JPH06185154A - 線状体付設用支持装置 - Google Patents

線状体付設用支持装置

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Publication number
JPH06185154A
JPH06185154A JP4337695A JP33769592A JPH06185154A JP H06185154 A JPH06185154 A JP H06185154A JP 4337695 A JP4337695 A JP 4337695A JP 33769592 A JP33769592 A JP 33769592A JP H06185154 A JPH06185154 A JP H06185154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
triangular
linear body
shaped
reinforcing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4337695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohiko Maeda
清彦 前田
Shigeru Niimura
繁 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Densetsu Co Ltd
Toyoda Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Densetsu Co Ltd
Toyoda Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Densetsu Co Ltd, Toyoda Kogyo Co Ltd filed Critical Sumitomo Densetsu Co Ltd
Priority to JP4337695A priority Critical patent/JPH06185154A/ja
Publication of JPH06185154A publication Critical patent/JPH06185154A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】取り付け作業が簡単であり、かつ構造も簡単で
安価な経費ですみ、設計変更が生じてもその取り付け位
置を自由に変更できるようにする。 【構成】デッキプレート11は、平板状の板を加工して
おり、上面側はコンクリートを上面に打設するために平
坦となり、下面側は絞り込みよって、断面三角形の頂点
が当接するように三角棒状の補強部111が設けられ、
この三角棒状の補強部111の側壁には間欠的に水抜き
穴Hが形成されている。吊り下げ具60は、一端部には
水抜き穴Hに係止する係止部61が設けられ、途中は前
記側壁の外側に沿っており、前記三角棒状の補強部11
1の底壁以降は、垂下するように屈曲され、かつ下端部
には、リング状の線状体保持部63が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンクリート建造物
等の床をデッキプレートを用いて構築した場合に、屋内
の電線、各種管等の線状体を容易に配設できるようにし
た線状体付設用支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート建造物等の床をデッキプレ
ートを用いて構築する工法がある。この例を図3に示し
て説明する。図3(A)に示すように、床を構築する平
面上には複数の鉄骨桟1、2が適当な間隔をおいて配置
される。この鉄骨桟1、2の間には、平板状のデッキプ
レート11、12、13が架設され、敷き詰められる。
デッキプレート11をずのA−A線で断面してみると、
同図(B)に示すような構成である。即ち、平板状の板
を加工しており、上面側はコンクリートを上面に打設す
るために平坦となり、下面側は絞り込みよって、断面三
角形の頂点が当接するように三角棒状の補強部111、
112、113が複数設けられ、この三角棒状の補強部
111、112、113の側壁には間欠的に複数の水抜
き穴Hが形成されている。
【0003】図4は、上記のようなデッキプレートを利
用してコンクリート床を構築する際の作業工程を示して
いる。まず、複数のデッキプレート11〜13で構成さ
れる上面には、スペーサ15を用いて、上面と平行に鉄
筋による鉄筋網20が構築される(図4(A))。次
に、図4(B)に示すように、鉄筋網20を埋設するよ
うにコンクリート30がデッキプレートの上平面に打設
される。この場合、図4(C)に示すようにデッキプレ
ート11、12、13の適当な複数箇所には、吊り具取
り付け用のボルト21、22、23が設けられ、デッキ
プレートの下面に突出させられる。コンクリート30が
硬化した後、このボルト21、22、23には、吊り棒
24、25、26の一端が取り付けられ、さらにこの吊
り棒24、25、26の他端にはリング27が取り付け
られる。
【0004】建物が途中まで構築されると、上記のコン
クリート30及びデッキプレート11、12、13等は
そのまま床を構成することになる。そして、この床が例
えば2階の床であったとすると、床の下側には間隔をお
いて、1階の天井40が配置されることになる。ここ
で、上記したリング27は、屋内配線や、屋内配管のた
めに線状体50を保持するのに利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した吊
り棒24〜26、及びその取り付け具、さらにはリング
27については、次のような問題があった。まず、吊り
棒24〜26を設けるためには、予めデッキプレートに
設計段階でボルトを取り付けておかなければならない。
次に、コンクリート硬化の後に、吊り棒24〜26及び
リング27をねじ込みにより取り付ける作業がある。こ
のために、作業工数が非常に多くなっている。また部品
点数も多く、費用が高いという問題がある。次に、設計
段階で予めデッキプレートにボルトを取り付けてしまう
ために、コンクリート硬化の後で設計ミスや設計変更が
生じ、配管の位置等が変更された場合、利用できなくな
ることがある。
【0006】そこでこの発明は、取り付け作業が簡単で
あり、かつ構造も簡単で安価な経費ですみ、設計変更が
生じてもその取り付け位置を自由に変更することができ
る線状体付設用支持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、平板状の板
を加工しており、上面側はコンクリートを上面に打設す
るために平坦となり、下面側は絞り込みよって、断面三
角形の頂点が当接するように三角棒状の補強部が設けら
れ、この三角棒状の補強部の側壁には間欠的に水抜き穴
が形成されてなるデッキプレートと、一端部には前記水
抜き穴に係止する係止部が設けられ、途中は前記側壁の
外側に沿っており、前記三角棒状の補強部の底壁以降
は、垂下するように屈曲され、かつ下端部にはリング状
の線状体保持部が形成された吊り下げ具とを備えるもの
である。
【0008】
【作用】上記の手段によると、吊り下げ具は、もともと
補強部の多数箇所に設けられた水抜き穴に係止するの
で、設計変更が生じても自由にその位置を変更すること
