JP2003317138A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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JP2003317138A
JP2003317138A JP2002120675A JP2002120675A JP2003317138A JP 2003317138 A JP2003317138 A JP 2003317138A JP 2002120675 A JP2002120675 A JP 2002120675A JP 2002120675 A JP2002120675 A JP 2002120675A JP 2003317138 A JP2003317138 A JP 2003317138A
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coin
outer door
vending machine
body case
processing device
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JP2002120675A
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Yukio Kimura
幸雄 木村
Masaaki Nakamura
雅昭 中村
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動販売機における外扉の軽量化を図る。 【構成】本体ケースと、この本体ケースの前面開口を開
閉する外扉と、前記本体ケースの商品収納庫の前面を開
閉する断熱内扉を備え、前記外扉にディスプレイ室,硬
貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫,電装部品お
よび商品取出口枠が取付けられた自動販売機であって、
少なくとも硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫
および電装部品を外扉50から切り離して当該硬貨処理
装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫および電装部品を本
体ケース側に取付ける。そして、外扉50を矩形枠状に
形成し、透明パネル51とディスプレイ枠体55とによ
りディスプレイ室を形成するとともに前面には貨幣投入
口用化粧枠57,58、硬貨返却口用開口61、商品取
出口用開口62を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前面が開口した
断熱筐体として形成され、その内部を販売商品の商品収
納庫とした本体ケースと、この本体ケースの前面開口を
開閉するように配設した扉体とを備える自動販売機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、一般的な缶入り飲料やペットボト
ル入り飲料等の商品を販売する自動販売機を例に、その
自動販売機の構成を図3〜図5示す。図3において、1
は厚板鋼板により形成された自動販売機の本体ケースを
示し、この本体ケース1は、前面が開口した外箱と内箱
との間に断熱材としての硬質プラスチックフォームを充
填した断熱筐体として構成されている。この本体ケース
1の内部は商品収納庫として形成され、この商品収納庫
は仕切壁2により左右に並ぶ複数の商品収納室3、この
例の場合には左室3a,中央室3b,右室3cの3室に
区画されており、各室ごとに飲料缶やペットボトルなど
の商品を収納した商品収納ラック(例えば、サーペンタ
イン式商品収納ラック)4,商品搬出シュータ5および
冷却/過熱ユニット(不図示)が上下の順に収設されて
いる。ここで、冷却/過熱ユニットは商品冷却用の冷却
器(冷凍機のエバポレータ),商品加熱用の電熱ヒータ
からなり、図では商品搬出シュータ5に隠れて見えない
庫内底部の後方に配置されている。なお、本体ケース1
の下部には冷凍機のコンデンシングユニット6が収設さ
れ、また、庫内の上部には商品収納ラック4に商品を投
入する投入口4aが開口している。
【0003】前記本体ケース1の前面には、その開口を
開閉する厚板鋼板により薄い箱形に形成された外扉7が
設けられ、この外扉7は本体ケース1にその一側縁が軸
支されて片開き式に配設されている。この外扉7の背面
には硬貨処理装置8,紙幣処理装置9,硬貨回収金庫1
0および電装部品11が取付けられ、外扉7の下部には
商品取出口7aが設けられている。また、外扉7の背面
