JP2583566Y2 - 印鑑ホルダ− - Google Patents
印鑑ホルダ−Info
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- JP2583566Y2 JP2583566Y2 JP5735692U JP5735692U JP2583566Y2 JP 2583566 Y2 JP2583566 Y2 JP 2583566Y2 JP 5735692 U JP5735692 U JP 5735692U JP 5735692 U JP5735692 U JP 5735692U JP 2583566 Y2 JP2583566 Y2 JP 2583566Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- inner cylinder
- rear end
- screw
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Toys (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、未使用時に印鑑の印面
を遮蔽し、使用時には印面を開放する朱肉付きの回転蓋
を備えた印鑑ホルダーに関する。
を遮蔽し、使用時には印面を開放する朱肉付きの回転蓋
を備えた印鑑ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、朱肉を使用する印鑑は、柘植や象
牙等の硬質の印材に印面を刻設したものが知られてい
る。このような印鑑は朱肉と共にケースに収納して保管
又は携帯するようになっているので、使用する際にはケ
ースから一々印鑑を取り出して、その都度印面に朱肉を
付けなければならぬ煩わしさがあった。このような面倒
を解消するために、最近は、印鑑を嵌着した内筒を外筒
の内部に前後動自在に収納し、又、外筒に朱肉付きの蓋
を取り付けて、内筒を前進させたときに蓋が開いて印面
に朱肉を付けた印鑑が外筒の先端開口から突出するよう
に構成された印鑑ホルダ−が出現している。しかしなが
ら、内筒に市販の印鑑を保持させようとすると、外径や
長さの異なるものが数種類あり、同様のものでもほぼ規
格化されているとはいえ長さのバラツキがあるので、長
すぎると朱肉に対し印面が押圧過多となって印面や印鑑
ホルダー内の汚れの原因となり、又、短かすぎると印面
へのインクの付着が不足して印影が不鮮明となる問題が
あった。
牙等の硬質の印材に印面を刻設したものが知られてい
る。このような印鑑は朱肉と共にケースに収納して保管
又は携帯するようになっているので、使用する際にはケ
ースから一々印鑑を取り出して、その都度印面に朱肉を
付けなければならぬ煩わしさがあった。このような面倒
を解消するために、最近は、印鑑を嵌着した内筒を外筒
の内部に前後動自在に収納し、又、外筒に朱肉付きの蓋
を取り付けて、内筒を前進させたときに蓋が開いて印面
に朱肉を付けた印鑑が外筒の先端開口から突出するよう
に構成された印鑑ホルダ−が出現している。しかしなが
ら、内筒に市販の印鑑を保持させようとすると、外径や
長さの異なるものが数種類あり、同様のものでもほぼ規
格化されているとはいえ長さのバラツキがあるので、長
すぎると朱肉に対し印面が押圧過多となって印面や印鑑
ホルダー内の汚れの原因となり、又、短かすぎると印面
へのインクの付着が不足して印影が不鮮明となる問題が
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、長さ
の異なる数種類の市販の印鑑を嵌着した場合に、それぞ
れの印鑑の印面の位置を適正に調節することができて、
朱肉を印面に対し適度に付着させて、印面や印鑑ホルダ
ー内の汚れを防止すると共に鮮明な印影を得ることが可
能な印鑑ホルダ−の提供を目的とするものである。
の異なる数種類の市販の印鑑を嵌着した場合に、それぞ
れの印鑑の印面の位置を適正に調節することができて、
朱肉を印面に対し適度に付着させて、印面や印鑑ホルダ
ー内の汚れを防止すると共に鮮明な印影を得ることが可
能な印鑑ホルダ−の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の印鑑ホルダーは、印鑑11を嵌着可能な内
筒2を外筒1の内部に前後動自在に収納し、外筒1に穿
設した窓部において出没する朱肉パッド13付きの回転
