JPH06184778A

JPH06184778A - 被洗浄物の濯ぎ洗浄方法

Info

Publication number: JPH06184778A
Application number: JP3020471A
Authority: JP
Inventors: Masahide Uchino; 正英内野; Yasutaka Imashiro; 康隆今城
Original assignee: Toshiba Corp; Japan Field Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Japan Field Co Ltd
Priority date: 1991-01-21
Filing date: 1991-01-21
Publication date: 1994-07-05
Anticipated expiration: 2015-10-30
Also published as: JP3105271B2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】非水溶系可燃性溶剤又は親水性溶剤から成る
洗浄液で洗浄した、被洗浄物の濯ぎ洗浄方法である。被
洗浄物の洗浄作業により、被洗浄物に付着した上記洗浄
液を、有効に除去するとともに洗浄液の確実な回収と引
火の危険防止を目的とする。【構成】非水溶系可燃性溶剤又は親水性溶剤から成る
洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄し、この洗浄液が付着し
た被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗
浄液が供給される濯ぎ洗浄槽内１に収納し、上記洗浄液
が付着した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とす
る濯ぎ洗浄液に浸漬２したり、蒸気雰囲気中５に位置し
たり、濯ぎ洗浄液を吹き付けることにより行うものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、非水溶系可燃性溶剤又
は親水性溶剤から成る洗浄液を用いて洗浄した、被洗浄
物の濯ぎ洗浄方法に係るものであって、シルクスクリー
ン、機械部品、電子部品、プリント基板等の被洗浄物の
洗浄作業により、被洗浄物に付着した洗浄液を、有効に
除去するとともに洗浄液の確実な回収を目的とするもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、シルクスクリーン、機械部品、電
子部品、プリント基板等の洗浄を行うには、不燃性で引
火の危険がないこと、洗浄力に優れていること等から、
一般的にフロンや塩素系溶剤が用いられていた。しか
し、これらの溶剤は、地球環境の破壊を伴うことから使
用が規制されるものとなった。

【０００３】この、フロンや塩素系溶剤を用いた洗浄方
法に代わる洗浄方法としては、水をベースとして用いた
水系洗浄が考慮される。しかしながら、水系洗浄は洗浄
能力が落ちるため、その分、洗浄作業に長い時間を必要
とし、作業効率が悪いものとなる。また、水系洗浄は、
被洗浄物から除去した汚物を含んだ汚水の処理に適確な
方法がなく、フロン系溶剤を用いた場合とは異なる、新
たな公害問題を生じる可能性がある。

【０００４】また、フロンや塩素系溶剤を用いない非水
溶系の溶剤としては、洗浄力が優れていることから、オ
レンジから抽出した油を主剤とするテルペン溶剤、シリ
コン系溶剤、炭化水素系溶剤等の溶剤が考慮される。

【０００５】しかしながら、これらの溶剤は、いずれも
非水溶系可燃性溶剤であるから、引火の危険があり、溶
剤洗浄後に、被洗浄物に付着した溶剤を除去するため、
加熱したり、蒸気洗浄を行うことが難しいものであっ
た。そのため、被洗浄物に付着した非水溶系の可燃性溶
剤を除去するには、空気を被洗浄物に吹き付けて、非水
溶系の可燃性溶剤を吹き飛ばすことが行われている。

【０００６】そして、この非水溶系の可燃性溶剤を多く
含んだ空気は、屋外にそのまま排気しているが、溶剤の
消費量が多く不経済であるばかりでなく、大気汚染、引
火の危険性等の点からも好ましくないものである。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のごとき
課題を解決しようとするものであって、環境汚染防止の
ため、フロンや塩素系有機溶剤を用いずに、オレンジか
ら抽出した油を主剤とするテルペン溶剤、炭化水素系溶
剤等の非水溶系可燃性溶剤、親水性溶剤等を洗浄液とし
て用いながら、引火の危険がなく、また洗浄液の回収を
確実に行い、経済的であるばかりでなく、大気汚染、引
火の危険性等のない、安全で確実な濯ぎ洗浄を可能にし
ようとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、非水溶系可燃性溶剤又は親水性溶剤
から成る洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄し、この洗浄液
が付着した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とす
る濯ぎ洗浄液が供給される濯ぎ洗浄槽内に収納し、上記
洗浄液が付着した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成
分とする濯ぎ洗浄液に浸漬して、濯ぎ洗浄を行うことを
特徴として成るものである。

【０００９】また第２の発明は、非水溶系可燃性溶剤又
は親水性溶剤から成る洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄
し、この洗浄液が付着した被洗浄物を、完全フッ素化液
体を主成分とする濯ぎ蒸気が供給される濯ぎ洗浄槽内に
収納し、上記洗浄液が付着した被洗浄物を、完全フッ素
化液体を主成分とする濯ぎ蒸気で、蒸気洗浄を行うこと
を特徴として成るものである。

