JPH0618138A - 自動車用飲料販売装置 - Google Patents

自動車用飲料販売装置

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JPH0618138A
JPH0618138A JP17587691A JP17587691A JPH0618138A JP H0618138 A JPH0618138 A JP H0618138A JP 17587691 A JP17587691 A JP 17587691A JP 17587691 A JP17587691 A JP 17587691A JP H0618138 A JPH0618138 A JP H0618138A
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JP
Japan
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small refrigerator
container
beverage container
take
beverage
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Application number
JP17587691A
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English (en)
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Nobuaki Suzuki
暢晃 鈴木
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BERUKO KK
Original Assignee
BERUKO KK
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Publication date
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Publication of JPH0618138A publication Critical patent/JPH0618138A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B21/00Machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B21/02Machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effect; using Nernst-Ettinghausen effect
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/12Portable refrigerators

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タクシー等の営業用の自動車の車室内を大幅
に改造することなく容易に設置することができ、不要に
なった場合には容易に取り外すことができる自動車用飲
料販売装置を提供すること。 【構成】 本発明の自動車用飲料販売装置は、前記小型
冷蔵庫(R)が後面に装着された小型冷蔵庫装着プレー
トB1と、前記小型冷蔵庫装着プレートB1をその前面が
運転座席Aの背もたれA1後面に接する状態で運転座席
Aに着脱自在に装着するプレート固定手段Tと、から構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用飲料販売装置
に関し、特に、営業用のタクシーに設置して使用するの
に適した自動車用飲料販売装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車社会の発展とともに非常に多く
の自動車が使用されるようになってきた。また、種々の
業種においてサービスの多様化も行われている。このよ
うな社会情勢に鑑み本出願人は、タクシー等の乗客の要
望に応じて冷えた清涼飲料等を提供できる車載可能な小
型冷蔵庫の基本発明(特開昭62一297675号公報
参照)をすでに特許出願している。
【0003】ところで、販売用の清涼飲料を冷やすため
の小型冷蔵庫を有する飲料販売装置をタクシーに設置す
る場合、車室内のどの位置にどのような態様で小型冷蔵
庫を設置するのがよいかということについては今まで考
慮されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】小型冷蔵庫は一般に箱
型(略直方体形状)をしており、このような形状の小型
冷蔵庫を車室内に設置する方法としては、車室内に存在
する水平または垂直な適当な壁部分に直接固定する方法
がある。これらの方法を採用する場合には、水平または
垂直壁、および小型冷蔵庫にそれらを結合するための構
造を付加する必要がある。したがって、従来のタクシー
の車室内に直方体状の小型冷蔵庫を取り付けるには、ド
ア内面または前座席の後面等の車室内を改造する必要が
生じる。小型冷蔵庫を設置するのに車室内を大幅に改造
するのは面倒であり、車室内を改造した後で、前記小型
冷蔵庫が不要となったときには前記改造が全くの無駄と
なるばかりか、車室内の美観をも損なうことになりかね
ない。したがって、小型冷蔵庫を装着するために車室内
を改造した後で、前記小型冷蔵庫が不要となったときに
は、車室内を元の状態に容易に復帰させ得るように改造
することが望ましい。また、車室内に販売用飲料を収納
する小型冷蔵庫を設置する場合、車室内の改造は少ない
方が望ましく、また、設置した小型冷蔵庫を容易に取り
外すことができる方が好ましい。また、小型冷蔵庫の設
置場所は、乗客の乗降に支障を来さずしかも乗客が自分
で取り出すのに便利な位置が好ましい。本発明は前述の
検討結果に鑑み、タクシー等の営業用の自動車の車室内
を大幅に改造することなく容易に設置することができ、
不要になった場合には容易に取り外すことができる自動
車用飲料販売装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本出願の発明を説明するが、本発明の
