JPH0621902Y2 - 粘着性の強い物品の包装手段 - Google Patents
粘着性の強い物品の包装手段Info
- Publication number
- JPH0621902Y2 JPH0621902Y2 JP1988163715U JP16371588U JPH0621902Y2 JP H0621902 Y2 JPH0621902 Y2 JP H0621902Y2 JP 1988163715 U JP1988163715 U JP 1988163715U JP 16371588 U JP16371588 U JP 16371588U JP H0621902 Y2 JPH0621902 Y2 JP H0621902Y2
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- JP
- Japan
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- film
- container
- bag
- perforated
- highly sticky
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、味噌、クリーム、ジャム、練り生地の如きペ
ースト状を呈した物品或いはご飯の如き容器に着き易い
物品を包装した際に、これらの物品が容器の内面に着い
て残らないように工夫した包装手段に関するものであ
る。
ースト状を呈した物品或いはご飯の如き容器に着き易い
物品を包装した際に、これらの物品が容器の内面に着い
て残らないように工夫した包装手段に関するものであ
る。
[従来の技術] 食品の如き物品であって、流通販売に供されるものの大
部分は、袋とかプラスチック等の成形容器或いは缶とか
びん等に詰めて流通される。
部分は、袋とかプラスチック等の成形容器或いは缶とか
びん等に詰めて流通される。
このような物品において、粘着性の強い物品例えば味噌
の場合には袋や容器から味噌を取り出すと、容器の内面
に着いて残り、不経済であるばかりでなく、美感を損ね
たり不衛生感をもたせるという問題がある。
の場合には袋や容器から味噌を取り出すと、容器の内面
に着いて残り、不経済であるばかりでなく、美感を損ね
たり不衛生感をもたせるという問題がある。
そこで、従来は容器の内面に油性の被膜を形成したり、
材質的に付着しないフッソ樹脂層等を形成したりしてい
る。
材質的に付着しないフッソ樹脂層等を形成したりしてい
る。
[従来技術に求められる課題] しかし、このように袋や容器の内面に付着しない層を形
成したり、材質を選択すると、コストが高くついたり、
加工性が悪くなるという問題がある。
成したり、材質を選択すると、コストが高くついたり、
加工性が悪くなるという問題がある。
本考案は、コストが安く、加工性のよい粘着性の強い物
品の包装手段を提案するのが目的である。
品の包装手段を提案するのが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決する手段として、次の如き構
成の包装手段を提案する。
成の包装手段を提案する。
有孔フィルムに対して溶解状態を維持しているフィルム
を圧着させることにより両者を疑似接着させた内面フィ
ルムを、有孔フィルム側が容器の内側にくるようにして
本体側に貼り合わせて成る粘着性の強い物品の包装手
段。
を圧着させることにより両者を疑似接着させた内面フィ
ルムを、有孔フィルム側が容器の内側にくるようにして
本体側に貼り合わせて成る粘着性の強い物品の包装手
段。
上記構成において、有孔フィルムの材質は特に限定され
ないが、ポリエチレンフィルム等に0.8〜0.5m/m程度の
小孔を無数にあけたものがよい。この孔の径は大きすぎ
ると効果が減退する。
ないが、ポリエチレンフィルム等に0.8〜0.5m/m程度の
小孔を無数にあけたものがよい。この孔の径は大きすぎ
ると効果が減退する。
次に、有孔フィルムに擬似接着を行うフィルムは、特に
限定されないが、例えばポリエチレン或いはポリプロピ
レンフィルム等がよい。
限定されないが、例えばポリエチレン或いはポリプロピ
レンフィルム等がよい。
[作用] 袋や容器の内面に直接触れるペースト状の内容物は、孔
の部分に空気又は不活性ガス(ガス置換又は脱酸素剤を
利用した場合)を包容する。但し、この孔の径は小さい
ので、孔内に入るまでには至らない。この結果、袋又は
容器の内面との接触面積は半減し、粘着力も半減するた
め、袋や容器の内面に着いて残ることはない。
の部分に空気又は不活性ガス(ガス置換又は脱酸素剤を
利用した場合)を包容する。但し、この孔の径は小さい
ので、孔内に入るまでには至らない。この結果、袋又は
容器の内面との接触面積は半減し、粘着力も半減するた
め、袋や容器の内面に着いて残ることはない。
[実施例及びその作用] 第1図は本考案を袋に実施した例である。
符号の1は袋の基材であるところの複合プラスチックフ
ィルム(本体)、2はこの複合プラスチックフィルム1
の内面に貼り合わせられた内面フィルムにして、この内
面フィルム2は、第2図に示すように内面が直径0.5m/
m、ピッチ1m/m間隔で小孔4を無数にあけた有孔フィル
ム3に対し、成膜時に溶融状態を維持した状態で有孔フ
ィルム3と共にロール間に挟んで圧着し、擬似接着させ
た保持フィルム5とから成り、保持フィルム5は第2図
