JPH05346983A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】扉開放の際に庫内への外気熱侵入を最小限に抑
え、かつ本体キャビネットの前方への扉の張り出しを少
なくしつつ、しかも庫内の各ベンドラックに対して商品
を楽に補充できるようにした自動販売機を提供する。 【構成】本体キャビネット１の前面に配備した外扉２,
および断熱内扉３を、それぞれ庫内に設置のベンドラッ
ク４の商品投入口４ａの前面域をカバーする縦寸法の小
さな上部扉２ａ，２ｂと、残り面域をカバーする下部扉
３ａ，３ｂとに二分割し、かつ上部扉を上下開閉式扉と
して外扉の上部扉に対するヒンジ金具６を扉板の上縁
に、断熱内扉の上部扉に対するヒンジ金具１３を扉板の
下縁に設け、さらに外扉の上部扉と下部扉に対して個別
に扉錠７，８を設けて構成し、商品の補充時には外扉，
断熱内扉の下部扉を閉じたまま上部扉のみを開放し、該
上部扉の奥に開口する商品投入口を通じてベンドラック
に商品を装填する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、缶，瓶商品などを保
冷，または加温して販売する自動販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術】頭記の缶，瓶商品を販売する自動販売機
に搭載したベンドラックとしては、一般にサーペンタイ
ン式ベンドラックが多く採用されている。このサーペン
タイン式ベンドラックは各コラムごとに蛇行状の商品通
路を有し、その上端には前方に向けて開口する商品投入
口を備え、下部の商品搬出端にベンド機構を装備してな
るものであり、通常は複数基のベンドラックを自動販売
機の本体キャビネットの庫内に左右に配備して多セレク
ション機を構成するようにしている。

【０００３】一方、かかる自動販売機の本体キャビネッ
トに装備した扉としては、商品見本を展示する電照部、
商品選択ボタン，コイン機構，返金レバー，釣銭取出
口，および商品取出口などを備えた外扉、および商品を
保冷ないし加温する庫内への外気熱の侵入を防ぐ断熱内
扉を備えた二重構造の扉を装備している。ここで、前記
の外扉，断熱内扉について、従来の自動販売機では各扉
をその左右いずれか一方の側縁にヒンジ金具を取付けた
片開き式の１枚扉として本体キャビネットの庫内前面を
カバーする構造、あるいは断熱内扉の一部に商品ローデ
ィング専用の小扉を組合わせるか、断熱内扉を上下二分
割してその上部内扉を商品ローディング用扉として用い
る構造などが知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した自
動販売機の扉構造では次のような問題点がある。すなわ
ち、昨今では自動販売機のセレクション数を増やすため
に本体キャビネットの間口がますます増大する傾向にあ
り、これに伴って扉も大形化している。したがって、商
品補充などに際して自動販売機の扉を前方に開放する
と、大形な扉が本体キャビネットの前方に大きく張り出
すようになる。このために、自動販売機を道路に面して
店頭などに据付けた場合には、扉が障害物となって歩行
者などの通行の邪魔となる。また、これを避けるために
扉を半開状態で商品を補充しようとすると、特に扉のヒ
ンジ側に並ぶベンドラックへの商品の装填作業がやり難
くなる問題もある。さらに、外扉，断熱内扉を１枚扉と
して構成したものでは、商品補充時に扉を開くと本体キ
ャビネットの庫内全域が開放されるため、庫内には多量
の外気熱が侵入して商品の保冷，ないし加温性が損なわ
れる。

【０００５】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は商品の補充に際しての扉開放状態で
庫内への外気熱侵入を最小限に抑制し、かつ本体キャビ
ネットの前方への扉の張り出しを僅かに抑えつつ、しか
も庫内に装備した各ベンドラックに対して商品を楽に装
填できるようにした自動販売機、特にその扉構造を提供
することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
り、キャビネットの前面に配備した外扉, および断熱内
扉を、それぞれ前記商品投入口の前面域をカバーする上
下開放式の上部扉と、残り面域をカバーする下部扉に分
割して本体キャビネットに取付けて構成することにより
達成される。

【０００７】また、前記扉構造の実施態様として、次記
のような付加的事項を加えて構成することができる。
（１）上部外扉と下部外扉に対して個別に扉錠を設け
る。（２）上部外扉に対するヒンジ金具を該扉板の上縁
に、上部内扉に対するヒンジ金具を該扉板の下縁に設け
る。

