JPH0727841Y2 - ブーツ - Google Patents
ブーツInfo
- Publication number
- JPH0727841Y2 JPH0727841Y2 JP1990012321U JP1232190U JPH0727841Y2 JP H0727841 Y2 JPH0727841 Y2 JP H0727841Y2 JP 1990012321 U JP1990012321 U JP 1990012321U JP 1232190 U JP1232190 U JP 1232190U JP H0727841 Y2 JPH0727841 Y2 JP H0727841Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- tubular member
- main body
- skin
- boots
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スラッシュ方式あるいはインジェクション方
式等により製造されるブーツに関し、特に、装着の容易
性を維持したまま、本体とは異なる素材による外観表現
を可能とすると共に、軽量を図った上記ブーツに関す
る。
式等により製造されるブーツに関し、特に、装着の容易
性を維持したまま、本体とは異なる素材による外観表現
を可能とすると共に、軽量を図った上記ブーツに関す
る。
スラッシュブーツは、筒状のクツ型モールドの中にPVC
等のペーストを流し込み、その回りを短時間加熱して、
該ペーストをゲル化させ、ついで、ゲル化していない余
分のペーストをモールド外に排出した後、さらに加熱し
てモールド内に残されているゲル化したスキンを完全に
固化させて成型される。
等のペーストを流し込み、その回りを短時間加熱して、
該ペーストをゲル化させ、ついで、ゲル化していない余
分のペーストをモールド外に排出した後、さらに加熱し
てモールド内に残されているゲル化したスキンを完全に
固化させて成型される。
また、インジェクションブーツは、複数のモールド間に
生じさせたキャビティ内にPVC等を射出して、成型され
る。
生じさせたキャビティ内にPVC等を射出して、成型され
る。
このようにして成型されるスラッシュブーツやインジェ
クションブーツでは、そのデザインを多様化するため
に、ブーツの表面形状に変化を加えたり、成型後にブー
ツの表面に施す色彩や模様に変化を加えることが行われ
る。
クションブーツでは、そのデザインを多様化するため
に、ブーツの表面形状に変化を加えたり、成型後にブー
ツの表面に施す色彩や模様に変化を加えることが行われ
る。
ところがブーツの表面形状に変化を加える方法では、各
サイズ毎にスラッシュ成型用又はインジェクション成型
用のモールドを製造しなくてはならず、これらのモール
ド自体が高価である。
サイズ毎にスラッシュ成型用又はインジェクション成型
用のモールドを製造しなくてはならず、これらのモール
ド自体が高価である。
そこで、成型後のブーツに色彩や模様のデザインを施す
ことが広く行われている。
ことが広く行われている。
しかし、スラッシュブーツの場合には、上述のようにス
ラッシュ成型により一体に成型されるので、表面素材が
単一素材から構成され、ブーツの表面に色彩や模様のデ
ザインを施す方法では、デザイン変化に限界がある。
ラッシュ成型により一体に成型されるので、表面素材が
単一素材から構成され、ブーツの表面に色彩や模様のデ
ザインを施す方法では、デザイン変化に限界がある。
また、インジェクションブーツの場合には、射出を幾度
か行うことにより、ブーツ自体を複数の素材により構成
することもあるが、一般に、ブーツの側面は、単一素材
により構成され、この場合にもスラッシュブーツと同
様、デザイン変化に限界がある。
か行うことにより、ブーツ自体を複数の素材により構成
することもあるが、一般に、ブーツの側面は、単一素材
により構成され、この場合にもスラッシュブーツと同
様、デザイン変化に限界がある。
そこで、従来、ブーツのくるぶし付近から下の部分(ブ
ーツ足部)とくるぶしから上の部分(筒部)とを異なる
素材(例えば、合成皮革,編布,織布,不織布等)によ
り構成し、デザインを多様化することも行われる。
ーツ足部)とくるぶしから上の部分(筒部)とを異なる
素材(例えば、合成皮革,編布,織布,不織布等)によ
り構成し、デザインを多様化することも行われる。
例えば、スラッシュブーツの場合は、第4図により示す
ように、まず、同図(A)の成型後のスラッシュブーツ
(スキン11)を、同図(B)において、くるぶし付近か
ら上部(スキン筒部12)を切断・除去する。次に、同図
