JP3252262B2 - Id情報管理システム - Google Patents

Id情報管理システム

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JP3252262B2
JP3252262B2 JP03203092A JP3203092A JP3252262B2 JP 3252262 B2 JP3252262 B2 JP 3252262B2 JP 03203092 A JP03203092 A JP 03203092A JP 3203092 A JP3203092 A JP 3203092A JP 3252262 B2 JP3252262 B2 JP 3252262B2
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豪人 野津
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Konica Minolta Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はID情報管理システムに
関し、詳しくは、被撮影者の画像データをID情報とし
て記憶するシステムにおいて、良好な画像データのみを
ファイリングさせるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】身分証明書等の各個人の顔画像と文字情
報とからなる定形化されたIDカード(Identification
Card )を作成するに当たって、作成しようとするID
カードの全体画像を、テレビカメラで撮影して得られる
各個人毎の顔画像データと、各個人の住所・氏名などの
文字データと、更に、各個人に共通した背景データとに
分解してそれぞれ記憶しておき、これらの画像データを
電子的に編集合成してプリンタに出力し、IDカードを
作成させるよう構成されたものがある(特開昭64−7
268号公報,特開平1−206098号公報等参
照)。
【0003】また、銀塩写真感光材料を用いるIDカー
ド作成用カメラに、個人の氏名,住所などのIDデータ
を文字として記載した撮影カードをセットし、前記撮影
カード上の文字と各個人の顔画像とを光学的に合成して
感光材料上に露光させて撮影し、前記感光材料を現像処
理することで前記IDカードを作成する装置も従来から
一般的に使用されている。
【0004】ところで、上記のようなIDカードの作成
に当たっては、一般的に申請者の顔写真が貼付されると
共に申請者の住所・氏名などが記載された申請書(銀塩
式カメラによる作成システムの場合には撮影カードを兼
ねる)が申請者から提出されることによって、初めてI
Dカードの作成処理が行なわれることが多い。然も、前
記申請書は保管され、IDカードを紛失して再発行の申
請がなされたときに、前記保管してある前回発行時の申
請書を取り出し、この申請書に貼付された顔写真や申請
書上に記載された本人署名の筆跡などを照合して再発行
の可否を確認する場合がある。
【0005】しかしながら、申請書を紙の状態でそのま
ま保管することは保管スペースや検索の手間などの点で
非効率的であるために、前記申請書をイメージスキャナ
で読み取らせ、該読み取られたイメージデータを光ディ
スク装置等のファイリング装置に電子的に記憶させるこ
とが好ましい。但し、申請書に貼付される顔写真の品質
は不均一であり、然も、小さいため、かかる顔写真をイ
メージスキャナで読み取り、必要に応じてモニタ上等に
再生しても、鮮明かつ一定した品質の顔画像を得ること
が困難であり、顔画像に基づく本人確認を確実かつ容易
に行なえないという問題が発生する。
【0006】そこで、前記銀塩式カメラを用いる場合に
は、別にテレビカメラも設け、IDカード作成用として
の感光材料上への露光撮影と同時に、前記テレビカメラ
で顔画像を光電的に撮影させて、このテレビカメラで得
られた顔画像データを申請書のイメージデータに付帯さ
せて記憶させ、また、IDカードをデータの電子的な編
集合成で作成する場合には、IDカード作成用の顔画像
データを流用して申請書のイメージデータと共に記憶さ
せ、この顔画像データを申請書に貼付される写真の代わ
りとして本人確認などに用いるようにすることが考えら
れる(特願平3−330793号参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、顔画像の撮
影は、一般的に、カメラに対して所定の相対位置に置い
た椅子に被撮影者を座らせ、被撮影者の体格などに応じ
てカメラの向きを調整して行なわれるが、撮影者(オペ
レータ)がシャッタを押した瞬間に被撮影者が目をつぶ
ってしまったり、正面を向いた正規の位置から動いてし
まうことがある。
【0008】銀塩式カメラのみを用いるIDカード作成
システムにおいては、撮影結果を直ちに確認することが
できないので、撮影者が経験的に前述のような不良撮影
を推定し、不良撮影の惧れがあると想定される場合には
同じ申請者に対する撮影を良好な画像が得られたと判断
されるまで繰り返すようにしている。従って、この場合
には、不良画像が露光された不良なIDカードも作成さ
れることになってしまう。
【0009】ここで、テレビカメラのみを用いるシステ
ム又は銀塩式カメラと併用するシステムでは、テレビカ
メラでの撮影結果は直ちに再生することができるから、
再生用のモニタを設けて、このモニタに撮影結果を直ち
に再生することで、顔画像撮影の不良・良好を確実かつ
容易に判断することができるようになり、無駄に再撮影
がなされることを回避できる。
【0010】しかしながら、テレビカメラで撮影された
結果を前述のように電子ファイリングさせる場合、良好
に撮影されたもののみを一人の申請者に対して1つ記憶
