JPH06185541A - 湿式多板摩擦係合装置 - Google Patents

湿式多板摩擦係合装置

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JPH06185541A
JPH06185541A JP4337562A JP33756292A JPH06185541A JP H06185541 A JPH06185541 A JP H06185541A JP 4337562 A JP4337562 A JP 4337562A JP 33756292 A JP33756292 A JP 33756292A JP H06185541 A JPH06185541 A JP H06185541A
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JP
Japan
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plate
spline
clutch
drum
clutch plate
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JP4337562A
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English (en)
Inventor
Sakanori Umezawa
栄記 梅澤
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NSK Warner KK
Original Assignee
NSK Warner KK
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Publication date
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    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/06Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチプレートをクラッチハブまたはクラ
ッチドラムに組み込む際の逆組を防止する。これによ
り、車両のフェイルセーフが実現できる。 【構成】 インナードラムもしくはクラッチハブのスプ
ラインが半径方向断面でみて直径に関して非線対称に設
けられる、また爪部が、スプライン嵌合時に、受動側ク
ラッチプレートもしくは駆動側クラッチプレートを方向
づける手段を備える構成とした。 【効果】 クラッチドラムまたはクラッチハブにクラッ
チプレートを組み込む際に、摩擦材面と金属面とが逆組
になることを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式摩擦材を使用する
湿式多板摩擦係合装置に関する。より詳細には、自動車
などの自動変速機用やオートバイなどの変速機用に好適
な、複数のクラッチプレートを設けた湿式多板摩擦係合
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の摩擦係合装置としては、例えば図
1に示すようなものがある。この摩擦係合装置の場合、
不図示のトランスミッションケースに固定された軸筒部
14に回転自在に支持されたクラッチドラム1と、図示
していない他のクラッチドラムに固定されたクラッチハ
ブ3とから成り、クラッチドラム1は更に、アウタード
ラム8とアウタードラム8の内周面にスポット溶接など
により組み込まれているインナードラム9とを有する。
図1の場合、インナードラム9は、スポット溶接により
アウタードラム8に固定されている。湿式摩擦材を鋼板
に貼りつけたクラッチプレートは、受動側クラッチプレ
ート2がクラッチドラム1のインナードラム9に支持さ
れている。また駆動側クラッチプレート4は、クラッチ
ハブ3の外周に支持されている。摩擦材の面と鋼板の面
とが互いに向き合うように交互に取りつけられる。8a
は油供給穴である。
【0003】このような構成で、ピストン6が受動側及