が可能である。また、従来の如く、デッキプレートに設
計段階で吊り具取り付け用のボルトを設ける必要がな
く、水抜き穴に係止するだけでよく、作業性が極めて良
く、経費も大幅に削減できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1はこの発明の一実施例であり、その要
部を示している。11は、図3で説明したようなデッキ
プレートであり、下面側には絞り込みよって、断面三角
形の頂点が当接するように三角棒状の補強部111が設
けられ、この三角棒状の補強部111の側壁には間欠的
に水抜き穴Hが形成されている。そして60は、針金で
構成された吊り下げ具である。この吊り下げ具60は、
一端部には水抜き穴Hに係止する係止部61が設けら
れ、途中は前記側壁の外側に沿っており、前記三角棒状
の補強部の底壁以降は、垂下するように屈曲部62で屈
曲され、かつ下端部にはリング状の線状体保持部63が
形成されている。
【0011】この吊り下げ具60を多数用いて、電線や
配管の屋内の引き回しが行われる。吊り下げ具60は、
もともと補強部111の多数箇所に設けられた水抜き穴
Hに係止させるだけで良く、設計変更が生じても自由に
その位置を変更することが可能である(水抜き穴Hは、
コンクリート打設時にコンクリートミルクを逃がすため
に設けられている)。また、従来の如く、デッキプレー
トに設計段階で吊り具取り付け用のボルトを設ける必要
がなく、水抜き穴に係止するだけでよく、作業性が極め
て良く、経費も大幅に削減できる。
【0012】吊り下げ具60の形状としては、各種の実
施例が可能である。図1(B)に示す吊り下げ具60
は、一端部に水抜き穴Hに係止する係止部61が設けら
れ、途中は側壁の外側に沿っており、また補強部111
の底壁に沿って突出する突出部64を形成され、この部
分以降は、垂下するように屈曲部62で屈曲され、かつ
下端部にはリング状の線状体保持部63が形成されてい
る。この吊り下げ具60によると、係止部61と突出部
64により、補強部111を挟み付け、取り付け状態を
安定化することができる。
【0013】また図1(C)に示す吊り下げ具60は、
一端部に水抜き穴Hに係止する係止部61が設けられ、
途中は側壁の外側に沿っており、補強部111の底壁部
の位置でリング状の線状体保持部63を構成している。
この構成によると、係止部61と線状体保持部63によ
り、直接補強部111を挟み付けることができる。この
実施例は、床の下側の隙間が狭い場合に有効である。
【0014】また図1(D)に示す吊り下げ具60は、
線状体保持部63が完全なループではなく、一部解放し
た形状となっている。このような形状にすると管や電線
を取り付け安く、作業性がよい。
【0015】図2には、さらに吊り下げ具の他の例を各
種示している。図2(A)の吊り下げ具70は、係止部
71と屈曲部72を有し、線状体保持部73はねじ手段
75により連結できるようになっている。そして線状体
保持部73は、ボルトとナットにより線状体を締め付け
可能になっている。このようにすると、使用する管や電
線の太さが変わった場合に、容易に対応できることにな
る。図2(B)に示す吊り下げ具80は、係止部81と
屈曲部82を有し、線状体保持部は継手85により取り
付けられるようにしている。継手85を取り付けられる
ようにすると、配管等の位置を若干調整したいような場
合に有利となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によると、
取り付け作業が簡単であり、かつ構造も簡単で安価な経
費ですみ、設計変更が生じてもその取り付け位置を自由
に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す説明図。
【図2】この発明に用いられる吊り下げ具の他の例を示
す図。
【図3】デッキプレートを用いた建造物を構築する工法
を説明するために示した図。
【図4】同じく建造物を構築する工法の説明図。
【符号の説明】
11…デッキプレート、111…補強部、H…水抜き
穴、60、70、80…吊り下げ具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の板を加工しており、上面側はコ
    ンクリートを上面に打設するために平坦となり、下面側
    は絞り込みよって、断面三角形の頂点が当接するように
    三角棒状の補強部が設けられ、この三角棒状の補強部の
    側壁には間欠的に水抜き穴が形成されてなるデッキプレ
    ートと、 一端部には前記水抜き穴に係止する係止部が設けられ、
    途中は前記側壁の外側に沿っており、前記三角棒状の補
    強部の底壁以降は、垂下するように屈曲され、かつ下端
    部には、リング状の線状体保持部が形成された吊り下げ
    具とを具備したことを特徴とする線状体付設用支持装
    置。
JP4337695A 1992-12-18 1992-12-18 線状体付設用支持装置 Pending JPH06185154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4337695A JPH06185154A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 線状体付設用支持装置

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JP4337695A JPH06185154A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 線状体付設用支持装置

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JPH06185154A true JPH06185154A (ja) 1994-07-05

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JP4337695A Pending JPH06185154A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 線状体付設用支持装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945256A (ja) * 1972-07-26 1974-04-30
JPS59172698A (ja) * 1983-03-22 1984-09-29 松下電器産業株式会社 音声認識装置
JPH0396552A (ja) * 1989-09-07 1991-04-22 Gantan Biyuut Kogyo Kk 建築物の床構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945256A (ja) * 1972-07-26 1974-04-30
JPS59172698A (ja) * 1983-03-22 1984-09-29 松下電器産業株式会社 音声認識装置
JPH0396552A (ja) * 1989-09-07 1991-04-22 Gantan Biyuut Kogyo Kk 建築物の床構造

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