JPH06186024A - 三次元測定機 - Google Patents

三次元測定機

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JPH06186024A
JPH06186024A JP4284094A JP28409492A JPH06186024A JP H06186024 A JPH06186024 A JP H06186024A JP 4284094 A JP4284094 A JP 4284094A JP 28409492 A JP28409492 A JP 28409492A JP H06186024 A JPH06186024 A JP H06186024A
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pulleys
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Yasuo Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プーリ間にバーを挟み込まなくとも、ベルト
を強く張ることができる三次元測定機を得ることを目的
とする。 【構成】X軸ビーム1の両端部内部にプーリを有するプ
ーリ機構11、12の一部又は全部が埋設されると共
に、プーリ17、18の間にベルト部材24の移動空間
を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は三次元測定機に関し、特
に測定子をもつスピンドルをX軸キャリッジを利用して
X軸ビームの長手方向に移動させる三次元測定機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置は図8及び図9に示
すような構造であった。図8において、X軸ビーム10
0は、支柱101及び支柱102の上端で連結されてお
り、X軸方向に移動するX軸キャリッジ103を案内し
ている。X軸キャリッジ103は、Z軸方向に移動する
Z軸スピンドル104を有し、Z軸スピンドル104の
下方先端には測定子105を備えている。
【0003】そして、X軸キャリッジ103は、複数の
エアべアリング106、107(それぞれの面に対して
少なくとも2つのエアベアリングが配設されている。)
によって、X軸ビーム100の両側面100a、100
bと、Z軸方向上面100cと、Z軸方向下面(不図
示)とに案内され、X軸方向に駆動される。X軸キャリ
ッジ103の駆動装置は、以下の様に構成される。
【0004】ボールねじ108は、ナット部材109が
螺合されると共に、X軸ビーム100の側面100aに
固定された支持部品110、111によって支持されて
いる。支持部品110、111には不図示の軸受け(ボ
ールねじ108を回転可能に支持できればどの様なもの
でもよい。)が備えており、ボールねじ108を回転可
能に支持している。
【0005】一方の支持部品110には、モータ台11
2が固定され、そのモータ台112にモータ113が固
定されている。モータ113の回転軸は、連結部材11
4によってボールねじ108と連結されている。そし
て、ナット部材109は、X軸キャリッジ103と連結
されている。
【0006】このような構成において、モータ113を
回転させるとボールねじ108が回転すると共に、ナッ
ト部材109が直線運動し、X軸キャリッジ103がX
軸方向に移動する。しかし、図8における駆動装置で
は、ボールねじ108を使用している為、振動と騒音と
が発生し、測定精度に悪影響を及ぼしていた。
【0007】次に、振動と騒音を解消した駆動装置を図
9に示す。尚、ここでは説明簡略の為、三次元測定機の
本体構成は図8と同じ構成なので説明を省略し、同じ図
番を使用する。図9における駆動装置は、プーリ保持部
材122、123によって回転可能に支持された一対の
プーリ120、121と、一対のプーリ120、121
の間に渡設されたスチールベルト124と、一方のプー
リ120の回転軸に取り付けられたモータ125とから
構成されている。スチールベルト124は、係止片12
8によってX軸キャリッジ103と連結されている。
【0008】プーリ120とプーリ121との間には、
スチールベルト124の張力の影響が測定精度に影響を
与えないようにする為に、バー125が設けられてい
る。そして、駆動装置は、バー125を固定部材12
6、127に係合し、その固定部材126、127を介
して、X軸ビーム100の側面100aに固定される。
【0009】このような構成において、モータ125を
