JPH06180751A - 顔画像撮影装置 - Google Patents

顔画像撮影装置

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JPH06180751A
JPH06180751A JP4332859A JP33285992A JPH06180751A JP H06180751 A JPH06180751 A JP H06180751A JP 4332859 A JP4332859 A JP 4332859A JP 33285992 A JP33285992 A JP 33285992A JP H06180751 A JPH06180751 A JP H06180751A
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JP
Japan
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image data
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person
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JP4332859A
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English (en)
Inventor
Toshihito Nozu
豪人 野津
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】顔写真入りIDカードを作成するに当たって、
顔画像の撮影時における本人の確認を自動化する。 【構成】ビデオカメラ等で撮影された顔画像データか
ら、識別情報抽出手段11で顔の識別情報を抽出する。一
方、前記撮影が行われた被撮影者に対応するID番号か
ら本人に対応する識別情報を呼出す。そして、前記両識
別情報が一致するか否かに基づいて本人確認を行い、本
人であることが確認されたときにのみ、一時記憶手段13
に記憶させておいた顔画像データなどID情報をIDカ
ード作成手段5に出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は顔画像撮影装置に関し、
詳しくは、撮影された顔画像が本来の被撮影者(本人)
のものであるか否かを自動判定し得る顔画像撮影装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】所謂IDカード(Identification Card
)の中でも、特定資格を照明するためのIDカードに
おいては、本人の顔画像と、本人の住所,氏名,個人識
別番号等のIDデータ(文字情報)とを記録する形態と
することが多い。このようなIDカードの作成方法とし
ては、銀塩写真感光材料上に文字情報と本人の顔画像と
を同時に露光させて記録する方法や、本人の顔画像をビ
デオカメラで撮影し、このビデオカメラで得られる顔画
像データと、別途入力される氏名,住所,個人識別番号
等の文字データとを電気的に合成してIDカード用のイ
メージデータを作成し、このイメージデータに基づいて
IDカードをプリンタによって作成させる方法(特開平
1−206098号公報等参照)などがある。
【0003】上記のようなIDカードの発行作業は、具
体的には以下のようにして行われる例がある。例えば新
規にIDカードを発行する場合には、申請者の住所,氏
名,申請事項などが記載されると共に、申請者本人の顔
写真が貼付された申請書を提出させ、この申請書の記載
内容に間違いがないことを住民票等によって確認する一
方、申請書に貼付された顔写真と申請書の提出者とを見
比べて本人であることを確認した後、IDカード作成
(顔の撮影を含む)・発行を行うようにしている。
【0004】また、IDカードの更新手続きにおいて
は、新規申請時と同様な記載内容の更新申請書(申請者
の住所,氏名,申請事項,顔写真貼付)を提出させ、該
更新申請書と前回発行されたIDカードとを見比べて更
新申請書の記載内容を確認し、また、顔写真と本人とを
見比べて本人であることを確認するようにしている。更
に、本人の顔画像をビデオカメラで撮影し、該顔画像の
情報をID情報として電子ファイリングする場合も、前
述と同様に、申請書の顔写真と本人とを見比べて本人の
確認を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように顔写真と本人とを見比べて確認を行ってから、撮