要素には、後述の実施例の要素との対応を容易にするた
め、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記し
ている。なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させ
て説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであ
り、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0006】前記課題を解決するために、本出願の第1
発明の自動車用飲料販売装置は、内部に冷蔵容器・放熱
部材収容空間(S1)を有し、外部から冷却用空気を吸
入する吸入口(R1)と吸入された冷却用空気を外部に
排出する排出口(R2)とが形成されたケース(K)
と、前記ケース(K)内部に収容されるとともに飲料容
器出入口を有する飲料容器収容凹部(33a)が形成さ
れた熱伝導率の高い金属性の冷蔵容器(33)と、前記
ケース(K)内部に収容された熱伝導率の高い金属製の
放熱部材(32)と、前記冷蔵容器(33)および放熱
部材(32)を接続するとともに前記冷蔵容器(33)
から前記放熱部材(32)に向けて熱を移動させるよう
に電圧を印加されるペルチェ素子(34)と、通常は前
記飲料容器収容凹部(33a)からの飲料容器取出を禁
止する状態に保持されとともに取出許容信号が発生した
ときに前記飲料容器の取出しを許容する取出許容状態に
保持される飲料容器取出制御部材(C)と、を備えた小
型冷蔵庫(R)と、前記小型冷蔵庫(R)が後面に装着
された小型冷蔵庫装着プレート(B1)と、 前記小型
冷蔵庫装着プレート(B1)をその前面が運転座席
(A)の背もたれ(A1)後面に接する状態で運転座席
(A)に着脱自在に装着するプレート固定手段(T)
と、から構成されたことを特徴とする。
【0007】また、本出願の第2発明の自動車用飲料販
売装置は、内部に冷蔵容器・放熱部材収容空間(S1)
と投入コイン処理空間(S2)とを有し、外部から冷却
用空気を吸入する吸入口(R1)と吸入された冷却用空
気を外部に排出する排出口(R2)と前記投入コイン処
理空間(S2)へのコイン投入口(43)が設けられた
ケース(K)と、前記ケース(K)内部に収容されると
ともに飲料容器出入口を有する飲料容器収容凹部(33
a)が形成された熱伝導率の高い金属性の冷蔵容器(3
3)と、前記ケース(K)内部に収容された熱伝導率の
高い金属製の放熱部材(32)と、前記冷蔵容器(3
3)および放熱部材(32)を接続するとともに前記冷
蔵容器(33)から前記放熱部材(32)に向けて熱を
移動させるように電圧を印加されるペルチェ素子(3
4)と、通常は前記飲料容器収容凹部(33a)からの
飲料容器取出を禁止する状態に保持されとともに取出許
容信号が発生したときに前記飲料容器の取出しを許容す
る取出許容状態に保持される飲料容器取出制御部材
(C)と、前記コイン投入口(43)から投入されたコ
インの金額を検出して投入金額が所定額以上のときに取
出し許容信号を発生する投入金額検出手段と、通常は前
記飲料容器収容凹部(33a)に対する飲料容器の取出
しを禁止する取出禁止状態に保持されとともに前記投入
金額検出手段で検出された金額が所定金額以上のときに
前記飲料容器の取出しを許容する取出し許容状態に保持
される飲料容器取出し制御部材(C)と、を備えた小型
冷蔵庫(R)と、前記小型冷蔵庫(R)が後面に装着さ
れた小型冷蔵庫装着プレート(B1)と、 前記小型冷
蔵庫装着プレート(B1)をその前面が運転座席(A)
の背もたれ(A1)後面に接する状態で運転座席(A)
に着脱自在に装着するプレート固定手段(T)と、から
構成されたことを特徴とする。
【0008】
【作用】前述の構成を備えた本出願の第1発明の自動車
用飲料販売装置で使用される小型冷蔵庫(R)は、熱伝
導率の高い金属性の冷蔵容器(33)と、放熱部材(3
2)と、前記冷蔵容器(33)および放熱部材(32)
間に配設されるとともに前記冷蔵容器(33)から前記
放熱部材(32)に向けて熱を移動させるように電圧を
印加されるペルチェ素子(34)と、を備えている。こ
のような小型冷蔵庫(R)は、構成が非常に簡素である
ので小型に構成することができる。そしてこのような小
型冷蔵庫(R)は自動車の狭い車室内に設置するのに適
している。また、この第1発明の自動車用飲料販売装置
は前記小型冷蔵庫(R)が後面に装着された小型冷蔵庫
装着プレート(B1)と、前記小型冷蔵庫装着プレート
(B1)をその前面が運転座席(A)の背もたれ(A1)
後面に接する状態で運転座席(A)に着脱自在に装着す
るプレート固定手段(T)を備えているので、冷えた飲
料が収納された小型冷蔵庫(R)を、運転座席(A)後
面に容易に装着したりまた、容易に取り外したりするこ
とができる。すなわち、前記運転座席(A)の背もたれ
(A1)後面に小型冷蔵庫(R)を装着する際、小型冷
蔵庫(R)を直接前記背もたれ(A1)後面に装着する
場合にはその装着のための構造を小型冷蔵庫(R)に設
ける必要が生じるが、この第1発明のように小型冷蔵庫
(R)を小型冷蔵庫装着プレート(B1)に装着する
と、小型冷蔵庫(R)を前記背もたれ(A1)後面に装
着する構造は、小型冷蔵庫装着プレート(B1)に設け
ればよい。小型冷蔵庫装着プレート(B1)は、板体で
あるので、箱状の小型冷蔵庫(R)に比べて、前記背も
たれ(A1)後面に装着するための構造を設けるのが容
易である。
【0009】また、前述の構成を備えた本出願の第2発
明の自動車用飲料販売装置は、前記小型冷蔵庫(R)の
前記飲料容器収容凹部(33a)に飲料容器が収納され
冷やされている。この飲料容器は、通常は前記飲料容器
取出制御部材(C)によって、前記飲料容器収容凹部
(33a)からの取出を禁止する状態に保持されてい
る。 前記ケース(K)のコイン投入口(43)からコ
インが投入されると、投入されたコインは、投入コイン
処理空間(S2)に導入される。この投入コイン処理空
間(S2)に導入されたコインの金額は、投入金額検出
手段によって検出される。検出された投入金額が所定額
