JPS5917762Y2 - 結束機ビ−クの遊動防止機構 - Google Patents
結束機ビ−クの遊動防止機構Info
- Publication number
- JPS5917762Y2 JPS5917762Y2 JP5912179U JP5912179U JPS5917762Y2 JP S5917762 Y2 JPS5917762 Y2 JP S5917762Y2 JP 5912179 U JP5912179 U JP 5912179U JP 5912179 U JP5912179 U JP 5912179U JP S5917762 Y2 JPS5917762 Y2 JP S5917762Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peak
- wheel
- binding machine
- sector gear
- prevention mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Basic Packing Technique (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は結束機ピークの遊動防止機構に関する。
結び目を形成する際、結束機のピークは一回転し、その
回転はピークの下くちばしに取付けられたコロがピーク
本体のカムに係合しつつ行なわれ且つ案内され、下くち
ばしは揺動してピークの開閉が行なわれる。
回転はピークの下くちばしに取付けられたコロがピーク
本体のカムに係合しつつ行なわれ且つ案内され、下くち
ばしは揺動してピークの開閉が行なわれる。
その回転の終端ではコロはカムの段部に落込んで停止さ
れる。
れる。
コロはその段部の近傍でばばね作用を有するコロ押えの
先端で抑えられ、その弾力に抗して段部に係合し且つそ
の位置で弾力によって保持されて遊動が防止される。
先端で抑えられ、その弾力に抗して段部に係合し且つそ
の位置で弾力によって保持されて遊動が防止される。
ピーク回転の始動時はコロ押えの弾力に抗してコロが段
部を乗り越えるようにピークを回転する。
部を乗り越えるようにピークを回転する。
もし、コロ押えの弾力が弱いとコロは段部を越えてオー
バランし、ピークは遊動状態になるため差込杆との衝突
など、致命的な故障を生じるおそれがある。
バランし、ピークは遊動状態になるため差込杆との衝突
など、致命的な故障を生じるおそれがある。
またコロ押えの弾力が強過ぎると、ピークの回転トルク
を増大する必要があり、それによって摩耗を早めるなど
の結果もたらすため好ましいことではない。
を増大する必要があり、それによって摩耗を早めるなど
の結果もたらすため好ましいことではない。
さらに紐が切断される前に被結束物を取出そうとした際
には、紐によってピークが回動され、コロは段部から外
れた位置に移動するのでピークは遊動状態になることが
ある。
には、紐によってピークが回動され、コロは段部から外
れた位置に移動するのでピークは遊動状態になることが
ある。
そのため、コロ押えのばねを強めることなく、ピークの
遊動を防止するため、従来、ピニオン軸に切欠きを設け
てそこに適宜止め棒を挿入したり、またはピニオンギヤ
の歯の間に突片を挿入するものが見られたが、前者は機
構が複雑であって作動上好ましくなく、後者は回転する
ギヤの歯の間に突片を挿入することが困難であるなどの
問題がある。
遊動を防止するため、従来、ピニオン軸に切欠きを設け
てそこに適宜止め棒を挿入したり、またはピニオンギヤ
の歯の間に突片を挿入するものが見られたが、前者は機
構が複雑であって作動上好ましくなく、後者は回転する
ギヤの歯の間に突片を挿入することが困難であるなどの
問題がある。
それ故、本考案の目的は単純な機構により好適にロック
し得る結束機ピークの遊動防止機構を提供することであ
る。
し得る結束機ピークの遊動防止機構を提供することであ
る。
上記目的を達成するため、本考案による結束機ピークの
遊動防止機構は、ピニオン軸に取付けられた一つの凹部
のある部材と、その凹部にかみ合う凸部を備えたホイー
ルおよびそのホイールに結合して同軸に設けられた歯付
ホイールと、セクタギヤの適宜位置に設けられた突起を
含み、セクタギヤがピニオンギヤにかみ合ってピークを
回転する直前に前記突起と歯付ホイールの歯との保合に
よって前記凹部と前記凸部との係合を外し、且つセクタ
ギヤとピニオンギヤの保合が終った直後に前記凹部と前
記凸部とを再び係合させることを特徴としている。
遊動防止機構は、ピニオン軸に取付けられた一つの凹部
のある部材と、その凹部にかみ合う凸部を備えたホイー
ルおよびそのホイールに結合して同軸に設けられた歯付
ホイールと、セクタギヤの適宜位置に設けられた突起を
含み、セクタギヤがピニオンギヤにかみ合ってピークを
回転する直前に前記突起と歯付ホイールの歯との保合に
よって前記凹部と前記凸部との係合を外し、且つセクタ
ギヤとピニオンギヤの保合が終った直後に前記凹部と前
記凸部とを再び係合させることを特徴としている。
次に図面を参照のもとに本考案の実施例について説明す
る。
る。
第1図および第2図は結束機のピークおよびそれに関連
した部材の全体を示すものであって、ピーク10は結束
機のメインカムと共に回転するアーム1に取付けられた
セクタギヤ2によって回転される。
した部材の全体を示すものであって、ピーク10は結束