影,IDカード作成,発行を行う作業には、以下のよう
な問題があった。即ち、作業者が、申請者毎に顔写真と
本人とを見比べて確認することは、作業効率を低下させ
ることになり、また、申請書に貼付される顔写真は小さ
く然も不鮮明であることが多いため、顔写真と本人とを
見比べても容易に判断できないこともあり、一層効率を
悪化させることになる。このため、上記のような本人の
確認作業がおろそかにならざるを得ないのが実情であっ
た。
【0006】従って、例えば一度発行されたIDカード
について紛失届けを出し、別人が本人であると偽ってI
Dカードの再発行を受けて、同一人名義で顔写真だけが
異なる2種類のIDカードが発行される可能性があっ
た。また、本出願人は、IDカード用の顔撮影を自動化
し得る撮影装置を先に提案し(特願平4−177156
号)、IDカード用顔撮影の無人化によりIDカード作
成作業における省力化を実現できるようにしたが、上記
撮影装置では本人確認がなされないので、IDカードの
不正発行を防止するためには、結局、従来と同様に作業
者が撮影現場で本人確認を目視で行う必要が生じ、撮影
は無人化可能であるのに、本人確認のための人員が必要
で、省力化の効果が小さいなってしまうという問題があ
った。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、被撮影者が正しく本人であるか否かを自動的に確
認できる顔画像撮影装置を提供することにより、IDカ
ード作成システムにおける効率を向上させ、また、ID
カードの不正取得を回避できるようにすることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
顔画像撮影装置は、被撮影者の顔画像を光電的に撮影し
て顔画像データを得る顔画像撮影手段と、前記顔画像デ
ータから顔の識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
所定の検索情報に対応させて顔の識別情報又は該識別情
報に対応する顔画像データを記憶する識別情報記憶手段
と、前記検索情報を入力する検索情報入力手段と、前記
入力された検索情報に基づいて識別情報記憶手段から検
索して得た識別情報、又は、前記検索で得た顔画像デー
タから抽出した識別情報と、識別情報抽出手段で抽出さ
れた識別情報とを比較し、前記両識別情報の一致・不一
致の判定結果を示す判定信号を出力する識別情報比較手
段と、を含んで構成される。
【0009】ここで、前記判定信号が識別情報の不一致
を示すときに前記顔画像撮影手段で得られた顔画像デー
タの出力を停止させ、前記判定信号が識別信号の一致を
示すときにのみ、前記顔画像データの出力を行う顔画像
データ出力制御手段を設けて構成すると良い。また、前
記顔画像データ出力制御手段で出力された顔画像データ
に基づいて、前記顔画像が少なくとも記録されるIDカ
ードを作成するIDカード作成手段を含んで構成させる
ことができる。
【0010】また、前記顔画像データ出力制御手段で出
力された顔画像データと、該顔画像データに対応する前
記検索情報とを対として記憶する顔画像データ記憶手段
を含んで構成させることもできる。上記検索情報として
は、個人識別番号を用いることができる。更に、前記検
索情報入力手段で入力される検索情報に対応する情報が
前記識別情報記憶手段に記憶されていないときに、前記
顔画像撮影手段で得られた顔画像データ又は前記識別情
報抽出手段で抽出された識別情報を、前記入力された検
索情報と共に前記識別情報記憶手段に記憶させる識別情
報新規登録手段を設けることが好ましい。
【0011】また、前記識別情報比較手段から出力され
る判定信号が識別情報の一致を示すときに、前記顔画像
撮影手段で得られた顔画像データ又は前記識別情報抽出
手段で抽出された識別情報を、前記識別情報記憶手段に
おける該当検索情報に対応する更新データとして記憶さ
せる識別情報更新手段を設けることが好ましい。
【0012】
【作用】かかる構成の顔画像撮影装置によると、顔画像
の撮影を行うときに、被撮影者に対応する検索情報を入
力すると、該検索情報に本来対応する顔画像データ又は
該顔画像データから抽出した識別情報が検索され、前記
撮影で得た顔画像と前記検索情報に対応する本来の顔画
像との一致・不一致が判定される。
【0013】ここで、本来の顔画像と一致するときにの
み、撮影で得た顔画像データを出力させるようにすれ
ば、別人の顔画像データに基づいてIDカードが作成さ
れることを回避でき、また、前記検索情報に対応させて
