JPH0735544Y2 - 結束装置におけるドア機構 - Google Patents

結束装置におけるドア機構

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JPH0735544Y2
JPH0735544Y2 JP12968388U JP12968388U JPH0735544Y2 JP H0735544 Y2 JPH0735544 Y2 JP H0735544Y2 JP 12968388 U JP12968388 U JP 12968388U JP 12968388 U JP12968388 U JP 12968388U JP H0735544 Y2 JPH0735544 Y2 JP H0735544Y2
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幹夫 持田
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は結束装置におけるドア機構に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 従来、コンバイン等の排稈処理における、排稈結束装置
においては、ドアの前側に排稈が所定量溜まると、パッ
カが作動して排稈をドアへ押し付け、ドア機構を入状態
として結束,放出作動を行うものが一般的である。
上記従来の機構では、ドアの回動によって1回転クラッ
チを入状態として、上記結束や放出作動を行うタイミン
グ軸を駆動させるものである。そして1回転クラッチが
1回転すると同時にドアは復帰するが、このドアの復帰
には従来スプリング等の付勢部材が利用されていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来のドア機構においては、ドアの回動に
よって1回転クラッチが入となった後、該ドア部分に排
稈が引っ掛かった場合等ドアに不足の重量が加わること
がある。この様な場合では、ドア復帰用の付勢部材がド
アに加わった重量に負けてドアが復帰せず、1回転クラ
ッチが入状態のままとなり、結束,放出の空作動や、排
稈の量が十分溜まらない前に結束作動する孫結束が生じ
るといった課題があった。
本考案は1回転クラッチを入とした後、確実にクラッチ
切位置にロック部材を復帰させる機構としたことによっ
て、上記課題を解決せんとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するための本考案は、タイミン
グ軸23に固定されたクラッチカム板21と、ドア11の揺動
動作に連動して前記クラッチカム板21を入切操作するロ
ック部材43と、ロック部材43をクラッチ切方向へ作用せ
しめてドア11を復帰せしめる付勢部材51と、クラッチカ
ム板21のカム面21aに沿って揺動しクラッチ切状態では
該クラッチカム板21のストッパ係合部21bに係合して該
クラッチカム板21の逆転を防止するバックストッパ53と
からなる構成において、バックストッパ53の揺動にロッ
ク部材43の動きを連動せしめるとともに、クラッチカム
板21の回転によるバックストッパ53の揺動によってロッ
ク部材43のクラッチ切位置からクラッチ入位置への移動
を阻止する規制機構54を設けたことを特徴としている。
〈作用〉 ロック部材43は付勢部材51によって常時クラッチ切方向
へ付勢され、ドア11のクラッチ入作動によってロック部
材43が作動してクラッチカム板21のクラッチが入とな
る。クラッチカム板21の回転によってタイミング軸23が
回転する。タイミング軸23の回転によって結束,放出作
動がなされるが、同時に付勢部材51によってロック部材
43はクラッチ切位置に復帰する。またクラッチカム板21
の回転はバックストッパ53を揺動させる。バックストッ
パ53の動きに連動して規制機構54が作動し、ロック部材
43を常時クラッチ切位置に規制する。
〈実施例〉 以下図面に基づいて本考案の一実施例の機構について説
明する。
第2図はコンバインやハーベスタ等に取り付けられる排
稈結束装置1の全体背面図である。3は結束された排稈
を放出するための放出アームであり、4は放出アーム3
を駆動せしめる駆動軸を収容する伝動軸ケースである。
該伝動軸ケース4は排稈結束装置1の側方に設けられた
チエンケース5の上端に接続され、チエンケース5の下
端には伝動ケース9の駆動力を伝える駆動軸が収容され
ている伝動軸ケース7が接続されている。
伝動ケース9内には本排稈結束装置1が取り付けられて
いる本体側から得られる駆動力を伝達するミッションが
設けられ、後に詳述するクラッチ機構が収容されてい
