JPH06181502A - 原稿検出装置および画像読み取り装置 - Google Patents
原稿検出装置および画像読み取り装置Info
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- JPH06181502A JPH06181502A JP33393892A JP33393892A JPH06181502A JP H06181502 A JPH06181502 A JP H06181502A JP 33393892 A JP33393892 A JP 33393892A JP 33393892 A JP33393892 A JP 33393892A JP H06181502 A JPH06181502 A JP H06181502A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】画像情報を読み取りモジュールに内蔵可能であ
り、原稿の先端後端及び原稿幅を検出する機能が原稿の
紙質(厚さ)や濃度(白黒)に依存せず、しかも電気的
・機械的ばらつきに起因する調整が不要な原稿検出装置
およびこれを用いた画像読取り装置。 【構成】密着型イメージセンサモジュール1はフォトリ
フレクタ(A1)2a,(A2)2b及び読み取りセン
サ(B1)3a,(B2)3bを備えている。各フォト
リフレクタにて白原稿を検出し、各読み取りセンサで黒
原稿を検出する。フォトリフレクタ(A1)2a及び読
み取りセンサ(B1)3aによって原稿の先端後端を検
出する。原稿幅はA4幅とB4幅を検出するが、フォト
リフレクタ(A2)2b及び読み取りセンサ(B2)3
bをA4幅の原稿の通過範囲の外側に位置しておくこと
によって、フォトリフレクタ(A2)2b及び読み取り
センサ(B2)3bにて原稿幅を検出する。
り、原稿の先端後端及び原稿幅を検出する機能が原稿の
紙質(厚さ)や濃度(白黒)に依存せず、しかも電気的
・機械的ばらつきに起因する調整が不要な原稿検出装置
およびこれを用いた画像読取り装置。 【構成】密着型イメージセンサモジュール1はフォトリ
フレクタ(A1)2a,(A2)2b及び読み取りセン
サ(B1)3a,(B2)3bを備えている。各フォト
リフレクタにて白原稿を検出し、各読み取りセンサで黒
原稿を検出する。フォトリフレクタ(A1)2a及び読
み取りセンサ(B1)3aによって原稿の先端後端を検
出する。原稿幅はA4幅とB4幅を検出するが、フォト
リフレクタ(A2)2b及び読み取りセンサ(B2)3
bをA4幅の原稿の通過範囲の外側に位置しておくこと
によって、フォトリフレクタ(A2)2b及び読み取り
センサ(B2)3bにて原稿幅を検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿検出装置および画像
読み取り装置に関し、特に、原稿面に照射した光の反射
の有無を検出するセンサを備え、ファクシミリ装置や複
写機などに用いられて原稿の有無、先端後端および幅の
検出を行なうための原稿検出装置および画像読み取り装
置に関する。
読み取り装置に関し、特に、原稿面に照射した光の反射
の有無を検出するセンサを備え、ファクシミリ装置や複
写機などに用いられて原稿の有無、先端後端および幅の
検出を行なうための原稿検出装置および画像読み取り装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置や複写機などに用いら
れる画像読み取り装置においては、原稿の有無,先端後
端および幅を確実に検出することが重要であることか
ら、従来原稿検出のための各種の技術が開発されてい
る。それら従来の原稿検出技術の一例として、特開昭6
2−296662号公報(以下、第1の公報という)に
開示された技術がある。図15(a)は上記第1の公報
に記載された画像読み取り装置の構成を示し、図15
(b)はその画像読み取り装置に用いられる特定パター
ンの一例を示す。
れる画像読み取り装置においては、原稿の有無,先端後
端および幅を確実に検出することが重要であることか
ら、従来原稿検出のための各種の技術が開発されてい
る。それら従来の原稿検出技術の一例として、特開昭6
2−296662号公報(以下、第1の公報という)に
開示された技術がある。図15(a)は上記第1の公報
に記載された画像読み取り装置の構成を示し、図15
(b)はその画像読み取り装置に用いられる特定パター
ンの一例を示す。
【0003】図15(a)において、4は原稿、21は
原稿台、71は特定パターン、63は原稿4を照らす光
源、72は原稿4からの反射光を集光するレンズ部、7
3は集光された光を光電変換し画像情報を読み取るイメ
ージセンサ部である。5は原稿4を搬送する搬送ロー
ラ、74は搬送ローラ5を駆動する駆動モータ部であ
る。75は排出した原稿を受ける排出トレイである。7
6はイメージセンサ部73と駆動モータ74を制御する
制御回路部である。
原稿台、71は特定パターン、63は原稿4を照らす光
源、72は原稿4からの反射光を集光するレンズ部、7
3は集光された光を光電変換し画像情報を読み取るイメ
ージセンサ部である。5は原稿4を搬送する搬送ロー
ラ、74は搬送ローラ5を駆動する駆動モータ部であ
る。75は排出した原稿を受ける排出トレイである。7
6はイメージセンサ部73と駆動モータ74を制御する
制御回路部である。
【0004】以上のように構成された画像読み取り装置
の動作について説明する。原稿4を原稿台21の上にの
せ、イメージセンサ部73によって特定パターン71を
読み取ることによって原稿4の有無を確認しながら制御
回路部76により駆動モータ74を駆動し、搬送ローラ
5を通して原稿を走行させる。このとき原稿4が特定パ
ターン71のイメージセンサ部73側を通過するので、
特定パターン71はイメージセンサ部73に対して原稿
4によって見えかくれすることになる。原稿4はイメー
ジセンサ部73が特定パターン71と異なるパターンを
読み取るまで連続的に走行され、それ以後イメージセン
サ部73によって一定走査線ごとに画像情報を読み取り
ながらステップ的に原稿4を走行させる。イメージセン
サ部73によって再び特定パターンを画像情報として読
み取ったとき、原稿4の終端を検出して読み取り動作を
終了し、原稿4を再度搬送ローラ5により連続的に走行
して排出トレイ75に排出する。
の動作について説明する。原稿4を原稿台21の上にの
せ、イメージセンサ部73によって特定パターン71を
読み取ることによって原稿4の有無を確認しながら制御
回路部76により駆動モータ74を駆動し、搬送ローラ
5を通して原稿を走行させる。このとき原稿4が特定パ
ターン71のイメージセンサ部73側を通過するので、
特定パターン71はイメージセンサ部73に対して原稿
4によって見えかくれすることになる。原稿4はイメー
ジセンサ部73が特定パターン71と異なるパターンを
読み取るまで連続的に走行され、それ以後イメージセン
サ部73によって一定走査線ごとに画像情報を読み取り
ながらステップ的に原稿4を走行させる。イメージセン
サ部73によって再び特定パターンを画像情報として読
み取ったとき、原稿4の終端を検出して読み取り動作を
終了し、原稿4を再度搬送ローラ5により連続的に走行
して排出トレイ75に排出する。
【0005】従来の原稿検出技術の他の例として、実開
昭63−3660号公報(以下、第2の公報という)に
開示された技術がある。図16(a)は、上記公報に記
載された送信原稿検出機能付密着形ラインセンサの斜視
図であり、図16(b)は図16(a)のラインセンサ
を用いた画像データ読み取り部の断面図である。図16
(a)および(b)において、80は密着型ラインセン
サモジュール、4は原稿、5は搬送ローラ、84は原稿
挿入口、81は原稿先端検出用センサ、82aは原稿幅
検出用センサ(A)、82bは原稿幅検出用センサ
(B)、83は画像データ読み込み用ラインセンサであ
る。
昭63−3660号公報(以下、第2の公報という)に
開示された技術がある。図16(a)は、上記公報に記
載された送信原稿検出機能付密着形ラインセンサの斜視
図であり、図16(b)は図16(a)のラインセンサ
を用いた画像データ読み取り部の断面図である。図16
(a)および(b)において、80は密着型ラインセン
サモジュール、4は原稿、5は搬送ローラ、84は原稿
挿入口、81は原稿先端検出用センサ、82aは原稿幅
検出用センサ(A)、82bは原稿幅検出用センサ
(B)、83は画像データ読み込み用ラインセンサであ
る。
【0006】以上のように構成されたラインセンサの動
作について説明する。原稿挿入口84から原稿4を挿入
すると、原稿先端検出用センサ81によって原稿4の先
端が検出され原稿4を搬送する搬送ローラ5が回転を開
始し、原稿4はA方向に送られて原稿幅検出用センサ
(A)82aおよび(B)82bが原稿幅を検出する。
この時原稿幅検出用センサ(A)82aのみが動作した
ときは原稿幅がA4版であり、原稿幅検出用センサ
(B)82bも同時に動作したときはB4版であると予
め定めておき、原稿幅検出用センサからの情報を画像デ
ータ読み取り用ラインセンサ83に与え画像データ読み
取り用ラインセンサ83の読み取り走査幅をセットする
と共に、上記情報を受信側へも送って受信走査幅をセッ
トする。原稿4はさらに搬送ローラ5によって送られ、
画像データ読み取り用ラインセンサ83により画像情報
の読み取りが行われる。
作について説明する。原稿挿入口84から原稿4を挿入
すると、原稿先端検出用センサ81によって原稿4の先
端が検出され原稿4を搬送する搬送ローラ5が回転を開
始し、原稿4はA方向に送られて原稿幅検出用センサ
(A)82aおよび(B)82bが原稿幅を検出する。
この時原稿幅検出用センサ(A)82aのみが動作した
ときは原稿幅がA4版であり、原稿幅検出用センサ
(B)82bも同時に動作したときはB4版であると予
め定めておき、原稿幅検出用センサからの情報を画像デ
ータ読み取り用ラインセンサ83に与え画像データ読み
取り用ラインセンサ83の読み取り走査幅をセットする
と共に、上記情報を受信側へも送って受信走査幅をセッ
トする。原稿4はさらに搬送ローラ5によって送られ、
画像データ読み取り用ラインセンサ83により画像情報
の読み取りが行われる。
【0007】又、特開平3−25456号公報(以下、
第3の公報という)には、発光手段と受光手段とからな
る原稿検知センサを備えた原稿自動搬送装置における原
稿有り時の検出値の変動に伴う誤判定の防止に関する技
術が開示されている。図17(a)は上記第3の公報に
記載された原稿自動搬送装置の構成図であり、図17
(b)はモータ制御手段や原稿検知手段等を示すブロッ
ク図である。図17(a)において、90は原稿4を搬
送する原稿自動搬送装置、91は複写機本体、21は原
稿台、92は原稿台21におかれた原稿を呼び込む呼び
込みローラ、23は原稿4を原稿自動搬送装置に送る給
紙ローラ、93aは原稿検出センサ(A)、93bは原
稿検出センサ(B)、93cは原稿検出センサ(C)、
94は搬送ベルト、5は搬送ベルト94を動かし原稿4
を搬送する搬送ローラ、95は排紙ローラである。
第3の公報という)には、発光手段と受光手段とからな
る原稿検知センサを備えた原稿自動搬送装置における原
稿有り時の検出値の変動に伴う誤判定の防止に関する技
術が開示されている。図17(a)は上記第3の公報に
記載された原稿自動搬送装置の構成図であり、図17
(b)はモータ制御手段や原稿検知手段等を示すブロッ
ク図である。図17(a)において、90は原稿4を搬
送する原稿自動搬送装置、91は複写機本体、21は原
稿台、92は原稿台21におかれた原稿を呼び込む呼び
込みローラ、23は原稿4を原稿自動搬送装置に送る給
紙ローラ、93aは原稿検出センサ(A)、93bは原
稿検出センサ(B)、93cは原稿検出センサ(C)、
94は搬送ベルト、5は搬送ベルト94を動かし原稿4
を搬送する搬送ローラ、95は排紙ローラである。
【0008】図17(b)において96a,96b,9
6cは原稿検出センサ、93a,93b,93cの出力
をマイクロコンピュータ98に増幅して入力する増幅
器、97はモータ駆動の制御を行うモータドライブ回
路、97aは給紙ローラ23を駆動する給紙モータ、9
7bは搬送ローラ5を駆動する搬送モータ、97cおよ
び97dは給紙モータ97aおよび搬送モータ97bに
同回転するように固着されたスリット円板、97eおよ
び97fはスリット円板97cおよび97dの回転パル
スを計測する回転センサ、97gおよび97hは回転セ
ンサ97eおよび97fの計測情報をマイクロコンピュ
ータ98に入力するための比較器、99はマイクロコン
ピュータ98を操作するディスプレイである。
6cは原稿検出センサ、93a,93b,93cの出力
をマイクロコンピュータ98に増幅して入力する増幅
器、97はモータ駆動の制御を行うモータドライブ回
路、97aは給紙ローラ23を駆動する給紙モータ、9
7bは搬送ローラ5を駆動する搬送モータ、97cおよ
び97dは給紙モータ97aおよび搬送モータ97bに
同回転するように固着されたスリット円板、97eおよ
び97fはスリット円板97cおよび97dの回転パル
スを計測する回転センサ、97gおよび97hは回転セ
ンサ97eおよび97fの計測情報をマイクロコンピュ
ータ98に入力するための比較器、99はマイクロコン
ピュータ98を操作するディスプレイである。
【0009】上記の各原稿検出センサ(A)93a,
(B)93bおよび(C)93cは各々図示しない発光
手段と受光手段とを備えたものであり、発光手段にて原
稿4の裏面に光を照射すると共に受光手段にて上記原稿
4の裏面で反射された光を受光するようになっている。
そして、各原稿検出センサ(A)93a,(B)93b
および(C)93cからの出力は増幅器96a,96
b,96cを各々介してマイクロコンピュータ98のア
ナログポートにアナログのまま取り込まれるようになっ
ている。マイクロコンピュータ98は上記の各原稿検出
センサ(A)93a,(B)93bおよび(C)93c
の出力と所定の判定レベルとを比較して原稿の有無を検
出するようになっている。かかるマイクロコンピュータ
98と上記の各原稿検出センサ(A)93a,(B)9
3bおよび(C)93cとにより各原稿検出手段が構成
されている。
(B)93bおよび(C)93cは各々図示しない発光
手段と受光手段とを備えたものであり、発光手段にて原
稿4の裏面に光を照射すると共に受光手段にて上記原稿
4の裏面で反射された光を受光するようになっている。
そして、各原稿検出センサ(A)93a,(B)93b
および(C)93cからの出力は増幅器96a,96
b,96cを各々介してマイクロコンピュータ98のア
ナログポートにアナログのまま取り込まれるようになっ
ている。マイクロコンピュータ98は上記の各原稿検出
センサ(A)93a,(B)93bおよび(C)93c
の出力と所定の判定レベルとを比較して原稿の有無を検
出するようになっている。かかるマイクロコンピュータ
98と上記の各原稿検出センサ(A)93a,(B)9
3bおよび(C)93cとにより各原稿検出手段が構成
されている。
【0010】以上のように構成された原稿自動搬送装置
における原稿の有無判定方法について図18を参照して
説明する。まず電源がオンされた後原稿がセットされて
いるか否かを判定し(S60)、原稿がセットされてい
るならば判定レベル自動設定モードに設定されているか
否かを判定する。(S61)。判定レベル自動設定モー
ドに設定されていれば原稿は呼び込みローラ92の回転
により給紙ローラ23に導かれ、給紙動作を開始する。
この給紙動作においては給紙モータ97aが駆動すると
共に、このモータ97aに固着されているスリット円板
97cの回転パルスは回転センサ97eによって計測が
開始され(S62)、パルス数が所定数aに達したか否
かを判定する(S63)。
における原稿の有無判定方法について図18を参照して
説明する。まず電源がオンされた後原稿がセットされて
いるか否かを判定し(S60)、原稿がセットされてい
るならば判定レベル自動設定モードに設定されているか
否かを判定する。(S61)。判定レベル自動設定モー
ドに設定されていれば原稿は呼び込みローラ92の回転
により給紙ローラ23に導かれ、給紙動作を開始する。
この給紙動作においては給紙モータ97aが駆動すると
共に、このモータ97aに固着されているスリット円板
97cの回転パルスは回転センサ97eによって計測が
開始され(S62)、パルス数が所定数aに達したか否
かを判定する(S63)。
【0011】通常の原稿自動搬送装置では、原稿の位置
は原稿検出センサ(A)93a,(B)93bおよび
(C)93cにて検出されるが、本原稿自動搬送装置で
は判定レベルを原稿有りの時の検出値と原稿無しの時の
検出値とに基づいて設定するので、各モータ97aおよ
び97bの自転パルス数に基づいて原稿検出センサ
(A)93a,(B)93bおよび(C)93cの何れ
に到達しているかを判断するため、前記の所定数a並び
に後述する所定数b,cおよびdは原稿検出センサ
(A)93a,(B)93bおよび(C)93cの位置
関係によって予め定められた値を持っている。なおかつ
原稿の端部で反射された光による検出値を判定レベル算
出用として用いるように前記所定数a,b,cおよびd
は定められている。
は原稿検出センサ(A)93a,(B)93bおよび
(C)93cにて検出されるが、本原稿自動搬送装置で
は判定レベルを原稿有りの時の検出値と原稿無しの時の
検出値とに基づいて設定するので、各モータ97aおよ
び97bの自転パルス数に基づいて原稿検出センサ