【００１０】また第３の発明は、非水溶系可燃性溶剤又
は親水性溶剤から成る洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄
し、この洗浄液が付着した被洗浄物を、完全フッ素化液
体を主成分とする濯ぎ洗浄液が供給される濯ぎ洗浄槽内
に収納し、上記洗浄液が付着した被洗浄物に、完全フッ
素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液を噴射して、濯ぎ洗
浄を行うことを特徴として成るものである。

【００１１】

【作用】本発明方法に於いて、シルクスクリーン、機械
部品、電子部品、プリント基板等の被洗浄物の濯ぎ洗浄
作業を行うには、まず第１に、非水溶系の可燃性溶剤ま
たは親水性溶剤を用いて被洗浄物を洗浄し汚れを除去す
る。この洗浄は、非水溶系のテルペン溶剤であっても良
いし、炭化水素系溶剤であっても良い。また親水性溶剤
は、高級アルコール系溶剤を用いる事ができ、洗浄目的
に応じて、任意の非水溶系可燃性溶剤、親水性溶剤を用
いる。

【００１２】次に、上記の洗浄手段での洗浄により被洗
浄物に付着した非水溶系可燃性溶剤は、被洗浄物を、完
全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液が供給される
濯ぎ洗浄槽内に収納し、上記洗浄液が付着した被洗浄物
を、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液に浸漬
して濯ぎ洗浄を行う。

【００１３】ここで使用する濯ぎ洗浄液は、完全フッ素
化液体を主成分としたものを用いるが、完全フッ素化液
体は、構造中の炭素原子に結合し得るすべての置換基が
フッ素原子である化合物である。しかしながら、工業的
生産においてこのような純粋物を得ることは困難で、一
部の不純物として、水素、塩素、臭素等が0.5〜5.0wt％
程度含まれるのは不可避なものであって、これらは実用
上全く問題のないものである。また完全フッ素化液体
は、不燃性、不活性、無毒、無臭で、安全性が高く、実
質的に塩素を含まないものであるから環境破壊を生じる
ことがない。

【００１４】したがって、完全フッ素化液体を主成分と
する濯ぎ洗浄液に、前記の洗浄液が混入しても、フッ素
系溶剤以外は溶解することがなく、後述するごとく、洗
浄液と濯ぎ洗浄液との分離を容易に行うことができる。

【００１５】このような完全フッ素化液体としては、Ｃ
₃Ｆ₆、Ｃ₄Ｆ₈、Ｃ₅Ｆ₁₀、Ｃ₆Ｆ₁₂、Ｃ₆Ｆ₁₂Ｏ、Ｃ
₆Ｆ₁₄、Ｃ₇Ｆ₁₄、Ｃ₇Ｆ₁₄Ｏ、Ｃ₇Ｆ₁₆、Ｃ₈Ｆ₁₆Ｏ、Ｃ₈
Ｆ₁₈、Ｃ₉Ｆ₁₈Ｏ、Ｃ₁₀Ｆ₂₀Ｏ等の分子式で表すもの
や、

【００１６】

【化１】

【００１７】の構造を有するものが例示される。

【００１８】この完全フッ素化液体を用いた濯ぎ洗浄
は、完全フッ素化液体を収納した洗浄槽に、被洗浄物を
浸漬して行うものである。この浸漬洗浄においては、超
音波振動、揺動等を加えて行うものであってもよい。

【００１９】次に、上記の完全フッ素化液体を主成分と
する濯ぎ洗浄液での洗浄により、被洗浄物に付着してい
る、非水溶系可燃性溶剤、親水性溶剤から成る洗浄液
は、被洗浄物から分離して濯ぎ洗浄液中に混入する。し
かしながら、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄
液は、不活性であって、フッ素系溶剤以外の他の液体を
溶解しないから、洗浄液と濯ぎ洗浄液とは容易に分離
し、その各々を回収することが可能となる。

【００２０】この回収は例えば、完全フッ素化液体は市
販の製品では、２５℃に於いての比重が、約１.６〜２.
０であるが、非水溶系可燃性溶剤、親水性溶剤から成る
洗浄液は、完全フッ素化液体よりも遥かに比重が軽いも
のである。そのため、この比重の差によって完全フッ素
化液体を沈降させ、洗浄液と濯ぎ洗浄液を分離すること
がでる。また、この比重の差を利用し、遠心分離法によ
り洗浄液と濯ぎ洗浄液とを分離してもよい。また洗浄液
と濯ぎ洗浄液の沸点の差を利用し、蒸留再生を行って洗
浄液と濯ぎ洗浄液とを再生してもよい。

