JPH0618668B2 - 折曲げ加工機の折曲げ制御方法 - Google Patents

折曲げ加工機の折曲げ制御方法

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JPH0618668B2
JPH0618668B2 JP60138888A JP13888885A JPH0618668B2 JP H0618668 B2 JPH0618668 B2 JP H0618668B2 JP 60138888 A JP60138888 A JP 60138888A JP 13888885 A JP13888885 A JP 13888885A JP H0618668 B2 JPH0618668 B2 JP H0618668B2
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bending
bent
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die
top die
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博太郎 堀口
秀幸 藤川
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Amada Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、折曲げ加工機の折曲げ制御方法に関する。
[発明の技術的背景及びその問題点] 一般に折曲げ加工機1は、第1図及び第2図に示す構成
を有しており、門型の機枠3のほぼ中程の高さに、中心
線5に対して対称で、かつ水平にボトムダイ7が設けら
れている。また、このボトムダイ7の上方には、機枠3
の左右の側壁に取りつけられた流体圧シリンダ9に駆動
されて昇降するラム11が設けられている。このラム1
1の下面に、前記ボトムダイに対応するトップダイ13
が取付けられている。
そして折曲げ加工を行なう板材料15は、前記ボトムダ
イ7とトップダイ13の間に、折曲げられる幅だけ中心
線5の方に突出して挾持固定される。
前記ラム11の下面中心には柱状突出部材17が設けら
れており、その両側に勾配付きの案内部材19が設けら
れている。
前記ボトムダイ7と案内部材19の間には、曲げ金型2
1が設けられており、流体圧シリンダ23、偏心装置2
5によって上下方向に揺動する。
そして流体圧シリンダ23を駆動し、偏心装置25によ
り曲げ金型21を上昇させることにより、トップダイ1
3の折曲げ線縁27より突出した板材料15が上方に折
り曲げられ、折曲げ加工が施されるのである。なお、曲
げ金型21は、その上昇中に案内部材19により左方向
に押付けられながら上昇し、折曲げ加工を確実に行な
う。
このような折曲げ加工機1にあって板材15に3回曲げ
を行なうような場合に、第5図に示すような手順が取ら
れる。つまり、第1回目の折曲げにより、l1分直角に
折り曲げる。続いて更にl2分材料15を右側に突出さ
せて、曲げ金型によって折り曲げ、第2回目の折曲げ行
われる。そして第3回目には、材料15をさらにl3
突出させて折り曲げるのである。
このようにして3回曲げを行う場合、第2回目、第3回
目に折曲げを行うに際し、第5図(b),(c)に示す
ように第1回目、第2回目に折曲げられてできた材料先
端P1、折曲げ部P2がトップダイ13の逃げ吸収用凹部
31内に入り込んでくる。従って、この逃げ吸収用凹部
31の大きさに対して折曲げ寸法が大きすぎるならば、
その折曲げを凹部31によって吸収することができず、
折曲げ加工が不可能となる。
そのために材料の折曲げに際しては、その折曲げ加工に
先立って、トップダイ13の吸収用凹部31内に折曲げ
た加工部分が完全に逃げ込めるかどうかを正確に把握
し、万一吸収が不可能な場合にはその折曲げ加工を中止
しなければならない。
しかしながら、このような折り曲げ加工に先立って、ト
ップダイの逃げ吸収用凹部に材料の折曲げ部分が逃げ込
めるかどうかオペレータが自ら判断することは正確性の
面から問題があり、その自動的な検出が望まれていた。
[発明の目的] この発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたも
のであって、折曲げ加工に先立って、実際にその折曲げ
工程を実施した時に折り曲げられた部分がトップダイの
