JPH0618156U - 車両のシャシフレーム - Google Patents
車両のシャシフレームInfo
- Publication number
- JPH0618156U JPH0618156U JP6438292U JP6438292U JPH0618156U JP H0618156 U JPH0618156 U JP H0618156U JP 6438292 U JP6438292 U JP 6438292U JP 6438292 U JP6438292 U JP 6438292U JP H0618156 U JPH0618156 U JP H0618156U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suspension
- chassis frame
- vehicle
- wheel
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品の共用化が図れ、容易に種々のバリエー
ション車種を実現できるようにする。 【構成】 縦フレーム材5L 、5R に、サスペンション
アッパアーム11L 、11R 用の支持ブラケット7L 、
7R 、サスペンションロアアーム12L 、12R用の支
持ブラケット8L 、8R 、と9L 、9R が前後方向対称
に設けられ、前輪および後輪に同様のサスペンションが
組み付けられる。アクスルユニット13L、13R も前
後同一のものが使用され、非操舵の後輪側では縦フレー
ム材に追加されたブラケット10L 、10R に固定用メ
ンバ19L 、19R で連結されて固定される。これによ
り、要求に応じて前後輪に同様の駆動機構や操舵機構を
適宜組み付けて2WS、4WS、あるいは2WD、4W
Dなどバリエーションが簡単に実現される。
ション車種を実現できるようにする。 【構成】 縦フレーム材5L 、5R に、サスペンション
アッパアーム11L 、11R 用の支持ブラケット7L 、
7R 、サスペンションロアアーム12L 、12R用の支
持ブラケット8L 、8R 、と9L 、9R が前後方向対称
に設けられ、前輪および後輪に同様のサスペンションが
組み付けられる。アクスルユニット13L、13R も前
後同一のものが使用され、非操舵の後輪側では縦フレー
ム材に追加されたブラケット10L 、10R に固定用メ
ンバ19L 、19R で連結されて固定される。これによ
り、要求に応じて前後輪に同様の駆動機構や操舵機構を
適宜組み付けて2WS、4WS、あるいは2WD、4W
Dなどバリエーションが簡単に実現される。
Description
【0001】
本考案は、車両のシャシフレームに関する。
【0002】
サスペンションによって懸架され、車体を架装する車両のシャシフレームとし ては、従来各種のものが用いられ、たとえば、「自動車工学便覧<第3分冊>」 (p.1−3、 社団法人自動車技術会 昭和50年2月1日発行)には、梯子 型フレーム、X型フレーム、周囲型フレーム、そしてバックボーンフレームなど の例が示されている。
【0003】
上記従来の車両のシャシフレームは、これを前輪部分と後輪部分とに分けたと き、主として前輪側に操舵機構が付随させられ、後輪側に車輪駆動機構が付随さ せられることを前提とするものが多く、いずれもそれぞれ前後の形状が異なって いる。 この結果としてサスペンションも前後で異なるものが設計され、部品の種類も 必然的に多くなっている。そのために、例えば車輪駆動については前後いずれか の一方のみの2WDだけでなく双方を駆動する4WD方式があり、また操舵につ いても一方のみの2WSのほか前後の車輪を操舵する4WS方式も近時多く採用 されつつあるが、この際も同様に前後で異なる操舵機構あるいは駆動機構を準備 しなければならないという問題がある。
【0004】 とくにモータを動力源とする電気自動車では、その使用目的の多様性から、種 々の方式を多様に組み合わせて多くのバリエーション車種を提供することが期待 されているが、多くの設計工数と部品点数の増加を招き簡単に対応できないのが 実情である。 したがって本考案は、上記従来の問題点に鑑み、部品の共用化が図れ、容易に 種々のバリエーション車種を実現することができる車両のシャシフレームを提供 することを目的とする。
【0005】
このため請求項1に記載の考案は、アクスルユニットを支持するサスペンショ ンによって車輪に懸架され、車体を架装する車両のシャシフレームであって、サ スペンションの構成部材を支持する支持ブラケットが車両の前後方向対称に設け られて、前輪および後輪に対してそれぞれ同様のサスペンションが装備できるよ うにした。 また請求項2に記載のものでは、さらに前輪側または後輪側のいずれか一側に 固定用のブラケットを設けて、アクスルユニットのナックルアームとこの固定用 のブラケットを固定用メンバで連結することができるようにした。
