JPH06180594A - コンピュータ装置 - Google Patents

コンピュータ装置

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JPH06180594A
JPH06180594A JP4289635A JP28963592A JPH06180594A JP H06180594 A JPH06180594 A JP H06180594A JP 4289635 A JP4289635 A JP 4289635A JP 28963592 A JP28963592 A JP 28963592A JP H06180594 A JPH06180594 A JP H06180594A
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JP
Japan
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data
adpcm
decoder
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Application number
JP4289635A
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English (en)
Inventor
Katsunori Takahashi
克昇 高橋
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Seiko Epson Corp
Hudson Soft Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Hudson Soft Co Ltd
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Priority to US08/549,443 priority patent/US5694518A/en
Priority to US08/549,297 priority patent/US5623315A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ADPCMの音声データのレベルホールド機
能を得て、楽音の中途からの再生を可能とする。 【構成】 ADPCMデータの転送をADPCMデコー
ダ内で常に監視し、転送異常があったときは、事故直前
の音声データの後部のデータを保持して待機する。デー
タをホールドすることにより、ADPCMデコーダにあ
る事故直前のスケールレベルおよびPCM値がそのまま
保持され、データが正常に転送されるのを待って、デー
タ再生を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声発生機能を備える
コンピュータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、音源としてはデジタル方式が主流
を成している。デジタル方式では、音声信号はすべて数
値として得られ、加減乗除の演算で用意に波形の合成を
行うことが出来る。演算で波形の合成を行うには、高速
のデータ処理能力が必要であるため、コンピュータが用
いられている。音源を得るには、プログラミングにより
波形を作り出して音声を発生させる方法もあるが、高音
質の音源を得るには、目的とするアナログ音を、デジタ
ル信号に変換することが多い。
【0003】音声信号のデジタル化には、アナログ信号
一般のA/D変換方法であるパルス符号変調方式(PC
M)が利用されている。PCMはアナログ信号を一定の
時間間隔で標本化し、測定値を量子化して得られた数値
を二進数に変換することによりデジタルデータを得る方
法である。
【0004】PCMを改良した差分PCM(DPCM)
は、隣接するサンプルの値の差をとって量子化し、デー
タ量を減少させた方法である。適応差分PCM(ADP
CM)は、さらに、差分が大きいときは標本化のピッチ
を小さくし、差分が小さいときはピッチを大きくするこ
とによって、さらにデータを圧縮し、音質の損傷を最小
限に、より少ないデータ量で音を再現するものである。
【0005】PCMデータは、スケールレベルvsスケ
ール値換算と、ADPCMデータvs変化量vsレベル
増減値換算で行われる圧縮・伸張によって、データ量の
少ないADPCMデータと相互変換される。
【0006】コンピュータ装置では、初期には音声は取
り扱わなかったが、技術開発に伴って、まず小型でデー
タ量の小さいプログラマブルサウンドジェネレータ(P
SG)が用いられるようになった。PSGは中央処理装
置(CPU)の制御で与えられる一定周期分の波形デー
タから演算で振幅変更、周波数変調を行って作りだした
音声波形を発生させている。直接単純な波形を発生させ
て、ノイズを作る場合もある。PSG音声出力は、制御
しやすい反面、自在な音を得ることは難しい。
【0007】自在な音を得るための音源としては、高音
質の音声が得られるADPCM方式が採用されている。
一般的なコンピュータ装置で取り扱えるデータ量に基づ
き、コンピュータ装置のADPCMデコーダのサンプリ
ング周波数は、16kHz前後となっている。
【0008】外部記憶装置に予めADPCMデータの形
式で書き込まれている音声データをCPUによって読み
出し、ADPCMデコーダがスケールレベルからスケー
ル値を参照してデータ伸張を行い、音を再現している。
ADPCMデコーダから出力されるPCMデータはD/
Aコンバータでアナログ変換とボリューム調整をされた
のち、他の音源からの音声とミキシングされて出力され
る。
【0009】音声発生機構内のADPCMデコーダは、