【００２１】このように、従来の水を使用した濯ぎ洗浄
のごとく、被洗浄物に付着している洗浄液が、排水とと
もにそのまま廃棄されるような事がなく、洗浄液および
濯ぎ洗浄液の確実な回収が可能となり、これを再生して
洗浄液の消費量を極めて少なくし、洗浄作業を経済的な
ものにするとともに、排水処理施設を不要とするか、極
めて簡略化することが可能となる。

【００２２】また、上記発明においては、非水溶系可燃
性溶剤、親水性溶剤から成る洗浄液が付着した被洗浄物
を、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液に浸漬
して洗浄していたが、他の発明においては、洗浄液が付
着した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とする濯
ぎ蒸気で蒸気洗浄を行う。この蒸気洗浄によって、被洗
浄物に付着し凝縮した濯ぎ洗浄液が、洗浄液を伴って被
洗浄物から分離することにより、被洗浄物から洗浄液を
除去することができる。また、この蒸気洗浄において
は、被洗浄物が蒸気温度まで高められた時に、蒸気洗浄
は完了し、被洗浄物の乾燥が可能となる。

【００２３】また、更に他の発明においては、非水溶系
可燃性溶剤または親水性溶剤から成る洗浄液が付着した
被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄
液にて濯ぎ洗浄するのに、被洗浄物に濯ぎ洗浄液を噴射
して行う。この濯ぎ洗浄液は、被洗浄物に付着した非水
溶系可燃性溶剤または親水性溶剤から成る洗浄液を、被
洗浄物にノズルから加圧噴射するか、シャワー状に吹き
付ける事により行う。この濯ぎ洗浄液の噴射により被洗
浄物に付着した洗浄液は、その殆どが濯ぎ洗浄液の物理
的圧力、表面張力による一体化等によって除去される。

【００２４】そして、濯ぎ洗浄液と混合した、非水溶系
可燃性溶剤または親水性溶剤から成る洗浄液は、フッ素
系溶剤以外は、濯ぎ洗浄液に溶解することがないから、
時間の経過により比重差で水と分離させたり、遠心分離
法により分離させたり、蒸留再生することでき、洗浄液
も、濯ぎ洗浄液もそのまま再利用することが可能とな
り、経済的であるばかりでなく、排水による公害等の問
題を生じることがない。

【００２５】

【実施例】以下本発明の一実施例を第１図において説明
すれば、(１)は洗浄槽で、完全フッ素化液体を主成分と
する濯ぎ洗浄液(２)を収納している。そして同じく完全
フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液(２)を収納し
た、蒸気発生槽(３)と分離して形成している。そして、
この蒸気発生槽(３)の濯ぎ洗浄液(２)中には、蒸気発生
用のヒーター(４)を設置する。また、蒸気発生槽(３)の
上部内面には、不燃性の蒸気(５)の冷却凝縮を行う冷却
コイル(６)を設け、この冷却コイル(６)と、充填した濯
ぎ洗浄液(２)との間に、適宜の重量を有する中蓋(７)
を、開閉可能に設置し、不燃性の蒸気(５)の圧力制御を
行っている。

【００２６】そしてこの蒸気発生槽(３)は、開閉弁(８)
を備えた供給口(１０)を介して洗浄槽(１)に接続し、完
全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液(２)の蒸気
(５)を供給可能としている。またこの洗浄槽(１)は、蒸
気発生槽(３)側に、エアーシリンダーやオイルシリンダ
ー等を用いた上下動手段(１１１)を位置している。そし
て、この上下動手段(１１)に上下動杆(１２)を接続し、
この上下動杆(１２)の下端に固定した洗浄台(１３)を上
下動可能としている。また洗浄槽(１)の上部には、濯ぎ
洗浄液(２)の蒸気(５)の凝縮を行う冷却コイル(１４)を
介して被洗浄物(１５)の出入部(１６)を設け、この出入
部(１６)には、被洗浄物(１５)を出入するための出入口
(１７)を形成するとともにこの出入口(１７)を、シャッ
ター(１８)により閉止可能としている。また出入口(１
７)には、被洗浄物(１５)を載置するための載置台(２
０)を設けている。尚図中(２１)は水分分離器である。

【００２７】上述のごとく構成したものにおいて、濯ぎ
洗浄を行うには、非水溶系可燃性溶剤又は親水性溶剤で
洗浄を行い、これらの溶剤を付着した被洗浄物(１５)
を、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液(２)に
浸漬する。この浸漬は、載置台(２０)から出入口(１７)
を介して出入部(１６)に被洗浄物(１５)を挿入し、上下
動手段(１１)を上昇作動して、洗浄台(１３)を出入部
(１６)に位置し、この洗浄台(１３)に被洗浄物(１５)を
のせて濯ぎ洗浄液(２)まで下降して行う。この濯ぎ洗浄
液(２)への浸漬による洗浄は、洗浄台(１３)を小刻みに
上下動して行っても良いし、超音波振動子(２２)を作動
し超音波洗浄を行っても良い。

