JP4325781B2 - 暗号装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の圧縮フォーマットに従った変換により生成される圧縮データを所定の暗号鍵で暗号処理を施す暗号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、急速な技術進歩をしているデジタル技術によって映像データや音楽データをデジタル信号として保存することで、記録媒体の経年変化による画質や音質の劣化を防ぐことができるようになり、またデジタル信号はパーソナルコンピュータなどを用いての編集や作成が容易なことから、急速にデジタル機器やデジタル記録媒体が普及してきた。
【0003】
また、インターネット技術の発展と普及により、店頭で商品売買を行うといった従来のビジネスとは全く異なったビジネスが興っており、例えばインターネット上のホームページで商品売買を行ったり、音楽配信を行うというビジネスも現れている。
【0004】
さらに、デジタル化された音楽データなどは本来の音質とほとんど同じ程度の音質を保持したままで、データ量を1/10程度にまで圧縮できる音声圧縮伸張技術も進んでおり、このような技術を用いた場合、圧縮された音楽データを保存するための記憶容量は小さくてすみ、最近では半導体メモリを使った携帯型の音楽再生装置が若者の世代で普及し始めている。
【0005】
一方、このようなデジタル技術による利便性とは逆に、大きな問題として取り上げられるのが著作権問題である。
【0006】
音楽データがデジタル信号で作成されている場合、そのデータをコピーすることで全く同一の音楽データを作成することが極めて容易にできる。つまりオリジナルと全く同じ音楽データが大量に安価に偽造される可能性があり、市場に氾濫してしまうことが推測される。それが現実となった場合、本来アーチストやレコード会社に支払われる著作権料が支払われなくなり、音楽業界のビジネスが成立しなくなるといった大きな問題が発生する。
【0007】
このような著作権問題に対して、インターネット上で配信された音楽データやコンパクトディスクからパーソナルコンピュータなどにリッピングされた音楽データなどには、特定の音楽再生機器でしか再生動作できないように暗号処理を施したものや、コピー回数を制限するために音楽データ以外の情報を音楽データとともに記録して対策を実施しているものがある。
【0008】
ここでは、音楽データを所定の圧縮フォーマットで圧縮処理した後に暗号処理を施したデータと再生時に必要となる暗号鍵等の管理ファイルを記録媒体に保存する録音機器の暗号装置について説明する。
【0009】
従来技術による音楽録音機器の暗号装置について図7、8、9、10を用いて説明する。
【0010】
図7は音楽データを所定の圧縮フォーマットにより圧縮処理を行ない、更に所定の鍵を用いて暗号処理を施す過程を示している。A/Dコンバータなどによってアナログデータからディジタルデータに変換した音楽データをDSP(Digital Signal Processor)に入力し、DSPは所定の圧縮フォーマットに従い音楽データを圧縮してフレームデータを生成する。
【0011】
フレームデータは同期パターンやサンプリングレート、個々のフレームデータのサイズ等の情報を含むヘッダ部と圧縮した音楽データである圧縮データ部から構成され、ヘッダ部に含まれる情報は圧縮フォーマットによって異なる。
【0012】
現在最も普及している圧縮フォーマットの一つであるMP3の場合、1/10のデータ圧縮率を達成することができ、ヘッダ部にはビットレートやサンプリング周波数などの情報が含まれている。
【0013】
次にDSPにより出力される連続したフレームデータに暗号処理を施すが、暗号処理はフレームデータ全体ではなく圧縮データ部だけを対象として所定の暗号鍵を用いて処理し、暗号処理前後でデータのサイズは変わらないものとする。
【0014】
つまり、ヘッダ部に含まれるフレームサイズの情報は暗号処理を施しても変更する必要は無く、そのまま利用することが可能となる。
【0015】
また、圧縮データ部を暗号処理したものを暗号圧縮データ部、ヘッダ部と暗号圧縮データ部を結合したものを暗号フレームデータと呼ぶことにする。
【0016】
ここまでの処理は全てフレームデータという単位で行なってきたが、マイコンでは個々のデータサイズが可変するフレームデータでなく、通常はデータサイズを固定した単位でデータ処理を行なう。
【0017】
ここでは、マイコンはセクタ(512Byte)という単位でデータ処理を行い、メモリや記録媒体にもセクタ単位でデータ転送することにする。つまり、フレームデータとセクタとは非同期の関係になることから、セクタ内にフレームデータが幾つ含まれるか分からず、またフレームデータが連続するセクタに二分されることもある。
【0018】
図8は従来技術による暗号装置のブロック図を示しており、図に示すように、本実施の形態1にかかる暗号装置は、マイコン801、外部メモリ802、記録媒体803、DSP804、ヘッダ分離手段805、暗号回路806、ヘッダ結合回路807、メモリA制御回路808、メモリA809から構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0019】
図9はマイコンと従来技術による暗号装置の一連の動作を示したタイミング図である。
【0020】
図10はマイコンが作成する個々の暗号フレームデータに関する管理テーブルの生成手順を示した図である。
【0021】
次に図8、図9、図10を用いて暗号装置の動作を詳細に説明する。
【0022】
はじめに、マイコン801は録音動作を開始する前に、ヘッダ分離回路805に対して所定の圧縮フォーマットを設定し、暗号回路806に対して暗号鍵の鍵変更要求を出力して暗号回路806で生成された暗号鍵を読み出す。
【0023】
次に、DSP804は入力される音楽デジタルデータを所定の圧縮フォーマットにより圧縮処理してヘッダ分離回路805に出力する。
