキャ
リアに対するトナーの比率が検出されるようになってお
り、このトナー比率の増減によりトナーを補給するか否
かが制御され、現像槽内のトナー濃度を一定に保つよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記透磁率
センサは、トナー濃度の均一性を考慮して現像槽内の、
現像中央に対応する位置、または用紙センターの延長線
上に対応する位置に配設されている。このため、上記の
現像装置を備えた例えば複写機を移動させたとき等にお
いて、複写機、即ち現像装置の傾斜によって、透磁率セ
ンサに接するキャリア量が変化し、透磁率センサの検出
レベルが変化するので、現像剤のトナー濃度の判定が誤
ったものとなる虞がある。これによって、センサの検出
レベルを一定に保持することができないので、正確なト
ナー比率を検出することができず、適正量に対してトナ
ー過多あるいはトナー不足の状態となって画質に悪影響
を与え、複写画質が低下するという問題が生じる。
【0006】また、上記構成の現像装置では、複写機内
の収納スペースの問題から現像剤回収箱が現像ローラ中
央から遠ざかる位置に配設されており、これに伴って現
像剤溢出口も現像装置の端部側に形成されている。この
ため、複写機の移動中に現像剤溢出口が基準位置に対し
て相対的に下方位置となる方向に傾斜した場合、現像剤
溢出口から多量の現像剤が排出され、現像槽内の現像剤
量が適正量に対して大幅に減少する。また、複写機の移
動後に、現像剤溢出口が基準位置に対して相対的に上方
位置となる傾斜状態で現像装置が使用された場合、現像
剤溢出口からの現像剤が排出されず、現像槽内の現像剤
量が適正量に対して多くなる。この結果、透磁率センサ
に接するキャリア量が大幅に増減し、正確なトナー比率
を検出することができず、的確にトナーを補給すること
ができず、画質に悪影響を与え、複写画質が低下すると
いう問題が生じる。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、現像装置の傾斜による現像槽
内の現像剤量の変化に影響されずに、トナー濃度センサ
の検出レベルを一定に保ち、これによって、トナー濃度
を一定に保ち、画質を良好に維持し得る現像装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の現像装置
は、設置面に接して、本体装置を支える脚部を少なくと
も4隅に備えた本体装置に収納され、トナーおよびキャ
リアから成る現像剤を収納する現像槽に、現像剤を攪拌
する攪拌手段および現像剤を感光体に供給する現像ロー
ラが各々回転自在に設けられるとともに、キャリアを含
有するキャリア現像剤を現像槽に上方から逐次補給する
現像剤補給部が設けられる一方、現像槽の側壁に現像剤
溢出用の現像剤溢出口が形成されている現像装置におい
て、上記現像剤溢出口が、上記現像槽内の、用紙排出方
向に直交する上記脚部間の中心に対応する位置に形成さ
れていることを特徴としている。
【0009】
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、現像槽内の、用紙排
出方向に直交する上記脚部間の中心に対応する位置で
は、本体装置が用紙排出方向に対して直交する方向に傾
いても、現像槽に収納された現像剤の表面に傾きが生じ
難く、常に現像剤の高さレベルを一定に保持することが
できる。これにより、現像剤溢出口を、上記の現像槽内
の、用紙排出方向に直交する上記脚部間の中心に対応す
る位置に形成することで、現像装置の傾きに影響されず
に現像剤を一定量排出することができる。したがって、
本体装置の傾きに影響されずに、補給される現像剤量と
排出される現像剤量とを常に同じにすることができるの
で、現像剤重量を常に一定に保つことができ、且つトナ
ー濃度センサの検出レベルを一定に保つことができ、
ナー濃度の誤判断を防止することができる。
【0011】
【0012】
【0013】この結果、現像装置が傾斜した場合であっ
ても、トナー濃度を的確に判断することができるので、