以上のときに前記金額検出手段は、取出し許容信号を発
生する。前記取出許容信号が発生したときに前記飲料容
器取出制御部材(C)は、前記飲料容器の前記飲料容器
収容凹部(33a)からの取出しを許容する取出許容状
態に保持される。この状態で、飲料容器の取出が可能と
なる。したがってこの第2発明の自動車用飲料販売装置
は、自動販売器として使用することができる。このた
め、タクシーに設置した場合、運転手は販売のための作
業を行うこと無く、自動車の運転操作に神経を集中させ
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の自動車用飲料販売
装置の第1実施例を説明する。図1は本発明の第1実施
例の自動車用飲料販売装置の全体斜視図である。図1に
おいて、車内販売用の小型冷蔵庫(以下、単に「小型冷
蔵庫」という)Rはタクシーの運転座席Aの背もたれA
1後面に装着されている。図2は前記小型冷蔵庫Rを運
転座席Aの背もたれA1後面に装着するための冷蔵庫装
着手段Bを示す図、である。
【0011】図1において運転座席Aは背もたれA1を
有している。この背もたれA1の後面には取手A2が設け
られている。また、前記背もたれA1の上面にはヘッド
レストHがそのヘッドレスト支持棒1,1によって着脱
自在に装着されるようになっている。図1,2におい
て、小型冷蔵庫Rを背もたれA1後面に装着するための
冷蔵庫装着手段Bは、小型冷蔵庫装着プレートB1とベ
ルトB2とを備えている。前記小型冷蔵庫装着プレート
B1の後面には前記小型冷蔵庫Rがネジ2,2(図2参
照)によって着脱自在に固定される。小型冷蔵庫装着プ
レートB1の上端部には前方折曲部3が設けられてい
る。この前方折曲部3の前端には上方折曲部3aが設け
られている。前記前方折曲部3にはヘッドレスト支持棒
貫通孔3b,3bが形成されている。前記小型冷蔵庫装着
プレートB1の後面下端部にはベルト挿通部材4,4が
設けられている。このベルト挿通部材4,4には前記ベ
ルトB2が挿通されている。 前記小型冷蔵庫装着プレ
ートB1は、その前面が前記背もたれA1の後面に接する
とともに前記前方折曲部3の下面が背もたれA1の上面
に接する状態で、背もたれA1に装着されている。そし
てこの状態で、前記ヘッドレスト支持棒1,1は前記ヘ
ッドレスト支持棒貫通孔3b,3bを貫通しており、ま
た、前記ベルトB2は小型冷蔵庫装着プレートB1を前記
背もたれA1の下部に締め付けている。前記ヘッドレス
ト支持棒1,1、前記ヘッドレスト支持棒貫通孔3b,
3b、および前記ベルトB2等から、前記小型冷蔵庫装着
プレートB1を運転座席Aに着脱自在に装着するプレー
ト固定手段Tが構成されている。
【0012】次に図3〜図11により前記小型冷蔵庫R
の構成を説明する。図3は小型冷蔵庫Rの前面側から見
た斜視図、図4は前記小型冷蔵庫Rの側断面図、図5は
前記小型冷蔵庫Rの後壁部材を外した状態の後面図、図
6は前記小型冷蔵庫Rの内部構成要素の分解斜視図、図
7は冷却用のファンの説明図、図8は前記小型冷蔵庫R
の前壁部材11、後壁部材12、上部枠取付部材13、
および投入コイン収容部材41の分解斜視図、図9は飲
料容器取出制御部材Cの要部の分解斜視図、図10は飲
料容器取出制御部材Cのスライド量制御部材(すなわ
ち、ソレノイド)29の説明図、図11は前記小型冷蔵
庫Rの上部枠14および蓋15の分解斜視図である。
【0013】図3〜5において小型冷蔵庫Rは前壁部材
11および後壁部材12から構成されるケースKと、ガ
イドプレートGの構成要素である上部枠取付部材13
と、上部枠14とを備えている。図4,5,8において
前記前壁部材11には、前記後壁部材12との結合部1
1aおよび上部枠取付部材13を取り付けるための枠取
付部11bが設けられている。また前記前壁部材11に
は、その上部に複数の冷蔵容器位置決め突起11cが設
けられ、その下部にはファン収容部11dが設けられて
いる。さらに前記前壁部材11には、冷却用空気を導入
するための多数のスリットから形成される吸入口11e
および冷却用空気を排出するための排出口11fが設け
られている。さらにまた、前記前壁部材11には、その
下面に電源接続用のソケット11g(図5,8参照)が
設けられている。そしてまた、図5,8から分かるよう
に、前壁部材11には、仕切り壁11jが設けられてお
り、この仕切り壁11jは、冷蔵容器・放熱部材収容空
間S1と投入コイン処理空間S2とを仕切っている。
【0014】図4,8において前記後壁部材12には、
前記前壁部材11との結合部12aと、前記上部枠取付
部材13および上部枠14と結合するための枠連結部1
2bとが設けられている。また前記後壁部材12には、
その上部に複数の冷蔵容器位置決め突起12cが設けら
れ、その下部にはファン収容部12dが設けられてい
る。さらに前記後壁部材12には、冷却用空気を導入す
るための多数のスリットから形成される吸入口12eお
よび冷却用空気を排出するための排出口12fが設けら
れている。前記前壁部材11の吸入口11eおよび後壁
部材12の吸入口12eから小型冷蔵庫Rの吸入口R1
(図4参照)が構成され、また前記前壁部材11の排出
口11fおよび後壁部材12の排出口12fから小型冷蔵
庫Rの排出口R2(図5,8参照)が構成されている。
そしてまた、図8から分かるように、後壁部材12に
は、仕切り壁12gが設けられており、この仕切り壁1
2gは、冷蔵容器および放熱部材を収容する空間S1と投
入コイン処理空間S2とを仕切っている。また、図8の固
定用ネジ形成部12kは、その外面側に前記図2のネジ
2と螺合する雌ネジ(図示せず)が形成されており、前
記小型冷蔵庫装着プレートB1と結合される部分であ
る。
【0015】図4,8に示すように前記上部枠取付部材
13は、水平部分13aと、この水平部分13aの一縁か
ら下方に折り曲げられた前壁結合部13bと、前記水平
部分13aの他の一縁から上方に折り曲げられた後壁結
合部13cとを備えている。前記上部枠取付部分13の
水平部分13aには、図8に示すように、複数の飲料ビ
ン出入用開口13dが形成されている。
【0016】図4,11に示すように前記上部枠14
は、飲料ビン出入用開口14aと、蓋15を開閉自在に
支持するヒンジブラケット14b、14cを備えている。
