JPH061833A - 芳香族ポリエステルの製造方法 - Google Patents

芳香族ポリエステルの製造方法

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JPH061833A
JPH061833A JP5036487A JP3648793A JPH061833A JP H061833 A JPH061833 A JP H061833A JP 5036487 A JP5036487 A JP 5036487A JP 3648793 A JP3648793 A JP 3648793A JP H061833 A JPH061833 A JP H061833A
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trifluoromethanesulfonate
catalyst
aromatic
reaction
bis
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JP5036487A
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Robert James Perry
ジェームズ ペリー ロバート
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Eastman Kodak Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/40Polyesters derived from ester-forming derivatives of polycarboxylic acids or of polyhydroxy compounds, other than from esters thereof

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、芳香族ポリエステルの製造方法に
関し、高温及びジヨード化合物を必要としない、芳香族
ポリエステルの改良製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明方法は、一酸化炭素、ジオール及び一
般式: 【化1】 前記式中、Arは、環炭素及びヘテロ原子の総数が6〜
30個の芳香族成分及びヘテロ芳香族成分からなる群よ
り選ばれる、を有する芳香族トリフルオロメタンスルホ
ネート反応体を、溶剤及び触媒の存在下で反応させるこ
とからなる芳香族ポリエステルの製造方法であって、前
記触媒が白金化合物、パラジウム化合物及びニッケル化
合物からなる群より選ばれるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香族ポリエステルの
製造方法に関し、更に詳細には、芳香族トリフルオロメ
タンスルホネート反応体及びジオールの金属−介在カル
ボニル化及びカプリング反応による芳香族ポリエステル
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリエステルは商業上広く用いら
れており、通常以下の方法により製造される:(1)ヒ
ドロキシカルボン酸のエステル化、(2)ジオール及び
二酸のエステル化、(3)アルコールとのエステル交
換、(4)エステルとのエステル交換、(5)酸クロラ
イドのエステル化、又は(6)ラクトンの重合。エステ
ル交換法は、メチルエステルが二酸又は二酸クロライド
より精製しやすくそして副生成物であるメタノールが蒸
留により容易に除去されるので使用されることが多い。
これらの方法では一般に、ポリマー生成のために高温、
例えば、260℃の範囲の高温とする必要がある。この
高温を要することは多くの欠点となり、最も著しいもの
としてはエネルギー消費の増加である。別の芳香族ポリ
エステルの製造方法が米国特許第4,933,419号
に開示されている。この方法は、ジオールとジヨード芳
香族ポリマーエステルのパラジウム触媒カルボニル化及
びカプリングであり、エステル交換反応より低温で実施
することができる。しかしながら、この方法はジヨード
化合物を必要とし、副生成物としてヨウ化水素を生成す
る。ヨウ化物の再循還は実際上困難な場合がある。
【0003】トリフルオロメタンスルホネートからのエ