(C)において、くるぶし付近から下部の部分(スキン
足部13)に、スキン11とは異なる弾力性の無いかつ柔ら
かい上記素材から成る筒状部材14を取り付け、同図
(D)において、該筒状素材14をスキン足部13の切断ラ
インに沿って縫着し、ブーツ1′を製造する。
ように、まず、同図(A)の成型後のスラッシュブーツ
(スキン11)を、同図(B)において、くるぶし付近か
ら上部(スキン筒部12)を切断・除去する。次に、同図
(C)において、くるぶし付近から下部の部分(スキン
足部13)に、スキン11とは異なる弾力性の無いかつ柔ら
かい上記素材から成る筒状部材14を取り付け、同図
(D)において、該筒状素材14をスキン足部13の切断ラ
インに沿って縫着し、ブーツ1′を製造する。
第5図はこのようにして製造した、従来のブーツ1′を
踵部を含む鉛直面で切断して示す断面図である。
踵部を含む鉛直面で切断して示す断面図である。
同図においては、ブーツ1′の内側側部には、裏布15が
装着されており、この裏布15とスキン足部13に縫着した
筒状部材14とは、履口において縫着等の手段により接合
されている。また、ブーツ1′内部の底には、中底布16
及び中底ボード17が設けられ、踵部にはヒールブロック
18が設けられている。
装着されており、この裏布15とスキン足部13に縫着した
筒状部材14とは、履口において縫着等の手段により接合
されている。また、ブーツ1′内部の底には、中底布16
及び中底ボード17が設けられ、踵部にはヒールブロック
18が設けられている。
ところで、一般にブーツの装着は、かがみ込んで履口部
(筒部上端)を両手で把持し、足部をブーツ内に挿入す
ることにより行う。
(筒部上端)を両手で把持し、足部をブーツ内に挿入す
ることにより行う。
また、このようにかがみ込んで履口部を把持することな
く、足部をブーツ内に挿入し、ブーツ筒部の素材の弾力
を利用して、足部をブーツ内部で動作させ、内部にまで
完全に押し入れることも、実際上は多く行われる。
く、足部をブーツ内に挿入し、ブーツ筒部の素材の弾力
を利用して、足部をブーツ内部で動作させ、内部にまで
完全に押し入れることも、実際上は多く行われる。
第5図に示すブーツ1′の場合には、履口部を把持する
ことなく装着しようとすると、筒状部材14は弾力が無く
柔らかいため、該筒状部材14の後端が履口の内部に入り
込んでしまい、装着することが不可能となる。
ことなく装着しようとすると、筒状部材14は弾力が無く
柔らかいため、該筒状部材14の後端が履口の内部に入り
込んでしまい、装着することが不可能となる。
特に、幼児等、低年令層の子供の場合には、履口を把持
して装着することはせず、足の動作のみにより装着した
り、更には、足部をブーツ内部で動作させることすらせ
ずにブーツを装着する場合が殆どであり、第5図に示す
ブーツ1′は子供靴には不適である。
して装着することはせず、足の動作のみにより装着した
り、更には、足部をブーツ内部で動作させることすらせ
ずにブーツを装着する場合が殆どであり、第5図に示す
ブーツ1′は子供靴には不適である。
また、高年令層の子供や、大人であっても、手に荷物を
持ったまま、ブーツを装着する場合において、同じく足
の動作のみにより装着せざるを得ず、第5図に示す従来
のブーツ1′では、装着が極めて困難となるという不都
合がある。
持ったまま、ブーツを装着する場合において、同じく足
の動作のみにより装着せざるを得ず、第5図に示す従来
のブーツ1′では、装着が極めて困難となるという不都
合がある。
加えて、第5図に示す従来のブーツ1′では、くるぶし
付近から上部が弾力性の無い、柔らかい筒状部材14から
成るため、スキン足部13と筒状部材14とが一体的な外観
に構成できず、デザイン上の問題がある他、筒状部材14
が型くずれし易いと言う不都合もある。
付近から上部が弾力性の無い、柔らかい筒状部材14から
成るため、スキン足部13と筒状部材14とが一体的な外観
に構成できず、デザイン上の問題がある他、筒状部材14
が型くずれし易いと言う不都合もある。
これを解決するためには、第4図の(B)において、く
るぶし付近から上部のスキン筒部12を切断・除去せず
に、スキン11の全表面に筒状部材14を取り付けることが
考えられる。
るぶし付近から上部のスキン筒部12を切断・除去せず
に、スキン11の全表面に筒状部材14を取り付けることが
考えられる。
しかし、この解決策では、スキン11の重量に筒状部材14
の重量も加わるため、ブーツ1′全体が大重量となる。
の重量も加わるため、ブーツ1′全体が大重量となる。