蓋4を外筒1の側面部に回動自在に取り付け、内筒2の
後退位置で回転蓋4が上記印鑑11の印面12を遮蔽し
た状態を保つと共に、内筒2が前進して印面12を朱肉
パッド13に付着させた後に回転蓋4が上記印鑑11の
印面12を開放するように、内筒2の前進、後退と回転
蓋4の開閉を連動させ、内筒2の前進により印鑑11の
印面12を外筒1の先端開口5から突出可能とした印鑑
ホルダーにおいて、内筒2の後端に固定したカバー3の
後端に回転のみ可能に取り付けた調節螺子30と、該調
節螺子30と螺合することにより調節螺子30の回転に
連動して前後動可能でその先端を印鑑11の後端に当接
させるスライド螺子23とから成る印面の位置調節装置
を設けたことを特徴とするものである。
に、本考案の印鑑ホルダーは、印鑑11を嵌着可能な内
筒2を外筒1の内部に前後動自在に収納し、外筒1に穿
設した窓部において出没する朱肉パッド13付きの回転
蓋4を外筒1の側面部に回動自在に取り付け、内筒2の
後退位置で回転蓋4が上記印鑑11の印面12を遮蔽し
た状態を保つと共に、内筒2が前進して印面12を朱肉
パッド13に付着させた後に回転蓋4が上記印鑑11の
印面12を開放するように、内筒2の前進、後退と回転
蓋4の開閉を連動させ、内筒2の前進により印鑑11の
印面12を外筒1の先端開口5から突出可能とした印鑑
ホルダーにおいて、内筒2の後端に固定したカバー3の
後端に回転のみ可能に取り付けた調節螺子30と、該調
節螺子30と螺合することにより調節螺子30の回転に
連動して前後動可能でその先端を印鑑11の後端に当接
させるスライド螺子23とから成る印面の位置調節装置
を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例につい
て説明する。まず、図1において11が印鑑であり、柘
植や象牙等を材料とする印材の先端の印面12に氏名や
名称等を刻設している。印鑑11は市販のものを使用可
能である。次に、2の内筒は、内部に印鑑を保持して固
定する筒状のばね、いわゆるカツラ14を装着してい
る。内筒2の前端の側面部には、図3及び図4に示すよ
うに、ラック状の歯7を形成している。又、内筒2の後
端部には仕切壁20を設けて、その仕切壁20の中心部
に一体的に小筒部19を設け、該小筒部19の内面にお
ける円周上の複数箇所には山形の後端縁22を有するリ
ブ21を設け、更に内筒2の仕切壁20より後方位置の
内面の適宜箇所に斜面18及びその前端に段部17を有
する突起16を設けている。
て説明する。まず、図1において11が印鑑であり、柘
植や象牙等を材料とする印材の先端の印面12に氏名や
名称等を刻設している。印鑑11は市販のものを使用可
能である。次に、2の内筒は、内部に印鑑を保持して固
定する筒状のばね、いわゆるカツラ14を装着してい
る。内筒2の前端の側面部には、図3及び図4に示すよ
うに、ラック状の歯7を形成している。又、内筒2の後
端部には仕切壁20を設けて、その仕切壁20の中心部
に一体的に小筒部19を設け、該小筒部19の内面にお
ける円周上の複数箇所には山形の後端縁22を有するリ
ブ21を設け、更に内筒2の仕切壁20より後方位置の
内面の適宜箇所に斜面18及びその前端に段部17を有
する突起16を設けている。
【0006】外筒1(図1参照)は、前端及び後端を開
口し、前端寄りの側面部に窓孔50を設け、該窓孔50
の後端の両側の縁部に外側へ膨出してピン等を挿通可能
な小孔を穿った一対の支持部51,52(図2参照)を
設けている。尚、外筒1の前端外面には鍔部9を周設し
ている。
口し、前端寄りの側面部に窓孔50を設け、該窓孔50
の後端の両側の縁部に外側へ膨出してピン等を挿通可能
な小孔を穿った一対の支持部51,52(図2参照)を
設けている。尚、外筒1の前端外面には鍔部9を周設し
ている。
【0007】外筒1の窓孔50の位置には、図1に示す
ように、回転蓋4を配設している。回転蓋4は後端に小
孔を有する軸支部6を設け、又、内面部に朱肉皿部53
を有して該朱肉皿部53に朱肉を含浸させたスポンジ等
の朱肉パッド13を収納して接着、溶着、又は係止等の
手段により固定している。軸支部6の内面部には、上記
内筒2のラック状の歯7と互いに噛合するピニオン状の
歯8を設けている。回転蓋4は外筒1の支持部51,5
2に軸支部6を合わせて両者の小孔にピン54を挿通す
ることにより外筒1に対し回動自在に取り付けられ、外
