JPH06183085A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06183085A
JPH06183085A JP4338894A JP33889492A JPH06183085A JP H06183085 A JPH06183085 A JP H06183085A JP 4338894 A JP4338894 A JP 4338894A JP 33889492 A JP33889492 A JP 33889492A JP H06183085 A JPH06183085 A JP H06183085A
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JP
Japan
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image forming
image
ink sheet
unit
transfer material
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Application number
JP4338894A
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English (en)
Inventor
Takahiro Shiga
崇浩 信賀
Akira Ohori
顕 大堀
Toshihiro Sugiyama
敏弘 杉山
Kazuo Ogawa
和夫 小川
Tetsuya Hiruma
哲也 蛭間
Masayuki Koga
雅之 古賀
Kazuhiko Kato
和彦 加藤
Susumu Shiina
将 椎名
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写材載置箇所を有効に使用しながら小サイ
ズ紙への画像形成と通常サイズ紙への画像形成とをそれ
ぞれ良好に行うことができ、従って多種多様な転写物に
対応する画像形成装置を提供する。 【構成】 原稿画像の読み取りを行う画像読み取り部2
と、被画像形成体用の位置決め凹み部122を備え弾性
部材からなる載置面を有する被画像形成体載置部5と、
当該被画像形成体載置部に対向し当該載置部に対して平
行移動可能に配置される発熱素子と、未使用インクシー
トを保持するインクシート保持部18と、使用済インク
シートを巻き取るためのインクシート巻き取り部19と
を具備し、インクシート保持部18とインクシート巻き
取り部19との間に張設されるインクシート20が被画
像形成体載置部5と発熱素子との間を通過し、画像読み
取り部からの画像情報に基づいて画像形成がなされるよ
うに構成された画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写方式の画像形成
装置に関し、さらに詳しく言えば、通常のカット紙より
も小さいサイズの、例えば、名刺サイズや葉書サイズの
転写物に記録するのに適した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写用紙、OHPシート等の移動
可能なシート状像担持体(転写物)上に画像を形成する
装置として、電子写真プロセスを用いるもの、熱転写記
録方式を用いるもの等が知られている。
【0003】また、転写物たる転写紙を固定した状態
で、書き込みヘッドの移動によって画像形成を行う装置
としては、例えば、次のものが既に提案されている。
【0004】特開昭63−233862号公報におい
て、記録ヘッド部が案内部材に沿って往復動またはX−
Y方向への移動を行うように構成されたプリンタが開示
されている。このプリンタでは、記録ヘッド部が載置台
(ベーステーブル)上に載置されたシート状転写物上へ
画像形成を行うようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来技術においては、それぞれ問題点を有している。
【0006】電子写真方式を用いるものにおいては、感
光体上に形成されたトナー像をチャージャあるいはバイ
アスローラのごとき転写手段によりシート状転写物上に
転写し、次いで転写されたトナー像をシート状転写物上
に定着している。しかし、転写シートを搬送して画像形
成を行うために、シート搬送路の構成上、使用可能な転
写紙の形状、サイズ等が制約されており、四角形以外の
不定形用紙や小サイズ紙への画像形成を行うことができ