【0006】
サスペンションの構成部材を支持する支持ブラケットを車両の前後方向対称に 設けたから、前輪および後輪に対してそれぞれ同様のサスペンションが装備でき る。 またさらに、固定用のブラケットを設けた場合には、アクスルユニットのナッ クルアームとこの固定用のブラケットを固定用メンバで連結することにより、非 操舵輪側においても操舵輪側に必要なナックルアームを備えるアクスルユニット をそのまま共通して用いることができる。
【0007】
図1および図2は本発明の実施例を示す側面図および平面図である。車両はシ ャシフレーム1上に車体2が架装されて構成されている。シャシフレーム1は、 その前後方向に延びる2本の縦フレーム材5L 、5R が前部および後部において それぞれ左右方向の車軸線C、Dが横切る部分が幅狭で、中間部分が幅広とされ 、適宜間隔で設けられた直線状のクロスメンバ6(6a、6b、6c、6d)で 結合された梯子型に形成されており、さらに平面図上および側面図上で基本的に 前後方向に対称の形状となっている。 そしてシャシフレーム1には前後同一のサスペンションアッパアーム11L 、 11R 、サスペンションロアアーム12L 、12R とアクスルユニット13L 、 13R を有するサスペンションが組み付けられ、前輪および後輪に対して懸架さ れるとともに、シャシフレーム1上に車体2を架装している。
【0008】 シャシフレームの左前輪部について図3を参照してより詳細に説明すると、縦 フレーム材5L の前輪部にはサスペンションアッパアーム11L 用の支持ブラケ ット7L 、サスペンションロアアーム12L 用の支持ブラケット8L と9L など が設けられている。 サスペンションアッパアームはA形をしており、その支持シャフト11aL が 支持ブラケット7L にボルト50で結合される。 サスペンションロアアームは そのフロントアーム12aL が支持ブラケット9L に支持され、リアアーム12 bL が支持ブラケット8L に支持される。フロントアーム12aL は同時にサス ペンションスプリングとしてのトーションバー52の一端に結合されており、ト ーションバーの他端はクロスメンバ6cに固定されたアンカーアーム53に連結 されている。サスペンションアッパアーム11L およびサスペンションロアアー ム12L の各先端P、Qはアクスルユニット13L のピボットアームに連結され る。
【0009】 ここでは、サスペンションロアアームのフロントアーム12aL を支持する支 持ブラケット9L はサスペンションアッパアーム用の支持ブラケット7L と一体 で、下方に延びて形成されている。 また、支持ブラケット7L に一体に形成さ れたショックアブソーバ受け部7aL とサスペンションロアアーム12L 間にシ ョックアブソーバ55が連結されている。さらにサスペンションロアアームには 縦フレーム材5L にブラケット支持されたスタビライザ57が連結されている。 前輪15L のアクスルユニットのナックルアーム13aL には、図示しないス テアリングギアから延びるステアリングリンケージ18L が連結される。 17 はモータから延びる後述するドライブシャフトである。
【0010】 これらが平面図上左右対称とされ、図1、図2上左右対称部材はそれぞれL 、 R の添え字が付されている。そしてステアリングリンケージとモータを除き、シ ャシフレーム1の中心に関して前後対称の位置にそれぞれ設けられている。 後輪16L 、16R のアクスルユニットには、図4に示されるように、ステア リングリンケージに代え、固定用メンバ19L 、19R の一端が連結され、これ らの固定用メンバ19L 、19R はシャシフレーム1に別途付加されたブラケッ ト10L 、10R に他端が連結されて、後輪の左右回動が阻止されている。 なお、図4は右後輪部を示すが、前後対称部品が用いられているため、図中主 要部品は添え字Lを有している。
【0011】 シャシフレーム1の前部の幅狭部には、2本の縦フレーム材5L 、5R に挟ま れてタンデムモータ20が設置されている。タンデムモータ20は同一構成の2 個のモータ21、21がそのモータ本体22、22の主軸線F、Fをオフセット させて互い違いに平行に配置され、それぞれミッション24、24を介して主軸 線F、Fからオフセットされた2個の出力軸26、26が一直線に並び、この出 力軸26、26が前輪の車軸線C上に略一致させてある。出力軸26、26とア クスルユニット13L 、13R がそれぞれドライブシャフト17により連結され ている。