転送レートを作り出す同期信号発生回路を内蔵してい
る。水晶振動子を発生源とする同期信号によりセットさ
れる転送レートにあわせて、PCMデータを再生し、音
声として出力することによって、楽音あるいは効果音発
生のタイミングが制御されている。CPUは、再生レー
トとサイクル比が一定の転送レートで、連続再生される
一連の音声データのセットをADPCMデコーダに連続
転送している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように音声発生
装置内のADPCMデコーダは、CPUの制御下で一定
の転送レートで送られてくるADPCMデータを受け取
り、順次再生出力している。ADPCMデコーダが再生
を開始する際、まず、CPUがADPCMデコーダをリ
セットし、スケールレベル及びPCM値に初期値を与え
ている。
【0011】スケールレベルおよびPCM値は、送られ
てくるデータによって漸次変化していく。D/Aコンバ
ータ内部でPCMデータに対して行われるボリュームの
調整値も不定である。
【0012】連続再生される一連の音声データが途中で
転送されなくなった場合、常に変化していて定まらない
スケールレベル、PCM値やボリューム調整値といった
演算値が失われるため、連続再生されるべき一連の音声
データの途中から転送を再開しても、転送されてくるデ
ータと演算値が合わないため、正常再生は得られない。
連続再生の途中での演算値を把握する手段もないため、
突然の事故等でADPCMデータの転送あるいは音声の
出力が停止した場合、停止した付近から、途中再生を行
うことが出来ない。
【0013】ADPCMデータの転送あるいは音声出力
の停止といった事故が起こった場合、音声発生装置内部
のレジスタや記憶装置から読み込んだADPCMデータ
をすべてリセットし、最初から音声再生を行わない限
り、途中からの再生では正常な発音を得られない。
【0014】従来、このような事故に備えて、一連の音
声データが正常に読み込まれたかどうかを確認して、正
常に読み込まれるまで繰り返してデータの読み込みを行
うリトライ機能で対処している。あるいは残っているデ
ータをリセットで消去し、再び音声データと初期値を与
える機能を設けている。
【0015】これらの方法では音声は連続再生される一
連のデータの最初に戻って再生され、途中から再生する
機能を有することが出来ない。リトライで正常に読み込
ませるあるいはリセットして最初から再生する方法で
は、正常状態への復帰に時間がかかる。音声データの読
み込みエラー等に迅速に対処する手段が望まれている。
【0016】コンピュータ制御であることを生かして、
多彩な情報を提示する以上、連続再生される一連の音声
データの途中再生が出来ないといった音声出力に制限が
あることも好ましいことではない。本発明は、ADPC
Mの音声データのレベルホールド機能を得て、楽音の中
途からの再生を可能とすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明ではADPCMの音声データが正常に転送
されたかどうかをADPCMデコーダ内で常に監視し、
データが転送されないあるいは転送に異常があったとき
は、転送事故が発生した直前の音声データの後部のデー
タを一部レベルホールドして待機する。
【0018】データをホールドすることにより、ADP
CMデコーダにある事故直前のスケールレベルおよびP
CM値がそのまま保持され、データが正常に転送される
のを待って、データ伸張を正しく行うことが出来る。こ
のようにして、データ転送にエラーの起こった箇所から
の途中再生を実現する。
【0019】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。図
1は本発明の実施例におけるコンピュータ装置の構成図
である。CDーROM等のゲームソフト記録媒体、32
ビットCPU、画像・音声データ転送制御と各装置のイ
ンターフェースを主とする出力コントロールユニット、
画像データ伸張変換ユニット、画像データ出力ユニッ
ト、音声データ出力ユニットで構成されている。各装置
毎にK−RAM、M−RAM、R−RAM、V−RAM
といったメモリを保有している。
【0020】図2は本発明の実施例のコンピュータ装置
を構成する音声データ出力ユニットのブロック図であ
る。この音声データ出力ユニットは、6チャンネルプロ
グラマブルサウンドジェネレータ(PSG)と左右2チ
ャンネルのADPCMデコーダ#1、#2、外部音響機
器としてコンパクトディスク音源からの音声データ出力
部を内蔵している。
【0021】出力コントロールユニットがADPCMデ
コーダに転送する音声データは、図3のような形式でメ
モリ(図1中のK−RAM)内に格納されている。図3
は本発明の実施例においてメモリ内のADPCMデータ
の格納形式を示す説明図である。〜の順にメモリに
格納され、読み出し、転送が行われる。音声データは4
ビット(うち符号1ビット)で、図のように16ビット
バウンダリで閉じた形で格納されている。
【0022】本実施例のコンピュータ装置では、水平同
期信号(15.735kHz)および画面の1ドットの
表示サイクルを得るためのドットクロック(5MHz)
を利用してADPCMデータの転送と再生を行ってい
る。ADPCMデコーダのサンプリング周波数31.4
7kHzを実現するために、ドットクロックをカウント
し、水平同期信号の1サイクルの中間点を求める。水平
同期信号の1サイクルにあたる341.25ドットの中
間点のドットタイミングと、水平同期信号のタイミング
を交互に利用することにより31.47kHzのサンプ
リング周波数を得る。ADPCMデコーダの基本サンプ
リング周波数は31.47kHzで、直線補間を実行す
ることにより15.73kHz、7.87kHz、3.