ない。
【0007】熱転写方式を用いるものにおいては、その
構成上、電子写真プロセスのものと異なり、不定形用
紙、小サイズ紙等への画像形成を行うことが可能であ
り、また電子写真プロセスのものと較べて廉価である
が、画像形成速度が電子写真方式に比べて劣る。また例
えばパーソナル型ワープロ等に搭載されインクリボンを
収容したカセットを摺動させながらサーマルヘッドで画
像形成を行なう様式のものにおいては、装置全体が小型
であるために、転写物の搬送経路が湾曲しており、葉書
や名刺に用いられるような比較的腰の強い用紙を搬送さ
せると、複写動作の結果、転写物に反りが発生する。ま
た、画像形成の際、当該転写物を搬送ローラによっての
み保持するので、その保持状態が完全でなく、印刷位置
が所望箇所よりずれる可能性がある。更に大容量のイン
クシートカートリッジを使用する場合には、装置が大型
化し、駆動機構も大型のものにならざるをえない。
【0008】前述した特開昭63−233862号公報
に開示された技術によれば、広い記録範囲を有する被記
録材に対して自在の位置に記録が可能であるが、手動に
より移動可能な移動部材に記録ヘッドを構成しているた
め、画像形成速度の点に難がある。またワイヤドット方
式を用いて記録する場合には、インクシートを転写物に
重ねた上からヘッドによる書き込みを行うために、記録
中にインクシートがずれたり皺が発生するといった問題
がある。更に小サイズ紙へ画像形成を行う場合には、当
該紙を所定位置に正確に載置保持することが困難で、従
って正しい箇所に印刷を行うことが容易でない。載置位
置を正確に保持するために、ガイド部材等を設けるよう
にすることも考えられるが、その場合には、当該装置の
被記録材載置面を各用紙サイズに対して有効に使用する
ことができなくなる。即ち、ガイド部材等のある領域
に、大きめのサイズの被記録材を載置しても、平坦状態
を保てないために、当該領域はそのようなサイズの被記
録材にとってはデッドスペースとなる。
【0009】それ故、本発明は、転写材載置箇所を有効
に使用しながら小サイズ紙への画像形成と通常サイズ紙
への画像形成とをそれぞれ良好に行うことができ、従っ
て多種多様な転写物に対応する画像形成装置を提供する
ことを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に従い、原稿画像
の読み取りを行う画像読み取り手段と、被画像形成体用
の位置決め凹み部を備え弾性部材からなる載置面を有す
る被画像形成体載置手段と、当該被画像形成体載置手段
に対向し当該手段に対して平行移動可能に配置される発
熱素子と、未使用インクシートを保持するインクシート
保持手段と、使用済インクシートを巻き取るためのイン
クシート巻き取り手段とを具備し、インクシート保持手
段とインクシート巻き取り手段との間に張設されるイン
クシートが被画像形成体載置手段と発熱素子との間を通
過し、画像読み取り手段からの画像情報に基づいて画像
形成がなされるように構成された画像形成装置によっ
て、上記課題を解決する。
【0011】被画像形成載置手段の載置面が、2種類の
硬度の弾性部材からなり、低硬度の弾性部材に位置決め
凹み部が備えられていれば、好適である。
【0012】位置決め凹み部の一端縁に、保持された被
画像形成体を取り出すための切欠き部が形成されている
のが、良い。
【0013】位置決め凹み部が、発熱素子の移動方向及
び当該移動方向に垂直な方向に連続して複数形成され、
発熱素子の移動方向上流側に位置する凹み部に保持され
た被画像形成体から順に画像形成動作が実行されるよう
に構成されるとともに、各凹み部に画像形成動作の実行
順を示す符号が付されていれば、熱転写方式にも拘ら
ず、画像形成効率を上げることが可能となって、好都合
である。
【0014】
【実施例】本発明の詳細を、図に示される実施例に基づ
いて、説明する。
【0015】図1に示される画像形成装置は、基本的
に、従来公知のデジタル電子写真プロセス式複写方式の
作像部3を備えた第一画像形成部1、読み取り部2、熱
転写方式のサブ作像部を具備するノートコピーユニット
たる第二画像形成部4とからなっている。本画像形成装
置は、第一画像形成部1と第二画像形成部4とを選択的
に作動させる装置として構成されているが、本発明の本
質的構成要素としては、熱転写方式の画像形成部のみ備
えれば十分である。
【0016】読み取り部2にて得られた画像情報は、第
一画像形成部本体の作像部3と第二画像形成部4のサブ
