JPH0618396B2 - 電話機用電源回路 - Google Patents

電話機用電源回路

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JPH0618396B2
JPH0618396B2 JP1171380A JP17138089A JPH0618396B2 JP H0618396 B2 JPH0618396 B2 JP H0618396B2 JP 1171380 A JP1171380 A JP 1171380A JP 17138089 A JP17138089 A JP 17138089A JP H0618396 B2 JPH0618396 B2 JP H0618396B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • H04M1/26Devices for calling a subscriber

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電話回線からの電力を利用する電話機用電源
回路、時に高電圧、大電流を取り出すものに関する。
[従来の技術] 近年の半導体技術等の飛躍的な進歩に伴い、電話機にお
いても同一の電話番号のダイアリングを行う再送機能
や、予め記憶しておいた電話番号を短縮した番号の入力
により発信する短縮番号機能等を備えたものが広く採用
されるようになってきている。このような電話機におい
ては、内部にダイアリング機能を達成するためのダイア
ラICを内蔵し、このダイアラICの動作によってこれ
らの機能を達成している。
ここで、従来の電話機の概略構成について、第7図に基
づいて説明する。
図において、一点鎖の左側が電話機100であり、接続
端子10a,10bによって電話回線L1,L2に接続
される。そして、接続端子10a,10bはダイオード
ブリッジ12に接続され、回線L1,L2のいずれが正
の電圧であっても正側出力端12aより正の電圧を出力
する。
ダイオードブリッジ12の正側出力端12aには、ダイ
アルパルススイッチ14が接続されている。このダイア
ルパルススイッチ14は、ダイアル発信の際に、所定の
頻度で直流電流を断続することにより、ダイアルパルス
を電話回線L1,L2に出力するものである。
このダイアルパルススイッチ14を介して電圧VLが出
力され、これがスピーチネットワークIC16に供給さ
れる。このスピーチネットワークIC16は送受話器1
8に接続され、送受話器18からの音声信号を電話回線
L1,L2に出力したり、電話回線L1,L2からの音
声信号を送受話器18へ供給するものである。
そして、このダイアルパルススイッチ14からの出力電
圧VLはダイアラIC30の電源としても利用される。
ところが、この電圧VLには電話回転L1,L2より入
力される音声信号やスピーチネットワークIC16を介
し送受話器18より入力される音声信号が交流信号とし
て重畳されている。そこで、これをそのままダイアラI
C30の電源として利用することはできない。そこで、
このダイアラIC30に供給する直流電圧VDDを所定の
電位に保つ回路が設けられている。
すなわち、ダイアルパルススィッチ14を介しダイオー
ドブリッジの12の正側出力端12aに接続されている
ため、電圧VLに保たれる正側の配線20は、抵抗R0
とコンデンサC0 によってアースに接続されている。そ
して、コンデンサC0 は電圧VLの変動に拘らずに所定
の電位をそのR0 との接続側に保持する。従って、この
コンデンサC0 の上流側端においての電圧を電圧VLに
近い直流電圧に保持することができる。
しかし、コンデンサC0 は電圧VLの交流成分に対して
はそのインピーダンスが0に近く、交流成分をアースに
流してしまう。そこで、電話機100の基本的な要請と
して、電話回線L1,L2の電話機100側におけるイ
ンピーダンスが600Ω以上とする必要がある。このた
め、インピーダンスを600Ω以上に保ち、VLにおけ
る交流成分の減衰を防止するために抵抗R0 が必要とな
る。抵抗R0 の抵抗値は600Ω以上であればよいが、
通常1〜2kΩのものが採用されている。
そして、抵抗R0 とコンデンサC0 の接続点からの電圧
が逆流防止用のショットキダイオードSD1を介して電圧
VDDとしてダイアラIC30に供給される。ここで、電
圧VDDの出力線40とアースの間には電圧保持用コンデ