(A)93a,(B)93bおよび(C)93cの何れ
に到達しているかを判断するため、前記の所定数a並び
に後述する所定数b,cおよびdは原稿検出センサ
(A)93a,(B)93bおよび(C)93cの位置
関係によって予め定められた値を持っている。なおかつ
原稿の端部で反射された光による検出値を判定レベル算
出用として用いるように前記所定数a,b,cおよびd
は定められている。
【0012】ステップ63においてパルス数が所定数a
に達したと判断されたら原稿検出センサ(A)93aお
よび同(B)93bを作動させる(S64)。この時セ
ンサ(A)93aおよび(B)93bで原稿の端部で反
射された光に基づく原稿あり時の検出値が得られる。こ
の検出値が得られたら搬送モータ97bを駆動させると
共に、該モータ97bに固着されているスリット円板9
7dの回転パルスを回転センサ97fによって計測した
後(S65)、パルス数が所定数bに達したか否かを判
定する(S66)。パルス数が所定数bに達したなら、
給紙モータ97aおよび搬送モータ97bの駆動を停止
すると共にタイマーをスタートさせ(S67)、このタ
イマーがタイマーエンドに達したか否かを判定する(S
68)。
に達したと判断されたら原稿検出センサ(A)93aお
よび同(B)93bを作動させる(S64)。この時セ
ンサ(A)93aおよび(B)93bで原稿の端部で反
射された光に基づく原稿あり時の検出値が得られる。こ
の検出値が得られたら搬送モータ97bを駆動させると
共に、該モータ97bに固着されているスリット円板9
7dの回転パルスを回転センサ97fによって計測した
後(S65)、パルス数が所定数bに達したか否かを判
定する(S66)。パルス数が所定数bに達したなら、
給紙モータ97aおよび搬送モータ97bの駆動を停止
すると共にタイマーをスタートさせ(S67)、このタ
イマーがタイマーエンドに達したか否かを判定する(S
68)。
【0013】タイマーエンドに達していれば、搬送モー
タ97bの駆動を開始すると共にその回転のパルス数計
測を開始し(S69)、パルス数が所定数cに達したか
否かを判定する(S70)。パルス数が所定数cに達し
たなら原稿検出センサ(C)93cを作動させ(S7
1)、この時センサ(C)93cで原稿の端部で反射さ
れた光に基づく原稿有り時の検出値が得られる。そして
前記のパルス数が所定数dに達したか否かが判定され
(S72)、達したならば搬送モータ97bの駆動を停
止し(S73)、原稿検出センサ(A)93a,(B)
93bおよび(C)93cを作動させる(S74)。こ
の時原稿検出センサ(A)93a,(B)93bおよび
(C)93cにおいて原稿無し時の検出値が得られる。
上記の原稿無し時の検出値および前述の原稿有り時の検
出値に基づいて判定レベルZを算出する(S75)。
タ97bの駆動を開始すると共にその回転のパルス数計
測を開始し(S69)、パルス数が所定数cに達したか
否かを判定する(S70)。パルス数が所定数cに達し
たなら原稿検出センサ(C)93cを作動させ(S7
1)、この時センサ(C)93cで原稿の端部で反射さ
れた光に基づく原稿有り時の検出値が得られる。そして
前記のパルス数が所定数dに達したか否かが判定され
(S72)、達したならば搬送モータ97bの駆動を停
止し(S73)、原稿検出センサ(A)93a,(B)
93bおよび(C)93cを作動させる(S74)。こ
の時原稿検出センサ(A)93a,(B)93bおよび
(C)93cにおいて原稿無し時の検出値が得られる。
上記の原稿無し時の検出値および前述の原稿有り時の検
出値に基づいて判定レベルZを算出する(S75)。
【0014】次に前記の判定レベルを原稿搬送の累積枚
数に基づいて自動的に更新する方法を図19を参照して
説明する。原稿自動搬送装置90にて搬送される原稿の
累積枚数を算出し(S76)、この累積枚数が予め定め
ておいた枚数を越えたときには(S77)前述したステ
ップ60〜74の処理を実行するが、ステップ64およ
びステップ71において各原稿検出センサによる検出し
たか否かを検出(S78)、検出値が変化を開始したな
らば検出値を安定させるための一定時間を得るべくタイ
マーをスタートさせ(S79)、一定時間経過後(S8
0)原稿検出センサの検出値を読み込み(S81)、前
述のステップ74の処理と同様に判定レベルによって行
う。そして累積枚数のカウントをクリアし(S83)ス
テップ76に戻る。この様にして累積枚数が所定枚数に
なる毎に判定レベルの更新が行われる。
数に基づいて自動的に更新する方法を図19を参照して
説明する。原稿自動搬送装置90にて搬送される原稿の
累積枚数を算出し(S76)、この累積枚数が予め定め
ておいた枚数を越えたときには(S77)前述したステ
ップ60〜74の処理を実行するが、ステップ64およ
びステップ71において各原稿検出センサによる検出し
たか否かを検出(S78)、検出値が変化を開始したな
らば検出値を安定させるための一定時間を得るべくタイ
マーをスタートさせ(S79)、一定時間経過後(S8
0)原稿検出センサの検出値を読み込み(S81)、前
述のステップ74の処理と同様に判定レベルによって行
う。そして累積枚数のカウントをクリアし(S83)ス
テップ76に戻る。この様にして累積枚数が所定枚数に
なる毎に判定レベルの更新が行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の技術による原稿検出には以下のようないくつ
かの欠点がある。先ず、第1の公報記載の画像読み取り
装置では、薄紙(12.2kg紙)においては背面の特
定パターンの影響が生じる。例えば、図15(b)のよ
うな特定パターンでは、白色の薄紙原稿は本来図20
(a)のような出力を与えるはずであるが、薄紙である
ためにかかる特定パターンの黒色の部分を反映して黒色
の部分を原稿が黒色であると検出し、かかる部分の出力
が本来の出力よりも下がることになり、結局図20
(b)のような出力を得ることになる。かかる例のよう
に、薄紙の場合は本来の原稿の出力を得ることができな
い。
うな従来の技術による原稿検出には以下のようないくつ
かの欠点がある。先ず、第1の公報記載の画像読み取り
装置では、薄紙(12.2kg紙)においては背面の特
定パターンの影響が生じる。例えば、図15(b)のよ
うな特定パターンでは、白色の薄紙原稿は本来図20
(a)のような出力を与えるはずであるが、薄紙である
ためにかかる特定パターンの黒色の部分を反映して黒色
の部分を原稿が黒色であると検出し、かかる部分の出力
が本来の出力よりも下がることになり、結局図20
(b)のような出力を得ることになる。かかる例のよう
に、薄紙の場合は本来の原稿の出力を得ることができな
い。
【0016】次に、第2の公報記載のラインセンサでは
黒色の原稿においては原稿先端検出用センサおよび原稿
幅検出用センサは反射光によって原稿を検出するので、
光を反射しない黒色の原稿の検出が不能となる。例えば
図21(a)のような原稿は先端の検出が不可となり、
図21(b)のような原稿では後端の検出が不可とな
り、図21(c)のようなB4原稿においてはB4サイ
ズとしての検出が不可となる。
黒色の原稿においては原稿先端検出用センサおよび原稿
幅検出用センサは反射光によって原稿を検出するので、
光を反射しない黒色の原稿の検出が不能となる。例えば
図21(a)のような原稿は先端の検出が不可となり、
図21(b)のような原稿では後端の検出が不可とな
り、図21(c)のようなB4原稿においてはB4サイ
ズとしての検出が不可となる。
【0017】更に、第3の公報記載の原稿自動搬送装置
においては、原稿の有無判定のための特定レベルを原稿
無し時の原稿検出センサの出力値と原稿有り時の原稿検
出センサの出力値とに基づいて決めるが、原稿有り時の
出力値は原稿の紙質(厚さ)によってまた原稿が原稿検
出センサから浮くことによって異なるので、原稿の厚さ
や検出センサからの浮き方が判定レベル設定時と実際の
原稿検出時で違っていると誤判定を起し易い。例えば、
いま出力の高い方が黒色のレベルがあって判定レベルよ
り低い出力が得られたら「原稿有り」と判定するもので
あるとし、初めに算出した判定レベルが標準紙(45k
g紙)に基づくものであって次の原稿が薄紙であったと
する。この場合、薄紙の出力値は標準紙の出力値よりも
高い(薄紙は標準紙に比べて反射が弱いため出力値は黒
色の出力値に近くなる)ので、判定レベルによっては先
に決定しておいた判定レベルよりも高くなって実際は原
稿が有るのに「原稿無し」と判断してしまう。また、例
えば初めに判定レベルを算出したときよりも原稿が原稿
検出センサから浮いた場合にもやはり出力値が高くな
る。このような出力値は判定レベルによっては先に決定
しておいた判定レベルよりも高くなって「原稿無し」と
判断してしまう。かかる例のように、さまざまな原稿検
出センサの出力値に対して第3の公報記載の原稿検出方
法では原稿有無の誤判定が起りやすい。
においては、原稿の有無判定のための特定レベルを原稿
無し時の原稿検出センサの出力値と原稿有り時の原稿検
出センサの出力値とに基づいて決めるが、原稿有り時の
出力値は原稿の紙質(厚さ)によってまた原稿が原稿検
出センサから浮くことによって異なるので、原稿の厚さ
や検出センサからの浮き方が判定レベル設定時と実際の
原稿検出時で違っていると誤判定を起し易い。例えば、
いま出力の高い方が黒色のレベルがあって判定レベルよ
り低い出力が得られたら「原稿有り」と判定するもので
あるとし、初めに算出した判定レベルが標準紙(45k
g紙)に基づくものであって次の原稿が薄紙であったと
する。この場合、薄紙の出力値は標準紙の出力値よりも
高い(薄紙は標準紙に比べて反射が弱いため出力値は黒
色の出力値に近くなる)ので、判定レベルによっては先
に決定しておいた判定レベルよりも高くなって実際は原
稿が有るのに「原稿無し」と判断してしまう。また、例
えば初めに判定レベルを算出したときよりも原稿が原稿
検出センサから浮いた場合にもやはり出力値が高くな
る。このような出力値は判定レベルによっては先に決定
しておいた判定レベルよりも高くなって「原稿無し」と
判断してしまう。かかる例のように、さまざまな原稿検
出センサの出力値に対して第3の公報記載の原稿検出方
法では原稿有無の誤判定が起りやすい。
【0018】従って、本発明は、画像情報を読み取る読
み取りモジュールに内蔵可能であって、原稿の先端後端
および原稿幅の検出が、原稿の紙質(厚さ)や濃度(白
黒),原稿検出センサの電気特性のばらつきあるいは原
稿と検出センサの位置の相互関係の変動などによる検出
レベルの変化に依存することなく確実に行われる原稿検
出装置およびこれを用いた画像読み取り装置を提供する
ことを目的とする。
み取りモジュールに内蔵可能であって、原稿の先端後端
および原稿幅の検出が、原稿の紙質(厚さ)や濃度(白
黒),原稿検出センサの電気特性のばらつきあるいは原
稿と検出センサの位置の相互関係の変動などによる検出
レベルの変化に依存することなく確実に行われる原稿検
出装置およびこれを用いた画像読み取り装置を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の原稿検出装置
は、第一の原稿検出位置に搬送された一定濃度の原稿を
検出する第一の原稿検出手段と、前記第一の原稿検出位
置から原稿搬送方向に離れた第二の原稿検出位置に搬送
された、前記原稿とは白黒が反対の原稿を検出する第二
の原稿検出手段とを有し、原稿が前記第一の原稿検出位
置から前記第二の原稿検出位置へ順次通過したとき前記
第一の原稿検出手段および前記第二の原稿検出手段のい
ずれか一方が原稿を検出した場合に原稿有りと判定する
ように構成されていることを特徴とする。
は、第一の原稿検出位置に搬送された一定濃度の原稿を
検出する第一の原稿検出手段と、前記第一の原稿検出位
置から原稿搬送方向に離れた第二の原稿検出位置に搬送
された、前記原稿とは白黒が反対の原稿を検出する第二
の原稿検出手段とを有し、原稿が前記第一の原稿検出位
置から前記第二の原稿検出位置へ順次通過したとき前記
第一の原稿検出手段および前記第二の原稿検出手段のい
ずれか一方が原稿を検出した場合に原稿有りと判定する
ように構成されていることを特徴とする。
【0020】又、本発明の原稿検出装置は、原稿の表面
に光を照射するとともに前記原稿の表面で反射された光
を受光しこの受光による検出値と所定の判定レベルとを
比較して原稿の有無を検出する型の原稿検出装置におい
て、前記判定レベルを、原稿の無い状態での前記受光に
よる検出値を基準にして決定するように構成されてい
る。
に光を照射するとともに前記原稿の表面で反射された光
を受光しこの受光による検出値と所定の判定レベルとを
比較して原稿の有無を検出する型の原稿検出装置におい
て、前記判定レベルを、原稿の無い状態での前記受光に
よる検出値を基準にして決定するように構成されてい
る。
【0021】更に、本発明の原稿検出装置は、原稿の表
面に光を照射する光源と前記原稿の表面で反射された光
を受光しその強度に応じた電流に変換する受光素子と前
記受光素子の出力電流を電圧に変換する回路とを有する
検出部と、前記検出部の出力電圧を所定の判定レベルに
より二値化して原稿の有無を判定する判定部とを含む原
稿検出装置において、前記判定部が原稿が無い状態での
前記検出部の出力電圧を記憶する記憶手段と、記憶され
た前記出力電圧の値から所定電圧値分原稿が有る状態で
の前記検出部の出力電圧に近い電圧を原稿有無判定のた
めの判定レベルとする判定レベル決定手段と、前記検出
部の出力電圧を前記判定レベルにより二値化して原稿の
有無を判定する判定手段と、を備えている。
面に光を照射する光源と前記原稿の表面で反射された光
を受光しその強度に応じた電流に変換する受光素子と前
記受光素子の出力電流を電圧に変換する回路とを有する
検出部と、前記検出部の出力電圧を所定の判定レベルに
より二値化して原稿の有無を判定する判定部とを含む原
稿検出装置において、前記判定部が原稿が無い状態での
前記検出部の出力電圧を記憶する記憶手段と、記憶され
た前記出力電圧の値から所定電圧値分原稿が有る状態で
の前記検出部の出力電圧に近い電圧を原稿有無判定のた
めの判定レベルとする判定レベル決定手段と、前記検出
部の出力電圧を前記判定レベルにより二値化して原稿の
有無を判定する判定手段と、を備えている。
【0022】
【作用】本発明の請求項1,2,3及び4記載の構成に
よれば、原稿読み取り位置は一定濃度パターンとなって
おり、通常、一定濃度パターンは白ないし薄いグレーを
用いるので、原稿が薄紙の場合でも背面のパターンの影
響を浮けて本来の原稿の読み取り出力が得られなくなる
事はない。また第一の原稿検出手段と第二の原稿検出手
段とを有し、第一の原稿検出手段の第一の受光素子で第
一の一定濃度パターンを読んだときの第一の受光素子の
出力と、第二の受光素子(またはラインイメージセン
サ)で第二の一定濃度パターンを読んだときの第二の受
光素子の出力(またはラインイメージセンサ出力)が異
なるので、原稿が白色であるか黒色であるかにかかわら
ず原稿を検出することができる。
よれば、原稿読み取り位置は一定濃度パターンとなって
おり、通常、一定濃度パターンは白ないし薄いグレーを
用いるので、原稿が薄紙の場合でも背面のパターンの影
響を浮けて本来の原稿の読み取り出力が得られなくなる
事はない。また第一の原稿検出手段と第二の原稿検出手
段とを有し、第一の原稿検出手段の第一の受光素子で第
一の一定濃度パターンを読んだときの第一の受光素子の
出力と、第二の受光素子(またはラインイメージセン
サ)で第二の一定濃度パターンを読んだときの第二の受
光素子の出力(またはラインイメージセンサ出力)が異
なるので、原稿が白色であるか黒色であるかにかかわら
ず原稿を検出することができる。
【0023】本発明の請求項5,6及び7記載の構成に
よれば、原稿が無い状態での受光による検出値だけを基
準にするので、原稿の紙質(厚さ)や原稿の原稿検出セ
ンサからの浮きによって原稿の有無判定のレベルが変動
して原稿検出の誤動作の原因となることはない。しかも
検出センサごとに特性がばらついても、その出力を一定
範囲内に調整することにより判定レベルに対する一定の
マージンを得ることができるので、検出センサの違いに
よる誤判定が起り難い。
よれば、原稿が無い状態での受光による検出値だけを基
準にするので、原稿の紙質(厚さ)や原稿の原稿検出セ
ンサからの浮きによって原稿の有無判定のレベルが変動
して原稿検出の誤動作の原因となることはない。しかも
検出センサごとに特性がばらついても、その出力を一定
範囲内に調整することにより判定レベルに対する一定の
マージンを得ることができるので、検出センサの違いに
よる誤判定が起り難い。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1(a)は本発明の第一の実施例の斜視図
であり、図1(b)は本発明の第一の実施例を用いた画
像読み取り装置の断面図である。図1(a),(b)に
おいて、2aはフォトリフレクタ(A1)、2bはフォ
トリフレクタ(A2)、3aは読み取り用の密着型イメ
ージセンサ(以下、読み取りセンサと記す)(B1)、
3bは読み取りセンサ(B2)、4は原稿、5は原稿4
を搬送する搬送ローラであり、これらは、密着型イメー
ジセンサモジュール1としてコンパクトに一体化されて
いる。
説明する。図1(a)は本発明の第一の実施例の斜視図
であり、図1(b)は本発明の第一の実施例を用いた画
像読み取り装置の断面図である。図1(a),(b)に
おいて、2aはフォトリフレクタ(A1)、2bはフォ
