JPH0617950U - 印鑑ホルダー - Google Patents
印鑑ホルダーInfo
- Publication number
- JPH0617950U JPH0617950U JP6137992U JP6137992U JPH0617950U JP H0617950 U JPH0617950 U JP H0617950U JP 6137992 U JP6137992 U JP 6137992U JP 6137992 U JP6137992 U JP 6137992U JP H0617950 U JPH0617950 U JP H0617950U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cylinder
- lid
- cylinder
- stamp
- outer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 市販の印鑑が嵌着可能となり、且つ使い勝手
のよい開閉式の蓋付印鑑ホルダーを組立て性よく構成し
て安価に提供可能とする。 【構成】 印鑑1を嵌着可能な内筒2を外筒3の内部に
前後動自在に収納し、外筒3の側面に穿設した窓孔4に
於いて開閉自在な蓋5を外筒3の側面に回動自在に取付
け、内筒2の前進・後退に連動させて蓋5を開閉可能と
し、蓋5の内面部に閉蓋状態で印鑑1の印面6と対向し
て遮蔽すると共に開蓋状態で印面6の前方を開放して外
筒3の前端開口7から印面6を突出可能とする朱肉皿8
を配設し、内筒2の後端に弾性変形可能な鍔17が形成
されて鍔17と該筒3との間にスプリング31が挿入。
附勢されて、カバー32の内径後端面に先端に係止突起
35bを有した弾性片35aが設けられて、弾性片35
aが鍔17と対向する係止孔16に挿入され、係止突起
35bが仕切り部36に係止して内筒2にカバー32が
一体的に固定可能となる。
のよい開閉式の蓋付印鑑ホルダーを組立て性よく構成し
て安価に提供可能とする。 【構成】 印鑑1を嵌着可能な内筒2を外筒3の内部に
前後動自在に収納し、外筒3の側面に穿設した窓孔4に
於いて開閉自在な蓋5を外筒3の側面に回動自在に取付
け、内筒2の前進・後退に連動させて蓋5を開閉可能と
し、蓋5の内面部に閉蓋状態で印鑑1の印面6と対向し
て遮蔽すると共に開蓋状態で印面6の前方を開放して外
筒3の前端開口7から印面6を突出可能とする朱肉皿8
を配設し、内筒2の後端に弾性変形可能な鍔17が形成
されて鍔17と該筒3との間にスプリング31が挿入。
附勢されて、カバー32の内径後端面に先端に係止突起
35bを有した弾性片35aが設けられて、弾性片35
aが鍔17と対向する係止孔16に挿入され、係止突起
35bが仕切り部36に係止して内筒2にカバー32が
一体的に固定可能となる。
Description
【0001】
本考案は、未使用時に印鑑の印面を遮蔽し、使用時には印面を開放する朱肉パ ッド付きの回転可能な蓋を備えた印鑑ホルダーに関する。
【0002】
従来、朱肉を使用する印鑑は、柘植や象牙等の硬質の印材に印面を刻設したも のが知られている。その様な印鑑は朱肉と共にケースに収納して保管又は携帯す るようになっているので、使用する際にはケースから一々印鑑を取り出して、そ の都度印面に朱肉を付けなければならぬ煩わしさがあった。このような面倒を解 消するために、前筒の後端で前方を向いて朱肉パッドが固定され、前筒に後筒を 被覆すると共に前筒と後筒との間にばねを附勢して、前筒に対して後筒が前後動 するように接続され、朱肉パッドの前面に位置して、印面を刻設した印板が後筒 の先端に回動自在に止着されて、後筒の後退位置で朱肉パッドに印面が接触状態 となり、後筒の前進で印板が前筒により反転されて、印面が前筒の先端面に位置 するように成したものが知られている。しかしながら、このものは印板が薄い円 板状であるために市販されている軸状の長い印鑑が搭載できない構造となってい る。
【0003】
そこで本考案は、市販の印鑑が嵌着可能となり、且つ使い勝手のよい開閉式の 蓋付印鑑ホルダーを組立て性よく構成して安価に提供可能とすることを目的とす る。
【0004】
上記目的を達成するために、本考案の印鑑ホルダーは、印鑑を嵌着可能な内筒 を外筒の内部に前後動自在に収納し、外筒の側面に穿設した窓孔に於いて開閉自 在な蓋を外筒の側面に回動自在に取付け、内筒の前進・後退に連動させて蓋を開 閉可能とし、蓋の内面部に閉蓋状態で印鑑の印面と対向して遮蔽すると共に開蓋 状態で印面の前方を開放して外筒の前端開口から印面を突出可能とする朱肉皿を 配設した印鑑ホルダーであって、内筒は後端にスリットにより縮径方向に弾性変 形可能な鍔が所要数形成されて、鍔の前端と外筒の後端との間にスプリングが挿 入されて内筒は常時後方に附勢され、内筒の後方にカバーが被嵌されると共に、 カバーの内径後端面に所要数形成された弾性片が鍔と対向する係止孔に挿入され ると共に、弾性片先端の係止突起が内筒後端の仕切り部に係止されて、内筒とカ バーが一体的に固定されたことを特徴とする。