に示すように有孔フィルム3の小孔4内に一部がめり込
んだ状態で擬似接着している。第3図は味噌を充填する
容器に本考案を実施した実施例を示すもので、符号の6
は成型された容器にして、この内面には前記実施例と同
じ有孔フィルム3を内側にした内面フィルム2が貼り合
わせてある。7は蓋シールにして、この蓋7にも内面フ
ィルム2が貼り合わせてある。
ィルム(本体)、2はこの複合プラスチックフィルム1
の内面に貼り合わせられた内面フィルムにして、この内
面フィルム2は、第2図に示すように内面が直径0.5m/
m、ピッチ1m/m間隔で小孔4を無数にあけた有孔フィル
ム3に対し、成膜時に溶融状態を維持した状態で有孔フ
ィルム3と共にロール間に挟んで圧着し、擬似接着させ
た保持フィルム5とから成り、保持フィルム5は第2図
に示すように有孔フィルム3の小孔4内に一部がめり込
んだ状態で擬似接着している。第3図は味噌を充填する
容器に本考案を実施した実施例を示すもので、符号の6
は成型された容器にして、この内面には前記実施例と同
じ有孔フィルム3を内側にした内面フィルム2が貼り合
わせてある。7は蓋シールにして、この蓋7にも内面フ
ィルム2が貼り合わせてある。
[考案の効果] 本考案は以上のように、袋や容器の内面に有孔フィルム
を貼り合わせたので、この有孔フィルムに設けた小孔の
作用で内容物の粘着力は半減し、結果として内面に付着
して残らない。
を貼り合わせたので、この有孔フィルムに設けた小孔の
作用で内容物の粘着力は半減し、結果として内面に付着
して残らない。
よって、本考案によると、無駄がなく、然も見た目にも
清潔感があってよく、又製袋及び成型には何等の障害が
なく、加工性もよい。
清潔感があってよく、又製袋及び成型には何等の障害が
なく、加工性もよい。
又、本考案において、有孔フィルムは溶融状態のフィル
ムに圧着して擬似接着を行っているので、有孔フィルム
を貼り合わせる際に接着剤を使用しないで済む。この結
果、食品衛生上有効である。
ムに圧着して擬似接着を行っているので、有孔フィルム
を貼り合わせる際に接着剤を使用しないで済む。この結
果、食品衛生上有効である。
第1図は、本考案を袋に実施した場合の袋の断面図、第
2図はA部分の拡大断面図、第3図は本考案を容器に実
施した場合の実施例図、第4図はB部分の拡大図であ
る。 1……複合プラスチックフィルム 2……内面フィルム 3……有孔フィルム 4……小孔 5……保持フィルム 6……容器 7……蓋シール
2図はA部分の拡大断面図、第3図は本考案を容器に実
施した場合の実施例図、第4図はB部分の拡大図であ
る。 1……複合プラスチックフィルム 2……内面フィルム 3……有孔フィルム 4……小孔 5……保持フィルム 6……容器 7……蓋シール
Claims (1)
- 【請求項1】有孔フィルムに対して溶融状態を維持して
いるフィルムを圧着させることにより両者を擬似接着さ
せた内面フィルムを、有孔フィルム側が容器の内側にく
るようにして本体側に貼り合わせて成る粘着性の強い物
品の包装手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988163715U JPH0621902Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 粘着性の強い物品の包装手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988163715U JPH0621902Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 粘着性の強い物品の包装手段 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0283274U JPH0283274U (ja) | 1990-06-27 |
JPH0621902Y2 true JPH0621902Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31448686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988163715U Expired - Lifetime JPH0621902Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 粘着性の強い物品の包装手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621902Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5833087A (ja) * | 1981-08-24 | 1983-02-26 | 日本鋼管株式会社 | 炉壁ライニング構造 |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP1988163715U patent/JPH0621902Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0283274U (ja) | 1990-06-27 |
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