【0012】 図5および図6は、このタンデムモータ20を拡大して示すものである。2個 のモータは同一に構成されているから、右車輪駆動用について説明し、その他は 必要に応じて右車輪駆動用と左車輪駆動用を(R)、(L)の添え字で区別する 。 右車輪駆動用のモータ21はそのモータ本体22の右端にミッション24が 結合されており、該ミッションはモータ本体の主軸線F(R)に対して横方向に 延び、その内部にギア伝達機構25を有して、モータ本体22の主軸23の回転 を、その主軸からオフセットした出力軸線V上で外向きに、すなわち右方に、ド ライブシャフトとのジョイント部を有する出力軸26(R)へクランク状に伝達 する。 ミッション24において、出力軸線V上でミッションケース24Aにベアリン グ支持されたギア25Aは筒状軸25Bを有しており、出力軸26はこの筒状軸 25Bに外側から差し込まれてスプライン結合されている。
【0013】 左車輪駆動用のモータ21はそのモータ本体22がその主軸線F(L)を主軸 線F(R)と平行にして逆向きに配置され、ミッション24を介して主軸からオ フセットするとともに左方にドライブシャフトとのジョイント部を有する出力軸 26(L)を出力軸26(R)の出力軸線Vと共通の一直線上に位置させてある 。 それぞれのモータ本体22の側壁にねじ孔を有するボス27、27’が形成し てあり、ミッション24の側壁にはフランジ28、28’が形成されて、それぞ れのモータのフランジ28、28’に設けた穴からボルト29を通しそれぞれ相 手方モータのボス27、27’のねじ穴に結合される。図5には右車輪駆動用の モータ21(R)と左車輪駆動側のミッション24(L)との結合部のみが示さ れている。
【0014】 これにより両モータは互いに強固に結合され、この結合された状態において上 述のとおり出力軸26(L)と出力軸26(R)が出力軸線V上に並んでいる。 左右の出力軸26(L)と出力軸26(R)は背中あわせとなり、その間に
ミ ッション24、24を壁とする空間が形成されている。この空間にパーキングブ レーキユニット40が配設される。 すなわち、出力軸26が外側から差し込まれたギア25Aの筒状軸25Bに、 内側からドラム41がそのハブ43の軸43Aを差し込まれてスプライン結合さ れる。ドラム41はハブ43にドラム部42がボルト47で結合されたアセンブ リとされている。出力軸26とドラム41はハブの軸43Aに形成された貫通穴 を介してボルト44を出力軸26にねじ込むことにより、筒状軸25Bを両側か ら挟みつけて締結され、ギア25Aと出力軸26およびドラム41が一体化され ている。
ミ ッション24、24を壁とする空間が形成されている。この空間にパーキングブ レーキユニット40が配設される。 すなわち、出力軸26が外側から差し込まれたギア25Aの筒状軸25Bに、 内側からドラム41がそのハブ43の軸43Aを差し込まれてスプライン結合さ れる。ドラム41はハブ43にドラム部42がボルト47で結合されたアセンブ リとされている。出力軸26とドラム41はハブの軸43Aに形成された貫通穴 を介してボルト44を出力軸26にねじ込むことにより、筒状軸25Bを両側か ら挟みつけて締結され、ギア25Aと出力軸26およびドラム41が一体化され ている。
【0015】 ミッションケース24Aからはドラム41内側に向かって支持ピン45が延び ており、ドラム41内周面に対向するブレーキシュー46を支持している。ブレ ーキシュー46はケーブルを含む図示しないリンク機構により、ドラム内周面に 圧接する方向に変位可能とされている。 以上のようにして右車輪駆動用と左車輪駆動用の各ミッション24は、そのミ ッションケース24Aの外側に出力軸26を臨ませ、内側の空間にパーキングブ レーキユニット40を備える。
【0016】 このように構成されたタンデムモータ20が、前述のようにその出力軸線Vを 前輪の車軸線C上に略一致させて、適宜のマウント部材によりシャシフレーム1 に取り付けられている。ここで、タンデムモータ20は側面図上で車室側へ傾け られて、その右車輪駆動用モータと左車輪駆動用モータの各モータ本体22の外 縁を結ぶ線が車室のダッシュボードの傾斜面に略沿う姿勢にレイアウトされてい る。これにより、タンデムモータの前側にスペースが形成される。