逃げ吸収用凹部に完全に逃げ込めるかどうかを判断し、
不可能な場合にはその折曲げ加工を中止し、不良製品を
出さないようにする折曲げ加工機の折曲げ制御方法を提
供することを目的とする。
[発明の構成] 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、ボトムダ
イとトップダイとによって挟持された板材料の端縁部、
上下動自在の曲げ金型により上方向へ押し上げて前記ト
ップダイの折曲げ線縁部分から上方向へ折曲げるに際し
て、上記折曲げ線縁を原点としてトップダイにおける凹
部の非干渉ゾーンの座標データをNC装置に予め入力
し、板材料を前記折曲げ線縁から所定長突出して折曲げ
を行うとき、板材料の先端、前回の折曲げ部の折曲げ加
工後の位置を演算し、この演算結果と前記非干渉ゾーン
の座標データとに基いて前記先端、前回の折曲げ部が非
干渉ゾーンからはみ出るか否かを判別し、上記非干渉ゾ
ーンからはみ出すときには加工を中止する折曲げ加工機
の折曲げ制御方法である。
[発明の実施例] 第3図はトップダイ13の拡大図を示すものであり、こ
のトップダイ13はボトムダイ7と共に上記折曲げ加工
機1に取付けられたものであり、材料15を上下から挾
持、固定している。このトップダイ13の逃げ吸収用凹
部31にあって、材料15の折曲げ部分が逃げこんでき
ても干渉を起こさない部分が、非干渉ゾーンZとして斜
線で示されている。従って、この非干渉ゾーンに材料1
5の先端および折曲げ部が位置する場合にはトップダイ
13と材料15との干渉が起らず、確実な折曲げが実行
できるものである。ところがこの非干渉ゾーンZから材
料15の折曲げ部分がはみ出すならば、トップダイ13
との干渉が起り、材料15の正確な折曲げが実行でき
ず、不良製品を生むこととなる。
そのため折曲げ加工に先立って、この非干渉ゾーンZに
折曲げた部分が逃げこんでくるかどうか判断し、非干渉
ゾーンに位置しないと判断された場合に、その実際の折
曲げ加工を中止する必要がある。
第4図は実際の折曲げ加工によって材料15の折曲げ部
分が非干渉ゾーンZ内に逃げ込んでくるかどうか判断
し、もし逃げこんでない場合には折曲げ加工を中止し、
逃げこんでくる場合にはその折曲げ加工を実行するため
の折曲げ制御方法の実施例のフローチャートを示すもの
である。実際のこの制御方法は折曲げ加工機1のNC装
置によって自動的に演算され、制御されるものである。
第3図において非干渉ゾーンZの座標を説明すると、ト
ップダイ13の折曲げ線縁27を原点Oとし、水平方向
にX軸、垂直方向にY軸を取る場合、非干渉ゾーンZは
次の式によって表わせる。
(i)0xC−xsのとき、 ymaxyかつ、 y(ymin−ymid)x/xs+ymax (ii)C−xs>xxsのとき、 x+xs+ymax−Cyかつ、 y(ymin−ymid)x/xs+ymax 第4図に示すフローチャートを基に、この折曲げ制御方
法の手順を説明すると、先ず非干渉ゾーンZを指定する
ためにymax,ymid,ymin,xs,cのデータが入力
される。(ステップ41) 加工機1の折曲げ加工のスタートボタンがオンされたと
きに、そのオン信号を受けて各段階の折曲げ加工に先立
って干渉演算が開始される。(ステップ43,45) この干渉演算は第1回目の折曲げの場合には、材料15
の突出幅lが曲げ可能最小寸法(例えば3mm)以上であ
り、ymax以下であるかが判断される。そして2回目以
降の曲げである場合では上記式によって決定される非干
渉ゾーンZに材料先端、折曲げ部が逃げこめるかどうか
判断される。
上記干渉演算によって非干渉ゾーンZから材料先端ある
いは折曲げ部の一つでもはみ出すことが判別された場
合、エラーありとしてエラー表示が行なわれ、その折曲
げ加工が中止される。(ステップ47,49) 干渉演算によってエラーがないと判別された場合、所定
の段階の折曲げ加工が実行される。(ステップ51) こうして、各折曲げ段階においてその折曲げが実行され
た場合に材料15の先端あるいは折曲げ部がトップダイ
13の逃げ吸収用凹部31に干渉することなく逃げこめ
るかどうか予測し、干渉が生じないと判断された場合に
その折曲げ加工を実行し、不良品の発生を防ぐのであ
る。
第5図を基にさらに説明するならば、同図(a)に示す第
1回目の折曲げ加工のためのスタート釦がオンとされる
と、材料先端P1の折曲げ後の位置P1(x1,y1)が x1=0,y1=l1 と演算され、3y1=l1ymaxとなるかどうか判断
