JP2011158941A - 自動販売機の商品見本展示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大幅な改造を行うことなく、商品見本の展示作業が簡単で商品見本を任意の位置にレイアウトすることが可能な自動販売機の商品見本展示装置を提供する。
【解決手段】外扉に画成され、前面の透明パネルと背面の中扉により覆われた商品展示室に商品見本を配列してなる自動販売機の商品見本展示装置であって、商品見本と前記中扉21とが相互に吸引する態様で少なくとも前記商品見本と中扉21のいずれが一方にマグネット30を設け、商品展示室の背面を形成する中扉21に直接商品見本を吸着させて中扉21の任意の位置に商品見本をレイアウトすることにより、商品見本を保持する専用の部品を必要とせず、部品点数を削減してコストの低減を図る。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動販売機の外扉前面に画成された商品展示室に商品見本を展示する自動販売機の商品見本展示装置に係り、特に商品見本を商品展示室内の任意の位置にレイアウトすることができるようにした自動販売機の商品見本展示装置に関する。
この種の自動販売機として缶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の商品を販売する一般的な自動販売機は断熱筐体としてなる本体ケースの前面に片開き式の外扉が設けられ、当該外扉には複数の商品見本を展示する商品展示室が形成されている。この商品展示室の前面は商品見本を外部から視認できるように透明パネルで覆われ、前記展示室内には当該商品展示室の左右方向に延在する横長の商品展示台が上下方向に複数段配設され、これらの商品展示台に商品見本が載置されている。前記商品見本は缶入り飲料,ペットボトル入り飲料等の意匠を施した本体部の底部に嵌合部が形成されている一方、横長の商品展示台の載置面には円形の開口部が複数穿孔されている。そして、前記商品見本の嵌合部を商品展示台の開口部に嵌合させることにより商品展示室に商品見本を横一列に並べて展示し、商品展示台の下部に配設された蛍光灯により照明するように構成されている(例えば、特許文献1)。

このように商品展示室の左右方向に延在し上下方向に複数配設した商品展示台に商品見本を横一列に並べて展示する自動販売機の商品見本展示装置にあっては商品見本のレイアウトが画一的であるので差別化できない。このため、商品展示室内の任意の位置に商品見本をレイアウトすることにより差別化して衆目を集めるようにした自動販売機の商品見本展示装置として次記のものが知られている。その一つは、商品展示室の後面を画成する展示パネルに多数の係合穴(パンチング穴)を形成する一方、商品見本を個別に載置するホルダーに前記係合穴に着脱自在な一対のボスを設け、前記ホルダーのボスを係合穴に差し込んで商品見本を商品展示室の任意位置に展示するものである(例えば、特許文献2)。また、他の一つは、商品展示室の形状に一致させた額縁状の陳列フレームに左右方向に横架されるバーを上下方向多段に配設する一方、商品見本を個別に載置する商品見本陳列台に前記バーに係止するフックを設け、前記商品見本陳列台のフックをバーに係止させて商品見本を商品展示室の任意の位置に展示するものである(例えば、特許文献3)。
特開平10−79079号公報 特開2000−11244号公報 特開2001−331860号公報
上記特許文献2および特許文献3に開示された自動販売機においては商品展示室内の任意の位置に商品見本をレイアウトできる点で優れている。しかしながら、特許文献2に開示された自動販売機においてはホルダーに設けた一対のボスを展示パネルに形成した任意の係合穴に差し込んで係止するように構成されているため、前記係合穴にホルダーの一対のボスを差し込む際、当該一対のボスの軸線が係合穴の軸線と一致するように位置決めした上で差し込まねばならならないので商品見本の展示装着作業が煩雑であり、前記したような位置決めが不完全な状態でボスを係合穴に差し込むとボスが破損したり展示パネルが傷付く虞がある。特に、展示パネルに傷が付いた場合には商品見本のレイアウト変更によって当該傷が露呈するので見栄えを損なうという課題を有する。 かかる点、特許文献3に開示された自動販売機においては横架されたバーに商品見本陳列台に設けたフックを係止させればよいので商品見本の展示装着作業を簡単に行うことができる反面、上下方向に多段のバーを配設するために額縁状の陳列フレームを追加装備せねばならないことから部品点数が増加してコストが嵩むという課題を有する。