また前記上部枠14は、前記上部枠取付部材13の後壁
結合部13cおよび前記後壁部材12の枠連結部12bに
連結される複数の後壁連結部14dを備えている。さら
に前記上部枠14は下方に延びる複数の前壁係合片14
eを備えている。前記上部枠14のヒンジブラケット1
4b,14cには蓋15がヒンジピン16(図4,11参
照)によってに開閉自在に支持されている。
【0017】そして図4に示すように、前記前壁部材1
1の結合部11aと後壁部材12の結合部12aとはネジ
17によって結合されている。また図4に示すように前
記前壁部材11の前記枠取付部11bと前記上部枠取付
部材13の前壁結合部13bとはネジ18によって連結
され、前記後壁部材12の枠連結部12bと上部枠取付
部材13と上部枠14とはネジ19によって連結されて
いる。さらに前記上部枠14の前壁係合片14eは図4
に示すように、前記上部枠取付部材13の前壁結合部材
13bと前壁部材11上端との間に配置され、前壁部材
11上端の肉厚部に係合している。
【0018】次に図5,8,9,10を参照して飲料容
器取出制御部材Cについて説明する。飲料容器取出制御
部材Cは、前記上部取付枠13およびその上面との間に
所定の距離をおいて配置される位置規制プレート21か
ら構成されるガイドプレートGを備えている。図8,9
に示すように、上部取付枠13はその長手方向の両端に
下方に折り曲げられた板ばね支持部13e,13eを有
している。前記板ばね支持部13e,13eには板ばね
23,23が固定されている。また、前記上部取付枠1
3はその長手方向の一端に下方に折り曲げられた固定用
プレート13fが設けられている。この固定用プレート
13fは図5,8,10から分かるように仕切り壁11j
のスリットに固定されている。
【0019】前記位置規制プレート21は、図9に示す
ように、水平部分21aと、この水平部分21aの周縁か
ら下方に折り曲げられた間隔保持部21bと、この間隔
保持部21bから突出する固定爪21cとを備えている。
前記水平部分21aには複数の飲料ビン出入用開口21d
が形成されている。また位置規制プレート21の長手方
向の一端部には前記板ばね23,23の一方が貫通する
貫通孔21eが形成されている。
【0020】前記上部取付枠13および位置規制プレー
ト21から構成されるガイドプレートGには、前記上部
取付枠13および位置規制プレート21間に複数のスラ
イドプレート収容空間が形成される。そのスライドプレ
ート収容空間には、図9に示すように合計6個のスライ
ドプレートが1列に収容されている。図9において左端
に配置された左端スライドプレート25には係合孔25
aが形成されており、この係合孔25aは、前記位置規制
プレート21の貫通孔21eを貫通する板ばね23と係
合している。また図9において,右端に配置された右端
スライドプレート26の右端縁は、もう1つの板ばね2
3(図8参照)と係合する係合縁26aとして形成され
ている。そして、前記左右のスライドプレート25,2
6の間には4個の中間スライドプレート27が配置され
ている。
【0021】前記各スライドプレート25,26,27
の隣接するものどうしの隣接縁は半円形に切除されてい
る。そして隣接する半円形の切除部分を合わせると円形
の開口28が形成されるようになっている。そして、各
スライドプレート25,26,27の位置は、通常は前
記板ばね23,23によって位置決めされており、 前
記円形の開口28は、前記飲料ビン出入用開口13dお
よび21dと略重なり合う位置に配置されている。この位
置は図10に示されている。図10に示すように前記固
定用プレート13fにはソレノイド(すなわち、スライ
ド量制御部材)29が支持されており、ソレノイド29
は出没可能な係止部材29aを備えている。図10に示
す状態では、前記係止部材29aはソレノイド29が有
するバネ(図示せず)により突出位置に保持されて、前記
左端スライドプレート25の左方への移動を禁止してい
る。なお、図示されていないが右端スライドプレート2
6の右方への移動は前記前壁部材11および後壁部材1
2の側壁部分によって常時規制されている。
【0022】したがって、前記係止部材29aが突出位置
にあるときには前記各スライドプレート25,26,2
7の移動量(移動可能な範囲)は限られているので、前
記開口28の大きさを大きくすることが不可能である。
すなわちこの場合、前記各スライドプレート25,2
6,27は、後述の飲料容器収容凹部に対する飲料容器
の取出しを禁止する取出禁止状態に保持されている。
【0023】しかしながら、前記係止部材29aが後退
位置に移動(図10中、下方へ移動)したときにはスラ
イドプレート25は図10において左方に移動可能とな
る。その移動可能量は図10の板ばね23が前記貫通孔
21eに当接するまでの移動距離である。この場合、前
記各スライドプレート25,26,27の移動可能量が
多くなるので、隣接するスライドプレートの隣接縁の間
隔が広がるようになる。この場合、前記開口28が大き
くなれるので、前記各スライドプレート25,26,2
7は後述の飲料容器収容凹部に対する飲料容器の取出し
を許容する取出許容状態に保持されることになる。
【0024】すなわち、前記ソレノイド29は、通常は
前記複数のスライドプレート25〜27を、それらの隣
接するものどうしが接近した取出禁止位置に保持する
が、所定の取出許容信号が発生したときには前記スライ
ドプレート25〜27のスライドを許容して前記隣接す
るスライドプレート25〜27間の間隔が広がるのを許
容するスライド量制御部材としての機能を有している。
【0025】図5(この図は、前記後壁部材12を外し
て見た図である)から分かるように前記前壁部材11お
よび後壁部材12によって囲まれた空間は、前壁部材1
1の仕切り壁11j(および後壁部材12g)により、冷
蔵容器・放熱部材収容空間S1と投入コイン処理空間S2
とに仕切られている。そして、前記冷蔵容器および放熱
部材収容空間S1には、その下部の前記ファン収容部1
1d,12dによって囲まれた空間に、ファン31が配設
されている。このファン31は図7に示すように、外形
が略正方形で円筒状内面を有する枠31aの中央部に支