顔画像データを記憶させるときに、別人の顔画像データ
が記憶されてしまうことを防止できる。被撮影者が新規
に撮影される場合には、撮影で得た顔画像データ又は該
顔画像データから抽出した識別情報を、次回の同じ被撮
影者を撮影するときの本人確認のために記憶されば良
く、また、本人確認がなされた場合には、そのときの撮
影結果を本人確認用として新たに記憶させるようにすれ
ば良い。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は本
発明にかかる顔画像撮影装置の実施例の基本システムを
示すブロック図である。この図1において、顔画像撮影
手段1は、ビデオカメラ等の被撮影者の顔画像を光電変
換して撮影できるものである。
【0015】ここで、前記顔画像撮影手段1を、本出願
人が先に特願平4−177156号で提案したオートフ
レーミング機能を備えたものとすれば、撮影作業の無人
化も可能となる。前記オートフレーミング機能とは、撮
影された画像内における被写体の位置(画面上端から被
写体の頭部までの距離,被写体の中心位置など)を検知
し、該検知結果に基づいて画面内の所定位置に被写体が
位置するようにカメラの向きを変えるか、又は、広範囲
に撮影された画像から被写体が所定位置となる画像を切
出して、画面内の一定位置に被写体が位置する画像デー
タを得る機能である。
【0016】また、顔画像の信号は、後述する画像処理
のためにディジタル信号であることが好ましく、顔画像
撮影手段1がアナログ画像信号を出力する構成である場
合には、別途A/D変換器を設け、顔画像撮影手段1か
ら出力されるアナログの画像信号を前記A/D変換器で
ディジタル信号に変換させるようにすると良い。本人情
報入力手段2は、前記顔画像撮影手段1により撮影され
た顔画像に基づいて顔写真入りのIDカードを作成する
場合に、本人の住所,氏名,所属,資格内容などのID
カードに記録する各種文字情報を入力するための手段で
ある。
【0017】この本人情報入力手段2は、オペレータが
直接操作して前記文字情報を入力するキーボード,タッ
チパネル等のマン・マシン・インターフェースで構成さ
せることが一般的であるが、IDカード発行の申請書
(新規申請又は更新申請)において前記文字情報が記載
されている部分をイメージデータとして読取るイメージ
スキャナや、予め前記文字情報をコード化して記憶した
記憶媒体から個人識別番号(以下、ID番号と略す。)
を検索情報として必要文字情報を呼び出す装置などで構
成させることもできる。
【0018】但し、上記本人情報入力手段2は、IDカ
ードを作成する場合に必要であり、本人のものであると
確認された顔画像データのみを必要とする場合には省略
できる。また、ID番号入力手段3(検索情報入力手
段)は、前記顔画像撮影手段1で撮影される被撮影者に
対応するID番号を入力する手段であり、前記文字情報
の場合と同様に、キーボード等によってオペレータ(又
は被撮影者)が直接入力する構成としたり、IDカード
作成の申請書に文字として記録されたID番号をイメー
ジとして読み取った後に、文字認識技術を用いてID番
号をコード化したり、また、申請書にID番号がバーコ
ードとして記録される場合にはバーコードリーダーで読
み取って入力させることができる。
【0019】申請書からID番号を読み取る構成とすれ
ば、例えば申請者が顔画像撮影手段1による撮影を受け
るときに読取り装置に申請書をセットすることにすれ
ば、ID番号の入力ミスや撮影の順番に対してID番号
の入力順がずれてしまうことなども防止でき、自動化に
適している。前記顔画像撮影手段1,本人情報入力手段
2,ID番号入力手段3で得られた顔画像データ,文字
情報,ID番号は、画像処理手段4に送られる。
【0020】前記画像処理手段4では、後述するように
して、入力された顔画像データがID番号に対応する顔
画像であるか否か、換言すれば、被撮影者が本人である
か否かを判定し、本人であることを確認した場合にの
み、前記顔画像データ,文字情報,ID番号をIDカー
ド作成手段5に出力する。そして、前記IDカード作成
手段では前記入力された各種情報に基づいて顔写真入り
のIDカードを作成する。
【0021】また、IDカードの作成を必要とせず、本
人であると確認された顔画像のデータをファイリングさ
せる場合、画像処理手段4に対しては撮影された顔画像
のデータとID番号とが入力され、本人の確認が行われ
た場合には、前記ID番号と顔画像データとを対にして
ファイリングシステム6(顔画像データ記憶手段)に記
憶させる。