る。伝動軸ケース7の反対側には軸ケース10が突出し、
ドア連動軸35にはドア11が取り付けられている。
また同様にニードル13も該伝動ケース9から突出したタ
イミング軸23に連動し、タイミング軸23の駆動によって
作動する。以上述べた放出アーム3と下方の結束部との
間には排稈排出路15が形成される。該排出路15を通った
排稈はドア11によって上記排稈排出路15内に溜まり、所
定量以上の排稈が溜まるとドア11が後方に回転し、伝動
ケース9内のクラッチが入となってニードル13が作動
し、ドア11の前側に溜まった排稈が結束されて、放出さ
れる機構である。
以下第1図及び第4図乃至第6図に基づいて伝動ケース
9内の機構について説明する。伝動ケース9内に支持さ
れているタイミング軸23にはクラッチ歯車19が回動自在
に支持され、該クラッチ歯車19は伝動ケース9内にある
他の駆動歯車と歯合して常時回転している。クラッチ歯
車19に隣接してクラッチカム板21がタイミング軸23に固
定支持され、タイミング軸23とともに回転する。クラッ
チ歯車19のクラッチカム板21側には突起25が設けられ、
クラッチ歯車19とともに常時回転している。クラッチカ
ム板21のボスにはピン33によって係合片27が揺動自在に
支持されており、該係合片27には前記突起25と係合する
クラッチ係合部27bと、ロック部材43の係合部43bが接当
する解除係合部27aが形成されている。またボス31と係
合片27の間にはスプリング29が介挿され、クラッチ係合
部27bをクラッチ入位置である外方向へ常時付勢してい
る。
以上説明したクラッチ機構の近傍にはドア連動軸35が支
持されている。また同じくドア連動軸35にはロック部材
43が回動自在に支持されている。ロック部材43の一端に
は係合片27の解除係合部27aに接当する係合部43bが形成
され、他端にはピン41によってロッド45と連結杆39が連
結され、且つ後述するバックストッパ53に接当する接当
部43aが突出している。連結杆39はリンク37を介してド
ア連動軸35に接続され、リンク37と連結杆39の接続部に
はローラ38が取り付けられている。該ローラ38は前記ク
ラッチカム板21のカム面21aに転接している。
ロッド45は伝動ケース9側に固定された係止プレート47
に挿通し、ナット49によって係止されており、ロック部
材43の揺動とともに上下動する。スプリングからなる付
勢部材51はロッド45に外装され、係止プレート47とロッ
ク部材43の間に介挿されている。この付勢部材51はロッ
ク部材43をクラッチ切位置へ戻すためのものである。
上記ロック部材43の接当部43aの下側にはバックストッ
パ53が揺動自在に伝動ケース9側に支持されている。バ
ックストッパ53のクラッチカム板21側には該クラッチカ
ム板21のストッパ係合部21bと係合する係止部53bが形成
され、ロック部材43側には該ロック部材43の接当部43a
に接当する接触部53aが形成されている。上記ロック部
材43の接当部43aとバックストッパ53の接触部53aによっ
て、ロック部材43の係合部43bがクラッチ切位置からク
ラッチ入位置へ移動するのを規制する規制機構54が構成
される。
バックストッパ53の接触部53aには伝動ケース9側との
間に引っ張りスプリング55が介設され、係止部53bを常
時クラッチカム板21のカム面21a方向へ付勢している。
以上説明した本実施例の機構について、その作動を説明
する。第3図はドア11が起立した状態である。この状態
でドア11の前側に排稈が所定量溜まると、パッカが回動
して排稈がドア11に押し付けられる。ここでドア11は第
3図想像線のように倒れ、ドア連動軸35が回転する。第
1図において、ドア連動軸35が回転すると、リンク37が
移動してローラ38がクラッチカム板21のカム面21aに転
接しながら下方に移動する。第4図に示すように、ロー
ラ38が移動すると、連結杆39によってロック部材43の接
当部43a側が下方へ移動し、ロック部材43の他方端にあ
る係合部43bは係合片27の解除係合部27aから外れロック
部材43はクラッチ入位置に移動する。ここで係合片27の
クラッチ係合部27bはスプリング29によって外周方向へ
押し出されるため、常時回転している突起25と係合しク
ラッチ入となる。突起25とクラッチ係合部27bとの係合
によってクラッチカム板21はクラッチ歯車19とともに回
転し、タイミング軸23も同時に回転する。タイミング軸
23の回転によってニードル13が回転して結束が行なわ
れ、且つチエンケース5等を伝わってタイミング軸23か
ら伝えられた駆動力によって放出アーム3が駆動し、結
束が完了した排稈束17が排出される。