【０００８】（３）前項（２）の構成において、上部内
扉を下部内扉の上縁にヒンジ金具を介して連結する。
（４）上部外扉に商品見本を陳列する電照部，および商
品選択釦などを装備する。（５）上部外扉の裏面側に上
部内扉とを一体に結合し、かつ上部外扉を扉板の上縁に
設けたヒンジ金具を介して本体キャビネットに取付け
る。

【０００９】（６）上下開閉式の上部外扉に対して扉を
開放位置に保持する支持具を備える。（７）下部外扉の
一部にコイン機構を搭載した小扉を設ける。（８）上部
扉の裏面側に照明灯を設ける。（９）上部外扉に照明灯
と組合わせた広告用の電照板を設ける。

【００１０】（１０）前項（９）の構成において、電照
板の背面をカバーする断熱内扉の一部に光透過性の詰物
で塞いだ透光窓部を設ける。（１１）前項（１０）の構
成において、透光窓部を照明灯の背後に設ける。（１
２）上部扉の背後に面した庫内側の隅部に、ベンドラッ
クの商品投入口と並べて補充商品の予備収容棚を設け
る。

【００１１】

【作用】上記の構成において、商品の補充時には、下部
外扉，下部断熱内扉を閉じたまま上部外扉，上部内扉の
みを開放し、各ベンドラックに対しその商品投入口を通
じて商品を装填する。この上部扉の開放状態では、本体
キャビネットは庫内に収設したベンドラックの商品投入
口の前面域のみが僅かに開放されるだけで、残り面域は
下部扉で覆われているので、これにより庫内への外気熱
の侵入が最小限に抑えられる。また、上部外扉，上部内
扉はベンドラックの商品投入口をカバーする小形サイズ
であり、かつ該上部扉を上下開放式としたことで、本体
キャビネットの間口寸法に関係なく、上部扉を全開した
状態でもキャビネット前方への扉板の張り出し寸法は僅
かとなるので、道路などへ大きくはみ出すことがない。
しかも、庫内に並べて収設した各ベンドラックに対して
商品投入口の前方には左右方向で扉板に邪魔されない自
由空間が確保されるので、個々のベンドラックに対する
商品の装填作業を楽に行うことができる。

【００１２】一方、前項に記した各実施態様のうち、特
に（２）項の構成により、上部扉を開いた状態では該扉
の内扉が前方へ水平姿勢に倒れるので、この内扉を商品
補充作業の商品受け台として利用できる。また、（７）
項の構成により、コイン機構に対してコイン回収，釣銭
補充などの作業を大型の下部扉を開放することなく、小
扉を開くだけて行える。また、（８）ないし（１１）の
構成により、夜間時に商品補充作業を行う場合に、開放
した上部扉側からの照明光で商品投入口が明るく照らし
出されるので手暗がりなく作業が進められる。さらに、
（１２）項の構成を採用することにより、商品補充時に
庫内のベンドラックに収容し切れなかった余り商品を予
備収容棚に保管して予冷，ないしは予熱して次の商品補
充にベンドラックへ補充できる。

【００１３】

【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。実施例１：図１ないし図４は比較的小形な自動販売
機に適用した本発明実施例の構成を示すものてあり、図
において、１は自動販売機の本体キャビネット、２は本
体キャビネット１の前面を覆う外扉、３は断熱内扉、４
はキャビネット１の庫内に装備したサーペンタイン式ベ
ンドラック、５は商品である。

【００１４】ここで、本体キャビネット１は前面を開放
した箱形の断熱筐体としてなり、その内部には図示され
てない冷却ユニット，ないし加熱ユニットを備えてい
る。また、外扉２は各独立した上部外扉２ａと下部外扉
２ｂとに二分割されており、かつ上部外扉２ａはキャビ
ネット１の庫内に配備した前記サーペンタイン式ベンド
ラック４の上部に開口する商品投入口４ａの前面域をカ
バーするような小形サイズとし、下部外扉２ｂはキャビ
ネット１の残り面域をカバーするような大形サイズに構
成されている。そして、該上部扉２ａは上下開放式扉と
して扉板の上縁に設けた開閉用ヒンジ金具６を介して本
体キャビネット１に取付けられ、これに対して下部外扉
２ｂは通常の扉と同様な片開き式扉としてキャビネット
１の側縁にヒンジ金具を介して取付けられている。さら
に、上部外扉２ａと下部外扉２ｂには個々にキーにより
止錠，開錠する扉錠７，８を備えている。なお、図示例
では、外扉２の上部外扉２ａは下部外扉２ｂよりも奥行
き寸法を大として商品見本９の陳列室１０，および商品
選択釦１１を装備し、下部外扉２ｂには商品取出口１
２，およびコイン投入口，コイン返却レバー，釣銭口な
どを含むコイン機構を備えている。