ンサであるコンデンサC1、ツェナーダイオードZDが
接続されている。このコンデンサC1はVDDの平滑用の
ものであり、ツェナーダイオードはZDはVDDを所定値
以下に保持するためのものである。
なお、電話機100においては、回線L1,L2との接
続が行われておらず、ここから電力を得られない場合に
ダイアラIC30に対し電力を供給するため、予備のバ
ッテリESを有している。そして、この予備のバッテリ
ESからの直流電圧は抵抗RSダイオードDSを介し、
所望の電圧として電圧供給線40に供給される。逆流防
止用ショットキダイオードSD1は、このバッテリESか
らの電力が電源配線20の方へ逆流しないようにするた
めのものである。
そして、ダイアラIC30はキーパッド(図示せず)と
接続され、ここから入力されたダイヤリングについての
信号等をスピーチネットワークIC16またはダイアル
パルススイッチ14に供給し、回線L1,L2よりDT
MF(デュアルトーン・マルチ・フリークエンシー)信
号またはダイアルパルスを送出する。
このような構成において、回線L1,L2から供給され
る電圧VLは、直流電圧VDDとしてダイアラIC30に
供給される。そして、抵抗R0 存在により、電圧VLに
重畳されている交流成分の減水も所定以下に保持され
る。
[発明が解決しようとする課題] 以上のように従来の電話機100において、抵抗R0 に
より、電話機内部のインピーダンスを所定以上に保持し
ながら、直流電圧VDDを得ることができる。
しかしながら、この構成においては、得られる電圧VDD
は抵抗R0 における電圧降下分だけ電圧VLより低くな
ってしまう。そこで、ダイアラIC30等に供給する電
圧VDDがかなり低くなり、IC駆動の電源としてはその
電圧が低すぎ、ダイアラIC30の設計、動作が非常に
限定されるという問題点があった。
すなわち、電話回線L1,L2間の電圧は、回線の距離
等によって変化するが、回線電流が20mAにおいて、
6Vを越えてはならないという規格が存在する。そこ
で、ダイオードブリッジ12、ダイアルパルスイッチ1
4を介して出力される電圧VLは回線電流20mAにお
いて、通常4V程度に設定される。そして、ダイアラI
C30に供給する電流IDDが1mA、抵抗R0 の抵抗値
を1kΩとすれば、VDDとして得られるのは3V程度と
なってしまう。
IC内においてトランジスタ等を動作させるためには、
電源の電圧はなるべく高いほうがよく、得られる電流値
もできるだけ多いほうがよい。そこで、この電源電圧V
DDとして3V程度の低電圧であると、回路の自由度が著
しく制限されてしまう。更に、ダイアラIC30におい
て電流IDDを大きくすれば、それだけ抵抗R0 における
電圧降下も大きくなり、大電流を得られないという問題
点もある。
この発明は上述のような問題点を解決することを課題と
してなされたものであり、高電圧、大電流を取り出すこ
とのできる電話機用電源回路を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この発明に係る電話機用電源回路は、電話回線と接続さ
れ、出力側の極性を一定に保持するダイオードブリッジ
と、ベース・コレクタ間が短絡されたカレントミラー入
力側トランジスタと、カレントミラー入力側トランジス
タのベースにそのベースが接続されたカレントミラー出
力側トランジスタからなり、上記ダイオードブリッジの
正極側に接続されたカレントミラーと、このカレントミ
ラーの上流側と共通ベース間を接続する交流バイパス用
コンデンサと、カレントミラー入力側トランジスタの下
流側に接続された2つの抵抗からなる分圧抵抗と、カレ
ントミラー出力側トランジスタの下流側に接続され、そ
のベースが上記分圧抵抗の中間部がベースに接続された
インピーダンス保持用トランジスタと、アノードがカレ
ントミラー出力側トランジスタと上記インピーダンス保
持用トランジスタの接続部に接続され、カソード側が電
圧出力端に接続された逆流防止用ダイオードと、この逆
流防止用ダイオードのカソード側に接続され、電圧出力
端における電圧を保持する電圧保持用コンデンサとを有
することを特徴とする。
[作用] このように、カレントミラー入力側トランジスタには、
これをバイパスするコンデンサが設けられている。この
ため、ダイオードブリッジから出力される電圧に含まれ
る交流成分は交流バイパス用コンデンサを介しカレント
ミラー入力側トランジスタの下流側に流れる。そこで、