93kHzのサンプリング周波数を選択することもでき
る。
【0023】31.47kHz以外のサンプリング周波
数を選択した際に、必要となる直線補間について図面と
共に説明する。図4はサンプリング周波数とデータ転送
および直線補間時の加算量の関係の説明図、図5は7.
87kHzのサンプリング周波数選択時に行う直線補間
の説明図である。
【0024】(0)(1)(2)(3)(4)はデータ
転送の順序を示し、図中の囲みは4水平期間(H)に1
バイトずつ転送されていることを示す。図5にあるよう
に、サンプリング周波数が7.87kHz時、加算量は
次回再生する今データと前データの差の1/4である。
【0025】(1)(2)のデータが転送されて来た直
後のHSYNCの立ち下がりで前データ(0)が再生さ
れる。(0)が再生されている間に、1ステップ(1/
2水平期間)毎に前データ(0)に加算量(d(n)−
d(n−1))/4を加えて得られたデータを(0)と
(1)のデータ再生の間に再生していく。
【0026】本実施例のコンピュータ装置のADPCM
デコーダが行うADPCMデータ伸張について図面と共
に説明する。図6はPCMデータをADPCMデータに
圧縮するフローチャートである。図7はADPCM圧縮
データをPCMデータに伸張するフローチャートであ
る。PCMデータを図6の手順で圧縮して得られたAD
PCMデータは、装置起動中、図7の手順で伸張され
る。
【0027】圧縮、伸張時には、ADPCMデータvs
変化量vsレベル増減値対応テーブル、スケールレベル
vsスケール値換算テーブルを参照して値を変換する。
図8には、ADPCMデータvs変化量vsレベル増減
値対応テーブルを示す。図9にはスケールレベルvsス
ケール値テーブルを示す。本装置では、スケール値の初
期値は最小値の16で、最大値は48、伸張データの最
大は4095.875、最小は0となる。
【0028】本発明の実施例のコンピュータ装置では、
ADPCMデコーダの動作のうち、音声ボリュームとサ
ンプリング周波数、ソフトリセットは、CPUがADP
CMデコーダ内のレジスタに書き込みを行うことにより
設定している。
【0029】以下にADPCMデコーダ内部にあるレジ
スタについて説明する。図10はADPCMデコーダ動
作を指定するレジスタの説明図である。DIV1、DI
V0の2ビットでサンプリング周波数を設定する。出力
コントロールユニット内のADPCMデコーダ動作制御
レジスタの設定と同様にDIV=0(16進)のときは
31.47kHz、DIV=1のときは15.73kH
z、DIV=2のときは7.87kHz、DIV=3の
ときは3.93kHzとなる。
【0030】補間#1、補間#2は、それぞれADPC
Mレジスタ#1と#2が、31.47kHz以外のサン
プリング周波数で再生を行うときに必要な直線補間の実
行を指定する。ビットがセットされると直線補間を実行
する。RSTADPCM#1およびRSTADPCM#
2は、ADPCMデコーダが出力コントロールユニット
とは独立してソフトリセットを実行する際にビットをセ
ットする。
【0031】図11はADPCMデコーダが再生する音
声のボリュームを設定するレジスタの説明図である。A
DPCMデコーダ1チャンネルに左右二つのボリューム
制御があり、最大は3F(16進)、1B〜00では無
音状態となる。音声再生中は、絶えずCPUがレジスタ
を書き換えてボリューム調整値を与えている。
【0032】図10、図11のレジスタを設定する際の
CPUからのデータの書き込みタイミングについて説明
する。図12は、CPUからの信号を受け付ける音声デ
ータ出力装置の各端子の入力電圧の説明図である。−C
SおよびA0〜A4はそれぞれCPUからのチップセレ
クト信号と書き込みアドレス信号、−WRは書き込み信
号、D7〜D0はデータ入力用信号でCPUと音声デー
タ出力ユニット間のバスを通じている。
【0033】CPUからのチップセレクト信号とアドレ
ス信号で指定されるレジスタに、書き込み信号−WRが
低レベルの書き込みモードの時にD7〜D0を通じてデ
ータが書き込まれる。書き込み信号−WRが書き込みか
ら復帰して高レベルのリカバリーモードへ立ち上がる毎