ステル生成は Dolle等によるJournal of the Chemical
Society,Chemical Communications(1987), 904〜905 頁
及びOrtar等による、Tetrahedron Letters 、第33巻、
(1986)3931〜3934頁に報告されている。これらの刊行物
のいずれもポリマー製造については教示も示唆もしてい
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高温及びジヨード化合
物を必要としない芳香族ポリエステルの製造方法を提供
することは極めて望ましいこととなるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】芳香族ポリエステルの改
良製造方法を提供することが本発明の目的である。本発
明のより広い態様においては、一酸化炭素、ジオール及
び一般式:
【化2】 を有する芳香族トリフルオロメタンスルホネート反応体
を、溶媒及び触媒の存在下で反応させることからなる芳
香族ポリエステルの製造方法が得られる。Arは環炭素
及びヘテロ原子の総数が6〜30個の芳香族成分及びヘ
テロ芳香族成分からなる群より選ばれる。触媒は白金、
パラジウム及びニッケルからなる群より選ばれる金属化
合物である。
【0006】実施態様 芳香族ポリエステルは繊維及びエンジニアリングプラス
チックとして広く用いられている。
【0007】本発明方法では、芳香族ポリエステルは、
一般式:
【化3】 を有する芳香族トリフルオロメタンスルホネート及びジ
オールの金属介在カルボニル化及びカプリングにより製
造する。
【0008】Arは芳香族又はヘテロ芳香族である。本
発明の特定の実施態様では、Arは、1〜5個の5員環
又は6員環を有する芳香族成分又はヘテロ芳香族成分で
ある。これらの環は独立しているか結合しているか又は
縮合しており、置換又は非置換である。結合されている
環は直接結合されていることもあり、又はアリーレン、
ヘテロアリーレン、縮合アリーレン、炭素原子数1〜1
0個のアルキルもしくはハロアルキル基、−O−,−S
−、
【0009】
【化4】 からなる群より選ばれる結合基により結合されているこ
ともある。各T1 は独立してアルキル、アリール及びヘ
テロアリールからなる群より選ばれ;dは1〜12の整
数であり;jは0ないし300の整数である。適切なA
r基としてはフェニル、ナフチル、アントラシル、フェ
ナントリル、ビフェニル、フェニルエーテル、ジフェニ
ルスルホン、ジフェニルケトン、ジフェニルサルファイ
ド、ピリジン及びキノリンが挙げられる。
【0010】トリフルオロメタンスルホネート基は、成
分中の同一又は異なる芳香族環に結合しており、各々他
の環置換基に対して非−オルトである。これらの他の環
置換基は“非反応性”であり、すなわち、これらの置換
基は、例えば、重合反応の立体障害又は電子不活性化の
ような悪影響を与えない。追加の置換基は分枝を導入す
る基、例えば、追加のトリフルオロメタンスルホネート
基であってよいが、しかしながら、分枝はポリマーの流
動特性及び物性に影響することもある。芳香族トリフル
オロメタンスルホネート反応体上のトリフルオロメタン
スルホネート反応体の総数は2個であるのが好ましい。
【0011】分枝を導入する傾向のある代表的芳香族ト
リフルオロメタンスルホネート反応体としては、トリ
(トリフルオロメタンスルホネート);フェニル−1,
3,5−トリス(トリフルオロメタンスルホネート);
ナフチル−2,4,7−トリス(トリフルオロメタンス
ルホネート);ビフェニル−3,3′,5−トリス(ト
リフルオロメタンスルホネート);3,3′,5−トリ
ス(トリフルオロメタンスルホネート)ジフェニルエー
テル;2,4,4′−トリス(トリフルオロメタンスル
ホネート)ジフェニルエーテル;3,3′,5−トリス
(トリフルオロメタンスルホネート)ジフェニルスルホ
ンが挙げられる。
【0012】分枝を引起こしやすい追加の置換基を有し
ない、代表的な芳香族トリフルオロメタンスルホネート
反応体としては、ジ(トリフルオロメタンスルホネー
ト);2,2−ビス(4−トリフルオロメタンサルファ
ネートフェニル)プロパン;4,4′−ビス(トリフル
オロメタンサルファネート)ビフェニル;フェニル−
1,3−ビス(トリフルオロメタンスルホネート);フ
ェニル−1,4−ビス(トリフルオロメタンスルホネー
