JPH0618483Y2 - 砂よけ付きスラッシュ成形靴 - Google Patents

砂よけ付きスラッシュ成形靴

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JPH0618483Y2
JPH0618483Y2 JP7642789U JP7642789U JPH0618483Y2 JP H0618483 Y2 JPH0618483 Y2 JP H0618483Y2 JP 7642789 U JP7642789 U JP 7642789U JP 7642789 U JP7642789 U JP 7642789U JP H0618483 Y2 JPH0618483 Y2 JP H0618483Y2
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JP
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sand
shelter
skin
guard
sand shelter
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JP7642789U
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JPH0316409U (ja
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二郎 珠川
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Achilles Corp
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Achilles Corp
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、使用時の足当たりと、スキンの砂よけ取付部
の防水性とが良好となり、かつ砂よけの横振れも防止で
きる砂よけ付きスラッシュ成形靴に関する。
〔従来の技術〕
従来、スキンの前部開口部の下端部に一体成形された舌
片状の砂よけ取付部に、砂よけが取り付けられた砂よけ
付きスラッシュ成形靴として、このスキンの砂よけ取付
部に、一枚の平板な砂よけが一部重合状態で縫着されて
いるものがある。
なお、この砂よけは、使用中の破損防止のために比較的
肉厚に形成され、またこの砂よけの元部側の端は、単に
直線カットされている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、この従来の砂よけ付きスラッシュ成形靴は、
前述したように砂よけが使用中の破損防止のために比較
的肉厚に形成されているため、この靴を履いて使用する
際に、使用者の足の甲にこの肉厚の砂よけが当接して足
当たりが悪かった。
また、このようにこれらのスキンの砂よけ取付部と、砂
よけとは単に一部重合状態で縫着されているだけである
ため、このスキンの砂よけ取付部の防水性もあまり良好
でなかった。
さらに、前述したようにこの砂よけの元部側の端は単に
直線カットされているだけであるため、砂よけの安定性
が悪く、横振れし易かった。
本考案は、このような従来技術を背景になされたもの
で、使用時の足当たりと、スキンの砂よけ取付部の防水
性とが良好となり、かつ砂よけの横振れも防止できる砂
よけ付きスラッシュ成形靴を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の砂よけ付きスラッシュ成形靴は、スキンの前部
開口部の下端部に一体成形された舌片状の砂よけ取付部
に、砂よけの元部が取り付けられた砂よけ付きスラッシ
ュ成形靴において、この砂よけを比較的肉薄の砂よけ表
皮および砂よけ裏皮からなる袋状の砂よけとなし、また
この砂よけの元部内にスキンの砂よけ取付部を挿入状態
で固着させ、 さらにこの砂よけ表皮の元部側端であって、かつ砂よけ
取付部の挿入部の両側部に、この砂よけの横振れを防止
する横振防止突片を形成させたことを特徴とする砂よけ
付きスラッシュ成形靴を提供するものである。
〔作用〕
本考案の砂よけ付きスラッシュ成形靴は、比較的肉薄の
砂よけ表皮および砂よけ裏皮を袋状に接合して袋状の砂
よけを形成させ、そののちこの砂よけの元部内にスラッ
シュ成形されたスキンの砂よけ取付部を挿入状態で固着
することで製造される。
このとき、この砂よけ表皮の元部側端であって、かつ砂
よけ取付部の挿入部の両側部に形成された横振防止突片
は、この砂よけの元部の両側に配置された支持部として
スキンの前部開口部の下端部の裏面に当接され、これに
より砂よけの横振れを防止できる。
また、この砂よけ付きスラッシュ成形靴の使用時におい
て、足の甲に当接する砂よけの部分は、比較的肉薄の砂
よけ裏皮だけであるため、使用時の足当たりも良好とな
る。
さらに、例えば雨天時などにこの靴を使用しても、この
砂よけの内部にスキンの砂よけ取付部を挿入状態で固着
してこのスキンの砂よけ取付部が三層構造となっている