(図中の点線のタイミング)にデータラッチされ、この
時に保持されたデータが、直後の−HSYNCの立ち下
がりで有効となる。つまり、1水平同期期間に2度以上
のデータの書き込みがあった場合は、−HSYNCの立
ち下がり直前に書き込まれたデータが有効となる。
【0034】本実施例では、CD−ROM上の音声デー
タは、CPUが出力コントロールユニット内のSCSI
インターフェースを経由してメモリ(K−RAM)に読
み出す。CPUが、出力コントロールユニット内にある
ADPCMデコーダ制御用のレジスタを設定することに
よって、出力コントロールユニットはK−RAMに格納
された音声データの転送制御を行う。
【0035】図13に出力コントロールユニット内のA
DPCMデコーダ制御用のレジスタの説明図を示す。図
13(1)のADPCMデコーダ再生モードレジスタ
は、サンプリング周波数の指定とデータ転送開始を指定
する。DIV1、DIV0は2ビット分でサンプリング
周波数を指定し、DIV=0(16進)のときは31.
47kHz、DIV=1のときは15.73kHz、D
IV=2のときは7.87kHz、DIV=3のときは
3.93kHzとなる。
【0036】READEN#1、#2は、各々ADPC
Mデコーダ#1、#2の再生イネーブルを指定するレジ
スタで、ビットをセットすることにより音声データ転送
を開始する。
【0037】図13(2)のADPCMデータバッファ
制御レジスタは、ADPCMデコーダ#1、#2に転送
されるべき音声データが読み込まれているメモリの状態
を設定する。RINGBUF#1、#2はメモリの利用
態様を指示するもので、ビットがセットされているとき
は、メモリはリングバッファとなり、リードポインタ
(出力コントロールユニット内)がエンドアドレスを読
みだした後、スタートアドレスを連続して読みだすエン
ドレスのメモリとなって、データの連続転送が維持され
る。
【0038】ビットがセットされないときは、通常のシ
ーケンシャルバッファとなり、リードポインタがエンド
アドレスまでくると、リセットされる。BUFEND#
1、#2は、ビットをセットすると、リードポインタが
メモリのエンドアドレスまでくると割り込みを発生す
る。BUFHALF#1、#2は、ビットをセットする
と、リードポインタがメモリのハーフアドレスまでくる
と割り込みを発生する。
【0039】図13(3)のADPCMスタートアドレ
スレジスタはメモリ読み出しのスタートアドレスを指定
する。先述のADPCMデコーダ再生イネーブル(RE
ADEN#1、#2)がセットされてADPCMデコー
ダの動作開始を指定すると、このレジスタで設定された
アドレスがリードポインタにロードされて、音声データ
の読み出しと転送が開始する。
【0040】メモリがリングバッファに設定されている
ときは、リードポインタがエンドアドレスのデータ転送
を行った後、このレジスタのスタートアドレスが再セッ
トされることにより、メモリがリングバッファとして機
能する。
【0041】図13(4)のADPCMエンドアドレス
レジスタはメモリ読み出しのエンドアドレスを指定す
る。メモリがシーケンシャルバッファに設定されている
ときは、リードポインタがここに設定されたアドレスの
データ転送を行った後にデータ転送を中止し、ADPC
Mデータバッファ制御レジスタのADPCM再生イネー
ブル(READEN#1、#2)のビットをリセットす
る。
【0042】図13(5)のADPCMハーフアドレス
レジスタは、リードポインタがこのレジスタにセットさ
れたアドレスのデータ転送後、割り込みを発生させる。
この割り込みは、割り込み後の継続データの書き込みタ
イミングを監視することによりADPCMデータの連続
再生を行うためのものである。
【0043】図13(6)のADPCMステータスレジ
スタは、ADPCMの状態を示すものでSOUNDEN
D#1、SOUNDEND#2はリードポインタがメモ
リのエンドアドレスのデータ転送を行うとビットがセッ
トされ、SOUNDHALF#1、SOUNDHALF
#2はリードポインタがメモリのハーフアドレスのデー
タ転送を行うとビットがセットされる。このレジスタ
は、ADPCM再生イネーブルがセットされたときと、