持されたモータ31bと、そのモータ31bの出力軸31
cに装着されたハブ31dと、このハブ31d外周面に装
着された複数の送風羽根31e等から構成された小型の
送風装置であり、市販のものを使用している。
【0026】図4,5,6,7等から分かるように前記
前壁部材11および後壁部材12によって構成されるケ
ースK内部の冷蔵容器・放熱部材収容空間S1には、前
記ファン31が配置された部分以外の空間に冷蔵ユニッ
トUが配設されている。前記冷蔵ユニットUは、図4,
6に示されているように、アルミ製の放熱部材32を備
えており、放熱部材32は平行な複数の放熱フィン32
aとそれらの放熱フィン32aの上端においてそれらと垂
直に接続された連結プレート32bとから構成されてい
る。この放熱部材32は前記ファン31から送風される
冷却用空気を前記排出口R2(11f,12f)に導くよ
うに配設されている。
【0027】図4,5,6に示すように前記冷蔵容器・
放熱部材収容空間S1には、前記ファン31および放熱
部材32の上方にアルミ製の冷蔵容器33が配設されて
いる。冷蔵容器33は図6に示すように、上面に開口す
る複数の飲料ビン収容凹部33aと、下面中央部から下
方に突出するペルチェ素子接続用突出部33bとを有し
ている。このペルチェ素子接続用突出部33bと前記放
熱部材32の連結プレート32bとはペルチェ素子34
によって接続されている。したがって、ペルチェ素子3
4に所定方向の電圧を印加することにより前記冷蔵容器
33側の熱量を放熱部材32側に移動させて、前記冷蔵
容器33を冷却できるように構成されている。なお、前
記ペルチェ素子34に前記所定方向と逆向きの電圧を印
加すれば前記冷蔵容器33を温めることも可能である。
【0028】図4,5,6(図5は後壁部材12側から
見た図である)に示すように前記冷蔵容器33の外周に
はブロック状の断熱材35が配設されている。図4に示
されているように、前壁部材11側部分の上部には枠取
付部11bおよび前壁係合片14e等が配置されているの
で、それらが配置されている部分には断熱材35を配置
することが容易でない。このため本実施例では、図6に
示すように前壁部材11側に配置される断熱材35の部
分(前壁側部分)の上部が一部切除されている。また図
4,6に示すように前記断熱材35の後壁側部分には、
前記冷蔵容器位置決め突起12c(図4,8参照)が貫
通するための複数のスリット35aが設けられている。
前記符号31〜35で示された構成要素を組み付けて前
記冷蔵ユニットUが構成される。
【0029】また、前記投入コイン処理空間S2にはコ
イン収容容器41(図3,5,8)を着脱自在に装着す
るためのスペースが設けられている。前記スペースに装
着されたコイン収容容器41は、図5,8に示すような
ロックアーム42aおよびキー挿入口42b(図3参照)
を有する鍵42(図3,5,8)参照を備えている。前
記ロックアーム42aはコイン収容容器41の外側面に
設けられたキー挿入口42b(図3参照)からキーを挿
入して回転させると図5に示すように、上方に回転して
後壁12(図5では前壁11が示されているが、実際に
ロックアーム42aが配置されているのは図3から分か
るように後壁12側の部分である。)に係合するように
なっている。そして、ロックアーム42aと後壁12と
が結合した状態では、コイン収容容器41は取出し不可
能(すなわち、ケースKからの離脱不可能)になる。
【0030】また、前記投入コイン処理空間S2には、
前記コイン収容容器41の上方部分に市販のコイン処理
装置が組み込まれている。コイン処理装置としては、市
販の種々のものを採用することが可能であるが、たとえ
ば、100円玉(硬貨)より小さいサイズのコインのみ
が投入できるコイン投入口43(図1,3,11)と、
投入されたコインの中で100円玉のみを前記コイン収
容容器41に導くとともに100円玉のサイズよりも小
さいコインを返却口44(図1,3)に排出するような
構成のものを採用すると、構成が簡素でコンパクトであ
るので、全体を小型化するのに都合がよい。また、清涼
飲料が入った飲料容器を例えば1本300円で販売する
とすれば、前記コイン収容容器41に収納された100
円玉を検出するセンサが100円玉を3個検出したとき
に前記ソレノイド29を作動させるための前記取出許容
信号を発生するように構成される。前記取出許容信号が
発生すると、前記ソレノイド29が作動して前記出没可
能な係止部材29aを後退位置すなわち取出許容位置に
移動(図10中、下方へ移動)させるように構成されて
いる。
【0031】次に主として図4を参照しながら前述の構
成を備えた第1実施例の小型冷蔵庫Rの組み立て方法に
ついて説明する。予め、前記上部取付枠13、スライド
プレート25〜27、位置規制プレート21、板ばね2
3、およびソレノイド29等を組み立てて、飲料容器取
出制御部材C(図5参照)を製作しておく。また予め、
前記符号31〜35で示された構成要素を組み付けた冷
蔵ユニットU(図5,6参照)を製作しておく。次に、
前記投入コイン処理空間S2に前記市販のコイン処理装
置を組み付ける。次に、前壁部材11の枠取付部11b
(図8参照)と前記飲料容器取出制御部材Cの上部枠取
付部材13とをネジ18(図4参照)により固定する。
次に前記前壁部材11内側に、前記冷蔵ユニットUおよ
びファン31を配置して必要な配線作業(前記ソケット
11g,11hとファン31のモータ31b、ペルチェ素
子34、ソレノイド29、およびそれらの駆動回路等と
の配線作業)を行う。
【0032】次に、前壁11に後壁12を組み付けると
ともに、前記蓋15が組み付けられた前記上部枠14の
前壁係合片14eを、前壁部材11上部と前記上部枠取
付部材13の前壁結合部13bとの間(図4参照)に挿
入する。このとき上部枠14の後壁連結部14dと前記
上部枠取付部材13の後壁結合部13cとは互いに接合
する位置関係になる。この状態で前壁部材11、後壁部
材12、および上部枠14を前記ネジ17(図4参照)
で結合するとともに、前記後壁部材12の枠連結部12
bと、前記後壁連結部14dおよび後壁結合部13cを前
記ネジ19によって連結する。この状態では、前記投入
コイン処理空間S2に設けられたコイン収容容器41