には薄板鋼板により形成された中扉12(片開き式)が
取付けられ、この中扉12の前面側には、図4に示すよ
うに、ダミー商品13を載置したディスプレイ台14が
取付けられるとともにポスター15が着脱自在に設けら
れている。さらに、本体ケース1の庫内前面には、薄板
鋼板からなる外郭内部にプラスチックフォームを充填し
た断熱内扉16(片開き式)が取付けられ、この断熱内
扉16は庫内前面の商品投入口4aに対応する上部領域
を覆う上部内扉16aと下部領域を覆う下部内扉16b
に分割され、商品収納ラック4への商品補充時に上部内
扉16aのみを開放して商品投入口4aを露出するよう
にして庫内の冷気ないし暖気の流出を最小限に抑えてい
る。前記下部内扉16bの下端部には商品搬出シュータ
4と商品取出口7aとを連携するフラップ付きの商品搬
出口17が開口されている。
【0004】そして、外扉5の前面には、前記中扉12
に保持されたダミー商品13やポスター15の前面を覆
う透明パネル19が配設され、この透明パネル19と中
扉12との間に空間がディスプレイ室18として形成さ
れている。また、前記透明パネル19には複数の商品選
択ボタンが連接された商品選択ボタンユニット20が配
設され、この商品選択ボタンユニット20のそれぞれの
商品選択ボタンが各ダミー商品13に対応している。さ
らに、外扉5の前面には、硬貨投入口21,紙幣挿入口
22,表示器23,返却レバー24,硬貨返却口25お
よび開閉レバー26が設けられている。なお、表示器2
3は貨幣の投入金額、販売中であるか否か、釣り銭があ
るか否か等、各種情報を利用者に表示するためのもので
あり、開閉レバー26は外扉5のロック時には外扉5に
没入しており、キーの操作により外扉5の表面に突出す
るポップアップ式のものであり、その開閉レバー26を
回動させることにより外扉5のロックが解除される。
【0005】かかる構成の自動販売機において、商品は
各商品収納室3a〜3cごとに商品収納ラック4に収納
保管され、販売モードがコールドに設定された商品収納
室では冷却/過熱ユニットの冷却器により冷却された空
気の循環送風により販売適温に冷却され、販売モードが
ホットに設定された商品収納室では冷却/過熱ユニット
の電熱ヒータにより加熱された空気の循環送風により販
売適温に加温される。この状態で商品選択ボタンが操作
されて販売指令が与えられると、選択された商品が商品
収納ラックから払い出され、商品搬出シュータ5,商品
搬出口17を介して商品取出口7aに送出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な自動販売機では、4〜5年毎にリニューアルという作
業を施すようにしているのが一般的である。すなわち、
4〜5年を経過した自動販売機にあっては、設置環境の
影響により、本体ケース1や外扉5といった外装部品が
変色したり、塗装が剥げたりする等、汚損状態が顕著と
なる。特に、外扉5は利用者に対面しており、利用者に
対して清潔感を与えなければならないとともに利用者を
惹き付けるデザインが施されているが、時間の経過に伴
ってデザインが陳腐化するのは否めない。このため、リ
ニューアルによって本体ケース1や外扉5の美麗化、あ
るいは既存の外扉5を新デザインの外扉5と交換するよ
うにしている。また、こうしたリニューアル作業は、実
質的に自動販売機の寿命を延ばすことにも繋がり、地球
環境改善に大きく貢献することができるようになる。
【0007】前述したリニューアル作業や交換作業にお
いては、本体ケース1から外扉5を取外して持ち運ぶ必
要がある。しかしながら、外扉5にはディスプレイ室1
8を画成するための中扉12,硬貨処理装置8,紙幣処
理装置9,硬貨回収金庫10,電装部品11および商品
取出口7aが取付けられており、外扉5の総重量は50
〜60Kgにも及ぶ。このため、重量物である外扉5の持
ち運び作業には該外扉5を吊り上げて移動させる設備が
必要となる。したがって、現状においては、リニューア
ルする自動販売機を設置場所から設備の整った専用の工
場に一旦引き上げ、所望の作業を終了した後に元の設置
場所に再設置するようにしており、作業が煩雑になるば
かりか、往復の輸送費が嵩むといったコスト上の問題を
招来することになる。この問題は、販売商品を収納して
いる本体ケース1の場合は致し方ないとしても、外扉5
の場合には本体ケース1までも輸送しなければならなく
なるので、一層顕著である。さらに、交換された外扉5
をリサイクルする際にも異なる材料からなる数多くの部
品が付属していることから手間がかかるとともに廃棄物
が大量に発生するという問題がある。