【0024】
DSP804がフレームデータを出力する周期は1つのフレームデータの音楽再生時間と等しく、フレームデータを出力している期間は圧縮処理後のビットレート、DSP804とヘッダ分離回路805との転送レートに依存する。
【0025】
例えば、フレームデータの音楽再生時間が20msec、ビットレートが128Kbps、転送レートが20Mbpsの場合、DSP804から出力するフレームデータの周期は20msec、1つのフレームデータを出力している期間は128μsec(20msec×128Kbps/20Mbps)となり実時間の1%以下しかないことになる。
【0026】
ヘッダ分離回路805は所定の音楽フォーマットに従い、入力されたフレームデータから同期パターンを検出してヘッダ部の先頭位置を判断する。そして、ヘッダ部に含まれるフレームデータのサイズ等の情報からヘッダ部と圧縮データ部とに分離して、ヘッダ部をヘッダ結合回路807に出力し、圧縮データ部を暗号回路806に出力する。
【0027】
暗号回路806では暗号鍵を用いて、入力された圧縮データ部を暗号処理して暗号圧縮データ部を生成する。そして暗号圧縮データ部をヘッダ結合回路807へ出力する。なお、圧縮データ部と暗号圧縮データ部のサイズは同じである。
【0028】
ヘッダ結合回路807はヘッダ分離回路805から入力されたヘッダ部と暗号回路806から入力された暗号圧縮データ部をフレームデータと同様の構成へ戻すために、結合させて暗号フレームデータを生成し、メモリA制御回路808に出力する。
【0029】
メモリA制御回路808はメモリA809に対してFIFO(First−In−First−Out)制御を行なう。入力された暗号フレームデータをメモリA809に書き込んでいくと同時に、メモリAがオーバーフローにならないようにメモリA809のアドレスを管理する。
【0030】
DSP804は1つのフレームデータを出力し終わるとマイコン801に対して割り込みAを出力し、当該フレームデータの出力が完了したことをマイコン801に伝える。
【0031】
マイコン801はこの割り込みAを検出した場合、暗号鍵の変更と管理テーブルAの更新処理を行う。
【0032】
まず、マイコン801はこの割り込みAから暗号回路806で現在暗号処理しているフレームデータが録音開始後から何番目のフレームデータなのかをカウントし、その後に暗号回路806に対して暗号鍵の鍵変更要求を出力する。
【0033】
次に、暗号回路806はマイコン801から暗号鍵の変更要求を検出すると、内部で暗号鍵を生成して、新たに生成した暗号鍵を用いて、入力されるフレームデータの圧縮データ部の暗号処理を行なう。そして、マイコン801は暗号回路806から新たに生成した暗号鍵を読み出す。
【0034】
そして、マイコン801はフレームデータのカウント値と当該フレームデータを暗号処理した暗号鍵から管理テーブルAを作成し、その管理テーブルAを外部メモリ802に保存する。
【0035】
また、割り込みAと同時にDSP804からマイコン801へ曲番号等の情報が入力される場合には、管理テーブルAの暗号フレームデータのカウント値に対応した曲番号と曲の開始位置や終了位置を追加する。
【0036】
次に、メモリA制御回路808はメモリA809に格納された暗号フレームデータが所定のデータサイズ(セクタの倍数)に到達したことを検出するとマイコン801に対して割り込みBを出力し、メモリA809からの暗号フレームデータの読出しをマイコン801に要求する。
【0037】
次に、マイコン801は割り込みBを検出すると、メモリA制御回路808に対してデータ読出しを行ない、読み出したデータが所定のデータサイズに達するまで読出しを繰り返す。
【0038】
続いて、メモリA制御回路808はアドレスの管理を行ないながらメモリA809から暗号フレームデータを読み出しマイコン801に出力し、マイコン801からのデータ読み出しによりメモリA809がアンダーフローを発生しないようにアドレスの管理を行なう。
【0039】
通常、マイコン801はデータをフレームデータ単位で取り扱うことは得意としておらず、セクタ単位で管理させることが最適である。
【0040】
従って、外部メモリ802に格納している管理テーブルはセクタとは異なるデータ単位であるフレームデータのカウント値で記述しているため、マイコン801はこの管理テーブルAのデータ単位をセクタに変換する必要がある。つまり、管理テーブルの暗号フレームデータのカウント値とセクタ内のアドレスを関連づける作業をしなければならない。
【0041】
そこで、マイコン801は外部メモリ802に格納された暗号フレームデータをサーチし、ヘッダ部に含まれる同期パターンおよび暗号フレームデータのサイズを基にそれぞれの暗号フレームデータの先頭アドレスを特定する。そして、管理テーブルAの暗号フレームデータのカウント値を該当する暗号フレームデータの先頭アドレスに置換することで、セクタ単位の管理テーブルBを作成する。
【0042】
さらに、マイコン801は音楽再生時に必要となる管理ファイルを管理テーブルBを基に生成して、外部メモリ802に格納している暗号フレームデータとともに記録媒体803に書き込む。
【0043】
上記の動作を繰り返すことにより、音楽データを所定の圧縮フォーマットで圧縮処理、暗号処理を施したデータと、再生時に必要となる暗号化鍵等の管理情報を記録媒体に保存することができる。
【0044】
【特許文献1】
特開2000−235768号公報
【0045】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術による暗号装置では、マイコン801はDSP804がフレームデータの出力を完了してから次のフレームデータの出力までの間に、割り込みAを検出して暗号回路806に対して暗号鍵の変更要求を出力し、暗号回路806で生成した暗号鍵を読み出し、フレームカウントのカウントを行なって管理テーブルAを更新していかなければならない。