回転させることにより、プーリ120が回転し、プーリ
120の回転がスチールベルト124を伝達し、もう一
方のプーリ121を回転させる。即ち、モータ125が
回転することによって、スチールベルト124がX軸方
向に移動し、スチールベルト124と連結されたX軸キ
ャリッジ103がX軸ビームに沿ってX軸方向に移動す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき従来の技
術においては、スチールベルト124を渡設する場合、
両プーリ120、121間にバー125を挟み込まなけ
れば、スチールベルト124を強く張ることができなか
った。さらに、バー125を挟んでスチールベルト12
4を強く張った場合、X軸ビーム100をたわませてし
まい、X軸ビーム100を案内面として移動するX軸キ
ャリッジ103に影響を及ぼすことになり、精度の良い
測定ができながった。
【0011】また、両プーリ120、121の回転軸を
結んだ軸線と、X軸ビーム100の延設方向(X軸ビー
ムのX方向)とを平行にし、両プーリ120、121が
傾かないようにしないと、スチールベルト124にねじ
りが生じ、X軸キャリッジの移動にヨーイングやピッチ
ングが発生し、測定精度に影響を及ぼすことになる。従
って、両プーリ120、121とバー125とは、ベル
ト124にねじりが生じないように調整しなければなら
ないが、その調整作業が困難であった。
【0012】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、両プーリ間にバーを挟み込まなくと
も、スチールベルトを強く張ることができ、なおかつベ
ルトにねじりを生じることがない三次元測定機を得るこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、被測定物を載置する定盤(8)と、2つの脚と該2
つの脚(2a、2b)を上端で連結するX軸ビーム
(1)とで構成される門型構造体と、門型構造体を定盤
(8)上でY軸方向に移動させるために、2つの脚(2
a、2b)の下端と定盤(8)との間に形成されるエア
ガイドと、測定子(7)をもつZ軸スピンドル(4)を
備えると共に、X軸ビーム(1)に案内されるX軸キャ
リッジ(5)と、X軸ビーム(1)の長手方向の両端部
にそれぞれ配設されたプーリ(17、18)と、プーリ
(17、18)に渡設され、X軸キャリッジに連結され
るベルト部材(24)とからなる駆動装置とを備え、駆
動装置によって、X軸キャリッジ(5)をX軸方向に駆
動する三次元測定機において、X軸ビーム(1)には、
X軸ビーム(1)の両端部内部にプーリ(17、18)
の一部又は全部が埋設されると共に、プーリ(17、1
8)の間にベルト部材(24)の移動空間を形成した。
【0014】請求項2に記載の本発明は、被測定物を載
置する定盤(8)と、2つの脚と該2つの脚(2a、2
b)を上端で連結するX軸ビーム(1)とで構成される
門型構造体と、門型構造体を定盤(8)上でY軸方向に
移動させるために、2つの脚(2a、2b)の下端と定
盤(8)との間に形成されるエアガイドと、測定子
(7)をもつZ軸スピンドル(4)を備えると共に、X
軸ビーム(1)に案内されるX軸キャリッジ(5)と、
X軸ビーム(1)の長手方向の両端部にそれぞれ配設さ
れたプーリ(17、18)と、プーリ(17、18)に
渡設され、X軸キャリッジに連結されるベルト部材(2
4)とからなる駆動装置とを備え、駆動装置によって、
X軸キャリッジ(5)をX軸方向に駆動する三次元測定
機において、X軸ビーム(1)には、X軸ビームの両端
部内部にプーリ(17、18)の一部又は全部が埋設さ
れると共に、プーリ(17、18)の間であり、かつX
軸ビーム(1)の略中央部にZ軸スピンドル(4)及び
ベルト部材(24)の移動空間が形成され、X軸キャリ
ッジ(5)の略中央部にZ軸スピンドル(4)を設け、
Z軸スピンドル(4)を移動空間に通すと共に、ベルト
部材(24)にX軸キャリッジ(5)を連結し、なおか
つX軸キャリッジ(5)を両持ちにX軸ビーム(1)に
案内した。
【0015】請求項3に記載の本発明は、プーリ(1
7、18)のうち一方のプーリ(17)の回転軸にモー
タ(21)及び減速機(20)を取り付け、モータ(2
1)及び減速機(20)を脚(2a)に内蔵した。
【0016】
【作用】本発明においては、2つのプーリの一部又は全
部をX軸ビームの内部に埋設したので、プーリ間にバー
を設けて2つのプーリを連結しなくても、ベルトを強く
張ることができる。さらに、あらかじめX軸ビームには