(図3,5,8)用の前記装着スペースにはコイン収容
容器41挿入用の開口が形成されている。そこで、その
開口に前記コイン収容容器41を挿入して、前記キー挿
入口42b(図3参照)からキーを挿入して回転させる
と図5に示すように上方に回転して後壁12に係合して
抜き出せないようになる。すなわち、コイン収容容器4
1は前記投入コイン処理空間S2の下方部分に離脱不能
に装着される。 このようにして本実施例の小型冷蔵庫
Rの組立が完了する。前述の本実施例の小型冷蔵庫Rは
構成が簡素であり非常に小型に構成することができる。
しかも、前記小型冷蔵庫Rは、あらかじめ組み付けてユ
ニット化した上部枠14および蓋15の組み立て体と、
前記冷蔵ユニットUと、飲料容器取出制御部材Cとを用
いることにより、優れた作業効率で製作することができ
る。
【0033】次に前述の構成を備えた本発明の自動車用
飲料販売装置の第1実施例の作用を説明する。この第1
実施例の自動車用飲料販売装置は前記小型冷蔵庫Rが後
面に装着された小型冷蔵庫装着プレートB1と、前記小
型冷蔵庫装着プレートB1をその前面が運転座席Aの背
もたれA1後面に接する状態で運転座席Aに着脱自在に
装着するプレート固定手段Tを備えているので、冷えた
飲料容器が収納された小型冷蔵庫Rを運転座席A後面に
容易に装着したりまた、容易に取り外したりすることが
できる。すなわち、前記運転座席Aの背もたれA1後面
に小型冷蔵庫Rを装着する際、小型冷蔵庫Rを直接前記
背もたれA1後面に装着する場合にはその装着のための
構造を小型冷蔵庫Rに設ける必要が生じるが、この第1
発明のように小型冷蔵庫Rを小型冷蔵庫装着プレートB
1に装着すると、小型冷蔵庫Rを前記背もたれA1後面に
装着する構造は、小型冷蔵庫装着プレートB1に設けれ
ばよい。小型冷蔵庫装着プレートB1は板体であるの
で、箱状の小型冷蔵庫Rに比べて、前記背もたれA1後
面に装着するための構造を設けるのが容易である。そし
て、この第1実施例のように、前記小型冷蔵庫装着プレ
ートB1を運転座席Aに着脱自在に装着するプレート固
定手段Tを、前記ヘッドレスト支持棒1,1、前記ヘッ
ドレスト支持棒貫通孔3b,3b、および前記ベルトB2
等から構成した場合、車室内を全く改造することなく、
自動車用飲料販売装置を車室内に設置することができ
る。したがって、自動車用飲料販売装置を取り外した
際、車室内は元の姿に復帰する。
【0034】前記背もたれA1の後面に装着された前記
小型冷蔵庫装着プレートB1に装着された小型冷蔵庫R
は、図示しない給電ケーブルにより前記ソケット21g
に常時給電されている。この場合、所定額のコインが投入
されたときのみ作動する前記ソレノイド29は常時オフ
であるので作動しない。このとき前記ソレノイド29の
出没可能な係止部材29aは前記ソレノイド29が有す
るバネ(図示せず)により突出位置に保持されて、前記左
端スライドプレート25の左方への移動を禁止してい
る。この場合、前記開口28は広がることができない。
したがって、タクシーの乗客がコインを投入せずに不正
に小型冷蔵庫Rから清涼飲料を取り出そうとしても、清
涼飲料は前記開口28に引っ掛かって取出し不可能であ
る。
【0035】しかしながら、小型冷蔵庫Rに給電されて
いる間、前記ペルチェ素子34およびファン31は常時
作動している。このとき、前記ファン31の作動により
冷却用空気が順次、前記吸入口R1、熱交換フィン32a
表面、前記排出口R2を流れる。またそのとき、前記冷
蔵容器33の熱は前記ペルチェ素子34から放熱部材3
2の前記連結プレート32bおよび複数の熱交換フィン
32aに伝導される。この放熱部材32に伝導された熱
は、前記ファン31によって前記吸入口R1から送風さ
れた冷却用空気との間で熱交換される。この熱交換によ
り温度上昇した空気は、前記排出口R2から排出され
る。前記熱交換が連続的に行われることにより前記冷蔵
容器33は冷却される。
【0036】したがって、前記冷蔵容器33に清涼飲料
が入った飲料容器を収納しておけば、清涼飲料は常時冷
えた状態に保持される。タクシーの乗客が前記コイン投
入口43(図1,3,11)から3個の100玉を投入
すると、図示しないセンサによって3個の100円玉が
投入されたことが検出され、前記取出許容信号が発生す
る。そうすると、前記ソレノイド29が作動して前記出
没可能な係止部材29aを後退位置に移動(図10中、
下方へ移動)する。この状態では、前記開口28が広が
ることが可能となる。そこで、乗客が前記上部枠14に
支持された蓋15を持ち上げて、前記冷蔵容器33に収
納された清涼飲料を引き出すと、前記開口28が広がる
ので、冷えた清涼飲料を取り出すことができる。
【0037】前述の第1実施例によれば、前記飲料容器
取出制御部材Cは、飲料容器の取出方向と直交する平面
に沿って配設されたガイドプレートGと、このガイドプ
レートGによって前記平面内でスライド可能に支持され
た複数のスライドプレート25〜27と、前記複数のス
ライドプレート25〜27のスライド量を調節して取出
許容信号が発生したときに隣接するスライドプレート間
の間隔が広がるのを許容するスライド量制御部材(ソレ
ノイド)29とから構成されている。前記ガイドプレー
トGとそのガイドプレートGによって前記平面内でスラ
イド可能に支持された複数のスライドプレート25〜2
7とを配置するのに必要なスペースは、薄いプレート状
の部材(すなわち、ガイドプレートGおよびスライドプ
レート25〜27)を積層したものの体積を収容するの
に必要なスペースである。また、前記ソレノイド29は
前記係止部材29aを有しており、常時は前記スライド
プレート25〜27のスライド(移動)を禁止するとと
もに必要なとき(取出許容信号が発生したとき)には前
記スライドを許容する部材であるが、そのような部材
は、常時は前記スライドプレート25〜27のスライド
通路(移動通路)に突出するとともに必要なときに前記
通路から退避する部材(すなわち、出没可能な係止部材
29a)により簡単に実現することができる。このよう
なスライド量制御部材29を配置するのに必要なスペー
スも僅かである。したがって、この第1実施例では、前
記飲料容器取出制御部材Cを小さいスペースに配設する
ことができる。