【0005】
以下、図面に基づき本考案の実施例について説明する。先ず、図1乃至図7は 本考案の実施例を示したものである。図1に於いて1が印鑑であり、柘植や象牙 等を材料とする印材の先端の印面6に氏名や名称等を刻設している。印鑑1は市 販のものを使用可能である。次に、2の内筒は、内部に印鑑を保持して固定する 筒状のばね、所謂カツラ13を装着する。内筒2の前端の側面部にはラック状に 歯14を2つ所要間隔で形成している。内筒2の後端面には係止孔16(図3参 照)を穿設し、側面後端に鍔17を周設し、側面に於いて上記係止孔16と対応 する位置にスリット18を設けている。
【0006】 外筒3は、前端及び後端を開口し、前端寄りの側面に窓孔4を設け、該窓孔4 の後端の両側の縁に外側へ膨出してピン等を挿通可能な小孔を穿った一対の支持 部20を設けている。この外筒3の内部には上記の内筒2が前後動自在に且つ回 転止めされて収納される。
【0007】 外筒3の窓孔4の位置にはその窓孔4を開閉自在な蓋5を配設している。蓋5 は後端に小孔を有する取付け部29を設け、又、内面に朱肉皿8の取付け用筒部 22と、朱肉皿8の回転止め用リブ23を設けている。朱肉皿8は後面凹部に朱 肉を含浸させたスポンジ等の朱肉パッド12を収納し、前面に雄ネジ10を形成 した軸24を突設し、側面に回転止め用の溝25を設けている。朱肉皿8は溝2 5を上記の蓋5に設けたリブ23に嵌合させて、軸24を上記の筒部22に貫通 させて、軸24の先端には中心孔の内面に雄ネジ11を形成したツマミ9を螺着 させている。尚、筒部22の後面と朱肉皿8の前面との間に於ける軸24の周囲 には緩み止め用のスプリング26を取付けている。蓋5の取付け部29の内面側 には、上記内筒2に設けたラック状の歯14と互いに噛合するピニオン状の歯2 7を設けている。蓋5は外筒3の支持部20に対し取付け部29を合わせて、両 者の小孔にピン15を挿通することにより外筒3に対し回動自在に取付けられ、 外筒3の窓孔4から外筒3の内部に没入することにより閉蓋状態となり、窓孔4 から外筒3の外部へ突出することにより開蓋状態となる。その閉蓋状態では、朱 肉皿8が印面6と対向して位置することにより印面6を遮蔽し、その開蓋状態で は印面6の前方を開放した状態となる。尚、蓋5はピン15を用いずに直ちに取 付け部29を外筒3の支持部20に対し回動自在に取付けることも可能である。
【0008】 内筒2は外筒3の内部に前後動自在に収納され、その後半部を外筒3の後方へ 突出している。この内筒2の後半外周部にはスプリング31がその前端を外筒3 の後端に当接させると共にその後端を内筒の前記鍔17の前面に当接させて取付 けられる。従って、内筒2はこのスプリング31で後方へ附勢されて、通常は外 筒3に対し後退した状態を維持する。内筒2の前端側面部に設けた歯14は、蓋 5の取付け部29に設けた歯27と互いに噛合して、内筒2が前進すると蓋5が 外側へ回転して開き、内筒2が後退すると蓋5が内側へ回転して閉じるようにな っている。
【0009】 内筒2の後半外周部にはカバー32を取付けている。カバー32は前端側面部 に切欠部33を設け、又、後端面の内面中心部に前向きの小筒部34を突設し、 その小筒部34の周囲所要箇所に弾性片35aを形成して、該弾性片35aの先 端に係止突起35bを設けている。カバー32は、その小筒部34の前端を内筒 2の後端面に当接させ、弾性片35aを内筒2の鍔17に対向した前記係止孔1 6に挿入し、弾性片35a先端の係止突起35bが内筒2後端の仕切り部36の 前面に係止されて、内筒2とカバー32は一体的に固定される。尚、カバー32 は必要により着脱可能に固定することもできる。以上により、内筒2はカバー3 2を押圧することで小筒部34で押されて前進し、カバー32への押圧を解除す ると、前記スプリング31により内筒2とカバー32が一体的に後退する。
【0010】 未使用時は、図2及び図3に示すように蓋5が閉じているが、このとき、内筒 2に嵌着する印鑑1(図は省略)の印面6が朱肉パッド12に対して略当接状態 となるように朱肉皿8の位置を調節する。印鑑1の長さが少し短いときは、図6 に示すようにツマミ9を回転して朱肉皿8を後退させ、印鑑1が少し長すぎると きは図7に示すようにツマミ9を逆方向へ回転させて朱肉皿8を前進させればよ い。外筒3の前端開口7を捺印箇所に合わせて、カバー32の後端を押圧して内 筒2を前進させると、内筒2に嵌着した印鑑1の印面6が朱肉パッド12に押圧 されて印面6に朱肉が付着し、その後、内筒2に設けた後の歯14が蓋5に設け た前の歯27に当接すると、蓋5が回転を開始し、更に内筒2を前進させると図 4及び図5に示すように完全な開蓋状態となって、印鑑1の印面6が外筒3の前 端開口7から突出して捺印可能となる。このとき、図5に示すように、蓋5の後 の歯27の後面が内筒2の側面に当接するので、蓋5の回転を阻止することにな る。その後、捺印を終了して、カバー32への押圧を解除すると、スプリング3 1によりカバー32、内筒2及び印鑑1が一体的に後退した後に、蓋5が外筒3 の窓孔4内へ没入する方向へ回転して、再び印面6が遮蔽される。
