JPH06181734A - 菓子その他食品の成型方法 - Google Patents

菓子その他食品の成型方法

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JPH06181734A
JPH06181734A JP4356850A JP35685092A JPH06181734A JP H06181734 A JPH06181734 A JP H06181734A JP 4356850 A JP4356850 A JP 4356850A JP 35685092 A JP35685092 A JP 35685092A JP H06181734 A JPH06181734 A JP H06181734A
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JP
Japan
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sheet material
molding
mold
food
confectionery
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Application number
JP4356850A
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English (en)
Inventor
Fumihiko Masuda
文彦 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nihon Machine Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shin Nihon Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06181734A publication Critical patent/JPH06181734A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] あんなどの可塑性物を自動的に成型する方法
を提案する。 [構成] あんなどの可塑性物6をシ−ト材5を介して
成型し、その後、このシ−ト材を付着させたままで型抜
きし、シ−ト材を剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は菓子その他食品の成型方
法に係り、詳しくは、あんその他可塑性を有する菓子や
食品の生地を破壊することなく所望の形状に自動的に成
形できる成型方法に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、小豆などを原料としたあんを
餅などのまわりにまぶした菓子、所謂、あんころ餅が製
造並びに販売されている。この種の菓子はあんそのもの
が可塑性物であるため、その形を正確に成型することは
きわめてむづかしい。このため、通常は、自動的に成型
することなく、職人が手作業によってあんなどの成型を
行なっている。しかしながら、手作業であると、量産に
は不向きであり、しかも、非常に高価になって好ましく
なく、更に、衛生的にも問題が多い。
【0003】このところから容易に成形できる方法とし
て成形部を具える型を道具として利用することが行なわ
れている。型を利用する場合、成形後の型抜きのとき
に、あんなどが型の成型部から離れにくく、離れないと
ころによってあんなどの型が破壊され、成形に支障があ
る。また、型を利用すると云っても、この方法はあくま
で手作業であって、自動化、量産化には全く不向きであ
る。
【0004】このところから、本発明者、先に、例えば
特開昭51−63976号公報に記載されるように、表
面に成形部を具える型の表面、なかでも、成形部にゴム
などの弾力シ−トを介在させ、この弾力シ−トを空気を
吸い込んで成形部に密着させ、この状態で菓子生地を成
型する。その後、この吸い込みを解除すると、弾力シ−
トはその弾力によって元に戻り、この戻りを利用して成
型された菓子生地、例えばあんなどが排出される。
【0005】しかし、このように弾性シ−トが介在する
型を利用してあんなどを所望の形状に成形する場合、弾
力シ−トの弾性により材料の性質によっては破壊するこ
とが多く、なかでも、あんなどは所謂腰がないため、弾
力シ−トによって排出する際に成型されたあんなどは破
壊し、成型プロセスを自動化することは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記欠点の解
決を目的とし、具体的には、あんなどの可塑性物を、支
障なく、しかも、型から剥離するときに破壊することな
く、円滑に成形できる菓子その他食品の成型方法を提案
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は型の
成型部の全面にわたってこの型に保持されたシ−ト材を
密着させてから、この成型部内に食品を充填し、その
後、型を反転させてから、食品にシ−ト材が付着したま
まで食品を下向きに押出す一方、この押出しの間に食品
に付着したシ−ト材を食品表面から順次に剥離すること
を特徴とする。
【0008】以下、その手段たる構成ならびにその作用
を具体的に図面により説明すると、次の通りである。
【0009】なお、図1、図2、図3、図4、図5なら
びに図6は本発明によってあんなどを成形する場合の各
工程の説明図であって、図1はシ−ト材の型の成型部へ
の被着工程である。また、図2は成型部への食品充填工
程を示し、図3は充填後の食品の一部に凹所を形成しか
つ押圧する工程を示し、図4は餅などの充填工程であ
り、図5は型抜き工程の開始時を示し、図6は型抜き工
程の終了時である。
【0010】まず、図1、図2、図3、図4、図5なら
びに図6に示す一連の各工程において符号1は型、2は
成型部、3は減圧ならびに注入室、4は孔隙ノズル、5
はシ−ト材、6はあんなどの中味、7は餅などの挿入物
を示す。
【0011】すなわち、型1の一部に成型部2が形成さ
れている。この成型部2に対抗して減圧ならびに注入室
3が形成され、この減圧ならびに注入室3と成型部2と
の間は孔隙ノズル4により連通され、後記のように、減
圧ならびに注入室3から空気などの気体は、孔隙ノズル
4を経て、成型部2内に吹き出され、成型部2内の気体
が吸引される。
【0012】型1の周囲にはリング状の取付凹所8が形
成され、この取付凹所8にはシ−ト材5の一部が、例え
ばオ−リング9を介して取付けられている。シ−ト材5
の大きさは成型部2の内壁面21に密着するのに十分な
大きさに構成されている。
【0013】以上の通りに構成される型1において、成
型を開始するときには、孔隙ノズル4を経て成型部2内
の空気などの気体を吸引するとともに、それにともなっ
て成型部2の内壁面21にシ−ト材5を密着する。