プーリの固定面が形成してあるので、その固定面にプー
リを固定し、そのプーリにベルトを渡設するだけなの
で、ベルトにねじりが生じないようにする調整が不必要
になる。
【0017】また、プーリ及びベルトがX軸ビームの内
部にあるので、駆動装置に防塵装置や安全対策としての
保護カバーを新たに設ける必要がなくなる。X軸ビーム
に、プーリの間であり、かつX軸ビームの略中央部にZ
軸スピンドル及びベルト部材の移動空間を設け、X軸キ
ャリッジの略中央部にZ軸スピンドルを設け、Z軸スピ
ンドルを移動空間に通すと共に、ベルト部材にX軸キャ
リッジを連結し、なおかつX軸キャリッジを両持ちにX
軸ビームに案内するようにしたので、Z軸スピンドルを
含むX軸キャリッジの重心位置を駆動することができ、
X軸キャリッジを常に安定した状態でX軸ビームを案内
することができる。
【0018】プーリの回転軸に取り付けられるモータ及
び減速機を支柱内に設けたので、3次元測定機自体がコ
ンパクトにできる。
【0019】
【実施例】図1、図2、図3、図4は本発明の第1実施
例である。定盤8上を移動する門型構造体は、定盤8と
の間に不図示のエアパッドを有する支柱2aと、Y軸キ
ャリッジ9と一体になっている支柱2bと、支柱2aと
支柱2bとの上端に固定されたX軸ビーム1とから構成
され、定盤8上にはY軸ガイド6が固定されている。
【0020】Y軸キャリッジ9には、不図示の複数のエ
アパッド(Y軸ガイド6の案内面と定盤8とに対応させ
て設けられる)が備えられている。門型構造体を構成す
るX軸ビーム1と、各支柱2a、2bとは、軽量化の
為、リブ構造となっている。従って、門型構造体は、Y
軸キャリッジ9が有する不図示のエアパッドとY軸ガイ
ド6の案内面及び定盤8との間にエアギャップを形成す
ると共に、定盤8と支柱2aが有する不図示のエアパッ
ドとの間にエアギャップを形成して、Y軸ガイド6に沿
って定盤8上をY軸方向に移動可能である。
【0021】X軸ビーム1は、一対の案内部3a、3b
と、一対の案内部3a、3bの両端にそれぞれ挟み込ま
れるプーリ固定部10a、10b(10bは図面上では
隠れている)とから一体に構成され、プーリ固定部10
a、10bを凹形状で形成すると共に、その凹形状の底
面をそれぞれ同一平面上に形成している(本発明におけ
る埋設とは、X軸ビームに埋め込まなくとも、X軸ビー
ムとプーリとの関係が外観上X軸ビームの内部に固定さ
れているものをいう)。
【0022】そして、X軸ビーム1には、案内部3a、
3bとプーリ固定部10a、10bとで囲まれる様に、
X軸ビーム1の略中央部にX軸方向へ長孔が形成され、
さらに、プーリ固定部10a、10bには、プーリ機構
11、12が固定されている。図2、図3、図4に示す
様に、プーリ機構11、12は、U形状部材13、14
と、U形状部材13、14の底面と対向して、U形状部
材13、14とプーリ固定部10a、10bとに両持ち
にねじ等で固定される蓋部15、16と、プーリ17、
18と、プーリ17、18に渡設されるシート状のベル
ト24とから構成される。
【0023】U形状部材13、14の底面と蓋部15、
16とには、軸受19がそれぞれ備えられており、軸受
19にプーリ17、18の回転軸を係合させて回転可能
にプーリ17、18を支持している。一方のプーリ機構
11の回転軸には、減速機20及びモータ21が直結さ
れており、減速機20及びモータ21は、X軸ビーム1
と支柱2aとに設けられた貫通孔を通って支柱2aの内
部に内蔵される。
【0024】他方のプーリ機構12は、プーリの回転軸
と垂直な方向からボルト22が螺合されており、そのボ
ルト22はX軸ビーム1に、プーリ固定部10bに両持
ちに固定されたボルト止め23に螺合している。さら
に、蓋部16は、プーリ固定部10bに固定する為のネ
ジ穴がX軸方向に向かう長孔になっている。従って、プ
ーリ機構12は、ボルト22を回転させることによっ
て、長孔の大きさの分だけ、X軸方向にスライドさせる
ことができる。
【0025】プーリ機構12をこの様な構成にすること
によって、プーリ間に渡設されるベルト24の張力を容
易に調整することができる。再び図1において、X軸キ
ャリッジ5は、複数のエアパッド25a、25b、25
c、25d、25e・・を有し、複数のエアパッド25
a、25b、25c、25d、25e・・と、X軸ビー
ム1の一対の案内部3a、3bの上面1a、1bと両側
面1c、1dとの間にエアギャップを形成し、X軸ビー
ム1に両持ちで案内されてX軸方向に移動可能である。
(エアパッドはX軸ビーム1の案内面に対して2組配設