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、大幅な改造を行うことなく、商品見本の展示作業が簡単で商品見本を任意の位置にレイアウトすることが可能な自動販売機の商品見本展示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、前面開口が断熱内扉により閉塞され、断熱筐体として形成された本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面を開閉する片開き式の外扉を備え、前記外扉に画成され、前面の透明パネルと背面の中扉により覆われた商品展示室に商品見本を配列してなる自動販売機の商品見本展示装置において、前記商品見本と前記中扉とが相互に吸引する態様で少なくとも前記商品見本と中扉のいずれが一方にマグネットを設け、前記商品見本を中扉の任意の位置に展示して成ることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機の商品見本展示装置において、中扉には係合溝が形成された水平面を有する態様で屈曲した段部を形成し、当該段部にマグネットを嵌合させたことを特徴とする。

また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機の商品見本展示装置において、商品見本を個別に保持する板金製のホルダーを備え、当該ホルダーを中扉に吸着させたことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る発明は、前面開口が断熱内扉により閉塞され、断熱筐体として形成された本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面を開閉する片開き式の外扉を備え、前記外扉に画成され、前面の透明パネルと背面の中扉により覆われた商品展示室に商品見本を配列してなる自動販売機の商品見本展示装置において、前記商品見本と前記中扉とが相互に吸引する態様で少なくとも前記商品見本と中扉のいずれが一方にマグネットを設け、前記商品見本を中扉の任意の位置に展示して成ることにより、従前の自動販売機に具備されていたところの、商品展示室の背面を形成し、商品見本を載置する商品展示台が取り付けられていた中扉に直接商品見本を吸着させて中扉の任意の位置にレイアウトすることができるので、部品点数を削減してコストの低減を図ることができるという効果を有する。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機の商品見本展示装置において、中扉には係合溝が形成された水平面を有する態様で屈曲した段部を形成し、当該段部にマグネットを嵌合させたことにより、中扉側にマグネットを設ける際、中扉の表面全域をカバーするような大きさのマグネットを設ける場合に比べてマグネットの材料費を削減することができるという効果を有する。
また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載の自動販売機の商品見本展示装置において、商品見本を個別に保持する板金製のホルダーを備え、当該ホルダーを中扉に吸着させたことにより、合成樹脂で形成された商品見本を簡単に中扉の任意の位置に配設することができ、また、マグネットをホルダーに設けた場合には、マグネットを中扉に設ける場合に比べてその材料を格段に削減することができるという効果を有する。
本発明の実施の形態1である自動販売機を示し、(a)はその全体構成を示す正面図、(b)は(a)の自動販売機の外扉、および中扉を開放した状態を示す斜視図である。 図1の中扉を示し、(a)はその斜視図、(b)はその要部断面図である。 図1のホルダーを示す分解斜視図である。 図3のホルダーをレイアウト部材に装着した状態を示す斜視図である。 図1のポスター部材を示し、(a)はその分解斜視図、(b)はその組立を示す斜視図である。 図1の照明光源として発光ダイオードモジュールを示す斜視図である。 発光ダイオードモジュールのパネル押え金具への組付け状態を示す斜視図である。 レイアウト部材に装着される照明光源として発光ダイオードモジュールユニットを示し、(a)はその分解斜視図、(b)はその組立図である。