【0017】 図1、図2に戻って、縦フレーム材5L 、5R と各クロスメンバ6(6a、6 b、6c、6d)とに囲まれる各区画内には、側面図上縦フレーム材5L 、5R と重なる同レベルの高さにバッテリが収納されている。 バッテリは区画の広さ に応じて、単独バッテリ34aや複数個からなるバッテリ組35とされ、とくに 前後車軸線C、Dの間ではバッテリケース37、38に載置固定され、バッテリ ケースを車両の下側からシャシフレーム1に固定することによって搭載されてい る。 さらに、シャシフレーム1の後端部には単独バッテリ34bがその長手方向を 左右に向けて配置されている。そしてまた、前述のように傾斜されたタンデムモ ータ20の前側に形成されたスペースにも、単独バッテリ34bがその長手方向 を左右に向けて配置されている。その他シャシフレーム外側にも同じレベルの高 さでバッテリ34Cが配置可能である。 前後両端部の単独バッテリ34bはシャシフレーム1に設けられたバッテリ受 け36に載置される。
【0018】 この実施例は以上のように構成され、シャシフレームがこれに設けられたサス ペンション用の支持ブラケットを含めて前後対称とされているから、支持ブラケ ットだけでなく、サスペンションアッパアームやサスペンションロアアームを含 んで同様のサスペンションを車両の前後輪に用いることができる。 この際、駆動されない後輪側ではドライブシャフトが接続されないだけで、ア クスルユニットも基本的に略同一のものが使用できる。 また、シャシフレームのメンバ間に形成されるスペースも対称となるため、そ のスペースに搭載されるバッテリも、ユニット化する形態や規模、あるいは固定 部を共通化することができるという利点がある。
【0019】 また、モータはそれぞれモータ本体の主軸に対して横方向に延びるミッション が端部に結合され、モータ本体主軸の回転をその主軸からオフセットした出力軸 へクランク状に伝達するようにした2個のモータを、その主軸をオフセットさせ て互い違いに平行に配置するとともに、2個の出力軸が一直線に並んでこれを前 輪の車軸線上に略一致させて左右の車輪を個別に駆動するようにしてあるから、 大型のモータでもそれぞれが余裕をもってシャシフレーム幅内に納まり、サスペ ンションやタイアに干渉することがない。 そしてパーキングブレーキユニット が左右の出力軸の内側、すなわちシャシフレーム側に配設されているから、サス ペンションのばね下重量を形成するアクスルユニットは前後共通に軽い構成のも のとなり、乗り心地が向上する。 そしてまた、2個のモータはとくに互いに結合されて一体化され、しかもパー キングブレーキユニットを含めてコンパクトなユニットに構成されてスペースを 要しないから、前輪に限らず後輪側にも簡単に設置される。 以上のように、前後で同一の部品を用いることができるから、2WDにあって もこれを前輪駆動(FF)から後輪駆動(RR)に変更することも容易に可能で ある。
【0020】 次に図7は、モータを後輪側にも搭載して4WDとした第2の実施例を示した もので、ここではさらに後輪も操舵可能の4WSとしてある。 すなわち、シャシフレーム1’は縦フレーム材5L 、5R を有し、適宜間隔で 設けられた基本的に直線状のクロスメンバ6a、6b、6c、6dで結合された 梯子型に形成されており、タンデムモータとバッテリが配置される区画が一部相 違するほかは前実施例のものと同じである。前輪側に搭載されたタンデムモータ と同一のタンデムモータが、左右逆向きにその出力軸26、26が後輪の車軸線 D上に略一致させてある。出力軸26、26とアクスルユニット13L 、13R がそれぞれドライブシャフト17により連結されている。
【0021】 そして、前実施例におけるブラケット10L 、10R が廃され、固定用メンバ 19L 、19R の代わりに、図示しない操舵機構から延びるステアリンケージが アクスルユニットに連結されている。これにより、車両の前輪部分と後輪部分に おけるサスペンション、操舵機構、そして車輪駆動機構のそれぞれが同一あるい は必要に応じて調整された程度のものとされ、新に設計される専用の機構が必要 とされない。
【0022】 なお、各実施例において支持ブラケットは縦フレーム材に設けられているが、 これに限定されることなく、必要に応じてクロスメンバに設けることもできる。 また、図3においてはサスペンションロアアームのフロントアーム12aL
を 支持する支持ブラケット9L がサスペンションアッパアーム用の支持ブラケット 7L と一体で形成されているが、これも別体とすることができる。さらにまたサ スペンションとしてトーションバーを用いたものを示したが、本考案はサスペン ション形式を限定するものではなく例えばコイルスプリングを用いたものも適用 することができる。 さらに各実施例では車両前後で同一のサスペンションが組み付けられたものを 示したが、全く同一であるもののみに限定されず、重量配分その他に応じて調節 して前後でジオメトリを異ならせたサスペンションとすることができる。この場 合でもフレームにおける支持ブラケットが同一でその配置が前後で対称となって いるから、基本的に同様のサスペンション構造を採ることができるという効果が ある。モータについても同様である。