【００１５】また、外扉２の内側に配備した断熱内扉３
も、前記した外扉２と同様に上部内扉３ａと下部内扉３
ｂとに二分割されており、かつ上部内扉３ａは上下開閉
式扉として下部内扉３ｂの上縁にヒンジ金具１３を介し
て取付けられている。なお、図４は前記構造の断熱内扉
の正面図であり、図中の１４は下部内扉３ｂに対するヒ
ンジ金具、１５は上部内扉３ａの止め金具、１６は商品
出口に設けたフラッパ扉である。

【００１６】次に前記構成による商品補充操作について
述べる。庫内に設置したベンドラック４に商品５を補充
する際には、下部外扉２ｂ，下部内扉３ｂを閉じたま
ま、まず上部外扉２ａの扉錠７を開錠し、次いで図２，
図３で示すように上部外２ａをスイング式に上方に引き
上げて開き、さらにその内側に位置する上部内扉３ａを
前方に倒して下部外扉２ｂの上に水平姿勢で担持させ
る。このようにして上部外扉２ａ，上部内扉３ａを開放
した状態では、本体キャビネット１の大半域を下部側の
扉２ｂ，３ｂで覆ったまま、ベンドラック４の商品投入
口４ａの前面域のみが開放される。したがって、庫内へ
の外気熱の侵入を最小限に抑えつつ、作業員は図示のよ
うに商品５を商品投入口４ａに投入してベンドラック４
に装填するように商品の補充作業を進めることができ
る。また、この場合に前方へ水平姿勢に倒れている上部
内扉３ａを補充商品の受け台として利用することができ
て便利である。

【００１７】しかも、前記した商品補充作業の状態で
は、外扉２，断熱内扉３は小形サイズの上部側扉２ａ，
３ａのみが開放するだけで、キャビネット庫内の前面大
半域が下部扉２ｂ，３ｂで覆われているので、前記のよ
うに外気熱の庫内侵入を最小限に抑えることができる
他、上部外扉２ａを上下開放式としたので、キャビネッ
ト１の間口が大であっても扉開放状態では上部外扉が本
体キャビネット１より前方に殆ど張り出すことがなく、
通路の歩行を邪魔するような障害物とならない。さら
に、上部外扉２ａを開放した状態では、ベンドラック４
の商品投入口４ａの前方には扉板で規制されない自由空
間が確保されるので、左右に並ぶ各ベンドラックに対し
ての商品補充作業を楽に行える。

【００１８】実施例２：図５ないし図９は前記実施例１
と比べて大形な自動販売機に適用した本発明実施例を示
すものであり、その扉構造は基本的には実施例１と同様
であるが、細部に付いては次記のように構成されてい
る。まず、断熱内扉３の上部内扉３ａは下部内扉３ｂと
分離して上下開放式の上部外扉２ａの裏面側に一体に結
合されており、さらに上部外扉２ａの左右両サイドと本
体キャビネット１との間には上部外扉２ａを開放位置に
支える伸縮式の支持具１７を備えている。この支持具１
７は例えばガススプリングとして知られているシリンダ
ロッドであって上部外扉２ａの扉錠７を開錠すると、シ
リンダロッドが上部扉を自動的に上方へ押し上げて扉を
開放位置に保持する。なお、かかる支持具は実施例１に
おける上部外扉２ａに装備することもできる。

