JPH0618538B2 - 給茶装置 - Google Patents

給茶装置

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JPH0618538B2
JPH0618538B2 JP1097030A JP9703089A JPH0618538B2 JP H0618538 B2 JPH0618538 B2 JP H0618538B2 JP 1097030 A JP1097030 A JP 1097030A JP 9703089 A JP9703089 A JP 9703089A JP H0618538 B2 JPH0618538 B2 JP H0618538B2
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tea
bag
extraction
supply
pot
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昭雄 中野
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、お茶を自動的に抽出することができる給茶装
置に関するもので、日本茶はもちろん、紅茶、中国茶、
さらにはコーヒーの抽出にも適用可能なものである。
(従来の技術) 日本茶等の一般的ないれ方は、急須にお茶の葉を入れて
お湯を注ぎ、適当な時間を見計らって茶の葉を漉しなが
ら茶碗に注ぐ方法である。これと同じ方法を用いて自動
的にお茶をいれることは必ずしも不可能とはいえないと
思うが、そうすると装置が複雑となり、コストも嵩んで
実用的でない。特に、上記の方法によって何回かお茶が
抽出されて生じたお茶の葉を自動的に交換することは困
難であり、よって、全自動による給茶装置は未だ実用化
されていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記従来の問題点を解消するためになされた
もので、簡単な操作でしかも全自動でお茶をいれること
ができる給茶装置を提供することを目的とする。
本発明また、日本茶や紅茶はもちろん、コーヒーの抽出
にも使用可能な給茶装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、水を溜めてお湯を沸かす湯沸かしポットと、
ティーバッグを支持し、給湯ポンプによって送られてく
る上記湯沸かしポット内のお湯を上記ティーバッグに通
してお茶を抽出する抽出皿と、抽出皿において抽出され
たお茶を受け入れる抽出ポットと、抽出ポット内のお茶
を再び上記抽出皿上のティーバッグに通して抽出ポット
に戻す循環ポンプと、循環ポンプによるお茶の循環経路
中に設けられてお茶の濃度を検出する濃度センサと、上
記ティーバッグをバッグ供給部材を介して抽出皿上に移
動させ、また、これを排出させるバッグ供給排出モータ
と、抽出ポット内のお茶を排出する給茶バルブとを有し
てなり、上記バッグ供給排出モータは、循環経路中のお
茶の循環量が一定量に達しても濃度センサが所定の濃度
に達した旨の信号を出力しない場合に起動されて抽出皿
上のティーバッグを排出することを特徴とする。
循環経路中のお茶の循環量の検出は、循環時間の計測に
よって行うようにしてもよい。
(作用) 湯沸かしポットのお湯は抽出皿に送られることによりテ
ィーバッグを通ってお茶として抽出され、一旦抽出ポッ
トに受け入れられる。抽出ポット内のお茶は循環ポンプ
によって抽出皿上のティーバッグに通される。こうして
循環するうちにお茶の濃度が濃くなってくる。しかし、
お茶の循環量が一定以上になっても所定の濃度に達しな
い場合は、一つのティーバッグによって何回もお茶が抽
出されて茶がらとなったことを意味するから、バッグ供
給排出モータを起動して抽出皿上のティーバッグを排出
する。抽出皿上には新たなティーバッグを供給する。抽
出ポット内の所望のお茶は給茶バルブを開けることによ
って茶碗等に受け取ることができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明にかかる給茶装置の実
施例について説明する。
まず、本発明にかかる給茶装置の概略を説明する。第1