び駆動側クラッチプレート2及び4を押圧すると、各プ
レートは、ピストン6とインナードラム9に固定された
係止部材9aとの間に挟まれ、摩擦摺動する。図2は、
図1のA−A線で切った時のアウタードラム8及びイン
ナードラム9の一部破断した半径方向断面図である。図
2から分かるように、円筒形のアウタードラム8の内周
面12にインナードラム9が固定されている。インナー
ドラム9は、円筒部分11と円周方向の所定位置に円筒
部分11から半径方向へ延在する複数個のスプライン溝
10とから成っている。スプライン溝10は、複数枚の
クラッチプレートを装着できるよう所定距離軸方向に延
在している。アウタードラム8の内周面12にインナー
ドラム9のスプライン溝10の前端部が溶接などにより
固定されているので、アウタードラム8とインナードラ
ム9とは一体となって回転する。スプライン溝10は、
インナードラム9の円筒部分11に断面でみて円周方向
に線対称(点対称)、すなわち左右対称となるように複
数個設けられている。このスプライン溝10には、クラ
ッチプレートに設けられスプライン溝10の断面形状に
一致する形状を有する半径方向の突出部が嵌合する。こ
れにより、クラッチプレートがインナードラム9内に複
数枚装着される。クラッチプレートのクラッチドラム内
への組み込み作業時には、目視などで摩擦材の貼着した
面と金属面とを見比べて、摩擦材を貼着した面と金属面
とが互いに向き合うように交互に、すなわち摩擦材の面
どうしや金属面どうしが向き合わないようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の摩
擦係合装置にあっては、クラッチプレートをクラッチド
ラム内に組み込む際に、摩擦材を貼着した面と金属面と
の識別を目視や触視などに頼って行うため、逆に組み込
む恐れがあった。しかも逆に組み込んだ場合一旦組込み
が終了すると、事後にこのことを確認する方法がなかっ
た。万が一、逆の組み合わせで組み込んだ場合、摩擦材
面と摩擦材面、金属面と金属面とが互いに摺擦すること
になり、駆動トルクの容量が減少すると共に摩擦材が焼
損する恐れがある。最悪の場合は、これらの原因のため
車両自体の走行が不能となる恐れがある。
【0005】また、現在のエネルギー及び環境問題から
摩擦係合装置には、小型軽量であり、かつ耐久性、特に
熱に対して耐久性の高いことが求められている。ところ
が、クラッチプレートを交互に摩擦係合装置に装着した
場合、クラッチドラムとクラッチハブの熱容量に差があ
るため、駆動側クラッチプレートと受動側クラッチプレ
ートの摩擦摺動面に温度差が発生する恐れがある。この
ため、駆動側クラッチプレートと受動側クラッチプレー
トに貼着された摩擦材に異常摩耗が起こり、摩擦係合装
置の耐久寿命が使用条件によってばらつくという問題点
がる。従って、本発明の第1の目的は、金属板の一側面
にのみ湿式摩擦材を貼りつけたクラッチプレートを用い
る湿式摩擦係合装置において、金属板の外周もしくは内
周のスプライン形状等を非対称とすると共に、クラッチ
ドラムもしくはクラッチハブのスプライン形状をクラッ
チプレートのスプライン形状に一致させることで、摩擦
材面と金属面との逆組を防止することができ、その結果
摩擦材を貼着した面と金属面とを常時接合および摺動さ
せることができる湿式摩擦係合装置を提供することであ
る。本発明の第2の目的は、クラッチプレートのスプラ
インを厚くすることにより、クラッチドラムとクラッチ
ハブの熱容量を変更することなく、つまり材料や設計上
の変更を加えることなく、駆動側クラッチプレートと受
動側クラッチプレートの摩耗量を均一にすると共に、耐
久性のばらつきを抑え、結果として全体としての耐久性
を向上させることができる湿式摩擦係合装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の湿式摩擦係合装置は、金属板の一側面に
のみ湿式摩擦材を貼りつけた駆動側および受動側クラッ
チプレートを常に接合するように、交互に複数設けた湿
式多板摩擦係合装置において、ほぼ円筒形のアウタード
ラムとインナードラムとを備えたクラッチドラムを有
