JPH0618617U - 2行程機関の触媒マフラ構造 - Google Patents
2行程機関の触媒マフラ構造Info
- Publication number
- JPH0618617U JPH0618617U JP6199392U JP6199392U JPH0618617U JP H0618617 U JPH0618617 U JP H0618617U JP 6199392 U JP6199392 U JP 6199392U JP 6199392 U JP6199392 U JP 6199392U JP H0618617 U JPH0618617 U JP H0618617U
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- Japan
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- muffler
- catalyst
- case
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マフラケースの内壁とクロス触媒との間に、
全面的にセラミツクス織布を装着し、外面を金網により
覆い、マフラの耐熱性を高め、製作と組立を容易にす
る。 【構成】 2行程機関のマフラ23を、本ケース23a
と蓋ケース23bに2分割する。セラミツクス織布34
と、クロス触媒35と、ステンレス製の金網36とを各
ケース23a,23bの形状に立体成形し、各ケース2
3a,23bの内壁全面にセラミツクス織布34、クロ
ス触媒35、ステンレス製の金網36の順に重合せ結合
する。
全面的にセラミツクス織布を装着し、外面を金網により
覆い、マフラの耐熱性を高め、製作と組立を容易にす
る。 【構成】 2行程機関のマフラ23を、本ケース23a
と蓋ケース23bに2分割する。セラミツクス織布34
と、クロス触媒35と、ステンレス製の金網36とを各
ケース23a,23bの形状に立体成形し、各ケース2
3a,23bの内壁全面にセラミツクス織布34、クロ
ス触媒35、ステンレス製の金網36の順に重合せ結合
する。
Description
【0001】
本考案は動力鋸、刈払機などの携帯作業機の排気浄化装置、詳しくは携帯作業 機に搭載される2行程機関の触媒マフラ構造に関するものである。
【0002】
マフラの内部に装着した触媒により排気を浄化する2行程機関の触媒マフラで は、排気と触媒の反応温度が異常に高くなると、マフラが熱破損し、耐久寿命が 著しく短縮する。そこで、マフラの焼損を防ぐために、マフラケースと触媒の間 にグラスウール(ガラス織布)を装着しているが、グラスウールでも触媒反応の 熱で溶けてしまうことがある。
【0003】
本考案の目的は上述の問題に鑑み、マフラケースと触媒との間に全面的にセラ ミツクス織布を配設した、製作、組立が容易な2行程機関の触媒マフラ構造を提 供することにある。
【0004】
上記目的を達成するために、本考案の構成はマフラの内壁面にクロス触媒を装 着した2行程機関の触媒マフラにおいて、マフラを本ケースと蓋ケースに2分割 し、セラミツクス織布とクロス触媒とステンレス金網とをほぼ各ケースの形状に 立体成形し、各ケースの内壁全面にセラミツクス織布、クロス触媒、ステンレス 製の金網の順に重ね合せて結合したものである。
【0005】
本考案は予め平板状のセラミツクス織布とクロス触媒(布状触媒)と該クロス 触媒を押えるステンレス製の金網との各部材を、2分割されたマフラケースに合 致した形状に成形し、マフラケースの内壁面に重ね合せたものである。したがつ て、各部材の成形と組付が非常に容易である。
【0006】 セラミツクス織布はグラスウールのように柔らかいので、成形・装着の自由度 が大であり、またセラミツクス織布は耐熱性が高いので、マフラケースの熱損傷 を防止する。
【0007】
図1は本考案による触媒マフラを備えた2行程機関の正面断面図である。2行 程機関はシリンダ本体10のシリンダ13にピストン14を嵌挿し、シリンダ本 体10の下部に結合したクランクケース19に、平衡錘16を備えるクランク軸 18を支持し、連接棒17の上端をピン12によりピストン14に、下端をピン 20によりクランク腕にそれぞれ連結してなる。シリンダ13の左側壁の吸気口 8は断熱管7を介して公知のダイヤフラム型の気化器3を接続される。気化器3 は吸気通路2に絞り弁5を備え、上端部にクランクケース19の内部の脈動圧に より駆動されるダイヤフラム4aにより代表される燃料ポンプ4を備え、下端部 にダイヤフラム6aにより代表される定圧燃料供給機構6を備えている。
【0008】 図示してない燃料タンクの燃料は、燃料ポンプ4により定圧燃料供給機構6の 定圧燃料室へ送られ、定圧燃料室の燃料は吸気負圧により吸気通路2へ吸引され 、吸気口8を経てシリンダ13へ供給され、点火栓9により点火される。シリン ダ13の右側壁の排気口15は後述する触媒マフラ23を接続される。シリンダ 本体10の端壁に結合したフアンケース21は、クランク軸18の端部に結合し た送風機を収容する。
【0009】 図1において、紙面の裏側から吸引された冷却風は、頭部カバー22の内部へ 送られ、シリンダ本体10を冷却し、図示してない開口から頭部カバー22の外 部へ吹き出される。シリンダ本体10の右側壁はカバー板28を結合され、カバ ー板28の外側にマフラ23を結合される。機関が携帯作業機に搭載される関係 上、マフラ23はカバー板28に結合した箱形のマフラカバー24により覆われ る。
【0010】 本考案によるマフラ23は箱形の本ケース23aと蓋ケース23bとに分割さ れ、両者は互いに突き合され、両者の間に3本の管状の補強梁32,33を挟み 、1対の補強梁32を貫通する2本の取付ボルト26により、シリンダ本体10 へ結合される。
【0011】 本ケース23aは下部に設けた取付片23cを、フアンケース21へボルトに より結合される。本ケース23aは機関の排気口15に連通する開口25と、該 開口25の下半部を覆う傾斜した案内板31とを備えられる。蓋ケース23bは 取付ボルト26を挿通する孔26a(図2)を設けられ、底部に出口管27を結 合される。各ケース23a,23bは内壁全面にセラミツク織布34と、クロス 触媒35と、耐熱性金属の金網、具体的にはステンレス製の金網36とを順に重 合せ結合される。