図において、符号3で示す湯沸かしポットは、水を溜め
てお湯を沸かすもので、この湯沸かしポット3内で沸か
されたお湯は給湯ポンプ9によって抽出皿5の上方に送
られ、同抽出皿5の上方で放出される。抽出皿5はティ
ーバッグ60を支持し、送られてくるお湯を上記ティー
バッグ60に通してお茶を抽出する。抽出皿5において
抽出されたお茶は抽出ポット7に受け入れられる。抽出
ポット7内のお茶は循環ポンプ13によって再び抽出皿
5の上方に導かれて放出され、抽出皿5上のティーバッ
グ60に通されることにより濃度が高くなる。従って、
所望の濃度を得るまでお茶を循環させればよいことにな
る。上記ティーバッグ60は、予めティーバッグ収納箱
25内に多数重ねて収納されたティーバッグ60の中か
ら順番に抽出皿5上に供給される。このティーバッグ6
0の供給はバッグ供給排出モータ33によって駆動され
るバッグ供給部材としてのバッグ供給レバー55によっ
て行われる。上記抽出ポット7の底には、同抽出ポット
7内のお茶を排出するための給茶バルブ11が設けられ
ている。抽出ポット7の下方にはコップ又は急須23を
置くことができ、給茶バルブ11から排出されるお茶を
急須23等で受けるようになっている。第1図に示す給
茶バルブ11は手動操作で開閉するバルブになっている
が、ソレノイド等で開閉される電磁バルブであってもよ
い。後述の動作の説明では電磁バルブを用いているもの
としている。以上述べた各構成部分は、給茶装置本体内
に一体に設けられている。
次に、各構成部分をより詳細に説明する。上記給湯ポン
プ9の排出側には、湯沸かしポット3内のお湯を抽出皿
5の上方に導く給湯パイプ15がつながれている。ま
た、抽出ポット7の底と循環ポンプ13の吸入側は循環
パイプ17でつながれ、循環ポンプ13の排出側には、
お茶を抽出皿5の上方に導くための循環パイプ21がつ
ながれている。ただし、給湯パイプ15の先端側と循環
パイプ21の先端側は一つの供給循環パイプ18に共通
につながれ、供給循環パイプ18の先端が抽出皿5の上
方で開放している。
第1図に示すように、上記循環パイプ17の一部は湯沸
かしポット3内に引き込まれ、上記パイプ17内を通る
お茶を湯沸かしポット3内のお湯によって温めるための
熱交換部19を構成している。また、他方の循環パイプ
21及び上記給湯パイプ15には、逆流を防止するため
のチェックバルブ41,39が設けられている。上記湯
沸かしポット3の底部には、同ポット3内に溜められた
水を沸かすためのヒータ47が設けられている。
前記給湯循環パイプ18の全部又は一部は透明体で作ら
れ、この透明部分に、抽出されて抽出ポット7内に受け
入れられているお茶の濃度を検出するための濃度センサ
49が設けられている。濃度センサ49は、例えば、発
光素子と、この発光素子から出射されかつ抽出ポット7
内のお茶を透過する光ビームを受光する受光素子とによ
って構成し、受光素子の受光量によってお茶の濃度を検
出するようにすることができる。なお、濃度センサは必
ずしも供給循環パイプ18の位置に設ける必要はなく、
循環ポンプ13によるお茶の循環経路中であればどこで
もよい。例えば、抽出ポット7内におけるお茶の濃度を
検出するようにしてもよい。
第1図及び第3図において、前記ティーバッグ収納箱2
5内には受け板28が上下に摺動可能に落し込まれてい
る。上記受け板28はばね29によって上昇付勢されて
いて、少なくとも上記収納箱25の上端まで上昇するこ
とができる。上記収納箱25の上端には天井板26をセ
ットすることができ、この天井板26をセットした状態
でこの天井板26と収納箱25本体の上端部との間の側
面にバッグ供給口27が形成されるようになっている。
上記収納箱25内には多数のティーバッグ60を重ねた
状態で収納することができる。収納箱25に収納された
ティーバッグ60はばね29の付勢力に基づき受け板2
8によって押し上げられ、最上段のティーバッグ60が
天井板26に押しつけられる。ティーバッグ60は、一
般に市販されていティーバッグのような形態のものでも
よいし、例えば、濾紙を皿状に成形したものにお茶の葉
を入れ、これをさらに濾紙で封入したものでもよい。
第1図ないし第3図において、前記バッグ供給レバー5