トリフレクタ(A2)、3aは読み取り用の密着型イメ
ージセンサ(以下、読み取りセンサと記す)(B1)、
3bは読み取りセンサ(B2)、4は原稿、5は原稿4
を搬送する搬送ローラであり、これらは、密着型イメー
ジセンサモジュール1としてコンパクトに一体化されて
いる。
【0025】以上のように構成された画像読み取り装置
の動作について説明する。原稿4がセットされると搬送
ローラ5が回転を開始し、原稿4はA方向に送られなが
らフォトリフレクタ(A1)2aおよび読み取りセンサ
(B1)3aによって原稿4の先端が検出されると共
に、フォトリフレクタ(A2)2bおよび読み取りセン
サ(B2)3bによって原稿4の幅が検出されると、読
み取りセンサ(B1)3aによってライン毎に順次画像
情報の読み取りが開始される。そしてフォトリフレクタ
(A1)2aおよび読み取りセンサ(B1)3aによっ
て原稿4の後端が検出されると、読み取りを終了して原
稿4は画像読み取り装置の外部へ排出される。
の動作について説明する。原稿4がセットされると搬送
ローラ5が回転を開始し、原稿4はA方向に送られなが
らフォトリフレクタ(A1)2aおよび読み取りセンサ
(B1)3aによって原稿4の先端が検出されると共
に、フォトリフレクタ(A2)2bおよび読み取りセン
サ(B2)3bによって原稿4の幅が検出されると、読
み取りセンサ(B1)3aによってライン毎に順次画像
情報の読み取りが開始される。そしてフォトリフレクタ
(A1)2aおよび読み取りセンサ(B1)3aによっ
て原稿4の後端が検出されると、読み取りを終了して原
稿4は画像読み取り装置の外部へ排出される。
【0026】ここで、原稿の先端後端検出の原理につい
て説明する。原稿の先端後端はフォトリフレクタ(A
1)2a及び読み取りセンサ(B1)3aで検出する。
フォトリフレクタは、図16(a),(b)に示す従来
技術による画像読み取り装置における原稿先端検出用セ
ンサ81及び原稿幅検出用センサ(A)82a,(B)
82bに相当するものであり、又、図17(a),
(b)に示す従来技術による原稿自動搬送装置における
原稿検出センサ(A)93a,(B)93bおよび
(C)93cに相当するものである。
て説明する。原稿の先端後端はフォトリフレクタ(A
1)2a及び読み取りセンサ(B1)3aで検出する。
フォトリフレクタは、図16(a),(b)に示す従来
技術による画像読み取り装置における原稿先端検出用セ
ンサ81及び原稿幅検出用センサ(A)82a,(B)
82bに相当するものであり、又、図17(a),
(b)に示す従来技術による原稿自動搬送装置における
原稿検出センサ(A)93a,(B)93bおよび
(C)93cに相当するものである。
【0027】前述した通りフォトリフレクタは図示しな
い発光手段と受光手段とを備えておき、発光手段にて原
稿4の表面に光を照射すると共に原稿4の表面で反射さ
れた光を受光し、このときフォトリフレクタに流れる光
電流を検出することにより原稿4が有ることを検出す
る。
い発光手段と受光手段とを備えておき、発光手段にて原
稿4の表面に光を照射すると共に原稿4の表面で反射さ
れた光を受光し、このときフォトリフレクタに流れる光
電流を検出することにより原稿4が有ることを検出す
る。
【0028】一方、原稿4が無いときは発光手段からの
光は搬送ローラ5で反射されてフォトリフレクタに入射
するが、搬送ローラ5のフォトリフレクタとの距離が長
いので光電流は殆んど流れない。フォトリフレクタは光
電流が流れないことによって原稿4が無いことを検出す
る。ただし本実施例の場合、原稿4のフォトリフレクタ
の位置に対応する箇所が白ければ原稿4の表面で光が反
射しフォトリフレクタに光電流が流れるが、原稿4のフ
ォトリフレクタの位置に対応する箇所が黒ければ原稿4
の表面で反射せずフォトリフレクタに光電流が流れない
ので、フォトリフレクタで検出できるのは原稿のフォト
リフレクタの位置に対応する箇所が白い原稿である。
光は搬送ローラ5で反射されてフォトリフレクタに入射
するが、搬送ローラ5のフォトリフレクタとの距離が長
いので光電流は殆んど流れない。フォトリフレクタは光
電流が流れないことによって原稿4が無いことを検出す
る。ただし本実施例の場合、原稿4のフォトリフレクタ
の位置に対応する箇所が白ければ原稿4の表面で光が反
射しフォトリフレクタに光電流が流れるが、原稿4のフ
ォトリフレクタの位置に対応する箇所が黒ければ原稿4
の表面で反射せずフォトリフレクタに光電流が流れない
ので、フォトリフレクタで検出できるのは原稿のフォト
リフレクタの位置に対応する箇所が白い原稿である。
【0029】一方、読み取りセンサ(B1)3aは原稿
4が無いときは搬送ローラ5の表面を読んでいる。搬送
ローラ5の表面は白色であり、原稿4がないとき読み取
りセンサ(B1)3aは全白を読んでいる。この読み取
りセンサ(B1)3aの上に黒部分のある原稿4が達す
ると、読み取りセンサ(B1)3aは原稿4の黒部分を
検出し「原稿有り」を検出する。従って、原稿4の先端
がフォトリフレクタ(A1)2aから読み取りセンサ
(B1)3aを順次通過することにより、黒い原稿でも
白い原稿でもフォトリフレクタ(A1)2aが読み取り
センサ(B1)3aのどちらかで必ずその原稿4の先端
が検出される。
4が無いときは搬送ローラ5の表面を読んでいる。搬送
ローラ5の表面は白色であり、原稿4がないとき読み取
りセンサ(B1)3aは全白を読んでいる。この読み取
りセンサ(B1)3aの上に黒部分のある原稿4が達す
ると、読み取りセンサ(B1)3aは原稿4の黒部分を
検出し「原稿有り」を検出する。従って、原稿4の先端
がフォトリフレクタ(A1)2aから読み取りセンサ
(B1)3aを順次通過することにより、黒い原稿でも
白い原稿でもフォトリフレクタ(A1)2aが読み取り
センサ(B1)3aのどちらかで必ずその原稿4の先端
が検出される。
【0030】ここで、本実施例の場合、フォトリフレク
タ(A1)2aおよび読み取りセンサ(B1)3aは、
原稿4が無いときは共に白い搬送ローラ5の表面を読む
ことになるが、図1(b)に示すように、読み取りセン
サ(B1)3aと搬送ローラ5とは密着しているのに対
してフォトリフレクタ(A1)2aと搬送ローラ5とは
十分離れているので、同じく搬送ローラ5の白い表面を
読んでも、読み取りセンサは(B1)3aはこれを
「白」検出と判定し一方フォトリフレクタ(A1)2a
はこれを「黒」検出と判定する。フォトリフレクタ(A
1)2aに対しては、搬送ローラ5の径を小さくして、
原稿4が無いときにはフォトリフレクタ(A1)2aの
発光手段からの光がどこからも反射されないようにして
もよい。
タ(A1)2aおよび読み取りセンサ(B1)3aは、
原稿4が無いときは共に白い搬送ローラ5の表面を読む
ことになるが、図1(b)に示すように、読み取りセン
サ(B1)3aと搬送ローラ5とは密着しているのに対
してフォトリフレクタ(A1)2aと搬送ローラ5とは
十分離れているので、同じく搬送ローラ5の白い表面を
読んでも、読み取りセンサは(B1)3aはこれを
「白」検出と判定し一方フォトリフレクタ(A1)2a
はこれを「黒」検出と判定する。フォトリフレクタ(A
1)2aに対しては、搬送ローラ5の径を小さくして、
原稿4が無いときにはフォトリフレクタ(A1)2aの
発光手段からの光がどこからも反射されないようにして
もよい。
【0031】原稿4の後端検出も同様にして検出でき
る。原稿4の後端がフォトリフレクタ(A1)2aを通
過し終わると、フォトリフレクタ(A1)2aの位置に
は原稿が無いのでフォトリフレクタ(A1)2aは黒を
検出する。即ち、「原稿無し」または「原稿の黒部分有
り」を検出する。搬送ローラ5は原稿4を読み取りセン
サ(B1)3aの位置まで搬送し、読み取りセンサ(B
1)3aが全白で読めば原稿4の後端を検出する。この
とき読み取りセンサ(B1)3aが黒部分を検出すれば
まだ原稿4の後端ではないことが分かる。
る。原稿4の後端がフォトリフレクタ(A1)2aを通
過し終わると、フォトリフレクタ(A1)2aの位置に
は原稿が無いのでフォトリフレクタ(A1)2aは黒を
検出する。即ち、「原稿無し」または「原稿の黒部分有
り」を検出する。搬送ローラ5は原稿4を読み取りセン
サ(B1)3aの位置まで搬送し、読み取りセンサ(B
1)3aが全白で読めば原稿4の後端を検出する。この
とき読み取りセンサ(B1)3aが黒部分を検出すれば
まだ原稿4の後端ではないことが分かる。
【0032】次に、原稿幅検出の原理について説明す
る。ここでは読み取りセンサ(B1)3aはB4の原稿
幅まで読み取れるとし、原稿幅検出はA4幅かB4幅か
の検出とする。原稿の走行はセンター振り分けであり、
A4幅の原稿は読み取りセンサ(B1)3aの中央の部
分を通過することになる。読み取りセンサ(B2)3b
は読み取りセンサ(B1)3aの片側の一部分(A4幅
の原稿の通過範囲の外側部分)である。
る。ここでは読み取りセンサ(B1)3aはB4の原稿
幅まで読み取れるとし、原稿幅検出はA4幅かB4幅か
の検出とする。原稿の走行はセンター振り分けであり、
A4幅の原稿は読み取りセンサ(B1)3aの中央の部
分を通過することになる。読み取りセンサ(B2)3b
は読み取りセンサ(B1)3aの片側の一部分(A4幅
の原稿の通過範囲の外側部分)である。
【0033】またフォトリフレクタ(A2)2bも読み
取りセンサ(B1)3aの同じ側でA4幅の原稿の通過
範囲の外側に位置する。A4幅の原稿はフォトリフレク
タ(A2)2b及び読み取りセンサ(B2)3bを通過
しないので、フォトリフレクタ(A2)2b及び読み取
りセンサ(B2)3bは原稿を検出しない。この場合は
A4幅の原稿と判断する。一方、B4幅の原稿はフォト
リフレクタ(A2)2bと読み取りセンサ(B2)3b
とを順次通過し、フォトリフレクタ(A2)2bまたは
読み取りセンサ(B2)3bが原稿先端を検出しB4原
稿と判断する。
取りセンサ(B1)3aの同じ側でA4幅の原稿の通過
範囲の外側に位置する。A4幅の原稿はフォトリフレク
タ(A2)2b及び読み取りセンサ(B2)3bを通過
しないので、フォトリフレクタ(A2)2b及び読み取
りセンサ(B2)3bは原稿を検出しない。この場合は
A4幅の原稿と判断する。一方、B4幅の原稿はフォト
リフレクタ(A2)2bと読み取りセンサ(B2)3b
とを順次通過し、フォトリフレクタ(A2)2bまたは
読み取りセンサ(B2)3bが原稿先端を検出しB4原
稿と判断する。
【0034】次に、本実施例の動作について図2から図
5に示すフローチャートを用いて説明する。上記の構成
を有する画像読み取り装置において原稿の先端および後
端を検出するには、まず図2において、フォトリフレク
タ(A1)2a,(A2)2bの原稿無し時のオフレベ
ルをモニタし(S1)、原稿検出用パラメータであるフ
ォトリフレクタ(A1)用二値化閾値A1T,フォトリ
フレクタ(A2)用二値化閾値A2T,読み取りセンサ
(B1)/(B2)用二値化閾値BTHおよび連続黒画
素数BBP,フォトリフレクタ(A1)/(A2)用ラ
イン数閾値AX,読み取りセンサ(B1)/(B2)用
ライン数閾値BX,フォトリフレクタ(A1)/(A
2)位置補正用ライン数閾値MX並びに斜行補正用ライ
ン数閾値NXをセットする(S2)。
5に示すフローチャートを用いて説明する。上記の構成
を有する画像読み取り装置において原稿の先端および後
端を検出するには、まず図2において、フォトリフレク
タ(A1)2a,(A2)2bの原稿無し時のオフレベ
ルをモニタし(S1)、原稿検出用パラメータであるフ
ォトリフレクタ(A1)用二値化閾値A1T,フォトリ
フレクタ(A2)用二値化閾値A2T,読み取りセンサ
(B1)/(B2)用二値化閾値BTHおよび連続黒画
素数BBP,フォトリフレクタ(A1)/(A2)用ラ
イン数閾値AX,読み取りセンサ(B1)/(B2)用
ライン数閾値BX,フォトリフレクタ(A1)/(A
2)位置補正用ライン数閾値MX並びに斜行補正用ライ
ン数閾値NXをセットする(S2)。
【0035】ここにおいて、各センサの二値化信号は、
フォトリフレクタ(A1)2aにおいては二値化閾値A
1T以下のレベルがあった場合にフォトリフレクタ(A
1)2aの二値化信号A1をA1=1(即ちこのフォト
リフレクタにおいて「白有り」と検出)とし、フォトリ
フレクタ(A2)2bにおいては二値化閾値A2T以下
のレベルがあった場合にフォトリフレクタ(A2)2b
の二値化信号A2をA2=1(即ちこのフォトリフレク
タにおいて「白有り」と検出)とし、読み取りセンサ
(B1)3a,(B2)3bにおいては、二値化閾値B
TH以下のレベルの画素即ち黒画素が連続画素数BBP
以上に連続した場合に読み取りセンサ(B1)3a,
(B2)3bの二値化信号B1,B2をそれぞれB1=
1,B2=1(即ちこれらのセンサにおいて「黒有り」
と検出)とする。
フォトリフレクタ(A1)2aにおいては二値化閾値A
1T以下のレベルがあった場合にフォトリフレクタ(A
1)2aの二値化信号A1をA1=1(即ちこのフォト
リフレクタにおいて「白有り」と検出)とし、フォトリ
フレクタ(A2)2bにおいては二値化閾値A2T以下
のレベルがあった場合にフォトリフレクタ(A2)2b
の二値化信号A2をA2=1(即ちこのフォトリフレク
タにおいて「白有り」と検出)とし、読み取りセンサ
(B1)3a,(B2)3bにおいては、二値化閾値B
TH以下のレベルの画素即ち黒画素が連続画素数BBP
以上に連続した場合に読み取りセンサ(B1)3a,
(B2)3bの二値化信号B1,B2をそれぞれB1=
1,B2=1(即ちこれらのセンサにおいて「黒有り」
と検出)とする。
【0036】そして、ステップ3において原稿が有るか
否かを判断し(S3)、「原稿有り」と判断されたらL
EDを点灯(ON)して(S4)、前処理コマンドを実
行する(S5)。この前処理では、光学系の歪による原
稿面の照度ばらつきや読み取りセンサの感度ばらつきを
補正するために予め白基準(本実施例においては白色の
搬送ローラ5)を読み取りセンサ(B1)3a,(B
2)3bで読み取り、この値によってビット出力を補正
するものであり、以後これらの読み取りセンサからの出
力信号はこのビット出力の補正が行われている信号とな
る。かかる前処理が完了したと判断されたら(S6)、
前処理を完了して(S7)、図3の処理へ移行する。
否かを判断し(S3)、「原稿有り」と判断されたらL
EDを点灯(ON)して(S4)、前処理コマンドを実
行する(S5)。この前処理では、光学系の歪による原
稿面の照度ばらつきや読み取りセンサの感度ばらつきを
補正するために予め白基準(本実施例においては白色の
搬送ローラ5)を読み取りセンサ(B1)3a,(B
2)3bで読み取り、この値によってビット出力を補正
するものであり、以後これらの読み取りセンサからの出
力信号はこのビット出力の補正が行われている信号とな
る。かかる前処理が完了したと判断されたら(S6)、
前処理を完了して(S7)、図3の処理へ移行する。
【0037】図3において、まずステップ8で原稿先端
の検出を開始し(S8)、搬送ローラ5で原稿4のフィ
ードを開始したら(S9)、フォトリフレクタ(A1)
/(A2)位置補正用ラインカウンタMCおよび斜行補
正用ラインカウンタNC,フォトリフレクタ(A1)用
ラインカウンタ(白検出ラインカウンタ)A1Cおよび
読み取りセンサ(B1)用ラインカウンタ(黒有ライン
カウンタ)B1Cをクリア(MC=NC=A1C=B1
C=0)して(S10)、ラインの先頭待ちをする。ラ
インが先頭に達した(ST=1)と判断されたら(S1
1)、ステップ12に移行しフォトリフレクタ(A1)
2aおよび読み取りセンサ(B1)3aの出力をモニタ
して(S12)、読み取りセンサ(B1)3aが黒を検
出するか否かを判断する(S13)。以降、先端が白色
の原稿と黒色の原稿にわけて説明する。
の検出を開始し(S8)、搬送ローラ5で原稿4のフィ
ードを開始したら(S9)、フォトリフレクタ(A1)
/(A2)位置補正用ラインカウンタMCおよび斜行補
正用ラインカウンタNC,フォトリフレクタ(A1)用
ラインカウンタ(白検出ラインカウンタ)A1Cおよび
読み取りセンサ(B1)用ラインカウンタ(黒有ライン
カウンタ)B1Cをクリア(MC=NC=A1C=B1
C=0)して(S10)、ラインの先頭待ちをする。ラ
インが先頭に達した(ST=1)と判断されたら(S1
1)、ステップ12に移行しフォトリフレクタ(A1)
2aおよび読み取りセンサ(B1)3aの出力をモニタ
して(S12)、読み取りセンサ(B1)3aが黒を検
出するか否かを判断する(S13)。以降、先端が白色
の原稿と黒色の原稿にわけて説明する。
【0038】先端が白色の原稿の場合、まだ読み取りセ
ンサ(B1)3aはローラの白を読んでいるのでB1≠
1(全白検出)と判断されてステップ14に移行してB
1C=0とし(S14)、フォトリフレクタ(A1)用
ラインカウンタA1Cがフォトリフレクタ(A1)/
(A2)用ライン数閾値AXに等しいか否かを判断する
(S17)。最初のラインはA1C=0であるのでA1
C≠AXとなってステップ18に移行し、フォトリフレ
クタ(A1)2aの二値化信号A1がA1=1(白検
出)であるか否かを判断する(S18)。この時原稿の
先端がまだフォトリフレクタ(A1)2aに到達してい
ない場合にはA1≠1(黒検出)となってステップ21
に移行してA1C=0とし(S21)、ステップ11に
戻ることになる。
ンサ(B1)3aはローラの白を読んでいるのでB1≠
1(全白検出)と判断されてステップ14に移行してB
1C=0とし(S14)、フォトリフレクタ(A1)用