ト);4,4′−ビス(トリフルオロメタンスルホネー
ト)ジフェニルスルホン;4,4′−ビス(トリフルオ
ロメタンスルホネート)ジフェニルエーテル;3,4′
−ビス−(トリフルオロメタンスルホネート)ジフェニ
ルエーテル;4,4′−ビス(トリフルオロメタンスル
ホネート)ベンゾフェノン;5−トリフルオロメタンス
ルホネート−3−(4−トリフルオロメタンスルホネー
トフェニル)−1,1,3−トリメチルインダン;及び
2,2−ビス(4−トリフルオロメタン−スルホネート
フェニル)ヘキサフルオロプロパンが挙げられる。
【0013】本発明方法は、特定のジオールに限定され
ない。ポリエステル製造用出発材料として知られている
ジオールを、本発明方法に利用するのが便利である。用
いるジオールは、機能基が、前記の意味で非反応性であ
れば、すなわち、重合反応の立体障害又は電子非活性化
のような悪影響を与えなければ、そのような追加の機能
基を包含してもよい。ジオール上の追加の機能基は、分
枝を導入する基、例えば、追加のヒドロキシ基であって
もよいが、しかしながら、分枝はポリマーの流動特性及
び物性に影響を与えることもあるので、かかる“分枝
基”の取り込みは好ましくない。用いるジオールは脂肪
族又は芳香族もしくはヘテロ芳香族であってよい。適切
なジオール類としては、一般式:HOCH2 (CH2
j CH2 OH(式中、jは0〜20の整数である);H
O−(CH2 −CH2 −O)n −H(式中、nは1〜1
00の整数である);及びHO−Ar−OH(式中、A
rは芳香族トリフルオロメタンスルホネート反応体につ
いて先に検討したのと同一の成分を表すが、独立して選
ばれる)を有する化合物が挙げられる。
【0014】本発明方法に適切な代表的化合物として
は:エチレングリコール;ポリエチレングリコール類;
1,4−ブタンジオール;1,6−ヘキサンジオール;
1,4−シクロヘキサンジオール;1,4−シクロヘキ
サンジメタノール;2,2,4,4−テトラメチルシク
ロブタンジオール;
【化5】 2,2−ビス{4−(ヒドロキシエトキシ)フェニル}
プロパン;1,4−ジヒドロキシメチルベンゼン;ビス
フェノールA(4,4′−イソプロピリデンジフェノー
ル);4,4′ビシロ(2.2.1)ヘプト−2−イリ
デンビスフェノール;4,4′−(オクタヒドロ−4,
7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)ビスフェ
ノール;4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン;3,
6−ジヒドロキシベンゾノルボルナン;2,2−ビス
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン;2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン;1,5−ナフタレンジオール;
4,4′−ジヒドロキシビフェニル;2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン;1,4−ジヒドロキ
シベンゼン;1,3−ジヒドロキシベンゼン;及び2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプ
ロパンが挙げられる。
【0015】望ましいポリエステル次第で特定のジオー
ルが選ばれる。例えば、ある程度の結晶性を有するポリ
エステル類は、一般式:HOCH2 (CH2 j CH2
OH(式中、jは0〜4の整数である)を有する対称ジ
オール類を用いて製造することができる。このタイプの
ジオール類は、エチレングリコール、1,4−ブタンジ
オール及び1,6−ヘキサンジオールにより具体的に示
される。あるいは、非結晶性ポリエステル類は、非対称
脂肪族ジオール類、例えば、一般構造:
【化6】 を有するヒドロキシ末端ブロックコポリマー及びオリゴ
マーであって、"Pluronics" の名の下にBASF Corp.Perf
ormance Chemicals.Parsippany,New Jersey から市販さ
れているものを用いて製造することができる。本明細書
においては、反応体は個々の化合物として検討している
が、本方法は反応体として個々の化合物を用いる反応に
限定されず、反応体として化合物の混合物を用いる反応