【００１９】一方、商品見本９の陳列室１０，商品選択
釦１１は下部外扉２ｂに装備され、上部外扉２ａには照
明灯（螢光灯）１８を内蔵した広告用電照板１９（透視
板の裏面に広告パネルを貼って照明灯で照らし出す）を
備えており、さらに下部外扉２ｂには前記の商品見本陳
列室１０の右側部分に小扉２ｂ−１を設け、この小扉２
ｂ−１の裏面にコイン機構２０，電装品などを搭載して
いる。かかる構成により、コイン回収，釣銭補充などの
作業は大形の下部外扉２ｂ全体を開放することなく、図
７で示すように小扉２ｂ−１のみを開くことで作業が行
えて便利である。なお、図７において、２１は小扉用の
扉錠、２２は下部外扉２ｂを鎖錠するロックハンドルで
ある。

【００２０】また、上部扉側には、図８で示すように広
告用電照板１８の背面を覆った上部内扉３ａの一部、好
ましくは照明灯２０の背後の数箇所に分散して透光窓部
２３が設けてある。この透光窓部２３は庫内側を断熱す
るために、窓部内に例えば透明樹脂などの光透過性材の
詰物２４で塞がれており、図示のように照明灯１９の光
の一部が透光窓部２３を透過してその背後を照らす。し
たがって、商品補給時に上部外扉２ａを開放した状態で
は、照明灯１９の光が商品投入口４ａの前方を照らし出
すので、夜間時でも手暗がりとならずに商品補給作業を
行うことができる。また、この透光窓部２３を照明灯１
９の背後に設けることで、正面から見た場合には透光窓
部が照明灯１９の陰に隠れて見えることはない。

【００２１】なお、前記のように上部扉側に透光窓部２
３を設けて電照板の照明灯１９を利用する他、上部扉の
裏面側に前記照明灯とは別個に商品投入口を照らす専用
の照明灯を備えて実施することもできる。さらに、図９
（上部扉の開放状態を表した図）で示すように、この実
施例においては、上部扉２ａの背後に面した庫内上部の
隅部に、ベンドラック４の商品投入口４ａと並べて予備
収容棚２５が設けてある。この予備収容棚２５は庫内の
余りスペースを利用して装備したもので、商品補充の際
にベンドラック４に収容し切れなかった半端な商品１５
を収容して予冷，ないし予熱状態で保管し、次回の商品
補充時に予備収容棚２５から取出した商品１５をベンド
ラックに移し替えて販売する。なお、この場合に商品の
保管，入れ替え作業は全て上部扉２ａを開放した状態で
行われる。

【００２２】

【発明の効果】本発明による自動販売機は、以上説明し
たように構成されているので、次記の効果を奏する。
（１）商品の補充時には、大形の下部扉は閉じたまま、
小形な上部扉のみを開放して庫内への外気熱侵入を最小
限に抑えつつ、庫内に収設した各ベンドラックに対し商
品投入口を通じて商品のローディング作業が行える。

【００２３】（２）上部側の外扉，断熱内扉はベンドラ
ックの商品投入口をカバーするように縦寸法を定めた小
形サイズであり、かつ該上部扉を上下開放式扉としたこ
とにより、本体キャビネットの間口寸法に関係なく、上
部扉を全開した状態でもキャビネット前方への扉板の張
り出し寸法は僅かとなる。したがって、扉板が道路側へ
大きくはみ出して歩行者などの邪魔になることがない。

【００２４】（３）庫内に並べて収設した各ベンドラッ
クに対して商品投入口の前方には左右方向で扉板に邪魔
されない自由空間が確保されるので、個々のベンドラッ
クに対する商品の装填作業を楽に行うことができる。
（４）加えて、下部外扉の一部にコイン機構を搭載した
小扉を設けたことにより、コイン回収，釣銭補充などの
作業を大形の下部扉全体を開放することなく、小扉のみ
を開くことで行えるので、前記の上部扉と同様に道路側
への扉板の大きな張り出しが避けられる。

【００２５】（５）また、上部扉の裏面側に照明灯を設
けるか、あるいは上部扉側に構成した広告用電照板の照
明灯を利用して扉の裏面側に透光窓部を設けたことによ
り、夜間時に商品補給作業を行う場合でも、上部扉の開
放位置で商品投入口の前方を照らしだして手暗がりなく
商品補給作業が行えて便利である。（６）さらに、上部
扉の背後に面した庫内上部の隅部にベンドラックの商品
投入口と並べて予備収容棚を設けたことにより、商品補
充の際にベンドラックに収容し切れなかった余り商品を
予備収容棚に保管して予冷，ないし予熱することがで
き、補充商品の管理面で便宜性が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１に対応する自動販売機の構成
を表す図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）の一
部断面側視図