ラインカウンタA1Cがフォトリフレクタ(A1)/
(A2)用ライン数閾値AXに等しいか否かを判断する
(S17)。最初のラインはA1C=0であるのでA1
C≠AXとなってステップ18に移行し、フォトリフレ
クタ(A1)2aの二値化信号A1がA1=1(白検
出)であるか否かを判断する(S18)。この時原稿の
先端がまだフォトリフレクタ(A1)2aに到達してい
ない場合にはA1≠1(黒検出)となってステップ21
に移行してA1C=0とし(S21)、ステップ11に
戻ることになる。
【0039】原稿の先端がフォトリフレクタ(A1)2
aに到達していると、いま原稿先端は白色であるのでA
1=1(白検出)となり、ステップ19に移行してA1
C=A1C+1とし(S19)、再度A1C=AXであ
るかどうかを判断するが(S20)、A1C≠AXであ
ればステップ11に戻って上記の処理を繰り返すことに
なる。そしてステップ20においてA1C=AXとなっ
たらステップ22に移行する。ここで、フォトリフレク
タ(A1)/(A2)用ライン数閾値AXはフォトリフ
レクタ(A1)2aおよび(A2)2bのチャタリング
等の誤動作対策としてA1=1(白検出)又はA1=0
(黒検出)の連続ライン数を計数するためのものであ
る。また読み取りセンサ(B1)/(B2)センサ用ラ
イン数閾値BXも同様に、読み取りセンサ(B1)3a
および(B2)3bのチャタリング等の誤動作対策とし
てB1=1(黒検出)又はB1=0(全白検出)の連続
ライン数閾値を計数するためのもである。
aに到達していると、いま原稿先端は白色であるのでA
1=1(白検出)となり、ステップ19に移行してA1
C=A1C+1とし(S19)、再度A1C=AXであ
るかどうかを判断するが(S20)、A1C≠AXであ
ればステップ11に戻って上記の処理を繰り返すことに
なる。そしてステップ20においてA1C=AXとなっ
たらステップ22に移行する。ここで、フォトリフレク
タ(A1)/(A2)用ライン数閾値AXはフォトリフ
レクタ(A1)2aおよび(A2)2bのチャタリング
等の誤動作対策としてA1=1(白検出)又はA1=0
(黒検出)の連続ライン数を計数するためのものであ
る。また読み取りセンサ(B1)/(B2)センサ用ラ
イン数閾値BXも同様に、読み取りセンサ(B1)3a
および(B2)3bのチャタリング等の誤動作対策とし
てB1=1(黒検出)又はB1=0(全白検出)の連続
ライン数閾値を計数するためのもである。
【0040】ステップ22においてフォトリフレクタの
位置補正を行うべくMC=MC+1として(S22)、
フォトリフレクタ(A1)/(A2)位置補正用ライン
カウンタMCがフォトリフレクタ(A1)/(A2)位
置補正用ライン数閾値MXに等しいか否か判断する(S
23)。位置が補正されるまではMC≠MXであるため
ステップ11に戻り、ステップ11、ステップ12、ス
テップ13、ステップ14を経てステップ17に移行す
るが、既にA1C=AXであるのですぐさまステップ2
2に移行する。かかる処理を繰り返してMC=MX、即
ち位置補正完了となったらステップ24において斜行補
正を行うべくNC=NC+1として(S24)、斜行補
正用ラインカウンタNCが斜行補正用ライン数閾値NX
に等しいか否か判断する(S25)。斜行が補正される
まではNC≠NXであるので、ステップ26に移行しラ
インの先頭を待って(S26)ステップ24に戻る。か
かる処理を繰り返してNC=NX、即ち斜行補正完了と
なったらステップ27に移行し、原稿先端の検出を完了
する。
位置補正を行うべくMC=MC+1として(S22)、
フォトリフレクタ(A1)/(A2)位置補正用ライン
カウンタMCがフォトリフレクタ(A1)/(A2)位
置補正用ライン数閾値MXに等しいか否か判断する(S
23)。位置が補正されるまではMC≠MXであるため
ステップ11に戻り、ステップ11、ステップ12、ス
テップ13、ステップ14を経てステップ17に移行す
るが、既にA1C=AXであるのですぐさまステップ2
2に移行する。かかる処理を繰り返してMC=MX、即
ち位置補正完了となったらステップ24において斜行補
正を行うべくNC=NC+1として(S24)、斜行補
正用ラインカウンタNCが斜行補正用ライン数閾値NX
に等しいか否か判断する(S25)。斜行が補正される
まではNC≠NXであるので、ステップ26に移行しラ
インの先頭を待って(S26)ステップ24に戻る。か
かる処理を繰り返してNC=NX、即ち斜行補正完了と
なったらステップ27に移行し、原稿先端の検出を完了
する。
【0041】ここで、フォトリフレクタ(A1)/(A
2)位置補正用ライン数閾値MX、斜行補正用ライン数
閾値NXについて説明する。図6はB4密着型イメージ
センサモジュール1のフォトリフレクタ(A1)2a,
(A2)2b、読み取りセンサ(B1)3a,(B2)
3b及びA4幅の原稿4の位置関係を示したものであ
る。原稿走行方向に向かってフォトリフレクタ(A1)
2a,(A2)2bは読み取りセンサ(B1)3a,
(B2)3bより5.5mm手前にある。従ってフォト
リフレクタ(A1)2aの位置で先端が白色の原稿の先
端を検出した場合、さらに5.5mm原稿4を走行させ
ることにより原稿先端が読み取りセンサ(B1)3aの
ライン上に到達する。この5.5mmに相当するのがフ
ォトリフレクタ(A1)/(A2)位置補正用ライン数
であり、副走査密度が7.7ライン/mmのとき、5.
5mmは42ライン(7.7×5.5)に相当する。
2)位置補正用ライン数閾値MX、斜行補正用ライン数
閾値NXについて説明する。図6はB4密着型イメージ
センサモジュール1のフォトリフレクタ(A1)2a,
(A2)2b、読み取りセンサ(B1)3a,(B2)
3b及びA4幅の原稿4の位置関係を示したものであ
る。原稿走行方向に向かってフォトリフレクタ(A1)
2a,(A2)2bは読み取りセンサ(B1)3a,
(B2)3bより5.5mm手前にある。従ってフォト
リフレクタ(A1)2aの位置で先端が白色の原稿の先
端を検出した場合、さらに5.5mm原稿4を走行させ
ることにより原稿先端が読み取りセンサ(B1)3aの
ライン上に到達する。この5.5mmに相当するのがフ
ォトリフレクタ(A1)/(A2)位置補正用ライン数
であり、副走査密度が7.7ライン/mmのとき、5.
5mmは42ライン(7.7×5.5)に相当する。
【0042】またG3ファクシミリ等の原稿走行系は通
常、斜行が主走査長に対する副走査方向のずれで3%以
内になるように設計されている。原稿先端検出が終了す
るのは原稿先端が主走査方向でフォトリフレクタ(A
1)2aの位置の読み取りセンサ(B1)3aのライン
上に到達したときであり、一方原稿幅検出が終了可能で
あるのは原稿先端が主走査方向でフォトリフレクタ(A
2)bの位置の読み取りセンサ(B2)3bのライン上
に到達したときである。フォトリフレクタ(A1)2a
とフォトリフレクタ(A2)2bの距離が73mmであ
るから、原稿幅の検出終了可能となるタイミングは原稿
先端の検出を終了するタイミングより、最大で原稿走行
方向に2.2mm(73mm×0.03)相当分遅れる
事になる。従って、原稿先端が主走査方向でフォリフレ
クタ(A1)2aの位置の読み取りセンサ(B1)3a
のライン上に到達してからさらに2.2mm原稿4を走
行させることにより、原稿幅検出が可能となる。この
2.2mmに相当するのが斜行補正用ライン数である。
常、斜行が主走査長に対する副走査方向のずれで3%以
内になるように設計されている。原稿先端検出が終了す
るのは原稿先端が主走査方向でフォトリフレクタ(A
1)2aの位置の読み取りセンサ(B1)3aのライン
上に到達したときであり、一方原稿幅検出が終了可能で
あるのは原稿先端が主走査方向でフォトリフレクタ(A
2)bの位置の読み取りセンサ(B2)3bのライン上
に到達したときである。フォトリフレクタ(A1)2a
とフォトリフレクタ(A2)2bの距離が73mmであ
るから、原稿幅の検出終了可能となるタイミングは原稿
先端の検出を終了するタイミングより、最大で原稿走行
方向に2.2mm(73mm×0.03)相当分遅れる
事になる。従って、原稿先端が主走査方向でフォリフレ
クタ(A1)2aの位置の読み取りセンサ(B1)3a
のライン上に到達してからさらに2.2mm原稿4を走
行させることにより、原稿幅検出が可能となる。この
2.2mmに相当するのが斜行補正用ライン数である。
【0043】先端が黒色の原稿の場合は、ステップ13
において原稿の先端がまだ読み取りセンサ(B1)3a
に到達していないとB1≠1(全白検出)となりステッ
プ17に移行するが、いまA1C=0であるのでそのま
まステップ18に移行する。さらにステップ21におい
てA1C=0としてステップ11に戻ることになる。
において原稿の先端がまだ読み取りセンサ(B1)3a
に到達していないとB1≠1(全白検出)となりステッ
プ17に移行するが、いまA1C=0であるのでそのま
まステップ18に移行する。さらにステップ21におい
てA1C=0としてステップ11に戻ることになる。
【0044】原稿の先端が既に読み取りセンサ(B1)
3aに到達していると、ステップ13においてB1=1
(黒有検出)と判断されてステップ15に移行して、B
1C=B1C+1とする(S15)。そして読み取りセ
ンサ(B1)3a用ラインカウンタB1Cが読み取りセ
ンサ(B1)3a用ライン数閾値BXに等しいか否か判
断する(S16)。BIC≠BXであればステップ1
7、ステップ18、ステップ21を経てステップ11に
戻る。かかる処理を繰り返してBIC=BXとなったら
ステップ24に移行し、前述した原稿の先端が白色の原
稿と同様にして斜行補正を行って(S24,S25,S
26)原稿先端の検出を完了する。
3aに到達していると、ステップ13においてB1=1
(黒有検出)と判断されてステップ15に移行して、B
1C=B1C+1とする(S15)。そして読み取りセ
ンサ(B1)3a用ラインカウンタB1Cが読み取りセ
ンサ(B1)3a用ライン数閾値BXに等しいか否か判
断する(S16)。BIC≠BXであればステップ1
7、ステップ18、ステップ21を経てステップ11に
戻る。かかる処理を繰り返してBIC=BXとなったら
ステップ24に移行し、前述した原稿の先端が白色の原
稿と同様にして斜行補正を行って(S24,S25,S
26)原稿先端の検出を完了する。
【0045】そして図4に示す処理に移行し、原稿後端
の検出に移るが、図4において、まずステップ28で原
稿後端の検出を開始し(S28)、フォトリフレクタ
(A1)/(A2)位置補正用ラインカウンタMC,フ
ォトリフレクタ(A1)用ラインカウンタA1Cおよび
読み取りセンサ(B1)用ラインカウンタB1Cクリア
(MC=A1C=BIC=0)し(S29)、ステップ
30においてラインの先頭待ちをする。ラインが先頭に
達した(ST=1)と判断されたら(S30)、ステッ
プ31に移行しフォトリフレクタ(A1)2aが白色非
検出(A1=0)であるか否か判断する(S31)。A
1≠0(白検出)であればステップ29に戻るが、A1
=0(黒検出)であればステップ32に移行してフォト
リフレクタ(A1)用ラインカウンタA1Cがフォトリ
フレクタ(A1)/(A2)用ライン数閾値AXに等し
いか否かを判断する(S32)。A1C=AXであれば
ステップ35に移行するが、最初のラインはA1C≠A
Xであるからステップ33に移行してA1C=A1C+
1とし(S33)、再度A1C=AXであるか否かを判
断する(S34)。
の検出に移るが、図4において、まずステップ28で原
稿後端の検出を開始し(S28)、フォトリフレクタ
(A1)/(A2)位置補正用ラインカウンタMC,フ
ォトリフレクタ(A1)用ラインカウンタA1Cおよび
読み取りセンサ(B1)用ラインカウンタB1Cクリア
(MC=A1C=BIC=0)し(S29)、ステップ
30においてラインの先頭待ちをする。ラインが先頭に
達した(ST=1)と判断されたら(S30)、ステッ
プ31に移行しフォトリフレクタ(A1)2aが白色非
検出(A1=0)であるか否か判断する(S31)。A
1≠0(白検出)であればステップ29に戻るが、A1
=0(黒検出)であればステップ32に移行してフォト
リフレクタ(A1)用ラインカウンタA1Cがフォトリ
フレクタ(A1)/(A2)用ライン数閾値AXに等し
いか否かを判断する(S32)。A1C=AXであれば
ステップ35に移行するが、最初のラインはA1C≠A
Xであるからステップ33に移行してA1C=A1C+
1とし(S33)、再度A1C=AXであるか否かを判
断する(S34)。
【0046】A1C≠AXであれば、ステップ30に戻
ってA1C=AXとなるまで上記の処理を繰り返す。A
1C=AXとなったら、ステップ35に移行してフォト
リフレクタの位置補正を行うべくMC=MC+1とし
(S35)、ステップ36においてMC≧MXであるか
否かを判断する(S36)。MC≧MXとなるまでは、
ステップ30に戻り、ステップ31、ステップ32、ス
テップ35の処理を繰り返す。かかる処理を繰り返して
MC≧MXとなったらステップ37に移行し、読み取り
センサ(B1)3aが全白検出(B1=0)であるか否
かを判断する(S37)。B1=0でない場合はB1C
=0として(S38)ステップ30に戻るが、B1=0
であればステップ39に移行してB1C=B1C+1と
し(S39)、ステップ40において読み取りセンサ
(B1)用ラインカウンタB1Cが読み取りセンサ(B
1)/(B2)用ライン数閾値BXに等しいか否か判断
する(S40)。B1C≠BXであればステップ30に
戻り上記の処理を繰り返すことになる。
ってA1C=AXとなるまで上記の処理を繰り返す。A
1C=AXとなったら、ステップ35に移行してフォト
リフレクタの位置補正を行うべくMC=MC+1とし
(S35)、ステップ36においてMC≧MXであるか
否かを判断する(S36)。MC≧MXとなるまでは、
ステップ30に戻り、ステップ31、ステップ32、ス
テップ35の処理を繰り返す。かかる処理を繰り返して
MC≧MXとなったらステップ37に移行し、読み取り
センサ(B1)3aが全白検出(B1=0)であるか否
かを判断する(S37)。B1=0でない場合はB1C
=0として(S38)ステップ30に戻るが、B1=0
であればステップ39に移行してB1C=B1C+1と
し(S39)、ステップ40において読み取りセンサ
(B1)用ラインカウンタB1Cが読み取りセンサ(B
1)/(B2)用ライン数閾値BXに等しいか否か判断
する(S40)。B1C≠BXであればステップ30に
戻り上記の処理を繰り返すことになる。
【0047】かかる処理を繰り返してB1C=BXとな
ったらステップ41に移行して原稿後端の検出を完了す
る(S41)。そしてフィードを停止し(S42)、次
ページがあるか否かを判断して(S43)、次ページが
あれば図3のステップ8に戻って再び原稿先端の検出を
開始する。次ページがなければステップ44に移行し、
LEDを消灯(OFF)して(S44)、原稿の先端お
よび後端の検出を終了する。
ったらステップ41に移行して原稿後端の検出を完了す
る(S41)。そしてフィードを停止し(S42)、次
ページがあるか否かを判断して(S43)、次ページが
あれば図3のステップ8に戻って再び原稿先端の検出を
開始する。次ページがなければステップ44に移行し、
LEDを消灯(OFF)して(S44)、原稿の先端お
よび後端の検出を終了する。
【0048】本実施例による画像読み取り装置において
原稿の幅を検出するには、図5に示すように、前述した
原稿の先端の検出が開始される(S8)と同時に原稿幅
の検出を開始するが、まずステップ45においてフォト
リフレクタ(A2)用ラインカウンタA2Cおよび読み
取りセンサ(B2)用ラインカウンタB2Cをクリア
(A2C=B2C=0)し(S45)、ラインの先頭待
ちをする。ラインが先頭に達した(ST=1)と判断さ
れたらステップ47に移行し、フォトリフレクタ(A
2)2bおよび読み取りセンサ(B2)3bの出力をモ
ニタして(S47)、フォトリフレクタ(A2)2bが
白色を検出(A2=1)したか否かを判断する(S4
8)。以降、原稿幅がA4幅とB4幅の場合にわけて説
明する。
原稿の幅を検出するには、図5に示すように、前述した
原稿の先端の検出が開始される(S8)と同時に原稿幅
の検出を開始するが、まずステップ45においてフォト
リフレクタ(A2)用ラインカウンタA2Cおよび読み
取りセンサ(B2)用ラインカウンタB2Cをクリア
(A2C=B2C=0)し(S45)、ラインの先頭待
ちをする。ラインが先頭に達した(ST=1)と判断さ
れたらステップ47に移行し、フォトリフレクタ(A
2)2bおよび読み取りセンサ(B2)3bの出力をモ
ニタして(S47)、フォトリフレクタ(A2)2bが
白色を検出(A2=1)したか否かを判断する(S4
8)。以降、原稿幅がA4幅とB4幅の場合にわけて説
明する。
【0049】原稿幅がA4幅の場合、フォトリフレクタ
(A2)2b,読み取りセンサ(B2)3b共に原稿を
検出しないので(即ち白色の原稿、黒色の原稿共にA2
=0,B2=0)、ステップ48においてA2≠1と判
断されてステップ49に移行してA2C=0とし(S4
9)、ステップ52において読み取りセンサ(B2)3
bが黒色を検出するか否かを判断する(S52)が、前
述したように、幅がA4幅の場合はB2=0であるので
B2≠1と判断され、ステップ55に移行してB2C=
0とする(S55)。そしてステップ56において原稿
の先端の検出が完了したか否かを判断し(S56)、完