【0038】次に図12により、本発明の自動車用飲料
販売装置の第2実施例を説明する。なお、この第2実施
例の説明において、前記第1実施例の構成要素に対応す
る第2実施例の構成要素には、同一の符号を付して重複
する詳細な説明は省略する。図12において、小型冷蔵
庫Rは、前記第1実施例と同様に構成されている。この
小型冷蔵庫Rは、小型冷蔵庫装着プレートB1の上部に
装着されているが、その装着手段は前記第1実施例のネ
ジ2,2(図2参照)と同様のネジが使用されている。
そして、前記小型冷蔵庫Rの下方には、空になった飲料
容器を収納する空容器収納ボックス51が前記小型冷蔵
庫装着プレートB1に装着されている。前記空容器収納
ボックス51には、その後壁中央部に空容器投入口51
aが形成されている。この第2実施例によれば、飲料を
飲んだ後の空容器を前記空容器収納ボックス51に収納
できる。前記空容器収納ボックス51は、前記空容器だ
けでなく、鼻紙等のごみくずも収容することができるの
で、車室内を常に美しく保持するのに役立つ。
【0039】次に図13〜14により、本発明の自動車
用飲料販売装置の第3実施例を説明する。なお、この第
3実施例の説明において、前記第1実施例の構成要素に
対応する第3実施例の構成要素には、同一の符号を付し
て重複する詳細な説明は省略する。この第3実施例で
は、運転座席Aの背もたれA1後面に冷蔵庫収容凹部A2
が設けられている。この冷蔵庫収容凹部A2には、4本
のネジ53(図14参照)と螺合する雌ネジ(図示せ
ず)が4箇所に固定されている。小型冷蔵庫装着プレー
トB1は、その外形が前記冷蔵庫収容凹部A2の内面形状
よりやや小さく形成されている。したがって、小型冷蔵
庫Rをネジ2,2によって小型冷蔵庫装着プレートB1
に装着してから、前記小型冷蔵庫装着プレートB1を冷
蔵庫収容凹部A2に、前記4本のネジ53を用いて固定
する。この第3実施例では、前記小型冷蔵庫装着プレー
トB1を運転座席Aに着脱自在に装着するプレート固定
手段Tは、前記4本のネジ53によって構成されてい
る。
【0040】この第3実施例では、小型冷蔵庫Rが運転
座席A後面の冷蔵庫収容凹部A2内に収納されている。
このため、運転座席後方の後部座席の乗客の足等が小型
冷蔵庫Rと当ったりして、乗客が足に傷を受ける等の事
故の発生を少なくすることができる。また、この第3実
施例では、小型冷蔵庫Rを運転座席A後面に装着するた
め、車室内の改造を行う必要(すなわち、運転座席後面
に冷蔵庫収容凹部A2を形成する必要)がある。したが
って、小型冷蔵庫Rを取り外した際には、車室内に前記
冷蔵庫収容凹部A2が残った状態となる。前記冷蔵庫収
容凹部A2の底面は広告、ポスター等を張り付けるのに
適しているので、そのための場所として利用することが
できる。どうしても、通常の車室内の状態に戻したい場
合には、運転座席A全体、または背もたれA1全体を別
のものと交換することにより、容易に元の状態(通常の
車室内の状態)に復帰させることができる。
【0041】以上、本発明による自動車用飲料販売装置
の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明
を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可
能である。
【0042】たとえば、小型冷蔵庫Rの蓋15は自動開
閉式とすることも可能である。その場合、蓋15は常時
は閉まった状態に保持されるとともに、コインを投入し
たときにだけ蓋15が開くように構成することが可能で
ある。また、前記ソレノイド29を作動させて前記出没
可能な係止部材29aを後退位置に移動させるための前
記取出許容信号の発生は、所定額のコインが投入された
ときではなく、乗客の注文に応じて運転手が手元に設け
た取出許容信号発生ボタンを押したときとすることも可
能である。この場合には、前記投入コイン処理空間S2
を省略できるので、小型冷蔵庫Rをさらに小型化するこ
とが可能であり、さらにその空間S2に組み付ける前記
市販のコイン処理装置も省略することが可能となるの
で、小型冷蔵庫Rの製作コストも節約することが可能と
なる。
【0043】さらにまた、前記取出許容信号が発生した
ときに前記スライドプレートのスライドを許容して前記
隣接するスライドプレート間の間隔が広がるのを許容す
るスライド量制御部材としては、ソレノイド29を使用
する代わりに、モータによって進退移動する部材を採用
することも可能である。そして、本発明の小型冷蔵庫R
の前記図6に示す冷蔵容器33の外側面は平面状に形成
することも可能である。この場合には、断熱材35の内
面を平面形状とすることができるので、断熱材35の製
造コストを節約することが可能となる。そしてさらに、
冷蔵ユニットUの放熱部材32とファン31とをネジ等
により結合して、ユニット化することも可能である。こ
の場合、小型冷蔵庫Rの前壁部材11および後壁部材1
2の内側の冷蔵容器・放熱部材収容空間S1に配置する
構成要素全てを1つのまとまったユニットとすることが
できるので、組立工程の作業効率が向上する。
【0044】
【発明の効果】前述の本出願の第1発明の自動車用飲料
販売装置は、前記小型冷蔵庫を小型冷蔵庫装着プレート
に装着し、この小型冷蔵庫装着プレートを運転座席に着
脱自在に装着するプレート固定手段を備えている。この
ため、小型冷蔵庫を背もたれ後面に装着する構造は、小
型冷蔵庫装着プレートに設ければよい。小型冷蔵庫装着
プレートは板体であるので、箱状の小型冷蔵庫に比べ
て、前記背もたれ後面に装着するための構造を設けるの
が容易である。また、自動車用飲料販売装置は、運転座
席後面に配置されているので、乗客の目につきやすい。
このため、運転手は、音声で宣伝しなくても飲料を販売
していることを乗客に知らせることができる。また、前
述の本出願の第2発明の自動車用飲料販売装置は、コイ
ン投入口から所定金額以上のコインが投入されたとき
に、冷えた飲料容器が小型冷蔵庫から取出し可能となる
ので、自動販売器として使用することができる。このた
め、タクシーに設置した場合、運転手は販売のための作
業を行うこと無く、自動車の運転操作に神経を集中させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1実施例の全体斜視図で、