もまた含んでいる。本発明方法では、特定の芳香族トリ
フルオロメタンスルホネート反応体もしくは芳香族トリ
フルオロメタンスルホネート反応体を組合せたもの、又
は特定のジオールもしくはジオールを組合せたものにも
限定されないが、しかしながら、用いる反応条件下で選
ばれた反応体が反応して芳香族ポリエステルを生成する
ことが必要である。反応体は反応条件下で十分に安定で
あり、そして反応体は許容しがたい量の望ましくない副
反応をおこしにくく、許容しがたい量の副生成物の生成
を阻止することが望ましい。反応体は、立体障害により
又は触媒活性低下により反応を不当に遅延させる基を含
まないことも望ましい。
【0016】反応体を一酸化炭素と接触させる。反応ゾ
ーンに過剰の一酸化炭素を添加するのがよい。過剰の一
酸化炭素を測定する必要はなく;単に望ましい反応圧力
まで一酸化炭素で容器に圧力を加えればよい。一酸化炭
素は大気圧でもしくは大気圧より下の圧力で、又は大気
圧より高い圧力であってよい。
【0017】本発明の開示実施態様では、反応工程は有
機溶剤の存在下で行われ、この溶剤は反応体を幾分溶解
して液状反応媒体となり反応体と触媒の接触を容易にす
る。溶剤は反応に対して“不活性”であり、すなわち、
溶剤は望ましくない方法で反応に関与しないことが望ま
しい。本発明は特定の溶剤又は溶剤系に限られず、広範
囲の各種有機化合物を用いることができる。本発明の特
別の実施態様では、例示溶剤としては炭化水素溶剤、例
えば、トルエン、エーテル溶剤、例えば、テトラヒドロ
フラン、ジグリム(2−メトキシエチルエーテル)、及
びグリム(1,2−ジメトキシエタン)である。本発明
の別の実施態様において、好ましい溶剤は双極性及び中
性(aprotic) であり、すなわち、溶剤は容易に分離しが
たい水素を有する高極性分子を有する。双極性中性溶剤
の例示としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド;ジメチルスルホキシド;1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン;ヘキサメチルホスホロアミド;
N−メチルピロリジノン;N−シクロヘキシルピロリジ
ノン;及びジメチルイミダゾリジノンが挙げられる。
【0018】溶剤の存在量は反応に対して限定的ではな
いが、しかしながら反応を容易に行わせるのに十分な溶
剤を用いるのが望ましい。特定ポリマーは各種溶剤にお
いて最適濃度があるであろう。
【0019】溶剤の使用量には理論的上限はないが、し
かしながら、実際には、反応容器のサイズ、反応媒体か
ら生成物の分離の容易さ、価格及び他の要素により定ま
る。溶剤の使用量は、芳香族トリフルオロ−メタンスル
ホネート反応体の使用容量に基づいて0.1〜1000
重量部の範囲内であるのが通常望ましい。反応媒体を、
例えば、撹拌により撹拌してガス状一酸化炭素の混合を
容易にするのも通常望ましい。
【0020】本発明方法は、触媒の存在下で行われる。
触媒は遷移金属触媒であり、白金、ニッケル、又はパラ
ジウムがゼロ価もしくは2価の状態で存在する。パラジ
ウムが好ましい。これらの触媒は、イオン結合もしくは
共有結合により1個又はそれ以上の遷移金属原子に結合
している1個又はそれ以上のリガンドを有する。
【0021】代表的パラジウム触媒としては単純なパラ
ジウム塩、例えば、PdX2 (ここでXはCl、Br又
はIである)及び表Aに列挙する他のパラジウム触媒が
挙げられる。
【0022】
【表1】
【0023】触媒量の触媒が用いられる。“触媒量”と
は、望ましい程度まで反応を触媒する触媒の量を意味す
る。一般に、触媒量は、芳香族トリフルオロメタンスル
ホネート反応体の量に基づいて少くとも0.01モル%
である。触媒量には真の上限又は下限はないが、価格及
び生成物及び未反応反応体からの触媒分離の容易さのよ
うな二次的観点により定められる。好ましい触媒量は芳
香族トリフルオロメタンスルホネート反応体1モル当り
0.005〜0.20モルである。触媒を支持体に担持
してもしなくてもよい。
【0024】反応は活性リガンド、例えば、ホスフィン
リガンド又はアルシンリガンドの存在下でおこる。かか
るリガンドは、触媒反応速度を高めるために、触媒と共
に用いることができ、例えば、ビス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム(II)塩化物と共に用いるトリフェ