常にトナー濃度を一定に保つことができ、複写画質を良
好に維持することができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を説明する前に、比較例と
しての現像装置について図1ないし図8に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
【0015】上記現像装置含む複写機は、図4に示す
ように、上面部に原稿載置台1が設けられ、この原稿載
置台1の下に露光光学系2が配設されている。この露光
光学系2は、原稿載置台1上に載置された原稿(図示せ
ず)に光を照射しながら走査する光源ランプ3、原稿か
らの反射光を感光体4に導く複数の反射鏡5…、および
反射光の光路中に配されたレンズユニット6から成って
いる。
【0016】感光体4の外周には、その表面を所定電位
に帯電させる帯電チャージャ7、像間イレーサ(図示せ
ず)、感光体4の表面に形成された静電潜像を現像する
現像装置8、感光体4の表面のトナー像を用紙に転写さ
せる転写チャージャ9、感光体4表面の残留トナーを回
収するクリーニング装置10および除電装置(図示せ
ず)等が設けられている。また、感光体4に対する入紙
側には、用紙を所定のタイミングで供給するタイミング
ローラ11、搬送ローラ12、給紙カセット13および
給紙ローラ14が設けられる一方、感光体4に対する出
紙側には、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着さ
せる定着装置15が設けられている。
【0017】また、図5に示すように、上記構成の複写
機本体41には、設置面43に接触し、複写機本体41
をほぼ水平状態となるように支持する脚部42…が4隅
に設けられている。この脚部42は、例えばネジ式の回
転部材を備え、この回転部材を回転させることにより脚
部42と設置面43との距離を調節するようになってい
る。したがって、各脚部42の回転部材を回転させるこ
とで、操作者あるいは設置者の目視により複写機本体4
1が水平状態となるように高さを調節するようなってい
る。
【0018】また、上記現像装置8は、図1ないし図3
に示すように、容器状の現像槽16を有し、この現像槽
16の内部には、マグネットローラより成る現像ローラ
17と、撹拌手段としての撹拌スクリュー18と、攪拌
手段としてのアジテータ19と、搬送手段としての搬送
スクリュー20・20とが回転自在に配設されている。
この現像槽16内に収容されている現像剤はキャリアと
トナーとからなり、磁性体からなるキャリアは、表面に
トナーの粘着を抑制する樹脂コート層を有している。こ
のキャリアとトナーとが撹拌スクリュー18によって撹
拌されると、トナーは摩擦帯電する。現像ローラ17
が、キャリアを磁力によって吸着し、磁気ブラシを形成
させて搬送することにより、キャリアにクーロン力によ
って付着したトナーが感光体4に供給され、感光体4の
静電潜像に吸着されて、現像が行われる。
【0019】現像槽16の上壁部には、図1に示すよう
に、現像剤の補給用開口16aが形成され、この補給用
開口16aに、図3に示す現像剤供給ユニット(現像剤
補給部)25が上方から嵌着されている。この現像剤供
給ユニット25は、内部がトナー収納室とキャリア現像
剤収納室との二室に仕切られ、このうち一方のトナー収
納室にはトナーが収納されており、他方のキャリア現像
剤収納室には、キャリアのみからなる現像剤、若しくは
キャリアにトナーが所定比率で混合された現像剤(以
下、キャリア現像剤という)が収納されている。
【0020】一方、現像槽16の側壁部には、図1に示
すように、現像剤溢出口23aが形成された現像剤排出
部23が設けられている。この現像剤排出部23は、上
記現像剤溢出口23aからオーバーフローした現像剤を
図3に示す現像剤回収容器24に排出するようになって
いる。
【0021】上記の各収納室の底部には、図8に示す制
御装置32により駆動制御されるトナー補給ローラ21
とキャリア現像剤補給ローラ22とがそれぞれ設けられ
ており、トナー補給ローラ21が回転駆動されることに