作像部により共有され、読み取り部2近傍の操作パネル
60上の画像形成部切換ボタンによる指示に従い動作す
るいずれかの作像部の処理速度に応じて、前記読み取り
部2より画像情報が出力される。前記ノートコピーユニ
ット4には、転写物載置用トレイ5が取り出し可能に設
けられている。このトレイ5は、画像編集時に用いるL
ED列6、可動載置台7、固定載置台8、操作部9、転
写物押さえ板10を備えており、このトレイ上には、本
実施例ではノートである転写紙11が載置されている。
さらに、本画像形成装置に設けられた挿入口からインク
シートカートリッジ12がセットされ、前記ノートコピ
ーユニット4に対して着脱可能になっている。
【0017】この状態における画像形成装置の構成関係
は、図2に示されるように、画像入力部、画像処理部、
操作パネル、制御部、電子写真方式の第一画像形成部、
及び熱転写方式の第二画像形成部(ノートコピーユニッ
ト)から成り立っている。
【0018】画像入力部においては、読み取り部上に載
置された原稿から画像情報を読み取り、公知手段によっ
てデジタル信号化する。
【0019】画像処理部においては、この画像入力部か
らのデジタル画像データに対して、各種補正、各種変
換、変倍等の処理が施される。データの処理速度は画像
形成部の作像速度に合わせて切り換わるようになってい
る。
【0020】操作パネル上の操作によって、複写モード
の設定、複写枚数や変倍率のセット、画像形成部の決
定、複写動作開始指示がなされ、またその表示部によっ
て、本画像形成装置の状態が使用者に告知される。
【0021】制御部には、上記各部の動作を制御するた
めのプログラムを格納しているROM(Read Only Memor
y)、ROM内のプログラムにしたがって各部に制御信号
を送り出すCPU、および当該CPUが一時的にデータ
を読み書きするためのRAM(Random Access Memory)が
備えられている。
【0022】このような構成をとる画像形成装置におい
て、読み取り部に載置される原稿として名刺や葉書が選
択される場合、当該原稿に対応するサイズの転写物に画
像形成するために、転写物載置用トレイ5の載置台7、
8には、図3に示されるように、名刺や葉書のサイズの
定形凹み部122が形成されており、それら転写物の位
置決めを容易にすることができる。
【0023】正確に言えば、図4に示されるように、載
置台の載置面に、高硬度の弾性部材120が貼り付けら
れている。この高硬度の弾性部材120が弾性変形する
ことによって、転写物に対するサーマルヘッドの接触面
圧力を均一化することができる。この高硬度弾性部材1
20の上面に、定形凹み部122を備え、相対的に低硬
度の弾性部材121が貼り付けられている。これら定形
凹み部によって生じる載置面の高低差は、印字の際、低
硬度弾性部材121自体が押圧ローラやガイドローラの
押圧力によって極めて容易に押しつぶされることによっ
て、解消される。このような変形を可能にする材質とし
ては、例えば、興国ゴム株式会社製E4188(ゴム硬
度10±5)のような発泡エチレンプロピレンゴムや発
泡ポリウレタンゴムがあり、その発泡の度合いを調整す
ることによって、異なる硬度の部材を提供することがで
きる。
【0024】また、これら凹み部122の一辺には、当
該凹み部122に収容保持された名刺や葉書を取り出す
ための切欠き部123が設けられており、その深さは、
例えば、凹み部と同一程度となっている。また各定形凹
み部122には、図3から理解されるように、順番に番
号が付されている。この番号の順に従って、名刺や葉書
の載置が行われる。第二画像形成部では、この番号の若
い箇所から画像形成が行われるので、例えば、3枚の名
刺のみをコピーする場合には、1から3の番号の付され
た凹み部122に、当該名刺がセットされることとな
る。これによって、インクシートの有効利用が図られる
とともに、コピー時間の短縮化を図ることができる。
【0025】この本画像形成装置の第二画像形成部にお
いては、比較的幅の狭いインクリボンを用いて画像形成
を行うのではなく、幅広のインクシートを用いて画像形
成を行い、従って、かなりの枚数の名刺や葉書を短時間
でコピーすることができる。それとともに、主走査方向
にもかなりの幅にわたって、一度に画像形成が可能な構
成をとっており、これらの構成によって、熱転写方式の
弱点である画像形成速度の遅さの解消が図られている。
【0026】熱転写方式をとる第二画像形成部並びにイ