させれば良いが、上記のように不良撮影によって複数回
撮影された場合に、記憶させるべき画像の指示がない
と、不良画像を含めて全ての顔画像データを記憶させる
必要が生じ、記憶容量の無駄になると共に、後の検索時
に混乱を招くことにもなってしまう。また、顔画像デー
タ(イメージデータ)には検索キーとなるデータを付け
て記憶させることになるが、上記のように本来1つであ
るべき一人の被撮影者に対応する顔画像データが複数存
在すると、かかるデータ間の対応に間違いが発生する惧
れもある。
【0011】また、銀塩式カメラを用いてIDカードを
作成する場合には、不良な撮影がなされたときにもID
カードが作成されてしまうことは避けられないが、デー
タの編集合成によってIDカードをプリンタで作成する
システムにおいては、不良画像・良好画像を区別する指
示があれば、IDカードに用いるべき顔画像データのみ
をストックしてIDカードの作成を行なわせることがで
き、これによって無駄にIDカードが作成されてしまう
ことを回避できることになる。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、被撮影者の顔画像データをテレビカメラで得るに
当たって、被撮影者の撮影時における目つぶりや動きに
よって所望の撮影が行なえず複数回に渡って撮影がなさ
れた場合であっても、その中から最終的に記憶させるべ
き(一旦記憶してIDカードの作成に用いるべき)良好
な顔画像を指示し得る装置を提供し、ひとりの被撮影者
に対して複数回の撮影が行なわれても、1回の撮影で済
んだ場合と同様に顔画像データの記憶処理を行なえるよ
うにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
ID情報管理システムは、図1に示すように構成され
る。図1において、画像撮影手段は、被撮影者の画像を
光電的に撮影して画像データを出力するものであり、撮
影指示手段は、この画像撮影手段における撮影を指示す
る。また、ID情報記憶手段は、この画像撮影手段で得
られた画像データを被撮影者個々のID情報として記憶
する。
【0014】一方、ファイル指示信号出力手段は、ID
情報記憶手段に対して記憶させる画像データを指示する
ファイル指示信号を出力する。そして、更新記憶手段
は、ファイル指示信号出力手段からファイル指示信号が
出力されるまでの間、前記画像撮影手段によって撮影さ
れた画像データを順次取込み、順次更新して記憶し、前
記ファイル指示信号の出力時に記憶されている画像デー
タを最終的に前記ID情報記憶手段に出力する。
【0015】ここで、前記ファイル指示信号出力手段
が、画像撮影手段で撮影される被撮影者の入れ替わりを
検知する入れ替わり検知手段を含んで構成され、この入
れ替わり検知手段による入れ替わり検知時にファイル指
示信号を出力する構成とすることができる。また、前記
ファイル指示信号出力手段が、ファイル指示操作手段を
含んで構成され、このファイル指示操作手段が操作され
たときにファイル指示信号を出力する構成としても良
い。
【0016】更に、ID情報管理システムが、個人別に
作成される申請書と被撮影者とを対応させて画像の撮影
及び記憶を行なう構成の場合には、前記ファイル指示信
号出力手段が、画像撮影手段により撮影される被撮影者
に対応する申請書を検知する申請書検知手段を含んで構
成されるようにし、該申請書検知手段による検知結果に
基づいてファイル指示信号を出力する構成とすることが
できる。
【0017】前記申請書検知手段としては、申請書の記
録内容を読み取る申請書読み取り手段、又は、被撮影者
に対応する申請書がセットされる所定部位に対する申請
書のセットをオン・オフ的に検知するセット状態検知手
段を用いることができる。また、前記申請書読み取り手
段で読み取られた申請書の記録内容を、前記画像データ
と共にID情報記憶手段に記憶する構成であっても良
い。
【0018】
【作用】かかる構成のID情報管理システムによると、
ファイル指示信号が出力されるまでは、画像撮影手段か
ら画像データが出力されると、それまでに記憶していた
画像データに代えて最新の画像データを更新記憶し、フ
ァイル指示信号が出力された段階でかかる更新記憶を停
止し、その時点で記憶されている画像データ、即ち、フ
ァイル指示信号が出力されたときに最近に撮影された画
像データを最終的にID情報記憶手段に出力する。
【0019】従って、ファイル指示信号が出力されるま
でに撮影された複数の画像が全て記憶されるのではな
く、ファイル指示信号で指示される画像のみを記憶させ
ることが可能となる。画像撮影手段における撮影が同じ
被撮影者に対して繰り返し行なわれる場合は、良好な画
像が得られないために再度の撮影を試みるのが一般的で
あり、良好な画像データが得られた時点でその被撮影者
に対する撮影は中止し、次の被撮影者に対する撮影に移
行することになる。従って、一般的には一人の被撮影者
に対して最後に撮影した画像が記憶させたい画像である
ため、得られた画像データを順次更新記憶させて、同じ
被撮影者に対する撮影が終了した段階でそのときの画像
データを最終的にファイルさせれば良い。
【0020】ここで、被撮影者が入れ替わりが同一被撮
影者に対する撮影の終了を示し、かかる被撮影者の入れ
替えの直前に撮影された画像が前回の被撮影者の画像と
して記憶させたいデータとなるから、本願発明では、前
記ファイル指示信号が、被撮影者の入れ替わり検知時に
出力されるようにした。また、任意に操作し得るファイ
ル指示操作手段を設け、この操作手段が操作されたとき
に前記ファイル指示信号を出力させるようにし、任意の
時点で最新に撮影された画像を最終的にファイリングさ
せることもできる。
【0021】更に、個人別に作成される申請書と被撮影