よって、トナー収納室内のトナーが、また、キャリア現
像剤補給ローラ22が回転駆動されることによって、キ
ャリア現像剤収納室内のキャリア現像剤が、各ローラ2
1・22の駆動時間に応じた量だけ、それぞれ流下して
補給用開口16aから現像槽16内へと供給され、搬送
スクリュー20・20により攪拌スクリュー18側に搬
送される。
【0022】また、現像槽16内部には、現像槽16内
のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段としてのト
ナー濃度センサ34が設けられている。このトナー濃度
センサ34は、透磁率センサからなり、現像剤中のキャ
リアに接触して透磁率を検出するようになっており、こ
の検出された透磁率からキャリアに対するトナーの比率
が求められる。例えば、トナー濃度センサ34に接触す
るキャリア量が少ないと、トナー比率が高いと検出さ
れ、トナー濃度センサ34に接触するキャリア量が多い
と、トナー比率が低いと検出される。そして、このトナ
ー濃度センサ34の検出信号は、図8に示す制御装置3
2に出力され、この検出信号に基づいて現像剤供給ユニ
ット25のトナー補給ローラ21とキャリア現像剤補給
ローラ22とが駆動され、現像槽16内にトナーあるい
はキャリア現像剤を補給するようになっている。
【0023】また、上記トナー濃度センサ34は、図1
に示すように、現像槽16内の、用紙排出方向に直交す
る複写機本体41の脚部42間の中心Hに対応する位置
に設けられている。これにより、上記トナー濃度センサ
34は、複写機本体41が用紙排出方向に直交する方
向、即ち図5に示すようにフロント側あるいはリア側に
傾いたときの現像剤の傾きに影響されずに常に一定量の
キャリアと接触することができる。
【0024】また、上記制御装置32には、図示しない
傾きセンサにより傾斜許容限度を超えた現像装置8の傾
き状態が検知されたとき、図8に示すように、その傾き
状態を報知する警告手段としての発光ダイオードからな
るアラームランプ39が接続されている。
【0025】次に、上記構成の複写機におけるコピー動
作について説明する。電源スイッチ(図示せず)がON
されると、まずウォーミングアップ処理が行われる。こ
れが完了した後に、後述するコピースタートスイッチ3
1がONされると、露光光学系2の光源ランプ3によっ
て原稿載置台1上に載置された原稿が走査される。この
ときの原稿からの反射光が反射鏡5…およびレンズユニ
ット6を介して感光体4に照射され、帯電チャージャ7
にて所定電位に帯電されている感光体4の表面に静電潜
像が形成される。次いで、この静電潜像は現像装置8か
ら供給されるトナーによって現像される。感光体4表面
のトナー像は、転写チャージャ9により給紙カセット1
3から供給される用紙に転写され、定着装置15にて用
紙上に熱定着される。これにより、用紙上に原稿画像に
対応したコピー画像が形成される。
【0026】このような一連の複写動作は、図8に示す
マイクロコンピュータから成る制御装置32によって制
御され、この制御装置32は、複写機本体41に設けら
れており、上記コピースタートスイッチ31のON操作
信号が入力されるようになっている。また、複写動作の
累積回数をカウントする複写カウンタ33がさらに設け
られており、このカウント値(以下、コピーカウント値
という)nも上記制御装置32に入力されるようになっ
ている。
【0027】上記のような複写動作が繰返されると、現
像装置8の現像槽16内に収納されている現像剤中のト
ナーは徐々に消費され、キャリアに対するトナーの比
率、すなわちトナー濃度が低下していく。そして、この
トナー濃度センサ34の出力に基づくトナー補給ローラ
21の駆動制御が、上記制御装置32によってさらに行
われる。すなわち、トナー濃度センサ34での検出信号
が、現像に必要な適正範囲の下限値まで下がったことが
検知されると、トナー補給ローラ21の駆動を開始す
る。これにより、現像剤供給ユニット25のトナー収納
室内のトナーが現像槽16内に補給され、現像槽16内
のトナー濃度が上昇する。そして、このトナー濃度が上