ンクシートに関連して以下に説明する。
【0027】ノート型転写物への画像形成も可能な第二
画像形成部、即ち、ノートコピーユニット4は、図5に
示されるように、主走査方向に印字可能で、上下方向に
も駆動可能なサーマルヘッドユニット15、当該サーマ
ルヘッドユニット15を主走査方向に対して直角方向、
即ち副走査方向に動かすための長ねじ30(31)、転
写物11の交換時にアキュライド13により装置の前方
に引き出す構造となっている転写物載置用トレイ5、ト
レイ5内の転写物を固定するための転写物押さえ板1
0、サーマルヘッドに印加する電圧を制御するヘッド駆
動部、サーマルヘッドと転写物の間に供給され、サーマ
ルヘッドが印加電圧によって発する熱と、圧力とによっ
て転写物上にインクを転写するためのインクシート2
0、インクシート20の供給、交換を行うために取り外
し可能なインクシートカートリッジ12、インクシート
20の巻き取り、巻き戻しをするために両側に配置され
る巻き取り側インクシートリール19、送り出し側イン
クシートリール18などを備えている。
【0028】図6に示されるように、インクシート20
を巻き付けたインクシート保持手段たる送り出し側イン
クシートリール18は、画像形成装置から着脱自在なイ
ンクシートカートリッジ12内に配置され、インクシー
ト巻き取り手段たる巻き取り側インクシートリール19
は、図1のノートコピーユニット4の他側に配置されて
いて、ノートコピーユニット4全体にわたってインクシ
ート20を延在可能にしている。巻き取りリール駆動ギ
ヤを備えた巻き取り側インクシートリール19には、シ
ート状部材たる巻き取りシート95が取り付けられ、当
該シートはサーマルヘッドユニット15(図6では具体
的に図示せず)、特にサーマルヘッドをクリーニングす
るためのクリーニングシートとなっている。巻き取りシ
ート95の後端に嵌合部材92が設けられ、インクシー
ト先端に取り付けられた嵌合部材93と取外し可能に繋
がっている。
【0029】ノート型転写物へ画像形成することは公知
でないので、以下にそれに関して説明する。
【0030】図5において、可動載置台7は、転写物1
1の種類に応じて左右方向の任意位置に摺動可能であ
る。例えば、転写物11がノート等の背表紙、即ち、中
央綴じ部を有するものであれば、中央綴じ部の厚さに応
じて可動載置台7が固定載置台8に対して摺動移動して
離間し、両載置台7、8の間に当該中央綴じ部の位置決
め及び保持のための溝部を形成する。また転写物11が
シート状物であれば、可動載置台7が固定載置台8に接
触して前記両載置台7、8の間に隙間を設けず、平滑な
広い載置台を形成する。
【0031】このノートコピーユニット4には、ノート
状転写物保持機構として、転写物押さえ板10と背表紙
押さえローラ14が設けられている。転写物押さえ板1
0は、ノート状転写物の中央を上方から押さえるととも
に、載置台7、8上を左右の任意位置へ移動可能であ
り、シート状転写物に対して転写を行うときには、当該
転写物の端部を押さえて固定することができる。背表紙
押さえローラ14は、ノート状転写物の厚みに応じて上
下動が可能である。
【0032】発熱素子たるサーマルヘッドを有するサー
マルヘッドユニット15は、後述するように、転写位置
に対応して任意位置への移動ができるようになってい
る。
【0033】ノート状転写物の頁めくり機構として、ピ
ックアップ部16および頁めくりアーム17が設けられ
ている。
【0034】上記各部材は、ノートコピーユニット4の
筐体21に収容されている。
【0035】次に、サーマルヘッドユニット15につい
て以下に詳説する。
【0036】図7に待機時のサーマルヘッドユニット1
5を示す。同ユニットは、大きく分けて、書き込み時に
副走査方向にユニット全体を移動させる支持板22と、
ライン書き込み型のサーマルヘッド23を支持し前記支
持板22に対し上下動を行う可動板24とにより構成さ
れる。支持板22と可動板24とは、2本のガイドロッ
ド25、26およびねじ27により互いに連結されてお
り、支持板22上に固定設置されたモータ28により歯
車29を介して前記ねじ27を回動させることによっ
て、可動板24の上昇と下降が行われる。さらに、ユニ
ット全体は、支持板22の上部にて2本の長ねじ30、
31により支持されている(図8参照)。これら長ねじ
30、31を、不図示のモータにより駆動回転させて、
ユニット全体の副走査方向の移動を行う。
【0037】前記可動板24には、前記サーマルヘッド