ニルホスフィンである。リガンドの使用量は望ましく
は、金属触媒1モル当り0.01モルないし5.0モ
ル、さらに望ましくは金属触媒1モル当り2モルであ
る。活性リガンドが存在すると、触媒をさらに求核性と
することにより芳香族トリフルオロメタンスルホネート
反応体へのかかる触媒の酸化性付加スピードを上げると
信じられている。
【0025】本発明方法は、好ましくは副生成物である
トリフルオロメタンスルホン酸を、例えば、塩基の存在
下で反応を行うことにより中和することを含む。塩基は
第三アミン、例えば、トリブチルアミン、ピリジン、
1,8−ジアゾビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセ
ン(DBU)、1,5−ジアゾビシクロ〔4,3,0〕
ノン−5−エン(DBN)であってよく、又は式: NR3 前記式中、各Rは独立して炭素原子数2〜6個の低級ア
ルキル基から選ばれる、を有してもよい。塩基は架橋化
ポリマー、例えば、架橋化ポリ(ビニルピリジン)ビー
ズ上に不動化してもよい。あるいは、塩基は反応体と反
応しない別のタイプの塩基性均質、例えば、金属炭酸
塩、例えば、K2 CO3 又は金属水酸化物、例えば、C
a(OH)2 又は金属酢酸塩、例えば、酢酸ナトリウム
であってよい。一般に、生成した副生成物であるトリフ
ルオロメタンスルホン酸と反応するのに少くとも十分な
塩基を用いる。望ましい場合には過剰を用いてもよい。
反応体、溶剤及び触媒の場合と同様に、当業者は塩基の
このままの構造に限定されるものではなく、先に挙げた
化合物例は単に本発明に用いることができる物質の具体
的しかも非限定的な例にすぎないことを認めるであろ
う。当業者は、同様の結果を達成するのに、本発明にお
いて他の手段で置き換えることができることも認めるで
あろう。
【0026】本発明方法は、ほぼ室温、すなわち、20
℃から250℃の範囲の温度で行うのが好ましい。望ま
しい温度範囲は70℃〜150℃である。当業者は、反
応温度が限定的でなく、望ましい場合にはこの範囲外の
温度を用いることができることを認めるであろう。一般
に、妥当な反応速度を与え、そして生成物又は反応体の
分解量が過度でないような反応温度が選ばれる。
【0027】反応時間は、実際独立して変動しうるが、
しかし選択された他の反応パラメータ、例えば、反応体
の反応性、触媒の活性及び量、反応温度、圧力等に少く
ともある程度左右される。一般に、反応時間は0.1〜
100時間の範囲内である。
【0028】本発明方法は特定の理論又は説明により限
定されないが、しかしながら、理論的説明をすることは
可能である。本発明方法は、以下の一連の反応メカニズ
ムシークエンスを包含し、ポリマー生成工程はさらに酸
化性付加工程、一酸化炭素取入れ工程及びカプリング工
程からなる。この反応シークエンスでは、パラジウム
(0)錯塩として、又はその後その場で還元されるパラ
ジウム(II)種として導入することができるパラジウム
(0)触媒はトリフルオロメタンスルホネート化合物に
酸化性付加を行って、アリールパラジウム(II)トリフ
ルオロメタンスルホネート中間体を生成する。パラジウ
ム上のリガンドはCO、ホスフィン又はアミン類であっ
てよい。パラジウム触媒はトリフルオロメタンスルホネ
ート化合物と比較して少量存在するので、ビス(アリー
ルパラジウム(II)トリフルオロメタンスルホネート)
中間体が大量に生成されることはないが、しかし、酸化
性付加反応は、反応中のある時点では、トリフルオロメ
タンスルホネート反応体化合物の両方のトリフルオロメ
タンスルホネート基でおこる。次にCOの取入れによ
り、アシルパラジウム(II)トリフルオロメタンスルホ
ネート錯体が生じる。この求電子性アシルパラジウム錯
体は次にカプリング反応でジオールに攻撃される。遊離
したトリフルオロメタンスルホン酸は添加された塩基に
より中和され、パラジウム(0)触媒が再生する。この
メカニズムシークエンスを4,4′−イソプロピリデン
−ジフェノールトリフルオロメタンスルホネート反応体
及びビスフェノールAの反応について以下に示す。
【0029】
【化7】
【0030】本発明のさらなる理解のために以下の例を
示す。表Bは用いた反応体及び他の材料、量並びにすべ
ての例の他の情報を列挙する。
【0031】例1 テフロン被覆撹拌棒、圧力計、圧力開放バルブ、気体導