者とを対応させて画像の撮影及び記憶を行なうよう構成
される場合には、被撮影者の入れ替わりは、対応する申
請書の入れ替えとして間接的に検知でき、かかる申請書
の検知に基づいてファイル指示信号を出力させることが
できる。特に、申請書の記録内容を読み取る申請書読み
取り手段を備え、これによって読み取られた申請書の記
録内容と前記画像データとを前記ID情報記憶手段に記
憶する構成の場合には、前記申請書読み取り手段を申請
書検知手段として用いることができる。
【0022】また、被撮影者に対応する申請書が所定部
位にセットされる構成の場合には、前記所定部位に対す
る申請書のセットをオン・オフ的に検知するセット状態
検知手段を、前記申請書検知手段として用いることがで
きる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図2は本
発明の実施例のシステム構成を示すブロック図である。
この図2に示すシステムは、テレビカメラによって顔画
像(顔のみの画像又は胸部を含む画像)を撮影し、これ
によって得られた顔画像データとその他のIDデータと
を電子的に編集合成して、IDカードを作成する一方、
IDカード作成の申請書をスキャナによって読み取って
申請書のイメージデータを得て、この申請書のイメージ
データと共に前記顔画像データを電子ファイリングする
システムであり、前記IDカードの作成及びIDデータ
のファイリングは、IDカード作成申請書の提出に基づ
いて行なわれるようになっている。
【0024】そして、その基本構成は、IDカード作成
システムA,ファイリングシステムB,照会システムC
からなり、これらはローカル・エリア・ネットワーク
(LAN)によってオフィスプロセッサ1に接続され、
前記オフィスプロセッサ1は、更にホストコンピュータ
2に接続されている。IDカード作成システムAとファ
イリングシステムBとは、共通のワークステーション3
によって制御されるもので、このワークステーション3
には、ハードディスク装置4及び申請書に記載されるバ
ーコードを読み取るバーコードリーダ5(申請書読み取
り手段)が付設されている。
【0025】また、IDカード作成システムAとファイ
リングシステムBとに共通の構成として、画像撮影手段
としての撮影装置6が設けられている。この撮影装置6
は、申請者の顔画像を光電的に撮影して顔画像データを
得るテレビカメラであり、撮影担当者によってシャッタ
(撮影指示手段)が操作されたときの顔画像(静止画
像)を、IDカード作成システムA側のIDカードプリ
ンタ7とファイリングシステムB側の画像制御装置8と
にそれぞれ同時に出力するようになっている。即ち、I
Dカードの作成に用いる顔画像データを、そのまま電子
ファイリングするシステムである。
【0026】前記IDカードプリンタ7では、撮影装置
6から出力される顔画像データとワークステーション3
から出力される各種IDデータ(個人識別番号,氏名,
生年月日,住所,発行年月日等)とをそれぞれ一時的に
記憶し、これらのデータを画像合成部7aでIDカード
のフォーマットに従ってIDカード用のイメージデータ
に合成編集する。そして、前記合成されたIDカード用
のイメージデータに従ってプリント部7bでIDカード
をプリントし、保護膜形成部7cではプリントされたI
Dカードに保護膜を形成する。
【0027】また、本願発明にかかるID情報管理シス
テムに相当するファイリングシステムBには、上記構成
の他、IDカード作成申請書(申込書)の記録内容をイ
メージとして読み取って申請書のイメージデータを得る
ための申請書スキャナ9(申請書読み取り手段)が備え
られると共に、該申請書スキャナ9で得られた申請書の
イメージデータ及び撮影装置(テレビカメラ)6から得
られた顔画像データと、前記IDカード作成に用いられ
たIDデータ(文字情報のコードデータ)とを記憶する
ための光ディスク装置10(ID情報記憶手段)が備えら
れている。
【0028】また、IDカード作成システムAには、コ
ンピュータで扱えない漢字を手書きで入力させるための
タブレット11が備えられている。一方、照会システムC
は、ワークステーション12,画像制御装置13,カラープ
リンタ14,ディスプレィ15から構成されており、ホスト
コンピュータ2又は光ディスク装置10にアクセスして得
たデータ(顔画像データ,申請書イメージデータ等)を
カラープリンタ14でハードコピーさせたり、ディスプレ
ィ15上に表示させて照会できるようにしてある。
【0029】また、前記LANによってやはりオフィス
プロセッサ1に接続されるワークステーション16が設け
られており、このワークステーション16によってIDデ
ータのホストコンピュータ2に対する登録業務を行なう
ようにしてある。前記ワークステーション16には、OC
R装置17,バーコードプリンタ18が付設されている。前
記ホストコンピュータ2には、有資格者のIDデータを
全て記憶したデータベースが備えられており、前記ワー
クステーション16を操作することで、前記データベース
に記憶されているデータの読み出し及び更新登録が行な
えるようになっている。
【0030】かかるシステムの外観構成を、図3に示し
てある。この図3に示すように、実際にカメラを操作す
る担当者が、申請書のスキャナ9の操作も行なうように
なっており、撮影の前又は後に申請書をスキャナ9にセ
ットし、撮影に同期して被撮影者に対応する申請書のイ
メージデータがワークステーション3に送られるように
なっており、また、撮影装置(テレビカメラ)6により
撮影された顔画像データは、ワークステーション3とプ
リンタ7との両方に同時に出力される。
【0031】次に、本実施例のシステムの動作につい
て、IDカードの更新の場合を例として図4のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。まず、申請者が予め備え