5は、バッグ供給排出モータ33の出力軸34に嵌合固
着されたレバー支持体35に対し水平軸を介して連結さ
れている。従って、上記レバー55は、モータ33の往
復回転により水平面内において往復回転し、また、垂直
面内においても回転することができる。上記レバー55
の水平面内での回転範囲は、第2図に示すようなティー
バッグ収納箱25の位置から茶がら受け37の上方を通
り過ぎるまでの範囲である。ティーバッグ収納箱25の
側方から茶がら受け37の側方までの上記レバー55の
回転範囲に前記抽出皿5が配置されている。抽出皿5は
抽出ポット7の上端部に嵌めることによって設置される
ようになっている。抽出皿5は上記レバー55の回転軌
跡に沿うようにして複数個の半円状のガイド52が同心
円上に一定間隔で形成されている。上記レバー55の回
転範囲の中心部の上方において前記供給循環パイプ18
の放出口が開放しており、この放出口から放出されたお
湯又はお茶が抽出皿5のガイド52間の間隙53を通っ
て抽出ポット7に受け入れられるようになっている。
上記バッグ供給レバー55は水平回転方向の前後に下向
きの突起56,57を有する。この突起56は、レバー
55の第2図における時計方向への回転方向前側に傾斜
面を有する。レバー55が時計方向に回転して図示のよ
うにティーバッグ供給箱25の位置に至る際に、上記箱
25の天井板26の窓孔31を通して上記箱25内の最
上位のティーバッグ60に乗り上げ、また乗り越して同
ティーバッグ60の後方に落ちる。このときのレバー5
5の位置がバッグ受け入れ位置であり、所定のセンサに
よって検出される。上記突起56がティーバッグ60に
乗り上げることができるのは、突起56の上記傾斜面が
ティーバッグ60の端縁に当たることによって突起56
が押し上げられることによる。その後レバー55が第2
図において反時計方向に回転駆動されると上記最上位の
ティーバッグ60を引っ掛け、抽出皿5のガイド52に
沿ってティーバッグ60を移動させる。こうしてレバー
55がティーバッグ60を抽出ポット7の真上に移動さ
せた位置が抽出位置であり、この位置が所定のセンサで
検出される。レバー55が第2図においてさらに反時計
方向に回転してティーバッグ60を上記抽出位置から茶
がら受け37の方に向かって移動させて上記抽出位置か
らずらした位置は保温位置であり、この位置も所定のセ
ンサによって検出される。この保温位置からモータ33
を逆転することにより上記抽出位置に戻すことができ、
このときはレバー55の後方の突起57がティーバッグ
60を引っ掛けて同ティーバッグ60を抽出位置まで戻
す。レバー55が第2図において反時計方向に回転して
茶がら受け37の位置を通り過ぎた位置は茶がら排出位
置であり、使用されて茶がらとなったティーバッグ60
がレバー55の突起56,57の間から自然に落下して
茶がら受け37に収容される。上記排出位置も所定のセ
ンサによって検出される。以上述べた受入位置、抽出位
置、保温位置、排出位置を検出する各センサ全体を、バ
ッグ供給レバー位置センサ51(第4図参照)とする。
なお、抽出ポット7は取っ手74を有する。また、湯沸
かしポット3は、弁83付の蓋81を有する。弁83
は、ポット3内の蒸気を逃して蒸気圧が異常に上昇する
のを防止する機能を有すると共に、ポット3が反転した
ときにお湯がこぼれ出るのを防止する機能を有する。
上記バッグ供給レバー位置センサ51、前記濃度センサ
49のほかに、各部にはそれぞれの目的に応じた各種の
センサが設けられている。各センサの検出信号はマイク
ロコンピュータ(以下「マイコン」という)に入力さ
れ、ポンプ及びモータその他は上記マイコンにより各セ
ンサの出力に応じて制御される。第4図はこの制御系統
の例を示す。
第4図において、水量センサ43は湯沸かしポット3内
の水が所定量以上あるかどうかを検出するためのもの
で、例えば相対向して配置された発光素子と受光素子に
より水面レベルの変化を検知する光学的なセンサで構成
してもよいし、水を検知するセンサを用いてもよい。温
度センサ45は湯沸かしポット3内のお湯の温度を検出
するもので、同ポット3の底部に設けられている。コッ
プセンサ75は、コップ又は前記急須23等の有無を検