ため、スキンの砂よけ取付部の防水性も良好となる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例の砂よけ付きスラッシュ成形靴を
図面に基づいて説明する。
なお、この実施例を述べるにあたって、スラッシュ成形
により製造された紳士用のブーツを例にとる。
本考案の実施例の砂よけ付きスラッシュ成形靴の全体構
成は、第1図および第2図に示すようにスキン10の前
部開口部10aの下端部10a′に一体成形された舌片
状の砂よけ取付部11に、砂よけ20の元部20aが取
り付けられたものである。
このスキン10は、一般的なスラッシュモールディング
法により製造された合成樹脂製のスキン成形材料からな
る靴本体である。
なお、このスキン10の製造は、まず実際に図示しない
ブーツを作り、そののちこの図示しないブーツの表面に
電鋳法または金属蒸着法などにより金属層を作り、この
金属層をブーツから剥離させて同じく図示しない中空金
型を設ける。
次にまた、この図示しない中空金型内に例えば塩化ビニ
ル樹脂ペーストのプラスチゾルなどの図示しないスキン
の成形材料を注入し、そののちオーブン中で外側より加
熱して金型内面の接触部分よりゾルをゲル化して所定の
厚みに成長させたのち、内部の未ゲル化ゾルを排出さ
せ、残ったゲル化層を加熱冷却せしめて靴底と胛被とが
一体化した第1図に示すブーツ状のスキン10を成形さ
せ、次にまたこのスキン10に前部開口部10aおよび
砂よけ取付部11を切欠して形成させたのち、第3図に
示すようにこのスキン10の裏面に裏布12を展張させ
て製造するものである。
この砂よけ20は、第2図に示すようにスキン10の砂
よけ取付部11に取り付けられ、かつスキン10の前部
開口部10aから砂などが靴内に侵入するの防止するた
めの大型の舌片状の部材である。
次に、本考案の砂よけ付きスラッシュ成形靴の特徴は、
第3図に示すようにこの砂よけ20を比較的肉薄の砂よ
け表皮21および砂よけ裏皮22からなる袋状の砂よけ
となし、またこの砂よけ20の元部20a内にスキン1
0の砂よけ取付部11を挿入状態で固着させ、さらに第
4図に示すようにこの砂よけ表皮21の元部側端21a
であって、かつ砂よけ取付部11の挿入部21a′の両
側部21a″、21a″にこの砂よけ20の横振れを防
止する横振防止突片211、211を形成させたもので
ある。
これらの砂よけ表皮21および砂よけ裏皮22の素材と
して、この実施例では合成皮革が使用されているが、必
ずしもこれに限定させなくとも、天然皮革、ビニルレザ
ーおよび人工皮革、織布、不織布および編布などの布帛
ならびに塩化ビニルシートなどの合成樹脂シートが使用
でき、またこれらの砂よけ表皮21および砂よけ裏皮2
2をこれらの種類中の互いに異なる素材で設けてもよ
い。
また、この実施例における砂よけ20の袋状の形成は、
これらの砂よけ表皮21および砂よけ裏皮22の周囲を
縫着することでなされているが、必ずしもこれに限定さ
せる必要はなく、そのほか例えば接着手段などを使用し
てもよい。
また、この砂よけ取付部11と砂よけ20の元部20a
との固着は、この実施例では接着剤による仮止めしたの
ちに縫着することでなされているが、必ずしもこれに限
定させなくともそのほかの周知の固着手段が使用でき
る。
さらに、これらの横振防止突片211、211は、前述
したようにこの砂よけ表皮21の元部側端21aであっ
て、かつ砂よけ取付部11の挿入部21a′の両側部2
1a″、21a″に形成される砂よけ20の横振れを防
止する突片で、この実施例ではほぼ半円形状を有するも
のを示しているが、これに限定させなくともその形状は
任意でかまわない。
さらにまた、この実施例ではこれらの横振防止突片21
1、211間およびこれらの横振防止突片211、21
1の両側に、この砂よけ20の厚みを削減して足当たり
を良好になす切欠部212、212が形成されてる。
さらにまた、この実施例の砂よけ取付部11の元部11
aの両端11a′、11a′には、この砂よけ取付部1
1の元部11aの切れ込みを防止させ、かつこの砂よけ
20の砂よけ取付部11への取付時における位置決めを
容易になし、しかも砂よけ取付部11の元部11aの皺
発生を防止するパンチング孔13、13が形成されてい
る。
なお、この実施例におけるこれらのパンチング孔13、
13の直径は、砂よけ取付部11との良好な取り付け状
態が維持できるように、ほぼこの砂よけ取付部11の厚
みと同一幅に形成されているが、必ずしもこれに限定さ
せる必要はなく、任意径でかまわない。
さらにまた、この実施例では、第5図に示すように砂よ
け表皮21の横幅を砂よけ裏皮22より若干幅狭に設け
て、前もってこの砂よけ20を湾曲形成することで、こ
の砂よけ20の砂よけ取付部11への取付時における砂
よけ20の皺の発生を防止させている。
次に、本考案の実施例の砂よけ付きスラッシュ成形靴の
作用を説明する。
この実施例の砂よけ付きスラッシュ成形靴は、第2図お
よび第3図に示すように比較的肉薄の砂よけ表皮21お
よび砂よけ裏皮22を袋状に接合して砂よけ20を形成
させ、そののちこの砂よけ20の元部20a内にスラッ
シュ成形されたスキン10の砂よけ取付部11を挿入状