を 支持する支持ブラケット9L がサスペンションアッパアーム用の支持ブラケット 7L と一体で形成されているが、これも別体とすることができる。さらにまたサ スペンションとしてトーションバーを用いたものを示したが、本考案はサスペン ション形式を限定するものではなく例えばコイルスプリングを用いたものも適用 することができる。 さらに各実施例では車両前後で同一のサスペンションが組み付けられたものを 示したが、全く同一であるもののみに限定されず、重量配分その他に応じて調節 して前後でジオメトリを異ならせたサスペンションとすることができる。この場 合でもフレームにおける支持ブラケットが同一でその配置が前後で対称となって いるから、基本的に同様のサスペンション構造を採ることができるという効果が ある。モータについても同様である。
【0023】
以上のとおり、本考案はサスペンションの構成部材を支持する支持ブラケット を車両の前後方向対称に設けたものとしたから、前輪および後輪に対してそれぞ れ同様のサスペンションが装備できる。これにより、前輪部分と後輪部分とで異 なる部品を設計する必要がなくなり部品点数が低減する。そして、前後で同様部 品のサスペンションをもつことによって、4WSあるいは4WDとするときにも それぞれ同様の操舵機構や駆動機構を相互の干渉などの発生もなく容易に共用し て迅速にこれを実現することができる。
【0024】 さらに前輪側または後輪側のいずれか一側に固定用のブラケットを設けたとき には、アクスルユニットのナックルアームとこの固定用のブラケットを固定用メ ンバで連結することにより、ナックルアームを有する回動自在型のアクスルユニ ットを共用しながらこれを固定型とした非操舵輪とすることも簡単に行なえる。 したがって、本考案によればシャシフレームとして基本型1種を開発してお
く だけで、例えば駆動方式のFF〜RR間の変更が簡単にでき、また2WD、4W D、2WS、あるいは4WSなどのバリエーション車種を同様部品を適宜追加す ることによって極めて簡単に迅速に提供することができる。
く だけで、例えば駆動方式のFF〜RR間の変更が簡単にでき、また2WD、4W D、2WS、あるいは4WSなどのバリエーション車種を同様部品を適宜追加す ることによって極めて簡単に迅速に提供することができる。
【図1】本考案の第1の実施例を示す側面図である。
【図2】第1の実施例におけるシャシフレーム部の平面
図である。
図である。
【図3】前輪サスペンション部の詳細を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】後輪サスペンション部の詳細を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】タンデムモータの側面図である。
【図6】図5のA−A部断面図である。
【図7】第2の実施例を示すシャシフレーム部の平面図
である。
である。
1、1’ シャシフレーム 2 車体 3、3’ 車室フロア 5L 、5R 縦フレーム材 6 クロスメンバ 7L 、7R 支持ブラケット 7aL ショックアブソーバ受け部 8L 、8R 支持ブラケット 9L 支持ブラケット 10L 、10R ブラケット 11L 、11R サスペンションアッパアーム 11aL 支持シャフト 12L 、12R サスペンションロアアーム 12aL フロントアーム 12bL リアアーム 13L 、13R アクスルユニット 13aL ナックルアーム 15L 、15R 前輪 16L 、16R 後輪 17 ドライブシャフト 18L 、18R ステアリングリンケージ 19L 、19R 固定用メンバ 20 タンデムモータ 21 モータ 22 モータ本体 23 主軸 24 ミッション 24A ミッションケース 25 ギア伝達機構 25A ギア 25B 筒状軸 26 出力軸 27 ボス 28 フランジ 29 ボルト 34a、34b バッテリ 35 バッテリ組 36 バッテリ受け 37、38 バッテリケース 40 パーキングブレーキユニット 41 ドラム 42 ドラム部 43 ハブ 43A 軸 44 ボルト 45 支持ピン 46 ブレーキシュー 47 ボルト 52 トーションバー 53 アンカーアーム 55 ショックアブソーバ 57 スタビライザ C、D 車軸線 F 主軸線 V 出力軸線
Claims (3)
- 【請求項1】 アクスルユニットを支持するサスペンシ