このレジスタが読み込まれてADPCMの状態確認が行
われたときには、リセットが行われる。
【0044】図13のレジスタを設定する際の出力コン
トロールユニットからのデータの書き込みタイミングに
ついて説明する。図14は、出力コントロールユニット
からの信号を受け付ける音声データ出力ユニットの各端
子の入力電圧の説明図である。−CS0〜−CS1は、
チップセレクト信号、RH/−Lは書き込みデータの上
位/下位バイトのセレクト信号、−WRRは書き込み信
号、SD0〜SD7はデータ入力用信号である。
【0045】−CS0/−CS1の入力電圧レベルによ
りデータ転送先のADPCMデコーダ#1/#2の切り
換えを行う。RH/−Lの切り換えで、音声データは上
位、下位の順に転送される。データ転送先の指定、上位
/下位の指定が完了すると−WRRの書き込み信号が立
ち下がり、SD0〜SD7にデータが入力される。
【0046】本実施例では、水平同期信号を出力コント
ロールユニット(図1中のSOUNDCTRL)および
ADPCMデコーダで受け付けて、音声データ転送レー
トと再生レートを水平同期信号に同期させている。
【0047】図15は、水平同期信号とデータ転送およ
び再生のサイクルの説明図で、サンプリング周波数3
1.47kHzを選択した例を示す。データは前述した
ように、1回の書き込み信号で上位1バイト、下位1バ
イトが転送されてくる。
【0048】出力コントロールユニットは、水平同期信
号HSYNC1を受けて、ADPCMデコーダに書き込
み信号−WRRを送る。このときすでに転送されてきた
データn−1を再生中である。一水平帰線期間内に上位
1バイト下位1バイトの順にデータnが転送され、帰線
期間終了までデータラッチされる。次のHSYNC2を
受けてADPCMはデータnを再生し、音声が出力さ
れ、データn再生中に、HSYNC3を受けて書き込み
信号が送られ、次のデータn+1が転送されてくる。同
様に帰線期間終了までデータラッチされ、HSYNC4
を受けてデータn+1が再生される。
【0049】ここで、もし、データの読み込み等に事故
が生じ、次のデータn+2が送られず、レベルホールド
の判断基準である2水平期間(H)データ転送がないと
きは、図中HSYNC6にあるように、最前のデータで
あるデータn+1の上位1バイトの内の後半データであ
る最終4ビットをレベルホールドする。
【0050】レベルホールドにより、ADPCMデコー
ダ内のスケールレベルおよびPCM値はクリアされず、
データn+1を伸張して得られた値が保持される。D/
Aコンバータにあるボリューム調整値も保持される。A
DPCMデコーダは次のデータn+2が転送されるまで
このまま待機し、データn+2が送られてきたら(図中
のHSYNC7)、データチェック後、デコーダ内に保
持されているスケールレベルとPCM値を使ってHSY
NC8を受けてデータn+2を伸張し、再生することが
出来る。
【0051】再生直前には、CPUに命令を与えて、上
述した図10のレジスタのRSTADPCMにビットを
セットし、ADPCMデコーダ独立のソフトリセットを
行い、正常に音声出力されるようにする。
【0052】図16に本発明の実施例における出力レベ
ルホールドの判断基準の説明図を示す。サンプリング周
波数が15.73kHz、7.87kHzと疎になる
と、再生に必要なデータが少なくなるため、データ転送
間隔が大きくなり、当然転送停止の基準は水平同期信号
4H期間、8H期間と長くなっている。このようにし
て、ADPCMデータ転送のエラー等に対処し、連続再
生される一連の音声データの途中再生を可能としてい
る。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明のコンピュータ装置
によれば、内蔵のADPCMデコーダで連続再生される
一連の音声データの転送に異常が発生して、音声出力が
中断しても、事故の起きた箇所からの途中再生が可能と
なる。必ずしも、データ転送のリトライ、あるいはリセ
ットによって一連の音声データの最初から音声出力を繰
り返さなくても済むため、途中再生することにより、デ
ータ転送エラーに迅速に対処することが出来る。データ