【0022】尚、前記IDカード作成手段5によるID
カードの作成と並行して前記ファイリングシステム6に
顔画像データを記憶させる構成としても良い。上記画像
処理手段4における本人確認のために、識別情報記憶手
段7が設けられている。該識別情報記憶手段7には、I
D番号を検索情報として顔画像の識別情報が記憶され、
前記画像処理手段4では、入力された顔画像データから
識別情報を抽出する一方、入力されたID番号に基づい
て前記識別情報記憶手段7から対応する識別情報を呼出
し、前記両識別情報の一致・不一致を判定することで、
撮影された顔画像がID番号に対応する本人のものであ
るか否かを検出する。
【0023】前記IDカード作成手段5は、例えば前記
顔画像データ,文字情報,ID番号をIDカードの所期
フォーマットに従って編集処理して、作成するIDカー
ドのイメージデータを作成し、該イメージデータをプリ
ンタに出力してIDカードを作成するものである。ま
た、前記ファイリングシステム6は、ハードティスクや
光ディスクなどを記憶媒体とするものであり、本システ
ムに付設されたものであっても良いが、例えばホストコ
ンピュータに組み込まれたものであっても良い。
【0024】次に図2に従って、前記画像処理手段4の
構成及び画像処理手段4における本人確認の様子を説明
する。図2に示すように、前記画像処理手段4は、識別
情報抽出手段11,識別情報比較手段12,一時記憶手段13
を含んで構成される。前記識別情報抽出手段11は、顔画
像撮影手段1から出力された顔画像データから顔画像の
特徴を示す識別情報を抽出し、該抽出した識別情報をI
D番号と共に識別情報比較手段12に出力する。
【0025】識別情報比較手段12は、入力されたID番
号に対応する識別情報を前記識別情報記憶手段7から検
索して求め、該記憶手段7から検索して求めた識別情報
と、実際の撮影画像から抽出した識別情報とを比較す
る。ここで、前記識別情報記憶手段7には、前記ID番
号に対応する本人の顔画像の特徴を示す識別情報が予め
記憶されており、被撮影者がID番号に対応する本人で
ある場合には、撮影された顔画像から抽出した識別情報
(図2に示す新識別情報)と、記憶手段7からID番号
に基づいて検索して求めた識別情報(図2に示す旧識別
情報)とは一致するはずである。
【0026】従って、前記比較の結果、顔の特徴が異な
り両識別情報が不一致であると判定される場合には、I
D番号に対応する本人とは異なる人物が被撮影者となっ
ていることになり、この場合には、前記比較手段12は被
撮影者が別人であることを示す不一致信号を発する。一
方、顔の特徴が一致し両識別情報が一致する場合には、
正しく本人が被撮影者となっていることになるから、こ
の場合には、前記比較手段12は本人確認が行われたこと
を示す一致信号を発する。
【0027】一時記憶手段13は、入力された前記顔画像
データ,文字情報,ID番号を、前記識別情報比較手段
12から判定結果(一致信号又は不一致信号)が出力され
るまで一時的に記憶するものである。そして、前記比較
手段12から一致信号が出力されたときには、本人確認が
なされたことになるから、記憶している顔画像データ,
文字情報,ID番号をIDカード作成手段5に出力し、
正しく本人が撮影された顔画像データに基づいてIDカ
ードを作成させる。
【0028】一方、前記比較手段12から不一致信号が出
力されたときには、今回の撮影で得た顔画像は本人のも
のではないから、かかる顔画像データに基づいて顔写真
付きのIDカードを作成すべきではなく、記憶している
顔画像データ,文字情報,ID番号を前記IDカード作
成手段5に出力することを停止し、本人のものではない
顔写真が入ったIDカードが作成されてしまうことを防
止する。
【0029】従って、前記一時記憶手段13は、本実施例
において、顔画像データ出力制御手段としての機能を備
えている。また、前記一時記憶手段13は、上記IDカー
ド作成手段5に対する出力制御と同様にして、ファイリ
ングシステム6に対して本人確認がなされたときにのみ
顔画像データを出力し、本人のものではない顔画像デー
タがストックされることを回避する。
【0030】ここで、上記のようにして顔画像の本人確
認を行う本実施例のシステムにおける処理の流れを図3
及び図4のフローチャートに従って説明する。図3のフ
ローチャートは、IDカードの作成を新規に申請した場
合の処理を示し、まず、申請者の顔画像を顔画像撮影手
段1で撮影し(S1)、該撮影結果及びその他のID情
報を一時記憶手段13に記憶させる(S2)。そして、該