以下、本発明における実施の形態である自動販売機を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1である自動販売機の全体構成を示す。図において、1は前面が開放した断熱筐体として形成された本体キャビネットである。この本体キャビネット1の庫内は断熱仕切壁により左右方向に複数の商品収納室に区分され、各商品収納室には缶入り飲料,ペットボトル飲料等の商品を収容するとともにその下端に後述する商品選択ボタンの操作により商品を搬出する商品払出機構を有する商品収納ラックが収設されている。また、各商品収納室の下部には当該各商品収納室を冷却もしくは加熱して商品収納ラックに収容した商品を冷却・加熱する冷却/加熱ユニットが配設されている。そして、本体キャビネット1の前面開口は片開き式の断熱内扉20により閉塞されている。
前記本体キャビネット1の前面には不図示のヒンジ機構により開閉自在な片開き式の外扉2が設けられ、この外扉2の前面の上部域には商品展示室3が設けられている。この商品展示室3はその前面側が透明パネル4で覆われ、背面側が中扉21により覆われている。前記透明パネル4の上下左右の周縁はその裏面側に配設された上下左右のパネル押え金具41〜44(図1の(b)参照)により保持され、これらのパネル押え金具41〜44が商品展示室3の周囲の側壁を形成している。詳細については後述するが、前記上下左右のパネル押え金具41〜44のうち、下側のパネル押え金具42を除く上側のパネル押え金具41と左右のパネル押え金具43,44には照明光源70(後述する発光ダイオードモジュール組立体からなる)が配設されている。
前記商品展示室3の背面壁を形成する中扉21は左端側をヒンジ21a(図1の(b)参照)により外扉2に開閉自在に取付けられている。この中扉21には後述する図2にて詳述するマグネットが敷設された段部211〜2nnが上下方向に複数段配設され、この段部211〜2nnの任意位置に商品見本8、ポスター部材9が展示され、また、照明光源70が装着されるように構成されている。なお、前記商品見本8は後述するホルダー10を介して段部に展示されるように構成されている。前記外扉2における商品展示室3の下方左側領域には商品展示室3に展示された複数の商品見本8を選択する商品選択ボタン5aを集中して配置したボタン部5が設けられている。前記外扉2における商品展示室4の下方右側領域には接客部6が設けられ、この接客部6には硬貨投入口61、紙幣挿入口62、返却レバー63、投入金額,庫内温度,販売中,準備中等の各種情報をディスプレイに表示する販売情報表示部64が組付けられている。また、外扉2における高さ方向略中央であって右端側(反ヒンジ機構側)にはシリンダー錠付きの主ロック装置7が設けられている。そして、前記外扉2における下部領域には硬貨返却口2a、商品販売口2bが設けられている。
さて、前記中扉21は、図2に示すように、上下方向に段々に屈曲された薄板板金からなり、その表面には白色塗装が施されている。この実施の形態では中扉21はその板面から前方に向けて直角に折り曲げられて左右方向に延在する天井壁21aを形成するとともに、当該天井壁21aから下方に直角に折り曲げられた前面壁21bを形成し、さらに後方に向けて直角に折り曲げて断面四角状に屈曲した段部211を上下方向に等間隔に複数段211〜2nn形成されて成る。そして、中扉21の板面から前方に突出した段部211〜2nnにおけるそれぞれの前面壁21bの背面には短冊状のマグネット30(図2の(b)参照)が敷設されている。この場合、マグネット30は中扉21が板金により形成されていることから前面壁21bの背面に吸着させることにより格別の固定具を設けることなく敷設することができる。また、前記各段211〜2nnの前面壁21bには左右方向に複数の凹み21cが均等ピッチで形成されている。前記複数の凹み21cは中扉21を段々加工する前における平板状態においてプレスによる押し出しにより形成され、この凹み21cは商品展示室3における商品見本8の展示領域にマトリックス状に配列されており、後述する商品見本8を商品展示室3内にレイアウトする際の目印となるものである。なお、図示は省略しているが、中扉21の周縁に沿って補強金具を設けて補強すると中扉21の開閉をスムーズに行うことが可能となる。
