JPH0618514Y2 - 落下防止バーの取付構造 - Google Patents

落下防止バーの取付構造

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JPH0618514Y2
JPH0618514Y2 JP1989082845U JP8284589U JPH0618514Y2 JP H0618514 Y2 JPH0618514 Y2 JP H0618514Y2 JP 1989082845 U JP1989082845 U JP 1989082845U JP 8284589 U JP8284589 U JP 8284589U JP H0618514 Y2 JPH0618514 Y2 JP H0618514Y2
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prevention bar
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JP1989082845U
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佳之 中山
晃 久田
浩幸 多田
洋平治 山田
潤介 亀井
悟 里村
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は洗面化粧台等に設けられる落下防止バーの取
付構造に関する。
(従来の技術) 洗面化粧台においては、物品収納棚に落下防止バーを設
けて、棚上の物品の落下を防止することが行われてい
る。
この落下防止バーの取付構造としては、従来、第7図に
示す構造が知られている(実開昭第62-35541号公報)。
この図の取付構造は、落下防止バー100の先端に溝1
02を有する突起104を設けて、この突起104を洗
面化粧台本体の貫通穴106内に挿入し、そして本体パ
ネルの裏面側から、ヨーク部108を有する抜止め具1
10を突起104の溝102に嵌め込んで落下防止バー
100を固定するようにしたものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこの取付構造では、本体パネルの裏側から
抜止め具110を装着する必要があることから、先ず落
下防止バー100を取り付けた後に洗面化粧台裏面に配
する裏板を取り付けなければならず、従って工場生産段
階で予め落下防止バー100を取り付けておくことが必
要であって、そのために洗面化粧台を梱包して輸送する
際に、落下防止バー100が折れる等危険があった。而
して落下防止バー100が折れてしまうと、一旦裏板を
外した上でなければ落下防止バー100を取り替えるこ
とができず、その作業に非常な面倒を伴なう問題があっ
た。
一方第8図に示しているように、落下防止バー112の
先端に一方向性の弾性掛止爪114を形成しておいて、
かかる弾性掛止爪114を本体パネルの取付穴116に
挿入した後、パネルの裏側からその取付穴116の周縁
にかかる掛止爪114を掛止させて抜け防止するように
したものも知られている(特開昭第59-16440号公報)。
本取付構造の場合、裏板を取り付けた後に落下防止バー
112を取り付けることも可能であるが、万一落下防止
バー112が折れたり破損したりした場合には、やはり
裏板を取り外した上でなければ落下防止バー112を取
り替えることができない。
尤も裏板を外さないで、本体パネルの取付穴116に挿
入した弾性掛止爪114を無理にこじるようにして抜き
出すことも可能であるが、この場合、本来抜け防止のた
めの掛止爪114を無理やり抜き出すために、本体パネ
ルの取付穴116が広がってしまい、後に新しい落下防
止バー112を取り付けたとき、かかる落下防止バー1
12の取付部がぐらついてしまって、落下防止バー11
2ががたつく問題を生ずる。
(課題を解決するための手段) 本考案はこのような課題を解決するためになされたもの
であり、その要旨は、落下防止バーを湾屈曲形状とな
し、且つ両端部が互いに接近・離間する内向き又は外向
きに弾性変形可能となすと共に該両端部に嵌合凸部を内
向き又は外向きに突設する一方、該落下防止バーを取り
付けるべき本体に固定ブロックを該本体から突出する状
態に設けて該固定ブロックに、外向き又は内向きに開口
し且つ該嵌合凸部の突出方向と実質上平行方向に延びる
嵌合凹部をそれらの各開口部位が復元形状の前記落下防
止バーの嵌合凸部の基端位置に位置するように設け、該
落下防止バーを外向き又は内向きに弾性変形させた状態
でその形状復元力により該嵌合凸部を前記嵌合凹部内に
挿入させて互いに嵌合させるとともに、該落下防止バー
における該嵌合凸部の基端周縁部に前記固定ブロックと
の係合溝を設けて該係合溝に該固定ブロックを係合させ
たことにある。
(作用及び考案の効果) 本考案においては、落下防止バーが内向き又は外向きに
弾性変形能を有しており、かかる落下防止バーが弾性ア
クションにて本体に取り付けられる。