記の適正範囲の上限値に達したことが検知されると、ト
ナー補給ローラ21の駆動を停止する。このような制御
によって、現像槽16内のトナー濃度は、上記適正範囲
内で維持される。
【0028】上記のように補給されるトナーは、現像槽
16内の現像剤と撹拌され、一定の帯電量に制御され
て、感光体4へと供給され、現像に使用される。一方、
現像剤中のキャリアは減少することはなく、繰返し使用
されるために、現像ローラ17や撹拌スクリュー18で
の撹拌、および感光体4との接触で徐々に劣化してい
く。このようにキャリアが劣化していくと、トナーに所
定の帯電量を付与し得なくなり、画質の低下を生じるこ
ととなる。そこで、現像槽16内にキャリアをも新たに
補給し、現像槽16内の劣化したキャリアと置換してい
くことで、上記のような帯電性能の低下が抑えられる。
このために、前記のキャリア現像剤収納室からキャリア
現像剤を補給し、かつ、現像槽16内の現像剤を排出す
る補給・排出制御も、上記制御装置32で行うようにな
っている。
【0029】ここで、上記現像槽16の傾きとトナー濃
度センサ34の出力との関係を図1、図6および図7を
参照しながら以下に説明する。
【0030】トナー濃度センサ34が、図1に示すよう
に、現像槽16の現像ローラ17の中央位置、即ち現像
中央H’に配設されたとき、現像槽16の現像剤溢出口
23aが、図6(a)に示すように、基準位置よりも0
mm〜8mm上方に移動した場合、現像槽16内の現像
剤がトナー濃度センサ34の配設側に傾くので、トナー
濃度センサ34に接触するキャリア量が増加する。これ
により、図7の曲線aに示すように、現像装置8の傾き
が大きくなるにつれ、トナー濃度センサ34の出力が大
きくなる。一方、現像槽16の現像剤溢出口23aが、
図6(b)に示すように、基準位置よりも0mm〜−8
mm下方になるように移動した場合、現像槽16内の現
像剤がトナー濃度センサ34の配設側と反対側に傾くの
で、トナー濃度センサ34に接触するキャリア量が減少
する。これにより、図7の曲線aに示すように、現像装
置8の傾きが大きくなるにつれ、トナー濃度センサ34
の出力が小さくなる。
【0031】しかしながら、トナー濃度センサ34が、
現像槽16の複写機本体41の脚部42間の中央位置、
即ち脚部42間の中心Hに対応する位置に配設されたと
きには、現像槽16の現像剤溢出口23aが、図6
(a)(b)に示すように、基準位置よりも0mm〜8
mm上方あるいは0mm〜−8mm下方に移動した場合
でも、現像槽16内の現像剤表面の傾きは、トナー濃度
センサ34の配設部でほぼ一定となるので、トナー濃度
センサ34に接触するキャリア量がほぼ一定となる。こ
れにより、図7の曲線bに示すように、現像装置8の傾
きに関わらずトナー濃度センサ34の出力がほぼ一定の
値となる。
【0032】以上のことから、現像槽16内の、用紙排
出方向に直交する上記脚部間の中央面上、即ち複写機本
体41に設けられた脚部42間の中心Hに対応する位置
では、用紙排出方向に対して直交する方向に傾いても収
納された現像剤の表面に傾きが生じ難く、常に一定の量
のキャリアがトナー濃度センサ34に接触するようにな
っている。このことから、本実施例のように、トナー濃
度センサ34を、上記の現像槽16内の、用紙排出方向
に直交する上記脚部42間の中心Hに対応する位置に設
けることで、トナー濃度センサ34の検出レベルを一定
に保つことができるので、トナー濃度の誤判断を防止す
ることができる。
【0033】この結果、現像装置8が傾斜した場合であ
っても、トナー濃度を的確に判断することができるの
で、常にトナー濃度を一定に保つことができ、複写画質
を良好に維持することができる。
【0034】ここで、本発明の実施例について図9な
いし図13に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、説明の便宜上、前記比較例で示した複写機と同一の
機能を有する部材には同一の符号を付記し、その説明を
省略する。
【0035】本実施例では、前記比較例の複写機に用い