前記中扉21の段部211〜2nnに着脱自在に装着されるホルダー10は、図3に示すように、短冊状の板金を断面Z字形に折り曲げて形成されてなり、その表面には白色塗装が施されている。ホルダー10の水平面をなす商品見本載置部101には商品見本8の嵌合穴1011が形成されている。また、前記ホルダー10には商品見本載置部101の後端から鉛直に立ち上がる固定部102と、この固定部102の端部から後方に向けて直角に折り曲げられた係止部103とを形成するように屈曲され、前記固定部102には位置決め孔1021が形成されている。前記係止片103の長さは前述した中扉21の段部211〜2nnにおける天井壁21aの幅よりも小さく形成されている。また、ホルダー10の商品見本載置部101の前端から鉛直に垂下する掲示部104の自由端(下端)は前方に折り返して保持溝1041が形成されている。前記掲示部104の左右の上部領域には商品見本載置部101の左右端部から前方に延在して内方に折り曲げられた保持爪1012が配設されている。前記保持爪1012と掲示部104の表面との間には次に示す商品情報表示体11の厚さよりも僅かに大きい隙間が形成されている。前記商品情報表示体11はホルダー10の掲示部104(の表面)と略同一の大きさに形成され、その表面には商品見本8の商品情報としての商品見本指定番号(例えば、1〜N),商品価格(例えば、\120),冷温状態(例えば、寒色の背景色に白抜きの「COLD」、若しくは暖色の背景色に白抜きの「HOT」)が表示されている。この商品情報表示体11はホルダー10の掲示部104に上方から差し込むことにより保持溝1041と保持爪1012とにより掲示部104に掲示される。
図4は前記ホルダー10を段部211に装着した状態を示し、図では理解しやすくするために中扉21に形成された複数段の段部211〜2nnのうち、段部211に一つのホルダー10を装着した状態を示している。前記ホルダー10の段部211へ装着は、前記ホルダー10の係止片103を段部211の天井壁21aに載置しつつ固定部102を段部211の前面壁21bに当接させる。この場合、ホルダー10の固定壁102に設けた位置決め孔1021を段部211の前面壁21bに設けた凹み21cに一致させることにより位置決めが行われる。このようにして、ホルダー10の固定部102を段部211の前面壁21bに当接させると、前記前面壁21bの背面に敷設したマグネット30がホルダー10の固定部102、および係止部103を吸引してそれぞれ段部211の前面壁21b、および天井壁21aに吸着させる。このようにしてホルダー10が段部211に装着固定される。なお、ホルダー10をマトリックス状に配列された凹み21cのうちの何れの凹み21cに一致させて装着するかは机上でのシミュレーション、すなわち、それぞれの凹み21cにアドレスを付したうえで模擬的に商品見本をレイアウトしたシミュレーションの結果に基づいてホルダー10を所定のレイアウト位置に正確に装着するためである。前述したように、段部211に装着固定されたホルダー10における商品見本載置部101の嵌合穴1011に商品見本8(図1参照)が取付けられる。前記商品見本8はこの実施の形態1においてペットボトル入り飲料の意匠を施した円筒状で薄肉の合成樹脂成形品としてなり、商品見本8の下縁を前記嵌合穴1011に嵌合させて取付けられるが、この取付け方法については周知であるのでここでは詳細な説明は省略する。
前記レイアウト部211に着脱自在に装着されるポスター部材9は、図5に示すように、板金製の基台91と、この基台91の前面を覆う硬質で透明のシート92からなる。前記基台91は用紙サイズが「A3」のポスター(不図示)よりも僅かに大きい矩形形状に形成され、その表面には白色塗装が施され、その上縁には背面側に向けて屈曲した係止部911が形成されている。また、前記基台91の下部側には基台91を切起して形成された左右2個の係止部912,912が設けられている。この係止部912,912は基台91の上縁に形成された係止部911から所定寸法だけ離隔した位置、すなわち、段部211〜2nnのピッチと段部211の高さとを加算した寸法の整数倍に定められている。そして、前記基台91の下縁には前方に折り返して保持溝913が形成されている。一方、シート92はナイロンリベットにより上端側を前記基台91に固着して取付けられ、下端側が基台91の保持溝913に位置している。