筒1の窓孔50において外筒1の内外に出没自在となっ
ている。尚、回転蓋4はピン54を用いずに直に軸支部
6を外筒1の支持部51,52に対し回動自在に取り付
けることも可能である。
ように、回転蓋4を配設している。回転蓋4は後端に小
孔を有する軸支部6を設け、又、内面部に朱肉皿部53
を有して該朱肉皿部53に朱肉を含浸させたスポンジ等
の朱肉パッド13を収納して接着、溶着、又は係止等の
手段により固定している。軸支部6の内面部には、上記
内筒2のラック状の歯7と互いに噛合するピニオン状の
歯8を設けている。回転蓋4は外筒1の支持部51,5
2に軸支部6を合わせて両者の小孔にピン54を挿通す
ることにより外筒1に対し回動自在に取り付けられ、外
筒1の窓孔50において外筒1の内外に出没自在となっ
ている。尚、回転蓋4はピン54を用いずに直に軸支部
6を外筒1の支持部51,52に対し回動自在に取り付
けることも可能である。
【0008】内筒2は外筒1の内部に前後動自在に収納
され、回転蓋4が外筒1の窓孔50に没入した状態で、
回転蓋4の朱肉皿部53が内筒2に嵌着した印鑑11の
前方を遮蔽し、朱肉パッド13は印面12に対し近接し
た状態となり、一方、回転蓋4が外筒1の窓孔50から
外側へ突出すると、回転蓋4の朱肉皿部53が印面12
の前方を開放した状態となる。
され、回転蓋4が外筒1の窓孔50に没入した状態で、
回転蓋4の朱肉皿部53が内筒2に嵌着した印鑑11の
前方を遮蔽し、朱肉パッド13は印面12に対し近接し
た状態となり、一方、回転蓋4が外筒1の窓孔50から
外側へ突出すると、回転蓋4の朱肉皿部53が印面12
の前方を開放した状態となる。
【0009】内筒2の後端部の上記小筒部19にはスラ
イド螺子23を装着している。スライド螺子23は、図
5及び図6に示すように、大径軸部24とその前方に小
径軸部26を有し、その小径軸部26の外面における円
周上の複数箇所には山形の前端縁28を有するリブ27
を設け、又、大径軸部24の外面には雄ねじ25を設け
ている。又、スライド螺子23の中心部には前後に開通
する孔29を設けている。
イド螺子23を装着している。スライド螺子23は、図
5及び図6に示すように、大径軸部24とその前方に小
径軸部26を有し、その小径軸部26の外面における円
周上の複数箇所には山形の前端縁28を有するリブ27
を設け、又、大径軸部24の外面には雄ねじ25を設け
ている。又、スライド螺子23の中心部には前後に開通
する孔29を設けている。
【0010】内筒2の外周部にはカバ−3を一体的に固
定している。カバ−3は、図7及び図8に示すように、
側面の前端部に切り窓15を設け、後端に孔43を設
け、その孔43の前に内径がやや縮小した孔44を設
け、その孔44の前端に段部45を設け、この段部45
より前方の内面円周上の複数箇所に縦リブ41を設け、
該縦リブ41の前端にも段部42を設けている。
定している。カバ−3は、図7及び図8に示すように、
側面の前端部に切り窓15を設け、後端に孔43を設
け、その孔43の前に内径がやや縮小した孔44を設
け、その孔44の前端に段部45を設け、この段部45
より前方の内面円周上の複数箇所に縦リブ41を設け、
該縦リブ41の前端にも段部42を設けている。
【0011】カバー3及び内筒2の後端部には調節螺子
30を組み付けている。調節螺子30は、図9及び図1
0に示すように、大径の鍔部36の前方に中空の筒部3
1を有し、その筒部31の内面に上記スライド螺子23
の雄ねじ25と螺合する雌ねじ35を設け、又、斜面3
3及びその後端に段部32を有する突起60を筒部31
の前端外面に周設し、一方、大径の鍔部36の後端面に
コイン等の端縁部が嵌入可能なスリット溝37を設ける
と共に、調節螺子30の回転方向を指示する矢印、+、
及び−等の記号39を表示している。大径の鍔部36の
中心部には前後に開通する孔38を設けている。尚、調
節螺子30とスライド螺子23の雌ねじ35及び雄ねじ
25は、調節螺子30の回転方向を指示する記号39と
合うように右ねじ、又は左ねじで設けられる。
30を組み付けている。調節螺子30は、図9及び図1
0に示すように、大径の鍔部36の前方に中空の筒部3
1を有し、その筒部31の内面に上記スライド螺子23
の雄ねじ25と螺合する雌ねじ35を設け、又、斜面3
3及びその後端に段部32を有する突起60を筒部31
の前端外面に周設し、一方、大径の鍔部36の後端面に