了していない場合はステップ46に戻って上記の処理を
繰り返す。原稿先端の検出が完了していればステップ5
7に移行し、原稿幅をA4幅と検出して(S57)原稿
幅検出を終了する。
(A2)2b,読み取りセンサ(B2)3b共に原稿を
検出しないので(即ち白色の原稿、黒色の原稿共にA2
=0,B2=0)、ステップ48においてA2≠1と判
断されてステップ49に移行してA2C=0とし(S4
9)、ステップ52において読み取りセンサ(B2)3
bが黒色を検出するか否かを判断する(S52)が、前
述したように、幅がA4幅の場合はB2=0であるので
B2≠1と判断され、ステップ55に移行してB2C=
0とする(S55)。そしてステップ56において原稿
の先端の検出が完了したか否かを判断し(S56)、完
了していない場合はステップ46に戻って上記の処理を
繰り返す。原稿先端の検出が完了していればステップ5
7に移行し、原稿幅をA4幅と検出して(S57)原稿
幅検出を終了する。
【0050】原稿幅がB4幅の場合で白色の原稿の時
(或いは先端が白色の原稿の時)はステップ48におい
てA2=1と判断され、ステップ50に移行してA2C
=A2C+1として(S50)、ステップ51において
フォトリフレクタ(A2)用ラインカウンタA2Cがフ
ォトリフレクタ(A2)/(A2)用ライン数閾値AX
に等しいか否かを判断する(S51)。初めはA2C≠
AXであるのでステップ52に移行し、読み取りセンサ
(B2)3bが黒色を検出する(B2=1)か否かを判
断する(S52)が、いまはB2≠1であるからステッ
プ55においてB2C=0として(S55)、原稿先端
の検出が完了したか否かを判断する(S56)。このと
き原稿先端の検出は完了していないのでステップ46に
戻って上記の処理を繰り返すが、ステップ56において
原稿先端の検出が完了したことを判断する前に必ずA2
C=AXとなり、そこでステップ58に移行し、原稿幅
をB4幅と検出して(S58)原稿幅検出を終了する。
(或いは先端が白色の原稿の時)はステップ48におい
てA2=1と判断され、ステップ50に移行してA2C
=A2C+1として(S50)、ステップ51において
フォトリフレクタ(A2)用ラインカウンタA2Cがフ
ォトリフレクタ(A2)/(A2)用ライン数閾値AX
に等しいか否かを判断する(S51)。初めはA2C≠
AXであるのでステップ52に移行し、読み取りセンサ
(B2)3bが黒色を検出する(B2=1)か否かを判
断する(S52)が、いまはB2≠1であるからステッ
プ55においてB2C=0として(S55)、原稿先端
の検出が完了したか否かを判断する(S56)。このと
き原稿先端の検出は完了していないのでステップ46に
戻って上記の処理を繰り返すが、ステップ56において
原稿先端の検出が完了したことを判断する前に必ずA2
C=AXとなり、そこでステップ58に移行し、原稿幅
をB4幅と検出して(S58)原稿幅検出を終了する。
【0051】また原稿の幅がB4幅の場合で黒色の原稿
の時(或いは先端が黒色の原稿の時)はステップ48に
おいてA2≠1と判断され、ステップ49に移行してA
2C=0とし(S49)、ステップ52において読み取
りセンサ(B2)3bが黒色を検出する(B2=1)か
否かを判断する(S52)。いま原稿は黒色であるから
B2=1と判断されてステップ53に移行し、B2C=
B2C+1として(S53)ステップ54において読み
取りセンサ(B2)用ラインカウンタB2Cが読み取り
センサ(B2)/(B2)用ライン数閾値BXに等しい
か否かを判断する(S54)。初めはB2C≠BXであ
るのでステップ56に移行して原稿先端の検出が完了し
たか否かを判断する(S56)。このときはまだ原稿先
端の検出は完了していないのでステップ46に戻って上
記の処理を繰り返すが、ステップ56において原稿先端
の検出が完了したことを検出する前に必ずB2C=BX
となり、そこでステップ58に移行して原稿幅をB4幅
と検出し(S58)、原稿幅検出を終了する。
の時(或いは先端が黒色の原稿の時)はステップ48に
おいてA2≠1と判断され、ステップ49に移行してA
2C=0とし(S49)、ステップ52において読み取
りセンサ(B2)3bが黒色を検出する(B2=1)か
否かを判断する(S52)。いま原稿は黒色であるから
B2=1と判断されてステップ53に移行し、B2C=
B2C+1として(S53)ステップ54において読み
取りセンサ(B2)用ラインカウンタB2Cが読み取り
センサ(B2)/(B2)用ライン数閾値BXに等しい
か否かを判断する(S54)。初めはB2C≠BXであ
るのでステップ56に移行して原稿先端の検出が完了し
たか否かを判断する(S56)。このときはまだ原稿先
端の検出は完了していないのでステップ46に戻って上
記の処理を繰り返すが、ステップ56において原稿先端
の検出が完了したことを検出する前に必ずB2C=BX
となり、そこでステップ58に移行して原稿幅をB4幅
と検出し(S58)、原稿幅検出を終了する。
【0052】上述した一連の動作においてフォトリフレ
クタの出力をモニタするには、例えば、図7のような検
出回路を用いる。図7において11は高位側電源線
(5.0V)、12は出力端子、13はフォトリフレク
タ(即ち前述のフォトリフレクタ(A1)2a,(A
2)2b)、14は低位側電源線である。フォトリフレ
クタ13は発光手段(LED)13aと受光手段(フォ
トトランジスタ)13bとを備えており、図に示すよう
に、フォトトランジスタ13bの光電流IC を調整する
ための抵抗R1 と光電流IC を出力電圧VOUT に変換す
るための抵抗R2 とが設けられている。フォトリフレク
タ13上に白色原稿があると、発光手段(LED)13
aにて白色原稿に光を照射すると共に受光手段(フォト
トランジスタ)13bにて上記白色原稿で反射された光
を受光し光電流IC が流れる。従って、抵抗R2 によっ
てIC ×R2 の電圧降下が生じ、出力端子12にはフォ
トリフレクタ13の出力VOUT =(5.0−IC ×
R2 )Vが得られる。
クタの出力をモニタするには、例えば、図7のような検
出回路を用いる。図7において11は高位側電源線
(5.0V)、12は出力端子、13はフォトリフレク
タ(即ち前述のフォトリフレクタ(A1)2a,(A
2)2b)、14は低位側電源線である。フォトリフレ
クタ13は発光手段(LED)13aと受光手段(フォ
トトランジスタ)13bとを備えており、図に示すよう
に、フォトトランジスタ13bの光電流IC を調整する
ための抵抗R1 と光電流IC を出力電圧VOUT に変換す
るための抵抗R2 とが設けられている。フォトリフレク
タ13上に白色原稿があると、発光手段(LED)13
aにて白色原稿に光を照射すると共に受光手段(フォト
トランジスタ)13bにて上記白色原稿で反射された光
を受光し光電流IC が流れる。従って、抵抗R2 によっ
てIC ×R2 の電圧降下が生じ、出力端子12にはフォ
トリフレクタ13の出力VOUT =(5.0−IC ×
R2 )Vが得られる。
【0053】上述のようにして得られたフォトリフレク
タからのアナログ出力VOUT は、図8(a)に示す信号
処理回路によってデジタル信号に変換される。図8
(a)に示す処理回路は、光学系の歪による原稿面の照
度ばらつきや読み取りセンサの感度ばらつきを補正する
回路を兼用しており、図1(a),(b)に示す読み取
りセンサの出力及びフォトリフレクタ(A1)2a,
(A2)2bの出力SNS1,SNS2(それぞれ図7
中の出力VOUT に相当)をアナログスイッチ32a,3
2b,32cで切り替えてAD変換部33でAD変換す
る。各アナログスイッチは、図8(a)のデジタル処理
部31のタイミング信号A,B,CがH(ハイ)の区間
で閉じ、L(ロウ)の区間で開く。
タからのアナログ出力VOUT は、図8(a)に示す信号
処理回路によってデジタル信号に変換される。図8
(a)に示す処理回路は、光学系の歪による原稿面の照
度ばらつきや読み取りセンサの感度ばらつきを補正する
回路を兼用しており、図1(a),(b)に示す読み取
りセンサの出力及びフォトリフレクタ(A1)2a,
(A2)2bの出力SNS1,SNS2(それぞれ図7
中の出力VOUT に相当)をアナログスイッチ32a,3
2b,32cで切り替えてAD変換部33でAD変換す
る。各アナログスイッチは、図8(a)のデジタル処理
部31のタイミング信号A,B,CがH(ハイ)の区間
で閉じ、L(ロウ)の区間で開く。
【0054】読み取りセンサの出力,フォトリフレクタ
(A1)の出力SNS1およびフォトリフレクタ(A
2)の出力SNS2はそれぞれタイミング信号A,Bお
よびCによって、1ラインの間に図8(b)に示すタイ
ミングで順次読み出され、AD変換部33によって6ビ
ットのデジタル出力34にAD変換される。
(A1)の出力SNS1およびフォトリフレクタ(A
2)の出力SNS2はそれぞれタイミング信号A,Bお
よびCによって、1ラインの間に図8(b)に示すタイ
ミングで順次読み出され、AD変換部33によって6ビ
ットのデジタル出力34にAD変換される。
【0055】6ビットにAD変換された読み取りセンサ
出力(デジタル出力34)は、デジタル処理部31で原
稿面の照度ばらつきや読み取りセンサの感度ばらつき補
正を施された上で1ラインの「全白検出」或いは「黒色
検出」の情報を与える。また6ビットのデジタル出力3
4にAD変換されたフォトリフレクタ(A1)2a,
(A2)2bの出力SNS1,SNS2はデジタル処理
部31で、予め記憶してあった原稿無しのときのデジタ
ル出力から次に述べる方法によって求められた判定レベ
ルによって二値化され白原稿有無の情報を与える。
出力(デジタル出力34)は、デジタル処理部31で原
稿面の照度ばらつきや読み取りセンサの感度ばらつき補
正を施された上で1ラインの「全白検出」或いは「黒色
検出」の情報を与える。また6ビットのデジタル出力3
4にAD変換されたフォトリフレクタ(A1)2a,
(A2)2bの出力SNS1,SNS2はデジタル処理
部31で、予め記憶してあった原稿無しのときのデジタ
ル出力から次に述べる方法によって求められた判定レベ
ルによって二値化され白原稿有無の情報を与える。
【0056】図7に示す検出回路においてフォトリフレ
クタ13の出力値VOUT を判定した一例を図9(a),
(b)に示す。図9(a)は45kg上質紙(標準紙)
の原稿に対する出力値であり、図9(b)は12.2k
g上質紙(薄紙)の原稿に対するものである。図中は
IC =1.17mAのフォトリフレクタ、はIC =
4.80mAのフォトリフレクタ、はIC =5.38
mAのフォトリフレクタを用いたものである。原稿が無
いときのフォトリフレクタ13の出力値と原稿(ここで
は45kg上質紙および12.2kg上質紙)が有る時
の出力値を測定すると、フォトリフレクタごとおよび紙
質(厚さ)ごとに出力値に違いがあり、それぞれ原稿無
し時の出力値と原稿有り時の出力値との間に開きがあ
る。この出力値の開きを利用して原稿がフォトリフレク
タ13上にあるか否かを判定する。
クタ13の出力値VOUT を判定した一例を図9(a),
(b)に示す。図9(a)は45kg上質紙(標準紙)
の原稿に対する出力値であり、図9(b)は12.2k
g上質紙(薄紙)の原稿に対するものである。図中は
IC =1.17mAのフォトリフレクタ、はIC =
4.80mAのフォトリフレクタ、はIC =5.38
mAのフォトリフレクタを用いたものである。原稿が無
いときのフォトリフレクタ13の出力値と原稿(ここで
は45kg上質紙および12.2kg上質紙)が有る時
の出力値を測定すると、フォトリフレクタごとおよび紙
質(厚さ)ごとに出力値に違いがあり、それぞれ原稿無
し時の出力値と原稿有り時の出力値との間に開きがあ
る。この出力値の開きを利用して原稿がフォトリフレク
タ13上にあるか否かを判定する。
【0057】まず原稿無し時のフォトリフレクタ13の
出力値を記憶しておき、次に原稿無し時のレベルからあ
るレベル分(この例では0.5V)落としたところを
「原稿無し」と「原稿有り」の境界(スライスレベル)
として、このスライスレベルよりも小さい出力値が得ら
れたときにフォトリフレクタ13上に原稿が有ると判断
する。
出力値を記憶しておき、次に原稿無し時のレベルからあ
るレベル分(この例では0.5V)落としたところを
「原稿無し」と「原稿有り」の境界(スライスレベル)
として、このスライスレベルよりも小さい出力値が得ら
れたときにフォトリフレクタ13上に原稿が有ると判断
する。
【0058】本実施例では、スライスレベルを決めると
きに原稿が無い場合の出力値だけを基準にし原稿が有る
ときの出力値を用いていないので、前述した第三の公報
記載の原稿自動搬送装置とは異なって、スライスレベル
が原稿の紙質(厚さ)によって左右されることはない。
従って、実際の原稿検出の際にスライスレベル決定時と
は異なる厚さの原稿が送られてきた場合でも誤判定が起
るようなことはなく、これを確実に検出することができ
る。
きに原稿が無い場合の出力値だけを基準にし原稿が有る
ときの出力値を用いていないので、前述した第三の公報
記載の原稿自動搬送装置とは異なって、スライスレベル
が原稿の紙質(厚さ)によって左右されることはない。
従って、実際の原稿検出の際にスライスレベル決定時と
は異なる厚さの原稿が送られてきた場合でも誤判定が起
るようなことはなく、これを確実に検出することができ
る。
【0059】また本実施例におけるスライスレベルの決
め方によれば、スライスレベルが原稿とフォトリフレク
タとの距離(原稿の浮き)によって左右されることがな
い。従って、実際の原稿検出の際に原稿の浮き方の違い
によってフォトリフレクタの出力に変動が生じたとして
も原稿の有無判定はその影響を受け難く、従来の原稿検
出におけるよりも誤判定が起り難い。以下にその一例に
ついて述べる。
め方によれば、スライスレベルが原稿とフォトリフレク
タとの距離(原稿の浮き)によって左右されることがな
い。従って、実際の原稿検出の際に原稿の浮き方の違い
によってフォトリフレクタの出力に変動が生じたとして
も原稿の有無判定はその影響を受け難く、従来の原稿検
出におけるよりも誤判定が起り難い。以下にその一例に
ついて述べる。
【0060】図10(a)は、本実施例を適用した画像
読み取り装置の原稿走行系の断面図である。同図におい
て、原稿4が原稿台21にセットされると、原稿検出セ
ンサ22が原稿4により物理的に押されて原稿4を機械
的に検出する。すると給紙ローラ23と搬送ローラ5が
回転し、原稿4は密着型イメージセンサモジュール1の
方に送られる。24は原稿台21に原稿が複数枚セット
されたときに1枚ずつ原稿を搬送するための自動給紙用
ゴム板である。
読み取り装置の原稿走行系の断面図である。同図におい
て、原稿4が原稿台21にセットされると、原稿検出セ
ンサ22が原稿4により物理的に押されて原稿4を機械
的に検出する。すると給紙ローラ23と搬送ローラ5が
回転し、原稿4は密着型イメージセンサモジュール1の
方に送られる。24は原稿台21に原稿が複数枚セット
されたときに1枚ずつ原稿を搬送するための自動給紙用
ゴム板である。
【0061】フォトリフレクタ(A1)2a,(A2)
2bのセンサ面は、図10(a)に示すように密着型イ
メージセンサモジュール1の原稿走行面25より0.5
mm離れている。これは、フォトリフレクタ(A1)2
a,(A2)2bは発光手段にて原稿4の表面を照射す
ると共に原稿4で反射された光を受光するが、原稿4か
らの距離が約0.5mmの時に光電流が最大となるから
である。原稿4が密着型イメージセンサモジュール1の
原稿走行面25と平行にかつ同じ高さで搬送されてくれ
ば、フォトリフレクタ(A1)2a,(A2)2bの位
置で密着型イメージセンサモジュール1の原稿走行面2
5からの原稿4の浮きは小さくなるが、図10(a)の
ように原稿走行面25に対し角度をもって搬送されてく
るとフォトリフレクタ(A1)2a,(A2)2bの位
置で原稿4が密着型イメージセンサモジュール1の原稿
走行面25から浮きやすくなる。その結果、フォトリフ
レクタ(A1)2a,(A2)2bの光電流は小さくな
る。
2bのセンサ面は、図10(a)に示すように密着型イ
メージセンサモジュール1の原稿走行面25より0.5
mm離れている。これは、フォトリフレクタ(A1)2
a,(A2)2bは発光手段にて原稿4の表面を照射す
ると共に原稿4で反射された光を受光するが、原稿4か
らの距離が約0.5mmの時に光電流が最大となるから
である。原稿4が密着型イメージセンサモジュール1の
原稿走行面25と平行にかつ同じ高さで搬送されてくれ
ば、フォトリフレクタ(A1)2a,(A2)2bの位
置で密着型イメージセンサモジュール1の原稿走行面2
5からの原稿4の浮きは小さくなるが、図10(a)の
ように原稿走行面25に対し角度をもって搬送されてく
るとフォトリフレクタ(A1)2a,(A2)2bの位
置で原稿4が密着型イメージセンサモジュール1の原稿
走行面25から浮きやすくなる。その結果、フォトリフ
レクタ(A1)2a,(A2)2bの光電流は小さくな
る。
【0062】このような場合の検出に関し、フォトリフ
レクタのセンサ面からの白色の12.2kg紙の浮きと
図7中の出力端子12の出力VOUT の関係を図10
(b)に示す。この結果はIC =5.38mAのフォト
リフレクタの場合である。原稿無しのときの出力VOUT
は3.3Vであるので、白色原稿検出の閾値(スライス
レベル)は0.5Vのマージンをとって2.8Vとすれ
ば白色の12.2kg紙でもセンサ面からの浮きが2.