カレントミラー入力側トランジスタには一定の直流電流
が流れ、カレントミラー出力側トランジスタに対応した
直流電流が流れる。
また、カレントミラー出力側トランジスタの下流側には
インピーダンス保持用トランジスタが配置されており、
このインピーダンス保持用トランジスタのベースには、
カレントミラー入力側トランジスタの下流側に設けられ
た分圧抵抗の中間点が接続されている。
このため、インピーダンス保持用トランジスタはダイオ
ードブリッジから出力される電圧の交流成分に応じで動
作する。このため、カレントミラー出力側トランジスタ
の下流側の電位も交流成分に応じて変動する。
すなわち、ダイオードブリッジからの電圧が所定以上下
がった場合にはインピーダンス保持用トランジスタがオ
ンし、カレントミラー出力側トランジスタに流れる電流
が流れる。
従って、ダイオードブリッジから出力される電圧が下が
ってもカレントミラー出力側トランジスタのコレクタ・
エミッタ間電圧を所定値以上に保持できる。そこで、カ
レントミラー出力側トランジスタのインピーダンスが減
少するのを防止することができる。
このようにして、本回路では、カレントミラー出力側ト
ランジスタを介し、アースに向かう経路のインピーダン
スを所定以上に保持することができ、またバイパス用コ
ンデンサとアースの間には、分圧抵抗が設けられてお
り、この分圧抵抗を大きな値に設定すれば、この経路の
インピーダンスを大きなものにできる。従って、ダイオ
ードブリッジから出力される電圧の交流成分が逃げるの
をを防止できる。
そして、カレントミラー出力側トランジスタを介し電流
を出力できるため、出力電圧をダイオードブリッジから
出力される電圧に近い高電圧に設定することができる。
なお、逆流防止用ダイオードがあるため、インピーダン
ス保持用トランジスタがオンしても、回路の出力電圧に
悪影響はない。
[実施例] 以下、この発明の一実施例に係る電話機用電源回路につ
いて図面について説明する。
第1図は実施例の概略構成を示す回路図であり、従来例
と同一部材とは同一符号を付し説明を省略する。
この実施例において、電圧VLが乗る配線20は、抵抗
R1、ベース・コレクタ間が接続されたカレントミラー
入力側トランジスタであるダイオードD1、抵抗R3 、
抵抗R4 を介し、アースに接続されており、また配線2
0は抵抗R2 、カレントミラー出力側トランジスタであ
るトランジスタQ1 、インピーダンス保持用トランジウ
タであるトランジスタQ2 を介しアースに接続されてい
る。
そして、配線20とダイオードD1 と抵抗R3 の接続点
の間には交流バイパス用コンデンサであるコンデンサC
2 が接続され、ダイオードD1 と抵抗R3 の接続点には
トランジスタQ1 のベースが接続され、抵抗R3 と抵抗
R4 の接続点にはトランジスタQ2 のベースが接続され
ている。
なお、トランジスタQ1 ,Q2 は電流と配線20側から
アースに向けて流すPNP型トランジスタであり、ダイ
オードD1 はそのベースとコレクタが短絡されたPNP
型トランジスタで構成されている。
次に、この回路の動作について説明する。
上述のようにダイオードD1 のカソード側はトランジス
タQ1 のベースに接続されている。そして、ダイオード
D1 はベースコレクタ間の短絡されたPNP型トランジ
スタであるため、トランジスタQ1 とダイオードD1 と
でカレントミラーが構成されることとなる。このため、
ダイオードD1 に流れる電流I0 とトランジスタQ1 の
下流側に流れる電流I1 の間にはトランジスタQ1 、ダ
イオードD1 の特性に応じた関係が生じるはずである。
すなわち、トランジスタQ1 とダイオードD1 を構成し
ているトランジスタのエミッタ面積の比などにより、こ
の比に応じた電流が流れることとなる。例えば、電流I
1 として1mAが流れる場合に、その比を/10とすれ
ば、電流I0 として100μAが流れることとなる。
そして、第2図において実線で示すようにVLがこれに
乗る音声信号によって所定の周期で変化した場合、この
交流成分はコンデンサC2 を通過し、抵抗R3,R4を
介しアース側に流れることとなる。従って、コンデンサ
C2 の負側の電位は、第2図において破線で示すように
電圧VLの変動に伴い、同様に変動することとなる。そ
こで、抵抗R1 及びダイオードD1 における電圧降下V
C2は常に一定に保たれる。
そして、直流電流I0 は電圧VLに交流が重畳されない