一時記憶手段13の記憶内容に基づいてIDカード作成手
段5でIDカードを作成させる(S3)。
【0031】IDカードを作成しない場合には、又は、
IDカードの作成に並行して顔画像データを記憶させる
場合には、前記顔画像データをID番号と共に、ファイ
リングシステム6に記憶させる。一方、前記撮影で得た
顔画像データから顔の特徴を示す識別情報を抽出し(S
4)、該抽出された識別情報を、前記IDカード新規発
行時に付与された個人識別番号と共に識別情報記憶手段
7に記憶させる(S4)。
【0032】即ち、新規申請時には、ID番号と、該I
D番号に対応する顔画像とを特定させる作業を行うもの
であり、前記S4の機能が、識別情報新規登録手段に相
当することになる。そして、更新申請時には、ID番号
の情報に基づいて記憶されている本人の顔画像の特徴
(識別情報)を呼出し、更新申請をした者の顔画像の特
徴と、前記ID番号に対応する顔の特徴とを比較するこ
とで、更新申請者が本人であるか否かを判別し、IDカ
ードの不正取得を防止する。
【0033】前記更新申請時の処理を、図4のフローチ
ャートに示してある。更新申請時にも新規申請時と同様
に、申請者の顔画像を撮影し(S11)、該撮影で得た顔
画像データを一時的に記憶させるが(S12)、かかる記
憶データを直ちにIDカード作成手段5に出力せず、以
下の本人確認を行わせる。まず、今回撮影された顔画像
データから識別情報(2) を抽出し(S13)、該抽出デー
タを一旦記憶手段7にID番号と共に記憶させる(S1
4)。
【0034】一方、予め記憶手段7に記憶されているI
D番号に対応する識別情報(1) を呼出し(S15)、今回
の撮影で得た識別情報(更新申請者の顔の特徴)と、本
人の顔の特徴を示すデータとして記憶手段7に予め記憶
されている識別情報とを比較する(S16)。ここで、前
記識別情報が一致しない場合には、更新申請者が本人で
ないことになり、この場合、前記撮影で得た顔画像デー
タに基づいてIDカードを作成させると、本人ではない
別人の顔写真が入ったIDカードが不正に作成・発行さ
れることになってしまうので、不正行為があるものと判
断し、IDカードの作成を行わない(S17)。また、上
記不正行為が発覚した場合には、IDカードの作成を停
止させると共に、警告を発するようにしても良い。更
に、前記記憶手段7に記憶させた今回撮影の顔画像デー
タの識別情報は、ID番号に正しく対応するものではな
いから、前記識別情報は消去させると良い。
【0035】一方、前記識別情報の比較によって更新申
請者が正しく本人であると判定されたときには、通常に
IDカードの作成を実行させる(S18)。また、この場
合、前記記憶手段7に記憶させた今回撮影の顔画像デー
タの識別情報は、本人のものであり、然も、顔の特徴を
示す最新データであるから、それまでに同じID番号に
対応して記憶されていた識別情報を消去して(S19)、
次回の更新申請時には、今回の撮影で得た識別情報に基
づいて本人確認させるようにする。かかる機能が、識別
情報更新手段に相当し、上記のように更新時に新たに撮
影された本人の顔画像の特徴を記憶させれば、本人の特
徴が年月と共に変化しても識別精度を確保できることに
なる。
【0036】顔画像データを前記ファイリングシステム
6に記憶させる構成の場合には、本人であることが確認
されたときにのみ、顔画像データの記憶を行わせる。こ
のように本実施例によると、顔画像の撮影を行うとき
に、例えば申請書に貼付された顔写真と被撮影者とを見
比べて本人であるか否かを確認する必要がなくなり、本
人確認作業の自動化によって撮影処理の効率を向上させ
ることができると共に、別人に対して不正にIDカード
が発行されてしまうことを安定的に回避できるようにな
る。
【0037】尚、前記識別情報の消去は、呼出しを行わ
せないという意味合いであり、物理的にデータを消去す
る必要は必ずしもない。また、上記では、本人であると
確認された顔画像の識別情報を逐次更新して記憶させる
構成としたが、全てデータとして残すようにしても良
く、例えば更新期間が短い場合には、本人に対応する複
数の識別情報から本人の標準的な特徴を示す識別情報を
設定し、これを本人確認に用いることも可能である。
【0038】更に、上記実施例では、識別情報の検索情
報をID番号としたが、ID番号に限定されるものでは
なく、氏名などの他の情報であっても良い。また、上記
実施例では、本人を撮影して得た顔画像データから抽出
された識別情報を、本人確認用としてID番号に対応さ
せて記憶手段7に記憶させる構成としたが、特に、顔画