ョンによって車輪に懸架され、車体を架装する車両のシ
ャシフレームであって、前記サスペンションの構成部材
を支持する支持ブラケットが車両の前後方向対称に設け
られて、前輪および後輪に対してそれぞれ同様のサスペ
ンションが装備されるよう構成されたことを特徴とする
車両のシャシフレーム。 - 【請求項2】 ナックルアームを備えたアクスルユニッ
トを支持するサスペンションによって車輪に懸架され、
車体を架装する車両のシャシフレームであって、前記サ
スペンションの構成部材を支持する支持ブラケットが車
両の前後方向対称に設けられるとともに、前輪側または
後輪側のいずれか一側には固定用のブラケットが設けら
れて、前輪および後輪に対してそれぞれ同様のサスペン
ションおよびアクスルユニットが装備されるとともに前
記アクスルユニットのナックルアームと前記固定用のブ
ラケットを固定用メンバで連結して前記一側を非操舵輪
とし得るよう構成されたことを特徴とする車両のシャシ
フレーム。 - 【請求項3】 前記サスペンションの構成部材がサスペ
ンションアッパアームとサスペンションロアアームであ
ることを特徴とする請求項1または2記載の車両のシャ
シフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6438292U JPH0618156U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 車両のシャシフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6438292U JPH0618156U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 車両のシャシフレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618156U true JPH0618156U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=13256709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6438292U Withdrawn JPH0618156U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 車両のシャシフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618156U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09272459A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Toyota Motor Corp | 電気自動車の車体前部構造 |
JP4519195B1 (ja) * | 2009-09-25 | 2010-08-04 | 有限会社ベーシック | パワープラントマウント用の汎用フレーム構造。 |
JP2014084102A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Dr Ing Hcf Porsche Ag | 純電気式で駆動させることができる自動車のドライブトレイン |
CN112124427A (zh) * | 2019-06-25 | 2020-12-25 | 丰田自动车株式会社 | 车架式车辆的车辆结构 |
CN115214772A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-10-21 | 广州汽车集团股份有限公司 | 一种前副车架羊角安装结构及具有其的车辆 |
CN115432067A (zh) * | 2022-10-14 | 2022-12-06 | 重庆骏普康实业有限公司 | 一种便于高效生产的汽车车架总成 |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP6438292U patent/JPH0618156U/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09272459A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Toyota Motor Corp | 電気自動車の車体前部構造 |
JP4519195B1 (ja) * | 2009-09-25 | 2010-08-04 | 有限会社ベーシック | パワープラントマウント用の汎用フレーム構造。 |