場合に、抵抗R3 ,R4 に流れる電流に等しく、 I0 =(VL−VC2)/(R3 +R4 ) となる。
また、トランジスタQ1 に流れる電流I1 は、 I1 =nI0 となる。ここで、nはトランジスタQ1 とダイオードD
1 の特性に電流比である。
なお、電圧VLにのる交流成分はコンデンサC2 、抵抗
R3 ,R4 を介してアース側に流れてしまう。
そして、電圧VLにのる交流成分についてのインピーダ
ンスは、抵抗R3 ,R4 の抵抗値の和となり、これを6
00Ω以上とすれば、交流成分に対するインピーダンス
を600Ω以上に保持することができる。また、I0 の
値はこの抵抗R3 ,R4 の値によって左右されるが、出
力側の電流値I1 はI0 に対し所望の大きな電流とする
ことができる。そこで、抵抗R3 ,R4 に数+kΩとい
う大きな抵抗をとり、電圧VLの交流成分に対するイン
ピーダンスを非常に大きなものとしても、出力電流値I
1 として大きな値をとることができる。
ここで、トランジスタはその特定として、コレクタ・エ
ミッタ間電圧VCEが非常に小さくなった場合において、
飽和現象が生じ、コレクタ電流ICがコレクタ・エミッ
タ間電圧VCEに応じて変動してしまうという特性を持っ
ている。すなわち、第3図に示すようにコレクタ・エミ
ッタ間電圧VCEが0.5V以上であれば、VCEの変化Δ
VCEに対するコレクタ電流ICの変化は非常に小さい
が、トランジスタが飽和してしまう0.2〜3V以下に
おいては、VCEに対するICの変化が非常に大きくなっ
ている。
そこで、トランジスタQ1 はそのVCEが小さくなった場
合に、ベース電圧によらずコレクタ・エミッタ間電圧に
応じた電流を流通することとなる。そして、実施例の装
置においては、このトランジスタQ1 のコレクタ側はシ
ョットキダイオードSD2、コンデンサC1 を介しアース
に接続されている。そこで、トランジスタQ1 のコレク
タ・エミッタ間電圧が非常に小さくなった状態におい
て、交流成分がアース側に逃げてしまうこととなる。
この実施例において特徴的なことは、このようなトラン
ジスタQ1 を介し流れる交流成分を防止するためにトラ
ンジスタQ2 を設けたことである。すなわち、このトラ
ンジスタQ2 を動作させることにより、トランジスタQ
1 のコレクタ・エミッタ間電圧を常に所定の電位に保持
することができる。
すなわち、トランジスタQ1 のベース・エミッタ間電圧
VBE1 とトラジスタQ2 のベース・エミッタ間電圧VBE
2 はそのトランジスタの特性によるものであり、通常の
場合同一としてよい。そして、トランジスタQ1 ,Q2
のベース間は抵抗R3 によって接続されている。そこ
で、この抵抗R3 における電圧降下をVR3とすれば、ト
ランジスタQ2 のベース電位については次の関係式が成
り立つ。
VBE1 +VR3=VCE1 +VSE2 VR3=VCE1 このようにトランジスタQ1のコレクタ・エミッタ間電
圧VCE1 は抵抗R3における電圧降下に等しくなる。そ
こで、抵抗R3の抵抗値を適当なものとすれば、抵抗R
3 における電圧降下を0.5V以上に設定することがで
きる。なお、トランジスタQ2 のベース電圧VP は第2
図において一点鎖線で示してある。
そして、抵抗R3の抵抗値を適当な値に設定すれば、ト
ランジスタQ1 におけるコレクタ・エミッタ間電圧VCE
1 は常に0.5V以上に保たれ、このトランジスタQ1
を介し電圧VLにのる交流成分がアース側に流れてしま
うことはない。
一方、トランジスタQ2 を上述のようにして動作させた
場合、VDDののる配線40からトランジスタQ2 を介し
アース側に電流が生じてしまうこととなる。しかしなが
ら、ここには逆流防止用ダイオードであるショットキダ
イオードSD2が配置されている。そこで、このショット
キダイオードによって電圧VDDがトランジスタQ2 を介
しアース側に流れることを防止している。すなわち、こ
の実施例によれば、ショットキダイオードSD2は直流バ
ッテリESからの電流逆流を防止するだけでなく、トラ
ンジスタQ2 のオン時における電圧VDDからの逆流電流
の防止する役目も果たしている。
以上のように、この実施例の回路によれば、抵抗R3,
R4の抵抗値を大きくすることにより、電圧VLに対す
るインピーダンスを充分大きな値に保持でき、音声信号
に対する悪影響を防止することができる。そして、電圧