5mmまでは検出できることになる。
レクタのセンサ面からの白色の12.2kg紙の浮きと
図7中の出力端子12の出力VOUT の関係を図10
(b)に示す。この結果はIC =5.38mAのフォト
リフレクタの場合である。原稿無しのときの出力VOUT
は3.3Vであるので、白色原稿検出の閾値(スライス
レベル)は0.5Vのマージンをとって2.8Vとすれ
ば白色の12.2kg紙でもセンサ面からの浮きが2.
5mmまでは検出できることになる。
【0063】上述のように本実施例によれば、黒い原稿
であるか或いは白い原稿であるかに拘りなく、しかも原
稿の紙質(厚さ)の違いやフォトリフレクタからの浮き
方に変動があった場合でも、その先端後および幅を確実
に検出することができる。
であるか或いは白い原稿であるかに拘りなく、しかも原
稿の紙質(厚さ)の違いやフォトリフレクタからの浮き
方に変動があった場合でも、その先端後および幅を確実
に検出することができる。
【0064】次に、原稿検出時の誤判定を引起すものと
して、上に述べた原稿の紙質の違いや原稿の浮き方の違
いの他に、フォトリフレクタごとの特性のばらつきによ
る出力値のばらつきがあるが、以下に述べる本発明の第
二の実施例のように、フォトリフレクタ出力の検出回路
に変更を加えることによって原稿検出をより確実にする
ことができる。図11(a)は、フォトリフレクタ出力
の検出回路を変更した本発明の第二の実施例における検
出回路の回路図である。同図において、11は高位側電
源線(5.0V)、12は出力端子、13はフォトフレ
クタ、14は低位側電源線、41はアナログスイッチ
(a)、42はアナログスイッチ(b)である。この回
路は、それぞれアナログスイッチ(a)41,(b)4
2のオン・オフによって抵抗R2 に並列に接続されまた
はこれから切り離し可能にされた二つの抵抗R3 ,R4
が設けられている点が、図7に示す検出回路とは異なっ
ている。図11(a)において、フォトリフレクタ13
上に白色原稿があるとき、発光手段(LED)13aに
て白色原稿に照射された光が受光手段(フォトトランジ
スタ)13b受光され、光電流IC が流れる。そのとき
の電圧降下によって出力端子12に出力電圧VOUT が得
られる。
して、上に述べた原稿の紙質の違いや原稿の浮き方の違
いの他に、フォトリフレクタごとの特性のばらつきによ
る出力値のばらつきがあるが、以下に述べる本発明の第
二の実施例のように、フォトリフレクタ出力の検出回路
に変更を加えることによって原稿検出をより確実にする
ことができる。図11(a)は、フォトリフレクタ出力
の検出回路を変更した本発明の第二の実施例における検
出回路の回路図である。同図において、11は高位側電
源線(5.0V)、12は出力端子、13はフォトフレ
クタ、14は低位側電源線、41はアナログスイッチ
(a)、42はアナログスイッチ(b)である。この回
路は、それぞれアナログスイッチ(a)41,(b)4
2のオン・オフによって抵抗R2 に並列に接続されまた
はこれから切り離し可能にされた二つの抵抗R3 ,R4
が設けられている点が、図7に示す検出回路とは異なっ
ている。図11(a)において、フォトリフレクタ13
上に白色原稿があるとき、発光手段(LED)13aに
て白色原稿に照射された光が受光手段(フォトトランジ
スタ)13b受光され、光電流IC が流れる。そのとき
の電圧降下によって出力端子12に出力電圧VOUT が得
られる。
【0065】ここで図11(b)に、アナログスイッチ
(a)41、アナログスイッチ(b)42を両方ともオ
ンしたときに得られるフォトリフレクタ13の出力値V
OUTの測定の一例を示す。図12(b)においてはI
C =1.17mAのフォトリフレクタ、はIC =4.
80mAのフォトリフレクタ、はIC 5.38mAの
フォトリフレクタを用いたものである。原稿が無いとき
のフォトリフレクタの出力値はは4.7V、は3.
6V、は3.3Vである。
(a)41、アナログスイッチ(b)42を両方ともオ
ンしたときに得られるフォトリフレクタ13の出力値V
OUTの測定の一例を示す。図12(b)においてはI
C =1.17mAのフォトリフレクタ、はIC =4.
80mAのフォトリフレクタ、はIC 5.38mAの
フォトリフレクタを用いたものである。原稿が無いとき
のフォトリフレクタの出力値はは4.7V、は3.
6V、は3.3Vである。
【0066】各フォトリフレクタの出力は図に示すよう
に原稿が浮くことによって大きくなり、原稿が無いとき
の出力値に近くなる。ところで「原稿無し」と「原稿有
り」の境界(スライスレベル)は、第一の実施例でも示
したように原稿無しの時の出力値からある電圧分落とし
たところとして原稿があることを判断する。この例で
は、0.5V分落としたところをスライスレベルとして
いる。すると、、、のフォトリフレクタのスライ
スレベルはそれぞれ4.2V、3.1V、2.8Vとな
り、との場合は原稿が2.5mm浮くと原稿を検出
することができなくなる。そこで原稿が2.5mm浮い
た場合でもフォトリフレクタによらず原稿を検出できる
ように、アナログスイッチ(a)41,(b)42を操
作する。
に原稿が浮くことによって大きくなり、原稿が無いとき
の出力値に近くなる。ところで「原稿無し」と「原稿有
り」の境界(スライスレベル)は、第一の実施例でも示
したように原稿無しの時の出力値からある電圧分落とし
たところとして原稿があることを判断する。この例で
は、0.5V分落としたところをスライスレベルとして
いる。すると、、、のフォトリフレクタのスライ
スレベルはそれぞれ4.2V、3.1V、2.8Vとな
り、との場合は原稿が2.5mm浮くと原稿を検出
することができなくなる。そこで原稿が2.5mm浮い
た場合でもフォトリフレクタによらず原稿を検出できる
ように、アナログスイッチ(a)41,(b)42を操
作する。
【0067】図11(a)において、いま、原稿無し時
の電流IC をIC0,原稿有り時の電流IC をIC1とし、
三つの抵抗R2 ,R3 ,R4 が並列接続されているとき
の抵抗値をZ234 とすると、この場合の原稿無し時と原
稿有り時との出力電圧の差ΔV234 は、 ΔV234 =(5.0−IC0・Z234 )−(5.0−IC1・Z234 ) =(IC1−IC0)・Z234 一方、アナログスイッチ(a)41,(b)42を操作
して、例えば抵抗R3,R4 を抵抗R2 から切り離した
とすると、このときの原稿無し時の原稿有り時の出力電
圧の差ΔV2 は抵抗R2 の値をZ2 とすると、上と同様
にして、 ΔV2 =(IC1−IC0)・Z2 となる。
の電流IC をIC0,原稿有り時の電流IC をIC1とし、
三つの抵抗R2 ,R3 ,R4 が並列接続されているとき
の抵抗値をZ234 とすると、この場合の原稿無し時と原
稿有り時との出力電圧の差ΔV234 は、 ΔV234 =(5.0−IC0・Z234 )−(5.0−IC1・Z234 ) =(IC1−IC0)・Z234 一方、アナログスイッチ(a)41,(b)42を操作
して、例えば抵抗R3,R4 を抵抗R2 から切り離した
とすると、このときの原稿無し時の原稿有り時の出力電
圧の差ΔV2 は抵抗R2 の値をZ2 とすると、上と同様
にして、 ΔV2 =(IC1−IC0)・Z2 となる。
【0068】ここで、式と式とによりΔV234 とΔ
V2 とを比較すると、Z2 >Z234であるので、ΔV2
>ΔV234 である。すなわち、図11(a)の検出回路
でアナログスイッチ(a)41,(b)42を操作し抵
抗R2 ,R3 ,R4 の合成抵抗を調整することにより、
原稿無し時の出力と原稿有り時の出力の下り方の差を利
用して原稿の有無判定のマージンを大きくできることが
わかる。
V2 とを比較すると、Z2 >Z234であるので、ΔV2
>ΔV234 である。すなわち、図11(a)の検出回路
でアナログスイッチ(a)41,(b)42を操作し抵
抗R2 ,R3 ,R4 の合成抵抗を調整することにより、
原稿無し時の出力と原稿有り時の出力の下り方の差を利
用して原稿の有無判定のマージンを大きくできることが
わかる。
【0069】例えば、の場合は、原稿無し時の出力値
がのようになるようにアナログスイッチ(a)41及
び(b)42をオフして抵抗値を大きくする。すると原
稿有り時の出力値が大きく下がって原稿無し時の出力値
との差が大きくする。すると原稿有り時の出力値が大き
く下がって原稿無し時の出力値との差が大きくなり、こ
れによって原稿は2.5mm浮いたところでも検出でき
るようになる。
がのようになるようにアナログスイッチ(a)41及
び(b)42をオフして抵抗値を大きくする。すると原
稿有り時の出力値が大きく下がって原稿無し時の出力値
との差が大きくする。すると原稿有り時の出力値が大き
く下がって原稿無し時の出力値との差が大きくなり、こ
れによって原稿は2.5mm浮いたところでも検出でき
るようになる。
【0070】の場合も、原稿無し時の出力値がのよ
うになるように、アナログスイッチ(b)42のみをオ
フして抵抗値を大きくする。すると原稿有り時の出力値
が下がって原稿無し時の出力値との差が大きくなり、こ
れによって原稿が2.5mm浮いたところでも検出でき
るようになる。かかる操作をもって図12(a)に示す
検出回路を用いれば、フォトリフレクタのばらつきによ
らず、原稿が2.5mm浮いても常に原稿を検出するこ
とができる。尚、図11(a)中の抵抗R2 ,R3 ,R
4 はこれを一つの可変抵抗で構成し外部から調整可能と
しても良い。或いはタップ付きの抵抗を用いてアナログ
スイッチでタップを切り換えるようにすることもでき
る。
うになるように、アナログスイッチ(b)42のみをオ
フして抵抗値を大きくする。すると原稿有り時の出力値
が下がって原稿無し時の出力値との差が大きくなり、こ
れによって原稿が2.5mm浮いたところでも検出でき
るようになる。かかる操作をもって図12(a)に示す
検出回路を用いれば、フォトリフレクタのばらつきによ
らず、原稿が2.5mm浮いても常に原稿を検出するこ
とができる。尚、図11(a)中の抵抗R2 ,R3 ,R
4 はこれを一つの可変抵抗で構成し外部から調整可能と
しても良い。或いはタップ付きの抵抗を用いてアナログ
スイッチでタップを切り換えるようにすることもでき
る。
【0071】これまでの第一の実施例および第二の実施
例では、フォトリフレクタと密着型イメージセンサとの
組合せにより原稿検出を行なう例について述べたが、原
稿検出は上記の組合せに限られるものではない。次に述
べる第三および第四の実施例のように、フォトリフレク
タとフォトリフレクタとの組合せ或いは密着型センサと
密着型センサとの組合せでも同様に原稿を検出できる。
例では、フォトリフレクタと密着型イメージセンサとの
組合せにより原稿検出を行なう例について述べたが、原
稿検出は上記の組合せに限られるものではない。次に述
べる第三および第四の実施例のように、フォトリフレク
タとフォトリフレクタとの組合せ或いは密着型センサと
密着型センサとの組合せでも同様に原稿を検出できる。
【0072】図12は、本発明の第三の実施例による画
像読み取り装置の原稿走行系の断面図である。図12を
参照すると、本実施例は、画像情報読み取り専用の読み
取りセンサ55に加えて、原稿先端検出用のフォトリフ
レクタ(C1)51aおよび(D1)52aと、原稿幅
検出用のフォトリフレクタ(C2)51bおよび(D
2)52bとを備えている。
像読み取り装置の原稿走行系の断面図である。図12を
参照すると、本実施例は、画像情報読み取り専用の読み
取りセンサ55に加えて、原稿先端検出用のフォトリフ
レクタ(C1)51aおよび(D1)52aと、原稿幅
検出用のフォトリフレクタ(C2)51bおよび(D
2)52bとを備えている。
【0073】フォトリフレクタ(C1)51a,(C
2)51bの背面にはフォトリフレクタ(C1)/(C
2)用白背面53が設けられ、またフォトリフレクタ
(D1)52a,(D2)52bの背面にはフォトリフ
レクタ(D1)/(D2)用黒背面54が設けられてい
る。
2)51bの背面にはフォトリフレクタ(C1)/(C
2)用白背面53が設けられ、またフォトリフレクタ
(D1)52a,(D2)52bの背面にはフォトリフ
レクタ(D1)/(D2)用黒背面54が設けられてい
る。
【0074】図12において原稿4が原稿台21にセッ
トされると、原稿検出センサ22が原稿4により物理的
に押されて原稿4を機械的に検出する。すると給紙ロー
ラ23と搬送ローラ5が回転し、原稿4は密着型イメー
ジセンサモジュール1の方に送られる。24は原稿台2
1に原稿が複数枚セットされたときに1枚ずつ原稿を搬
送するための自動給紙用ゴム板である。フォトリフレク
タ(C1)51a,(C2)51bは原稿が無いときは
背面の白を読んでおり、黒原稿がくると出力が変化し、
これによって「原稿有り」と検出する。一方フォトリフ
レクタ(D1)52a,(D2)52bは原稿が無いと
きは背面の黒を読んでおり、白原稿がくると出力が変化
し、これによって「原稿有り」と検出する。原稿の先端
はフォトリフレクタ(C1)51a,(D1)52aを
原稿が順次通過することによって検出される。即ち黒原
稿の場合はフォトリフレクタ(C1)51a、白原稿の
場合はフォトリフレクタ(D1)52aで検出してい
る。
トされると、原稿検出センサ22が原稿4により物理的
に押されて原稿4を機械的に検出する。すると給紙ロー
ラ23と搬送ローラ5が回転し、原稿4は密着型イメー
ジセンサモジュール1の方に送られる。24は原稿台2
1に原稿が複数枚セットされたときに1枚ずつ原稿を搬
送するための自動給紙用ゴム板である。フォトリフレク
タ(C1)51a,(C2)51bは原稿が無いときは
背面の白を読んでおり、黒原稿がくると出力が変化し、
これによって「原稿有り」と検出する。一方フォトリフ
レクタ(D1)52a,(D2)52bは原稿が無いと
きは背面の黒を読んでおり、白原稿がくると出力が変化
し、これによって「原稿有り」と検出する。原稿の先端
はフォトリフレクタ(C1)51a,(D1)52aを
原稿が順次通過することによって検出される。即ち黒原
稿の場合はフォトリフレクタ(C1)51a、白原稿の
場合はフォトリフレクタ(D1)52aで検出してい
る。
【0075】フォトリフレクタ(C2)51b,(D
2)52bはA4幅の原稿の通過範囲の外側に位置し、
フォトリフレクタ(C2)51b,(D2)52bによ
って原稿が検出されない場合は原稿幅をA4幅と判断す
る。B4幅の原稿はフォトリフレクタ(C2)51b,
(D2)52bを原稿が順次通過することによって検出
される。即ち黒原稿の場合はフォトリフレクタ(C2)
51b、白原稿の場合はフォトリフレクタ(D2)52
bで検出している。
2)52bはA4幅の原稿の通過範囲の外側に位置し、
フォトリフレクタ(C2)51b,(D2)52bによ
って原稿が検出されない場合は原稿幅をA4幅と判断す
る。B4幅の原稿はフォトリフレクタ(C2)51b,
(D2)52bを原稿が順次通過することによって検出
される。即ち黒原稿の場合はフォトリフレクタ(C2)
51b、白原稿の場合はフォトリフレクタ(D2)52
bで検出している。
【0076】このように、原稿走行方向に設けられた二
つのフォトリフレクタにそれぞれ黒背面および白背面を
設けることにより、フォトリフレクタどうしの組合せで
も原稿を検出することができる。本実施例では、黒背面
および白背面の位置を入れ換えることによって白原稿お
よび黒原稿のいずれを先に検出するかを選択することが
できるが、いずれの場合でも、原稿の黒・白に拘りなく
これを検出できる。
つのフォトリフレクタにそれぞれ黒背面および白背面を
設けることにより、フォトリフレクタどうしの組合せで
も原稿を検出することができる。本実施例では、黒背面
および白背面の位置を入れ換えることによって白原稿お
よび黒原稿のいずれを先に検出するかを選択することが
できるが、いずれの場合でも、原稿の黒・白に拘りなく
これを検出できる。
【0077】次に、13(a)は、本発明の第四の実施
例の画像読み取り装置の読み取り部の断面を示す図であ
って、密着型センサと密着型センサどうしの組合せによ
って原稿を検出する例を示すものである。図13(b)
は、図13(a)中の密着型イメージセンサモジュール
1の平面図である。
例の画像読み取り装置の読み取り部の断面を示す図であ
って、密着型センサと密着型センサどうしの組合せによ
って原稿を検出する例を示すものである。図13(b)
は、図13(a)中の密着型イメージセンサモジュール
1の平面図である。
【0078】図13(a),(b)において1は密着型
イメージセンサモジュール、4は原稿、5は搬送ロー
ラ、61は原稿先端後端検出用フォトリフレクタ、62
は原稿幅検出用フォトリフレクタ、63は光源、3aお
よび3bは読み取りセンサ(B1)および(B2)であ
る。原稿先端後端検出用密着センサ61、原稿幅検出用
密着センサ62、読み取りセンサ(B1)3a,(B
2)3bは全て同一ガラス内に設けられている。また原