転送の異常だけではなく、連続再生される一連の音声デ
ータを中断、再開させる機能として画像と音声を伴う複
合的な情報の表現に活用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるコンピュータ装置の構
成図である。
【図2】本発明の実施例のコンピュータ装置を構成する
音声データ出力ユニットのブロック図である。
【図3】本発明の実施例においてメモリ内のADPCM
データの格納形式を示す説明図である。
【図4】サンプリング周波数とデータ転送および直線補
間時の加算量の関係の説明図である。
【図5】7.87kHzのサンプリング周波数選択時に
行う直線補間の説明図である。
【図6】PCMデータをADPCMデータに圧縮するフ
ローチャートである。
【図7】ADPCMデータをPCMデータに伸張するフ
ローチャートである。
【図8】ADPCMデータvs変化量vsレベル増減値
対応テーブルである。
【図9】スケールレベルvsスケール値テーブルであ
る。
【図10】ADPCMデコーダ動作を指定するレジスタ
の説明図である。
【図11】ADPCMデコーダが再生する音声のボリュ
ームを設定するレジスタの説明図である。
【図12】CPUからの信号を受け付ける音声データ出
力ユニットの各端子の入力電圧の説明図である。
【図13】出力コントロールユニット内のADPCMデ
コーダ制御用のレジスタの説明図を示す。
【図14】出力コントロールユニットからの信号を受け
付ける音声データ出力ユニットの各端子の入力電圧の説
明図である。
【図15】水平同期信号とデータ転送および再生のサイ
クルの説明図である。
【図16】本発明の実施例における出力レベルホールド
の判断基準の説明図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声発生機能を備えたコンピュータ制御
    装置において、連続再生されるべき一連のADPCMデ
    ータを再生する際、内蔵のADPCMデコーダ内に転送
    されたADPCMデータが、後続のADPCMデータが
    正常に転送されるまでの期間ホールドされ、後続の音声
    データから音声出力を再開することを特徴とするコンピ
    ュータ装置。
JP4289635A 1992-09-30 1992-10-02 コンピュータ装置 Pending JPH06180594A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4289635A JPH06180594A (ja) 1992-10-02 1992-10-02 コンピュータ装置
US08/128,288 US5831681A (en) 1992-09-30 1993-09-29 Computer system for processing sound data and image data in synchronization with each other
DE69328399T DE69328399T2 (de) 1992-09-30 1993-09-29 Sprachdaten-Verarbeitung
EP93307736A EP0590966B1 (en) 1992-09-30 1993-09-29 Sound data processing
CA002107314A CA2107314C (en) 1992-09-30 1993-09-29 Computer system
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US08/549,297 US5623315A (en) 1992-09-30 1995-10-27 Computer system for processing sound data
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01197800A (ja) * 1988-02-02 1989-08-09 Oki Electric Ind Co Ltd 記録・再生方法

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