JPH0618431Y2 - 茎稈結束装置 - Google Patents

茎稈結束装置

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JPH0618431Y2
JPH0618431Y2 JP1987173991U JP17399187U JPH0618431Y2 JP H0618431 Y2 JPH0618431 Y2 JP H0618431Y2 JP 1987173991 U JP1987173991 U JP 1987173991U JP 17399187 U JP17399187 U JP 17399187U JP H0618431 Y2 JPH0618431 Y2 JP H0618431Y2
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JP
Japan
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rotation
clutch
arm
stem
rotation clutch
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JP1987173991U
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JPH0177327U (ja
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晴充 牧園
隆行 大野
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Binders And Loading Units For Sheaves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、集束圧の増大につれて、集束圧設定用のバネ
の付勢力に抗して変位し、この変位量が所定量に達する
ことで、一回転クラッチを起動させ、一回転クラッチの
回転作動が終了する以前にバネの付勢力によって所定姿
勢に復元することで、一回転クラッチの回転停止を行う
操作部材を備えた茎稈結束装置に関する。
〔従来の技術〕
前述のように構成された茎稈結束装置としては、例えば
特開昭59-120020号公報に開示されているように、バイ
ンダーの機体に備えられたものがある。この茎稈結束装
置では、回転型のドアと操作部材とを機械的に連係して
あり、常時駆動されるパッカーによって結束空間に送ら
れる茎稈の集束圧が、ドアを介して操作部材を揺動変位
させるように構成されている。
ここで、従来の茎稈結束装置の動作について考察してみ
る。
この茎稈結束装置において結束作動が開始されると、一
回転クラッチに備えられたカムの作用により、集束圧設
定用のバネ荷重が引き下げられて、操作部材は一度自由
状態となる。このように操作部材を自由状態にする理由
は、結束された茎稈をドアの回転で放出する場合に、バ
ネの付勢力によってドアの回転が妨げられないようにす
るためである。
そして、結束された茎稈の放出が終了すると、カムの作
用によって操作部材に再びバネ荷重が作用し、操作部材
が一回転クラッチの回転を停止させる所定姿勢に戻さ
れ、この所定姿勢の操作部材に一回転クラッチが係合し
て、結束作動が停止する。
これにより、従来の茎稈結束装置において結束作動の停
止は、操作部材を集束圧設定用のバネ荷重によって、所
定姿勢に復元させることで行われていたのである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述のような茎稈結束装置における結束
作動は極めて高速度で行われるため、前述のようにバネ
荷重によって操作部材を所定姿勢に復元させようとして
も、操作部材の慣性力やドアの動慣性力によって、操作
部材が所定姿勢まで復元せず、再度連続的に結束作動が
行われることがあり改善の余地がある。
又、コンバインに備えられる茎稈結束装置のように、茎
稈結束装置を起動させるドアが揺動型に構成されている
と、結束された茎稈の放出が不充分で結束作動終了後に
結束された茎稈がドアに接触する場合にも、茎稈結束装
置が連続作動することがある。
本考案は、合理的な改造によって結束作動を確実に停止
できる茎稈結束装置を得ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は以上のような茎稈結束装置において、次
のように構成することにある。
操作部材にアームを固設し、一回転クラッチの回転作動
が終了する直前にアームに対する接当によって、操作部
材を強制的に略前記所定位置まで復元させるローラを、
一回転クラッチの従動側の回転部材に設ける。
〔作用〕
(i) 本考案のように構成すると、例えば第2図に示すように
結束作動が終了する直前において、一回転クラッチ(C)
の回転部材(5)に設けたローラ(20)が、操作部材(10)の
アーム(19)に接当して、例えば第1図に示すように回転
部材(5)により、操作部材(10)が所定姿勢に強制的に操
作される。
これにより、結束作動が終了すると所定姿勢の操作部材
(10)に、一回転クラッチ(C)が確実に係合して停止する
のである。
(ii) この場合、ローラ(20)に代えて固定のピン等をアーム(1
9)に接当させるように構成すると、この固定のピン等と
アーム(19)との接触が、回転部材(5)の回転の抵抗とな
って、一回転クラッチ(C)の作動速度が低下したり、固
定のピン等とアーム(19)との間で磨耗が発生したりする
ことがある。
これに対して本考案のように、ローラ(20)を操作部材(1
0)のアーム(19)に接当さるように構成すると、アーム(1
9)への接当に伴ってローラ(20)が回転するので、回転部
材(5)の回転に対して抵抗が発生するようなこともな
く、ローラ(20)とアーム(19)との間で磨耗が発生したり
するようなこともない。
〔考案の効果〕
以上のように、操作部材にアームを設け、一回転クラッ
チの回転部材にローラを設ける程度の簡単な改造によっ
て、一回転クラッチによる結束作動を確実に停止させる
ことができるようになって、茎稈結束装置の結束性能を
向上させることができた。
又、操作部材を所定姿勢に戻すものとしてローラを備え
ることにより、一回転クラッチの作動速度の低下と言う
弊害や、磨耗の発生による耐久性の低下と言う弊害を伴
うこともない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1,2,3図に、コンバインやバインダー等に装備さ
れた茎稈結束装置に内装される一回転クラッチ(C)が表
されている。
この一回転クラッチ(C)は、ニードル駆動軸(1)に遊嵌さ
れて常時回転するギヤ(2)、ギヤ(2)に設けられた伝動用