し、該インナードラムの周面に設けられ、軸方向に延在
するスプラインに該受動側クラッチプレートの外周に半
径方向外方へ突出して設けられた爪部がスプライン嵌合
し、該インナードラムの該スプラインが半径方向断面で
みて直径に関して非線対称に設けられていることを特徴
としている。また、本発明は、金属板の一側面にのみ湿
式摩擦材を貼りつけた駆動側および受動側クラッチプレ
ートを常に接合するように、交互に複数設けた湿式多板
摩擦係合装置において、ほぼ円筒形のアウタードラムと
インナードラムとを備えたクラッチドラムを有し、該イ
ンナードラムの周面に設けられ、軸方向に延在するスプ
ラインに該受動側クラッチプレートの外周に半径方向外
方へ突出して設けられた爪部がスプライン嵌合し、該爪
部が、該スプライン嵌合時に、該受動側クラッチプレー
トを方向づける手段を有していることを特徴としてい
る。
【0007】また、本発明は、金属板の一側面にのみ湿
式摩擦材を貼りつけた駆動側および受動側クラッチプレ
ートを常に接合するように、交互に複数設けた湿式多板
摩擦係合装置において、駆動側クラッチプレートを支持
するほぼ円筒形のクラッチハブを有し、該クラッチハブ
の周面に設けられ、軸方向に延在するスプラインに該駆
動側クラッチプレートの外周に半径方向内方へ突出して
設けられた爪部がスプライン嵌合し、該クラッチドラム
の該スプラインが半径方向断面でみて直径に関して非線
対称に設けられていることを特徴としている。更に、本
発明は、金属板の一側面にのみ湿式摩擦材を貼りつけた
駆動側および受動側クラッチプレートを常に接合するよ
うに、交互に複数設けた湿式多板摩擦係合装置におい
て、駆動側クラッチプレートを支持するほぼ円筒形のク
ラッチハブを有し、該クラッチハブの周面に設けられ、
軸方向に延在するスプラインに該駆動側クラッチプレー
トの内周に半径方向内方へ突出して設けられた爪部がス
プライン嵌合し、該爪部が、該スプライン嵌合時に、該
駆動側クラッチプレートを方向づける手段を有している
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】以上のように構成してあるので、クラッチドラ
ムまたはクラッチハブにクラッチプレートを組み込む際
に、摩擦材面と金属面とが逆組になることを防止するこ
とができる。また、駆動側クラッチプレートと受動側ク
ラッチプレートの摩耗量を均一にすると共に、耐久性の
ばらつきを抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な各実施例を添付図面を
参照して詳細に説明する。尚、各図面において、同一部
分は同一符号で示してある。図3は、本発明の第1実施
例を示すクラッチドラム30の半径方向断面図であり、
図4は、図3のクラッチドラム30に組込まれる受動側
クラッチプレート32の正面図である。クラッチドラム
30は、円筒形のアウタードラム38とその内周面37
にスポット溶接などにより固定されているインナードラ
ム39とから成っている。インナードラム39は、半径
方向に突出して軸方向に延在する複数のスプライン部3
6及び各スプライン部36を結合する複数の第1の円筒
部29および単一の第2の円筒部34及び第3の円筒部
35を有している。スプライン部36は、それぞれが同
じ大きさであり、半径方向の断面がほぼ矩形の形状を有
しており、その外端でアウタードラム38の内周面37
に接している。
【0010】スプライン部36は、円周方向に所定個数
配置されているが、互いの間隔は異なっている。これ
は、スプライン部36を結合する円筒部の円周方向長さ
が異なるからである。本実施例においては、第1の円筒
部29が一番短く、第2の円筒部34は、第1の円筒部
29よりも長く、第3の円筒部35が一番長い構成とな
っている。また、第2の円筒部34は1つのスプライン
部36を介して第3の円筒部35と隣接している。図4
は、図3のクラッチドラム30のインナードラム39に
組み込まれる環状の受動側クラッチプレート32の正面
図である。受動側クラッチプレート32は、鋼もしくは
アルミニウムなどの金属からプレス成形された金属板4
2の一側面(図4ではこちら側)のみに湿式摩擦材41