入口並びに脱気及び試料抜取り用ストレートボールバル
ブを備えたFischer-Parterボトルに、表Bに示したよう
に、芳香族トリフルオロメタンスルホネート反応体、ジ
オール反応体、触媒、リガンド及び溶剤を投入した。反
応混合物を脱気し、1気圧(1.0kg/cm2 )の一酸化
炭素下においた。1分間115℃で攪拌後、塩基を添加
し、次いで反応容器を一酸化炭素で7.7kg/cm2 まで
加圧した。反応を18時間続けた後、混合物をろ過助剤
を介してろ過し、次いでメタノール中に沈澱させた。ポ
リマーを十分にメタノールで洗浄し、次いで真空乾燥さ
せるとポリマー1.42g(収率89%)が得られた。
ポリマーの固有粘度は、25℃でポリマーの0.25重
量/重量%溶液を、Schott Gerate 526-10粘度計を用い
て分析することにより測定した。赤外線スペクトルを、
KBrペレットとしてNicolet 5 ZDX 分光光度計を用い
て記録した。ジメチルホルムアミド中のポリ(メチルメ
タクリレート)標準に対して検量した、106 、1
5 、104 、103 オングストロームのμ−styragel
カラムを用いるWaters HPLC からサイズ排除クロマトグ
ラフィデータを得て重量平均及び数平均分子量(本明細
ではそれぞれMw及びMnと称する)測定を行った。結
果を表Bに示す。
【0032】例2 表Bに示したように反応体を変え、反応を16時間続
け、その後に反応物をろ過した以外は例1と同様の操作
を行い、結果を示した。不溶性画分をメタノールで十分
に洗浄し、真空乾燥したところ溶解性ポリマー1.13
gが得られた。ろ液をメタノール中に沈澱させ、次いで
メタノールで十分に洗浄し次いで真空乾燥して溶解性ポ
リマー1.13gを得た。表Bの結果は溶解性ポリマー
についてのものである。
【0033】例3 表Bに示したように、反応体を変え、反応を24時間続
け、収率が533mgであった以外は、例1と同様の操作
を行い、結果を示した。
【0034】例4 表Bに示したように、反応体を変え、収率が816mgで
あった以外は、例1と同様の操作を行い、結果を示し
た。
【0035】例5 表Bに示したように反応体を変え、反応を23時間続
け、収率が715mgであった他は例1と同様の操作を行
い、結果を示した。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】表Cは、本発明方法により製造したポリマ
ーの反復単位構造式であって、表Bに示したデータによ
りサポートされているものを示す。
【0040】
【化8】
【0041】本発明の実施態様を特許請求の範囲の形で
述べる。 1.一酸化炭素、ジオール及び一般式:
【化9】 前記式中、Arは、環炭素及びヘテロ原子の総数が6〜
約30個の芳香族成分及びヘテロ芳香族成分からなる群
より選ばれる、を有する芳香族トリフルオロメタンスル
ホネート反応体を、溶剤及び触媒の存在下で反応させる
ことからなる芳香族ポリエステルの製造方法であって、
前記触媒が白金化合物、パラジウム化合物及びニッケル
化合物からなる群より選ばれるものである製造方法。
【0042】2.前記のトリフルオロメタンスルホネー
ト基の各々が非オルトである請求項1記載の方法。
【0043】3.トリフルオロメタンスルホン酸を中和
することを更に含んでなる請求項1記載の方法。
【0044】4.前記触媒がパラジウム触媒である請求
項1記載の方法。
【0045】5.Arが、各々アリーレン基及びヘテロ
アリーレン基からなる群より選ばれ、これらの基は5員
環もしくは6員環、前記環の縮合系、前記環の直接結合
系、又はアリーレン、ヘテロアリーレン、炭素原子数1
〜10個のアルキルもしくはハロアルキル基、−O−,
−S−、
【化10】 前記式中、各T1 は独立してアルキル、アリール及びヘ
テロアリールからなる群より選ばれ、dは1〜約12の
整数であり;jは0ないし300の整数である、からな
る群より選ばれる架橋部材を有する前記環の結合系を有
するものである請求項1記載の方法。
【0046】6.Arが、フェニル、ナフチル、アント
ラシル、フェナントリル、ビフェニル、フェニルエーテ
ル、ジフェニルスルホン、ジフェニルケトン、ジフェニ
ルスルフィド、ピリジン、キノリンからなる群より選ば
れる成分である請求項1記載の方法。
【0047】7.前記ジオールが脂肪族である請求項1
