JPH0617959A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH0617959A
JPH0617959A JP34944691A JP34944691A JPH0617959A JP H0617959 A JPH0617959 A JP H0617959A JP 34944691 A JP34944691 A JP 34944691A JP 34944691 A JP34944691 A JP 34944691A JP H0617959 A JPH0617959 A JP H0617959A
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JP
Japan
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armature
iron core
valve
yoke
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP34944691A
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English (en)
Inventor
Tadashi Fukami
正 深美
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OUKEN SEIKO KK
Original Assignee
OUKEN SEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はマグネット等の高価な部品を用い
ることなくしかも弁開閉が確実である電磁弁。 【構成】 本発明の電磁弁は、コイルにパルス状通電
を行ない、磁気作用によりアーマチュアを吸着して、弁
を閉じるもので、アーマチュア、ヨーク、鉄心等の部品
のうち少なくとも一つの部品を残留磁気の大きい材料に
て構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラッチ式電磁弁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のラッチ式電磁弁は、図6、図7に
示すとうりで、ヨ−ク31に鉄心34を固定しコイル枠
36に巻かれたコイル35を挟むようにヨ−ク32、ヨ
−ク31に固定されている。また、ヨ−ク33もヨ−ク
31に固定されている。このヨ−ク33には、弁座37
が固定されている。ア−マチュア38は、コイル枠36
の中心穴に上下に移動可能なように配置され、このア−
マチュア38には、上下に例えばN極,S極に着磁され
たマグネット39が固定され、軟質材料でできた弁体4
0が接着されている。
【0003】上記の従来のラッチ式電磁弁は、図6の状
態では、マグネット39の磁力により図における矢印の
ようにマグネット39、ア−マチュア38、鉄心34、
ヨ−ク31、ヨ−ク32の磁気回路が出来ア−マチュア
38は鉄心34に吸引されている。したがって弁座37
と弁体40は離れて流体は弁座37の中を矢印の方向に
自由に流れる。
【0004】次にコイル35に図6の矢印方向と逆方向
となるように励磁するとア−マチュア38は押し出され
図7のようになる。
【0005】ここで、通電を止めてもマグネット39、
ヨ−ク32、ヨ−ク31、ヨ−ク33、弁座37の磁気
回路ができるため、図7の状態が続く。この図7の状態
ではマグネット39が弁座37に吸引されようとするた
め弁体40が弁座37を閉じ流体の流れをストップさせ
る。
【0006】図7で、図6に矢印の方向に励磁すると、
ア−マチュア38が鉄心34に吸引され図6の状態にな
り通電を止めてもその状態が続く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の電磁弁
は、部品中に高価なマグネットが用いられており、また
弁体と弁座との密閉性が十分ではなく、漏れが生ずる等
欠点がある。
【0008】本発明は、上記の欠点を解消するためにな
されたものであって、比較的安価であって、密閉性の良
好な電磁弁を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁弁は、コイ
ルの近くに配置されているヨークに鉄心を固定し、この
鉄心に対しその先端が接する方向に回動されるアーマチ
ュアを設け、アーマチュアの回動により弁を開閉するも
ので、更にアーマチュアの先端が鉄心から離れる方向に
回動させる第1のスプリングと弁体を押圧する第2のス
プリングとを有し又、ヨーク、鉄心、アーマチュアの少
なくとも一つの部品を残留磁気が大である材料にて構成
したものである。
【0010】この本発明の電磁石は、コイルにパルス状
の通電を行なうことによって残留磁気の大きい材料より
なる部品を磁化させてアーマチュアの先端を鉄心に吸着
させて弁を閉じ又、前記の通電とは逆方向のパルス状の
通電を行なうことによって磁化されている部品を消磁し
てスプリングの力によりアーマチュアの先端を鉄心から
離して弁を開くようにしたものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基ずいて説明
する。
【0012】図1は、本考案の第1の実施例の構成を示
す図である。この図において、1および2はそれぞれケ
−シングでビス3によりガスケット4を挟んで結合され
ている。5はビス6によりケ−シング2に固定されてい
るヨ−クでこれに鉄心7が取りつけられ、鉄心7の回り
にはコイル枠9に巻かれたコイル8が配置されている。
10はヨ−ク5の切り込みにはめ込まれたア−マチュア
で、第1のスプリング11により鉄心7からはなれる方
向に賦勢されている。12は弁体軸13に固定されてい
る弁体で、ガイド14に摺動可能に保持されている。ま
た弁体軸13は第2のスプリング15により図面で下方
に押圧されている。そして弁体軸13はアーマチュア1
0の先端を鉄心7に接する方向に回動させ、弁体12を
弁座17に密着させる方向に移動させる。つまり、弁体
12は、第2のスプリング15により弁体軸13を介し
て押圧され、弁座17に密着する方向に移動する。また
16はケ−シング2に形成されている流入口である。
【0013】ここで、第1のスプリング11は第2のス
プリング15よりも強くなっているのでア−マチュア1
0は鉄心からはなれ、弁は開かれている。またヨ−ク
5、鉄心7、ア−マチュア10は一般には軟鋼または軟
鉄等の強磁性材料にて作られているが、この実施例では