稿先端後端検出用密着センサ61及び原稿幅検出用密着
センサ62は白原稿を検出するように予め設定されてお
り、読み取りセンサ(B1)3a,(B2)3bは第一
の実施例でも説明したように黒原稿を検出するようにな
っている。
イメージセンサモジュール、4は原稿、5は搬送ロー
ラ、61は原稿先端後端検出用フォトリフレクタ、62
は原稿幅検出用フォトリフレクタ、63は光源、3aお
よび3bは読み取りセンサ(B1)および(B2)であ
る。原稿先端後端検出用密着センサ61、原稿幅検出用
密着センサ62、読み取りセンサ(B1)3a,(B
2)3bは全て同一ガラス内に設けられている。また原
稿先端後端検出用密着センサ61及び原稿幅検出用密着
センサ62は白原稿を検出するように予め設定されてお
り、読み取りセンサ(B1)3a,(B2)3bは第一
の実施例でも説明したように黒原稿を検出するようにな
っている。
【0079】以上のように構成された画像読み取り装置
の動作について説明する。原稿4がセットされると、原
稿4は搬送ローラ5によって図13(a)中A方向に送
られる。原稿4が白原稿の場合は、原稿先端後端検出用
密着センサ61上に白原稿の先端がくると原稿先端後端
検出用密着センサ61によって「原稿有り」と検出さ
れ、さらに搬送ローラ5によって読み取りセンサ3a上
まで送られて原稿先端の検出を終了する。原稿が黒原稿
の場合は原稿先端後端検出用密着センサ61では原稿を
検出できず、原稿4は読み取りセンサ(B1)3a上ま
で送られる。原稿4が白原稿の場合、原稿先端後端検出
用密着センサ61上に白原稿の先端がくると原稿先端後
端検出用密着センサ61によって「原稿有り」と検出さ
れ、さらに搬送ローラ5によって読み取りセンサ3a上
まで送られて原稿先端の検出を終了する。原稿が黒原稿
の場合は原稿先端後端検出用密着センサ61では原稿を
検出できず、原稿4は読み取りセンサ(B1)3a上ま
で送られる。原稿4が読み取りセンサ(B1)3a上に
達すると読み取りセンサ(B1)3aによって「原稿有
り」と検出され、原稿先端の検出を終了する。
の動作について説明する。原稿4がセットされると、原
稿4は搬送ローラ5によって図13(a)中A方向に送
られる。原稿4が白原稿の場合は、原稿先端後端検出用
密着センサ61上に白原稿の先端がくると原稿先端後端
検出用密着センサ61によって「原稿有り」と検出さ
れ、さらに搬送ローラ5によって読み取りセンサ3a上
まで送られて原稿先端の検出を終了する。原稿が黒原稿
の場合は原稿先端後端検出用密着センサ61では原稿を
検出できず、原稿4は読み取りセンサ(B1)3a上ま
で送られる。原稿4が白原稿の場合、原稿先端後端検出
用密着センサ61上に白原稿の先端がくると原稿先端後
端検出用密着センサ61によって「原稿有り」と検出さ
れ、さらに搬送ローラ5によって読み取りセンサ3a上
まで送られて原稿先端の検出を終了する。原稿が黒原稿
の場合は原稿先端後端検出用密着センサ61では原稿を
検出できず、原稿4は読み取りセンサ(B1)3a上ま
で送られる。原稿4が読み取りセンサ(B1)3a上に
達すると読み取りセンサ(B1)3aによって「原稿有
り」と検出され、原稿先端の検出を終了する。
【0080】かかる原稿先端の検出と共に原稿幅の検出
が原稿幅検出用密着センサ62及び読み取りセンサ(B
2)3bによって行われる。読み取りセンサ(B1)3
aはB4幅まで読み取れることとし、原稿幅はA4幅又
はB4幅を検出するものとする。読み取りセンサ(B
2)3bは読み取りセンサ(B1)3aの片端の部分で
ありなおかつA4幅の原稿の通過範囲の外側の部分であ
る。
が原稿幅検出用密着センサ62及び読み取りセンサ(B
2)3bによって行われる。読み取りセンサ(B1)3
aはB4幅まで読み取れることとし、原稿幅はA4幅又
はB4幅を検出するものとする。読み取りセンサ(B
2)3bは読み取りセンサ(B1)3aの片端の部分で
ありなおかつA4幅の原稿の通過範囲の外側の部分であ
る。
【0081】また原稿幅検出用密着センサ62も読み取
りセンサ(B1)3aの同じ側でA4幅の原稿の通過範
囲の外側に位置する。A4幅の原稿は原稿幅検出用密着
センサ62及び読み取りセンサ(B2)3bを通過しな
いので、原稿幅検出用密着センサ62及び読み取りセン
サ(B2)3bは原稿を検出しない。この場合はA4幅
の原稿と判断する。一方B4幅の原稿は原稿幅検出用密
着センサ62及び読み取りセンサ(B2)3bを順次通
過し、原稿幅検出用密着センサ62及び読み取りセンサ
(B2)3bが原稿を検出し、B4幅の原稿と判断す
る。
りセンサ(B1)3aの同じ側でA4幅の原稿の通過範
囲の外側に位置する。A4幅の原稿は原稿幅検出用密着
センサ62及び読み取りセンサ(B2)3bを通過しな
いので、原稿幅検出用密着センサ62及び読み取りセン
サ(B2)3bは原稿を検出しない。この場合はA4幅
の原稿と判断する。一方B4幅の原稿は原稿幅検出用密
着センサ62及び読み取りセンサ(B2)3bを順次通
過し、原稿幅検出用密着センサ62及び読み取りセンサ
(B2)3bが原稿を検出し、B4幅の原稿と判断す
る。
【0082】上記のようにして原稿幅が検出されると読
み取りセンサ(B1)3aによって画像情報が読み取ら
れる。そして原稿先端の検出と同様にして原稿先端後端
検出用密着センサ61が原稿の後端を検出した後、原稿
は画像読み取り装置の外部へと排出される。
み取りセンサ(B1)3aによって画像情報が読み取ら
れる。そして原稿先端の検出と同様にして原稿先端後端
検出用密着センサ61が原稿の後端を検出した後、原稿
は画像読み取り装置の外部へと排出される。
【0083】これまで述べた四つの実施例では原稿が斜
行しないものとしていたが、先にも述べたとおり、G3
ファクシミリ等の原稿走行系ではある程度の斜行が起る
ことは止むを得ない。原稿検出装置としてはこのような
斜行がある場合でも原稿を確実に検出しなければならな
い。原稿が斜行する場合特に問題となるのは原稿幅の検
出であるが、次に述べる本発明の第五の実施例のよう
に、第一の実施例に更にフォトリフレクタを加えること
により、原稿幅を確実に検出することができる。
行しないものとしていたが、先にも述べたとおり、G3
ファクシミリ等の原稿走行系ではある程度の斜行が起る
ことは止むを得ない。原稿検出装置としてはこのような
斜行がある場合でも原稿を確実に検出しなければならな
い。原稿が斜行する場合特に問題となるのは原稿幅の検
出であるが、次に述べる本発明の第五の実施例のよう
に、第一の実施例に更にフォトリフレクタを加えること
により、原稿幅を確実に検出することができる。
【0084】図14は、本発明の第五の実施例による密
着型イメージセンサモジュールの構成図である。同図に
おいて、1は密着型イメージセンサモジュール、2aは
フォトリフレクタ(A1)、2bはフォトリフレクタ
(A2)、2cはフォトリフレクタ(A3)、3aは読
み取りセンサ(B1)、3bおよび3cはそれぞれ読み
取りセンサ(B2)および(B3)で読み取りセンサ
(B1)の両端の一部分である。フォトリフレクタと読
み取りセンサとは5.5mm離れている。
着型イメージセンサモジュールの構成図である。同図に
おいて、1は密着型イメージセンサモジュール、2aは
フォトリフレクタ(A1)、2bはフォトリフレクタ
(A2)、2cはフォトリフレクタ(A3)、3aは読
み取りセンサ(B1)、3bおよび3cはそれぞれ読み
取りセンサ(B2)および(B3)で読み取りセンサ
(B1)の両端の一部分である。フォトリフレクタと読
み取りセンサとは5.5mm離れている。
【0085】以上のように構成された密着型イメージセ
ンサモジュールの動作について説明する。原稿は図6で
示すものと同様にフォトリフレクタ(A1)2a,(A
2)2b,(A3)2c側から入って読み取りセンサ
(B1)3a,(B2)3b,(B3)3cの方向へと
走行する。フォトリフレクタ(A1)2a,(A2)2
b,(A3)2cは第一の実施例でも説明した通り白原
稿を検出し、読み取りセンサ(B1)3a,(B2)3
b,(B3)3cは黒原稿を検出する。フォトリフレク
タ(A1)2a及び読み取りセンサ(B1)3aは原稿
の先端後端を検出するものである。白原稿がフォトリフ
レクタ(A1)2a上に到達してフォトリフレクタ(A
1)2aが原稿有りと検出すると、原稿は5.5mm分
送られて読み取りセンサ(B1)3a上に達して原稿先
端の検出を終了する。黒原稿の場合はフォトリフレクタ
(A1)2aでは「原稿有り」と検出できず、原稿は読
み取りセンサ(B1)3a上まで送られる。読み取りセ
ンサ(B1)3a上に達すると読み取りセンサ(B1)
3aが「原稿有り」と検出し、原稿先端の検出を終了す
る。原稿後端の検出も同様にしてできる。
ンサモジュールの動作について説明する。原稿は図6で
示すものと同様にフォトリフレクタ(A1)2a,(A
2)2b,(A3)2c側から入って読み取りセンサ
(B1)3a,(B2)3b,(B3)3cの方向へと
走行する。フォトリフレクタ(A1)2a,(A2)2
b,(A3)2cは第一の実施例でも説明した通り白原
稿を検出し、読み取りセンサ(B1)3a,(B2)3
b,(B3)3cは黒原稿を検出する。フォトリフレク
タ(A1)2a及び読み取りセンサ(B1)3aは原稿
の先端後端を検出するものである。白原稿がフォトリフ
レクタ(A1)2a上に到達してフォトリフレクタ(A
1)2aが原稿有りと検出すると、原稿は5.5mm分
送られて読み取りセンサ(B1)3a上に達して原稿先
端の検出を終了する。黒原稿の場合はフォトリフレクタ
(A1)2aでは「原稿有り」と検出できず、原稿は読
み取りセンサ(B1)3a上まで送られる。読み取りセ
ンサ(B1)3a上に達すると読み取りセンサ(B1)
3aが「原稿有り」と検出し、原稿先端の検出を終了す
る。原稿後端の検出も同様にしてできる。
【0086】フォトリフレクタ(A2)2b,(A3)
2c及び読み取りセンサ(B2)3b,(B3)3cは
原稿幅を検出するものである。読み取りセンサ(B1)
3aはB4幅まで読み取れることとし、原稿幅はA4幅
又はB4幅を検出するものとする。原稿の走行はセンタ
ー振り分けであり、A4幅の原稿は読み取りセンサ(B
1)3aの中央を通過する。読み取りセンサ(B2)3
b,(B3)3cは読み取りセンサ(B1)3aの両側
にあってなおかつA4幅の原稿の通過範囲の外側の部分
である。またフォトリフレクタ(A2)2b,(A3)
2cも読み取りセンサ(B1)3aの同じ側でA4幅の
原稿の通過範囲の外側に位置する。A4幅の原稿はフォ
トリフレクタ(A2)2b,(A3)2c及び読み取り
センサ(B2)3b,(B3)3cを通過しないので、
フォトリフレクタ(A2)2b,(A3)2c及び読み
取りセンサ(B2)3b,(B3)3cは原稿を検出し
ない。この場合はA4幅の原稿と判断する。一方、B4
幅の原稿はフォトリフレクタ(A2)2b,(A3)2
c及び読み取りセンサ(B2)3b,(B3)3cを順
次通過し、フォトリフレクタ(A2)2b,(A3)2
c及び読み取りセンサ(B2)3b,(B3)3cが原
稿を検出し、B4幅の原稿と判断する。ここにおいて原
稿が斜行したような場合、フォトリフレクタ(A2)2
b,(A3)2c及び読み取りセンサ(B2)3b,
(B3)3cが読み取りセンサ(B1)3aの両端に位
置しているので、原稿が斜行しても必ずフォトリフレク
タ(A2)2b及び読み取りセンサ(B2)3bと、フ
ォトリフレクタ(A3)2c及び読み取りセンサ(B
3)3cのどちらか片側が原稿を検出し、原稿の幅をB
4幅と判断できる。
2c及び読み取りセンサ(B2)3b,(B3)3cは
原稿幅を検出するものである。読み取りセンサ(B1)
3aはB4幅まで読み取れることとし、原稿幅はA4幅
又はB4幅を検出するものとする。原稿の走行はセンタ
ー振り分けであり、A4幅の原稿は読み取りセンサ(B
1)3aの中央を通過する。読み取りセンサ(B2)3
b,(B3)3cは読み取りセンサ(B1)3aの両側
にあってなおかつA4幅の原稿の通過範囲の外側の部分
である。またフォトリフレクタ(A2)2b,(A3)
2cも読み取りセンサ(B1)3aの同じ側でA4幅の
原稿の通過範囲の外側に位置する。A4幅の原稿はフォ
トリフレクタ(A2)2b,(A3)2c及び読み取り
センサ(B2)3b,(B3)3cを通過しないので、
フォトリフレクタ(A2)2b,(A3)2c及び読み
取りセンサ(B2)3b,(B3)3cは原稿を検出し
ない。この場合はA4幅の原稿と判断する。一方、B4
幅の原稿はフォトリフレクタ(A2)2b,(A3)2
c及び読み取りセンサ(B2)3b,(B3)3cを順
次通過し、フォトリフレクタ(A2)2b,(A3)2
c及び読み取りセンサ(B2)3b,(B3)3cが原
稿を検出し、B4幅の原稿と判断する。ここにおいて原
稿が斜行したような場合、フォトリフレクタ(A2)2
b,(A3)2c及び読み取りセンサ(B2)3b,
(B3)3cが読み取りセンサ(B1)3aの両端に位
置しているので、原稿が斜行しても必ずフォトリフレク
タ(A2)2b及び読み取りセンサ(B2)3bと、フ
ォトリフレクタ(A3)2c及び読み取りセンサ(B
3)3cのどちらか片側が原稿を検出し、原稿の幅をB
4幅と判断できる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第一の原稿検出位置で原稿を検出する第一の原稿検出手
段と第二の原稿検出位置で原稿を検出する第二の原稿検
出手段とを、第一の原稿検出手段および前記第二の原稿
検出手段が互いに白黒の異なる原稿をそれぞれ検出する
ように組合せて配置し、原稿を第一の原稿検出位置から
第二の原稿検出位置へ順次通過させることにより、黒の
原稿の場合でも白の原稿の場合でも、その有無、先端後
端および原稿幅を必ずいずれか一方の原稿検出手段で検
出できる。すなわち、原稿の濃度(白黒)に拘りなく確
実に検出することが可能であり、黒または白のいずれか
一方の原稿しか検出できないということはない。上記の
第一および第二の原稿検出手段はこれを一つのモジュー
ルに実装することにより、装置を小型化しコストダウン
を計ることができる。
第一の原稿検出位置で原稿を検出する第一の原稿検出手
段と第二の原稿検出位置で原稿を検出する第二の原稿検
出手段とを、第一の原稿検出手段および前記第二の原稿
検出手段が互いに白黒の異なる原稿をそれぞれ検出する
ように組合せて配置し、原稿を第一の原稿検出位置から
第二の原稿検出位置へ順次通過させることにより、黒の
原稿の場合でも白の原稿の場合でも、その有無、先端後
端および原稿幅を必ずいずれか一方の原稿検出手段で検
出できる。すなわち、原稿の濃度(白黒)に拘りなく確
実に検出することが可能であり、黒または白のいずれか
一方の原稿しか検出できないということはない。上記の
第一および第二の原稿検出手段はこれを一つのモジュー
ルに実装することにより、装置を小型化しコストダウン
を計ることができる。
【0088】又、本発明によれば、原稿の有無判定のた
めの判定レベルを決めるに当って、原稿無しのときの原
稿検出手段の出力値だけを基準にし原稿有り時の出力値
を用いないので、判定レベル決定時と実際の原稿検出時
とで、原稿の紙質(厚さ)や原稿の浮き方の違いなどに
よって原稿検出手段の出力値が変動した場合でも、原稿
の検出を確実に行うことができる。更に、原稿検出手段
の出力値を所定の範囲内に調整することによって原稿検
出時の判定マージンを広げる調整手段を備えることによ
り、原稿検出手段の特性にばらつきがある場合でも確実
に原稿を検出することができる。
めの判定レベルを決めるに当って、原稿無しのときの原
稿検出手段の出力値だけを基準にし原稿有り時の出力値
を用いないので、判定レベル決定時と実際の原稿検出時
とで、原稿の紙質(厚さ)や原稿の浮き方の違いなどに
よって原稿検出手段の出力値が変動した場合でも、原稿
の検出を確実に行うことができる。更に、原稿検出手段
の出力値を所定の範囲内に調整することによって原稿検
出時の判定マージンを広げる調整手段を備えることによ
り、原稿検出手段の特性にばらつきがある場合でも確実
に原稿を検出することができる。
【0089】以上のことから、本発明によれば、原稿の
紙質,原稿と原稿検出手段との間の相互位置関係の変化
および原稿検出手段の特性のばらつきなどによる出力値
の変動や原稿の濃度(白黒)に拘りなく確実に原稿を検
出することのできる原稿検出装置および画像読み取り装
置を低コストで提供することができる。
紙質,原稿と原稿検出手段との間の相互位置関係の変化
および原稿検出手段の特性のばらつきなどによる出力値
の変動や原稿の濃度(白黒)に拘りなく確実に原稿を検
出することのできる原稿検出装置および画像読み取り装
置を低コストで提供することができる。
【図1】分図(a)は、本発明の第一の実施例による密
着型イメージセンサモジュールの斜視図である。分図
(b)は、分図(a)に示す密着型イメージセンサモジ
ュールを用いた画像読み取り装置の断面図である。