【００２８】また、非水溶系可燃性溶剤、親水性溶剤に
て洗浄した被洗浄物の濯ぎ洗浄は、上記のごとく濯ぎ洗
浄液(２)に浸漬して行うものでもよいが、この浸漬濯ぎ
洗浄に加えて、若しくは独自に蒸気洗浄による濯ぎを行
うことができる。

【００２９】蒸気洗浄による濯ぎは、蒸気発生槽(３)で
発生させた蒸気を開閉弁(８)を開放して洗浄槽(１)に導
入して行う。

【００３０】また、非水溶系可燃性溶剤、親水性溶剤に
て洗浄した被洗浄物の濯ぎ洗浄は、上記の浸漬濯ぎ洗
浄、蒸気濯ぎ洗浄に加えて、また独自に、完全フッ素化
液体を主成分とする濯ぎ洗浄液を噴射して行うことがで
きる。

【００３１】この完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ
洗浄液(２)を被洗浄物(１５)に噴射して行う洗浄は、図
２に示すごとく洗浄槽(１)の上端開口(２３)を蓋体(２
４)で閉止するとともに、完全フッ素化液体を主成分と
する濯ぎ洗浄液(２)を充填した濯ぎ溶剤槽(２５)と洗浄
槽(１)の下底とを、連通路(２６)により接続している。

【００３２】また、洗浄槽(１)の内面には、濯ぎ洗浄液
(２)の噴射ノズル(２７)を形成している。この噴射ノズ
ル(２７)には、濯ぎ溶剤槽(２５)と連通した噴射ポンプ
(２８)を、導出管(２９)を介して接続し、この噴射ポン
プ(２８)で、高圧の濯ぎ洗浄液(２)を噴射ノズル(２７)
に供給噴射して、被洗浄物(１５)の濯ぎ洗浄を可能とし
ている。

【００３３】上述のごとく構成したものに於いて、被洗
浄物(１５)の濯ぎ洗浄を行うには、被洗浄物(１５)を濯
ぎ洗浄槽(２)に挿入した後、被洗浄物(１５)に臨ませて
噴射ノズル(２７)から、濯ぎ洗浄液(２)を高圧で被洗浄
物(１５)に噴射する。この噴射により、濯ぎ洗浄液(２)
は被洗浄物(１５)に接触し、被洗浄物(１５)の洗浄を行
う。

【００３４】また、この濯ぎ洗浄によって、完全フッ素
化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液(２)中に混入した、非
水溶系可燃性溶剤、親水性溶剤等から成る洗浄液は、完
全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ洗浄液(２)よりも比
重が軽いため、洗浄槽(１)の上層に位置するものとなり
分離回収を容易とする。

【００３５】

【発明の効果】本発明は上述のごとく、環境汚染防止の
ため、フロンや塩素系溶剤を用いずに、オレンジから抽
出した油を主剤とするテルペン溶剤、炭化水素系溶剤等
の非水溶系溶剤、親水性溶剤等を洗浄液として用いなが
ら、濯ぎ洗浄作業においては、完全フッ素化液体を主成
分とする濯ぎ洗浄液を使用するから引火の危険がない。

【００３６】また洗浄液の回収を確実に行うことが可能
で、経済的であるばかりでなく、大気汚染、引火の危険
性等ない、安全で確実な濯ぎ洗浄を可能にするものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】断面図、

【図２】異なる実施例の断面図。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｃ１１Ｄ 17/00 Ｈ０５Ｋ 3/26 7511−4Ｅ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】非水溶系可燃性溶剤又は親水性溶剤から成
る洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄し、この洗浄液が付着
した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ
洗浄液が供給される濯ぎ洗浄槽内に収納し、上記洗浄液
が付着した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とす
る濯ぎ洗浄液に浸漬して、濯ぎ洗浄を行うことを特徴と
する被洗浄物の濯ぎ洗浄方法。
【請求項２】非水溶系可燃性溶剤又は親水性溶剤から成
る洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄し、この洗浄液が付着
した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ
蒸気が供給される濯ぎ洗浄槽内に収納し、上記洗浄液が
付着した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とする
濯ぎ蒸気で、蒸気洗浄を行うことを特徴とする被洗浄物
の濯ぎ洗浄方法。
【請求項３】非水溶系可燃性溶剤又は親水性溶剤から成
る洗浄液を用いて被洗浄物を洗浄し、この洗浄液が付着
した被洗浄物を、完全フッ素化液体を主成分とする濯ぎ
洗浄液が供給される濯ぎ洗浄槽内に収納し、上記洗浄液
が付着した被洗浄物に、完全フッ素化液体を主成分とす
る濯ぎ洗浄液を噴射して、濯ぎ洗浄を行うことを特徴と
する被洗浄物の濯ぎ洗浄方法。