JPH0542886A - 履帯リンクシ−ル装置 - Google Patents

履帯リンクシ−ル装置

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Publication number
JPH0542886A
JPH0542886A JP3224668A JP22466891A JPH0542886A JP H0542886 A JPH0542886 A JP H0542886A JP 3224668 A JP3224668 A JP 3224668A JP 22466891 A JP22466891 A JP 22466891A JP H0542886 A JPH0542886 A JP H0542886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
packing
load
load ring
link
Prior art date
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Pending
Application number
JP3224668A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhisa Yamamoto
哲久 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK filed Critical Nippon Mektron KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷リングの形状を殆ど変更する必要なく好
適な荷重−たわみ特性を維持しつつ、しかも脱落防止に
効果のあるように改良した履帯リンクのシール装置を提
供する。 【構成】 連結ピン12に嵌合して外側リンク10と内
側リンク11が連結され、外側リンク10の内側リンク
11に面する側に環状凹部10aが設けられ、この環状
凹部10aに収容されてそれぞれ環状のパッキン20及
び負荷リング30が互いに密接しかつ連結ピン12の外
周に密着嵌合されると共に、パッキン20がゴム製の本
体21と金属製の補強リング22とが一体接合により成
形された構成において、パッキンの補強リング22の端
部にフランジ(抜止め部)22cまたは抜止め部材40
を負荷リング30に向けて突設し、負荷リング30が抜
止め部または抜止め部材に当接して脱落防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブルドーザやパワーシ
ョベル等の無限軌道の履帯リンクシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、履帯リンクのシール装置の一例
を示している。履帯リンクを連結する部分の連結ピンと
ブッシュとの間から土砂や泥水が侵入して摩耗が生じた
り、摩耗で履帯リンクのピッチが伸びるなどの不具合を
防止する。即ち、履帯の外側リンク1と内側リンク2が
連結ピン3を圧入して連結され、連結ピン3の外周に装
着されたブッシュ4と外側リンク1に設けられた環状凹
部5との間の空隙に、パッキン6及び負荷リング7から
なるシール装置が装着された構成である。パッキン6は
本来の密封機能のほかにシール部に適度な面圧を付与す
る。図示例のパッキン6はゴム製の環状シール6aと、
この環状シール6aに沿って焼き付けなどにより一体化
された金属製の補強リング6bとで構成されている。ま
た、負荷リング7はゴム等の弾性材で環状に成形された
ものであり、シール部に適度な面圧を付与する機能を有
する部材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この図5に
示される履帯リンクシール装置の場合、パッキン6側の
補強リング6bと負荷リング7との接触面間に潤滑油な
どが侵入し、こうした折にシール装置全体が荷重を受け
て図の上下方向に変位すると、油の助成により負荷リン
グ7が滑って補強リング6bから外れ、やがては分離脱
落するといった不具合がある。従来より、負荷リング7
の脱落防止対策としては、図中二点鎖線で示す負荷リン
グ8のように、リング自体のボリュームを増加させるこ
とが考えられてきた。しかしながら、ボリュームの増加
は、荷重−たわみ特性面でのばらつきが大きく、追従性
や耐久性の低下により、シール部材としての寿命を短期
で終わらせる不具合がある。さらに、形状の肥大化で当
然コスト高を招くことにもなる。本発明の目的は、負荷
リングを、形状を殆ど変更する必要なく好適な荷重−た
わみ特性を維持しつつ、しかも脱落防止に効果のあるよ
うに改良した履帯リンクのシール装置を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る履帯リンク
シール装置は、連結ピンに嵌合して外側リンクと内側リ
ンクが連結され、外側リンクの内側リンクに面する側に
環状凹部が設けられ、この環状凹部に収容されてそれぞ
れ環状のパッキン及び負荷リングが互いに密接しかつ連
結ピンの外周に密着嵌合されると共に、パッキンがゴム
製の本体と金属製の補強リングとが一体接合により成形
された構成において、パッキンの補強リングの端部に抜
止め部または抜止め部材を負荷リングに向けて突設し、
負荷リングが抜止め部または抜止め部材に当接して脱落
防止されるようになっている。抜止め部または抜止め部
材としては、補強リングの端部全周に沿ってまたは等間
隔に断続して設けることができる。
【0005】
【作用】作動中、負荷リングが荷重を受けて変位してパ
ッキン側の補強リングから滑り落ちるようなことがあっ
ても、補強リングの端部でフランジ(抜止め部または抜
止め部材)に受け止められ、パッキンを含むシール部か
らの脱落が防止され、パッキンとの協働により所要のシ
ール性を確保することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明よる履帯リンクシール装置の実
施例を図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すよう
に、履帯の外側リンク10と内側リンク11が連結ピン
12を圧入して連結され、連結ピン12の外周にはブッ
シュ13が装着されている。外側リンク10にはブッシ
ュ13に対面する側に環状凹部10aが設けてあり、こ
の環状凹部10aを格納空間としてパッキン20及び負
荷リング30が装着されている。パッキン20は例えば
ウレタンゴムで環状に成形された環状本体21と、この
環状本体21に沿って焼き付けなどにより一体化された
金属製の補強リング22とで構成されている。
【0007】また、外側リンク10の環状凹部10aに
おいて、パッキン20との間に介在させた負荷リング3
0は例えばニトリルゴムにより環状に成形され、シール
部に適度な面圧を付与する機能を有する部材であり、図
5の従来例で示されたものの形状と大きな変更はなく、