前述したように構成されたポスター部材9には次のようにしてポスターが装填される。すなわち、基台91に上端側が固着されたシート92の下端側を前方側に引くとシート92が湾曲して基台91との間に隙間が生じるので、ポスター部材9の下端側から前記隙間にポスターを挿入する。ポスターを所定位置まで挿入した上でシート92から手を離すとシート92が復元してポスターの前面を覆う。なお、ポスターは基台91の保持溝913により脱落しないように保持されている。
このポスター部材9の段部211への装着方法は前述したホルダー10の装着方法に対して、上方の係止部911,911と下方の係止部912,912を段部211〜2nnのうちの任意の段部に同時に載置する点を除けば同一である。例えば、上下の係止部911,912が五つの段部を跨ぐように離隔されている場合には、上下の係止部911,912を上下方向に5個離れたそれぞれの段部(211〜2nn)の天井壁21aに載置した上でポスター部材9の基台91を段部(211〜2nn)の前面壁21bに当接させると当該前面壁21bのそれぞれの背面に敷設されたマグネット30により吸引されて前面壁21bに吸着される。このようにしてポスター部材9は段部211〜2nnのうちの任意の段部に跨って装着固定される。
前記商品展示室3の周壁に配設される照明光源70としての発光ダイオードモジュールは、図6に示すように、遮光材からなる短冊状の台座71と拡散用レンズ72と取付金具73からなる。前記台座71には複数の発光ダイオード素子(不図示)を実装した回路基板が配設されており、当該回路基板に接続された配線接続用コネクタ74は拡散用レンズ73を貫通して引き出されている。前記発光ダイオードモジュール70の取付金具73の左右両端部はねじ固定部として形成されており、その一方の端部のねじ固定部には寸法誤差を吸収するために開放したねじ挿通穴として形成されている。
前述した発光ダイオードモジュール70は図1に示した商品展示室3の周囲の側壁を形成するパネル押え金具に取付けられ、パネル押え金具への組付けを図7に示す。前述した図1において説明したように透明パネル4の上下左右の周縁はその裏面側に配設された上下左右のパネル押え金具41〜44によって保持されており、図7において、41で上側のパネル押え金具、43,44で左右のパネル押え金具を示し、45,46はそれぞれ発光ダイオードモジュール70の取付金具を示し、47,48はそれぞれ採光板を示している。なお、上下左右のパネル押え金具41〜44はその表面に白色塗装が施され、それぞれの前縁(図7では上側のパネル押え金具41と左右のパネル押え金具43,44の前縁41a,43a,44aが示されている)が透明パネル4の背面に当接し、その後縁41b,43b,44bが外扉2の扉枠に固定して取付けられている。
前記上側のパネル押え金具41の板面(表面)には前記発光ダイオードモジュール70が直接固着されるように構成されている。すなわち、上側のパネル押え金具41には発光ダイオードモジュール70がその取付金具73(図6参照)の左右両端部のねじ固定部を介してねじにより固着されており、発光ダイオードモジュール70が商品展示室3に露出するように組付けられている。この実施の形態では上側のパネル押え金具41に3個の発光ダイオードモジュール70が取付けられており、それぞれの発光ダイオードモジュール70は配線接続用コネクタ74(図6参照)を介して直列接続されている。
一方、商品展示室3の左右側壁側に配設される発光ダイオードモジュール70は左右のパネル押え金具43,44の背面側に配設されている。すなわち、左右のパネル押え金具43,44には商品展示室3の周壁となる板面にそれぞれ2個の開口43c,43c、44c,44cが設けられ、その開口43c,43c、44c,44cの大きさは前記発光ダイオードモジュール70の拡散用レンズ72の外形寸法より大きく形成されている。また、左右のパネル押え金具43,44の背面側には発光ダイオードモジュール70を保持する取付金具45,46が設けられている。前記取付金具45,46は薄板板金を適宜折り曲げて形成されてなるものであり、外扉2の扉枠に固着されてパネル押え金具43,44に覆われるように構成されている。前記取付金具45,46には発光ダイオードモジュール70がパネル押え金具43,44の開口43c,43c、44c,44cに臨むように取付けられており、それぞれの取付金具45,46に取付けられた発光ダイオードモジュール70は配線接続用コネクタ74(図6参照)を介して直列接続されている。そして、左右のパネル押え金具43,44の前面(表面)側には採光板47,48が取付けられる。
