JPH10103547A - ガス遮断装置 - Google Patents
ガス遮断装置Info
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- JPH10103547A JPH10103547A JP26098196A JP26098196A JPH10103547A JP H10103547 A JPH10103547 A JP H10103547A JP 26098196 A JP26098196 A JP 26098196A JP 26098196 A JP26098196 A JP 26098196A JP H10103547 A JPH10103547 A JP H10103547A
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- Pipeline Systems (AREA)
Abstract
復帰させるときのガス漏れ検査を誤判定なく実施できる
ガス遮断装置を提供する。 【解決手段】 異常状態の検出により遮断弁6が閉じら
れたとき、これを平常復帰させるために、復帰信号入力
部7から復帰信号が入力されると、弁開閉制御部8から
弁開閉信号を出力して遮断弁6を開閉動作させ、圧力充
填してガス漏れ検査が実施される。弁開閉による圧力が
安定する所定時間経過後にガス漏れ検査のための圧力測
定を行うべく、待機タイマ9で所定時間を計測して、そ
の後に圧力測定して漏れ判定を行う。ガス漏れがなけれ
ば弁開信号が出力されるので、遮断弁駆動部11か遮断
弁6を開いて平常復帰する。
Description
対策としてのガス遮断装置に関し、異常検出時に弁閉さ
れたガス遮断弁を安全確認動作の後、弁開にして平常復
帰させる異常検出対応機能を備えたガス遮断装置に関す
るものである。
成を示すブロック図である。ガス遮断装置はガス遮断弁
がガス通路を遮断したときの弁復帰時にガス漏れ検査を
実施するが、このガス漏れ検査を行う方式により、流量
方式と圧力方式とに区分され、図9に示すガス遮断装置
50は、圧力方式によるものである。
メータ51に取り付けられて膜式メータが1回転したと
きに1パルスの流量信号を出力する流量センサ52と、
ガス通路内のガス圧力を計測して圧力信号を出力する圧
力センサ53と、前記流量信号をもとにガス器具の異常
時間使用やガス漏れ等の異常を検出して弁閉信号を出力
するガス使用異常パターン検出部54と、弁閉状態にあ
るガス遮断弁55を弁開させるために外部に設けられた
復帰スイッチが人の操作で押されたとき復帰信号を出力
する復帰信号入力部56と、前記復帰信号の入力があっ
たときガス漏れ検査のための圧力を充填するためにガス
遮断弁55を2秒間だけ開栓させる弁開閉信号と開閉動
作が完了したときに圧力充填完了信号を出力する弁開閉
制御部57と、前記圧力充填完了信号が入力されたと
き、その時点での圧力P0 と所定時間T2 後の圧力P1
とを測定して、P0 −P1 の値が所定値より小さい場合
はガス漏れがないと判断して弁開信号を出力する漏洩判
定部58と、前記弁閉信号、弁開閉信号及び弁開信号の
入力によりガス遮断弁55を開閉駆動する遮断弁駆動部
59とを具備して構成されている。
時間使用されたときやガス漏れがあるとき、このガス使
用の異常を流量センサ52からの流量信号によりガス使
用異常パターン検出部54で検出し、弁閉信号を遮断弁
駆動部59に出力するので、ガス遮断弁55が弁閉動作
してガス通路を閉じる。地震発生時に感震器が作動した
ときも同様にガス遮断弁55が弁閉動作する。このと
き、ガス器具の燃焼は停止するので、ガスの再使用に際
しては、安全の確認の後の使用が必要であるが、そのた
めに次のような動作が実行される。即ち、ガス通路を開
くために外部に設置された復帰スイッチが押されると、
復帰信号入力部56は復帰信号を出力する。この復帰信
号により弁開閉制御部57はガス遮断弁55を2秒間開
く弁開閉信号と圧力充填完了信号とを出力する。漏洩判