着型イメージセンサモジュールの斜視図である。分図
(b)は、分図(a)に示す密着型イメージセンサモジ
ュールを用いた画像読み取り装置の断面図である。
【図2】本発明の第一の実施例の動作を説明するための
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図3】本発明の第一の実施例の動作を説明するための
フローチャート図であって、図2以降の部分である。
フローチャート図であって、図2以降の部分である。
【図4】本発明の第一の実施例の動作を説明するための
フローチャート図であって、図3以降の部分である。
フローチャート図であって、図3以降の部分である。
【図5】本発明の第一の実施例の動作を説明するための
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図6】本発明の第一の実施例による密着型イメージセ
ンサモジュールの平面図および原稿走行状態を示す図で
ある。
ンサモジュールの平面図および原稿走行状態を示す図で
ある。
【図7】本発明の第一の実施例におけるフォトリフレク
タの出力検出回路の回路図である。
タの出力検出回路の回路図である。
【図8】分図(a)は、本発明の第一の実施例における
フォトリフレクタ出力の信号処理回路の回路図である。
分図(b)は、分図(a)に示す信号処理回路における
AD変換部への入力の切り替えのタイミングを示す図で
ある。
フォトリフレクタ出力の信号処理回路の回路図である。
分図(b)は、分図(a)に示す信号処理回路における
AD変換部への入力の切り替えのタイミングを示す図で
ある。
【図9】図7に示す回路におけるフォトリフレクタ出力
の測定例を示す図である。
の測定例を示す図である。
【図10】分図(a)は、本発明の第一の実施例を用い
た画像読み取り装置における原稿走行系の断面図であ
る。分図(b)は、分図(a)に示す原稿走行系におい
て、原稿がセンサ面から浮いた状態でのフォトリフレク
タの出力を示す図である。
た画像読み取り装置における原稿走行系の断面図であ
る。分図(b)は、分図(a)に示す原稿走行系におい
て、原稿がセンサ面から浮いた状態でのフォトリフレク
タの出力を示す図である。
【図11】分図(a)は、本発明の第二の実施例におけ
るフォトリフレクタの出力検出回路の回路図である。分
図(b)は、分図(a)に示す出力検出回路におけるフ
ォトリフレクタ出力の測定例を示す図である。
るフォトリフレクタの出力検出回路の回路図である。分
図(b)は、分図(a)に示す出力検出回路におけるフ
ォトリフレクタ出力の測定例を示す図である。
【図12】本発明の第三の実施例による画像読み取り装
置における原稿走行系の断面図である。
置における原稿走行系の断面図である。
【図13】分図(a)は、本発明の第四の実施例による
画像読み取り装置における読み取り部の断面図である。
分図(b)は、分図(b)中の密着型イメージセンサモ
ジュールの平面図である。
画像読み取り装置における読み取り部の断面図である。
分図(b)は、分図(b)中の密着型イメージセンサモ
ジュールの平面図である。
【図14】本発明の第五の実施例における密着型イメー
ジセンサモジュールの平面図である。
ジセンサモジュールの平面図である。
【図15】分図(a)は、従来の技術による画像読み取
り装置の一例の構成を示す図である。分図(b)は、分
図(a)中の特定パターンを示す図である。
り装置の一例の構成を示す図である。分図(b)は、分
図(a)中の特定パターンを示す図である。
【図16】分図(a)は、従来の技術による密着型イメ
ージセンサモジュールの一例の斜視図である。分図
(b)は、分図(a)に示す密着型イメージセンサモジ
ュールを用いた画像読み取り装置における読み取り部の
断面図である。
ージセンサモジュールの一例の斜視図である。分図
(b)は、分図(a)に示す密着型イメージセンサモジ
ュールを用いた画像読み取り装置における読み取り部の
断面図である。
【図17】分図(a)は、従来の技術による原稿自動搬
送装置の一例の断面図である。分図(b)は、分図
(a)におけるモータ制御手段および原稿検出手段を示
すブロック図である。
送装置の一例の断面図である。分図(b)は、分図
(a)におけるモータ制御手段および原稿検出手段を示
すブロック図である。
【図18】図17に示す原稿自動搬送装置における検出
手段での判定レベル算出方法を説明するためのフローチ
ャート図である。
手段での判定レベル算出方法を説明するためのフローチ
ャート図である。
【図19】図17に示す原稿自動搬送装置における検出
手段での判定レベル更新の方法を説明するためのフロー
チャート図である。
手段での判定レベル更新の方法を説明するためのフロー
チャート図である。
【図20】図15に示す従来の画像読み取り装置におい
て、本来の出力と薄紙の原稿が用いられたときの出力と
を比較して示す図である。
て、本来の出力と薄紙の原稿が用いられたときの出力と
を比較して示す図である。
【図21】図16に示す従来の技術による密着型イメー
ジセンサモジュールにおける検出不能な原稿の例を示す
図である。
ジセンサモジュールにおける検出不能な原稿の例を示す
図である。
【符号の説明】 1,80 密着型イメージセンサモジュール 2a,2b,51a,51b,52a,52b フォ
トリフレクタ 3a,3b,3c,55 読み取りセンサ 4 原稿 5 搬送ローラ 11 高位側電源線 12 出力端子 13 フォトリフレクタ 14 低位側電源線 31 デジタル処理部 33 AD変換部 34 デジタル出力 71 特定パターン 76 制御回路部 83 ラインセンサ 90 原稿自動搬送装置 91 複写機本体
トリフレクタ 3a,3b,3c,55 読み取りセンサ 4 原稿 5 搬送ローラ 11 高位側電源線 12 出力端子 13 フォトリフレクタ 14 低位側電源線 31 デジタル処理部 33 AD変換部 34 デジタル出力 71 特定パターン 76 制御回路部 83 ラインセンサ 90 原稿自動搬送装置 91 複写機本体
Claims (8)
- 【請求項1】 第一の原稿検出位置に搬送された一定濃
度の原稿を検出する第一の原稿検出手段と、前記第一の
原稿検出位置から原稿搬送方向に離れた第二の原稿検出
位置に搬送された、前記原稿とは白黒が反対の原稿を検
出する第二の原稿検出手段とを有し、 原稿が前記第一の原稿検出位置から前記第二の原稿検出
位置へ順次通過したとき前記第一の原稿検出手段および
前記第二の原稿検出手段のいずれか一方が原稿を検出し
た場合に原稿有りと判定するように構成されていること
を特徴とする原稿検出装置。 - 【請求項2】 第一の原稿検出位置の方向に光を照射す
る第一の光源と前記第一の原稿検出位置の方向から入射
される光を受光し電気信号に変換して出力する第一の受
光素子とを、前記第一の原稿検出位置に原稿が有るとき
前記第一の光源からの光がその原稿により反射されて前
記第一の受光素子に受光されるように配置し、予め定め
られた判定レベルにより二値化した前記第一の受光素子
の出力が、前記第一の原稿検出位置に原稿が無いときの
前記第一の受光素子の出力を前記判定レベルにより二値
化した二値化出力と異なるときは原稿有りと判定するよ
うに構成した第一の原稿検出手段と、 前記第一の原稿検出位置から原稿搬送方向に離れた位置
に設けられた第二の原稿検出位置の方向に光を照射する
第二の光源と前記第二の原稿検出位置の方向から入射さ
れる光を受光し電気信号に変換して出力する第二の受光
素子とを、前記第二の原稿検出位置に原稿が有るとき前
記第二の光源からの光がその原稿により反射されて前記
第二の受光素子に受光されるように配置し、予め定めら
れた判定レベルにより二値化した前記第二の受光素子の
出力が、前記第二の原稿検出位置に原稿が無いときの前
記第二の受光素子の出力を前記判定レベルにより二値化
した二値化出力と異なるときは原稿有りと判定するよう
に構成した第二の原稿検出手段と、 前記第一の光源からの光および前記第二の光源からの光
の少なくとも一方が反射可能で、前記第一の原稿検出位
置に原稿が無いときの前記第一の受光素子への入射光の
強度と前記第二の原稿検出位置に原稿が無いときの前記
第二の受光素子への入射光の強度の強弱が互いに反対に
なるように構成された反射体と、 前記第一の原稿検出位置から前記第二の原稿検出位置に
原稿を搬送する手段とを備えることを特徴とする原稿検
出装置。 - 【請求項3】 第一の原稿検出位置の方向に光を照射す
る第一の光源と前記第一の原稿検出位置の方向から入射
される光を受光し電気信号に変換して出力する第一の受
光素子とを、前記第一の原稿検出位置に原稿が有るとき
前記第一の光源からの光がその原稿により反射されて前
記第一の受光素子に受光されるように配置し、予め定め
られた判定レベルにより二値化した前記第一の受光素子
の出力が、前記第一の原稿検出位置に原稿が無いときの
前記第一の受光素子の出力を前記判定レベルにより二値
化した二値化出力と異なるときは原稿有りと判定するよ
うに構成した第一の原稿出力手段と、 前記第一の原稿検出位置から原稿搬送方向に離れた位置
に設けられた第二の原稿検出位置兼画像読み取り位置の
方向に光を照射する第二の光源と前記第二の原稿検出位
置兼画像読み取り位置の方向から入射される光を受光し
電気信号に変換して出力するラインイメージセンサと
を、前記第二の原稿検出位置兼画像読み取り位置に原稿
が有るとき前記第二の光源からの光がその原稿により反
射されて前記ラインイメージセンサに受光されるように
配置し、予め定められた判定レベルにより二値化した前
記ラインイメージセンサの出力が、前記第二の原稿検出
位置兼画像読み取り位置に原稿が無いときの前記ライン
イメージセンサの出力を前記判定レベルにより二値化し
た二値化出力と異なるときは原稿有りと判定するように
構成した第二の原稿検出手段と、 前記第一の光源からの光および前記第二の光源からの光
の少なくとも一方が反射可能で、前記第一の原稿検出位
置に原稿が無いときの前記第一の受光素子への入射光の
強度と前記第二の原稿検出位置兼画像読み取り位置に原
稿が無いときの前記ラインイメージセンサへの入射光の
強度の強弱が互いに反対になるように構成された反射体
と、 前記第一の原稿検出位置から前記第二の原稿検出位置兼
画像読み取り位置に原稿を搬送する手段とを備えること
を特徴とする原稿読み取り装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の画像読み取り装置におい
て、 ラインイメージセンサとして密着型イメージセンサを用
い、前記第一の受光素子をこの密着型イメージセンサを
実装したモジュールに配設したことを特徴とする画像読
み取り装置。 - 【請求項5】 原稿の表面に光を照射するとともに前記
原稿の表面で反射された光を受光しこの受光による検出
値と所定の判定レベルとを比較して原稿の有無を検出す
る型の原稿検出装置において、 前記判定レベルを、原稿の無い状態での前記受光による
検出値を基準にして決定するように構成したことを特徴
とする原稿検出装置。 - 【請求項6】 原稿の表面に光を照射する光源と前記原
稿の表面で反射された光を受光しその強度に応じた電流
に変換する受光素子と前記受光素子の出力電流を電圧に
変換する回路とを有する検出部と、前記検出部の出力電
圧を所定の判定レベルにより二値化して原稿の有無を判
定する判定部とを含む原稿検出装置において、前記判定
部が原稿が無い状態での前記検出部の出力電圧を記憶す
る記憶手段と、 記憶された前記出力電圧の値から所定電圧値分原稿が有
る状態での前記検出部の出力電圧に近い電圧を原稿有無
判定のための判定レベルとする判定レベル決定手段と、 前記検出部の出力電圧を前記判定レベルにより二値化し
て原稿の有無を判定する判定手段と、を備えることを特
徴とする原稿検出装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の原稿検出装置において、 前記検出部が、原稿の無い状態での前記検出部の前記出
力電圧を所定範囲内にあるように調整する調整手段を備
え、前記記憶手段が、調整後の前記出力電圧の値を記憶
するように構成されていることを特徴とする原稿検出装
置。 - 【請求項8】 幅方向がセンター振分けで複数の一定幅
に区分される原稿搬送路内の第一の一定幅の内側に位置
する第一の原稿検出手段と、前記原稿搬送路内で前記第
一の一定幅より大なる第二の一定幅の両外側にそれぞれ
位置する第二および第三の原稿検出手段とを備え、 前記第一の原稿検出手段が原稿を検出しているとき前記
第二および前記第三の原稿検出手段の少なくとも一方が
原稿を検出している場合は原稿幅が前記第二の一定幅よ
りも大であると判定し、前記第一の原稿検出手段が原稿
を検出しているとき前記第二および前記第三の原稿検出
手段がいずれも原稿を検出していない場合は原稿幅が前
記第二の一定幅より小であると判定するように構成され
たことを特徴とする原稿検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33393892A JP2944341B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 原稿検出装置および画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33393892A JP2944341B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 原稿検出装置および画像読み取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181502A true JPH06181502A (ja) | 1994-06-28 |
JP2944341B2 JP2944341B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=18271658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33393892A Expired - Fee Related JP2944341B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 原稿検出装置および画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2944341B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007501565A (ja) * | 2003-08-04 | 2007-01-25 | イーストマン コダック カンパニー | 不定形文書のスキャン |
US8575581B2 (en) | 2010-04-20 | 2013-11-05 | Pfu Limited | Image reading apparatus |
JP2016086376A (ja) * | 2014-10-29 | 2016-05-19 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画像読取装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
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JPH0334765A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-14 | Toshiba Corp | 画像形成方法 |
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JPH03181271A (ja) * | 1989-12-08 | 1991-08-07 | Ricoh Co Ltd | 自動原稿給紙装置 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP33393892A patent/JP2944341B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2016086376A (ja) * | 2014-10-29 | 2016-05-19 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画像読取装置、画像処理方法及び画像処理プログラム |
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---|---|
JP2944341B2 (ja) | 1999-09-06 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960227 |
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