【0046】
しかし、マイコン801は割り込みAによる暗号鍵および管理テーブルAの更新だけに専従できるわけではないため、場合によっては次の割り込みAが検出されるまでに直前の割り込みの処理が完了していない状況も考えられる。
【0047】
そのような不具合を回避するため、通常はマイコンに入力する動作クロックを比較的高い周波数のものを用いることで、割り込み処理における時間の余裕を確保しておく必要がある。
【0048】
しかし、最近ではコンパクトディスクからミニディスクへの録音時間が4倍もの高速度で行なえる機器が発売されており、今後も引き続き高倍速化による録音時間の短縮が図られる傾向にある。
【0049】
そのような高倍速の録音機器を実現しようとした場合、圧縮後のビットレートやDSP804からヘッダ分離回路805へのデータ転送速度を変えないとするとフレームデータが出力される周期は当然短くなり、割り込みAの周期も同様に短くなる。
【0050】
従って、割り込みAを検出して暗号鍵および管理テーブルAの更新等の処理を実施しなければならない期間は短くなり、高倍速で録音をしようとすればするほど処理が破綻してしまう可能性が高くなる。
【0051】
本発明は、上記従来の暗号装置の課題を考慮し、マイコンの負担を軽減した暗号装置を提供することを目的としている。
【0052】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の本発明は、同期パターンを含むヘッダ部及び、圧縮データ部を有するフレームデータを、前記ヘッダ部と前記圧縮データ部とに分離するヘッダ分離手段(105、305、505)と、前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部から、暗号鍵を用いた暗号処理によって暗号圧縮データ部を作成し、前記暗号鍵とともに出力する暗号手段(106、306、506)と、前記ヘッダ分離手段から入力された前記ヘッダ部と、前記暗号手段から入力された前記暗号圧縮データ部とを結合して暗号フレームデータを作成し、出力するヘッダ結合手段(107、307、507)と、前記ヘッダ結合手段から入力された前記暗号フレームデータを第1のメモリに書き込み、前記暗号フレームデータが書き込まれた前記第1のメモリの領域データを出力する第1のメモリ制御手段(108、308、508)と、入力された前記フレームデータに関する第1の付属情報と、前記暗号手段から入力された前記暗号鍵と、前記第1のメモリ制御手段から入力された前記領域データと、を基に、第2の付属情報を作成し、第2のメモリに書き込む第2のメモリ制御手段(110、310、510)と、前記暗号フレームデータと前記第2の付属情報を読み出し、前記第2の付属情報を基に管理ファイルを作成し、前記暗号フレームデータとともに記録媒体に書き込むマイコン(101、301、501)とを備えた暗号装置である。
【0053】
また、第2の本発明は、前記暗号手段(106)は、前記マイコンから鍵変更要求を入力された場合は新たな前記暗号鍵を生成し、前記鍵変更要求が入力されない場合は、直前に用いていた前記暗号鍵を用いて前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部を暗号処理して前記暗号圧縮データ部を生成し、出力する暗号手段である第1の本発明の暗号装置である。
【0054】
また、第3の本発明は、前記第1の付属情報に基づいて、前記暗号鍵を変更する場合は前記暗号手段に鍵変更要求を出力し、前記暗号鍵を変更しない場合は前期暗号手段に前記鍵変更要求を出力しない付属情報デコード手段(313、513)を更に備え、前記暗号手段(306、506)は、前記鍵変更要求が入力された場合は新たな前記暗号鍵を生成し、前記鍵変更要求が入力されない場合は、直前に用いていた前記暗号鍵を用いて前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部を暗号処理して暗号圧縮データ部を生成し、出力する暗号手段である第1の本発明の暗号装置である。
【0055】
また、第4の本発明は、前記第1の付属情報に基づいて暗号処理するか否か判断し、暗号モード情報を作成し、出力する付属情報デコード手段(313、513)を更に備え、前記暗号手段(306、506)は、暗号処理する場合は前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部を暗号処理して暗号圧縮データ部を生成し、暗号処理しない場合は入力された前記圧縮データ部を暗号処理せず暗号圧縮データ部として出力する暗号手段であり、前記第2のメモリ制御手段(310、510)は、更に前記暗号モード情報をも利用して前記第2の付属情報を作成する第2のメモリ制御手段である第1の本発明の暗号装置である。
【0056】
また、第5の本発明は、前記第1の付属情報に基づいて、圧縮フォーマットに関する圧縮フォーマット情報を生成して前記ヘッダ分離手段に出力する付属情報デコード手段(313、513)を更に備え、前記ヘッダ分離手段(305、505)は、前記圧縮フォーマット情報を基に前記フレームデータを前記ヘッダ部と前記圧縮データ部とに分離するヘッダ分離手段であり、前記第2のメモリ制御手段(310、510)は、更に前記圧縮フォーマット情報をも利用して前記第2の付属情報を作成する第2のメモリ制御手段である第1の本発明の暗号装置である。
【0057】
また、第6の本発明は、前記ヘッダ分離手段(105、305、505)は、入力された前記フレームデータを分離せず前記暗号手段に出力することを選択できるヘッダ分離手段である第1の本発明の暗号装置である。
【0058】
また、第7の本発明は、前記第1のメモリ制御手段を通して、前記第1のメモリから入力された前記暗号フレームデータを前記記録媒体に直接出力するメモリ間転送手段(514)を更に備え、前記マイコン(501)は、前記第2の付属情報を読み出し、前記第2の付属情報を基に管理ファイルを作成し、前記記録媒体に書き込むマイコンである第1の本発明の暗号装置である。