高炭素鋼等の残留磁気の大きい材料で作られている。上
記のような構成の第1の実施例の電磁弁の作用について
説明する。
【0014】まず、コイル20にパルス状の通電をする
と、図2に示すようにア−マチュア10は、鉄心7に吸
引され、弁体軸13はスプリング15に押されて弁体1
2が弁座17を閉じ流体の流出を止める弁の働きをす
る。この状態で通電を停止しても鉄心7、ヨ−ク5、ア
−マチュア10のいずれか一つまたは複数が前記のよう
に高炭素系鋼等の残留磁気の大きい材料にて形成されて
いるので磁気が残る。この残留磁気の大きさはスプリン
グ11の力に抗して安定して吸引されるように決められ
る。
【0015】続いて、図2に示す状態にて、前記の通電
による励磁とは逆に励磁されるようにパルス状の通電を
すると、前記の残留磁気がきえこれによってア−マチュ
アを吸着する力が失われて、ア−マチュアは、スプリン
グの力によって図1に示された状態に戻される。これに
よって、弁体軸13は、スプリング15の力に抗して押
し上げられ、弁体12は弁座17より離れ、したがって
弁は開かれ、流体は流入口16から流れ込む。なお、図
2の状態において、残留磁気を消磁する際の通電は残留
磁気を消すのに必要な電力でよく、吸着の際の通電の数
分の一の電力で良い。
【0016】図3および図4は、他の第2の実施例を示
す図である。又図5はこの第2の実施例のアーマチュア
の部分を示す図である。この実施例は、鉄心の中央に穴
を開けて流入口とし、また弁体軸等を省略して構成を簡
単にしたものである。つまり、図において、21は前記
のように中央に穴をあけて流入口30とした鉄心、22
はヨ−ク、23はコイル、24はコイル枠、25はア−
マチュア、26は弁体、27は弁体ガイド、28、29
は夫々第1、第2のスプリングである。なお、この第2
の実施例も、鉄心21、ヨ−ク22、ア−マチュア25
の三つの部品のうち少なくとも一つの部品は高炭素系鋼
等の残留磁気の大きい材料にて作られている。
【0017】次に、上記の第2の実施例の作用について
述べる。
【0018】この実施例の構成の電磁弁において、図3
に示す状態では弁が開かれていて流体は流入口30から
流入する。この状態でコイル23にパルス状の通電をし
て励磁すると、ア−マチュア25が吸着され、図4に示
すように、鉄心21に密着し弁体が弁座に当たり弁が閉
じる。ここで弁体26は、第2のスプリング29により
押圧され弁は確実に閉じる。つまり流入口30が閉ざさ
れて流体の流れは止まる。この状態で直ちに通電を止め
ても、前記のように鉄心等の部品のうち少なくともひと
つの部品は残留磁気が残るので弁を閉じた状態が保持さ
れる。
【0019】この図4に示す状態で、コイルに前記の励
磁と逆方向の励磁が行われる方向にパルス状の通電をす
ると、残留磁気が消失しア−マチュア25はスプリング
28の力により弁体が鉄心から離れる方向に回動する。
これによって図3に示す状態になり弁は開かれる。した
がって流体は流入口30より流れる。この時の通電は、
第1の実施例の時と同じで吸着の際の通電の数分の一の
電力でよい。
【0020】尚第2の実施例では、第2のスプリング2
9をアーマチュア25側に取り付けたが、ストッパー4
1等に取り付けることも出来る。
【0021】
【発明の効果】本発明の電磁弁は、比較的高価なマグネ
ットを用いることなくしかも構造が簡単であり、弁座と
弁体との密着性がよくもれのない弁である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の弁が開いた状態の
断面図
【図2】 上記第1の実施例の弁が閉じた状態の断面
【図3】 本発明の第2の実施例の弁が開いた状態の
断面図
【図4】 上記第2の実施例の弁が閉じた状態の断面
【図5】 上記第2の実施例のアーマチュアの部分を
示す図
【図6】 従来の電磁弁の開いた状態を示す断面図
【図7】 上記従来の電磁弁の閉じた状態を示す断面
【符号の説明】
5 ヨーク 7 鉄心 8 コイル 10 アーマチュア 11 第1のスプリング 12 弁体 15 第2のスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルと、前記コイル近傍に配置され
    ているヨークと、前記ヨークに固定された鉄心と、先端
    が前記鉄心に接する方向および離れる方向に回動可能な
    アーマチュアと、前記アーマチュアの回動により移動し
    これによって弁座の開閉を行なう弁体と、前記アーマチ
    ュアを鉄心から離れる方向に回動させる第1のスプリン
    グと、前記弁体を押圧する第2のスプリングとを備え、
    又前記ヨーク、鉄心、アーマチュアのうちの少なくとも
    一つの部品が磁力を与えた時の残留磁気が大である材料
    にて構成され、前記コイルにパルス状の通電を行なうこ
    とにより前記残留磁気が大である部品の磁気作用によっ
    て前記アーマチュアの先端を鉄心に吸着させて弁を閉じ
    又コイルに残留磁気を消すためのパルス状の通電を行な
    うことによって弁を開くようにした電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体が弁体軸に固定されていて、
    前記アーマチュアが前記第2のスプリングにより前記弁
    体軸を介して鉄心に接する方向に回動される請求項1の
    電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記弁体が前記アーマチュアの先端に
    固定され、前記鉄心が中央に穴を有し穴のアーマチュア
    側に弁座を形成した請求項1の電磁弁。
JP34944691A 1991-12-09 1991-12-09 電磁弁 Pending JPH0617959A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517280A (ja) * 2003-02-06 2006-07-20 スターマン・インダストリーズ・インコーポレーテッド 電磁バルブ・アセンブリ
JPWO2005045814A1 (ja) * 2003-11-06 2007-05-24 松下電器産業株式会社 可変形ミラー、光学ヘッド及び光記録再生装置
WO2020044936A1 (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 浜名湖電装株式会社 流体制御弁

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