される。そして、この段階でエラーなしと判断されれ
ば、第1回目の折曲げ加工が実行される。
次に第2回目の折曲げ加工に際しても、その折曲げ加工
機の材料先端P1(x1,y1)、P2(x2,y2)の位置
が P1:x1=−l1,y1=l22:x2=0,y2=l2 と演算され、上記非干渉ゾーンZを定める(x,y)の
範囲に入るかどうかは判断される。そして、非干渉ゾー
ンZに逃げ込めると判断されれば同図(b)に示す第2回
目の折曲げ加工が実行される。
同図(c)に示す第3回目の折曲げ加工に際しても、まず
その折曲げ加工後の材料先端P1(x1,y1)、折曲げ
部P2(x2,y2)、P3(x3,y3)の位置が、 P1:x1=−l2,y1=l3−l12:x2=−l2,y2=l33:x3=0,y3=l3 と演算され、非干渉ゾーンZとの関係でエラーの有/無
が判別されるものである。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本発明は、ボトムダイ7とトップダイ13とによっ
て挟持された板材料15の端縁部を、上下動自在の曲げ
金型21により上方向へ押し上げて前記トップダイ13
の折曲げ線縁27部分から上方向へ折曲げるに際して、
上記折曲げ線縁27を原点としてトップダイ13におけ
る凹部31の非干渉ゾーンZの座標データをNC装置に
予め入力し、板材料15を前記折曲げ線縁27から所定
長突出して折曲げを行うとき、板材料15の先端P1
前回の折曲げ部P2の折曲げ加工後の位置を演算し、こ
の演算結果と前記非干渉ゾーンZの座標データとに基い
て前記先端P1、前回の折曲げ部P2が非干渉ゾーンZか
らはみ出るか否かを判別し、上記非干渉ゾーンZからは
み出すときには加工を中止する折曲げ加工機の折曲げ制
御方法である。
上記構成より明らかなように、本発明においては、トッ
プダイ13における凹部31の非干渉ゾーンZの座標デ
ータを予めNC装置に入力してあり、板材料15の折曲
げを行うときには、板材料15の先端P1、前回の折曲
げ部P2の折曲げ加工後の位置を演算し、この演算結果
と非干渉ゾーンZの座標データとに基いて、前記先端P
1、前回の折曲げ部P2が非干渉ゾーンZからはみ出るか
否かを判別し、はみ出るときには加工を中止するもので
ある。
すなわち本発明によれば、トップダイ13における凹部
31の非干渉ゾーンZの座標データと折曲げ加工後の板
材料15の先端P1、折曲げ部P2の演算位置とに基い
て、板材料15がトップダイ13と干渉するか否かが判
別されるものでらうから、折曲げ加工後における不良品
の発生を未然に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は折曲げ加工機の全体を示す正面図、第2図は折
曲げ加工機の側面図、第3図はトップダイとその非干渉
ゾーンとを示す拡大側面図、第4図はこの発明の一実施
例のフローチャート、第5図は折曲げ加工機による多段
折曲げ動作を示す説明図である。 1……折曲げ加工機、3……機枠 7……ボトムダイ、11……ラム 13……トップダイ、15……材料 21……曲げ金型、31……逃げ吸収用凹部 P1……材料先端、P2,P3……折曲げ部 Z……非干渉ゾーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトムダイ(7)とトップダイ(13)と
    によって挟持された板材料(15)の端縁部を、上下動
    自在の曲げ金型(21)により上方向へ押し上げて前記
    トップダイ(13)の折曲げ線縁(27)部分から上方
    向へ折曲げるに際して、上記折曲げ線縁(27)を原点
    としてトップダイ(13)における凹部(31)の非干
    渉ゾーン(Z)の座標データをNC装置に予め入力し、
    板材料(15)を前記折曲げ線縁(27)から所定長突
    出して折曲げを行うとき、板材料(15)の先端
    (P1)、前回の折曲げ部(P2)の折曲げ加工後の位置
    を演算し、この演算結果と前記非干渉ゾーン(Z)の座
    標データとに基いて前記先端(P1)、前回の折曲げ部
    (P2)が非干渉ゾーン(Z)からはみ出るか否かを判
    別し、上記非干渉ゾーン(Z)からはみ出すときには加
    工を中止することを特徴とする折曲げ加工機の折曲げ制
    御方法。
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