定部58は圧力充填完了信号の入力があると、その時点
での圧力P0 を測定し、所定時間T2 (例えば、20
秒)後の圧力P1 を測定して、P0 −P1 の値が10m
mH2 O(Pdet )より小さい場合はガス漏れがないと
判断して弁開信号を出力する。P0 −P1 の値が10m
mH2 O以上ある場合は、異常使用していたガス器具か
ら生ガスが出ている可能性があるため、ガス遮断弁55
は閉じたままにするため弁開信号を出力しない。
処理動作では、ガス遮断弁を開閉動作させたときの急激
な圧力変化に伴う断熱変化により、ガス漏れがない場合
でも一時的に圧力が低下するために、ガス漏れありと誤
判定するような問題点があった。
の圧力が0mmH2 Oの状態で2秒間ガス遮断弁55が
開閉動作すると、急激な圧力変化に伴う断熱変化によ
り、ガス漏れがない場合でも一時的に圧力が低下するた
め、ガス漏れありと誤判定されることがある。
圧力変化を示すグラフで、同図(a)はガス漏れのない
場合、同図(b)はガス漏れがある場合である。
55が開閉動作する2秒である。断熱変化による圧力変
動Pは、15〜25mmH2 Oの間にばらつくが、圧力
が安定するにはほぼ20秒を要する。しかしながら、従
来構成では圧力が安定する前の圧力P0 を測定している
ため、ガス漏れによる圧力の低下と断熱変化による圧力
低下とを誤判定してしまうことが発生する。
創案されたもので、精度のよいガス漏れ検出を行うこと
ができるガス遮断装置を提供することを目的とする。
状態の検出によって遮断弁駆動手段によりガス遮断弁を
弁閉動作させたとき、外部からの操作により出力される
復帰信号により弁開閉制御手段から所定時間ガス遮断弁
を開閉する弁開閉信号を出力し、弁開閉信号が入力され
た前記遮断弁駆動手段が所定時間だけガス遮断弁を弁開
にしてガス圧力を加えたとき、前記弁開閉制御手段から
出力される圧力充填完了信号により圧力測定によるガス
漏れ検査を行い、異常のないときに前記遮断弁駆動手段
によりガス遮断弁を弁開にして平常状態に復帰させる異
常検出対応機能を備えたガス遮断装置において、前記弁
開閉制御手段からの圧力充填完了信号が入力されたと
き、弁開閉による圧力変化が安定する時間待機した後に
圧力測定によるガス漏れ検査を実行させる漏れ検査開始
信号を出力する待機時間計測手段を具備してなることを
特徴とする。
ンが検出され、遮断弁駆動手段によりガス遮断弁が閉じ
られた後、平常復帰させるときのガス漏れ検査にあた
り、ガス遮断弁を短時間開閉して圧力充填したときの圧
力測定を圧力変化が安定する時間待機する前後で実施す
る。この圧力変化が安定する時間だけ待機してもれ検査
開始信号を出力するために待機時間計測手段が設けられ
ているので、圧力変化に伴うガス漏れ検査に誤判定を発
生させることがない。
によって遮断弁駆動手段によりガス遮断弁を弁閉動作さ
せたとき、外部からの操作により出力される復帰信号に
より弁開閉制御手段から所定時間ガス遮断弁を開閉する
弁開閉信号を出力し、弁開閉信号が入力された前記遮断
弁駆動手段が所定時間だけガス遮断弁を弁開にしてガス
圧力を加えたとき、前記弁開閉制御手段から出力される
圧力充填完了信号により圧力測定によるガス漏れ検査を
行い、異常のないときに前記遮断弁駆動手段によりガス
遮断弁を弁開にして平常状態に復帰させる異常検出対応
機能を備えたガス遮断装置において、前記弁開閉制御手
段からの圧力充填完了信号が入力されたとき、弁開閉に
よる圧力変化が安定する時間待機した後に圧力測定によ
るガス漏れ検査を実行させる漏れ検査開始信号を出力す
る待機時間計測手段と、外部から通信手段を通じて入力
される指示を受けて前記復帰信号と漏洩選択信号とを出
力する外部通信手段と、前記外部からの操作により出力
される復帰信号または前記外部通信手段から出力される
前記復帰信号により前記弁開閉信号と圧力充填完了信号
とを出力する弁開閉制御手段と、ガス通路を通過するガ
ス流量を測定した流量信号からガス使用の異常パターン
が検出されたとき弁閉信号を出力すると共に外部に設け