つけられた所定の更新申請書に必要事項を記入する。
尚、前記申請書には、住所,氏名,本籍地,生年月日,
住所氏名などを申請者データの他、個人の識別番号(I
Dカード番号)、資格条件、更に、更新資格検査(適正
検査)等の記入欄が設けられていると共に、申請者が持
参した顔写真を貼付する欄が設けられている。
【0032】申請書に対する必要事項の記入が終了する
と、申請者は、更新資格検査部門に赴く。ここで、申請
書の提出を受けた担当者は、本人と申請書の顔写真とを
比較して、本人の確認を行なった後、IDカードを更新
するのに必要な資格(視力,聴力など)を有するか否か
を検査する。更新資格検査に合格すると、申請者は、次
に登録業務の部門(図2におけるワークステーション16
の部分)に旧IDカードと申請書とを提出する。この部
門では、申請書の記録内容を確認すると共に、本人,申
請書及び旧IDカードを対比して本人の確認を行なう。
【0033】そして、問題がないときには、更新申請さ
れたIDカードの個人識別番号(IDカード番号)をワ
ークステーション16のキーボードを操作して入力する。
ここで、キーボードで個人識別番号を入力する代わり
に、旧IDカードに記載されている個人識別番号をOC
R装置17で読み取って、文字認識させても良い。個人識
別番号が入力されると、オフィスプロセッサ1を介して
ホストコンピュータ2にアクセスされて、当該個人識別
番号に対応するコード化されたIDカードの各IDデー
タ(氏名,生年月日,住所,資格条件,資格の種類,発
行年月日など)が、ホストコンピュータ2のデータベー
スから送られて来る。
【0034】ホストコンピュータ2から送られてきたI
Dデータは、ワークステーション16のディスプレィに表
示され、この表示内容と申請書の記録内容とを比較し、
データベースの記憶に間違いがないか否かを確認し、住
所変更等の変更事項がある場合には、キーボードを操作
して正しいデータを入力し、データベースの内容を正し
いものに修正する。
【0035】このようなIDデータの登録更新処理に並
行して、入力された個人識別番号がバーコードに変換さ
れてバーコードプリンタ18によって申請書の所定部分に
印刷される。尚、前記バーコードは、申請書をスキャナ
で読み取らせてイメージデータを得たときに、このイメ
ージデータの検索コードとするものであるから、バーコ
ードを印刷する代わりに、申請書上に文字として記載さ
れている識別番号をイメージとして読み取ってから文字
認識させるなどしても良く、また、別途キーボード操作
によって申請書のイメージデータに検索コードを付ける
ものであっても良い。
【0036】申請書を返却された申請者は、次に撮影部
門に行く。撮影部門では、本人と申請書の顔写真とを比
較して本人の確認を行なった後、申請書を申請書スキャ
ナ9にセットする。本実施例では、前記申請書スキャナ
9に前記バーコードリーダ5が内蔵されているものと
し、申請書を読み取って申請書のイメージデータを作成
する工程と、申請書にバーコードとして記録された個人
識別番号を読み取る工程とが略同時に行なわれるものと
する。
【0037】上記のようにして申請書をバーコードリー
ダ5を内蔵したスキャナ9にセットし読み取りを開始さ
せると、撮影部門の担当者は、次に撮影装置6による申
請者(被撮影者)の顔画像の撮影作業に移る。担当者
は、テレビカメラの位置調整等を行なった後に、適宜シ
ャッタをきって申請者の顔画像を撮影するが、かかる撮
影装置6による撮影結果を再生するモニタ(図3の6
a)が設けられており、シャッタ操作されるまでは動画
状態で撮影結果を再生するが、シャッタ操作されるとフ
リーズモードになってそのとき得られた静止画を所定時
間連続して再生するようになっている。従って、このモ
ニタ上の静止画像に基づいて最適な撮影がなされたか否
かを確実かつ容易に判別することができ、モニタ上の再
生画面から目が閉じられているなどの不具合があること
が判別されたときには撮影をし直して、最終的に良好な
顔画像が撮影されたことが確認されるまで同一申請者に
対する撮影を繰り返す。
【0038】かかる撮影の間に、前記申請書から読み取
られた個人識別番号(IDカード番号)に基づいてホス
トコンピュータ2から対応するIDデータが自動的に読
み出され、ワークステーションのモニタ上に表示され
る。ここで、欠字がある場合には、担当者又は申請者本
人がタブレット11等の手書き文字入力装置を操作して欠
字を補う。
【0039】IDカード作成に必要なIDデータ(個人
識別番号,氏名,生年月日,住所,発行年月日等)と申
請者の顔画像データとが得られると、IDカードプリン
タ7では、自動的に顔画像データとIDデータとをID
カードのフォーマットに従ってIDカード用のイメージ
データとして、該イメージデータに基づいてIDカード
をプリントする。
【0040】一方、顔画像データ及び申請書のイメージ
データは、それぞれ個人識別番号とのペアデータとされ
て記憶装置(光ディスク装置10)に記憶され、また、個
人識別番号に基づいてデータベースから読み出されたコ
ード化された個人識別番号を含むIDデータ(個人識別
番号,氏名,生年月日,住所,発行年月日等)を検索コ
ードとして、所望の申請者の顔画像データ及び申請書の
イメージデータを検索できるようになっている。
【0041】ところで、上記のIDカード作成システム
において、申請者の顔画像の撮影は通常1回で終了する
が、前述のように、申請者が撮影時に目をつぶってしま
ったり、動いてしまった場合には、かかる不良な顔画像
データに基づきIDカードを作成したり、かかる不良な
顔画像データを本人確認用として光ディスク装置10に記
憶させることは好ましくないので、撮影担当者の判断に