を貼着して構成されている。摩擦材41を貼着した面に
は、クラッチプレートどうしが圧着摺動する場合に、摩
擦材41から滲み出る潤滑油が流れ込む潤滑油溝43が
設けられている。
【0011】クラッチプレート32の外周には、半径方
向外方に突出した爪部44が円周方向に複数個設けられ
ている。爪部44の個数は、インナードラム39のスプ
ライン部36の個数と一致させる。爪部44は、図3の
インナードラム39のスプライン部36に軸方向から嵌
合できるように、スプライン部36の空間部と同じ形状
を有する。クラッチプレート32の円周部には、爪部4
4の間に、複数の第1円周部45及び単一の第2円周部
46及び第3円周部47が設けられている。第1円周部
45、第2円周部46及び第3円周部47の円周方向長
さは、インナードラム39の第1の円筒部29、第2の
円筒部34及び第3の円筒部35とそれぞれ同じ長さで
ある。
【0012】以上のように、インナードラム39のスプ
ライン部36と受動側クラッチプレート32の爪部44
の配置を直径に関して非線対称となるようにしたので、
インナードラム39に受動側クラッチプレート32に組
み込む場合、図3及び図4に示した位相でしか嵌合でき
ない。もし受動側クラッチプレート32を左右取り違え
て、すなわち裏返しにした場合は、インナードラム39
の第2円筒部34及び第3円頭部35と受動側クラッチ
プレート32の第2円周部46及び第3円周部47の位
相が異なる、すなわち組み合う位置が異なるために、イ
ンナードラム39に受動側クラッチプレート32を組み
込むことができない。従って、表裏取り違えて組み込む
こと(逆組)によって起こる、受動側クラッチプレート
32の摩擦材41を貼着した面と駆動側クラッチプレー
ト(第1実施例では不図示)の摩擦材を貼着した面と摺
擦すること、及びそれぞれの金属面どうしが摺擦するこ
とを防ぐことができる。
【0013】第1実施例において重要なことは、受動側
クラッチプレート32の第1円周部45、第2円周部4
6及び第3円周部47の円周方向長さをそれぞれ異なら
せ、かつインナードラム39の第1の円筒部29、第2
の円筒部34及び第3の円筒部35の長さに対応させる
ことである。この条件を満たすものであれば、その他の
修正も可能である。例えば、第2及び第3円筒部34及
び35の間に、スプライン部36を複数個設けることも
できる。尚、第1実施例において、インナードラム39
の各円筒部や受動側クラッチプレートの円周部ではな
く、隣り合うスプライン部36そのものの円周方向の長
さを変えることで、逆組を防止することもできる。
【0014】次に、図5及び6を参照して本発明の第2
の実施例を説明する。尚、図5及び6では単に簡略化の
ために、クラッチドラムもクラッチプレートも破断し
て、半円だけで示してある。第2実施例においては、図
5に示すようにインナードラム39のスプライン部36
は、円筒部51と共に交互に円周方向等分に配置されて
いる。しかしながら、スプライン部36のうち一つは、
変形スプライン部33となっている。この変形スプライ
ン部33は、円周方向の長さ、半径方向の長さ共にスプ
ライン部36とほぼ同じであるが、先端部のうち円周方
向の両端部のうち一つが、丸くされておりR部31とな
っている。これにより、スプライン部36に受動側クラ
ッチプレート32を嵌め込む際の方向性が生じる。
【0015】図6は、図5のインナードラム39に組み
込むための受動側クラッチプレート32の正面図であ
る。受動側クラッチプレート32は、鋼もしくはアルミ
ニウムなどの金属からプレス成形された金属板42の一
側面(図6ではこちら側)のみに湿式摩擦材41を貼着
して構成されている。摩擦材41を貼着した面には、ク
ラッチプレートどうしが圧着摺動する場合に、摩擦材4
1から滲み出る潤滑油が流れ込む潤滑油溝43が設けら
れている。クラッチプレート32の外周には、半径方向
外方に突出した爪部44が円周方向等分に複数個設けら
れている。爪部44の個数は、インナードラム39のス
プライン部36の個数と一致させる。爪部44は、図5
のインナードラム39のスプライン部36に軸方向から
嵌合できるように、スプライン部36の空間部と同じ形