本考案は、これらの問題点を解決するために提案された
ものであって、スラッシュ方式あるいはインジェクショ
ン方式等により製造されるブーツに関し、装着の容易性
を維持したまま、本体とは異なる素材による外観表現を
可能とすると共に、軽量を図ったブーツを提供すること
を目的とする。
ものであって、スラッシュ方式あるいはインジェクショ
ン方式等により製造されるブーツに関し、装着の容易性
を維持したまま、本体とは異なる素材による外観表現を
可能とすると共に、軽量を図ったブーツを提供すること
を目的とする。
本考案のブーツは、上記目的を達成するために、本体筒
部の前側を切り取り、該切り取り部分及び、本体筒部の
履口部からくるぶし部にかけた表面を、本体素材と異な
る素材により形成された筒状部材により、縫着や貼着を
もって被覆してなることを特徴とする。
部の前側を切り取り、該切り取り部分及び、本体筒部の
履口部からくるぶし部にかけた表面を、本体素材と異な
る素材により形成された筒状部材により、縫着や貼着を
もって被覆してなることを特徴とする。
また、本考案のブーツにおいて、上記の筒状部材は、本
体に縫着や貼着により完全に固定することも、あるいは
履口部(上記の切り取り部分の周囲を含む)のみで縫着
や貼着により固定することも可能である。
体に縫着や貼着により完全に固定することも、あるいは
履口部(上記の切り取り部分の周囲を含む)のみで縫着
や貼着により固定することも可能である。
本考案のブーツでは、本体筒部の前側を切り取っている
ため、この切り取り部分の重量が削減され、軽量とな
る。
ため、この切り取り部分の重量が削減され、軽量とな
る。
また、切り取った部分以外の本体筒部が剛・柔軟性を有
しているので、外力に対して復元力を有する。
しているので、外力に対して復元力を有する。
このため、例えば、履口部を把持することなしに足部が
筒部に挿入された際に、足の踵がブーツの履口部を内側
に押し曲げ或いはブーツの後部を押しつぶした場合、筒
部には復元力が生じる。
筒部に挿入された際に、足の踵がブーツの履口部を内側
に押し曲げ或いはブーツの後部を押しつぶした場合、筒
部には復元力が生じる。
従って、履口部が内側に入り込んで装着不能になるとい
う事態の発生が回避され、また復元力の作用によりブー
ツ装着が容易となる。
う事態の発生が回避され、また復元力の作用によりブー
ツ装着が容易となる。
しかも、本体筒部の前側が切り取られているため、足部
の挿入が極めてスムーズとなり、上記の足の踵がブーツ
の履口部を内側に押し曲げ或いはブーツの後部を押しつ
ぶようなこと自体がかなり少なくなる。
の挿入が極めてスムーズとなり、上記の足の踵がブーツ
の履口部を内側に押し曲げ或いはブーツの後部を押しつ
ぶようなこと自体がかなり少なくなる。
一方、本考案のブーツでは、上記の切り取り部分及び本
体筒部の履口部からくるぶし部にかけて被覆された本体
素材とは異なる素材(例えば、合成皮革,編布,織布,
不織布等,これらにウレタンフォーム等を積層したもの
等)により形成される筒状部材がブーツの外観表現を多
様化する。
体筒部の履口部からくるぶし部にかけて被覆された本体
素材とは異なる素材(例えば、合成皮革,編布,織布,
不織布等,これらにウレタンフォーム等を積層したもの
等)により形成される筒状部材がブーツの外観表現を多
様化する。
上記筒部への足部挿入のスムーズさと、筒部の復元力と
外観表現の多様化とが、型崩れのしないデザインの豊か
なブーツの提供を実現する。
外観表現の多様化とが、型崩れのしないデザインの豊か
なブーツの提供を実現する。
特に、筒状部材が断熱性のある素材(例えば、ウール等
製の編布,織布,不織布,あるいは合成皮革や合成繊維
製の編布,織布,不織布にウレタンフォーム等を積層し
たもの等)により構成される場合には、該筒状部材が防
寒作用をなす。
製の編布,織布,不織布,あるいは合成皮革や合成繊維
製の編布,織布,不織布にウレタンフォーム等を積層し
たもの等)により構成される場合には、該筒状部材が防
寒作用をなす。
そして、本考案のブーツにおいて、上記のような筒状部
材をブーツの履口部(上記の切り取り部分の周囲を含
む)のみで縫着や貼着により固定した場合においては、
筒状部材を折り返して履口部から上方に延ばし、履口部
から上方の脚部を覆うこともできる。このようにして使
用する場合には、筒状部材は脚部を風雨,風雪等から保
護したり、防寒効果を発揮するので、ブーツの使用態様
を多様化する作用もある。
材をブーツの履口部(上記の切り取り部分の周囲を含
む)のみで縫着や貼着により固定した場合においては、
筒状部材を折り返して履口部から上方に延ばし、履口部