基づいて再度撮影をやり直すことになる。従って、この
場合には、同じ申請者(被撮影者)に対応する複数の顔
画像データが、IDカード作成用としてIDカードプリ
ンタ7に送られ、また、ファイリング用としてワークス
テーション3に送られることになってしまい、どの顔画
像データを記憶させ、また、IDカード作成用として用
いるかの指示が必要になる。
【0042】そこで、本実施例では、図5のフローチャ
ートに示すようにして、複数の顔画像データの中から使
用する顔画像データを指示して、該指示された顔画像デ
ータのみに基づいてIDカード作成及びデータファイリ
ングを行なわせるようにした。まず、申請書がイメージ
スキャナ9にセットされたか、又は、スキャナ9による
読み取りが実際に開始されたか否かを判別する(S
1)。イメージスキャナ9に対する申請書セット状態の
オン・オフ的な検知は、専用のリミットスイッチ等を設
けることによって容易に検出できる。
【0043】上記の撮影フォーマットにおいては、撮影
の前に申請書をスキャナ9にセットし読み取りを開始さ
せてから次の撮影に移行するから、スキャナ9に対する
申請書の新たなセット、又は、スキャナ9による読み取
りの開始は、前回の申請者に対する撮影が終了し、次の
申請者の撮影に移ったことを示すことになる。ここで、
スキャナ9に対する申請書の新たなセット、又は、スキ
ャナ9による読み取りの開始が判別されると、後述する
ようにしてメモリに記憶される顔画像データを前回の申
請者に対応させて用いるデータとして、顔画像データの
ファイリング(S2)及びIDカードの作成(S3)を
実行させる。
【0044】尚、前記メモリとは、IDカードプリンタ
7のデータ編集用のメモリ又はワークステーション3に
付設されたハードディスク装置4であり、申請書がスキ
ャナ9に新たにセットされるまでは、前記メモリに一時
的にデータを保管しておき、申請書の新たな提出があっ
てスキャナ9にセットされた段階で、前記メモリの内容
を読み出されて実際のプリント動作及び光ディスク装置
10への転送が行なわれる。
【0045】そして、実際に次の申請者に対する撮影が
開始されると(S4)、撮影される毎に最新の顔画像デ
ータのみを記憶するように、メモリの記憶内容を順次書
き換えて更新記憶させるようにする(S5)。最新の顔
画像データを記憶させると、再び、次の申請者の撮影の
前処理としての申請書のスキャナ9に対するセット又は
読み取り開始が行なわれたか否かを判別し、かかる前処
理が行なわれていないと判別されたときには、同じ申請
者に対する撮影作業が継続しているものと推定し、再度
撮影された場合には、それまでに記憶されていた顔画像
データに代えて新たに撮影された顔画像データを記憶さ
せる処理を繰り返す。
【0046】例えば1回目の撮影において、申請者(被
撮影者)が撮影時に目をつぶったり、又は、動いてしま
ったことを、撮影担当者がモニタで確認したり、経験的
に推定した場合には、目を開けて正面を向いた良好な顔
画像を得るべく、続けて2回目の撮影を行なうことにな
り、良好な顔画像が撮影されるまで撮影を繰り返し、良
好な顔画像が得られた段階でその申請者に対する撮影は
中止し、次の申請者の顔画像を撮影すべく、次の申請者
に対応する申請書を新たにスキャナ9にセットすること
になる。
【0047】従って、別の申請書がスキャナ9にセット
されるか、または、実際にスキャナによる読み取りが開
始されたときには、直前の撮影は前回の申請者に対応す
る良好な顔画像データであると判断でき、常に最新の顔
画像データのみが記憶されるようにしてあるから、申請
書がスキャナ9に新たにセットされるか、または、実際
にスキャナによる読み取りが開始されたときにメモリに
記憶されている顔画像データは、前回の申請者に対応す
るものとしてIDカードの作成及びファイリングに用い
るのに相応しいものであるということになる。
【0048】即ち、上記実施例では、撮影の直前にこれ
から撮影する申請者(被撮影者)に対応する申請書がス
キャナ9にセットされるようになっているから、申請書
のスキャナ9に対するセット検出信号を顔画像データの
ファイル指示信号とし、前記セット検出信号を同一申請
者に対する撮影の終了(次の申請者に対する撮影の開
始)を示すものとして、直前に撮影された顔画像データ
を用いてIDカード作成及び顔画像データのファイリン
グが行なわれる。
【0049】従って、上記実施例の場合、ファイル指示
信号出力手段は、申請書検知手段としてのスキャナ9
(申請書読み取り手段)又はスキャナ9に設けられた申
請書検知センサ(セット状態検知手段)が相当すること
になる。また、更新記憶手段としての機能は、図5のフ
ローチャートに示すようにシステムに対してソフトウェ
ア的に備えられている。
【0050】このように、不良画像の撮影によって同一
申請者に対して撮影が繰り返されても、ファイリングす
べき顔画像データが特定されるから、無駄に不良画像が
記憶されることがなく、また、ファイリングすべき画像
を検索するときにも記憶する画像は1つだけで良いから
大きなメモリ容量を必要とすることもない。また、ID
カードの作成においても、不良画像に基づいて無駄にI
Dカードが作成されてしまうことを回避し得る。
【0051】ところで、上記実施例では、撮影前に申請
書がスキャナ9にセットされる構成としたが、スキャナ
9とバーコードリーダ5とが個別に設けられ、撮影前に
申請書のバーコードの読み取りのみを行なわせ、撮影が
終了してから申請書をスキャナ9にセットしてイメージ
データを得るよう構成することも可能であり、この場合
には、前記バーコードリーダ5(申請書読み取り手段)
により読み取られた個人識別信号を、ファイル指示信号
として用いて、用いる顔画像データの指示を行なわせれ
ば良い。
【0052】更に、撮影の後に、申請書をスキャナ9に