23、押圧ローラ32および2本のガイドローラ33、
34が取り付けられている。
【0038】サーマルヘッド23は、補強板40に固定
され、反り等が生じないようにされている。この補強板
40は、その一端でもって可動板24の端部付近に回動
自由に支持され、さらに補強板40と可動板24との間
には、ヘッドの加圧および保持のためのヘッド加圧板ば
ね41が取り付けられている。
【0039】押圧ローラ32は、支持アーム36の自由
端部に回転自由に装着されている。この支持アーム36
は、他端を可動板24のアーム受け部37aに設けられ
た軸35により可動板24に回動自由に支持されてい
る。
【0040】ガイドローラ33、34は、支持アーム3
8、39の自由端部に、それぞれ回転自由に装着されて
いる。この支持アーム38、39は、それぞれ他端を可
動板24の長手方向両端部に設けられたアーム受け部3
7bに回動自由に支持されている。ガイドローラ33、
34は、待機時において支持アーム38、39がアーム
受け部37bの下側に設けられたストッパ42に自重作
用により当接する位置にあり、それによってインクシー
ト20がサーマルヘッド23に触れないようになってい
る。更に、可動板24の下面には、ガイドローラ加圧用
の板ばね43が設けられている。
【0041】また図8に示されるように、サーマルヘッ
ド23には下限検知板49が、そして支持板22には上
限検知板50がそれぞれ設けられ、可動板24の上下動
時に可動板24上に配置されたフォトインタラプタ51
と連動して、下限・上限検知が行われる。
【0042】支持板22の両端には、ガイドローラ5
2、53が回転自由に取り付けられ、既述のガイドロー
ラ33、34と共働してインクシート20の支持と案内
とを行っている(図7参照)。
【0043】図9に、画像書き込み時のサーマルヘッド
ユニット15の状態を示す。ここで転写物としてノート
11が載置台7、8上に載置されている。
【0044】画像書き込みは、前記可動板24を下限位
置まで下げることにより行われる。この過程で2本のガ
イドローラ33、34はサーマルヘッド23を中心とし
て外側に拡げられ、このとき支持アーム38、39が板
ばね43により加圧される。その結果、ノート11はガ
イドローラ33、34により押圧され、転写部(発熱
部)54付近におけるノート11の浮きが防止されて平
滑となる。同じく、押圧ローラ32はノート表面の書き
込み方向下流側を板ばね48の作用により押圧し、前記
ガイドローラ33、34と共働してノート11の浮きを
防止する。
【0045】一方、サーマルヘッド23は、転写部54
にて適度な圧を、ヘッド加圧板ばね41からかけられ
る。この転写部54における圧は、前記下限検知板49
がフォトインタラプタ51を蹴った時点(下限位置)で
最適になるように設定されており、ノート11の厚さに
依らず常に最適の圧を転写部54にかけることが可能で
ある。
【0046】次に、サーマルヘッドユニットによる書き
込み時の動作を図10〜図14により説明する。
【0047】図10に、書き込み直前のサーマルヘッド
ユニット15の状態を示す。このサーマルヘッドユニッ
ト15の状態は図5に示されたものと同じであり、押圧
ローラ32およびガイドローラ33、34は、可動載置
台7および固定載置台8上に載置されたノート11より
離隔している。書き込みは、転写物がノートである場合
には、中央綴じ部から端部方向へと行われ、転写物がシ
ート状物である場合には、転写物押さえ板10をホーム
ポジションとして右方向または左方向へ行われる。先
ず、ノートの左頁への書き込みから説明する。
【0048】書き込み動作開始時、サーマルヘッドユニ
ット15、従って可動板24は、図11において矢印で
示されるように下降する。押圧ローラ32は、転写物押
さえ板10の上面の匂配に従って書き込み方向に傾斜す
る。本実施例では、左頁に書き込むべく左方に傾斜して
いる。
【0049】図12に示されるように、サーマルヘッド
ユニット15はさらに下降し、押圧ローラ32がノート
表面のしわを伸ばしながら書き込み方向下流側へ進み、
インクシート20がノート表面に当接する。図13に示
されるように、可動板24が下限位置まで下降すると、
押圧ローラ32とガイドローラ33、34により転写紙
面が押圧され、書き込み可能状態となる。ついで、サー
マルヘッドユニット15は、図14に示されるように、
書き込みを開始し左方へ移動する。
【0050】既述のように、押圧ローラ32とガイドロ