像データを記憶させるファイリングシステム6を備える
構成では、本人確認のときに、記憶されている本人の顔
画像データを呼出し、該顔画像データから抽出した識別
情報と、新たに撮影された顔画像データから抽出された
識別情報とを比較させるようにしても良い。
【0039】上記のようにファイリングシステム6に記
憶される顔画像データをそのまま本人確認用データとし
て用いる場合には、図5に示すように、前記識別情報記
憶手段7を省略することができ、図6に示すように、フ
ァイリングシステム6からID番号に基づいて呼び出し
た顔画像データ(旧顔画像データ)を、識別情報抽出手
段11に出力させ、前記旧顔画像データから本人確認用の
識別情報を抽出させるようにする。
【0040】そして、新たに本人のものであると確認さ
れた顔画像データを、それまでにファイリングシステム
6に記憶されていた顔画像データに代わる最新値として
記憶させる構成とする。ところで、前記識別情報の抽出
及び該識別情報の比較に基づく本人確認は、公知の種々
の顔画像識別法を用いることが可能であるが、例えば入
力画像からエッジ画像を生成し、輪郭テンプレートを用
いて目,口などの位置・形状を求め、これにより目の両
端,目頭など個人性を表すと思われる特徴点を自動抽出
し、得られた特徴点を基に個人識別を行う手法(画像電
子学会研究会予稿 92-01-05 「輪郭テンプレート法によ
る顔画像の個人識別」角 義恭,中川 雅通,登 一
生,前原 文雄 松下電器電子機器基礎研究所 参照)
を用いることができる。
【0041】前記個人識別の手法は、具体的には、図7
のフローチャートに示すような流れに沿って行われる。
まず、入力画像(S21)に対して輝度変換処理を施して
(S22)、濃淡画像、更には、エッジ画像を生成する
(S23)。次いで、前記エッジ画像に対し輪郭テンプレ
ートをマッチングさせて、顔の各部品の候補領域を導出
し、輪郭テンプレートをエッジ部分の強度に合わせて変
形する(S24)。
【0042】そして、上記処理で得られた輪郭テンプレ
ートから顔の特徴点を導出する(S25)。前記特徴点が
前記識別情報に相当することになる。ここで、個人識別
の前処理として、顔を円筒モデルで近似して、顔の左右
方向の回転を補正する(S26)。次に、前記得られた特
徴点データに対し、拡大縮小処理を行いながら(S2
7)、標準パターン(上記実施例で記憶手段7に記憶さ
れる識別情報)との距離を算出する(S28)。そして、
全ての標準パターンとのマッチングを行い、距離最小の
画像(標準パターン)を識別結果として出力する(S2
9)。
【0043】上記では、複数人の標準パターン(識別情
報)を記憶しておいて、識別対象である入力画像から抽
出した特徴点が前記複数の標準パターンのどれに最も近
いかを判定させるから、多くの処理時間を必要とするこ
とになる。しかしながら、上記実施例では、前記標準パ
ターンの中から該当するはずであるパターン(本人の特
徴)のみをID番号で呼出して識別させるから、充分に
短い処理時間で識別させることが可能である。また、上
記のように本来一致するはずの標準パターンを呼び出し
て比較させるから、一致度の判定基準を高く設定して、
他人の顔画像を撮影したときの識別率を大幅に向上させ
ることが可能である。
【0044】尚、上記実施例では、IDカード作成手段
5が、IDカード用のイメージデータを画像処理で作成
し、該イメージデータに基づいてプリンタでIDカード
を作成するシステムであったが、例えば銀塩写真感光材
料上に文字情報と本人の顔画像とを同時に露光させて記
録してIDカードを作成するシステムであっても良く、
この場合は、前記露光装置の部分に前記顔画像撮影手段
1を付設させ、上記実施例のシステムで本人が確認され
たことを撮影者に知らせるようにし、撮影者が本人確認
の作業から解放され撮影のみに集中できるようにするこ
とができる。
【0045】また、予め記憶させておいた本人の顔画像
データから識別情報を抽出し、これと新規に撮影された
顔画像データから抽出した識別情報とを比較させて、本
人確認を行わせる場合には、不一致の識別結果が出たと
きや識別不能の場合に、前記記憶されている本人の顔画
像と、新たに撮影した顔画像とを並べて表示装置に表示
させ、かかる表示に基づいて作業者に目視で確認させる
ようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる顔画
像撮影装置によると、例えば顔写真入りのIDカードを
作成する場合に、撮影する被撮影者が本人であるか否か