セットしたり、申請書のバーコードをバーコードリーダ
5で読み取らせるシステムの場合には、前記スキャナ9
に対する申請書のセット又はバーコードリーダ5による
読み取りが、今回の撮影者に対する撮影の終了を示すこ
とになるから、前記実施例と同様に、スキャナ9に対す
る申請書のセット又はバーコードリーダ5による読み取
り時にファイル指示信号を出力させれば、一人の申請者
に対する撮影が終了する毎に顔画像データを指示してフ
ァイリングさせることになる。
【0053】上記の場合に対応する制御を図6のフロー
チャートに示してある。ここでは、良好画像が得られた
撮影が終了した段階で申請書がスキャナ9にセットされ
る構成であるから、申請書がスキャナにセットされるま
での間は、順次最新画像のみを記憶させるようにしてお
き(S11〜S12)、申請書がスキャナにセットされた段
階(S13)でメモリに記憶されている顔画像データはそ
の申請書に対応する良好な顔画像データであると見做し
てファイリング及びIDカードの作成を実行させる(S
14,S15)。
【0054】即ち、撮影の前に申請書の読み取り(イメ
ージデータの読み取り又はバーコードの読み取り)を行
なわせる場合には、かかる読み取りが次の撮影への移行
を示すことになり、撮影の後で申請書の読み取りを行な
わせる場合には、かかる読み取りが今回の撮影者の撮影
終了を示すことになり、いずれの場合であっても、その
ときに記憶されている最新顔画像データは、撮影が終了
している申請者に対応する最終画像であって良好画像で
あるはずであるから、前記読み取り時にファイル指示を
出せば、良好な顔画像データのみを用いてファイリング
及びIDカード作成を行なわせることができる。
【0055】ところで、上記のように申請書の検知に基
づいてファイル指示信号を出力させるのは、撮影すると
きに被撮影者に対応する申請書のみを取扱い、申請書の
検知が間接的に被撮影者の入れ替えを示すものであるか
らである。従って、被撮影者の入れ替えを直接検知させ
て、かかる検知時にファイル指示信号を出力させても、
上記実施例と実質的に同じ処理がなされることになる。
【0056】顔画像の撮影は、通常、本人をバックスク
リーンの前の所定位置に置いた椅子に座らせ、撮影担当
者がビューファインダーやモニタ等で確認しながらカメ
ラの向きを上下左右に振って、本人の顔画像が、画枠に
よって切られることがなくかつ画面内の略中央に位置す
るように調整してから、シャッタを切ることになる。従
って、例えば前記椅子の座面等に圧力センサを設け、座
面に圧力が加わったときに新たな被撮影者が座ったと判
断し、また、座面の圧力が抜けたときにそれまで座って
いた被撮影者に対する撮影が終了し、被撮影者が退去し
たものと判断し、前記判断時のいずれか一方でファイル
指示信号を出力させ、そのときに記憶されている最新の
顔画像データをファイリングさせれば、同じ被撮影者に
対して撮影した中で良好であると推測される最後の画像
を指示して、ファイリング及びIDカード作成を行なわ
せることができる。
【0057】被撮影者の入れ替わり検知手段としては、
上記のように椅子座面の圧力を検出する方法の他、赤外
線によって椅子に座った被撮影者を検知したり、テレビ
カメラで撮影される画像内における被撮影者の存在の有
無を判断したりする方法など、種々の公知技術を用いる
ことができ、前記検知手段を限定するものではない。被
撮影者の入れ替わりを、前述のような入れ替わり検知手
段としてのセンサで検出させてファイル指示信号を出力
させる構成では、圧力センサや赤外線センサや画像情報
処理手段がファイル指示信号出力手段に相当することに
なる。
【0058】被撮影者の検知に基づくファイル指示は、
図7又は図8のフローチャートに示すように制御され
る。ここで、図7のフローチャートは、図5に示される
撮影前の申請書読み取りの検知に基づくファイル指示
(S1の部分)の代わりに、別の申請者が新規に撮影状
態になったことを判別させるようにしたものであり、他
の制御は同様に行なわれる。同様に、図8のフローチャ
ートは、図6に示される撮影後の申請書読み取りの検知
に基づくファイル指示(S13の部分)の代わりに、撮影
済み申請者の退去を判別させるようにしたものであり、
他の制御は同様に行なわれる。
【0059】尚、被撮影者の検知に基づいてファイル指
示信号を出力する構成の場合には、スキャナに対して申
請書を自動給紙させるタイミング信号として前記ファイ
ル指示信号を用いることもできる。また、上記システム
では、IDカードの作成を顔画像データの電子的な編集
で行なう構成としたが、IDデータが記載された撮影カ
ード(申請書の一部)と申請者の顔画像とを光学的に合
成して感光材料上に露光させてIDカードを作成するI
Dカード作成用の銀塩式カメラを用いるシステムに、顔
画像データ及び申請書のイメージデータのファイリング
のために、テレビカメラ及びスキャナを追加した構成で
あっても良い。
【0060】かかるシステムの外観を図9に示してあ
る。この図において、21は撮影カードを兼ねる申請書が
セットされ、申請者の顔画像と前記撮影カード部分とを
光学的に合成して銀塩感光材料上に露光させてIDカー
ドを作成する専用カメラであり、この銀塩式カメラと一
体にテレビカメラ(撮影装置)6を設け、前記銀塩式カ
メラの撮影に同期して前記テレビカメラ6による顔画像
の撮影も行なわれるようにしてある。
【0061】前記銀塩式カメラ21で露光撮影された感光
材料は、自動的に下部に備えられた現像機22に自動搬送
され、ここで、現像,切断,ラミネート加工などが行な
われてIDカードが作成されるようになっており、ま
た、カメラには感光材料が自動供給されるようにしてあ
る。また、前記カメラ21に併設してスキャナ9が設けら