【0059】
また、第8の本発明は、第1の本発明の暗号装置の、同期パターンを含むヘッダ部及び、圧縮データ部を有するフレームデータを、前記ヘッダ部と前記圧縮データ部とに分離するヘッダ分離手段(105、305、505)、前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部から、暗号鍵を用いた暗号処理によって暗号圧縮データ部を作成し、前記暗号鍵とともに出力する暗号手段(106、306、506)、前記ヘッダ分離手段から入力された前記ヘッダ部と、前記暗号手段から入力された前記暗号圧縮データ部とを結合して暗号フレームデータを作成し、出力するヘッダ結合手段(107、307、507)、前記ヘッダ結合手段から入力された前記暗号フレームデータを第1のメモリに書き込み、前記暗号フレームデータが書き込まれた前記第1のメモリの領域データを出力する第1のメモリ制御手段(108、308、508)、及び、入力された前記フレームデータに関する第1の付属情報と、前記暗号手段から入力された前記暗号鍵と、前記第1のメモリ制御手段から入力された前記領域データと、を基に、第2の付属情報を作成し、第2のメモリに書き込む第2のメモリ制御手段(110、310、510)としてコンピューターを機能させるためのプログラムである。
【0060】
また、第9の本発明は、第8の本発明のプログラムを担持した媒体であって、コンピューターで利用可能なことを特徴とする記録媒体である。
【0061】
また、第10の本発明は、第1の本発明の暗号装置を用いて、暗号化する方法であって、同期パターンを含むヘッダ部及び、圧縮データ部を有するフレームデータを、前記ヘッダ部と前記圧縮データ部とに分離するヘッダ分離工程と、前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部から、前記暗号鍵を用いた暗号処理によって暗号圧縮データ部を作成し、前記暗号鍵とともに出力する暗号化工程と、前記ヘッダ分離手段から入力された前記ヘッダ部と、前記暗号手段から入力された前記暗号圧縮データ部とを結合して暗号フレームデータを作成し、出力するヘッダ結合工程と、前記ヘッダ結合手段から入力された前記暗号フレームデータを第1のメモリに書き込み、前記暗号フレームデータが書き込まれた前記第1のメモリの領域データを出力する第1のメモリ制御工程と、入力された前記フレームデータに関する第1の付属情報と、前記暗号手段から入力された前記暗号鍵と、前記第1のメモリ制御手段から入力された前記領域データと、を基に、第2の付属情報を作成し、第2のメモリに書き込む第2のメモリ制御工程と、前記暗号フレームデータと前記第2の付属情報を読み出し、前記第2の付属情報を基に管理ファイルを作成し、前記暗号フレームデータとともに記録媒体に書き込む工程とを備えた暗号化方法である。
【0062】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態における暗号装置について説明する。
【0063】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における暗号装置の構成を示したブロック図である。
【0064】
図に示すように、本実施の形態1にかかる暗号装置は、データを所定の圧縮フォーマットに従って、圧縮してフレームデータを作成するDSP104と、フレームデータをヘッダ部と圧縮データ部に分離する、本発明のヘッダ分離手段の一例であるヘッダ分離回路105を有している。
【0065】
また、圧縮データ部を暗号鍵を用いて暗号化する、本発明の暗号手段の一例である暗号回路106と、ヘッダ部と暗号圧縮データ部を結合する、本発明のヘッダ結合手段の一例であるヘッダ結合回路107を備えている。
【0066】
さらに、暗号フレームデータの格納及び読み出しを行う、本発明の第1のメモリ制御手段の一例である、メモリA制御回路108と、暗号フレームデータを格納する、本発明の第1のメモリの一例であるメモリA109とを備えている。また、管理テーブルBを作成する、本発明の第2のメモリ制御手段の一例であるメモリB制御回路110と、管理テーブルBを格納する、本発明の第2のメモリの一例であるメモリB111とを備えている。
【0067】
また、暗号フレームデータ及び管理テーブルBを格納する外部メモリ102と、マイコン101と、データを記録するための記録媒体103を有している。
【0068】
図2は本発明の実施の形態1における暗号装置の動作を示すタイミング図であり、この図を用いて動作の詳細な説明を行なう。
【0069】
はじめに、マイコン101は録音動作を開始する前に、ヘッダ分離回路に対して所定の圧縮フォーマットを設定し、暗号回路106に対して暗号鍵の鍵変更要求をする。
【0070】
次に、DSP104は入力される音楽ディジタルデータを所定の圧縮フォーマットにより圧縮処理してヘッダ分離回路105に出力し、ヘッダ分離回路105はマイコンから設定された圧縮フォーマットに従い、入力されたフレームデータから同期パターンを検出してヘッダ部の先頭位置を判断する。
【0071】
そして、ヘッダ部に含まれるフレームデータのサイズ等の情報からヘッダ部と圧縮データ部に分離して、ヘッダ部をヘッダ結合回路107に出力し圧縮データ部を暗号回路106に出力する。
【0072】
続いて、暗号回路106は、暗号鍵を用いて入力された圧縮データ部を暗号処理して暗号圧縮データ部を生成する。そして暗号圧縮データ部をヘッダ結合回路107へ出力する。
【0073】
次に、ヘッダ結合回路107はヘッダ分離回路105から入力されたヘッダ部と暗号回路106から入力された暗号圧縮データ部を結合して、暗号フレームデータを生成しメモリA制御回路108に出力すると同時に暗号フレームデータの先頭位置をメモリA制御回路108に出力する。