一方、クラッチカム板21は第4図,第5図及び第6図に
示す順番で回転する。クラッチカム板21がクラッチ入と
なって回転すると、第5図に示すように、バックストッ
パ53はクラッチカム板21のカム面21a上に乗り上げる。
ここでロック部材43は付勢部材51の付勢力によってクラ
ッチ切位置へ復帰する。第5図のように、ドア11は倒れ
たままで、ドア連動軸35の回転角度はα度のまま変化し
ない。ローラ38はクラッチカム板21のローラ案内部21c
に転接し、クラッチカム板21の回転とともにクラッチカ
ム板21の外側面のカム面21aへ移動する。このローラ38
の移動によって、第6図に示すように、ドア連動軸35が
回転復帰して、ドア11が起立状態に復帰する。ここで従
来のドア機構では、排稈の引っ掛かり等によってドア11
の復帰に多大の負荷が加わると、ローラ38がクラッチカ
ム板21のカム面21a上へ移動した瞬間に、カム面21a上を
転動してロック部材43をクラッチ入状態としてしまい、
孫結束や空結束等が発生する。しかし本考案の装置で
は、ロック部材43の接当部43aとバックストッパ53の接
触部53aからなる規制機構54が作動する。つまりカム面2
1a上に乗り上げたバックストッパ53は接触部53aを上方
へ押しあげ、ロック部材43の接当部43aを下側から規制
している。このため、ドア11復帰時に負荷が加わって
も、ロック部材43はクラッチ入位置へ移動することなく
常にクラッチ切の状態に維持され、確実に1回転でクラ
ッチ切となる。
更にクラッチカム板21が回転すると、既にクラッチ切位
置に復帰しているロック部材43の係合部43bが係合片27
の解除係合部27aと接当し、クラッチ係合部27bがスプリ
ング29の付勢力に抗して押し戻され、突起25とクラッチ
係合部27bの係合が解除されクラッチ切となる。またク
ラッチカム板21の回転が停まると同時に、バックストッ
パ53の係止部53bがクラッチカム板21のストッパ係合部2
1bと係合して、クラッチ切状態におけるクラッチカム板
21の逆転を防止する。
〈考案の効果〉 以上の如く構成される本考案の機構によれば、ロック部
材が動いてクラッチ入となりクラッチカム板が回転する
と、これに伴うバックストッパの揺動によってロック部
材がクラッチ切位置に確実に復帰する。このため、例え
ばドアに加わる荷重に付勢部材が負けて付勢部材による
復帰が不十分である場合でも、一回転クラッチは確実に
一回転で切状態となり、結束作動が連続して発生して空
結束や孫結束が行なわれるといった課題が解消される。
【図面の簡単な説明】
第1図はドア機構のクラッチ作動部の部分拡大図、第2
図はコンバインやハーベスタ等に取り付けられる排稈結
束装置の全体背面図、第3図は同じく側面図、第4図乃
至第6図はクラッチカム板の回転に伴う各部品の位置関
係を示した作動説明図である。 11:ドア、21:クラッチカム板 21a:カム面、23:タイミング軸 43:ロック部材、51:付勢部材 53:バックストッパ、54:規制機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイミング軸(23)に固定されたクラッチ
    カム板(21)と、ドア(11)の揺動動作に連動して前記
    クラッチカム板(21)を入切操作するロック部材(43)
    と、ロック部材(43)をクラッチ切方向へ作用せしめて
    ドア(11)を復帰せしめる付勢部材(51)と、クラッチ
    カム板(21)のカム面(21a)に沿って揺動しクラッチ
    切状態では該クラッチカム板(21)のストッパ係合部
    (21b)に係合して該クラッチカム板(21)の逆転を防
    止するバックストッパ(53)とからなる構成において、
    バックストッパ(53)の揺動にロック部材(43)の動き
    を連動せしめるとともに、クラッチカム板(21)の回転
    によるバックストッパ(53)の揺動によってロック部材
    (43)のクラッチ切位置からクラッチ入位置への移動を
    阻止する規制機構(54)を設けた結束装置におけるドア
    機構。
JP12968388U 1988-10-03 1988-10-03 結束装置におけるドア機構 Expired - Lifetime JPH0735544Y2 (ja)

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JPH0249826U JPH0249826U (ja) 1990-04-06
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