JP2011068258A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Basic Co Ltd | パワープラントマウント用の汎用フレーム構造。 |
JP2014084102A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Dr Ing Hcf Porsche Ag | 純電気式で駆動させることができる自動車のドライブトレイン |
CN112124427A (zh) * | 2019-06-25 | 2020-12-25 | 丰田自动车株式会社 | 车架式车辆的车辆结构 |
JP2021003940A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | トヨタ自動車株式会社 | フレーム車の車体構造 |
US11447183B2 (en) | 2019-06-25 | 2022-09-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle structure of frame vehicle |
CN115214772A (zh) * | 2021-12-15 | 2022-10-21 | 广州汽车集团股份有限公司 | 一种前副车架羊角安装结构及具有其的车辆 |
CN115214772B (zh) * | 2021-12-15 | 2023-08-15 | 广州汽车集团股份有限公司 | 一种前副车架羊角安装结构及具有其的车辆 |
CN115432067A (zh) * | 2022-10-14 | 2022-12-06 | 重庆骏普康实业有限公司 | 一种便于高效生产的汽车车架总成 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2707587B2 (ja) | サスペンションメンバの取付け構造 | |
US20080100098A1 (en) | Vehicle floor structure and vehicle body frame structure | |
KR20060052919A (ko) | 프레임 일체형 후방 현가 장치 | |
WO2010055469A1 (en) | Vehicle independent suspension | |
EP3360705A2 (en) | Front two-wheel suspension system | |
EP0301782B1 (en) | Vehicle wheel suspension unit | |
JPH0618156U (ja) | 車両のシャシフレーム | |
JPH0664452A (ja) | 個別駆動電気自動車および個別駆動電気自動車用タンデムモータ | |
JP2005306090A (ja) | 自動車のモータ駆動システム | |
JP3354301B2 (ja) | 自動車におけるサブフレーム構造 | |
CN217374775U (zh) | 一种电动全地形车 | |
KR920002740B1 (ko) | 자동차 | |
JP3750329B2 (ja) | トーションビーム式サスペンション | |
JP3530973B2 (ja) | サスペンションメンバ | |
KR20220063372A (ko) | 자동차용 휠 일체형 서스펜션 및 스티어링 장치 | |
JPH0620151U (ja) | パーキングブレーキユニットを備えた電気自動車用モータ | |
JP2831347B2 (ja) | 荒地走行用車輛の前輪独立懸架装置 | |
CA2005960A1 (en) | Rear wheel suspension and steering system | |
JP2012201342A (ja) | 電気自動車のフロントサスペンション構造 | |
JP2565238Y2 (ja) | 電気自動車 | |
JPH08164753A (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JPH0516002Y2 (ja) | ||
US12024259B2 (en) | Vehicle | |
US11230152B1 (en) | Vehicle rear suspension and methods of operation | |
JP2767961B2 (ja) | 車輌用サスペンション |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961107 |