【0074】
ここで、メモリA制御回路108はメモリAにヘッダ結合回路107から入力された暗号フレームデータを書き込むためのアドレスを管理しており、入力された暗号フレームデータと先頭位置から、暗号フレームデータの先頭位置に相当するデータをメモリA109に書き込む際のアドレスをメモリB制御回路110に出力する。
【0075】
また、メモリA制御回路108は、ヘッダ結合回路107から入力された暗号フレームデータをメモリA109に順次書き込んでいくが、データを書き込んでいく毎に管理しているアドレスを1ずつインクリメントしていき、当該暗号フレームデータを書き込み終えたときには、管理しているアドレスは次の暗号フレームデータの先頭位置に相当するデータを書き込むアドレスになっている。
【0076】
次に、メモリB制御回路110はメモリA制御回路108から入力された暗号フレームデータの先頭位置のアドレスと、暗号回路から入力された暗号鍵と、DSP104から入力された、本発明の第1の付属情報の一例である付属情報Aと、を基に、本発明の第2の付属情報の一例である付属情報Bを生成しメモリB111に書き込む。
【0077】
ここで、付属情報AはDSP104から出力するフレームデータに関する情報を含んでおり、ここでは曲番号、曲開始終了位置を示す情報を含む。つまり、メモリB111には暗号フレームデータが格納されているセクタ番号とセクタ内アドレス、暗号処理した際の暗号鍵、そして曲番号と曲開始終了位置が書かれていることになり、これは従来の暗号装置の管理テーブルBに相当するものである。
【0078】
そして、DSP104は1つのフレームデータを出力し終わるとマイコン101に対して割り込みAを出力し、当該フレームデータの出力が完了したことをマイコン101に伝える。
【0079】
次に、マイコン101はこの割り込みAを検出し、暗号回路106に対して暗号鍵の鍵変更要求を出力する。暗号回路106は、マイコン101から暗号鍵の鍵変更要求を入力されると、内部で新たな暗号鍵を生成する。そして、入力されたフレームデータの圧縮データ部を、新たに生成した暗号鍵を用いて暗号処理を行なう。
【0080】
次に、メモリA制御回路108は、メモリA109に格納された暗号フレームデータが所定のデータサイズ(セクタの倍数)に到達したことを検出するとマイコン101に対して割り込みBを出力し、続いて、メモリA109からの暗号フレームデータの読出しをマイコン101に要求する。
【0081】
ここで、マイコン101は割り込みBを検出すると、メモリA制御回路108に対して暗号フレームデータの読出し要求を行なう。そしてメモリA制御回路108はアドレスの管理を行ないながらメモリA109から暗号フレームデータを読み出しマイコン101に出力する。マイコン101は読み出した暗号フレームデータが所定のデータサイズに達するまで読出しを繰り返す。
【0082】
次に、マイコン101は、暗号フレームデータの読み出しを終了した後、メモリB制御回路110に対して管理テーブルBの読み出し要求を行う。メモリB制御回路110は、アドレスの管理を行ないながらメモリB111から管理テーブルBを読み出してマイコン101に出力する。
【0083】
次に、マイコン101は、メモリA109およびメモリB111から読み出した暗号フレームデータと管理テーブルBを外部メモリ102に格納する。これらは既に、セクタというデータ単位で管理されていることになり、マイコン101は管理テーブルBを基に音楽再生に必要な情報を追記した管理ファイルを作成して、外部メモリ102に格納している暗号フレームデータとともに記録媒体103に書き込む。
【0084】
上記の動作を繰り返すことにより、音楽データを所定の圧縮フォーマットで圧縮処理、暗号処理を施したデータと、再生時に必要となる暗号化鍵等の管理情報を記録媒体に保存することができる。
【0085】
このように、マイコンは、管理テーブルA及び外部メモリに格納した暗号フレームデータを全てサーチして管理テーブルBを作成する必要が無くなり、メモリBから読み出した管理テーブルBを基にして音楽再生時に必要な管理ファイルを作成することでマイコンの負担は大幅に軽減される。
【0086】
なお、本発明の暗号手段は、一つのフレームデータ毎に、マイコン101が鍵変更要求を暗号回路106に出力した後、暗号鍵の変更を行う暗号回路106に相当するが、マイコン101から鍵変更要求を入力された場合は、新たな暗号鍵を生成し、鍵変更要求が入力されない場合は、直前に用いていた暗号鍵を用いてヘッダ分離手段から入力された圧縮データ部を暗号処理する暗号手段であってもよい。
【0087】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における暗号装置の構成を示したブロック図である。基本的な構成は、実施の形態1と同じであるが、本発明の付属情報デコード手段の一例である付属情報デコード回路313と、データ制御回路312とを備えている点が異なる。この相違点を中心に説明をする。
【0088】
図4は本発明の実施の形態2における暗号装置の動作を示すタイミング図であり、この図を用いて動作の詳細な説明を行なう。
【0089】
はじめに、DSP304は入力された音楽デジタルデータを所定の圧縮フォーマットにより圧縮処理して、フレームデータを生成してデータ制御回路312に出力し、同時にフレームデータに関連する曲番号や曲開始終了位置などの情報である付属情報Aをデータ制御回路312に出力する。
【0090】
次に、データ制御回路312は入力された付属情報Aを付属情報デコード回路313に出力する。
【0091】
続いて、付属情報デコード回路313は入力された付属情報Aを基に当該フレームデータがDSP304で、どの圧縮フォーマットで圧縮処理されたかを判断して圧縮フォーマット情報を作成してヘッダ分離回路305に出力する。
【0092】