このように商品展示室3の左右側壁側に配設された発光ダイオードモジュール70のように左右のパネル押え金具43,44の背後に配設した場合には、配線接続用コネクタ74に接続される電源線や制御信号線などの配線を目視できないように隠すことができる。なお、上側のパネル押え金具41に取付けられた発光ダイオードモジュール70は商品展示室3内に露出しているが、この商品展示室3の上部領域にはロゴタイプなどを表示する表示部材100(図1の(b)参照)が吊下げられることから自動販売機の前面側から発光ダイオードモジュール70が見えることはない。
また、前記段部211に装着することにより商品展示室3内に配設される照明光源70を図8に示している。この照明光源70は発光ダイオードモジュールユニット700として構成され、図に示すように、発光ダイオードモジュール70と、この発光ダイオードモジュール70の取付金具710と、レイアウト部211に係止される係止金具720、および目隠し板730とからなり、取付金具710,係止金具720、および目隠し板730はそれぞれ薄板板金製であって白色塗装が施されている。前記発光ダイオードモジュール70は図6に示したものと同一である。前記取付金具710は縦断面L字形に折り曲げられた底板711と前板712とからなり、底板711の左右両端には上方に向けて鉛直に折り曲げられるとともにねじ挿通穴を有する連結片713,713が形成されている。この取付金具710の底板711の下面に前記発光ダイオードモジュール70がねじにより固着される。前記係止金具720は縦断面逆L字形に折り曲げられた主板721と天板722からなる。また、前記係止金具720における主板721の左右両端には前方に向けて折り曲げられるとともにねじ挿通穴を有する固定片725,725が形成されている。前記目隠し板730は上縁を後方に傾斜するように形成された庇731が形成されている。
前述した構成からなる発光ダイオードモジュールユニット700として組立た状態を図8の(b)に示しており、発光ダイオードモジュール70を底板711の下面に固着した取付金具710の左右の連結片713,713の外側に係止金具720の固定片725,725を重ね合わせて両者をねじS1により固着し、取付金具710の前板712の前方に目隠し板730を重ね合わせて両者をねじS2により固着することにより発光ダイオードモジュールユニット700が組立られる。この発光ダイオードモジュールユニット700の段部211への装着は前記ホルダー10の装着方法と略同一である。つまり、係止金具720の天板722を段部211の天井壁21aに載置しつつ主板721を段部211の前面壁21bに当接させると、前記前面壁21bの背面に敷設されたマグネット30が主板721を吸引して当該前面壁21bに吸着させる。これにより発光ダイオードモジュールユニット700が段部211に装着される。ここで、発光ダイオードモジュールユニット700の配線は中扉21に穿孔された配線用開口(不図示)を通して段部211の断面コ字形の空間を介して引き回される。なお、ねじS1を緩めて係止金具720に対して取付金具710を回動させることにより発光ダイオードモジュール70からの照射方向を可変とすることができる。
前述したように、商品展示室3の任意の位置に商品見本8、ポスター部材9をレイアウトした一例を図1に示している。この場合、図1のように商品展示室3の任意の位置に装着されたポスター部材9の近傍、図の例ではポスター部材9の左右に装着された商品見本8を特定の商品見本とするのがよい。特定の商品見本とはポスター部材9に掲示されたポスターが新発売の商品の広告である場合には新発売の商品に対応する商品見本であり、また、ポスターがキャンペーン期間中のおすすめ商品の広告である場合にはそのおすすめ商品に対応する商品見本などである。このように、ポスター部材9の近傍に特定の商品見本8を配置してなることにより、目に留まり易いポスターの近傍に特定の商品見本が位置するので特定の商品見本を利用者にアピールすることができるという効果を有する。