ーラ33、34により転写面を平滑にするとともに、転
写物押さえ板10を用いてノート中央部での浮きを防い
でいる。従って、書き込み頁を右頁にするときは、転写
物押さえ板10が右に倒れるようにする。これは、次の
ように行われる。
【0051】押圧ローラ32の位置を不図示の振れ止め
により固定し、サーマルヘッドユニット15を中央より
やや右側に移動させた位置で同ユニットを下降させ、押
圧ローラ32により転写物押さえ板10の右端付近を下
方に押し込むことにより、転写物押さえ板10を右側に
倒すことができる。
【0052】次に、ノート状転写物の頁めくり機構及び
転写物固定ユニットについて詳説する。
【0053】転写物載置用トレイの全体構成を示す図3
において、ノート状転写物の頁めくり機構は、ピックア
ップ部16をなす頁浮揚部材100と頁浮揚補助部材1
01、及び頁めくりアーム17から構成されている。頁
めくりアーム17はその回動支点に備えられたモータ1
02によって駆動され、頁浮揚部材100と頁浮揚補助
部材101は、それぞれの軸線に対して垂直に備えられ
たロッド103によってスライドし、結合部材104に
よって接続されている。更に、ブラケット105によっ
て支持されたねじ状のロッド106は、モータ107に
よって回され、頁浮揚部材100と頁浮揚補助部材10
1がスライドする。
【0054】トレイ5上には転写物を載せてセットする
ための転写物載置台があり、この転写物載置台は可動載
置台7、固定載置台8の左右2分割に構成されていて、
可動載置台7はトレイ底を左右方向にスライド可能であ
る。このため中央綴じ部たる背表紙付のノートに転写す
る時には、可動載置台7をスライドさせて固定載置台8
に対して離間させ、可動載置台7と固定載置台8との間
に溝部を形成し、当該溝部にノートの背表紙を落とし込
んだ後、可動載置台7を載置台ロックレバー108の操
作によって固定する。可動載置台7とトレイのうち少な
くとも一方の摺動面に低い摩擦係数を有する部材を貼り
付けてスライド性を向上させるようにしてもよい。
【0055】図4において、転写物固定ユニットは、転
写物固定部材ユニット124と背表紙押さえユニット1
25とからなっている。図15に転写物固定部材ユニッ
トを概略的に示す。転写物固定部材ユニットは、転写物
押さえ板10、ロッド130、ロック部材131、13
2、スプリング133、134、139からなってい
る。ノート型転写物を押さえる場合には、転写物押さえ
板10とロッド130でノート型転写物中央部を押さ
え、サーマルヘッドユニットの押圧ローラ(不図示)に
よって加重し、スプリング139のテンションによりロ
ッド130を回転中心として転写物押さえ板10を画像
形成面に合わせて左右に回動させ、ノート型転写物の画
像形成面を平滑にする。そして転写物押さえ板10の画
像形成面を押圧している側の端部から画像形成を行う。
【0056】この転写物固定部材ユニットは、ノート型
転写物の厚さに対応して高さ調節可能である。図15に
示されるように、ロック部材131に備えられた複数段
の鉤状部のいずれの段が、ロッド130側のロック部材
132の鉤部に係合するかによって、高さ調節される。
また転写物固定部材ユニットは、トレイ引き出し時にト
レイと共に引き出されるようになっている。この引き出
しの際、ノートコピーユニット内部で転写物押さえ板が
他の部材に衝突することを防止するために、当該転写押
さえ板10は跳ね上げ干渉防止部材137によってロッ
クされている。トレイの引き出し完了に近づくと、装置
本体に取り付けられ出口近傍に存在する突起部138
に、跳ね上げ干渉防止部材137がぶつかり、当該部材
はスプリング133に抗して回動し、ロック部材132
を、したがって転写物押さえ板10を開放する。更にト
レイの引き出しが完全に終わると、当該跳ね上げ干渉防
止部材137は突起部138を越えるので、スプリング
133の作用によって当該部材137は立ち上がり、転
写物押さえ板10を押し下げてセットする際に、当該押
さえ板10をロック可能である。
【0057】次に、本画像形成装置全体の動作につい
て、図16にフローを示しながら説明する。
【0058】主電源が投入された時、あるいはノートコ
ピーユニットのトレイが一旦引き出された後に画像形成
装置本体にセットされた時、当該トレイ内に用紙がある
か否か不図示のセンサで検知する。トレイ内に用紙がな
い場合には、第一画像形成部が自動的に選択され、トレ
イ内に用紙がある場合には、第二画像形成部たるノート