また、同時に付属情報デコード回路313は付属情報Aを基に当該フレームデータの圧縮データ部を暗号処理するかどうかを判断して、暗号モード情報を作成し、暗号回路306に出力する。また、圧縮データ部を暗号処理する際に暗号鍵を変更するかどうかを判断し、変更する場合は暗号回路306に対して鍵変更要求を出力する。
【0093】
そして、付属情報デコード回路313が暗号回路306に対して鍵変更要求を出力した場合、暗号回路306は鍵変更要求を検出してから暗号鍵を内部で生成して設定し、その暗号鍵を付属情報デコード回路313に出力する。
【0094】
続いて、付属情報デコード回路313は暗号回路306から設定した暗号鍵を入力されることにより、ヘッダ分離回路305と暗号回路306での暗号処理の準備が完了したと判断し、データ制御回路312に設定完了信号を出力する。また、データ制御回路312から入力した付属情報Aに暗号鍵と暗号モード情報と圧縮フォーマット情報とを加えて作成した付属情報A´をメモリB制御回路310に出力する。
【0095】
また、付属情報デコード回路313が暗号回路306に対して鍵変更要求を出力しない場合、暗号回路306は直前に用いていた暗号鍵をそのまま設定して、暗号処理を行なう。続いて、付属情報デコード回路313は、既にヘッダ分離回路305と暗号回路306での暗号処理の準備が完了していると判断してデータ制御回路312に設定完了信号を出力する。次に、データ制御回路312から入力された付属情報Aに直前のフレームデータを暗号処理した際の暗号鍵と同じ暗号鍵を追記して作成した付属情報A´をメモリB制御回路310に出力する。
【0096】
次に、データ制御回路312は付属情報デコード回路313から設定完了信号が入力されると、ヘッダ分離回路305以降の暗号処理の準備が完了していると判断し、DSP304から入力されたフレームデータをヘッダ分離回路305に出力する。
【0097】
次に、ヘッダ分離回路305は付属情報デコード回路313から入力された圧縮フォーマット情報に従い、データ制御回路312から入力されたフレームデータをヘッダ部と圧縮データ部とに分離し、ヘッダ部をヘッダ結合回路307に、圧縮データ部を暗号回路306に出力する。
【0098】
次に、暗号回路306は付属情報デコード回路313から、鍵変更要求が入力されると、内部で暗号鍵を生成してその暗号鍵を用いて暗号処理するように準備する。続いて、暗号鍵の準備が完了すると付属情報デコード回路313に対して暗号鍵を出力する。ただし、暗号回路306は付属情報デコード回路313から鍵変更要求が入力されない場合は、現在暗号処理に用いている暗号鍵を使い続ける。
【0099】
そして、暗号回路306はヘッダ分離回路305から入力された圧縮データ部を暗号鍵を用いて圧縮処理して、暗号圧縮データ部を生成し、ヘッダ結合回路307に出力する。
【0100】
また、メモリB制御回路310は、暗号鍵を含んでいる付属情報A´と、実施の形態1と同様にメモリA制御回路308から入力される暗号フレームデータの先頭位置アドレスとを、基に、付属情報Bを作成し、メモリB311に書き込む。なお、実施の形態2における付属情報Bは、実施の形態1と異なり、圧縮モード情報と暗号モード情報が加えられた付属情報Bとなっている。
【0101】
以上のように、付属情報デコード回路313は、DSP304から入力された付属情報Aを基に圧縮フォーマット情報、鍵変更要求、暗号モード情報を生成し、圧縮フォーマット情報をヘッダ分離回路305に出力し、鍵変更要求と暗号モード情報を暗号回路306に出力する。そして、フレームデータを暗号処理する直前に暗号処理に関わる諸設定を行うことで、マイコン301はこれらの処理から解放され、マイコン301の負荷を大幅に軽減することができる。
【0102】
しかも高倍速で暗号処理を行なう場合でも、暗号処理に関してはマイコンの負荷が増えることがないため容易に録音機器を開発することができる。
【0103】
このように、マイコン301は、DSPから入力される割り込みAによって暗号鍵を要求するタイミングを検出する必要がなくなる。つまり、割り込みA毎に暗号鍵の変更処理や管理テーブルAの更新処理をしなければならないという拘束から解放されることにより、マイコン301の負担が軽減されると同時に高倍速化を容易に達成することが出来る。
【0104】
また、付属情報デコード回路313がDSP304から入力された付属情報Aから暗合するしないを判断して暗号回路に直接設定することにより、暗号処理する必要のあるフレームデータと暗号処理する必要のないフレームデータが混在している場合でも、マイコンは一連の判断や設定タイミングを行わなければいけない負荷が発生しないため、負荷を増加させることなく複雑な暗号処理を行うことが出来る。
【0105】
さらに、付属情報デコード回路313が、DSP304から入力された付属情報Aから、DSP304での圧縮処理する際の圧縮フォーマット情報をヘッダ分離回路305に出力することにより、圧縮フォーマットをフレームデータ毎に判断することが出来、複数の圧縮フォーマットが混在したフレームデータ群でもマイコン301の負担を増加させることなく暗号処理することが出来る。
【0106】
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3における暗号装置の構成を示したブロック図である。基本的な構成は、実施の形態1と同じであるが、暗号フレームデータを記録媒体503に転送する、本発明のメモリ間転送手段の一例であるメモリ間転送回路514を備えている点が異なる。この相違点を中心に説明をする。
【0107】
図6は本発明の実施の形態3における暗号装置の動作を示すタイミング図であり、この図を用いて動作の詳細な説明を行なう。
【0108】
メモリA制御回路508はヘッダ結合回路507からメモリA509に格納された暗号フレームデータが所定のデータサイズ(セクタの倍数)に到達したことを検出すると、マイコン501に対して割り込みBを出力するとともにメモリ間転送回路514に対して起動信号を出力する。