機のメインカムと共に回転するアーム1に取付けられた
セクタギヤ2によって回転される。
ピーク支持体の下部を構成するピーク支持レバー3はメ
インカムによって所定のタイミングで軸4を中心に揺動
される。
インカムによって所定のタイミングで軸4を中心に揺動
される。
ピーク支持体にはセクタギヤ2とかみ合うピニオンギヤ
5、それを支持するピニオン軸6、ピーク10を回転す
るピーク軸7を有し、ピニオン軸6とピーク軸7はそれ
らの端部に設けられたベベルギヤ8,9によって接続さ
れている。
5、それを支持するピニオン軸6、ピーク10を回転す
るピーク軸7を有し、ピニオン軸6とピーク軸7はそれ
らの端部に設けられたベベルギヤ8,9によって接続さ
れている。
そして、ピーク10の上くちばし11はピーク軸7の上
端に固定され、下くちばし12はピン13に枢止されて
いて、下くちばし後端に在るコロ14がピーク本体のカ
ム15に沿って移動する際に下くちばし12はピン13
を中心に上下に揺動し、ピークの開閉を行なう。
端に固定され、下くちばし12はピン13に枢止されて
いて、下くちばし後端に在るコロ14がピーク本体のカ
ム15に沿って移動する際に下くちばし12はピン13
を中心に上下に揺動し、ピークの開閉を行なう。
カム15には段部が設けられ、その近辺ではコロ14は
コロ押え16の先端で抑えられるようになっている。
コロ押え16の先端で抑えられるようになっている。
コロ押えは軸17で枢止され、且つ板ばね18によって
弾力を負荷される。
弾力を負荷される。
本考案は上記構成のピークが所定の停止位置で確実に停
止するようにして、ピークの遊動を防止するものであっ
て、そのために第1および第3図に図示のように、ピニ
オンギヤ5の近接位置においてピニオン軸6に取付けら
れ且つ一つの円弧状の凹部21を有する部材、たとえば
円板20と、その四部21にかみ合う形の凸部23を備
えたホイール22を含み、凸部23はホイール22の外
周に等間隔に複数個が設けられ、その個数は一例では三
つである。
止するようにして、ピークの遊動を防止するものであっ
て、そのために第1および第3図に図示のように、ピニ
オンギヤ5の近接位置においてピニオン軸6に取付けら
れ且つ一つの円弧状の凹部21を有する部材、たとえば
円板20と、その四部21にかみ合う形の凸部23を備
えたホイール22を含み、凸部23はホイール22の外
周に等間隔に複数個が設けられ、その個数は一例では三
つである。
このホイール22に好ましくは一体に形成されて結合し
、それと同軸に設けられたホイール24が備えられ、そ
のホイール24には適当数の、たとえば前記凸部の2倍
の数の歯25が形成されている。
、それと同軸に設けられたホイール24が備えられ、そ
のホイール24には適当数の、たとえば前記凸部の2倍
の数の歯25が形成されている。
これらのホイール22.24は軸26によって回動自在
に設置されている。
に設置されている。
第6図に明瞭に示すように、セクタギヤ2の適宜位置に
、たとえば図示のようにその両端の近くに設けられた好
ましくは一対の突起27が在り、それらの突起はそれぞ
れホイール24の歯25に係合し得るようになっている
。
、たとえば図示のようにその両端の近くに設けられた好
ましくは一対の突起27が在り、それらの突起はそれぞ
れホイール24の歯25に係合し得るようになっている
。
なお、ホイール22.24のふらつきを防ぐため、本体
中に埋め込まれたばねで弱く押される球(図示せず)が
ホイール22の裏面の所定位置に設けられたくぼみに挿
入されるようにして、それらのホイールをスナップ式に
保持するのが好ましい。
中に埋め込まれたばねで弱く押される球(図示せず)が
ホイール22の裏面の所定位置に設けられたくぼみに挿
入されるようにして、それらのホイールをスナップ式に
保持するのが好ましい。
作動中、結び目の形成において、セクタギヤ2とピニオ
ンギヤ5の保合によりピーク10は一回転し、その際コ
ロ14はカム15に沿って移動し、下くちばし12は軸
13を中心に揺動してピークの開閉が行なわれる。
ンギヤ5の保合によりピーク10は一回転し、その際コ
ロ14はカム15に沿って移動し、下くちばし12は軸
13を中心に揺動してピークの開閉が行なわれる。
ピーク回転の終端ではピークは第2図に示す状態になっ
て、コロ14はカムの段部、に係合し、コロ押え16の
先端で抑えられた状態で停止する。
て、コロ14はカムの段部、に係合し、コロ押え16の
先端で抑えられた状態で停止する。
その場合、本考案の機構によれば、セクタギヤ2とピニ
オンギヤ5の係合前は第4図に示すように、円板20の
凹部21とホイール22の凸部23は係合した状態にあ
るが、セクタギヤ2とピニオンギヤ5の保合直前には第
6図に示すように、セクタギヤ2の前部の突起27がホ
イール24の歯25に衝合し、且つセクタギヤの回動に
伴ってホイール24およびそれに結合したホイール22
を所定角度だけ回動し、それによって凸部23は凹部2
1から外れて第5図に示す状態となる。
オンギヤ5の係合前は第4図に示すように、円板20の
凹部21とホイール22の凸部23は係合した状態にあ
るが、セクタギヤ2とピニオンギヤ5の保合直前には第
6図に示すように、セクタギヤ2の前部の突起27がホ
イール24の歯25に衝合し、且つセクタギヤの回動に
伴ってホイール24およびそれに結合したホイール22
を所定角度だけ回動し、それによって凸部23は凹部2
