JPH0618141Y2 - 空気槽のドレン排出弁の診断装置 - Google Patents

空気槽のドレン排出弁の診断装置

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JPH0618141Y2
JPH0618141Y2 JP8924087U JP8924087U JPH0618141Y2 JP H0618141 Y2 JPH0618141 Y2 JP H0618141Y2 JP 8924087 U JP8924087 U JP 8924087U JP 8924087 U JP8924087 U JP 8924087U JP H0618141 Y2 JPH0618141 Y2 JP H0618141Y2
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JP
Japan
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discharge valve
drain discharge
pressure
air tank
time
Prior art date
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Application number
JP8924087U
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JPS63196899U (ja
Inventor
照夫 五嶋
博美 近藤
正人 貝原
Original Assignee
ダイハツディ−ゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、空気槽内のドレンを排出するドレン排出弁の
開閉動作の良否を判定するために用いる空気槽のドレン
排出弁の診断装置に関する。
<従来の技術> ドレン排出弁は、空気槽の充填時などの凝出水などを排
出するために設置されているもので、開弁機能が不良と
なった場合には、ディーゼル機関の始動空気系各部品
(始動操作弁,始動弁,起動回転弁など)に発錆などに
より固着,スティックなどの不良が生じ、始動不能とい
った重大な故障に至る可能性がある。
従来、空気槽のドレン排出弁の診断方法は、空気槽内で
凝縮したドレンを、空気槽に取り付けられたドレン排出
弁が開閉信号を受けて一定時間毎に開口して外部へ排出
する際のドレン排出弁の開閉動作の良否を目視で判定し
ていた。
<考案が解決しようとする問題点> ところが、上記従来の空気槽のドレン排出弁の診断方法
では、ドレン排出弁の開閉動作の良否を作業者の目視で
行うため、手間と時間を要するという問題がある。
そこで、本考案の目的は、ドレン排出弁の開閉動作の良
否の判定を自動的に行う空気槽のドレン排出弁の診断装
置を提供することである。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本考案は、空気圧縮機から送
られてくる圧縮空気を蓄える空気槽内のドレンを一定時
間間隔毎に排出するドレン排出弁の作動状態の良否を判
定する空気槽のドレン排出弁の診断装置であって、上記
空気槽内の圧力を検出する圧力センサと、上記圧力セン
サの出力により任意の時から上記一定時間間隔よりも長
い時間経過後における上記空気槽内の圧力が下降してい
るか否かを判別する圧力判別手段と、上記圧力が下降し
ていない時には、上記空気圧縮機が上記一定時間の間に
駆動したか否かを判別する駆動判別手段とを備えて、上
記駆動判別手段の判別結果に基づいて上記ドレン排出弁
の作動状態の良否を判定するようにしたことを特徴とし
ている。
<作用> ドレン排出弁は一定時間毎に開作動して、空気槽内のド
レンを排出するようになっている。
圧力判別手段は任意の時から上記一定時間経過後の空気
槽の圧力が下降しているか否かを判別する。ドレン排出
弁が正常作動しているならば、空気圧縮機がその一定時
間の間に作動していないという条件で、空気槽の圧力は
下がっているはずである。したがって、上記駆動判別手
段が空気圧縮機が駆動されていないのに空気槽の圧力が
下降していないと判別すると、ドレン排出弁が開弁不良
だと判断される。
<実施例> 以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図において、1はディーゼルエンジン、2はモータ