記載の方法。
【0048】8.前記ジオールが一般式HOCH2 (C
z j CH2 OH(式中、jは0〜4の整数であり、
QはH又はFである)を有するものである請求項1記載
の方法。
【0049】9.前記ジオールが、環炭素及びヘテロ原
子の総数が6〜約30個である芳香族又はヘテロ芳香族
核を有するものである請求項1記載の方法。
【0050】10.前記芳香族トリフルオロメタンスル
ホネート反応体が、フェニル−1,3,5−トリス(ト
リフルオロメタンスルホネート);ナフチル−2,4,
7−トリス(トリフルオロメタンスルホネート);ビフ
ェニル−3,3′,5−トリス(トリフルオロメタンス
ルホネート);3,3′,5−トリス(トリフルオロメ
タンスルホネート)ジフェニルエーテル;2,4,4′
−トリス(トリフルオロメタンスルホネート)ジフェニ
ルエーテル;3,3′,5−トリス(トリフルオロメタ
ンスルホネート)ジフェニルスルホン、2,2−ビス
(4−トリフルオロメタンサルファネートフェニル)プ
ロパン;4,4′−ビス(トリフルオロメタンサルファ
ネート)ビフェニル;フェニル−1,3−ビス(トリフ
ルオロメタンスルホネート);フェニル−1,4−ビス
(トリフルオロメタンスルホネート);4,4′−ビス
(トリフルオロメタンスルホネート)ジフェニルスルホ
ン;4,4′−ビス(トリフルオロメタンスルホネー
ト)ジフェニルエーテル;3,4′−ビス−(トリフル
オロメタンスルホネート)ジフェニルエーテル;4,
4′−ビス(トリフルオロメタンスルホネート)ベンゾ
フェノン;5−トリフルオロメタンスルホネート−3−
(4−トリフルオロメタンスルホネートフェニル)−
1,1,3−トリメチルインダン;及び2,2−ビス
(4−トリフルオロメタン−スルホネートフェニル)ヘ
キサフルオロプロパンからなる群から選ばれる請求項1
の方法。
【0051】11.前記ジオールがエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール及び1,6−ヘキサンジオ
ール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、
4,4′−イソプロピリデンジフェノールからなる群よ
り選ばれる請求項10記載の方法。
【0052】12.前記ジオールがエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール及び1,6−ヘキサンジオ
ール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、
4,4′−イソプロピリデンジフェノールからなる群よ
り選ばれる請求項1記載の方法。
【0053】13.前記方法が約70〜約150℃の温
度で行われる請求項1記載の方法。
【0054】14.前記触媒がゼロ価又は二価のパラジ
ウム原子を有するパラジウム化合物である請求項1記載
の方法。
【0055】15.前記触媒が、PdCl2 、PdBr
2 、PdI2 、PdCl2 (R1 3P)2 、PdBr
2 (R1 3P)2 、PdI2 (R1 3P)2 、Pd(R2
2 、Pd(R2 2 (R1 3P)2 、PdCl2 (R3
N)2 、PhPdBr(R1 3P) 2 、PhPdI(R1 3
P)2 、PdCl2 (シス、シス−1,5−シクロオク
タジエン)2 、Pd(2,4−ペンタンジオネー
ト)2 、PdCl2 (1,1′−ビス(ジフェニルホス
フィノ)フェロセン)、PdCl2 (1,2−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)エタン)、PdCl2 (1,3−
ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン)、PdCl2
(1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン)、P
d(R1 3P)4
【化11】 Pd(1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン)
2 、Pd(1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロ
パン)2 、及びPd(1,4−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)ブタン)2 (ここで、R1 はアルキル又はアリー