出するためのもので、急須23等を置くべき部分に設け
られている。バッグセンサ61は、ティーバッグ収納箱
25内にティーバッグ60があるかどうかを検出する。
バッグセンサ61は機械的な有接点式のセンサであって
もよいし、光学的なものであってもよい。
上記水量センサ43、バッグセンサ61、バッグ供給レ
バー位置センサ51、濃度センサ49、コップセンサ7
5及び温度センサ45の各検出信号はマイコン67に入
力される。マイコン67にはまた、押し釦などでなる電
源スイッチ79、抽出スタートスイッチ77、給茶スイ
ッチ91及び湯量設定手段95からも信号が入力され
る。
マイコン67は、上記各スイッチ77,79,91及び
湯量設定手段95からの指令に基づき、また、上記各セ
ンサからの信号に基づいて、ヒータ47、給湯ポンプ
9、循環ポンプ13、バッグ供給排出モータ33の動作
をそれぞれ適宜の駆動回路を介して制御し、また、前記
給茶バルブ11を開閉するための給茶ソレノイド89を
適宜の駆動回路を介して制御する。マイコン67はさら
に、電源表示LED69、警報LED71、警報発音体
73の動作を制御する。
次に、以上述べた実施例の動作について第5図及び第6
図と併せて説明する。
第5図は上記実施例の動作の概略を示すもので、温度、
濃度等の各種の値を設定した後スタートスイッチを押す
と、まず、給湯ポンプ9が起動されて所定量のお湯が抽
出ポット7に給湯され、次にバッグ供給排出モータ33
の起動によってティーバッグ60が抽出皿5上に供給さ
れ、ティーバッグ60が抽出皿5上に支持される。次に
循環ポンプ13が起動されて抽出ポット7から循環パイ
プ17,21及び給湯循環パイプ18を通じてお湯が循
環され、この間、お湯が抽出皿5上のティーバッグ60
を通ることによってお茶が抽出される。そして、抽出さ
れたお茶の濃度を濃度センサ49で検知し、所定の濃度
になったとき抽出を停止する。また、レバー55により
ティーバッグ60を保温位置、即ち抽出ポット7の上方
から退避した位置に移動させた状態でお茶を循環させる
ことにより、お茶の温度を湯沸かしポット3内のお湯と
略同じ温度に保温する。こうして所定の濃度及び温度に
保たれたお茶は、給茶スイッチ91を押して給茶ソレノ
イド89を駆動し、又は給茶レバー92を手動で操作し
て給茶バルブ11を開くことによりコップ又は急須23
に給茶される。
第6図は上記実施例の動作をさらに詳細に示す。いま、
抽出しようとするお茶の濃度及び温度を設定し、電源ス
イッチ79を押して電源をオンにすると、湯沸かしポッ
ト3内の水量の判断ステップと、ティーバッグ収納箱2
5内のティーバッグの有無の判断ステップと、循環ポン
プ13をオフにしてバッグ供給排出モータ33をオンに
するステップに進む。
上記水量の判断ステップで水量センサ43が湯沸かしポ
ット3内の水量が所定量以下であることを検知していれ
ば警報LED69を点灯し、また、警報発音体73を駆
動して警報を発し、水の補給を促す。水量が所定量以上
であればヒータ47をオンにし、湯沸かしポット3内の
水を加熱してお湯を沸かす。お湯の温度は温度センサ4
5によって検出され、予め設定された温度のお湯が沸か
される。従って、温度を任意に設定することにより所望
の温度のお湯を沸かすことができる。
一方、上記バッグの有無の判断ステップでセンサ61が
ティーバッグ収納箱25内にティーバッグが無いことを
検出しているときは警報LED71を点滅させるなどし
てその旨を表示し、ティーバッグの補充を促す。ティー
バッグが有ればバッグ供給排出モータ33を起動し、バ
ッグ供給レバー55を回転駆動してティーバッグを抽出
皿5上に供給する。このときバッグ供給レバー位置セン
サ51が抽出位置を検出するまでバッグ供給モータ33
をオンさせ、抽出位置に達したところでバッグ供給排出
モータ33をオフさせる。
湯沸かしポット3においてお湯が沸いたら抽出スタート
スイッチ77を押してお茶の抽出を開始する。抽出スタ
ートにより、まず給湯ポンプ9を起動させて湯沸かしポ
ット3のお湯を抽出ポット7に給湯する。給湯量は、予
め湯量設定手段95で設定された値に基づき時間を制御
し、所定量のお湯を供給するのに要する時間が経過する