【0008】そこで、この発明は前述した問題を解決
し、外扉の軽量化を実現し、リニューアル作業や交換作
業を容易に行うことができる自動販売機を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明は、前面が開口した断熱筐体として形成され、
その内部を販売商品の商品収納庫とした本体ケースと、
この本体ケースの前面開口を開閉するように該本体ケー
スに配設した外扉と、前記本体ケースの商品収納庫の前
面を開閉するように該本体ケースに配設された断熱内扉
を備え、前記外扉にディスプレイ室,硬貨処理装置,紙
幣処理装置,硬貨回収金庫,電装部品および商品取出口
枠が取付けられた自動販売機において、少なくとも硬貨
処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫および電装部品
を前記外扉から切り離して当該硬貨処理装置,紙幣処理
装置,硬貨回収金庫および電装部品を本体ケース側に取
付け、前記外扉は矩形枠状に形成され、かつ、ディスプ
レイ室が形成されるとともに前面には少なくとも貨幣投
入口用化粧枠,硬貨返却口用開口が形成されていること
を特徴とする(請求項1)。
【0010】また、この発明に係る自動販売機において
は、ディスプレイ室の背壁は外扉に一体に取付けられた
皿状のディスプレイ枠体により形成され、該ディスプレ
イ枠体により外扉を袋構造体としたり(請求項2)、外
扉の下部領域の背面は背面カバーで覆われ、該背面カバ
ーにより外扉を袋構造体とするのが好ましい(請求項
3)。
【0011】さらに、この発明に係る自動販売機におい
ては、硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫およ
び電装部品を断熱内扉に取付けるのが好ましい(請求項
4)。そして、この発明に係る自動販売機においては、
硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫を鋼板製の
ボックス内に収設して断熱内扉取付けるのが望ましい
(請求項5)。
【0012】前述したように構成された本発明において
は、外扉から重量物である硬貨処理装置,紙幣処理装
置,硬貨回収金庫,電装部品および商品取出口が切り離
されて本体ケース側に配設されていることにより、自動
販売機自体の総重量は変わらないものの外扉の重量は大
幅に軽量化される。したがって、設備の整った専用工場
に自動販売機を持ち込まなくても本体ケースから外扉を
分離して簡単に持ち運ぶことが可能となり、外扉のみを
独立して運搬することができる。よって、外扉の交換作
業を自動販売機の設置場所で行うことができるのでリニ
ューアル作業や交換作業のために自動販売機を専用工場
に持ち込む必要がなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下この本発明に係る自動販売機
における実施の形態を詳細に説明する。図1は、この発
明に係る自動販売機の外扉を示す斜視図である。図2は
この発明に係る自動販売機の外扉を開放した斜視図であ
る。図1において、50は本体ケースから取外した状態
の外扉を示し、この外扉50は厚板鋼板によって高強度
の矩形枠状に構成したものである。外扉50の上部領域
には合成樹脂からなる透明パネル51を取付けるための
ディスプレイ用開口52が開口され、このディスプレイ
用開口52の一側縁(図では左側の側縁)には透明パネ
ル51を支持するヒンジ53,53が取付けられてい
る。透明パネル51は前記ヒンジ53,53により片開
き式にディスプレイ用開口52を開閉するように取付け
られ、その表面には複数の商品選択ボタン54aを備え
た商品選択ボタンユニット54が装着されている。そし
て、前記ディスプレイ用開口52の背面には、図2に示
すようなディスプレイ枠体55が配設されている。この
ディスプレイ枠体55は薄板鋼板を絞り加工により加工
することによって皿状に形成され、前記ディスプレイ用
開口52の周縁に溶接により固着されている。このディ
スプレイ枠体55と透明パネル51により囲まれた空間
がダミー商品やポスターを展示するディスプレイ室を形
成し、ディスプレイ枠体55がディスプレイ室の背壁を
形成している。そして、前記ディスプレイ枠体55には
ダミー商品を載置するディスプレイ台56がねじにより
固着され、ディスプレイ枠体55の背面にはディスプレ
イ台56を取付けるための取付穴55aが形成されてい
る。なお、56aはディスプレイ台56の載置面に形成
されたダミー商品を取付けるための開口を示し、ディス
プレイ室の下部領域はポスターの展示領域として使用さ