られた異常検出センサまたは点検スイッチから入力され
る異常検出信号または点検信号により弁閉信号と漏洩精
度選択信号とを出力するガス使用異常パターン検出手段
と、前記漏洩選択信号または漏洩精度選択信号が入力さ
れたとき所定の漏洩判定時間を選択して前記待機時間計
測手段に指示し、待機時間計測手段からの漏れ検査開始
信号に基づいて前記漏洩判定時間内に圧力低下が検出さ
れないときに弁閉信号を出力する漏洩判定手段とを具備
してなることを特徴とする。
ンが検出され、遮断弁駆動手段によりガス遮断弁が閉じ
られた後、平常復帰させるときのガス漏れ検査にあた
り、ガス遮断弁を短時間開閉して圧力充填したときの圧
力測定を圧力変化が安定する時間待機する前後で実施す
る。この圧力変化が安定する時間だけ待機してもれ検査
開始信号を出力するために待機時間計測手段が設けられ
ているので、圧力変化に伴うガス漏れ検査に誤判定を発
生させることがない。また、ガス遮断装置の定期点検等
を行う場合やガス警報器などの異常検出センサからの情
報も入力して制御する場合に、遠隔地からの通信による
制御によりガス漏れ検査の精度を変えて実施することが
でき、更に、異常検出センサや点検スイッチからの入力
によってもガス漏れ検査の精度を変えることや弁閉の制
御も行うこともできる。
によって遮断弁駆動手段によりガス遮断弁を弁閉動作さ
せたとき、外部からの操作により出力される復帰信号に
より弁開閉制御手段から所定時間ガス遮断弁を開閉する
弁開閉信号を出力し、弁開閉信号が入力された前記遮断
弁駆動手段が所定時間だけガス遮断弁を弁開にしてガス
圧力を加えたとき、前記弁開閉制御手段から出力される
圧力充填完了信号により圧力測定によるガス漏れ検査を
行い、異常のないときに前記遮断弁駆動手段によりガス
遮断弁を弁開にして平常状態に復帰させる異常検出対応
機能を備えたガス遮断装置において、前記弁開閉制御手
段からの圧力充填完了信号が入力されたとき、弁開閉に
よる圧力変化が安定する時間待機した後に圧力測定によ
るガス漏れ検査を実行させる漏れ検査開始信号を出力す
る待機時間計測手段と、圧力測定された値が所定の絶対
圧力以上ある場合に待機時間計測手段からの漏れ検査開
始信号に基づいて漏洩判定時間内に圧力低下が検出され
ないときに弁閉信号を出力する漏洩判定手段とを具備し
てなることを特徴とする。
ンが検出され、遮断弁駆動手段によりガス遮断弁が閉じ
られた後、平常復帰させるときのガス漏れ検査にあた
り、ガス遮断弁を短時間開閉して圧力充填したときの圧
力測定を圧力変化が安定する時間待機する前後で実施す
る。この圧力変化が安定する時間だけ待機してもれ検査
開始信号を出力するために待機時間計測手段が設けられ
ているので、圧力変化に伴うガス漏れ検査に誤判定を発
生させることがない。また、所定流量以上のガス漏れが
ある場合、短時間で漏れを判定するために、待機時間計
測手段からの漏れ検査開始信号を受けて漏洩判定手段が
圧力低下量を測定する前に、絶対圧力を測定して供給圧
力以上である場合に漏れありと判定できるので、復帰処
理の迅速化と安全を図ることができる。
によって遮断弁駆動手段によりガス遮断弁を弁閉動作さ
せたとき、外部からの操作により出力される復帰信号に
より弁開閉制御手段から所定時間ガス遮断弁を開閉する
弁開閉信号を出力し、弁開閉信号が入力された前記遮断
弁駆動手段が所定時間だけガス遮断弁を弁開にしてガス
圧力を加えたとき、前記弁開閉制御手段から出力される
圧力充填完了信号により圧力測定によるガス漏れ検査を
行い、異常のないときに前記遮断弁駆動手段によりガス
遮断弁を弁開にして平常状態に復帰させる異常検出対応
機能を備えたガス遮断装置において、前記弁開閉制御手
段からの圧力充填完了信号が入力されたとき、弁開閉に
よる圧力変化が安定する時間待機した後に圧力測定によ
るガス漏れ検査を実行させる漏れ検査開始信号を出力す
る待機時間計測手段と、前記圧力充填完了信号により前
記流量信号を所定時間監視して、流量がある場合に弁閉
信号を出力し流量がない場合に漏れなし信号を出力する