まで給湯する。もっとも、流量センサを用いれば、時間
制御ではなく流量そのもので給湯量を制御することがで
きる。
上記抽出スタートにより、他方ではバッグ供給レバー5
5がどの位置にあるか、換言すればティーバッグ60が
どの位置にあるかを判断する。この判断の結果、抽出位
置にあればその位置で循環ポンプ13を起動し、抽出ポ
ット7内のお湯を抽出皿5上のティーバッグ60に通し
ながらお茶を抽出する。また、バッグ供給レバー55が
保温位置に有れば、バッグ供給排出モータ33を起動し
てバッグ供給レバー55を抽出位置に移動させ、その上
で循環ポンプ13を起動してお茶を抽出する。さらに、
抽出スタート時点でバッグ供給レバー55が排出位置に
あれば、ティーバッグ60が抽出皿5から排出された状
態にあるため、バッグ供給排出モータ33を逆転させて
バッグ供給レバー55をティーバッグ受け入れ位置まで
移動させ、バッグ供給レバー55の前後の突起56,5
7間にティーバッグ60を受け入れる。この状態でモー
タ33を正転させてバッグ供給レバー55、従ってティ
ーバッグ60を抽出位置まで移動させてモータ33を停
止させ、循環ポンプ13の駆動による抽出ステップに進
む。
循環ポンプ13の駆動によるお茶の抽出は、濃度センサ
49の検出出力に基づき、抽出されたお茶の濃度が設定
された濃度に達したかどうかを判断しながら行なう。設
定された濃度に達したなら、バッグ供給排出モータ33
を起動してバッグ供給レバー55を保温位置まで移動さ
せ、次の保温ステップに進む。なお、お茶の濃度の設定
値を変換することにより、お茶の濃度を所望の濃度に任
意に変換することができる。例えば、比較部において、
濃度の設定値に応じ参照レベルを変換させ、又は濃度セ
ンサ49によって得られる実際の濃度信号レベルを変換
させるなど、比較レベルを変換することによって濃度を
任意に変換することができる。
上記保温ステップでは、循環ポンプ13によりお茶を循
環させ、その間熱交換部19により循環経路中のお茶を
湯沸かしポット3内のお湯の温度と同等の温度まで上げ
る。この保温動作は、循環経路中のお茶を湯沸かしポッ
ト3内のお湯の温度と同等の温度まで上げるに必要な時
間だけ行なわれ、その時間が経過すると循環ポンプ13
を停止させて保温動作を終了する。この保温動作は自動
的な給茶装置には極めて有効なものである。即ち、湯沸
かしポット3内のお湯はお茶を抽出するのに適した温度
に保たれているが、このお湯を抽出皿5上のティーバッ
グ60に通すうちにティーバッグ60に熱を奪われ、抽
出されたお茶の温度はお茶として適した温度よりもかな
り低い温度になってしまう。特に、ティーバッグ60が
既に使用されて濡れた状態になっていると、ティーバッ
グ60の温度低下が早いし、このティーバッグ60をお
湯が通過する際に奪われる熱量も大きいため、抽出され
たお茶の温度低下も顕著である。しかるに、上記実施例
によれば、所定の濃度のお茶を抽出したあと循環させな
がら湯沸かしポット3内のお湯と同等の温度に保温する
ようにしたため、常に所望の温度でおいしいお茶を供給
することができる。
上記保温動作が終了するとコップセンサ75からの信号
によってコップの有無を判断し、コップ又は急須23等
が無いときは警報LED71の点灯及び警報発音体73
の駆動によって警報を発し、コップ等のセットを促す。
コップ等がセットされていれば給茶スイッチ91を押す
ことによって給茶ソレノイド89がオンされ、給茶バル
ブ11が開かれて抽出ポット7内のお茶が急須23等に
供給される。なお、急須23に代えて通常の茶のみ茶碗
を用いても差し支えない。
前記循環ポンプ13の駆動による抽出動作において循環
時間を計時し、予め設定された循環時間が経過しても所
定の濃度に達しない場合は、抽出皿5上のティーバッグ
60が十二分に使用されて茶がらとなっていることを意
味するから、循環ポンプ13を停止させると共にモータ
33を起動し、バッグ供給レバー55を排出位置まで移
動させ、抽出皿5上の茶がらを排出箱37に排出させ
る。そのあとモータ33を逆転させてバッグ供給レバー
55をティーバッグ受け入れ位置まで移動させ、モータ
33の駆動による前述のバッグ供給ステップに戻る。上
記循環時間の計時は、前記マイコン67内のタイマ又は