突起(3)、ニードル駆動軸(1)にキー(4)を介して外嵌さ
れる板状カム(5)(回転部材に相当)、板状カム(5)に支
軸(6)周りで揺動自在に設けられたクラッチアーム(7)、
クラッチアーム(7)に設けられたロール部材(8)、クラッ
チアーム(7)に係合爪(7a)をニードル駆動軸(1)に対して
内方に揺動付勢するコイルバネ(9)を備えている。
そして、クラッチアーム(7)の係合爪(7a)に対し遊端部
(10a)が係合し、他端部に集束圧設定用のバネ(11)が作
用する操作部材(10)、軸(12)に遊転支枢されて、揺動端
にバネ(11)の接当部及び板状カム(5)の外周に接触する
ローラ(13)を備え、操作部材(10)を枢支するピン(14)を
有するバネ受けブラケット(15)、ドア軸(17)に設けられ
て操作部材(10)を揺動操作するように、操作部材(10)の
長孔(10b)に係入するピン(16)を揺動端に備えた揺動ア
ーム(18)を備えて、一回転クラッチ(C)が構成されてい
る。
この一回転クラッチ(C)においては、結束作動が連続し
て二回続けて生じないように、操作部材(10)にアーム(1
9)を設け、板状カム(5)にローラ(20)を設けてある。
これによって、ドア軸(17)に連係されるドア(21)に対す
る集束圧が増大すると、集束圧設定用のバネ(11)の付勢
力に抗して操作部材(10)が揺動し、この揺動によって操
作部材(10)の遊端部(10a)がクラッチアーム(7)の係合爪
(7a)から離間し、クラッチアーム(7)のロール部材(8)が
コイルバネ(9)によって外方に張り出す。この結果、伝
動用突起(3)とロール部材(8)とが接触する状態で回転を
開始して、ニードル駆動軸(1)に連係するニードル(22)
を作動させる。
そして、このニードル駆動軸(1)の回転によって茎稈結
束装置が結束作動を開始し、一回転クラッチ(C)の回転
の後半において、バネ受けブラケット(15)のローラ(13)
が板状カム(5)から離間し、操作部材(10)に対するバネ
荷重が大きく低下して、ドア軸(17)が一旦自由状態とな
る。
この後、第2図に示すように板状カム(5)とローラ(13)
との接触によって、操作部材(10)にバネ(11)の荷重が作
用し、操作部材(10)が所定姿勢に戻り始めると同時に、
第2図から第1図に示すように、板状カム(5)のローラ
(20)と操作部材(10)のアーム(19)との接触によって、操
作部材(10)が所定姿勢に強制的に戻し操作されるのであ
り、これによって操作部材(10)の遊端部(10a)が、クラ
ッチアーム(7)の係合爪(7a)に係合して、一回転クラッ
チ(C)の作動が停止するのである。
〔別実施例〕
本考案は以上の実施例以外に例えば、アームを操作部材
と一体的に形成する等のように、様々に実施可能であ
る。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る茎稈結束装置の実施例を示し、第1
図は停止状態の一回転クラッチの平面図、第2図は結束
作動終了直前の状態での一回転クラッチの平面図、第3
図は一回転クラッチ、操作部材、アーム等を表わす断面
図である。 (5)……回転部材、(10)……操作部材、(11)……バネ、
(19)……アーム、(20)……ローラ、(C)……一回転クラ
ッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】集束圧の増大につれて、集束圧設定用のバ
    ネ(11)の付勢力に抗して変位すると共に、この変位量が
    所定量に達することで、一回転クラッチ(C)を起動し、
    かつ、一回転クラッチ(C)の回転作動が終了する以前に
    前記バネ(11)の付勢力によって所定姿勢に復元すること
    で、一回転クラッチ(C)の回転停止を行う操作部材(10)
    を備えた茎稈結束装置であって、 前記操作部材(10)にアーム(19)を固設し、一回転クラッ
    チ(C)の回転作動が終了する直前にアーム(19)に対する
    接当によって、操作部材(10)を強制的に略前記所定位置
    まで復元させるローラ(20)を一回転クラッチ(C)の従動
    側の回転部材(5)に設けてある茎稈結束装置。
JP1987173991U 1987-11-13 1987-11-13 茎稈結束装置 Expired - Lifetime JPH0618431Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987173991U JPH0618431Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 茎稈結束装置

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JP1987173991U JPH0618431Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 茎稈結束装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0177327U JPH0177327U (ja) 1989-05-24
JPH0618431Y2 true JPH0618431Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31465869

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987173991U Expired - Lifetime JPH0618431Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13 茎稈結束装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0542886A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Nippon Mektron Ltd 履帯リンクシ−ル装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0542886A (ja) * 1991-08-09 1993-02-23 Nippon Mektron Ltd 履帯リンクシ−ル装置

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Publication number Publication date
JPH0177327U (ja) 1989-05-24

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