れる。なお、ディスプレイ枠体55は皿状の底部分が背
面方向に突出しており、このディスプレイ枠体55によ
り外扉50を袋構造体として形成することにより外扉5
0の機械的強度を高めている。
【0014】前記外扉50の中央領域には貨幣投入口化
粧枠として硬貨投入口用化粧枠57,紙幣投入口用化粧
枠58、貨幣返却レバー59および表示器用開口60が
集中して配設され、また、外扉50の下部領域には硬貨
返却口用開口61、商品取出口用開口62が配設されて
いる。そして、外扉50の下部領域の背面には、図2に
破断した一部のみ示すように、背面カバー63が配設さ
れ、この背面カバー63により外扉50を袋構造体とし
て形成している。前記背面カバー63は後述する商品取
出口枠115が通過可能な孔が形成されている。なお、
50aは外扉50を本体ケース100に取付けるための
ヒンジ用開口であり、63は本体ケース100(図2参
照)に配備された外扉50を本体ケース100にロック
するロック機構を操作するポップアップ式の開閉レバー
である。また、表示器用開口60,硬貨返却口用開口6
1,商品取出口用開口62は外扉50を剥き出しにした
開口として示しているが、これらの開口に化粧枠を取付
けることもできる。
【0015】一方、図2に示す本体ケース100は、従
来装置と同様に、前面が開口した外箱と内箱との間に断
熱材としての硬質プラスチックフォームを充填した断熱
筐体として構成され、その内部は販売商品を収納する商
品収納ラックが収設された商品収納庫として形成されて
いる。本体ケース100における商品収納庫の前面開口
は上下に分割された片開き式の断熱内扉111,112
により覆われており、各断熱内扉111,112は薄板
鋼板からなる外郭内部にプラスチックフォームを充填し
て形成され、それぞれ独立して開閉可能である。
【0016】本体ケース100における商品収納庫の下
部領域を覆う断熱内扉112の前面には鋼板製のボック
ス113がねじにより固着されており、このボックス1
13の内部には硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収
金庫が内蔵されている。このボックス113はその内部
に収納された硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金
庫を覗き見ることができないように必要最低限の三個の
開口が開けられているのみである。その一つは外扉50
に取付けられた硬貨シュート57aおよびレバー部材5
9aと対峙する位置に開口された第一の開口113aで
あり、第二には外扉50に取付けられた紙幣挿入口枠5
8における紙幣挿入口58aに対峙する位置に開口され
た第二の開口113bであり、第三には外扉50に形成
された硬貨返却口開口61に対峙する位置に開口された
第三の開口113cである。第一の開口113aは外扉
50が閉じられた際に硬貨シュート55aとレバー部材
59aを受け入れ、硬貨シュート55aによって外扉5
0の硬貨投入口枠57から投入された硬貨をボックス1
13内に内蔵された硬貨処理装置の受入口に導き、外扉
50の返却レバー59に連結されたレバー部材59aに
よって外扉50の返却レバー59の回動操作が硬貨処理
装置に伝達される。外扉50の紙幣挿入口枠58におけ
る紙幣挿入口58aに対峙する第二の開口113bは前
記紙幣挿入口枠56から挿入された紙幣をボックス11
3に内蔵された紙幣処理装置の受入口に導くものであ
り、そして、外扉50の硬貨返却口用開口61に対峙す
る第三の開口113cは硬貨処理装置から払い出される
釣銭硬貨や返却硬貨を受け入れる硬貨返却口を形成し、
外扉50の前面から硬貨返却口用開口61から釣銭硬貨
や返却硬貨を取り出すことができるようになっている。
また、ボックス113には表示器用開口60に対峙する
位置に表示器23は貨幣の投入金額、販売中であるか否
か、釣り銭があるか否か等、各種情報を利用者に表示す
るための114が一体的に取付けられている。
【0017】また、本体ケース100における商品収納
庫の下部領域を覆う断熱内扉112の前面には、断熱内
扉112に開口されたフラップ付きの商品搬出口17
(図3参照)に対応する位置に商品取出口枠115が固
着されている。この商品取出口枠115は外扉50の商
品取出口用開口62に臨み、該商品取出口用開口62か
ら商品取出口枠115に搬出された商品を取り出すこと
ができるようになっている。図2においては商品取出口
枠115を外扉50から切り離して断熱内扉112に固
着するように構成しているが、この商品取出口枠115
は外扉50に固着するのが好ましい場合がある。これ