ルであり、R2 はアセテートであり、R3 はCH3 又は
フェニルである)からなる群より選ばれる請求項1記載
の方法。
【0056】16.触媒及び溶剤の存在下で芳香族ポリ
エステルを製造する方法であって、一酸化炭素、一般式
HO−Ar−OHを有するジオール及び一般式:
【化12】 前記式中、前記Arの各々は独立してアリーレン又はヘ
テロアリーレンからなる群より選ばれ、前記トリフルオ
ロメタンスルホネート基の各々は非オルトである、を有
する芳香族トリフルオロメタンスルホネート反応体を、
溶剤及びゼロ価もしくは二価のパラジウム原子を有する
パラジウム触媒の存在下で反応させることを含んでなる
方法。
【0057】17.さらにトリフルオロメタンスルホン
酸を中和することを含んでなる請求項16記載の方法。
【0058】18.前記触媒が、PdCl2 、PdBr
2 、PdI2 、PdCl2 (R1 3P)2 、PdBr
2 (R1 3P)2 、PdI2 (R1 3P)2 、Pd(R2
2 、Pd(R2 2 (R1 3P)2 、PdCl2 (R3
N)2 、PhPdBr(R1 3P) 2 、PhPdI(R1 3
P)2 、PdCl2 (シス、シス−1,5−シクロオク
タジエン)2 、Pd(2,4−ペンタンジオネー
ト)2 、PdCl2 (1,1′−ビス(ジフェニルホス
フィノ)フェロセン)、PdCl2 (1,2−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)エタン)、PdCl2 (1,3−
ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン)、PdCl2
(1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン)、P
d(R1 3P)4
【化13】 Pd(1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン)
2 、Pd(1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロ
パン)2 、及びPd(1,4−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)ブタン)2 (ここで、R1 はアルキル又はアリー
ルであり、R2 はアセテートであり、R3 はCH3 又は
フェニルである)からなる群より選ばれる請求項17記
載の方法。
【0059】19.Arが1〜5個の5員環もしくは6
員環を有する芳香族又はヘテロ芳香族であり、前記環が
単一であるか又は直接結合により縮合もしくは結合して
いるか又は結合基により結合している請求項17記載の
方法。
【0060】20.前記の結合環が、アリーレン、ヘテ
ロアリーレン、縮合アリーレン、炭素原子数1〜10個
のアルキルもしくはハロアルキル基、−O−,−S−、
【化14】 (ここで、各T1 は独立してアルキル、アリール及びヘ
テロアリールからなる群より選ばれ、dは1〜約12の
整数であり;jは0ないし300の整数である)からな
る群より選ばれる結合基により結合されている請求項1
8記載の方法。
【0061】
【発明の効果】反応温度が100ないし120℃であ
り、ジヨード化合物を必要としないことが、本発明方法
の少くとも1つの実施態様で得られる利点である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一酸化炭素、ジオール及び一般式: 【化1】 前記式中、Arは、環炭素及びヘテロ原子の総数が6〜
    約30個の芳香族成分及びヘテロ芳香族成分からなる群
    より選ばれる、を有する芳香族トリフルオロメタンスル
    ホネート反応体を、溶剤及び触媒の存在下で反応させる
    ことからなる芳香族ポリエステルの製造方法であって、
    前記触媒が白金化合物、パラジウム化合物及びニッケル
    化合物からなる群より選ばれるものである製造方法。
JP5036487A 1992-02-25 1993-02-25 芳香族ポリエステルの製造方法 Pending JPH061833A (ja)

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