【0011】
以上の構成により本考案の印鑑ホルダーは市販の印鑑が装着可能である。又、 印鑑の長さにバラツキがあってもツマミ9の回転操作により朱肉皿8を前後動さ せて印面6と朱肉パッド12間の距離を適正に調節することができる。又、内筒 2の鍔17が縮径方向に弾性変形するのでスプリング31の取付けが容易になる と共に、カバー32も容易に固定できる。又、カバー32の取付け後は鍔17の 変形が防止されるのでスプリング31の支持も安定する。
【0012】
【考案の効果】 本考案は上記の通りであり、市販の長い印鑑が嵌着可能である。又、構造が簡 単で組立て性がよいので安価な印鑑ホルダーの提供が可能である。又、本考案の 実施例によれば、長さの異なる数種類の市販の印鑑を嵌着した場合に、それぞれ の印鑑の印面に対し朱肉パッドが適正な距離を保つように朱肉皿の位置を調節し て朱肉を印面に対し適度に付着させることができるので、印面や印鑑ホルダー内 の朱肉による汚れを防止すると共に鮮明な印影を得られるという効果を奏する。
【図1】本考案の実施例に於ける分解図である。
【図2】閉蓋状態の斜視図である。
【図3】閉蓋状態の断面図である。
【図4】開蓋状態の斜視図である。
【図5】開蓋状態の断面図である。
【図6】少し短い印鑑に合わせて朱肉皿の位置を調節し
た状態の要部断面図である。
た状態の要部断面図である。
【図7】少し長い印鑑に合わせて朱肉皿の位置を調節し
た状態の要部断面図である。
た状態の要部断面図である。
1 印鑑 2 内筒 3 外筒 4 窓孔 5 蓋 6 印面 7 前端開口 8 朱肉皿 9 ツマミ 10 雄ネジ 11 雌ネジ 12 朱肉パッド 13 カツラ 14 歯 15 ピン 16 係止孔 17 鍔 18 スリット 22 筒部 23 リブ 24 軸 25 溝 26 スプリング 27 歯 29 取付け部 31 スプリング 32 カバー 33 切欠部 34 小筒部 35a 弾性片 35b 係止突起 36 仕切り部
Claims (1)
- 【請求項1】 印鑑1を嵌着可能な内筒2を外筒3の内
部に前後動自在に収納し、外筒3の側面に穿設した窓孔
4に於いて開閉自在な蓋5を外筒3の側面に回動自在に
取付け、内筒2の前進・後退に連動させて蓋5を開閉可
能とし、蓋5の内面部に閉蓋状態で印鑑1の印面6と対
向して遮蔽すると共に開蓋状態で印面6の前方を開放し
て外筒3の前端開口7から印面6を突出可能とする朱肉
皿8を配設した印鑑ホルダーであって、内筒2は後端に
スリット18により縮径方向に弾性変形可能な鍔17が
所要数形成されて、鍔17の前端と外筒3の後端との間
にスプリング31が挿入されて内筒2は常時後方に附勢
され、内筒2の後方にカバー32が被嵌されると共に、
カバー32の内径後端面に所要数形成された弾性片35
aが鍔17と対向する係止孔16に挿入されると共に、
弾性片35a先端の係止突起35bが内筒2後端の仕切
り部36に係止されて、内筒2とカバー32が一体的に
固定されたことを特徴とする印鑑ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6137992U JPH0617950U (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 印鑑ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6137992U JPH0617950U (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 印鑑ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617950U true JPH0617950U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=13169491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6137992U Withdrawn JPH0617950U (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 印鑑ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617950U (ja) |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP6137992U patent/JPH0617950U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961107 |