される。) X軸キャリッジ5の略中央部に案内されるZ軸スピンド
ル4は、X軸ビーム1の長孔を通してZ軸方向及びX軸
方向へ移動自在である。Z軸スピンドル4の下端には測
定子7が装着されている。
【0026】プーリ17、18に渡設されたベルト24
の端は、Z軸スピンドル4がX軸ビーム1の重心位置
(本発明の重心位置とは、X軸ビーム1の重心を通り、
X方向に伸びる線をいう)を移動できるように、Z軸ス
ピンドル4の重心を通るX−X線上でX軸キャリッジ5
に固定されている(図3参照)。X軸キャリジ5をX軸
方向に駆動する為の2つのプーリ11、12の一部又は
全部をX軸ビーム1の内部に埋設するようにしたので、
ベルト24の張力がX軸ビーム1に略均等に及ぼすこと
になり、プーリ11、12間にベルト24の張力の影響
を防ぐ為のテンションバーを設けなくとも強い張力でベ
ルトを張ることができる。
【0027】第1実施例において、X軸キャリッジ5
は、X軸ビーム1の上面1aと両側面1c、1bとに案
内されているが、X軸ビーム1の上面1aと両側面1
c、1bと下面(不図示)とに案内されてもよい。上記
の様に、X軸キャリッジ5は、X軸ビーム1に両持ちで
案内され、かつZ軸スピンドル4はX軸キャリッジ5の
略中央部に案内されるので、X軸キャリッジ5とZ軸ス
ピンドル4との重量がX軸キャリッジ5の中央部ににか
かり、安定にかつ精度良くX軸キャリッジ5を案内する
ことができる。従って、門型構造体の重心が安定するの
で高精度の測定ができる。
【0028】図5は、ベルト24が温度の影響を補正す
る構成を示す図である。図5に示すように、ベルト24
をコの字形状つなぎ部材30の先端からX軸方向に突出
した突出部33に固定されている。つなぎ部材30の外
側には、つなぎ部材30より線膨張係数の大きい材質の
板31が接着剤により、張り合わせられている。尚、つ
なぎ部材30と板31との張り合わせは、接着剤ではな
く、ボルト締結でもよい。
【0029】そして、つなぎ部材30は、固定部32を
介して、X軸キャリッジ5の所定の位置(Z軸スピンド
ル4とX軸キャリッジ5との間に設けられ、X軸キャリ
ッジ5に固定される)に固定されている。上記の様に構
成されたつなぎ部材30にベルト24を取り付けること
によって、ベルト24が温度変化すると同時に、つなぎ
部材30のコの字間隔が変化することによって、ベルト
24の温度変化を打ち消している。
【0030】従って、ベルト24が温度変化して伸びた
場合、つなぎ部材30のコの字間隔が狭くなり、また、
逆にベルト24が温度変化して縮んだ場合、つなぎ部材
30のコの字間隔が広がることによってベルト24の張
力を常に一定に保つことをできるようになる。本実施例
では、X軸キャリッジ5は、X軸ビーム1の案内部3
a、3bの上面1a、1bと両側面1c、1dとに案内
されているが、図6に示す様に、X軸ビーム1の案内部
3aの上面1aと、案内部3の両側面1d、1eと、案
内部3bの上面1bとに案内されてもよい。
【0031】即ち、ナローガイド式の案内駆動になり、
Z軸スピンドル4を含んだX軸キャリッジ5の重心位置
が、X軸ビーム1の重心位置からはなれても、X軸キャ
リッジ5を安定させて駆動することができる。また、図
7に示す様に、一本の切断されていないエンドレスなベ
ルト40を使用した例を示す図である。
【0032】図7において、プーリ17、18は、プー
リ17、18の回転軸をX軸ビーム1の中心線上に配置
し、そのプーリ17、18にベルト40を渡設し、ベル
ト40の一部をX軸キャリッジ5に係止したものであ
る。このような構成にすることによって、プーリ17、
18を大きくすることができ、ベルト40の厚さも厚く
することをできるので、駆動剛性を向上することをでき
る。
【0033】本実施例ではX軸ビーム1の中央部をZ軸
スピンドル4を移動するような構成にしているが、従来
のようなX軸ビームの側面をZ軸スピンドルを移動する
三次元測定機にも適用できる。さらに、本実施例におい
て、門型構造体を構成するX軸ビーム1、支柱2a、2
bをセラミックス材料で構成することにより、環境温度
の変化に強く、かつ高剛性の門型構造体を得ることがで
きる。また、門型構造体だけでなくY軸ガイド6に沿っ
て移動するY軸キャリッジ9およびX軸キャリッジ5も
セラミックス材料で構成してもよい。
【0034】ここでいうセラミックス材料は、アルミ
ナ、窒化珪素、炭化珪素およびジルコニアなどのエンジ
ニアリング・セラミックスをいう。
【0035】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、2つのプー