【0109】
マイコン501は割り込みBを検出すると、メモリB制御回路510に対してメモリB511に格納している管理テーブルBを読み出すように要求し、読み出した管理テーブルBを外部メモリ502に書き込む。
【0110】
メモリ間転送回路514は起動信号を検出すると、メモリA制御回路508に暗号フレームデータを要求する。メモリA制御回路508はメモリ間転送回路514から暗号フレームデータを要求されると、格納している暗号フレームデータを出力する。
【0111】
メモリA制御回路508は読み出した暗号フレームデータが所定のデータサイズに到達するまで暗号フレームデータの読出しを続けるが、それと同時に読み出した暗号フレームデータをマイコン501が設定する記録媒体のアドレスに書き込んでいく。メモリ間転送回路514は暗号フレームデータを書き込む記録媒体のアドレスを管理しており、暗号フレームデータを書き込む度にアドレスをインクリメントしていく。
【0112】
以上のようにして、メモリA509に格納された暗号フレームデータをメモリ間転送回路514が記録媒体503に転送することにより、マイコン501は暗号フレームデータを全く制御することなく記録動作を実行することができる。
【0113】
つまり、マイコン501はメモリA509に格納された暗号フレームデータを外部メモリ502に、および外部メモリ502に格納した暗号フレームを記録媒体にデータ転送するという負荷から解放される。このため、マイコンは、メモリB510に格納された管理テーブルBを外部メモリ502に転送して、再生に必要な管理ファイルを作成し、その管理ファイルを記録媒体503に転送するだけの処理を行えばよいことになる。
【0114】
このようにすることで、マイコン501の負荷は大幅に軽減できるとともに、高倍速での記録を行った場合においてもマイコン501の行う処理に対して時間的な制約は大幅に緩和されるので高倍速記録機器を容易に、しかも低消費電力の機器を開発することができる。
【0115】
また、本発明における暗号装置で取り扱うデータは、ヘッダ部と圧縮データ部とから構成されるフレームデータとしており、その特性をヘッダ分離回路とヘッダ結合回路で吸収しているが、入力されたフレームデータを分離せず暗号手段に出力することが選択できる暗号装置を用いることにより、DSPから入力されるフレームデータがヘッダ部と圧縮データ部で構成されず、全てが圧縮データ部であるような特殊な構成であった場合でも、DSPから入力されるデータ全てを暗号手段に出力することで、対応できるデータの構造をマイコンの負荷を増加させることなく容易に増やすことが出来る。
【0116】
本発明に係わるプログラムは、上述した本発明の暗号装置の全部又は一部の手段(又は、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0117】
本発明に係わる記録媒体は、上述した本発明の暗号装置の全部又は一部の手段の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協働して前記機能を実行する媒体である。
【0118】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0119】
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読み取られ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0120】
又、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
【0121】
又、上述した本発明のコンピュータは、CPUなどの純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
【0122】
尚、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明によれば、マイコンの負荷を軽減した暗号装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における暗号装置の構成を示すブロック図。
【図2】 本発明の実施の形態1における暗号装置の動作を示すタイミング図。
【図3】 本発明の実施の形態2における暗号装置の構成を示すブロック図。
【図4】 本発明の実施の形態2における暗号装置の動作を示すタイミング図。
【図5】 本発明の実施の形態3における暗号装置の構成を示すブロック図。
【図6】 本発明の実施の形態3における暗号装置の動作を示すタイミング図。
【図7】 音楽データの圧縮処理と暗号処理を説明する図。
【図8】 従来の暗号装置の構成を示すブロック図。
【図9】 従来の暗号装置の動作を示すタイミング図。
【図10】 管理テーブルの構成を示す図。
【符号の説明】
101 マイコン
102 外部メモリ
103 記録媒体
104 DSP
105 ヘッダ分離回路
106 暗号回路
107 ヘッダ結合回路
108 メモリA制御回路
109 メモリA
110 メモリB制御回路
111 メモリB

Claims (10)

  1. 同期パターンを含むヘッダ部及び、圧縮データ部を有するフレームデータを、前記ヘッダ部と前記圧縮データ部とに分離するヘッダ分離手段と、前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部から、暗号鍵を用いた暗号処理によって暗号圧縮データ部を作成し、前記暗号鍵とともに出力する暗号手段と、前記ヘッダ分離手段から入力された前記ヘッダ部と、前記暗号手段から入力された前記暗号圧縮データ部とを結合して暗号フレームデータを作成し、出力するヘッダ結合手段と、前記ヘッダ結合手段から入力された前記暗号フレームデータを第1のメモリに書き込み、前記暗号フレームデータが書き込まれた前記第1のメモリの領域データを出力する第1のメモリ制御手段と、入力された前記フレームデータに関する第1の付属情報と、前記暗号手段から入力された前記暗号鍵と、前記第1のメモリ制御手段から入力された前記領域データと、を基に、第2の付属情報を作成し、第2のメモリに書き込む第2のメモリ制御手段と、前記暗号フレームデータと前記第2の付属情報を読み出し、前記第2の付属情報を基に管理ファイルを作成し、前記暗号フレームデータとともに記録媒体に書き込むマイコンとを備えた暗号装置。