コイン等の端縁部が嵌入可能なスリット溝37を設ける
と共に、調節螺子30の回転方向を指示する矢印、+、
及び−等の記号39を表示している。大径の鍔部36の
中心部には前後に開通する孔38を設けている。尚、調
節螺子30とスライド螺子23の雌ねじ35及び雄ねじ
25は、調節螺子30の回転方向を指示する記号39と
合うように右ねじ、又は左ねじで設けられる。
【0012】上記の各部品を組立てるには、まず、内筒
2を外筒1の内部に先端より挿入して内筒2の後半部位
を外筒1の後端部から突出させ、その内筒2の後半部位
の外周部にリターンスプリング10をその前端が外筒1
の後端に当接するように取り付け、その後に内筒2の後
端にカバー3の段部45が当接するように内筒2に対し
カバー3を固定してリターンスプリング10の後端を段
部42に当接させる。これにより、内筒2は外筒1に対
しリターンスプリング10により通常は後退している。
次に、調節螺子30の筒部31の内面部の雌ねじ35に
スライド螺子23の大径軸部24の雄ねじ25を螺合さ
せて調節螺子30とスライド螺子23を一体的に組み付
けて、これらをカバー3の後端から挿入し、調節螺子3
0の突起60の段部32を内筒2の突起16の段部17
に対し弾性変形を利用して係止させると共に、調節螺子
30の鍔部36をカバー3の孔43に嵌装する。この状
態で、調節螺子30は内筒2及びカバー3に対して回転
のみ可能となり、軸方向には移動不能となる。また、こ
のとき、スライド螺子23の小径軸部26が内筒2の小
筒部19に挿入され、小径軸部26に設けたリブ27が
内筒2の小筒部19の内面に設けたリブ21とリブ21
との間に形成される溝に嵌入して、スライド螺子23は
内筒2に対し前後動は可能だが回転は不能となる。尚、
スライド螺子23の小径軸部26を内筒2の小筒部19
に挿入するとき、小径軸部26のリブ27が任意の位置
にあった場合でも、そのリブ27の山形の前端縁28
が、内筒2の小筒部19のリブ21の山形の後端縁22
にガイドされるので、リブ27はスム−スにリブ21と
リブ21との間の溝に嵌装する。次に、回転蓋4を上記
のように外筒1の窓孔50の位置に取り付け、軸支部6
のピニオン状の歯8を内筒2のラック状の歯7に対しに
噛合させる。その後、印鑑11を内筒2に嵌着させれば
組み立てが完了する。印鑑11の後端は内筒2後端のス
ライド螺子23の先端に当接させる。
2を外筒1の内部に先端より挿入して内筒2の後半部位
を外筒1の後端部から突出させ、その内筒2の後半部位
の外周部にリターンスプリング10をその前端が外筒1
の後端に当接するように取り付け、その後に内筒2の後
端にカバー3の段部45が当接するように内筒2に対し
カバー3を固定してリターンスプリング10の後端を段
部42に当接させる。これにより、内筒2は外筒1に対
しリターンスプリング10により通常は後退している。
次に、調節螺子30の筒部31の内面部の雌ねじ35に
スライド螺子23の大径軸部24の雄ねじ25を螺合さ
せて調節螺子30とスライド螺子23を一体的に組み付
けて、これらをカバー3の後端から挿入し、調節螺子3
0の突起60の段部32を内筒2の突起16の段部17
に対し弾性変形を利用して係止させると共に、調節螺子
30の鍔部36をカバー3の孔43に嵌装する。この状
態で、調節螺子30は内筒2及びカバー3に対して回転
のみ可能となり、軸方向には移動不能となる。また、こ
のとき、スライド螺子23の小径軸部26が内筒2の小
筒部19に挿入され、小径軸部26に設けたリブ27が
内筒2の小筒部19の内面に設けたリブ21とリブ21
との間に形成される溝に嵌入して、スライド螺子23は
内筒2に対し前後動は可能だが回転は不能となる。尚、
スライド螺子23の小径軸部26を内筒2の小筒部19
に挿入するとき、小径軸部26のリブ27が任意の位置
にあった場合でも、そのリブ27の山形の前端縁28
が、内筒2の小筒部19のリブ21の山形の後端縁22
にガイドされるので、リブ27はスム−スにリブ21と
リブ21との間の溝に嵌装する。次に、回転蓋4を上記
のように外筒1の窓孔50の位置に取り付け、軸支部6
のピニオン状の歯8を内筒2のラック状の歯7に対しに
噛合させる。その後、印鑑11を内筒2に嵌着させれば
組み立てが完了する。印鑑11の後端は内筒2後端のス
ライド螺子23の先端に当接させる。
【0013】
【作用】未使用時は、図1に示すように、朱肉パッド1