3で駆動される空気圧縮機、4は上記空気圧縮機2から
の圧縮空気を一時蓄わえた後、ディーゼルエンジン1に
供給する空気槽、5は上記空気槽4内の圧力を検出する
圧力センサ、6は上記空気槽4とディーゼルエンジン1
との間に介設した開閉弁、7は上記空気槽4と空気圧縮
機2との間に介設した開閉弁、8は空気槽4内のドレン
を排出する電磁式のドレン排出弁、9は空気槽4とドレ
ン排出弁8との間に設けた開閉弁、10は上記モータ3
への駆動,停止信号を出力し、また圧力センサ5からの
圧力信号を受け、ドレン排出弁8への開閉信号を出力す
ると共に、ドレン排出弁8が正常に作動しているか否か
を判断して、その判断結果を出力するコンピュータ、1
1は上記コンピュータ10からの出力情報を表示する陰
極線管(CRT)などの表示装置である。
第2図に示すように、上記ドレン排出弁8は、コンピュ
ータ10の制御の下で、一定時間(開口間隔)t1毎に開
口し、一定の開口時間t2の間、開口して空気槽4内のド
レンを排出するようになっている。第2図に示す右下が
りの傾斜部分K1は、ドレン排出弁8の開口による圧力降
下を表し、フラットな部分K2はドレン排出弁8が閉じ、
空気槽4内の圧力が一定に保持されている状態を表して
いる。
上記コンピュータ10は圧力判別手段と駆動判別手段を
含み、第3図のフローチャートに示すように動作する。
なお、経過時間内におけるドレン排出以外の空気槽圧力
Pの減圧要素による減圧(機関始動による減圧)がない
ものとする。機関の始動による減圧がある場合はこの診
断を停止する。
ステップSでは、いま第2図の時点t0にあり、このと
きの空気槽4の圧力をPとし、タイマをリセットし、
経過時間tを零に設定し、ドレン排出弁8の開口した作
動時間Δtを零に設定する。そして、ステップSに進
む。
ステップSでは圧力センサ5で上記作動時間間隔t1
りも長い一定時間tの経過後の空気槽4内の圧力P(t)
を検出し、この圧力P(t)が時刻t0の圧力P以下か否
かを判別する。上記圧力P(t)が初期圧力P以下の場
合にはステップSに進み、そうでない場合にはステッ
プSに進む。
ステップSではドレン排出弁8の開口した作動時間Δ
tがカウントがされているか否かを判別する。作動時間
Δtがカウントされている場合にはステップSに進む
一方、作動時間Δtがカウントされていない場合には、
空気系漏れと判断され、それを表す信号が表示装置11
により出力される。
ステップSでは上記ドレン排出弁8の作動時間Δtが
予め設定された開口時間t2から許容偏差値βを引いた値
(t2−β)よりも大きいか否かが判別される。Δt≧
(t2−β)でない場合にはドレン排出弁8の開口時間が
何等かの理由で短すぎるので、ドレン排出弁8の作動不
良と判別され、表示装置11によりそれを表す信号を表
示する。一方、ステップSでΔt≧(t2−β)の場合
にはステップSに進んで、作動時間Δtが予め定めら
れた開口時間t2に許容偏差値βを加えた値よりも大きい
か否かが判別され、Δt≧(t2+β)と判別した場合に
はドレン排出弁8の作動時間Δtが予め定められた開口
時間t2に対して過度に大きくなっていることを意味し、
ドレン排出弁8が停止不良と判別される。一方、ステッ
プSで作動時間Δt<(t2+β)つまり、(t2−β)
<Δt<(t2+β)と判別された場合はドレン排出弁8
の作動時間が許容範囲内にあり、空気槽4の圧力が低下
していることを意味しているから、ドレン排出弁8の作
動が正常であると診断される。
一方、ステップSで空気槽4の圧力P(t)が空気槽4
の時刻t0の圧力Pよりも上昇した、すなわちP(t)>
と判別した場合にはステップSに進み、空気圧縮
機2が運転されたか否かが判別される。ステップS
空気圧縮機2が運転されたと判別されると、空気圧縮機
2の運転により空気槽4内の圧力が上昇したためにステ
ップSでP(t)>Pと判別されたのであるから、ド
レン排出弁8の作動は正常と判別される。
ステップSで空気圧縮機2が運転されなかったと判別
されると、ステップSに進み、空気槽4内の圧力P
(t)が時刻t0の空気槽4の圧力Pよりも大きくなって
いるか否かが判別される。空気槽4の圧力P(t)が時刻t
0の圧力Pよりも大きくなっていると判別されると、
空気圧縮機2が運転されていない(ステップS)にも
かかわらず、空気槽4の圧力が上昇したことになるか