  2. 前記暗号手段は、前記マイコンから鍵変更要求を入力された場合は新たな前記暗号鍵を生成し、前記鍵変更要求が入力されない場合は、直前に用いていた前記暗号鍵を用いて前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部を暗号処理して前記暗号圧縮データ部を生成し、出力する暗号手段である請求項1記載の暗号装置。
  3. 前記第1の付属情報に基づいて、前記暗号鍵を変更する場合は前記暗号手段に鍵変更要求を出力し、前記暗号鍵を変更しない場合は前記暗号手段に前記鍵変更要求を出力しない付属情報デコード手段を更に備え、前記暗号手段は、前記鍵変更要求が入力された場合は新たな前記暗号鍵を生成し、前記鍵変更要求が入力されない場合は、直前に用いていた前記暗号鍵を用いて前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部を暗号処理して暗号圧縮データ部を生成し、出力する暗号手段である請求項1記載の暗号装置。
  4. 前記第1の付属情報に基づいて暗号処理するか否か判断し、暗号モード情報を作成し、出力する付属情報デコード手段を更に備え、前記暗号手段は、暗号処理する場合は前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部を暗号処理して暗号圧縮データ部を生成し、暗号処理しない場合は入力された前記圧縮データ部を暗号処理せず暗号圧縮データ部として出力する暗号手段であり、前記第2のメモリ制御手段は、更に前記暗号モード情報をも利用して前記第2の付属情報を作成する第2のメモリ制御手段である請求項1記載の暗号装置。
  5. 前記第1の付属情報に基づいて、圧縮フォーマットに関する圧縮フォーマット情報を生成して前記ヘッダ分離手段に出力する付属情報デコード手段を更に備え、前記ヘッダ分離手段は、前記圧縮フォーマット情報を基に前記フレームデータを前記ヘッダ部と前記圧縮データ部とに分離するヘッダ分離手段であり、前記第2のメモリ制御手段は、更に前記圧縮フォーマット情報をも利用して前記第2の付属情報を作成する第2のメモリ制御手段である請求項1記載の暗号装置。
  6. 前記ヘッダ分離手段は、入力された前記フレームデータを分離せず前記暗号手段に出力することを選択できるヘッダ分離手段である請求項1記載の暗号装置。
  7. 前記第1のメモリ制御手段を通して、前記第1のメモリから入力された前記暗号フレームデータを前記記録媒体に直接出力するメモリ間転送手段を更に備え、前記マイコンは、前記第2の付属情報を読み出し、前記第2の付属情報を基に管理ファイルを作成し、前記記録媒体に書き込むマイコンである請求項1記載の暗号装置。
  8. 請求項1記載の暗号装置の、同期パターンを含むヘッダ部及び、圧縮データ部を有するフレームデータを、前記ヘッダ部と前記圧縮データ部とに分離するヘッダ分離手段、前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部から、暗号鍵を用いた暗号処理によって暗号圧縮データ部を作成し、前記暗号鍵とともに出力する暗号手段、前記ヘッダ分離手段から入力された前記ヘッダ部と、前記暗号手段から入力された前記暗号圧縮データ部とを結合して暗号フレームデータを作成し、出力するヘッダ結合手段、前記ヘッダ結合手段から入力された前記暗号フレームデータを第1のメモリに書き込み、前記暗号フレームデータが書き込まれた前記第1のメモリの領域データを出力する第1のメモリ制御手段、及び、入力された前記フレームデータに関する第1の付属情報と、前記暗号手段から入力された前記暗号鍵と、前記第1のメモリ制御手段から入力された前記領域データと、を基に、第2の付属情報を作成し、第2のメモリに書き込む第2のメモリ制御手段としてコンピューターを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項8記載のプログラムを担持した媒体であって、コンピューターで利用可能なことを特徴とする記録媒体。
  10. 請求項1記載の暗号装置を用いて、暗号化する方法であって、同期パターンを含むヘッダ部及び、圧縮データ部を有するフレームデータを、前記ヘッダ部と前記圧縮データ部とに分離するヘッダ分離工程と、前記ヘッダ分離手段から入力された前記圧縮データ部から、前記暗号鍵を用いた暗号処理によって暗号圧縮データ部を作成し、前記暗号鍵とともに出力する暗号化工程と、前記ヘッダ分離手段から入力された前記ヘッダ部と、前記暗号手段から入力された前記暗号圧縮データ部とを結合して暗号フレームデータを作成し、出力するヘッダ結合工程と、前記ヘッダ結合手段から入力された前記暗号フレームデータを第1のメモリに書き込み、前記暗号フレームデータが書き込まれた前記第1のメモリの領域データを出力する第1のメモリ制御工程と、入力された前記フレームデータに関する第1の付属情報と、前記暗号手段から入力された前記暗号鍵と、前記第1のメモリ制御手段から入力された前記領域データと、を基に、第2の付属情報を作成し、第2のメモリに書き込む第2のメモリ制御工程と、前記暗号フレームデータと前記第2の付属情報を読み出し、前記第2の付属情報を基に管理ファイルを作成し、前記暗号フレームデータとともに記録媒体に書き込む工程とを備えた暗号化方法。
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