流量監視手段と、前記漏れ検査開始信号により圧力測定
された値が所定の漏洩判定時間内に低下せず前記漏れな
し信号が入力されたときに弁開信号を出力する漏洩判定
手段と、前記弁開閉制御手段からの弁開閉信号及び前記
漏洩判定手段からの弁開信号及び前記流量監視手段から
の弁閉信号及び前記異常パターン検出時にガス遮断弁を
弁開または弁閉に駆動する遮断弁駆動手段とを具備して
なることを特徴とする。
ンが検出され、遮断弁駆動手段によりガス遮断弁が閉じ
られた後、平常復帰させるときのガス漏れ検査にあた
り、ガス遮断弁を短時間開閉して圧力充填したときの圧
力測定を圧力変化が安定する時間待機する前後で実施す
る。この圧力変化が安定する時間だけ待機してもれ検査
開始信号を出力するために待機時間計測手段が設けられ
ているので、圧力変化に伴うガス漏れ検査に誤判定を発
生させることがない。また、流量監視手段により流量の
変化からもガス漏れを検出するので、ガス遮断弁の故障
等により圧力測定ではガス漏れが検出されない場合にも
対応させることができる。
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下の実施形態は本発明を具体化した一例であっ
て、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
の構成を示すブロック図である。ガス遮断装置1は、異
常検出対応機能を備えて構成されている。
ータ2に取り付けられて膜式メータが1回転したときに
1パルスの流量信号を出力する流量センサ3と、ガス配
管内のガス圧力を計測して圧力信号を出力する圧力セン
サ4と、前記流量信号をもとにガス器具の異常時間使用
やガス漏れ等の異常を検出して弁閉信号を出力するガス
使用異常パターン検出部(ガス使用異常パターン検出手
段)5と、弁閉状態にあるガス遮断弁6を弁開させるた
めに外部に設けられた復帰スイッチが人の操作で押され
たとき復帰信号を出力する復帰信号入力部7と、前記復
帰信号の入力があったときガス漏れ検査のための圧力を
充填するためにガス遮断弁6を2秒間開栓させる弁開閉
信号と開閉が完了したときの圧力充填完了信号を出力す
る弁開閉制御部8と、前記圧力充填完了信号が入力され
たとき所定時間待機した後に漏れ検査開始信号を出力す
る待機タイマ(待機時間計測手段)9と、前記漏れ検査
開始信号が入力されたとき、その時点での圧力P1 を測
定し、20秒後の圧力P2を測定して(図10参照)、
P1 −P2 の値が5mmH2 O(Pdet )より小さい場
合はガス漏れがないと判断して弁開信号を出力する漏洩
判定部(漏洩判定手段)10と、前記弁閉信号、弁開閉
信号及び弁開信号の入力によりガス遮断弁6を開閉駆動
する遮断弁駆動部11とを具備して構成されている。
用されたとき、流量センサ3からの流量信号によりガス
使用の異常がガス使用異常パターン検出部54で検出さ
れ、弁閉信号を遮断弁駆動部59に出力するので、ガス
遮断弁55が弁閉動作してガス通路が閉じられる。
た状態から復帰させる動作について、図2に示すフロー
チャートを参照して説明する。尚、同図に示すS1、S
2…は、処理手順を示すステップ番号で、本文に添記す
る番号と一致する。
しているので、ガスを使用できる状態に復帰させるに
は、ガス器具の栓や元栓を閉じ安全確認した上で、ガス
遮断装置1の外部に設置された復帰スイッチを操作す
る。復帰スイッチが押されると、復帰信号入力部7は復
帰信号を出力し、弁開閉制御部8に入力される(S
1)。
閉信号と圧力充填完了信号とを出力する(S2)。弁開
閉信号は遮断弁駆動部11に入力され、遮断弁駆動部1
1はガス遮断弁6を2秒間開いて閉じる開閉動作を行
う。この動作によってガス通路に圧力が充填される。
れ、20秒待機した後に漏れ検査が実施される(S
3)。待機タイマ9は弁開閉による圧力が安定する20
秒後に漏れ検査開始信号を出力するので、漏洩判定部1
0は圧力センサ4からの圧力信号により、その時点での