れており、撮影中に銀塩式カメラ21にセットされていた
申請書を抜き取ってこのスキャナ9にセットする手順が
設定されている。
【0062】ここで、銀塩感光材料を用いたIDカード
の作成とは別系統に、申請書のイメージデータ及びテレ
ビカメラ6による顔画像データが得られ、これらのデー
タを光ディスク装置10にファイリングする。かかるシス
テムにおいては、個々の申請者に対応する申請書は、撮
影中は必ずIDカード作成用の銀塩式カメラ21にセット
されることになり、露光はやり直しができないので、申
請者が撮影時に目をつぶったり動いたりして、再度撮影
するときには、別の感光材料をセットして再度撮影さ
れ、結果、不良な顔画像が露光されたIDカードを含め
て複数枚のIDカードが出来上がってしまうことにな
る。ここで、前記露光撮影に同期してテレビカメラから
顔画像データを得る構成であると、前記IDカードをデ
ータの電子編集で作成するシステムの実施例と同様に、
一人の申請者(被撮影者)に対して不良画像を含めて複
数の顔画像データが得られることになってしまう。
【0063】そこで、上記の露光撮影によるIDカード
作成とテレビカメラによる顔画像データファイリングと
を備えるシステムにおいても、前述の実施例と同様に、
どの顔画像をファイリングさせるべきかの指示が必要と
なるが、このシステムの場合にも、基本的には同一被撮
影者の撮影が終了した段階での最新の顔画像データを記
憶させれば良いから、例えば被撮影者の入れ替えを検知
してファイル指示信号を出力させる構成は、このシステ
ムにおいても同様に適用できる。
【0064】また、上記システムにおいては、撮影中は
継続的に申請書がIDカード作成用カメラ21にセットさ
れるから、IDカード作成用カメラ21からの申請書の抜
取りは、一連の撮影の終了を示すことになり、逆に、I
Dカード作成用カメラ21に対する申請書のセットは新規
な撮影の開始を示すことになるから、IDカード作成用
カメラ21の申請書がセットされる部分にセット状態検知
手段(申請書検知手段)として申請書の有無をオン・オ
フ的に検知するセンサ又はスイッチを設け、IDカード
作成用カメラ21からの申請書の抜取り又は申請書のセッ
ト時に、ファイル指示信号を出力させ、最新の顔画像デ
ータをファイルさせるようにすれば良い。
【0065】図10には、銀塩式カメラ21からの申請書の
抜取り時にファイル指示信号を出力させる場合の実施例
を示してある。撮影担当者は、まず、申請者から申請書
を受け取ると(S31)、この申請書を銀塩式カメラ21に
セットし(S32)、適宜カメラ調整などを行なった後に
実際の撮影を行なう(S33)。ここで、銀塩式カメラ21
によるシャッタタイミングに同期してテレビカメラ6に
よる撮影も行なわれるが(S37)、申請書が銀塩式カメ
ラ21から抜き取られたことが検知されるまでは、テレビ
カメラ6で得られた画像のうち最新の顔画像データのみ
を記憶しておく(S37,S38)。
【0066】撮影が順調に1回で終わる場合であって
も、また、目つぶりなどによって複数回にわたって行な
われた場合であっても、その申請者に対する撮影が終了
した段階で、カメラ21から申請書が抜き取られるから
(S34)、かかる抜取り時が撮影の終了時であり、かか
る抜取りをファイル指示信号と見做して(S38)、その
ときに記憶されている最新の顔画像データをファイルリ
ングすべく転送処理を行なわせる(S39)。
【0067】申請書を抜き取ると、次に担当者は、抜き
取った申請書をスキャナ9にセットし、スキャナで得ら
れた申請書のイメージデータは、前記顔画像データと共
にファイリングされる。上記のシステムにおいても、一
連の作業として申請書の光電的な読み取りを撮影の後に
行なうようにしてあるから、かかる申請書のスキャナに
よる読み取りを検知して、ファイル指示信号を出力する
こともでき、これは、IDカードをデータ電子編集に基
づき作成する場合と同様な処理となる。尚、申請書のス
キャナに対するセットは、撮影前であっても良い。
【0068】ところで、上記実施例では、申請書又は被
撮影者自身をトリガーとして、ファイル指示信号を出力
させるようにしたが、撮影担当者が任意に操作し得るス
イッチ(ファイル指示操作手段)を設け、このスイッチ
の操作信号をファイル指示信号として、任意のときに最
新の顔画像データをファイル用として指示させることも
できる。
【0069】即ち、図11のフローチャートに示すよう
に、前記スイッチが操作されるまでの間は、撮影装置6
で撮影された最新の顔画像データのみを更新記憶させる
処理を行なわせておき(S41)、前記スイッチが操作さ
れた段階(S43)で記憶されている顔画像データを最終
的なファイリングデータとするものであり(S44)、銀
塩式カメラを用いてIDカードを作成するシステムで
は、これがファイル用データとしてのみ用いられ、デー
タ編集でIDカードを作成するシステムにおいては、前
記ファイリングと共にIDカードの作成に用いられる
(S45)。
【0070】ここで、一人の申請者に対する撮影処理が
終了する毎に、或いは、申請者の撮影前毎に、前記スイ
ッチを操作する手順とすれば、複数の撮影を一人の申請
者に対して行なっても、常に最後に撮影した顔画像デー
タのみを有効データとしてファイリングさせることが可
能となる。但し、スイッチ操作によってファイル指示を
出力させる構成の場合には、担当者の操作ミスによって
スイッチを操作し忘れる惧れがあるので、例えば顔画像
データがファイル装置に転送されたときに、撮影開始許
可を示すランプを点灯させ、1回でも撮影がなされたと
きには前記ランプを消灯させるようにし、実際に新規の
申請者に対する撮影を開始するときに前記撮影開始許可
ランプの点灯を確認することを義務付けることで、前記
操作ミスの発生を抑止できる。