リの一部又は全部をX軸ビームの内部に埋設したので、
プーリ間にバーを設けて2つのプーリを連結しなくて
も、ベルトを強く張ることができる。また、X軸ビーム
の略中央部にZ軸スピンドル及びベルト部材の移動空間
を設け、また、X軸キャリッジの略中央部にZ軸スピン
ドルを設け、Z軸スピンドルを移動空間に通すと共に、
ベルト部材にX軸キャリッジを連結し、なおかつX軸キ
ャリッジを両持ちにX軸ビームに案内するよることによ
って、Z軸スピンドルを含むX軸キャリッジの重心位置
を駆動することができ、X軸キャリッジを常に安定した
状態でX軸ビームを案内することができるので高精度の
測定が可能になる。
【0036】プーリの回転軸に取り付けられるモータ及
び減速機を支柱内に設けることによって、測定機自体が
コンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の第1実施例の斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB矢視上面図である。
【図4】図1のC矢視側面図である。
【図5】ベルトが温度の影響を補正する構成を示す図で
ある。
【図6】X軸キャリッジの駆動をナローガイドにした図
である。
【図7】エンドレスベルトを用いた場合を示す図であ
る。
【図8】従来技術を示す斜視図である。
【図9】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 X軸ビーム 2a、2b 支柱 4 Z軸スピンドル 5 X軸キャリッジ 17、18 プーリ 24 ベルト 40 エンドレスベルト 20 減速機 21 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物を載置する定盤と、 2つの脚と該2つの脚を上端で連結するX軸ビームとで
    構成される門型構造体と、 前記門型構造体を定盤上でY軸方向に移動させるため
    に、前記2つの脚の下端と前記定盤との間に形成される
    エアガイドと、 測定子をもつZ軸スピンドルを備えると共に、前記X軸
    ビームに案内されるX軸キャリッジと、 前記X軸ビームの長手方向の両端部にそれぞれ配設され
    たプーリと、前記プーリに渡設され、前記X軸キャリッ
    ジに連結されるベルト部材とからなる駆動装置とを備
    え、 前記駆動装置によって、前記X軸キャリッジをX軸方向
    に駆動する三次元測定機において、 前記X軸ビームには、前記X軸ビームの両端部内部に前
    記プーリの一部又は全部が埋設されると共に、前記プー
    リの間に前記ベルト部材の移動空間が形成されることを
    特徴とする三次元測定機。
  2. 【請求項2】被測定物を載置する定盤と、 2つの脚と該2つの脚を上端で連結するX軸ビームとで
    構成される門型構造体と、 前記門型構造体を定盤上でY軸方向に移動させるため
    に、前記2つの脚の下端と前記定盤との間に形成される
    エアガイドと、 測定子をもつZ軸スピンドルを備えると共に、前記X軸
    ビームに案内されるX軸キャリッジと、 前記X軸ビームの長手方向の両端部にそれぞれ配設され
    たプーリと、前記プーリに渡設され、前記X軸キャリッ
    ジに連結されるベルト部材とからなる駆動装置とを備
    え、 前記駆動装置によって、前記X軸キャリッジをX軸方向
    に駆動する三次元測定機において、 前記X軸ビームには、前記X軸ビームの両端部内部に前
    記プーリの一部又は全部が埋設されると共に、前記プー
    リの間であり、かつ前記X軸ビームの略中央部に前記Z
    軸スピンドル及び前記ベルト部材の移動空間が形成さ
    れ、 前記X軸キャリッジの略中央部に前記Z軸スピンドルを
    設け、前記Z軸スピンドルを前記移動空間に通すと共
    に、前記ベルト部材に前記X軸キャリッジを連結し、な
    おかつ前記X軸キャリッジを両持ちに前記X軸ビームに
    案内することを特徴とする三次元測定機。
  3. 【請求項3】前記プーリのうち一方のプーリの回転軸に
    モータ及び減速機を取り付け、前記モータ及び減速機を
    前記脚に内蔵したことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の三次元測定機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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