コピーユニットが自動的に選択され、その選択結果が操
作パネル内の表示部に表示される。この際、例えば、ト
レイ内に転写済み用紙が取り残されている等の理由によ
り所望しない画像形成部が選択されている場合には、操
作パネル上の画像形成部切換ボタンを押すことによって
選択を強制的に切り換えることも可能である。これによ
って、使用者の希望によって画像形成手段の任意の選択
が可能となる。
【0059】トレイ内の用紙を検知するセンサからの信
号、もしくは操作パネルからの画像形成部切換指示によ
って、前記制御部は画像形成部選択信号を発生する。こ
の画像形成部選択信号は、選択された画像形成部だけを
電気的に接続し、他方の画像形成部を開放状態にするた
めに用いられる。選択された画像形成部が発生し、それ
自身の作像手段に最適なタイミング信号は、画像入力
部、画像処理部に送られるので、それらを含めた装置全
体が、選択されている画像形成部に合わせて動作するこ
ととなる。
【0060】複写モード、変倍率、コピー枚数等が図1
の操作パネル60上の各ボタンにて設定された後、スタ
ートボタンが押されて、本画像形成装置は複写動作を開
始する。
【0061】画像入力部において、その原稿台上に下向
きに載置された原稿の画像情報が読み取られ、公知のよ
うにデジタルデータに変換される。
【0062】画像入力部からのデジタルデータに対して
画像処理部では、操作パネルから入力された複写モード
に応じて、例えば、シェーディング補正、MTF補正、
主走査変倍、2値化、中間調処理、エッジ強調、エッジ
抽出等の処理が施され、処理されたデータは、選択され
ている画像形成部に送り出される。
【0063】第一画像形成部が選択されている場合に
は、その作像部3において、電子写真方式に基づいて画
像形成される。
【0064】第二画像形成部が選択されている場合に
は、ノートコピーユニットにおいて、熱転写方式に基づ
いて、シート状転写紙又はノート型転写物に画像形成が
行われる。
【0065】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置においては、原
稿画像の読み取りを行う画像読み取り手段と、被画像形
成体用の位置決め凹み部を備え弾性部材からなる載置面
を有する被画像形成体載置手段と、当該被画像形成体載
置手段に対向し当該手段に対して平行移動可能に配置さ
れる発熱素子と、未使用インクシートを保持するインク
シート保持手段と、使用済インクシートを巻き取るため
のインクシート巻き取り手段とを具備し、インクシート
保持手段とインクシート巻き取り手段との間に張設され
るインクシートが被画像形成体載置手段と発熱素子との
間を通過し、画像読み取り手段からの画像情報に基づい
て画像形成がなされるように構成されているので、同じ
載置面を利用して、小サイズシートへの画像形成と通常
シートへの画像形成の両方を良好に行うことが可能とな
り、多種多様なシートに対応し得る。特に請求項2に記
載されるように、被画像形成載置手段の載置面が、2種
類の硬度の弾性部材からなり、低硬度の弾性部材に位置
決め凹み部が備えられていれば、その効果が顕著であ
る。
【0066】請求項3の画像形成装置においては、位置
決め凹み部の一端縁に、保持された被画像形成体を取り
出すための切欠き部が形成されているので、凹み部に嵌
め込んで位置決めした小サイズシートの取り出しをスム
ーズに行いうる。
【0067】請求項4の画像形成装置においては、位置
決め凹み部が、発熱素子の移動方向及び当該移動方向に
垂直な方向に連続して複数形成され、発熱素子の移動方
向上流側に位置する凹み部に保持された被画像形成体か
ら順に画像形成動作が実行されるように構成されるとと
もに、各凹み部に画像形成動作の実行順を示す符号が付
されているので、この番号の若い箇所から画像形成が行
われる本画像形成装置にあっては、インクシートの有効
利用が図られ、セットされた転写紙の検知動作を特に必
要とすることもなく、更に、熱転写方式にも拘らず画像
形成効率を上げることが可能で、コピー時間の短縮化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略斜視図であ
る。
【図2】当該画像形成装置の構成関係を示す図である。
【図3】転写物載置用トレイの全体構成の平面図であ
る。
【図4】転写物固定ユニットを示す概略側面図である。
【図5】画像形成装置の第二画像形成部であるノートコ
ピーユニットの概略図である。