【0012】 図2に示すように、好ましくは、補強梁32,33は予め本ケース23aの内 壁に対し垂直に、適当な手段により結合される。セラミツク織布34とクロス触 媒35と金網36とは、各ケース23a,23bと同様に予め箱形に成形され、 かつ開口25に対応する開口25aと、各補強梁32,33を貫通する孔32a ,33aと、出口管27を貫通する孔(図示せず)とを設けられる。特に、金網 36は平坦なものからプレス成形により箱形に成形できる。
【0013】 箱形に成形されたセラミツク織布34とクロス触媒35と金網36とは、各ケ ース23a,23bの内壁面へ重ね合せ、例えば成形型を用いて機械的に押し付 けるだけで形状を維持できるが、必要ならば接着剤により部分的に結合してもよ い。
【0014】 次に、本考案による2行程機関の触媒マフラ構造の作動について説明する。機 関の排気は排気口15から本カバー23aの開口25を経て案内板31に沿つて マフラ23の内部の上方へ入り、出口管27から外部へ出るまでの間に、各ケー ス23a,23bの内壁に配設されたクロス触媒35と反応して浄化される。
【0015】 排気とクロス触媒35との反応により排気温度が高くなつても、各ケース23 a,23bの内壁はセラミツク織布34で覆われているので、各ケース23a, 23bが焼損する恐れはない。クロス触媒35は金網36により覆われ、かつ各 ケース23a,23bの内壁へ弾性的に押し付けられているので、クロス触媒3 5が熱変形し、各ケース23a,23bの内壁から剥離することもない。
【0016】
本考案は上述のように、2分割されたマフラケースの内壁全面に、セラミツク ス織布とクロス触媒とクロス触媒を押えるステンレス製の金網との各部材を重ね 合せた構造であるので、各部材の成形と組付が非常に容易であり、2行程機関の 触媒マフラを安価に提供できる。
【0017】 セラミツクス織布はグラスウールのように柔らかいので、成形・装着の自由度 が大きく、耐熱性が高いので、マフラケースの焼損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る2行程機関の触媒マフラ構造を示
す正面断面図である。
す正面断面図である。
【図2】同触媒マフラの分解斜視図である。
15:排気口 23:マフラ 23a:本ケース 23
b:蓋ケース 25:開口 27:出口管 31:案内
板 32,33:補強梁 32a,33a:孔 34:セラミツク織布 35:クロス触媒 36:ステ
ンレス製の金網
b:蓋ケース 25:開口 27:出口管 31:案内
板 32,33:補強梁 32a,33a:孔 34:セラミツク織布 35:クロス触媒 36:ステ
ンレス製の金網
Claims (1)
- 【請求項1】マフラの内壁面にクロス触媒を装着した2
行程機関の触媒マフラにおいて、マフラを本ケースと蓋
ケースに2分割し、セラミツクス織布とクロス触媒とス
テンレス金網とをほぼ各ケースの形状に立体成形し、各
ケースの内壁全面にセラミツクス織布、クロス触媒、ス
テンレス製の金網の順に重ね合せて結合したことを特徴
とする、2行程機関の触媒マフラ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061993U JP2588980Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 2行程機関の触媒マフラ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061993U JP2588980Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 2行程機関の触媒マフラ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618617U true JPH0618617U (ja) | 1994-03-11 |
JP2588980Y2 JP2588980Y2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=13187240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992061993U Expired - Lifetime JP2588980Y2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 2行程機関の触媒マフラ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588980Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022020945A (ja) * | 2020-07-21 | 2022-02-02 | 三笠産業株式会社 | 防音型タンピングランマー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04113730U (ja) * | 1991-03-26 | 1992-10-06 | 株式会社共立 | 触媒を設けたマフラー |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP1992061993U patent/JP2588980Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04113730U (ja) * | 1991-03-26 | 1992-10-06 | 株式会社共立 | 触媒を設けたマフラー |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022020945A (ja) * | 2020-07-21 | 2022-02-02 | 三笠産業株式会社 | 防音型タンピングランマー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588980Y2 (ja) | 1999-01-20 |
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