圧力P1 を測定する(S4)。更に20秒経過したとき
(S5)、圧力P2 を測定して(S6)、P1 −P2 の
値が5mmH2 O(Pdet')より小さい場合は漏れがな
いと判断して(S7)、漏洩判定部10は弁開信号を出
力するので(S8)、遮断弁駆動部11はガス遮断弁6
を開いてガス使用を復帰させる。P1 −P2 の値が5m
mH2 O以上ある場合は、異常使用していたガス器具か
ら生ガスが出ている可能性があるため、ガス遮断弁6は
閉じたままにするため、弁開信号は出力されない。
機する前後で圧力測定した値をもとに漏れ判定するの
で、先に従来技術による問題点として図10に示したよ
うな急激な圧力変化に伴う断熱変化による圧力変動の影
響を排除することができ、20秒待機により、圧力降下
量と漏れ量とが理論曲線と合うようにして漏れ検査が正
確に実施できる。
で表されることが知られている。
量、T:時間、V0 :配管容量、Pa:大気圧、Q:漏
れ量である。
らも明らかなように、配管容量Vを20Lとし、20秒
間圧力降下量ΔPを5mmH2 Oとすると、1.8L/
hの漏れ量を誤判定することなく測定することができ
る。従って、精度よくガス漏れが検出され、ガス使用上
の安全性が向上する。
明する。図3は第2の実施形態に係るガス遮断装置の構
成を示すブロック図、図4はその動作を説明するフロー
チャートである。尚、先の構成と共通する要素には同一
の符号を付し、その説明は省略する。
ガス遮断装置1の構成に加えて、遠隔地からの通信によ
り復帰信号及び漏洩選択信号を出力する外部通信部(外
部通信手段)14が設けられている。また、ガス使用異
常パターン検出部17には、感震センサやガス漏れ警報
器等の外部センサからの異常検出信号または点検スイッ
チ等からの点検信号が入力されるように構成されてお
り、これらの入力があったときには、弁閉信号または漏
洩精度選択信号を出力する。更に、漏洩判定部(漏洩判
定手段)16は、前記外部通信部14から漏洩選択信
号、あるいは前記漏洩精度選択信号の入力があったとき
には、漏洩判定時間を通常(20秒)と高精度(60
秒)とに選択して漏れ検出精度を変えて検査できるよう
に構成されている。
ローチャートを参照して説明する。
を示すステップ番号で、本文に添記する番号と一致す
る。
は外部通信部14からの復帰信号の入力があると(S
1)、弁開閉制御部15は圧力充填のためにガス遮断弁
6を2秒間開いた後閉じる弁開閉信号を遮断弁駆動部1
1に出力する(S2)。この処理動作と同時に圧力充填
完了信号が待機タイマ18に入力される。待機タイマ1
8は弁開閉による圧力が安定する20秒待機した後(S
3)、圧力センサ4により圧力P1 が測定される(S
4)。待機タイマ18は漏洩判定部16から入力される
待機時間選択信号の指示を判断して(S5)、指示され
た待機時間経過後に再び漏れ検査信号を出力するので
(S6)、圧力センサ4により圧力P2 が測定される
(S7)。漏洩判定部16はP1 −P2 の値が5mmH
2 O(Pdet')より小さい場合は漏れがないと判断し
(S8)、弁開信号を遮断弁駆動部11に出力する(S
9)。遮断弁駆動部11は、ガス使用異常パターン検出
部17に外部センサからの異常検出信号または点検スイ
ッチ等からの点検信号の入力による弁閉信号の入力がな
ければ(S10)、ガス遮断弁6を開いてガス使用を復
帰させる。
圧力変化が安定する待機時間を設けてガス漏れ検査が実
施されるので、ガス漏れ検査に誤判定を発生させること
がない。また、ガス遮断装置の定期点検等を行う場合や
ガス警報器などの異常検出センサからの情報も入力して
制御する場合に、遠隔地からの通信による制御によりガ
ス漏れ検査の精度を変えて実施することができ、更に、
異常検出センサや点検スイッチからの入力によってもガ
ス漏れ検査の精度を変えることや弁閉の制御も行うこと
もできる。
説明する。図5は第3の実施形態に係るガス遮断装置の
構成を示すブロック図、図6はその動作を説明するフロ
ーチャートである。尚、先の構成と共通する要素には同
