JP2021153566A - 餡の自動成形方法並びに装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この装置は、「先端に回転可能な3本の中爪4を有する、上下動可能な中軸3′と、該中軸3′を内蔵した上下動可能な外軸3の周りに等間隔で、各先端に外爪2,2′を有し、上端に滑車6を有する上下動可能な3本以上のフィンガー1,1′を支点8,9で枢動自在に取付け、フィンガーの上下動がテーパーのついたガイド5、ガイドに設けたガイド溝7、該溝をスライドする滑車および支点とによりフィンガーの開閉をも行わせる構成である饅頭のひねりひだ付け装置」である。
この茶巾のほぼ中央部には山折りと谷折りが組み合わされた折ヒダが放射線状に湾曲し又は直線状に複数設けられており、この折りヒダが餡の上部に押圧されることにより職人の手作りによるヒダ模様と同様のヒダ模様が餡の頭部から肩部にかけて形成される。
餡を成形する凹状に窪んだ空室を下面側に有し、かつ上下動可能な上型と、その上型の空室の下側に入脱可能に茶巾を設け、その茶巾の下側に餡素材を配置して茶巾とともに上型の空室へ押し込むことにより成形する餡の自動成形方法である。
ほぼ中央部に山折りと谷折りが組み合わされた折りヒダが複数放射状に湾曲し又は直線状に形成された茶巾を用い、そのヒダを空室の頂点部分に対応するように配置して餡の上部にヒダ模様を形成する請求項1に記載の餡の自動成形方法である。
成形終了後、上型を上昇させるときに、空室の複数個所から圧縮空気を空室へ噴射し、成形された餡と茶巾を空室から排出させる請求項1又は請求項2に記載の餡の自動成形方法である。
空室へ圧縮空気を噴射する際に、同時にアルコールを噴射する請求項1ないし請求項3に記載の餡の自動成形方法である。
アルコールを圧縮空気とともに噴射することにより、アルコールが茶巾と空室内面との分離効果を高め、茶巾の多数のさらし目から餡製品と茶巾との間にもアルコールが入り込むので餡製品と茶巾との分離効果を高め、圧縮空気だけを噴射する場合に比べさらなる成形のスピードアップを図ることができる。
空室の内周面の一部を切り欠かいた通孔を水平方向又は斜め方向に上型の側面に設け、圧縮空気の注入で膨張可能な柔軟性に富むチューブを通孔に挿入し、その一端を閉塞するとともに、他端から圧縮空気を注入してチューブを空室へはみ出させ、チューブで餡素材の一部を変形させる請求項1ないし請求項4に記載の餡の自動成形方法である。
餡を成形する凹状の窪んだ空室を有し、その空室に通じる複数の通路を有する上型を、その空室を下向きにして配置し、空室を覆うように茶巾を設けるとともに、その茶巾を空室へ入脱可能に設け、茶巾の下側に餡の大きさに対応した間隔を保持し、かつ餡を空室へ押圧する下型を上下自在に空室の下側に設けた餡の自動成形装置である。
山折りと谷折りが組み合わされた複数の折りヒダが、ほぼ中央部に放射状に湾曲し又は直線状に形成された茶巾である請求項6に記載の餡の自動成形装置である。
上型の空室に通じる複数の通路は、圧縮空気供給源に接続され、空室へ噴射可能に設けられている請求項6及び請求項7に記載の餡の自動成形装置である。
上型の空室に通じる複数の通路のいくつかは、霧状又は液状のアルコール供給源に接続され、空室へ噴射可能に設けられている請求項6ないし請求項8に記載の餡の自動成形装置である。
空室の内周面の一部が切り欠かれた通孔が水平方向又は斜め方向に上型の側面に設けられ、圧縮空気の注入で膨張可能な柔軟性に富むチューブが通孔に挿入され、その一端が閉塞されるとともに、他端から圧縮空気が注入可能に設けられた請求項6ないし請求項9に記載の餡の自動成形装置である。
茶巾と下型との間に剥離性の高いシートからなるエンドレスベルトがコンベアとして形成され、このコンベアベルトが間欠的に走行可能に設けられている請求項6ないし請求項10に記載の餡の自動成形装置である。
図中符号Pは素材としての餡の塊を示し、Wは成形された栗きんとんなどの餡製品を示す。
前記下型7と昇降機構8と案内板9は、シート10が構成するコンベア12の内側に配置されている。
茶巾4は折りたたんだ状態において図4に示す三角形の頂点4cを残した場合と、図5に示す頂点4cをカットした場合がある。折りヒダ4a又は4bはその上縁部が縫製されることにより形状が固定される。折りヒダ4a又は4bの形状の固定方法は縫製に限定されるものではなく、接着等によることも可能である。
下降に伴ってまず茶巾4が餡素材Pに覆いかぶさり、上型1がさらに下降することにより餡素材Pは茶巾4とともに上型1の空室2の中へ挿入される。
空室へ複数個所から圧縮空気を空室内へ噴射することにより、茶巾と空室内面との分離を促すことができる。さらに圧縮空気は茶巾の多数のさらし目から餡製品と茶巾との間にも入り込むので茶巾を膨らませて餡製品と茶巾との分離も促す。空室内面と茶巾及び茶巾と餡製品のそれぞれの密着状態が素早く解消されれば、成形のスピードアップを図ることができる。
圧縮空気を噴射する際に、同時にアルコール(消毒用)を噴射すれば、空室だけでなく、茶巾も同時に消毒できるので成形毎に人手で消毒する手間がかからず、安全性も高まる。