【0071】また、上記のように転送がなされないまま
次の申請者に対する撮影に入ることを積極的に防止すべ
く、転送されないで画像データが残っている状態でシャ
ッタ操作されても、これを受け付けないようにすると良
い。上記各実施例では、IDカード作成システムにおけ
る顔画像データのファイリングについて述べたが、撮影
対象は被撮影者の顔に限定されるものではなく、医療分
野などで被撮影者の身体的特徴部分を撮影して、この画
像データをファイリングする場合にも適用できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるID
情報管理システムによると、例えば被撮影者の顔画像を
撮影する場合には、被撮影者が撮影時に目をつぶるなど
して良好な顔画像データが得られず複数回にわたって撮
影がなされた場合であっても、これら複数の画像データ
の中から記憶させるべき良好な画像データを指示でき、
被撮影者個々に対応させて良好な画像データを1つだけ
ファイリングさせることができるようになるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるID情報管理システムの基本構
成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例のシステム構成を示すブロック
図。
【図3】撮影部分のシステム概要を示す外観図。
【図4】IDカード作成の流れを示すフローチャート。
【図5】画像のファイル指示の第1実施例を示すフロー
チャート。
【図6】画像のファイル指示の第2実施例を示すフロー
チャート。
【図7】画像のファイル指示の第3実施例を示すフロー
チャート。
【図8】画像のファイル指示の第4実施例を示すフロー
チャート。
【図9】銀塩式カメラを用いたシステムの概要を示す外
観図。
【図10】画像のファイル指示の第5実施例を示すフロー
チャート。
【図11】画像のファイル指示の第6実施例を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
A IDカード作成システム B ファイリングシステム 6 撮影装置 7 IDカードプリンタ 9 申請書スキャナ 10 光ディスク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/21 G06F 15/21 340Z // B42D 203:00 G07F 7/08 M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 5/00 - 15/10 G06K 17/00 G06K 17/60 G07F 7/08 H04N 1/21

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被撮影者の画像を光電的に撮影して画像デ
    ータを出力する画像撮影手段と、 該画像撮影手段による撮影を指示する撮影指示手段と、 前記画像撮影手段で得られた画像データを被撮影者個々
    のID情報として記憶するID情報記憶手段と、 該ID情報記憶手段に対して記憶させる画像データを指
    示するファイル指示信号を出力するファイル指示信号出
    力手段と、 該ファイル指示信号出力手段からファイル指示信号が出
    力されるまでの間、前記画像撮影手段によって撮影され
    た画像データを順次取込み、順次更新して記憶し、前記
    ファイル指示信号の出力時に記憶されている画像データ
    を最終的に前記ID情報記憶手段に出力する更新記憶手
    段と、 を含んで構成されたID情報管理システム。
  2. 【請求項2】前記ファイル指示信号出力手段が、前記画
    像撮影手段で撮影される被撮影者の入れ替わりを検知す
    る入れ替わり検知手段を含んで構成され、該入れ替わり
    検知手段による入れ替わり検知時にファイル指示信号を
    出力する構成としたことを特徴とする請求項1記載のI
    D情報管理システム。
  3. 【請求項3】前記ファイル指示信号出力手段が、ファイ
    ル指示操作手段を含んで構成され、該ファイル指示操作
    手段が操作されたときにファイル指示信号を出力する構
    成としたことを特徴とする請求項1記載のID情報管理
    システム。
  4. 【請求項4】前記ID情報管理システムが、個人別に作
    成される申請書と被撮影者とを対応させて画像の撮影及
    び記憶を行なうよう構成され、前記ファイル指示信号出
    力手段が、前記画像撮影手段により撮影される被撮影者
    に対応する申請書を検知する申請書検知手段を含んで構
    成され、該申請書検知手段による検知結果に基づいてフ
    ァイル指示信号を出力する構成としたことを特徴とする
    請求項1記載のID情報管理システム。
  5. 【請求項5】前記申請書検知手段が、申請書の記録内容
    を読み取る申請書読み取り手段であることを特徴とする
    請求項4記載のID情報管理システム。
  6. 【請求項6】前記申請書検知手段が、被撮影者に対応す
    る申請書がセットされる所定部位に対する申請書のセッ
    トをオン・オフ的に検知するセット状態検知手段である
    ことを特徴とする請求項4記載のID情報管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記申請書読み取り手段で読み取られた申
    請書の記録内容を、前記画像データと共に前記ID情報
    記憶手段に記憶するよう構成されたことを特徴とする請
    求項5記載のID情報管理システム。
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