前述したように、商品展示室3の上側のパネル押え金具41および左右のパネル押え金具43,44に照明光源70(発光ダイオードモジュール70)を取り付け、前記商品展示室3の任意の位置に商品見本8、ポスター部材9、および照明光源70(発光ダイオードモジュールユニット700)をレイアウトした状態で自動販売機に通電するとから商品展示室3の上側のパネル押え金具41および左右のパネル押え金具43,44に取り付けた照明光源70(発光ダイオードモジュール70)から照射される照明光により商品展示室3内が明るく照明され、また、商品展示室3内に配置した照明光源70(発光ダイオードモジュールユニット700)によりポスター部9に展示されたポスターが際立つように照明される。利用者が商品を購入するために硬貨、若しくは紙幣を投入した場合、投入金額が商品価格に一致、若しくは商品価格を超えた商品に対応する商品選択ボタン5aが点灯(販売可能状態を表示)する。この場合、商品選択ボタン5aには商品見本8を保持するホルダー10に掲示された商品情報表示体11に表示された商品指定番号と一対一で対応する番号が表示されるように構成されており、希望する商品見本8の商品指定番号に対応する商品選択ボタン5aを押すと本体キャビネット1の庫内に収納された商品収納ラックから対応する商品が搬出される。
なお、この実施の形態1においては中扉21に形成した段部211は断面形状が四角状に限らず、例えば、Z字状に形成することができるものであり、図に示した形状に限定されるものではない。また、中扉21を、段部211を形成してその背後にマグネット30を敷設すればマグネット30の材料費を削減することができるが、マグネット30の材料費を無視することができる場合には中扉21を平板状に形成してその背後にマグネットを敷設することができるものである。さらに、中扉21にマグネット30を敷設するのに代えてホルダー10にマグネット30を敷設することもできるものである。さらに加えて、この実施の形態ではホルダー10を用いて商品見本8および商品情報表示体11を保持するものについて説明したが、商品見本8にマグネット30、若しくは鉄板を敷設して商品見本8を直接中扉21に装着することもできるものである。
前述したとおり本発明によれば、前面開口が断熱内扉20により閉塞され、断熱筐体として形成された本体キャビネット1と、この本体キャビネット1の前面を開閉する片開き式の外扉2を備え、前記外扉2に画成され、前面の透明パネル4と背面の中扉21により覆われた商品展示室3に商品見本8を配列してなる自動販売機の商品見本展示装置において、前記商品見本8と前記中扉21とが相互に吸引する態様で少なくとも前記商品見本8と中扉21のいずれが一方にマグネット30を設け、前記商品見本8を中扉21の任意の位置に展示して成ることにより、従前の自動販売機に具備されていたところの、商品展示室の背面を形成し、商品見本を載置する商品展示台が取り付けられていた中扉21に直接商品見本8を吸着させて中扉21の任意の位置にレイアウトすることができるので、部品点数を削減してコストの低減を図ることができるという効果を有する。
1…本体キャビネット、2…外扉、3…商品展示室、4…透明パネル、5…ボタン部、5a…商品選択ボタン、8…商品見本、9…ポスター部材、10…ホルダー、11…商品情報表示体、20…内扉、21…中扉、30…マグネット、41,42,43,44…パネル押え金具、70…発光ダイオードモジュール(照明光源)、211〜2nn…段部、700…発光ダイオードモジュールユニット(照明光源)。

Claims (3)

  1. 前面開口が断熱内扉により閉塞され、断熱筐体として形成された本体キャビネットと、この本体キャビネットの前面を開閉する片開き式の外扉を備え、前記外扉に画成され、前面の透明パネルと背面の中扉により覆われた商品展示室に商品見本を配列してなる自動販売機の商品見本展示装置において、前記商品見本と前記中扉とが相互に吸引する態様で少なくとも前記商品見本と中扉のいずれが一方にマグネットを設け、前記商品見本を中扉の任意の位置に展示して成ることを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
  2. 請求項1に記載の自動販売機の商品見本展示装置において、中扉には係合溝が形成された水平面を有する態様で屈曲した段部を形成し、当該段部にマグネットを嵌合させたことを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
  3. 請求項1に記載の自動販売機の商品見本展示装置において、商品見本を個別に保持する板金製のホルダーを備え、当該ホルダーを中扉に吸着させたことを特徴とする自動販売機の商品見本展示装置。
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