または全く同一形状及び材質のものと考えてよい。負荷
リング30はその外周縁部31を外側リンク10の周壁
角部10bに密着させ、内周縁部32をパッキン20の
環状本体21及び補強リング22のそれぞれ外周面側に
密着させた姿勢で嵌装されている。補強リング22は必
要以上に形状を肥大化させる必要なく、形状をほぼ変更
することなく、過去の経験から最適の形状のものを選定
して用いられる。
【0008】ここで、補強リング22の形状は、例えば
SPCC等の金属で全体が外周方向にほぼく字状に屈曲
成形され、連結ピン12の軸線に平行な本体筒部22a
と、パッキン20の環状本体21に焼き付けにより埋没
させた部分の接合部22bからなっている。また、本体
筒部22aの端面には、この全周に沿って鍔状のフラン
ジ(抜止め部)22cが設けられている。フランジ22
cは負荷リング30に面する側で本体筒部22aの外周
面から突出して設けられ、この突出した部分で負荷リン
グ30の内周縁部32を受け止めることができるように
なっている。フランジ22cとしては、本体筒部22a
の端面全周に沿って設けてもよいが、端面上に適宜間隔
を置いて要所要所に断続的に設けることも可能である。
また、補強リング22が金属製であることを利用して、
フランジ22cが絞り加工による一体成形であってもよ
いし、単体加工したフランジ22cを本体筒部22aの
端面に溶接することも可能である。
【0009】以上のような構成とすることによって、作
動中に負荷リング30が荷重を受けて図の上下方向に変
位し、内周縁部32が補強リング22の本体筒部22a
を滑り落ちるようなことがあっても、本体筒部22aの
端部でフランジ22cに受け止められ、パッキン20全
体から脱落することが免れる。このように、シール部で
は負荷リング30の脱落もなく、パッキン20との協働
により所要のシール性を確保することができる。
【0010】なお、図4は補強リング22に設けられる
抜止め用フランジの他の実施例を示している。即ち、抜
止め部材40として筒状に単体成形されたものであり、
補強リング22の本体筒部22aの内周面に適宜接合手
段でもって配置された構造である。即ち、抜止め部材4
0は筒部41を有し、この筒部41の一方端側に鍔状の
フランジ部42が曲げ加工されていて、フランジ部42
を補強リング22の本体筒部22aの外側に突出させる
ことにより、前述の実施例のフランジ22cと同様な機
能を持たせたものである。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による履帯
リンクシール装置は、パッキン側の抜止め部を設けたこ
とによって、負荷リングが荷重を受け変位して分離脱落
するといった不具合が解消される。また、負荷リングの
ボリュームを増加させることなく最適形状のものを用い
ることができるから、コストアップを抑えることがで
き、しかも、荷重−たわみ特性面でのばらつきもなく、
適度な追従性や耐久性を維持して、所要のシール性を確
保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の履帯リンクシール装置の
組立断面図である。
【図2】実施例のパッキンの断面図である。
【図3】実施例の負荷リングの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例としてのパッキンの断面図
である。
【図5】従来例の履帯リンクシール装置の組立断面図で
ある。
【符号の説明】
10 外側リンク 10a 環状凹部 11 内側リンク 12 連結ピン 13 ブッシュ 20 パッキン 21 環状本体 22 補強リング 22a 本体筒部 22c フランジ(抜止め部) 30 負荷リング 40 抜止め部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結ピンに嵌合して外側リンクと内側リ
    ンクが連結され、外側リンクの内側リンクに面する側に
    環状凹部が設けられ、この環状凹部に収容されてそれぞ
    れ環状のパッキン及び負荷リングが互いに密接しかつ連
    結ピンの外周に密着嵌合されると共に、パッキンがゴム
    製の本体と金属製の補強リングとが一体接合により成形
    された履帯リンクシール装置において、 パッキンの補強リングの端部に抜止め部または抜止め部
    材を負荷リングに向けて突設し、負荷リングが抜止め部
    または抜止め部材に当接して脱落防止されることを特徴
    とする履帯リンクシール装置。
  2. 【請求項2】 抜止め部または抜止め部材が、補強リン
    グの端部全周に沿って連続して設けられた請求項1記載
    の履帯リンクシール装置。
  3. 【請求項3】 抜止め部または抜止め部材が、補強リン
    グの端部全周に沿って断続して設けられた請求項1記載
    の履帯リンクシール装置。
JP3224668A 1991-08-09 1991-08-09 履帯リンクシ−ル装置 Pending JPH0542886A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3224668A JPH0542886A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 履帯リンクシ−ル装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3224668A JPH0542886A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 履帯リンクシ−ル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0542886A true JPH0542886A (ja) 1993-02-23

Family

ID=16817347

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3224668A Pending JPH0542886A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 履帯リンクシ−ル装置

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JP (1) JPH0542886A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618431Y2 (ja) * 1987-11-13 1994-05-18 株式会社クボタ 茎稈結束装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618431Y2 (ja) * 1987-11-13 1994-05-18 株式会社クボタ 茎稈結束装置

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