られた現像装置8に代えて、図9に示す現像装置48が
複写機本体41に備えられている。
【0036】上記現像装置48は、図9ないし図11に
示すように、現像槽46の現像ローラ17と反対側側壁
の、複写機本体41の傾き調整脚部42間の中心Hに相
当する脚部間中心Hに対応する位置に、現像剤溢出口4
6aが形成されており、現像槽48内のオーバーフロー
した現像剤が、廃棄現像剤として排出される。この現像
剤溢出口46aから排出された廃棄現像剤は、搬送スク
リュー50により現像剤廃棄回収部49に搬送され、こ
の現像剤廃棄回収部49に形成された開口部49aから
現像剤回収箱51に排出され回収される。
【0037】ここで、上記現像槽46の傾きと現像剤重
量との関係を図1、図9、図12および図13を参照し
ながら以下に説明する。
【0038】一般に、現像剤溢出口が、図9に示すよう
に、現像槽46の現像中央H’から遠ざかる位置Iに形
成されたとき、現像装置48が水平状態であれば、補給
される現像剤量Aと排出される現像剤量Bとの関係は、 A=B となる。
【0039】ところが、現像槽46の現像剤溢出口46
a’が、図12(a)に示すように、基準位置よりも0
mm〜8mm上方に移動した場合、A>Bとなり、図1
3の曲線cに示すように、現像槽46内の現像剤重量が
増加する。これにより、トナー濃度センサ34に接触す
るキャリア量が増加し、トナー濃度センサ34の出力が
大きくなる。一方、現像槽46の現像剤溢出口46a’
が、図12(b)に示すように、基準位置よりも0mm
〜−8mm下方に移動した場合、A<Bとなり、図13
の曲線cに示すように、現像槽46内の現像剤重量が減
少する。これにより、トナー濃度センサ34に接するキ
ャリア量が減少し、トナー濃度センサ34の出力が小さ
くなる。
【0040】しかしながら、現像剤溢出口46aが、図
9に示すように、現像槽46の複写機本体41の脚部4
2間の中心Hに対応する位置に形成されたとき、現像槽
46のフロント側が、図12(a)(b)に示すよう
に、基準位置よりも0mm〜8mm上方あるいは0mm
〜−8mm下方に移動した場合、A=Bとなり、図13
の曲線dに示すように、現像槽46内の現像剤重量はほ
ぼ一定の値となる。これにより、トナー濃度センサ34
に接触するキャリア量が一定となり、トナー濃度センサ
34の出力が常に一定となる。
【0041】以上のことから、現像槽46内の、用紙排
出方向に直交する上記脚部42間の中心Hに対応する位
置では、用紙排出方向に対して直交する方向に傾いて
も、現像槽46に収納された現像剤の表面に傾きが生じ
難く、常に一定の高さレベルを保持することができる。
これにより、現像剤溢出口46aを、上記の現像槽46
の側壁の、用紙排出方向に直交する複写機本体41の脚
部42間の中央面上に設けることで、現像装置48の傾
きに影響されずに現像剤を一定量排出することができ
る。したがって、現像槽46内の現像剤重量を複写機本
体41の傾きに関係なく、一定に保つことができるの
で、トナー濃度センサ34に接触するキャリア量を常に
一定に保つことができ、トナー濃度センサ34の検出レ
ベルを一定にすることができ、トナー濃度の誤判断を防
止することができる。
【0042】この結果、現像装置48が傾斜した場合で
あっても、トナー濃度を的確に判断することができるの
で、常にトナー濃度を一定に保つことができ、複写画質
を良好に維持することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明の現像装置は、以上
のように、設置面に接して、本体装置を支える脚部を少
なくとも4隅に備えた本体装置に収納され、トナーおよ
びキャリアから成る現像剤を収納する現像槽に、現像剤
を攪拌する攪拌手段および現像剤を感光体に供給する現
像ローラが各々回転自在に設けられるとともに、キャリ
アを含有するキャリア現像剤を現像槽に上方から逐次補
給する現像剤補給部が設けられる一方、現像槽の側壁に
現像剤溢出用の現像剤溢出口が形成されている現像装置
において、上記現像剤溢出口が、上記現像槽内の、用紙