一の符号を付し、その説明は省略する。
ガス遮断装置1の構成とは、漏洩判定部21における処
理動作が異なる。この漏洩判定部21による処理動作を
含めた処理手順を図4のフローチャートを参照して説明
する。尚、同図に示すS1、S2…は、処理手順を示す
ステップ番号で、本文に添記する番号と一致する。
復帰信号の入力があると(S1)、弁開閉制御部8は圧
力充填のためにガス遮断弁6を2秒間開いた後閉じる弁
開閉信号を遮断弁駆動部11に出力する(S2)。この
処理動作と同時に圧力充填完了信号が待機タイマ9に入
力される。待機タイマ9は弁開閉による圧力が安定する
20秒待機して(S3)、漏れ検査開始信号を出力する
ので、圧力センサ4により圧力P1 が測定される(S
4)。この圧力P1 が供給圧規定の100mmH2 O以
上あるか判定して(S5)、100mmH2 O以上ある
場合にのみ20秒経過後に(S6)、圧力センサ4によ
り圧力P2 が測定される(S7)。漏洩判定部16はP
1 −P2 の値が5mmH2 O(Pdet')より小さい場合
は漏れがないと判断し(S8)、弁開信号を遮断弁駆動
部11に出力する(S9)。
動作により、より短時間で漏れ判定を行うことができ
る。
説明する。図7は第4の実施形態に係るガス遮断装置の
構成を示すブロック図、図8はその動作を説明するフロ
ーチャートである。尚、先の構成と共通する要素には同
一の符号を付し、その説明は省略する。
に示すように先のガス遮断装置1の構成に加えて流量監
視部24を設けて構成されており、これに伴って全体の
処理動作が異なる。この処理動作の手順を図8のフロー
チャートを参照して説明する。尚、同図に示すS1、S
2…は、処理手順を示すステップ番号で、本文に添記す
る番号と一致する。
の復帰信号の入力があると(S1)、弁開閉制御部8は
圧力充填のためにガス遮断弁6を2秒間開いた後閉じる
弁開閉信号を遮断弁駆動部11に出力する(S2)。こ
の処理動作と同時に圧力充填完了信号が待機タイマ9に
入力される。前記圧力充填完了信号は流量監視部24に
も入力されるので、流量監視部24は流量センサ3から
流量信号を取り込む(S3)。待機タイマ9は弁開閉に
よる圧力が安定する20秒待機した後(S4)、漏れ検
査開始信号を出力するので、圧力センサ4により圧力P
1 が測定される(S5)。更に20秒経過後に(S
6)、圧力センサ4により圧力P2 が測定される(S
7)。漏洩判定部26はP1 −P2 の値が5mmH2 O
(Pdet')より小さい場合は漏れがないと判断する(S
8)。
入力により、漏洩判定部26が圧力センサ4により圧力
P2 を測定するまでの間、流量センサ3からの流量信号
を監視して、流量がなければ漏れなし信号を出力する
(S9)。この処理によって、ガス遮断弁6の故障など
によりガス遮断弁6が閉じているにもかかわらず上流側
のガス漏れがあるような場合に、圧力測定では検出でき
ない状態の漏洩判定の精度を上げることができる。
されると、漏洩判定部26は先の圧力検査の漏れなし判
定があると、弁開信号を遮断弁駆動部11に出力するの
で(S10)、遮断弁駆動部11はガス遮断弁6を開い
てガス使用を復帰させる。前記流量監視部24で漏れあ
りが検出されたときには、漏れなし信号は出力されない
ので、弁閉信号が出力されてガス遮断弁6は閉じた状態
で維持される(S11)。
ば、ガス使用の異常パターンが検出され、遮断弁駆動手
段によりガス遮断弁が閉じられた後、平常復帰させると
きのガス漏れ検査にあたり、ガス遮断弁を短時間開閉し
て圧力充填したときの圧力測定を圧力変化が安定する時
間待機する前後で実施する。この圧力変化が安定する時
間だけ待機して漏れ検査開始信号を出力するために待機
時間計測手段が設けられているので、圧力変化に伴うガ
ス漏れ検査に誤判定を発生させることがない。
の異常パターンが検出され、遮断弁駆動手段によりガス
遮断弁が閉じられた後、平常復帰させるときのガス漏れ
検査にあたり、ガス遮断弁を短時間開閉して圧力充填し