即ち本考案においては、落下防止バーを外向き又は内向
きに強制弾性変形させて、嵌合凸部を本体に設けた固定
ブロックの嵌合凹部の開口に対向させるように位置さ
せ、その状態で強制力を除くと落下防止バーの復元力に
基づいて嵌合凸部が固定ブロックの嵌合凹部内に入り込
んで、それらが互いに嵌合した状態となる。
加えてこのとき落下防止バーに形成した係合溝に対して
固定ブロックの端部が係合した状態となり、落下防止バ
ーが拘束状態となり、落下防止バーのがたつきが防止さ
れる。
このように本考案の取付構造では、落下防止バーの弾性
アクションに基づいて嵌合凹部と嵌合凸部とを嵌合させ
るだけで落下防止バーを取り付けることができる。
従って例えば洗面化粧台においては、予め落下防止バー
を取り付けた上で裏板を固定する必要がなく、裏板を付
けた状態で洗面化粧台を設置現場に持ち運び、そこで落
下防止バーを取り付けることができる。即ち梱包,輸送
の際には落下防止バーを外しておき、洗面化粧台を設置
する際に始めてこれを取り付けるようにできる。従って
輸送の際に落下防止バーが折れたり破損したりするのを
防止できる(但し工場生産段階で落下防止バーを予め組
み付けておくことは自由である)。
また本考案の取付構造においては、落下防止バーを取付
時とは逆方向に(内向き又は外向きに)弾性変形させる
だけでこれを本体から外すことができ、従って使用中等
に落下防止バーが破損した場合にも容易にこれを取り替
えることができる。
更に本考案の取付構造においては、落下防止バーの取付
状態において落下防止バーの係合溝と本体の固定ブロッ
クとが互いに係合した状態となるため、落下防止バーが
強固に本体に固定される利点がある。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第2図において10は洗面化粧台であって、洗面器12
と、下部キャビネット14と、ミラーキャビネット16
とを有している。ミラーキャビネット16にはミラー1
8が設けられるとともに、物品収納棚20及び落下防止
バー22が設けられている。
落下防止バー22は、第3図及び第4図にも示している
ように平面形状がコ字形状を成しており、その両端が開
き或いは閉じる方向に弾性変形能を有している。またそ
の両端部には、第1図及び第6図に示しているように矩
形板状の嵌合凸部が夫々内向きに、即ち落下防止バー2
2の弾性変形方向とほぼ同じ方向に設けられている。
更に各端部には、嵌合凸部24の基端周辺部に沿って溝
(係合溝)26が設けられており、また各嵌合凸部24
には円形の突出部28が段違い状に設けられている。
一方第1図に示しているように、ミラーキャビネット1
6の本体パネル側には、固定ブロック30がビス32に
て固定されている。この固定ブロック30は、第5図及
び第6図に示しているように落下防止バー22の嵌合凸
部24に対応した形状の嵌合凹部34を有しており、更
にこの嵌合凹部34に連続して、ビス32を挿通するた
めの挿通孔36及びその頭部を収容するための座ぐり部
38が設けられている。また嵌合凹部34の前方側に
は、ビス32を嵌め入れるための円形の開口40が形成
されている。尚この開口40は、前記段違い状の円形の
突出部28に丁度嵌まり合う大きさとされている。
本例の洗面化粧台10においては、固定ブロック30の
挿通孔36にビス32を通してこれを本体パネルにねじ
込むことにより、固定ブロック30を本体パネルに固定
する。而してこのように固定ブロック30を本体パネル
に固定しておいて、落下防止バー22を外方向に若干押
し広げた状態で、両端の嵌合凸部24を固定ブロック3
0の嵌合凹部34の開口に合せると、嵌合凸部24が落
下防止バー22の弾性復元力に基づいて嵌合凹部34内
に挿入され、それらが互いに嵌合した状態となる。即ち
落下防止バー22がミラーキャビネット16の本体に取
り付けられる。このとき嵌合凸部24基端の溝26は、
固定ブロック30に丁度嵌合した状態となり(溝26の
形態が予めそのように定められている)、落下防止バー
22のがたつきが防止される。また嵌合凸部24の円形
突出部28は、固定ブロック30の開口40内に嵌まり
込んだ状態となる。尚第6図に示しているように、固定
ブロック30の外側の側面42は多少傾斜した面とされ
ており、嵌合凸部24が固定ブロック30の嵌合凹部3
4に挿入された後、この傾斜側面42が嵌合凸部24の
円形の突出部28を固定ブロック30の円形の開口40
内に嵌入させ、或いはそれらの嵌合状態を保つように作
用する。
このように本例の落下防止バーの取付構造においては、
落下防止バー22を外側に弾性変形させるだけで、極め
て容易にこれを本体パネルに取り付けることができる。
しかも落下防止バー22を取り付けた状態では、嵌合凸
部24が対応する形状の行き止り穴形態の嵌合凹部34
内に嵌まり込んだ状態となって身動きできないように拘
束された状態となるから、落下防止バー22を前方に引
いたり、或いは種々方向に力を加えたりしても、その際