車内販売用小型冷蔵庫Rをタクシーの運転座席Aの背も
たれA1後面に装着した図である。
【図2】 図2は前記小型冷蔵庫Rを運転座席Aの背も
たれA1後面に装着するための冷蔵庫装着手段Bを示す
図である。
【図3】 図3は車内販売用小型冷蔵庫Rを前面側から
見た斜視図である。
【図4】 図4は前記小型冷蔵庫Rの側断面図である。
【図5】 図5は前記小型冷蔵庫Rの後壁部材を外した
状態の後面図である。
【図6】 図6は前記小型冷蔵庫Rの内部構成要素の分
解斜視図である。
【図7】 図7は冷却用のファンの説明図である。
【図8】 図8は前記小型冷蔵庫Rの前壁部材、後壁部
材、上部枠取付部材、および投入コイン収容部材の分解
斜視図である。
【図9】 図9は飲料容器取出制御部材の要部の分解斜
視図である。
【図10】 図10は飲料容器取出制御部材Cのスライ
ド量制御部材29の説明図である。
【図11】 図11は前記小型冷蔵庫Rの上部枠14お
よび蓋15の分解斜視図である。
【図12】 図12は本発明の第2実施例の全体斜視図
である。
【図13】 図13は本発明の第3実施例の全体斜視図
である。
【図14】 図14は同第3実施例の要部分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
A…運転座席、A1…背もたれ、B1…小型冷蔵庫装着プ
レート、C…飲料容器取出制御部材、G…ガイドプレー
ト、K…ケース、R…小型冷蔵庫、R1…吸入口、R2…
排出口、S1…冷蔵容器・放熱部材収容空間、S2…投入
コイン処理空間、T…プレート固定手段、13d,21d
…飲料容器出入口、25,26,27…スライドプレー
ト、29…スライド量制御部材、32…放熱部材、33
…冷蔵容器、33a…飲料容器収容凹部、34…ペルチ
ェ素子、43…コイン投入口、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に冷蔵容器・放熱部材収容空間(S
    1)を有し、外部から冷却用空気を吸入する吸入口(R
    1)と吸入された冷却用空気を外部に排出する排出口
    (R2)とが形成されたケース(K)と、 前記ケース(K)内部に収容されるとともに飲料容器出
    入口を有する飲料容器収容凹部(33a)が形成された
    熱伝導率の高い金属性の冷蔵容器(33)と、 前記ケース(K)内部に収容された熱伝導率の高い金属
    製の放熱部材(32)と、 前記冷蔵容器(33)および放熱部材(32)を接続す
    るとともに前記冷蔵容器(33)から前記放熱部材(3
    2)に向けて熱を移動させるように電圧を印加されるペ
    ルチェ素子(34)と、 通常は前記飲料容器収容凹部(33a)からの飲料容器
    取出を禁止する状態に保持されとともに取出許容信号が
    発生したときに前記飲料容器の取出しを許容する取出許
    容状態に保持される飲料容器取出制御部材(C)と、を
    備えた小型冷蔵庫(R)と、 前記小型冷蔵庫(R)が後面に装着された小型冷蔵庫装
    着プレート(B1)と、 前記小型冷蔵庫装着プレート
    (B1)をその前面が運転座席(A)の背もたれ(A1)
    後面に接する状態で運転座席(A)に着脱自在に装着す
    るプレート固定手段(T)と、から構成された自動車用
    飲料販売装置。
  2. 【請求項2】 内部に冷蔵容器・放熱部材収容空間(S
    1)と投入コイン処理空間(S2)とを有し、外部から冷
    却用空気を吸入する吸入口(R1)と吸入された冷却用
    空気を外部に排出する排出口(R2)と前記投入コイン
    処理空間(S2)へのコイン投入口(43)が設けられ
    たケース(K)と、 前記ケース内部に収容されるとともに飲料容器出入口を
    有する飲料容器収容凹部(33a)が形成された熱伝導
    率の高い金属性の冷蔵容器(33)と、 前記ケース(K)内部に収容された熱伝導率の高い金属
    製の放熱部材(32)と、 前記冷蔵容器(33)および放熱部材(32)を接続す
    るとともに前記冷蔵容器(33)から前記放熱部材(3
    2)に向けて熱を移動させるように電圧を印加されるペ
    ルチェ素子(34)と、 通常は前記飲料容器収容凹部(33a)からの飲料容器
    取出を禁止する状態に保持されとともに取出許容信号が
    発生したときに前記飲料容器の取出しを許容する取出許
    容状態に保持される飲料容器取出制御部材(C)と、 前記コイン投入口から投入されたコインの金額を検出し
    て投入金額が所定額以上のときに取出し許容信号を発生
    する投入金額検出手段と、 通常は前記飲料容器収容凹部(33a)に対する飲料容
    器の取出しを禁止する取出禁止状態に保持されとともに
    前記投入金額検出手段で検出された金額が所定金額以上
    のときに前記飲料容器の取出しを許容する取出し許容状
    態に保持される飲料容器取出し制御部材(C)と、を備
    えた小型冷蔵庫(R)と、 前記小型冷蔵庫(R)が後面に装着された小型冷蔵庫装
    着プレート(B1)と、 前記小型冷蔵庫装着プレート
    (B1)をその前面が運転座席(A)の背もたれ(A1)
    後面に接する状態で運転座席(A)に着脱自在に装着す
    るプレート固定手段(T)と、から構成された自動車用
    飲料販売装置。、
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103481803A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 后排扶手位嵌入式冰箱
CN103486798A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 后挡风玻璃平台融入式冰箱
CN103481802A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 广东英得尔实业发展有限公司 储物盒嵌入式冰箱

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