から上方の脚部を覆うこともできる。このようにして使
用する場合には、筒状部材は脚部を風雨,風雪等から保
護したり、防寒効果を発揮するので、ブーツの使用態様
を多様化する作用もある。
本考案のブーツを、スラッシュブーツを例に取り説明す
る。
る。
第1図(A)は、ブーツを踵を含む平面で切断して示す
断面図であり、同図(B)は、ブーツの側面図であり、
同図(C)は、本体(スキン)の形状の一例を説明する
ための図である。
断面図であり、同図(B)は、ブーツの側面図であり、
同図(C)は、本体(スキン)の形状の一例を説明する
ための図である。
同図(A)〜(C)において、ブーツ1の、本体(スキ
ン2)の前面が履口部から足(甲)部に向けて傾斜させ
て概略舌片状,概略三角形状,概略台形状等に切り取ら
れ、該切り取り部分を覆い、かつ履口からくるぶし付近
にかけて、筒状部材3が設けられている。
ン2)の前面が履口部から足(甲)部に向けて傾斜させ
て概略舌片状,概略三角形状,概略台形状等に切り取ら
れ、該切り取り部分を覆い、かつ履口からくるぶし付近
にかけて、筒状部材3が設けられている。
また、通常のスラッシュブーツと同様に、スキン2の内
面には裏布15が貼着されており、ブーツ1の内側底部に
は、不織布等から成る中底16が敷設され、この中底の下
段には中底ボード17が設けられ、更に、ブーツ1の踵部
には、ヒールブロック18が設けられている。
面には裏布15が貼着されており、ブーツ1の内側底部に
は、不織布等から成る中底16が敷設され、この中底の下
段には中底ボード17が設けられ、更に、ブーツ1の踵部
には、ヒールブロック18が設けられている。
筒状部材3は、第1図(A)〜(C)に示すようにスキ
ン2の表面に縫着したり、あるいは接着剤により貼着し
てもよいが、筒状部材の履口部(上記の切り取り部分の
周囲を含む)のみをスキン2に縫着してもよい。
ン2の表面に縫着したり、あるいは接着剤により貼着し
てもよいが、筒状部材の履口部(上記の切り取り部分の
周囲を含む)のみをスキン2に縫着してもよい。
筒状部材3は、色彩や模様が施された合成皮革,編布,
織布,不織布,これらにウレタンフォーム等を積層した
もの等が使用される。
織布,不織布,これらにウレタンフォーム等を積層した
もの等が使用される。
また、第1図に示すように筒状部材3は、裏布15と別体
のものとして、スキン2に縫着等してもよいし、あるい
は裏布と一体のものとしてもよい。
のものとして、スキン2に縫着等してもよいし、あるい
は裏布と一体のものとしてもよい。
また、第1図(B),(C)では、筒状部材3の下端の
ラインLを略直線状としたが、該ラインLを波形等の各
種の形状とすることもできる。
ラインLを略直線状としたが、該ラインLを波形等の各
種の形状とすることもできる。
つぎに、第2図により、第1図(A)〜(C)に示すブ
ーツの成型工程を簡単に説明する。
ーツの成型工程を簡単に説明する。
まず、スキン2をスラッシュ方式により成型する(第2
図(A))。
図(A))。
次いで、スキン2の前側を切り取って(図示省略)、第
1図(C)に示すような形状のスキンとする。
1図(C)に示すような形状のスキンとする。
この後、筒状部材3をスキン2の上部から被せ(第2図
(B))、その後筒状部材3とスキン2とを縫着して
(第2図(C))、第1図(A)〜(C)に示すブーツ
1を製造する。
(B))、その後筒状部材3とスキン2とを縫着して
(第2図(C))、第1図(A)〜(C)に示すブーツ
1を製造する。
第3図(A)〜(C)は、本考案ブーツの他の実施例を
示す説明図である。
示す説明図である。
同図(A)は、筒状部材3を履口部(上記の切り取り部
分の周囲を含む)においてのみスキン2に縫着したもの
である。
分の周囲を含む)においてのみスキン2に縫着したもの
である。
この場合、筒状部材3の素材として伸縮性のあるものが
用いられる。
用いられる。
このブーツ1では、通常は、筒状部材3は、ブーツ1自
体のデザインの一部としての作用をなすが、例えば、風
雨,風雪等によりブーツ1内に雨や雪が進入するような
場合には、適宜、筒状部材3を裏返して、履口より上方
の脚部を覆うことができる。すなわち、筒状部材3は、
スパッツとしての作用あるいはレッグウォーマーとして
の作用をなし、風雨等からの保護効果や防寒効果をも発
揮することができる。
体のデザインの一部としての作用をなすが、例えば、風
雨,風雪等によりブーツ1内に雨や雪が進入するような
場合には、適宜、筒状部材3を裏返して、履口より上方
の脚部を覆うことができる。すなわち、筒状部材3は、
スパッツとしての作用あるいはレッグウォーマーとして