ら、圧力センサ5の故障と診断される。一方、ステップ
でP(t)≦Pであると判別されると、ステップS
に進み、経過時間tがドレン排出弁8の作動時間間隔
t1に許容偏差値αを加えた値よりも大きいか否か、すな
わちt≧(t1+α)であるか否かが判別される。t≧
(t1+α)であると判別された場合にはステップS
空気槽4内の時刻tの圧力P(t)が時刻t0の圧力P
等しいかPより大なりと判別され、かつ、ステップS
で空気圧縮機2が運転されていないと判別され、しか
もドレン排出弁8の開口時間間隔t2よりも長い時間を経
過したにもかかわらず、前のように判別されたのである
から、ドレン排出弁8の駆動不良と判別される。一方、
ステップSでt<(t1+α)と判別された場合には、
この経過時間tがドレン排出弁8の開口時間間隔t2を超
えていない可能性があるから正常であると判別される。
このように、コンピュータ10のプログラムにより構成
した圧力判別手段と駆動判別手段によって一定時間間隔
t1毎に所定時間t2だけ開口するドレン排出弁8の作動
を、まず診断の開始時から圧力が降下したか否かを判別
し、空気槽4の圧力が降下しているときにはドレン排出
弁8の作動時間Δtの長短を判別してドレン排出弁8の
作動不良、停止不良、空気系の漏れが判別される一方、
空気槽4の圧力P(t)が診断開始時の圧力Pよりも上
昇していると判別した場合、空気圧縮機2が運転された
か否かを判別することによって圧力センサの異常、ドレ
ン排出弁の起動不良等を判断し、精細にドレン排出弁8
などの異常を診断することができる。
<考案の効果> 以上の説明で明らかなように、本考案の空気槽のドレン
排出弁の診断装置は、一定時間間隔毎に開放するドレン
排出弁を、空気槽内の圧力を検出する圧力センサと、上
記圧力センサの出力により任意の時から上記一定時間間
隔よりも長い時間経過後における上記空気槽内の圧力が
下降しているか否かを判別する圧力判別手段と、上記圧
力が下降していない時には、上記空気圧縮機が上記一定
時間の間に駆動したか否かを判別する駆動判別手段とを
備えて、上記駆動判別手段の判別結果に基づいて上記ド
レン排出弁の作動状態の良否を判定するようにしたの
で、ドレン排出弁の作動の良否を簡単に判別できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のドレン排出弁を含む図、第
2図は空気槽の圧力変動およびドレン排出弁の作動、停
止を表す線図、第3図は上記実施例のフローチャートで
ある。 2…空気圧縮機、4…空気槽、5…圧力センサ、8…ド
レン排出弁。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−9190(JP,U) 実開 昭59−7291(JP,U) 実開 昭57−156088(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気圧縮機から送られてくる圧縮空気を蓄
    える空気槽内のドレンを一定時間間隔毎に排出するドレ
    ン排出弁の作動状態の良否を判定する空気槽のドレン排
    出弁の診断装置であって、 上記空気槽内の圧力を検出する圧力センサと、上記圧力
    センサの出力により任意の時から上記一定時間間隔より
    も長い時間経過後における上記空気槽内の圧力が下降し
    ているか否かを判別する圧力判別手段と、上記圧力が下
    降していない時には、上記空気圧縮機が上記一定時間の
    間に駆動したか否かを判別する駆動判別手段とを備え
    て、上記駆動判別手段の判別結果に基づいて上記ドレン
    排出弁の作動状態の良否を判定するようにしたことを特
    徴とする空気槽のドレン排出弁の診断装置。
JP8924087U 1987-06-09 1987-06-09 空気槽のドレン排出弁の診断装置 Expired - Lifetime JPH0618141Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS63196899U JPS63196899U (ja) 1988-12-19
JPH0618141Y2 true JPH0618141Y2 (ja) 1994-05-11

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