は、商品取出口枠115の底部が深く、該底部が後述す
るコンデンシングユニット119の前面にまで延在する
場合には、コンデンシングユニット119の保守・点検
の際に商品取出口枠115が邪魔になる場合があるから
である。さらに、断熱内扉112の前面には電装ボック
ス116が固着され、この電装ボックス116には電装
部品が一括して収納されている。この電装部品は従来で
は外扉に配設されていたものであり、この発明では外扉
に電装部品を配設することなく電装ボックス116に一
括して収納することにより、本体ケース100と外扉5
0との間の渡り配線117の配線数を減らしている。前
記電装ボックス116はディスプレイ枠体55の出っ張
りを避けるため、ボックス113の厚さよりも薄く形成
されているが、電装ボックス116の厚さを大きくして
ディスプレイ枠体55の厚みを薄くすることもできる。
なお、118は外扉50と本体ケース100との間に架
け渡され、外扉50を所定の開放位置に固定するための
ストッパであり、119は商品収納庫に配備された冷却
/過熱ユニットの冷却器とともに冷凍サイクルを形成す
る冷凍機のコンデンシングユニットであり、120は本
体ケース100のレベリングスクリュー付きの支持脚で
ある。
【0018】かかる構成の自動販売機において、商品は
外扉50および断熱内扉111を開けて商品投入口(図
4参照)から投入される。投入された商品は、従来と同
様に、商品収納ラックに収納保管され、販売モードがコ
ールドに設定された商品収納室では冷却/過熱ユニット
の冷却器により冷却された空気の循環送風により販売適
温に冷却され、販売モードがホットに設定された商品収
納室では冷却/過熱ユニットの電熱ヒータにより加熱さ
れた空気の循環送風により販売適温に加温される。この
状態で商品選択ボタン54aが操作されて販売指令が与
えられると、選択された商品が商品収納ラックから払い
出され、商品搬出シュータ,商品搬出口を介して商品取
出口枠115に送出される。
【0019】上記のように外扉50から硬貨処理装置,
紙幣処理装置,硬貨回収金庫,商品取出口枠,電装部品
を切り離して該硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収
金庫,商品取出口枠,電装部品を本体ケース側、この実
施例では断熱内扉に取付けたことにより、外扉50は約
20Kgに軽量化される。このため、4〜5年ごとに実施
する外扉50のリニューアル作業がきわめて容易とな
る。すなわち、外扉50は軽量化されて専用の設備(外
扉を吊り上げて移動させる設備)がなくても本体ケース
100から人手により簡単に取外すことができるので、
自動販売機の設置場所において外扉のみを新たなものに
付け替えればよい。したがって、リニューアル作業を行
う際に、従来では自動販売機を専用の工場まで運搬して
いたのに対し、この発明に係る自動販売機においては、
新たに付け替える外扉のみを運搬してリニューアルする
外扉と交換すればよい。同様に、外扉50が破損した場
合やデザインが陳腐化した場合にも、自動販売機の設置
場所においてこれを修理・交換することができるため、
修理・交換作業が容易になるとともに、修理・交換費用
も安価になり、かつ、新たなデザインが利用者の購買意
欲を高めて販売促進を図ることも可能となる。
【0020】しかも、硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬
貨回収金庫を断熱内扉112に固着した鋼板製のボック
ス内に収納しているため、防犯上においても問題が起こ
る虞れがない。 また、使用済みとなった外扉をリサイ
クルするに当たって部品を材質毎に分別する場合にあっ
ても、プラスチック類は商品選択ボタンユニット54,
ディスプレイ台56,各種化粧枠であるのでこれを取り
外せば、鋼板とプラスチックに分別することができ、そ
の作業をきわめて容易に、かつ確実に行うことができ、
リサイクルの効率を高めることができるようになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る自
動販売機によれば、前面が開口した断熱筐体として形成
され、その内部を販売商品の商品収納庫とした本体ケー
スと、この本体ケースの前面開口を開閉するように該本
体ケースに配設した外扉と、前記本体ケースの商品収納
庫の前面を開閉するように該本体ケースに配設された断
熱内扉を備え、前記外扉にディスプレイ室,硬貨処理装
置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫,電装部品および商品
取出口枠が取付けられた自動販売機において、少なくと
も硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫および電
装部品を前記外扉から切り離して該硬貨処理装置,紙幣
処理装置,硬貨回収金庫および電装部品を本体ケース側
に取付け、前記外扉は矩形枠状に形成され、かつ、ディ
スプレイ室が形成されるとともに前面には少なくとも貨
幣投入口用化粧枠,硬貨返却口用開口を形成するように
構成したことにより、自動販売機自体の総重量は変わら
ないものの外扉の重量を大幅に軽量化することができ、
設備の整った専用工場に自動販売機を持ち込まなくても
本体ケースから外扉を分離して簡単に持ち運ぶことが可
能となり、外扉のみを独立して運搬することができる。
したがって、外扉の交換作業を自動販売機の設置場所で
行うことができるのでリニューアル作業を大幅に改善す
ることが可能ある。さらに、利用者に面する外扉を容易
に交換することができるので、陳腐化したデザインの外
扉を新たなデザインの外扉に交換することにより利用者
の購買意欲を高めて販売促進を図ることができる。さら
にまた、外扉の構成が簡単となることから、リニューア
ル作業自体も容易となり、廃棄する場合にも材質毎の分
別が容易であることからリサイクルの効率を高めること
ができ、地球環境改善に貢献することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る自動販売機の外扉を示す斜視図
【図2】図1の外扉を開放した状態の自動販売機の斜視
【図3】従来の自動販売機において外扉、断熱内扉を開
いた斜視図
【図4】図3の自動販売機において外扉、中扉を開いた
斜視図
【図5】従来の自動販売機の正面図
【符号の説明】
50 外扉 51 透明パネル 54 商品選択ボタンユニット 55 ディスプレイ枠体 56 ディスプレイ台 57 硬貨投入口化粧枠 58 紙幣挿入口化粧枠 59 貨幣返却レバー 61 硬貨返却口用開口 62 商品取出口用開口 100 本体ケース 112 断熱内扉 113 鋼板製のボックス 115 商品取出口枠 116 電装ボックス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が開口した断熱筐体として形成され、
    その内部を販売商品の商品収納庫とした本体ケースと、
    この本体ケースの前面開口を開閉するように該本体ケー
    スに配設した外扉と、前記本体ケースの商品収納庫の前
    面を開閉するように該本体ケースに配設された断熱内扉
    を備え、前記外扉にディスプレイ室,硬貨処理装置,紙
    幣処理装置,硬貨回収金庫,電装部品および商品取出口
    枠が取付けられた自動販売機において、 少なくとも硬貨処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫
    および電装部品を前記外扉から切り離して当該硬貨処理
    装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫および電装部品を本
    体ケース側に取付け、前記外扉は矩形枠状に形成され、
    かつ、ディスプレイ室が形成されるとともに前面には少
    なくとも貨幣投入口用化粧枠,硬貨返却口用開口が形成
    されていることを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機において、ディ
    スプレイ室の背壁は外扉に一体に取付けられた皿状のデ
    ィスプレイ枠体により形成され、該ディスプレイ枠体に
    より外扉を袋構造体としたことを特徴とする自動販売
    機。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動販売機において、外扉
    の下部領域の背面は背面カバーで覆われ、該背面カバー
    により外扉を袋構造体としたことを特徴とする自動販売
    機。
  4. 【請求項4】請求項1記載の自動販売機において、硬貨
    処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫および電装部品
    は断熱内扉に取付けられていることを特徴とする自動販
    売機。
  5. 【請求項5】請求項4記載の自動販売機において、硬貨
    処理装置,紙幣処理装置,硬貨回収金庫は鋼板製のボッ
    クス内に収設されて断熱内扉取付けられていることを特
    徴とする自動販売機。
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