態で固着することで製造される。
このとき、この砂よけ表皮21の元部側端21aであっ
て、かつ砂よけ取付部11の挿入部21a′の両側部2
1a″、21a″に形成された横振防止突片211、2
11は、この砂よけ20の元部20aの両側に配置され
た支持部としてスキン10の前部開口部10aの下端部
10a′の裏面に当接され、これにより砂よけ20の横
振れを防止できる。
また、この砂よけ付きスラッシュ成形靴の使用時におい
て、足の甲に当接する砂よけ20の部分は、比較的肉薄
の砂よけ裏皮22だけとなるため、使用時の足当たりも
良好となる。
さらに、例えば雨天時などにこの靴を使用しても、この
砂よけ20の内部にスキン10の砂よけ取付部11を挿
入状態で固着してこのスキン10の砂よけ取付部11が
三層構造となっているため、スキン10の砂よけ取付部
11の防水性も良好となる。
さらにまた、この実施例ではこれらの横振防止突片21
1、211間およびこれらの横振防止突片211、21
1の両側に、この砂よけ20の厚みを削減して足当たり
を良好になす切欠部212、212が形成されてるた
め、足当たりがより良好になる。
さらにまた、この実施例の砂よけ取付部11の元部11
aの両端11a′、11a′には、パンチング孔13、
13が形成されているため、使用時におけるこの砂よけ
取付部11の元部11aの切れ込みを防止でき、かつこ
の砂よけ20の砂よけ取付部11への取付時における位
置決めをも容易になり、しかも砂よけ取付部11の元部
11aの皺発生をも防止することができる。
さらにまた、この実施例では、第5図に示すように砂よ
け表皮21の横幅を砂よけ裏皮22より若干幅狭に設け
て、前もってこの砂よけ20を湾曲形成しているため、
この砂よけ20の砂よけ取付部11への取付時における
砂よけ20の皺の発生も防止できる。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案はこの実施
例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で
の設計変更などがあっても本考案に含まれる。
例えば、実施例では、スラッシュ成形により製造された
紳士用のブーツを例にとったが、これに限定させなくと
も、例えば婦人用ブーツおよび長靴などのそのほかどの
ような砂よけ付きのスラッシュ成形靴にでも採用でき
る。
〔考案の効果〕
本考案は、このように砂よけ表皮の元部側端であって、
かつ砂よけ取付部の挿入部の両側部に形成された横振防
止突片は、この砂よけの元部の両側に配置された支持部
としてスキンの前部開口部の下端部の裏面に当接される
ため、砂よけの横振れを防止できるという効果が得られ
る。
また、この砂よけ付きスラッシュ成形靴の使用時におい
て、足の甲に当接する砂よけの部分は、比較的肉薄の砂
よけ裏皮だけであるため、使用時の足当たりも良好とな
るという効果が得られる。
さらに、例えば雨天時などにこの靴を使用しても、この
砂よけの内部にスキンの砂よけ取付部を挿入状態で固着
してこのスキンの砂よけ取付部が三層構造となっている
ため、スキンの砂よけ取付部の防水性も良好となるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の砂よけ付きスラッシュ成形靴
の全体正面図、第2図は本考案の実施例の砂よけ付きス
ラッシュ成形靴の要部正面図、第3図は第2図のIII−I
II断面図、第4図は本考案の実施例の砂よけ付きスラッ
シュ成形靴に使用される砂よけの拡大正面図、第5図は
第4図のV−V断面図である。 10;スキン 10a;前部開口部 10a′;下端部 11;砂よけ取付部 11a;元部 20;砂よけ 21;砂よけ表皮 22;砂よけ裏皮 20a;元部 21a;元部側端 21a′;挿入部 21a″、21a″;両側部 211、211;横振防止突片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スキンの前部開口部の下端部に一体成形さ
    れた舌片状の砂よけ取付部に、砂よけの元部が取り付け
    られた砂よけ付きスラッシュ成形靴において、この砂よ
    けを比較的肉薄の砂よけ表皮および砂よけ裏皮からなる
    袋状の砂よけとなし、またこの砂よけの元部内にスキン
    の砂よけ取付部を挿入状態で固着させ、さらにこの砂よ
    け表皮の元部側端であって、かつ砂よけ取付部の挿入部
    の両側部に、この砂よけの横振れを防止する横振防止突
    片を形成させたことを特徴とする砂よけ付きスラッシュ
    成形靴。
JP7642789U 1989-06-30 1989-06-30 砂よけ付きスラッシュ成形靴 Expired - Lifetime JPH0618483Y2 (ja)

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JPH0316409U JPH0316409U (ja) 1991-02-19
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