1から外れて第5図に示す状態となる。
その状態ではピニオン軸6は自由に回転できる。
その直後に、セクタギヤ2とピニオンギヤ5がかみ合い
、ピニオン軸6、一対のベベルギヤ8,9およびピーク
軸7を介してピーク10の回転が行なわれる。
、ピニオン軸6、一対のベベルギヤ8,9およびピーク
軸7を介してピーク10の回転が行なわれる。
次いでセクタギヤ2が所定角度を回動して、ピニオンギ
ヤ5とのかみ合いが終ると、後部の突起27が同゛じよ
うにホイール24の歯25に衝合し、それによってホイ
ール22を回動し、次の凸部23を凹部21にがん合し
て円板20を不動の状態にし、ピーク10をロックする
。
ヤ5とのかみ合いが終ると、後部の突起27が同゛じよ
うにホイール24の歯25に衝合し、それによってホイ
ール22を回動し、次の凸部23を凹部21にがん合し
て円板20を不動の状態にし、ピーク10をロックする
。
従って、ピークの回転が終ってコロ14がカム15の段
部に係合すると共にピニオン軸6の回転ができないよう
にロックされる。
部に係合すると共にピニオン軸6の回転ができないよう
にロックされる。
従って、本考案によれば、コロ押え16の弾力を特に強
くしなくてもピーク10は所定の停止位置に正しく停止
され、コロが段部をオーバランしてピークが遊動状態に
なることが防止される。
くしなくてもピーク10は所定の停止位置に正しく停止
され、コロが段部をオーバランしてピークが遊動状態に
なることが防止される。
しかも本考案による機構は単純であり且セクタギヤに連
動して作動されるので、確実且つスムースになされる。
動して作動されるので、確実且つスムースになされる。
第1図は本考案の一例による遊動防止機構を備えたピー
クおよびその関連部材の側面部、第2図はその平面図、
第3図は第1図のセクタギヤを除いたA部の斜視図、第
4図および第5図はそれぞれこの機構の作動状態を示す
第1図の線B−Hに沿って取った断面図、第6図は第1
図の線C−Cに沿って取った断面図である。
クおよびその関連部材の側面部、第2図はその平面図、
第3図は第1図のセクタギヤを除いたA部の斜視図、第
4図および第5図はそれぞれこの機構の作動状態を示す
第1図の線B−Hに沿って取った断面図、第6図は第1
図の線C−Cに沿って取った断面図である。
Claims (4)
- (1)ピーク軸はメインカムに関連したセクタギヤによ
り前記セクタギヤにかみ合うピニオンギヤを備えたピニ
オン軸を介して回転される結束機ピークの遊動防止機構
において、前記機構は 前記ピニオン軸に取付けられた一つの円弧状の凹部のあ
る部材と、前記凹部にかみ合う形の凸部が等間隔に複数
個設けられた第1のホイールと、前記第1のホイールと
結合して同軸に設けられ且つ適当数の歯を有する第2の
ホイールと、前記セクタギヤの適宜位置に在って前記第
2のホイールの歯と係合し得、それによって前記凹部と
前記凸部との離脱もしくは係合を行なう突起とを含むこ
とを特徴とする、結束機ピークの遊動防止機構。 - (2)上記実用新案登録請求の範囲第1項に記載の機構
において、前記第1のホイールと前記第2のホイールは
一体に形成されている結束機ピークの遊動防止機構。 - (3)上記実用新案登録請求の範囲第1項に記載の機構
において、前記第1のホイールには3つの前記凸部が備
えられている結束機ピークの遊動防止機構。 - (4)上記実用新案登録請求の範囲第1項に記載の機構
において、前記第1および第2のホイールはふらつきを
防ぐためスナップ式に保持される結束機ピークの遊動防
止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5912179U JPS5917762Y2 (ja) | 1979-05-02 | 1979-05-02 | 結束機ビ−クの遊動防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5912179U JPS5917762Y2 (ja) | 1979-05-02 | 1979-05-02 | 結束機ビ−クの遊動防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55158804U JPS55158804U (ja) | 1980-11-14 |
JPS5917762Y2 true JPS5917762Y2 (ja) | 1984-05-23 |
Family
ID=29293131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5912179U Expired JPS5917762Y2 (ja) | 1979-05-02 | 1979-05-02 | 結束機ビ−クの遊動防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5917762Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-02 JP JP5912179U patent/JPS5917762Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55158804U (ja) | 1980-11-14 |
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