【図6】インクシートの延在状態を示す概念図である。
【図7】待機時のサーマルヘッドユニットの概略図であ
る。
【図8】サーマルヘッドユニットの部分斜視図である。
【図9】画像書き込み時のサーマルヘッドユニットの概
略図である。
【図10】サーマルヘッドユニットによる書き込み時の
動作を説明する図で、初期状態を示すものである。
【図11】同様にサーマルヘッドユニットによる書き込
み時の動作を説明する図である。
【図12】同様にサーマルヘッドユニットによる書き込
み時の動作を説明する図である。
【図13】同様にサーマルヘッドユニットによる書き込
み時の動作を説明する図である。
【図14】同様にサーマルヘッドユニットによる書き込
み時の動作を説明する図である。
【図15】転写物固定ユニットを示す概略正面図であ
る。
【図16】本発明に係る画像形成装置全体の動作に関す
るフロー図である。
【符号の説明】
4 ノートコピーユニット 5 転写物載置用トレイ 7 可動載置台 8 固定載置台 10 転写物押さえ板 12 インクシートカートリッジ 15 サーマルヘッドユニット 18 送り出し側インクシートリール 19 巻き取り側インクシートリール 20 インクシート 21 筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 和夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 蛭間 哲也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 古賀 雅之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 加藤 和彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 椎名 将 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像の読み取りを行う画像読み取り
    手段と、被画像形成体用の位置決め凹み部を備え弾性部
    材からなる載置面を有する被画像形成体載置手段と、当
    該被画像形成体載置手段に対向し当該手段に対して平行
    移動可能に配置される発熱素子と、未使用インクシート
    を保持するインクシート保持手段と、使用済インクシー
    トを巻き取るためのインクシート巻き取り手段とを具備
    し、インクシート保持手段とインクシート巻き取り手段
    との間に張設されるインクシートが被画像形成体載置手
    段と発熱素子との間を通過し、画像読み取り手段からの
    画像情報に基づいて画像形成がなされることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記被画像形成載置手段の載置面が、2
    種類の硬度の弾性部材からなり、低硬度の弾性部材に前
    記位置決め凹み部が備えられていることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め凹み部の一端縁に、保持さ
    れた被画像形成体を取り出すための切欠き部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め凹み部が、前記発熱素子の
    移動方向及び当該移動方向に垂直な方向に連続して複数
    形成され、前記発熱素子の移動方向上流側に位置する凹
    み部に保持された被画像形成体から順に画像形成動作が
    実行されるように構成されるとともに、各凹み部に画像
    形成動作の実行順を示す符号が付されていることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP4338894A 1992-12-18 1992-12-18 画像形成装置 Pending JPH06183085A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4100152A1 (de) * 1990-01-05 1991-07-11 Samsung Electronics Co Ltd Vorrichtung zur korrektur der druckposition einer elektronischen schreibmaschine

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