に生ずる弾性変形程度では落下防止バー22が抜け落ち
る心配はない。即ち落下防止バー22に対して、これを
押し広げる向きの力を積極的に加えない限り、落下防止
バー22が脱落する心配はない。これは落下防止バー2
2の嵌合凸部24が、全体に亘って対応する形状の且つ
深さの深い嵌合凹部34内に嵌合させられることにより
もたらされる効果である。尚その際、円形の突出部28
と円形の開口40とが嵌合した状態となることにより、
落下防止バー22がより確実に抜け防止される。但しこ
れは補助的な効果であって、このような突出部28と開
口40との嵌合が行われなくても、上記抜け防止の効果
は奏される。
一方において、本例の取付構造にあっては、落下防止バ
ー22が折れたり破損したりした場合に、これを容易に
取り替えることができる。具体的には、落下防止バー2
2を若干押し込むようにして突出部28と開口40との
嵌合を外し、その状態で落下防止バー22の両端部を押
し広げて(折れている場合にはその必要はない)、嵌合
凸部24を嵌合凹部34から抜き出した上、次に新しい
落下防止バー22を上記と同様の手順で装着すれば良
い。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はその他の形
態で構成することも可能である。
例えば上例では落下防止バーの両端部の嵌合凸部を内向
きに設けているが、これを外向きに設け、これを固定ブ
ロックに設けた内向きの開口を有する嵌合凹部に嵌め込
むようにもできるし、またかかる固定ブロックを本体パ
ネルに一体に形成することも可能である。また本考案は
浴室の壁面に設けられる収納棚の落下防止バーの取付構
造に適用することも可能であるなど、その主旨を逸脱し
ない範囲において、様々な変更を加えた形態で構成可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である落下防止バーの取付構
造の要部分解斜視図であり、第2図はその落下防止バー
を含む洗面化粧台の斜視図、第3図及び第4図はその落
下防止バーの平面図及び正面図である。第5図は第1図
における固定ブロックの構成を示す図であり、第6図は
落下防止バーの取付部の分解断面図、第7図及び第8図
は夫々従来の落下防止バーの取付構造の説明図である。 10:洗面化粧台、22:落下防止バー 24:嵌合凸部、26:溝 30:固定ブロック、32:ビス 34:嵌合凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山田 洋平治 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 亀井 潤介 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 里村 悟 愛知県常滑市鯉江本町3丁目6番地 株式 会社イナックス内 (56)参考文献 実開 昭62−35541(JP,U) 実公 昭58−32698(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】落下防止バーを湾屈曲形状となし、且つ両
    端部が互いに接近・離間する内向き又は外向きに弾性変
    形可能となすと共に該両端部に嵌合凸部を内向き又は外
    向きに突設する一方、該落下防止バーを取り付けるべき
    本体に固定ブロックを該本体から突出する状態に設けて
    該固定ブロックに、外向き又は内向きに開口し且つ該嵌
    合凸部の突出方向と実質上平行方向に延びる嵌合凹部を
    それらの各開口部位が復元形状の前記落下防止バーの嵌
    合凸部の基端位置に位置するように設け、該落下防止バ
    ーを外向き又は内向きに弾性変形させた状態でその形状
    復元力により該嵌合凸部を前記嵌合凹部内に挿入させて
    互いに嵌合させるとともに、該落下防止バーにおける該
    嵌合凸部の基端周縁部に前記固定ブロックとの係合溝を
    設けて該係合溝に該固定ブロックを係合させたことを特
    徴とする落下防止バーの取付構造。
JP1989082845U 1989-07-13 1989-07-13 落下防止バーの取付構造 Expired - Lifetime JPH0618514Y2 (ja)

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JPH0321233U JPH0321233U (ja) 1991-03-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5832698U (ja) * 1981-08-26 1983-03-03 三菱重工業株式会社 電子部品の自動抜き取り装置
JPH0130912Y2 (ja) * 1985-08-22 1989-09-21

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