を自動的に判定できるようになり、本人であるか否かを
作業者が確認する場合に比べて、撮影処理の効率を向上
させつつ、然も、別人を撮影した結果が利用されること
を回避できるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる顔画像撮影装置の実施例の基本
構成を示すブロック図。
【図2】同上実施例で本人確認を行う構成を示すブロッ
ク図。
【図3】同上実施例で新規申請時の処理を示すフローチ
ャート。
【図4】同上実施例で更新申請時の処理を示すフローチ
ャート。
【図5】識別情報の記憶構成を簡略した第2実施例を示
すブロック図。
【図6】同上第2実施例で本人確認を行う構成を示すブ
ロック図。
【図7】輪郭テンプレート法による個人識別を説明する
ためのフローチャート。
【符号の説明】
1 顔画像撮影手段 2 本人情報入力手段 3 ID番号入力手段 4 画像処理手段 5 IDカード作成手段 6 ファイリングシステム 7 識別情報記憶手段 11 識別情報抽出手段 12 識別情報比較手段 13 一時記憶手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被撮影者の顔画像を光電的に撮影して顔画
    像データを得る顔画像撮影手段と、 該顔画像撮影手段で得られた顔画像データから顔の識別
    情報を抽出する識別情報抽出手段と、 所定の検索情報に対応させて顔の識別情報又は該識別情
    報に対応する顔画像データを記憶する識別情報記憶手段
    と、 前記検索情報を入力する検索情報入力手段と、 該検索情報入力手段で入力された検索情報に基づいて前
    記識別情報記憶手段から検索して得た識別情報、又は、
    前記検索で得た顔画像データから抽出した識別情報と、
    前記識別情報抽出手段で抽出された識別情報とを比較
    し、前記両識別情報の一致・不一致の判定結果を示す判
    定信号を出力する識別情報比較手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする顔画像撮影装置。
  2. 【請求項2】前記識別情報比較手段から出力される判定
    信号が識別情報の不一致を示すときに前記顔画像撮影手
    段で得られた顔画像データの出力を停止させ、前記判定
    信号が識別信号の一致を示すときにのみ、前記顔画像デ
    ータの出力を行う顔画像データ出力制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の顔画像撮影装置。
  3. 【請求項3】前記顔画像データ出力制御手段で出力され
    た顔画像データに基づいて、前記顔画像が少なくとも記
    録されるIDカードを作成するIDカード作成手段を含
    んで構成されることを特徴とする請求項2記載の顔画像
    撮影装置。
  4. 【請求項4】前記顔画像データ出力制御手段で出力され
    た顔画像データと、該顔画像データに対応する前記検索
    情報とを対として記憶する顔画像データ記憶手段を含ん
    で構成されることを特徴とする請求項2又は3のいずれ
    かに記載の顔画像撮影装置。
  5. 【請求項5】前記検索情報が、個人識別番号であること
    を特徴とする請求項1,2,3又は4のいずれかに記載
    の顔画像撮影装置。
  6. 【請求項6】前記検索情報入力手段で入力される検索情
    報に対応する情報が前記識別情報記憶手段に記憶されて
    いないときに、前記顔画像撮影手段で得られた顔画像デ
    ータ又は前記識別情報抽出手段で抽出された識別情報
    を、前記入力された検索情報と共に前記識別情報記憶手
    段に記憶させる識別情報新規登録手段を設けたことを特
    徴とする請求項1,2,3,4又は5のいずれかに記載
    の顔画像撮影装置。
  7. 【請求項7】前記識別情報比較手段から出力される判定
    信号が識別情報の一致を示すときに、前記顔画像撮影手
    段で得られた顔画像データ又は前記識別情報抽出手段で
    抽出された識別情報を、前記識別情報記憶手段における
    該当検索情報に対応する更新データとして記憶させる識
    別情報更新手段を設けたことを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5又は6のいずれかに記載の顔画像撮影装
    置。
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