VDDの供給経路にはトラジスタQ1 を配置すればよいた
め、ここにおける電圧降下も非常に小さくすることがで
き、大電圧を取り出すことができる。また、インピーダ
ンス保持のための抵抗R3 ,R4 を大きなものとして
も、トランジスタQ1 に流れる電流を大電流とできるた
め、ダイアラIC30に対し大電流を供給することがで
きる。
なお、抵抗R1 ,R2 は電圧値調整用のものであり、非
常に小さなものでよいため、ここにおける電圧降下は非
常に小さくすることができる。
次に、この実施例の電源回路を用いて行った実験結果に
ついて説明する。
第4図は、ダイアラIC30に流れる電流IDDとここに
供給する電圧VDDの関係を示す特性図であり、電圧VDD
は電流IDDによらずほぼ一定に保持されている。従来例
の回路によれば、抵抗R0 が存在するため電流IDDが増
加すると電圧VDDが減少したが、この実施例によればこ
れを解決できることが理解される。なお、電流ILは、
ダイオードブリッジ12を介し、電話機100に流れ込
む電流である。この電流ILは機種にもよるが通常20
mA以上である。
第5図は、電流ILを変更した際の電話機の交流成分に
対するインピーダンスZTEL の関係を示す特性図であ
る。電流ILが20mA以上であれば、インピーダンス
を600Ω以上に保持されることが、理解される。な
お、この時の交流成分は1kHz、0dBvとした。
第6図は、電流ILと電圧VL、VDDの関係を示す特性
図であり、電流ILが20mA以上に保たれれば、電圧
VDDを十分高電圧に保持できることが理解される。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係る電話機用電源回路
によれば、電話機内部におけるインピーダンスを充分大
きく保ちながら、高電圧大電流を取り出せる。このた
め、この電圧供給を受けるICにおける設計の自由度が
広がり、その動作が確実に行えるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る電話機用電源回路の
回路図、 第2図は実施例の各点の電圧特性を示す特性図、 第3図はトランジスタのVCEとIC との関係のを示す特
性図、 第4図は実施例のIDDとVDDとの関係を示す特性図、 第5図は実施例のIL とZTEL との関係を示す特性図、 第6図は実施例のIL とVDD、VL との関係を示す特性
図、 第7図は従来の電話機用電源回路の一例を示す回路図で
ある。 12……ダイオードブリッジ 100……電話機 L1 ,L2 ……電話回線 D1 ……ダイオード(カレントミラー入力側トランジス
タ) Q1 ……トランジスタ(カレントミラー入力側トランジ
スタ) Q2 ……トランジスタ(インピーダンス保持用トランジ
スタ) C1 ……コンデンサ(電圧保持用コンデンサ) C2 ……コンデンサ(交流バイパス用コンデンサ) R3 ,R4 ……抵抗(分圧抵抗) SD1……ショットキダイオード(逆流防止用ダイオー
ド)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線と接続され、出力側の極性を一定
    に保持するダイオードブリッジと、 ベース・コレクタ間が短絡されたカレントミラー入力側
    トランジスタと、カレントミラー入力側トランジスタの
    ベースにそのベースが接続されたカレントミラー出力側
    トランジスタからなり、上記ダイオードブリッジの正極
    側に接続されたカレントミラーと、 このカレントミラーの上流側と共通ベース間を接続する
    交流バイパス用コンデンサと、 カレントミラー入力側トランジスタの下流側に接続され
    た2つの抵抗からなる分圧抵抗と、 カレントミラー出力側トランジスタの下流側に接続さ
    れ、そのベースが上記分圧抵抗の中間部がベースに接続
    されたインピーダンス保持用トランジスタと、 アノードがカレントミラー出力側トランジスタと上記イ
    ンピーダンス保持用トランジスタの接続部に接続され、
    カソード側が電圧出力端に接続された逆流防止用ダイオ
    ードと、 この逆流防止用ダイオードのカソード側に接続され、電
    圧出力端における電圧を保持する電圧保持用コンデンサ
    と、 を有することを特徴とする電話機用電源回路。
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