状を有する。クラッチプレート32の円周部52は、爪
部44と交互に円周方向等分に設けられている。爪部4
4は、全て同じ円周方向長さを有している。また、円周
部52も全て同じ円周方向長さを有している。しかしな
がら、図5のインナードラム39の形状に合わせるよう
に、爪部44のうち一つは、変形爪部45となってい
る。この変形爪部45は、円周方向の長さ、半径方向の
長さ共に爪部44とほぼ同じであるが、先端部のうち円
周方向の両端部のうち一つが、丸くされており、R部4
5aとなっている。この形状は、スプライン部36の形
状と相補的なものである。これにより、スプライン部3
6に受動側クラッチプレート32を嵌め込む際の方向性
が生じる。以上のように構成してあるので、第2実施例
においてはR部31を有するスプライン部33と、R部
45aを有する爪部45が、指標となるので、インナー
ドラム39に受動側クラッチプレート32を組み込む際
に、裏表を取り違えることがなくなる。取り違えた場合
は、組込みができないので、裏表を入れ替えて再び組み
込めば良い。
【0016】次に、図7及び8を参照して本発明の第3
の実施例を説明する。第3実施例では、上記第2実施例
と異なり、インナードラム39の全てのスプライン部
が、R部31を有する変形スプライン部33となってい
る。また、受動側クラッチプレート32の爪部も全てR
部45aを有する変形爪部45となっている。従って、
全て変形スプライン部33と変形爪部45となっている
ので、第2実施例の場合と比べて、より確実に組込みの
間違いを知ることができる。尚、第2及び第3実施例に
おいては、変形爪部33にR部を設けたが、クラッチプ
レートの組込み時の方向性を確保できれば良いので、丸
いR部ではなく、爪部の円周方向の両端のうち一方を断
って斜面を設けるようにしてもよい。この場合、爪部全
体の形は正面で見て、台形もしくは三角形の形状を呈す
る。いずれにせよ、R部及び斜面部の方向をそろえれば
良い。図9及び10は、本発明の第4実施例を示すクラ
ッチハブ33および駆動側クラッチプレート34を示す
図である。図9は、不図示のクラッチドラムに固定され
たクラッチハブ33の半径方向断面図である。クラッチ
ハブ33は、半径方向内方に突出し、軸方向に延在する
複数のスプライン部50と各スプライン50を結合する
第1円筒部51、第2円筒部52及び第3円筒部53か
ら成る。スプライン部50は、矩形の断面をもちすべて
同じ形状、大きさを有している。また、複数設けられて
いる第1円筒部51も同じ円周方向長さを有している。
第2円筒部52は、1か所設けられ、第2円筒部52に
対してスプライン部50を介して隣接する位置に第3円
筒部53が設けられている。第1円筒部51、第2円筒
部52及び第3円筒部53は、それぞれ異なる円周方向
長さを有している。この実施例の場合では第3円筒部5
3がもっとも長い。この結果、クラッチハブ33は、断
面で見た場合いかなる直径に対しても線対称とはならな
い。
【0017】図10は、図9に示すクラッチハブ33に
嵌合する駆動側クラッチプレート34の正面図である。
環状の駆動側クラッチプレート34は、鋼もしくはアル
ミニウムなどの金属からプレス成形された金属板42の
一側面(図10ではこちら側)のみに湿式摩擦材41を
貼着して構成されている。摩擦材41を貼着した面に
は、クラッチプレートどうしが圧着摺動する場合に、摩
擦材41から滲み出る潤滑油が流れ込む潤滑油溝43が
設けられている。駆動側クラッチプレート34の内周に
は、半径方向内方に突出した爪部54が円周方向に複数
個設けられている。爪部54の個数は、クラッチハブ3
3のスプライン部50の個数と一致させる。爪部54
は、図9のクラッチハブ33のスプライン部50に軸方
向から嵌合できるように、スプライン部50の空間部と
同じ形状を有する。駆動側クラッチプレート34の内側
円周部には、爪部54の間に、複数の第1円周部55及
び単一の第2円周部56及び第3円周部57が設けられ
ている。第1円周部55、第2円周部56及び第3円周
部57の円周方向長さは、図9に示すクラッチハブ33
の第1の円筒部51、第2の円筒部52及び第3の円筒