外部に設けたタイマによって行うよう。以下、これまで
述べたフローに従って給茶動作が行なわれる。
以上述べた実施例によれば、湯沸かしポット3で沸かさ
れたお湯を循環ポンプ13で循環させながらティーバッ
グ60に通してお茶をいれるようにすると共に、循環経
路中のお茶の循環量が一定量に達しても所定の濃度に達
しない場合は、抽出皿上のティーバッグ60を自動的に
排出し、新たなティーバッグを供給するようにしたた
め、全自動による給茶装置を簡単な構成によって提供す
ることができる。
なお、ティーバッグ60の供給排出は、図示の実施例の
ように自動的に行うことができるが、手動で行うことも
できる。また、お茶の濃度も、循環経路中のお茶を目で
見ながら自分の好みの濃度に達したとき循環を停止させ
るというような方法で調節するようにしてもよい。
本発明にかかる給茶装置は、お湯を循環させながら日本
茶などを抽出するようにしたため、ティーバッグとして
レギュラーコーヒーの粉を封入したものを用いれば、コ
ーヒーの自動抽出装置としても利用することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、湯沸かしポットで沸かされたお湯を循
環ポンプで循環させながらティーバッグに通してお茶を
いれるようにすると共に、循環経路中のお茶の循環量が
一定量に達しても所定の濃度に達しない場合は、抽出皿
上のティーバッグを自動的に排出し、新たなティーバッ
グを供給するようにしたため、全自動による給茶装置を
簡単な構成によって提供することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる給茶装置の実施例を示す展開正
面図、第2図は同上平面図、第3図は上記実施例中のテ
ィーバッグ供給排出機構部分を断面で示す展開正面図、
第4図は上記実施例に適用される制御系統の例を示すブ
ロック図、第5図は上記実施例の動作の概要を示すフロ
ーチャート、第6図は上記実施例の動作を詳細に示すフ
ローチャートである。 3……湯沸かしポツト、5……抽出皿、7……抽出ポッ
ト、9……給湯ポンプ、11……給茶バルブ、13……
循環ポンプ、33……バッグ供給排出モータ、49……
濃度センサ、60……ティーバッグ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を溜めてお湯を沸かす湯沸かしポット
    と、 ティーバッグを支持し、給湯ポンプによって送られてく
    る上記湯沸かしポット内のお湯を上記ティーバッグに通
    してお茶を抽出する抽出皿と、 上記抽出皿において抽出されたお茶を受け入れる抽出ポ
    ットと、 上記抽出ポット内のお茶を再び上記抽出皿上のティーバ
    ッグに通して上記抽出ポットに戻す循環ポンプと、 上記循環ポンプによるお茶の循環経路中に設けられて同
    循環経路中のお茶の濃度を検出する濃度センサと、 バッグ供給部材を介して上記ティーバッグを抽出皿上に
    移動させ、また、抽出皿上のティーバッグを排出させる
    バッグ供給排出モータと、 上記抽出ポット内のお茶を排出する給茶バルブとを有し
    てなり、 上記バッグ供給排出モータは、上記循環経路中のお茶の
    循環量が一定量に達しても上記濃度センサが所定の濃度
    に達した旨の信号を出力しない場合に起動されてバッグ
    供給部材を介して抽出皿上のティーバッグを排出するこ
    とを特徴とする給茶装置。
  2. 【請求項2】循環経路中のお茶の循環量の検出は、循環
    時間の計測によって行う請求項1記載の給茶装置。
JP1097030A 1989-04-17 1989-04-17 給茶装置 Expired - Lifetime JPH0618538B2 (ja)

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JP2014519941A (ja) * 2011-06-24 2014-08-21 ピーエイチアイ アンド ティーイーエー 強制循環を伴う調合装置

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