の作用をなし、風雨等からの保護効果や防寒効果をも発
揮することができる。
第3図(B)は、筒状部材3を履口部においてのみスキ
ン2に縫着し、筒状部材3の下端に、紐等を通すことが
できるような縫製を施し、該下端に紐やゴム(ここで
は、紐)31を通したものである。
ン2に縫着し、筒状部材3の下端に、紐等を通すことが
できるような縫製を施し、該下端に紐やゴム(ここで
は、紐)31を通したものである。
本例における筒状部材3は、同図(A)と同様、スパッ
ツとしての作用及びレグウォーマーとしての作用をも有
する。特に、筒状部材3を折返して履口から上方の脚部
を覆う際に、紐31により筒状部材3を脚部にしっかり固
定できるので、風雨等からの保護効果や防寒効果が高
い。
ツとしての作用及びレグウォーマーとしての作用をも有
する。特に、筒状部材3を折返して履口から上方の脚部
を覆う際に、紐31により筒状部材3を脚部にしっかり固
定できるので、風雨等からの保護効果や防寒効果が高
い。
同図(C)は、筒状部材3を履口部(上記の切り取り部
分の周囲を含む)においてのみスキン2に縫着し、筒状
部材3の内側3aと3bとを該筒状部材3の前部においてフ
ァスナーやボタン(ここでは、ファスナー)32により閉
着させたものである。
分の周囲を含む)においてのみスキン2に縫着し、筒状
部材3の内側3aと3bとを該筒状部材3の前部においてフ
ァスナーやボタン(ここでは、ファスナー)32により閉
着させたものである。
本例においては、筒状部材3をスパッツやレグウォーマ
ーとして使用する場合には、ファスナー32を引上げて筒
状部材3の内側3aと外側3bとを開いた後裏返し、次いで
ファスナー32を閉じることにより脚部の履口から上の部
分を覆うことができる。
ーとして使用する場合には、ファスナー32を引上げて筒
状部材3の内側3aと外側3bとを開いた後裏返し、次いで
ファスナー32を閉じることにより脚部の履口から上の部
分を覆うことができる。
なお、第3図(A)〜(C)に示す筒状部材3は、表面
のみならず、裏面にも色彩や模様が施しておけば、スパ
ッツやレッグウォーマーとしてして使用する際に装飾効
果を向上させることができる。
のみならず、裏面にも色彩や模様が施しておけば、スパ
ッツやレッグウォーマーとしてして使用する際に装飾効
果を向上させることができる。
以上、スラッシュ方式により製造されるブーツを例に取
り説明したが、本考案はインジェクション方式、その他
の方式により製造されるブーツにも適用できることは言
うまでもない。
り説明したが、本考案はインジェクション方式、その他
の方式により製造されるブーツにも適用できることは言
うまでもない。
本考案のブーツは、本体筒部の前側が切り取られている
ため、軽量化を図ることができる。
ため、軽量化を図ることができる。
また、本考案のブーツは、上記切り取り部分及び本体筒
部の履口部からくるぶし部にかけて被覆された、本体素
材とは異なる素材により形成されるので、ブーツの外観
表面を多様化することができる。
部の履口部からくるぶし部にかけて被覆された、本体素
材とは異なる素材により形成されるので、ブーツの外観
表面を多様化することができる。
更に、本考案のブーツは、本体筒部の前側が切り取られ
ているため、筒部への足部の挿入がスムーズであること
に加え、本体筒部が剛・弾性を有しているので、例え
ば、履口部を把持することなしに足部を挿入した際に、
履口部が内側に入り込んで装着不能になるという事態は
生じず、容易なブーツの装着が可能となる。
ているため、筒部への足部の挿入がスムーズであること
に加え、本体筒部が剛・弾性を有しているので、例え
ば、履口部を把持することなしに足部を挿入した際に、
履口部が内側に入り込んで装着不能になるという事態は
生じず、容易なブーツの装着が可能となる。
特に、履口を把持して装着することはしない幼児等の低
年令層の子供のみならず、ファッション性に敏感な大人
用のブーツとしても広く適用できる。
年令層の子供のみならず、ファッション性に敏感な大人
用のブーツとしても広く適用できる。
また、くるぶし付近から上部が弾力性が無く柔らかい筒
状部材から成る従来ブーツが有していた型くずれを解消
することも可能となる。
状部材から成る従来ブーツが有していた型くずれを解消
することも可能となる。
更に、筒状部材を断熱性のある素材により構成した場合
には、ブーツの防寒作用を向上させることができる。
には、ブーツの防寒作用を向上させることができる。
そして、筒状部材を履口部(上記の切り取り部分の周囲
を含む)のみで縫着等した場合においては、筒状部材を
折り返して使用することもできるため、風雨等に対する