部53とそれぞれ同じ長さである。従って、図9に示す
クラッチハブ33に、駆動側クラッチプレート34を嵌
合する場合、図9及び図10に示したまま嵌合すれば組
みつけられるが、もし駆動側クラッチプレート34を裏
返しにした時(つまり摩擦材41を貼着した面を図面で
見て向こう側にした場合)には、組みつけ不能となる。
そのため、摩擦材の貼着した面どうし、また金属面どう
しが対向して摺擦することを防止できる。
【0018】図11及び12は、本発明の第5実施例を
示すクラッチハブ33および駆動側クラッチプレート3
4を示す図である。図11は、不図示のクラッチドラム
に固定されたクラッチハブ33の半径方向断面図であ
る。ここでは、簡略のため半円のみを図示してある。ク
ラッチハブ33は、半径方向内方に突出し、軸方向に延
在する複数のスプライン部58と各スプライン58を結
合する円筒部59とから成る。スプライン部58は、円
周方向等分に設けられており、全体として矩形であるが
一部変形した断面をもち、すべて同じ形状大きさを有し
ている。また、複数設けられている円筒部51も同じ円
周方向長さを有している。スプライン部58は、円周方
向の一端に断面で見て丸くなったR部58aを有する。
R部58aは全て円周方向の同一方向を向いている。こ
の結果、クラッチハブ33は、断面で見た場合いかなる
直径に対しても線対称とはならない。
【0019】図12は、図11に示すクラッチハブ33
に嵌合する駆動側クラッチプレート34の正面図であ
る。環状の駆動側クラッチプレート34は、鋼もしくは
アルミニウムなどの金属からプレス成形された金属板4
2の一側面(図11ではこちら側)のみに湿式摩擦材4
1を貼着して構成されている。摩擦材41を貼着した面
には、クラッチプレートどうしが圧着摺動する場合に、
摩擦材41から滲み出る潤滑油が流れ込む潤滑油溝43
が設けられている。図12も間略のため半円のみを図示
してある。駆動側クラッチプレート34の内周には、半
径方向内方に突出した爪部60が円周方向に複数個等分
に設けられている。爪部60の個数は、クラッチハブ3
3のスプライン部58の個数と一致させる。爪部60
は、軸方向に嵌合するように図11のクラッチハブ33
のスプライン部58の形状の相補的な形状を有してい
る。
【0020】従って、図11に示すクラッチハブ33
に、駆動側クラッチプレート34を嵌合する場合、図1
1及び図12に示したまま嵌合すれば組みつけられる
が、もし駆動側クラッチプレート34を裏返しにした時
(つまり摩擦材41を貼着した面を図面で見て向こう側
にした場合)には、組みつけ不能となる。そのため、摩
擦材の貼着した面どうし、また金属面どうしが対向して
摺擦することを防止できる。尚、第5実施例において
も、第2実施例と同様に、R部58aを有する爪部58
を1つだけ設けて、その他の爪部をほぼ矩形の通常の形
状にすることもできる。また、第2及び第3実施例と同
様に、変形爪部58にR部58aを設けたが、クラッチ
プレートの組込み時の方向性を確保できれば良いので、
丸いR部ではなく、爪部の円周方向の両端のうち一方を
断って斜面を設けるようにしてもよい。この場合、爪部
全体の形は正面で見て、台形もしくは三角形の形状を呈
する。いずれにせよ、R部及び斜面部の方向をそろえれ
ば良い。次に、上記各実施例に対し以下のように受動側
クラッチプレート及び駆動側クラッチプレートの爪部の
肉厚を厚くして、歯面圧を大きくしてクラッチドラムも
しくはクラッチハブへの摩擦熱の伝達を促進させること
ができる。このための対策を図13及び14に示す。
【0021】図13に示す受動側クラッチプレート32
の爪部71は、自由端をプレスなどの加工法によって摩
擦材41が貼着された面側に折り曲げられる。同時に、
受動側クラッチプレート32と組み合わせて用いられる
駆動側クラッチプレート34の爪部72も同様に、摩擦
材41の貼着された面側に折り曲げられる。このように
することで、金属面71を平面に保つことができ、摩擦
材41を貼着した面と金属面75との接触摺擦を十分確
保することができると共に、爪部71についてはインナ
ードラムに対して、また爪部72についてはクラッチハ