排出方向に直交する上記脚部間の中心に対応する位置に
形成されている構成である。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】これにより、現像装置の傾きに影響され
ず、現像槽内の現像剤量を一定に保つことができるの
で、トナー濃度検出手段の検出レベルを一定に保つこと
ができ、トナー濃度の誤判断を防止することができる。
【0048】この結果、現像装置が傾斜した場合であっ
ても、トナー濃度を的確に判断するとことができるの
で、常にトナー濃度を一定に保つことができ、複写画質
を良好に維持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の比較例の現像装置を示す概略平面図で
ある。
【図2】図1に示す現像装置の概略側面図である。
【図3】図1に示す現像装置のX−X矢視断面図であ
る。
【図4】図1に示す現像装置を備えた複写機の概略構成
図である。
【図5】図4に示す複写機を収納する本体装置の正面図
である。
【図6】図1に示す現像装置の傾き状態を示すものであ
って、同図(a)は現像剤溢出口が相対位置よりも上方
に傾いたときの状態を示す説明図であり、同図(b)は
現像剤溢出口が相対位置よりも下方に傾いたときの状態
を示す説明図である。
【図7】現像装置の傾きとトナー濃度センサの出力との
関係を示すグラフである。
【図8】上記複写機の制御ブロック図である。
【図9】本発明の実施例の現像装置を示す概略平面図
である。
【図10】図9に示す現像装置の側面図である。
【図11】図9に示す現像装置のY−Y矢視断面図であ
る。
【図12】図9に示す現像装置の傾き状態を示すもので
あって、同図(a)は現像剤溢出口が相対位置よりも上
方に傾いたときの状態を示す説明図であり、同図(b)
は現像剤溢出口が相対位置よりも下方に傾いたときの状
態を示す説明図である。
【図13】現像装置の傾きと現像槽内の現像剤重量との
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
4 感光体 8 現像装置 16 現像槽 17 現像ローラ 18 攪拌ローラ(攪拌手段) 23 現像剤溢出部 23a 現像剤溢出口 25 現像剤供給ユニット(現像剤補給部) 34 トナー濃度センサ(トナー濃度検出手段) 41 本体装置 42 脚部 46 現像槽 46a 現像剤溢出口 48 現像装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−106571(JP,A) 特開 昭63−316879(JP,A) 特開 昭60−239775(JP,A) 特開 昭62−127874(JP,A) 特開 平3−154081(JP,A) 特開 平5−100562(JP,A) 特開 平5−289504(JP,A) 実開 平1−177763(JP,U) 実開 平5−52862(JP,U) 特公 平2−21591(JP,B2) 実公 平4−49632(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095 G03G 15/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設置面に接して、本体装置を支える脚部を
    少なくとも4隅に備えた本体装置に収納され、トナーお
    よびキャリアから成る現像剤を収納する現像槽に、現像
    剤を攪拌する攪拌手段および現像剤を感光体に供給する
    現像ローラが各々回転自在に設けられるとともに、キャ
    リアを含有するキャリア現像剤を現像槽に上方から逐次
    補給する現像剤補給部が設けられる一方、現像槽の側壁
    に現像剤溢出用の現像剤溢出口が形成されている現像装
    置において、 上記現像剤溢出口が、上記現像槽内の、用紙排出方向に
    直交する上記脚部間の中心に対応する位置に形成されて
    いることを特徴とする現像装置。
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