3が印面12に近接した状態で印面12を遮蔽してい
る。外筒1の先端を捺印箇所に合わせて、カバー3の後
端を押圧して前進させると、最初の前進で印面12が朱
肉パッド13に接触して印面12に朱肉が付着し、更に
前進させると、回転蓋4が回転して外筒1の窓孔50か
ら外部へ突出して印面12の前方が開放し、更に前進さ
せると、印面12が外筒1の先端開口から露出して捺印
可能となる。カバー3への押圧を解除するとリターンス
プリング10によりカバー3、内筒2及び印鑑11が一
体的に後退した後に、回転蓋4が外筒1の窓孔50内へ
没入する方向へ回転して、再び印面12が遮蔽されるこ
とになる。
3が印面12に近接した状態で印面12を遮蔽してい
る。外筒1の先端を捺印箇所に合わせて、カバー3の後
端を押圧して前進させると、最初の前進で印面12が朱
肉パッド13に接触して印面12に朱肉が付着し、更に
前進させると、回転蓋4が回転して外筒1の窓孔50か
ら外部へ突出して印面12の前方が開放し、更に前進さ
せると、印面12が外筒1の先端開口から露出して捺印
可能となる。カバー3への押圧を解除するとリターンス
プリング10によりカバー3、内筒2及び印鑑11が一
体的に後退した後に、回転蓋4が外筒1の窓孔50内へ
没入する方向へ回転して、再び印面12が遮蔽されるこ
とになる。
【0014】朱肉パッド13への印面12の押圧状態を
適正にするためには、後端の調節螺子30のスリット溝
37にコイン等を差し込んで、調節螺子30を回転する
ことによりスライド螺子23を前後動させて印面12の
出寸法を調節することができる。尚、印鑑を異なるもの
に交換する場合は、回転蓋4を開いた状態で、調節螺子
30及びスライド螺子23に設けた孔38,29に例え
ばボールペンの中芯等を挿入して印鑑の後端を押すこと
により内筒2の先端開口から取り出し、交換する印鑑を
内筒2の先端開口から挿入する。
適正にするためには、後端の調節螺子30のスリット溝
37にコイン等を差し込んで、調節螺子30を回転する
ことによりスライド螺子23を前後動させて印面12の
出寸法を調節することができる。尚、印鑑を異なるもの
に交換する場合は、回転蓋4を開いた状態で、調節螺子
30及びスライド螺子23に設けた孔38,29に例え
ばボールペンの中芯等を挿入して印鑑の後端を押すこと
により内筒2の先端開口から取り出し、交換する印鑑を
内筒2の先端開口から挿入する。
【0015】
【考案の効果】本考案は上記の通りであり、長さの異な
る数種類の市販の印鑑を嵌着した場合に、それぞれの印
鑑の印面の位置を適正に調節することができて、朱肉を
印面に対し適度に付着させて、印面や印鑑ホルダー内の
汚れを防止すると共に鮮明な印影を得ることができると
いう効果がある。
る数種類の市販の印鑑を嵌着した場合に、それぞれの印
鑑の印面の位置を適正に調節することができて、朱肉を
印面に対し適度に付着させて、印面や印鑑ホルダー内の
汚れを防止すると共に鮮明な印影を得ることができると
いう効果がある。
【図1】回転蓋を閉じて印面を遮蔽した状態の全体の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】回転蓋を閉じて印面を遮蔽した状態の全体の平
面図である。
面図である。
【図3】内筒の縦断面図である。
【図4】内筒の平面図である。
【図5】スライド螺子の側面図である。
【図6】スライド螺子の正面図である。
【図7】カバ−の縦断面図である。
【図8】カバ−の平面図である。
【図9】調節螺子の縦断面図である。
【図10】調節螺子の背面図である。
1 外筒 2 内筒 3 カバー 4 回転蓋 7 歯 8 歯 10 リターンスプリング 11 印鑑 12 印面 13 朱肉パッド 21 リブ 23 スライド螺子 25 雄ねじ 27 リブ 30 調節螺子 35 雌ねじ 37 スリット溝 41 縦リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 磯田 隆史 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番 12号 三菱鉛筆株式会社 横浜事業所内 (72)考案者 小林 清一 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番 12号 三菱鉛筆株式会社 横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平3−114770(JP,A) 実開 平5−91858(JP,U) 実開 平3−26569(JP,U) 実開 平3−77660(JP,U) 実開 昭62−13663(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41K 1/02 B41K 1/36 B41K 1/50 B41K 1/58