たときの圧力測定を圧力変化が安定する時間待機する前
後で実施する。この圧力変化が安定する時間だけ待機し
てもれ検査開始信号を出力するために待機時間計測手段
が設けられているので、圧力変化に伴うガス漏れ検査に
誤判定を発生させることがない。また、ガス遮断装置の
定期点検等を行う場合やガス警報器などの異常検出セン
サからの情報も入力して制御する場合に、遠隔地からの
通信による制御によりガス漏れ検査の精度を変えて実施
することができ、更に、異常検出センサや点検スイッチ
からの入力によってもガス漏れ検査の精度を変えること
や弁閉の制御も行うこともできる。
の異常パターンが検出され、遮断弁駆動手段によりガス
遮断弁が閉じられた後、平常復帰させるときのガス漏れ
検査にあたり、ガス遮断弁を短時間開閉して圧力充填し
たときの圧力測定を圧力変化が安定する時間待機する前
後で実施する。この圧力変化が安定する時間だけ待機し
てもれ検査開始信号を出力するために待機時間計測手段
が設けられているので、圧力変化に伴うガス漏れ検査に
誤判定を発生させることがない。また、所定流量以上の
ガス漏れがある場合、短時間で漏れを判定するために、
待機時間計測手段からの漏れ検査開始信号を受けて漏洩
判定手段が圧力低下量を測定する前に、絶対圧力を測定
して供給圧力以上である場合に漏れありと判定できるの
で、復帰処理の迅速化と安全を図ることができる。
の異常パターンが検出され、遮断弁駆動手段によりガス
遮断弁が閉じられた後、平常復帰させるときのガス漏れ
検査にあたり、ガス遮断弁を短時間開閉して圧力充填し
たときの圧力測定を圧力変化が安定する時間待機する前
後で実施する。この圧力変化が安定する時間だけ待機し
てもれ検査開始信号を出力するために待機時間計測手段
が設けられているので、圧力変化に伴うガス漏れ検査に
誤判定を発生させることがない。また、流量監視手段に
より流量の変化からもガス漏れを検出するので、ガス遮
断弁の故障等により圧力測定ではガス漏れが検出されな
い場合にも対応させることができる。
構成を示すブロック図である。
ャートである。
構成を示すブロック図である。
ャートである。
構成を示すブロック図である。
ャートである。
構成を示すブロック図である。
ャートである。
ック図である。
グラフで、(a)はガス漏れのない状態、(b)はガス
漏れがある状態である。
用異常パターン検出手段) 6 ガス遮断弁 7 復帰信号入力部 8、15、25 弁開閉制御部(弁開閉制御手段) 9 待機タイマ(待機時間計測手段) 10、16、21、26 漏洩判定部(漏洩判定手段) 11 遮断弁駆動部(遮断弁駆動手段) 14 外部通信部(外部通信手段) 13 圧力判定値変更部
Claims (4)
- 【請求項1】 異常状態の検出によって遮断弁駆動手段
によりガス遮断弁を弁閉動作させたとき、外部からの操
作により出力される復帰信号により弁開閉制御手段から
所定時間ガス遮断弁を開閉する弁開閉信号を出力し、弁
開閉信号が入力された前記遮断弁駆動手段が所定時間だ
けガス遮断弁を弁開にしてガス圧力を加えたとき、前記
弁開閉制御手段から出力される圧力充填完了信号により
圧力測定によるガス漏れ検査を行い、異常のないときに
前記遮断弁駆動手段によりガス遮断弁を弁開にして平常
状態に復帰させる異常検出対応機能を備えたガス遮断装
置において、 前記弁開閉制御手段からの圧力充填完了信号が入力され
たとき、弁開閉による圧力変化が安定する時間待機した
後に圧力測定によるガス漏れ検査を実行させる漏れ検査
開始信号を出力する待機時間計測手段を具備してなるこ
とを特徴とするガス遮断装置。 - 【請求項2】 異常状態の検出によって遮断弁駆動手段
によりガス遮断弁を弁閉動作させたとき、外部からの操
作により出力される復帰信号により弁開閉制御手段から
所定時間ガス遮断弁を開閉する弁開閉信号を出力し、弁
開閉信号が入力された前記遮断弁駆動手段が所定時間だ
けガス遮断弁を弁開にしてガス圧力を加えたとき、前記
弁開閉制御手段から出力される圧力充填完了信号により