ブへの摩擦熱の伝達が容易となる。また、プレス加工で
成形するのでコストも抑えられる。更に、摩擦材41上
に潤滑油溝43を切削もしくは成形加工により形成する
際、余分な工具・治具などを必要としない。更に、また
クラッチプレートを組み込む際に、折り曲げ部が摩擦材
側にあることで、作業者が摩擦材側を認識しやすいとい
う利点もある。
【0022】図14は、爪部の肉厚を大きくするための
他の変形例である。図14においては、受動側クラッチ
プレート32の爪部73及び駆動側クラッチプレート3
4の74は共に、図13の場合と異なり、その折り曲げ
部(肉厚部)はプレス成形ではなく、削り加工もしくは
鍛造などによって形成する。折り曲げ部の構成を除く
と、図13と同様である。このように爪部を形成する
と、スプライン部の熱容量を上げることができ、そのた
め、摩擦熱をより効果的に放熱できるようになる。図1
3及び図14における変形例は、特に全歯加工しない場
合、すなわち図3、4、9及び10に示す各実施例にお
けるように、爪部(歯)を一部不均一に設けた場合、特
に有効な手段となる。これは、爪部の数が減少するた
め、トルク容量の大きい車両に適用した場合、歯面圧が
上昇しやすいためである。従って、これに対する対策と
して、図13及び14のように爪部の肉厚を増大させれ
ば、実質面圧は下がり、強度上の問題は発生しない。
【0023】図15は、本発明の摩擦係合装置を適用し
た前輪駆動自動車(FF車)用の自動変速機の断面図で
ある。エンジンからの動力はトルクコンバーター82を
介して入力軸86を介してトランスミッションの格段に
伝えられる。クラッチドラム30は、トランスミッショ
ンケース83内に配置されている。遊星歯車機構85に
よって、ギアを適切に選択するが、その際に湿式多板摩
擦係合装置、すなわち湿式多板クラッチにより駆動系と
の断続が行われる。トランスミッションケース83の下
部には制御弁機構84が設けられている。トランスミッ
ションからの動力は、差動歯車機構81を介して出力軸
80を介して車輪に伝えられる。尚、上記各実施例にお
いてスプライン部及び爪部の数およびその距離は、伝達
トルクを考慮して最適なものに決定できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明の摩擦係合装置によ
れば次のような効果が得られる。インナードラムもしく
はクラッチハブのスプラインが半径方向断面でみて直径
に関して非線対称に設けられているので、また爪部が、
スプライン嵌合時に、受動側クラッチプレートもしくは
駆動側クラッチプレートを方向づける手段を備えている
ので、クラッチドラムまたはクラッチハブにクラッチプ
レートを組み込む際に、摩擦材面と金属面とが逆組にな
ることを防止することができる。また、受動側クラッチ
プレート及び駆動側クラッチプレートの爪部の少なくと
も一部を、肉厚となるように形成すれば、駆動側クラッ
チプレートと受動側クラッチプレートの摩耗量を均一に
すると共に、両クラッチプレートからの摩擦熱を効率よ
くインナードラムやクラッチハブに放散できる。また、
耐久性のばらつきを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の摩擦係合装置の一部破断断面図である。
【図2】図1の摩擦係合装置のクラッチドラムを示すA
−A矢視方向よりみた一部破断断面図である。
【図3】本発明の第1実施例のクラッチドラムの構造を
示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の受動側クラッチプレート
の正面図である。
【図5】本発明の第2実施例のクラッチドラムの構造を
示す一部破断断面図である。
【図6】本発明の第2実施例の受動側クラッチプレート
の一部破断正面図である。
【図7】本発明の第3実施例のクラッチドラムの構造を
示す一部破断断面図である。
【図8】本発明の第3実施例の受動側クラッチプレート
の一部破断正面図である。
【図9】本発明の第4実施例のクラッチハブの構造を示
す断面図である。
【図10】本発明の第4実施例の駆動側クラッチプレー
トの正面図である。
【図11】本発明の第5実施例のクラッチハブの構造を