Claims (1)
- 【請求項1】 印鑑11を嵌着可能な内筒2を外筒1の
内部に前後動自在に収納し、外筒1に穿設した窓部にお
いて出没する朱肉パッド13付きの回転蓋4を外筒1の
側面部に回動自在に取り付け、内筒2の後退位置で回転
蓋4が上記印鑑11の印面12を遮蔽した状態を保つと
共に、内筒2が前進して印面12を朱肉パッド13に接
触させた後に回転蓋4が上記印鑑11の印面12を開放
するように、内筒2の前進、後退と回転蓋4の開閉を連
動させ、内筒2の前進により印鑑11の印面12を外筒
1の先端開口5から突出可能とした印鑑ホルダーにおい
て、内筒2の後端に固定したカバー3の後端に回転のみ
可能に取り付けた調節螺子30と、該調節螺子30と螺
合することにより調節螺子30の回転に連動して前後動
可能でその先端を印鑑11の後端に当接させるスライド
螺子23とから成る印面の位置調節装置を設けたことを
特徴とする印鑑ホルダー。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5735692U JP2583566Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 印鑑ホルダ− |
GB9315209A GB2268908A (en) | 1992-07-23 | 1993-07-22 | Self inking stamp with ink pad out of contact when not in use |
KR2019930013792U KR940003007U (ko) | 1992-07-23 | 1993-07-23 | 스탬프 홀더 |
CN93116855A CN1085160A (zh) | 1992-07-23 | 1993-07-23 | 图章托架 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5735692U JP2583566Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 印鑑ホルダ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0612056U JPH0612056U (ja) | 1994-02-15 |
JP2583566Y2 true JP2583566Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=13053303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5735692U Expired - Lifetime JP2583566Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 印鑑ホルダ− |
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JP (1) | JP2583566Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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CN115195313A (zh) * | 2022-05-26 | 2022-10-18 | 郑杰武 | 一种使用方便的财务金融会计用盖章装置 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP5735692U patent/JP2583566Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0612056U (ja) | 1994-02-15 |
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