圧力測定によるガス漏れ検査を行い、異常のないときに
前記遮断弁駆動手段によりガス遮断弁を弁開にして平常
状態に復帰させる異常検出対応機能を備えたガス遮断装
置において、 前記弁開閉制御手段からの圧力充填完了信号が入力され
たとき、弁開閉による圧力変化が安定する時間待機した
後に圧力測定によるガス漏れ検査を実行させる漏れ検査
開始信号を出力する待機時間計測手段と、外部から通信
手段を通じて入力される指示を受けて前記復帰信号と漏
洩選択信号とを出力する外部通信手段と、前記外部から
の操作により出力される復帰信号または前記外部通信手
段から出力される前記復帰信号により前記弁開閉信号と
圧力充填完了信号とを出力する弁開閉制御手段と、ガス
通路を通過するガス流量を測定した流量信号からガス使
用の異常パターンが検出されたとき弁閉信号を出力する
と共に外部に設けられた異常検出センサまたは点検スイ
ッチから入力される異常検出信号または点検信号により
弁閉信号と漏洩精度選択信号とを出力するガス使用異常
パターン検出手段と、前記漏洩選択信号または漏洩精度
選択信号が入力されたとき所定の漏洩判定時間を選択し
て前記待機時間計測手段に指示し、待機時間計測手段か
らの漏れ検査開始信号に基づいて前記漏洩判定時間内に
圧力低下が検出されないときに弁閉信号を出力する漏洩
判定手段とを具備してなることを特徴とするガス遮断装
置。 - 【請求項3】 異常状態の検出によって遮断弁駆動手段
によりガス遮断弁を弁閉動作させたとき、外部からの操
作により出力される復帰信号により弁開閉制御手段から
所定時間ガス遮断弁を開閉する弁開閉信号を出力し、弁
開閉信号が入力された前記遮断弁駆動手段が所定時間だ
けガス遮断弁を弁開にしてガス圧力を加えたとき、前記
弁開閉制御手段から出力される圧力充填完了信号により
圧力測定によるガス漏れ検査を行い、異常のないときに
前記遮断弁駆動手段によりガス遮断弁を弁開にして平常
状態に復帰させる異常検出対応機能を備えたガス遮断装
置において、 前記弁開閉制御手段からの圧力充填完了信号が入力され
たとき、弁開閉による圧力変化が安定する時間待機した
後に圧力測定によるガス漏れ検査を実行させる漏れ検査
開始信号を出力する待機時間計測手段と、圧力測定され
た値が所定の絶対圧力以上ある場合に待機時間計測手段
からの漏れ検査開始信号に基づいて漏洩判定時間内に圧
力低下が検出されないときに弁閉信号を出力する漏洩判
定手段とを具備してなることを特徴とするガス遮断装
置。 - 【請求項4】 異常状態の検出によって遮断弁駆動手段
によりガス遮断弁を弁閉動作させたとき、外部からの操
作により出力される復帰信号により弁開閉制御手段から
所定時間ガス遮断弁を開閉する弁開閉信号を出力し、弁
開閉信号が入力された前記遮断弁駆動手段が所定時間だ
けガス遮断弁を弁開にしてガス圧力を加えたとき、前記
弁開閉制御手段から出力される圧力充填完了信号により
圧力測定によるガス漏れ検査を行い、異常のないときに
前記遮断弁駆動手段によりガス遮断弁を弁開にして平常
状態に復帰させる異常検出対応機能を備えたガス遮断装
置において、 前記弁開閉制御手段からの圧力充填完了信号が入力され
たとき、弁開閉による圧力変化が安定する時間待機した
後に圧力測定によるガス漏れ検査を実行させる漏れ検査
開始信号を出力する待機時間計測手段と、前記圧力充填
完了信号により前記流量信号を所定時間監視して、流量
がある場合に弁閉信号を出力し流量がない場合に漏れな
し信号を出力する流量監視手段と、前記漏れ検査開始信
号により圧力測定された値が所定の漏洩判定時間内に低
下せず前記漏れなし信号が入力されたときに弁開信号を
出力する漏洩判定手段と、前記弁開閉制御手段からの弁
開閉信号及び前記漏洩判定手段からの弁開信号及び前記
流量監視手段からの弁閉信号及び前記異常パターン検出
時にガス遮断弁を弁開または弁閉に駆動する遮断弁駆動
手段とを具備してなることを特徴とするガス遮断装置。
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