【図２】図１の構成による商品補充作業の状態を表す図

【図３】図１（ｂ）における上部扉の開放状態図

【図４】図１における断熱内扉の分割構造を示す正面図

【図５】本発明の実施例２に対応する自動販売機の外観
を表す図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図

【図６】図５における上部扉の支持具取付け構造図

【図７】図５における上部扉，および下部側小扉の開放
状態図

【図８】図５における上部扉の構造断面図

【図９】予備収容棚を搭載した自動販売機の上部扉の開
放状態を表す正面図

【符号の説明】

１ 本体キャビネット ２ 外扉 ２ａ 上部外扉 ２ｂ 下部外扉 ２ｂ−１ 小扉 ３ 断熱内扉 ３ａ 上部内扉 ３ｂ 下部内扉 ４ ベンドラック ４ａ 商品投入口 ５ 商品 ６ ヒンジ金具 ７ 扉錠 ８ 扉錠 １０ 商品見本陳列室 １１ 商品選択釦 １３ ヒンジ金具 １７ 支持具 １８ 照明灯 １９ 広告用電照板 ２０ コイン機構 ２３ 透光窓部 ２４ 光透過性の詰物 ２５ 予備収容棚

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 律哉 神奈川県川崎市川崎区田辺新田１番１号 富士電機株式会社内

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】本体キャビネットの庫内に商品投入口が上
   部前面に開口するベンドラックを装備した自動販売機に
   おいて、キャビネットの前面に配備した外扉, および断
   熱内扉を、それぞれ前記商品投入口の前面域をカバーす
   る上下開放式の上部扉と、残り面域をカバーする下部扉
   に分割して本体キャビネットに取付けたことを特徴とす
   る自動販売機。
2. 【請求項２】請求項１記載の自動販売機において、上部
   外扉と下部外扉に対して個別に扉錠を設けたことを特徴
   とする自動販売機。
3. 【請求項３】請求項１記載の自動販売機において、上部
   外扉に対するヒンジ金具を該扉板の上縁に、上部内扉に
   対するヒンジ金具を該扉板の下縁に設けたことを特徴と
   する自動販売機。
4. 【請求項４】請求項３記載の自動販売機において、上部
   内扉を下部内扉の上縁にヒンジ金具を介して連結したこ
   とを特徴とする自動販売機。
5. 【請求項５】請求項１記載の自動販売機において、上部
   外扉に商品見本を陳列する電照部，および商品選択釦を
   装備したことを特徴とする自動販売機。
6. 【請求項６】請求項１記載の自動販売機において、上部
   外扉の裏面側に上部内扉とを一体に結合し、かつ上部外
   扉を扉板の上縁に設けたヒンジ金具を介して本体キャビ
   ネットに取付けたことを特徴とする自動販売機。
7. 【請求項７】請求項３，または６記載の自動販売機にお
   いて、上部外扉に対して扉を開放位置に保持する支持具
   を備えたことを特徴とする自動販売機。
8. 【請求項８】請求項１記載の自動販売機において、下部
   外扉の一部にコイン機構を搭載した小扉を設けたことを
   特徴とする自動販売機。
9. 【請求項９】請求項１，または６記載の自動販売機にお
   いて、上部扉の裏面側に照明灯を設けたことを特徴とす
   る自動販売機。
10. 【請求項１０】請求項１，または６記載の自動販売機に
    おいて、上部外扉に照明灯と組合わせた広告用の電照板
    を設けたことを特徴とする自動販売機。
11. 【請求項１１】請求項１０記載の自動販売機において、
    電照板の背面をカバーする断熱内扉の一部に光透過性の
    詰物で塞いだ透光窓部を設けたことを特徴とする自動販
    売機。
12. 【請求項１２】請求項１１記載の自動販売機において、
    透光窓部を照明灯の背後に設けたことを特徴とする自動
    販売機。
13. 【請求項１３】請求項１記載の自動販売機において、上
    部扉の背後に面した庫内側の隅部に、ベンドラックの商
    品投入口と並べて補充商品の予備収容棚を設けたことを
    特徴とする自動販売機。