脚部の保護効果や防寒効果を発揮することができる。
を含む)のみで縫着等した場合においては、筒状部材を
折り返して使用することもできるため、風雨等に対する
脚部の保護効果や防寒効果を発揮することができる。
また、本考案のブーツは、スラッシュ方式あるいはイン
ジェクション方式等により製造されたブーツに筒状部材
を縫着等することにより実現できるため、筒状部材の形
状,模様,色彩等の変更によりブーツ自体の外観変更が
容易となる。
ジェクション方式等により製造されたブーツに筒状部材
を縫着等することにより実現できるため、筒状部材の形
状,模様,色彩等の変更によりブーツ自体の外観変更が
容易となる。
第1図(A)は本考案ブーツの一実施例を示す断面図、
同図(B)は同じく側面図、同図(C)は同じく本体筒
部の形状の一例を説明するための図、第2図(A)〜
(C)は第1図(A)〜(C)に示すブーツの製造工程
を示す説明図、第3図(A)〜(C)は本考案ブーツの
他の実施例を示す説明図、第4図(A)〜(D)は従来
のブーツの製造工程を示す説明図、第5図は第4図
(A)〜(D)の工程により製造される筒部に異素材を
用いた従来のブーツを示す断面図である。 1……ブーツ、2……本体(スキン) 3……筒状部材
同図(B)は同じく側面図、同図(C)は同じく本体筒
部の形状の一例を説明するための図、第2図(A)〜
(C)は第1図(A)〜(C)に示すブーツの製造工程
を示す説明図、第3図(A)〜(C)は本考案ブーツの
他の実施例を示す説明図、第4図(A)〜(D)は従来
のブーツの製造工程を示す説明図、第5図は第4図
(A)〜(D)の工程により製造される筒部に異素材を
用いた従来のブーツを示す断面図である。 1……ブーツ、2……本体(スキン) 3……筒状部材
Claims (1)
- 【請求項1】本体筒部の前側を切り取り、該切り取り部
分及び、本体筒部の履口部からくるぶし部にかけた表面
を、本体素材と異なる素材により形成された筒状部材に
より、縫着や貼着をもって被覆してなることを特徴とす
るブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012321U JPH0727841Y2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990012321U JPH0727841Y2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | ブーツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102901U JPH03102901U (ja) | 1991-10-25 |
JPH0727841Y2 true JPH0727841Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=31515808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990012321U Expired - Lifetime JPH0727841Y2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | ブーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727841Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5576463B2 (ja) * | 2012-12-13 | 2014-08-20 | 第一ゴム株式会社 | 履物、ブーツ及び長靴 |
JP5895028B2 (ja) * | 2014-07-02 | 2016-03-30 | 第一ゴム株式会社 | 履物 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6041121Y2 (ja) * | 1982-04-27 | 1985-12-13 | 月星化成株式会社 | ブ−ツ用防寒体 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP1990012321U patent/JPH0727841Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03102901U (ja) | 1991-10-25 |
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