アルコールを圧縮空気とともに噴射することにより、アルコールが茶巾と空室内面との分離効果を高め、茶巾の多数のさらし目から餡製品と茶巾との間にもアルコールが入り込むので餡製品と茶巾との分離効果を高め、圧縮空気だけを噴射する場合に比べさらなる成形のスピードアップを図ることができる。
上型2の上昇に伴い茶巾4が餡製品Wと所定の空間を保つようになると、コンベア12が運転を始め、出来上がった餡製品Wを下流側のコンベア14へ送り出す。
上記動作が間欠的に、かつ連続して行われることによりさらし目とヒダ模様が形成された餡製品Wが大量に提供される。
2・・・・空室
2a・・・切り欠き
3・・・・通路
4・・・・茶巾
4a・・・折りヒダ(直線)
4b・・・折りヒダ(湾曲)
6・・・・昇降機構
7・・・・下型
8・・・・昇降機構
9・・・・エンドレスシート
12・・・コンベア
20・・・通孔
21・・・チューブ
P・・・・餡素材
W・・・・餡製品
Wa・・・ヒダ模様
Claims (11)
- 餡を成形する凹状に窪んだ空室を下面側に有し、かつ上下動可能な上型と、その上型の空室の下側に入脱可能に茶巾を設け、その茶巾の下側に餡素材を配置して茶巾とともに上型の空室へ押し込むことにより成形する餡の自動成形方法。
- ほぼ中央部に山折りと谷折りが組み合わされた折りヒダが複数放射状に湾曲し又は直線状に形成された茶巾を用い、その折りヒダを空室の頂点部分に対応するように配置して餡の上部にヒダ模様を形成する請求項1に記載の餡の自動成形方法。
- 成形終了後、上型を上昇させるときに、上型の複数個所から圧縮空気を空室へ噴射し、成形された餡と茶巾を空室から排出させる請求項1又は請求項2に記載の餡の自動成形方法。
- 空室へ圧縮空気を噴射する際に、同時にアルコールを噴射する請求項1ないし請求項3に記載の餡の自動成形方法。
- 空室の内周面の一部を切り欠かいた通孔を水平方向又は斜め方向に上型の側面に設け、圧縮空気の注入で膨張可能な柔軟性に富むチューブを通孔に挿入し、その一端を閉塞するとともに、他端から圧縮空気を注入してチューブを空室へはみ出させ、チューブで餡素材の一部を変形させる請求項1ないし請求項4に記載の餡の自動成形方法。
- 餡を成形する凹状の窪んだ空室を有し、その空室に通じる複数の通路を有する上型を、その空室を下向きにして配置し、空室を覆うように茶巾を設けるとともに、その茶巾を空室へ入脱可能に設け、茶巾の下側に餡の大きさに対応した間隔を保持し、かつ餡を空室へ押圧する下型を上下自在に空室の下側に設けた餡の自動成形装置。
- 山折りと谷折りが組み合わされた複数の折りヒダが、ほぼ中央部に放射状に湾曲し又は直線状に形成された茶巾である請求項6に記載の餡の自動成形装置。
- 上型の空室に通じる複数の通路は、圧縮空気供給源に接続され、空室内へ噴射可能に設けられている請求項6及び請求項7に記載の餡の自動成形装置。
- 上型の空室に通じる複数の通路のいくつかは、アルコール供給源に接続され、空室へ噴射可能に設けられている請求項6ないし請求項8に記載の餡の自動成形装置。
- 空室の内周面の一部が切り欠かれた通孔が水平方向又は斜め方向に上型の側面に設けられ、圧縮空気の注入で膨張可能な柔軟性に富むチューブが通孔に挿入され、その一端が閉塞されるとともに、他端から圧縮空気が注入可能に設けられた請求項6ないし請求項9に記載の餡の自動成形装置。
- 茶巾と下型との間に剥離性の高いシートからなるエンドレスベルトがコンベアとして形成され、このコンベアベルトが間欠的に走行可能に設けられている請求項6ないし請求項10に記載の餡の自動成形装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115381028A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-11-25 | 黄淮学院 | 一种粽子的单叶折叠和填料捆扎工装 |
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JPH07163299A (ja) * | 1993-12-14 | 1995-06-27 | Kobaade:Kk | 絞り成形食品製造方法とその装置 |
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JP2008161148A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Kobird Co Ltd | 絞り成形食品の成形装置及び方法 |
-
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- 2020-03-27 JP JP2020072571A patent/JP7015490B2/ja active Active
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CN115381028A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-11-25 | 黄淮学院 | 一种粽子的单叶折叠和填料捆扎工装 |
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