【0014】シ−ト材5は必ずしも弾性を持つ必要がな
いが、ある程度の弾性を持つものでも差しつかえがな
い。具体的には、シ−ト材5は天然または合成樹脂の布
であって、ある程度の通気性を持っているものであっ
て、通気度は5〜10cc程度にするのが好ましい。す
なわち、あまり通気度が大きいと、上述の如く、シ−ト
材5を成型部2の内壁面21に密着させるのに支障があ
り、通気度が低くなると、後述の如くあんなどの中味6
をシ−ト材5とともに型1から押し出されたときに、中
味6が不均一にシ−ト材5を付着し、型からの剥離が円
滑に行なわれなくなるからである。
【0015】シ−ト材は天然または合成樹脂の布が好ま
しいが、合成樹脂のうちでも、ポリウレタン、ポリエチ
レンテレフタレ−トなどがとくに好ましい。このような
合成樹脂であると、耐食性にすぐれるほか、ある程度の
のびや弾力性も持っているため、型1に密着させると
き、成型部2の形状などが複雑であっても、成型部2に
完全に密着できる。
【0016】そこで、以上の通りの型を用いて成型する
とき、次の通りに成型できる。
【0017】まず、図1に示す通り、成型に先立って例
えば、減圧ならびに注入室3にダクト(図示せず)を結
合し、孔隙ノズル5を介して吸引し、シ−ト材5を成型
部2の内壁面21に密着させる。
【0018】次に、成型部2内にあんなどの中味6を充
填し(図2参照)、その後、中味6を押型10によって
押さえる(図3参照)。押型10はいずれの形状からも
構成できるが、この実施例のように中味6の中に更に餅
などの挿入物7を入れるときには、押型10の表面に突
起11を形成し、これによって中味6の一部に凹所61
を形成する。
【0019】次に、図4で示すように、凹所61に餅な
どの挿入物7を入れ、その後、型1を上下に反転させ
る。
【0020】この型1を反転状態に保ってベ−ス12に
向けて中味6をシ−ト材5とともに下向きに押出す(図
5参照)。この場合、減圧ならびに注入室3から高圧空
気などを適度に注入し、なかでも、中味6の表面にシ−
ト材5が付着したままで下向きに押出す。
【0021】なお、ベ−ス12は静止するものとして構
成しても、移動軌道を成すようにも構成できる。
【0022】すなわち、空気などを作用させて中味6を
下向きに押出すとき、中味6のみを押出すと、あんなど
は結着性がなく、可塑物であるため、一旦成型された中
味6の形状が押出のときこわれ易い。これに対し、介在
させるシ−ト材5を付着させたままの状態であると、中
味6があんなどであっても、表面がシ−ト材5によって
おおわれ、中味6は下降する間に順次にシ−ト材5から
剥離され、中味6は形状が損なわれることなくシ−ト材
5から剥離できる(図6参照)。
【0023】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明はシ−
ト材を型によって成型し、その後の型抜きにおいて成型
された食品をシ−ト材が付着したままで型抜きすると共
に、順次にシ−ト材を剥離するものである。
【0024】このため、食品のうちでも、あんなどのよ
うに自動的に成型するのがきわめてむづかしいものであ
っても、容易に成型でき、その成型プロセスが自動化し
やすい。
【0025】なお、上記のところではあんなどを中心に
説明したが、結着性が小さい可塑性にとむものであれば
何れのものも成型できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シ−ト材の密着過程を断面で示す説明図であ
る。
【図2】中味充填過程を断面で示す説明図である。
【図3】中味を押型でおさえる過程を示す説明図であ
る。
【図4】中味なかに挿入物を挿入する過程を示す説明図
である。
【図5】型から押出し過程を示す説明図である。
【図6】シ−ト材剥離過程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 型 2 成型部 3 減圧ならびに注入室 4 孔隙ノズル 5 シ−ト材 6 中味 7 挿入物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型の成型部の全面にわたってこの型に保
    持されたシ−ト材を密着させてから、この成型部内に食
    品を充填し、その後、前記型を反転させてから、食品に
    シ−ト材が付着したままで食品を下向きに押出す一方、
    この押出しの間に食品に付着した前記シ−ト材を食品表
    面から順次に剥離することを特徴とする菓子その他食品
    の成型方法。
  2. 【請求項2】 前記シ−ト材を天然若しくは合成樹脂の
    布または通気性のあるシ−ト材とする請求項1記載の菓
    子その他食品の成型方法。
  3. 【請求項3】 前記食品を充填したのち、前記型の裏面
    から高圧気体を吹込んで前記シ−ト材を前記成型部から
    剥離しつつ、前記シ−ト材を付着させたままで前記食品
    を下向きに押出すことを特徴とする請求項1記載の菓子
    その他食品の成型方法。
  4. 【請求項4】 前記型の周囲に、前記成型部の全面に密
    着するのに十分な大きさの前記シ−ト材の一部を固着し
    て成る請求項1記載の菓子その他食品の成型方法。
  5. 【請求項5】 前記シ−ト材の通気度を5〜10ccに
    することを特徴とする請求項1記載の菓子その他食品の
    成型方法。
  6. 【請求項6】 前記シ−ト材をポリウレタン、ポリエチ
    レンテレフタレ−トとすることを特徴とする請求項1記
    載の菓子その他食品の成型方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020028189A (ko) * 2002-03-23 2002-04-16 편승화 둘 이상의 색상을 가지는 설편 빙과를 제조하는 방법 및이에 의해 제조되는 설편 빙과
JP2021153566A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社和田機械 餡の自動成形方法並びに装置
JP2023026013A (ja) * 2021-08-12 2023-02-24 株式会社あじかん 包装システム、及び、包装方法

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KR20020028189A (ko) * 2002-03-23 2002-04-16 편승화 둘 이상의 색상을 가지는 설편 빙과를 제조하는 방법 및이에 의해 제조되는 설편 빙과
JP2021153566A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社和田機械 餡の自動成形方法並びに装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991026