示す一部破断断面図である。
【図12】本発明の第5実施例の駆動側クラッチプレー
トの一部破断正面図である。
【図13】本発明の各実施例の変形例を示す、受動側ク
ラッチプレート及び駆動側クラッチプレートの爪部の肉
厚構造を示す一部破断断面図である。
【図14】本発明の各実施例の変形例を示す、受動側ク
ラッチプレート及び駆動側クラッチプレートの爪部の、
図13とは異なる肉厚構造を示す一部破断断面図であ
る。
【図15】本発明の摩擦係合装置を適用した前輪駆動車
用の自動変速機の断面図である。
【主要部分の符号の説明】
30 …………… クラッチドラム 38 …………… アウタードラム 39 …………… インナードラム 32 …………… 受動側クラッチプレート 33 …………… クラッチハブ 34 …………… 駆動側クラッチプレート 44、45、54、60 …………… 爪部 36、33、50、58 …………… スプライン部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の一側面にのみ湿式摩擦材を貼り
    つけた駆動側および受動側クラッチプレートを常に接合
    するように、交互に複数設けた湿式多板摩擦係合装置に
    おいて、 ほぼ円筒形のアウタードラムとインナードラムとを備え
    たクラッチドラムを有し、該インナードラムの周面に設
    けられ、軸方向に延在するスプラインに該受動側クラッ
    チプレートの外周に半径方向外方へ突出して設けられた
    爪部がスプライン嵌合し、該インナードラムの該スプラ
    インが半径方向断面でみて直径に関して非線対称に設け
    られていることを特徴とする湿式多板摩擦係合装置。
  2. 【請求項2】 金属板の一側面にのみ湿式摩擦材を貼り
    つけた駆動側および受動側クラッチプレートを常に接合
    するように、交互に複数設けた湿式多板摩擦係合装置に
    おいて、 ほぼ円筒形のアウタードラムとインナードラムとを備え
    たクラッチドラムを有し、該インナードラムの周面に設
    けられ、軸方向に延在するスプラインに該受動側クラッ
    チプレートの外周に半径方向外方へ突出して設けられた
    爪部がスプライン嵌合し、該爪部が、該スプライン嵌合
    時に、該受動側クラッチプレートを方向づける手段を有
    していることを特徴とする湿式多板摩擦係合装置。
  3. 【請求項3】 金属板の一側面にのみ湿式摩擦材を貼り
    つけた駆動側および受動側クラッチプレートを常に接合
    するように、交互に複数設けた湿式多板摩擦係合装置に
    おいて、 駆動側クラッチプレートを支持するほぼ円筒形のクラッ
    チハブを有し、該クラッチハブの周面に設けられ、軸方
    向に延在するスプラインに該駆動側クラッチプレートの
    外周に半径方向内方へ突出して設けられた爪部がスプラ
    イン嵌合し、該クラッチドラムの該スプラインが半径方
    向断面でみて直径に関して非線対称に設けられているこ
    とを特徴とする湿式多板摩擦係合装置。
  4. 【請求項4】 金属板の一側面にのみ湿式摩擦材を貼り
    つけた駆動側および受動側クラッチプレートを常に接合
    するように、交互に複数設けた湿式多板摩擦係合装置に
    おいて、 駆動側クラッチプレートを支持するほぼ円筒形のクラッ
    チハブを有し、該クラッチハブの周面に設けられ、軸方
    向に延在するスプラインに該駆動側クラッチプレートの
    内周に半径方向内方へ突出して設けられた爪部がスプラ
    イン嵌合し、該爪部が、該スプライン嵌合時に、該駆動
    側クラッチプレートを方向づける手段を有していること
    を特徴とする湿式多板摩擦係合装置。
  5. 【請求項5】 請求項1−4のいずれか1項に記載の摩
    擦係合装置において、受動側クラッチプレート及び駆動
    側クラッチプレートの爪部の少なくとも一つを、肉厚と
    なるように形成したことを特徴とする摩擦係合装置。
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