JPH0612056U - 印鑑ホルダ− - Google Patents

印鑑ホルダ−

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JPH0612056U
JPH0612056U JP5735692U JP5735692U JPH0612056U JP H0612056 U JPH0612056 U JP H0612056U JP 5735692 U JP5735692 U JP 5735692U JP 5735692 U JP5735692 U JP 5735692U JP H0612056 U JPH0612056 U JP H0612056U
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outer cylinder
rotary lid
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治人 白石
宏 高木
規 高力
隆史 磯田
小林  清一
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 長さの異なる数種の印鑑を取付けた場合に、
印面の位置を調節することができ、印面や印鑑ホルダー
内の汚れを防止すると共に鮮明な印影を得る。 【構成】 印鑑11を装着可能な内筒2を外筒1の内部
に前後動自在に収納し、外筒1に設けた窓部において出
没する朱肉パッド13付きの回転蓋4を外筒1の側面部
に回動自在に取り付ける。内筒2の後退位置で回転蓋4
が印面12を遮蔽した状態を保つと共に、内筒2が前進
して印面12を朱肉パッド13に接触させた後に回転蓋
4が上記印鑑11の印面12を開放するよう、内筒2の
前進、後退と回転蓋4の開閉を連動させ、内筒2の前進
により印面12を外筒1の先端開口5から突出可能とす
る。内筒2の後端に固定したカバー3の後端に印面の位
置調節装置を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、未使用時に印鑑の印面を遮蔽し、使用時には印面を開放する朱肉付 きの回転蓋を備えた印鑑ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、朱肉を使用する印鑑は、柘植や象牙等の硬質の印材に印面を刻設したも のが知られている。このような印鑑は朱肉と共にケースに収納して保管又は携帯 するようになっているので、使用する際にはケースから一々印鑑を取り出して、 その都度印面に朱肉を付けなければならぬ煩わしさがあった。このような面倒を 解消するために、最近は、印鑑を嵌着した内筒を外筒の内部に前後動自在に収納 し、又、外筒に朱肉付きの蓋を取り付けて、内筒を前進させたときに蓋が開いて 印面に朱肉を付けた印鑑が外筒の先端開口から突出するように構成された印鑑ホ ルダ−が出現している。しかしながら、内筒に市販の印鑑を保持させようとする と、外径や長さの異なるものが数種類あり、同様のものでもほぼ規格化されてい るとはいえ長さのバラツキがあるので、長すぎると朱肉に対し印面が押圧過多と なって印面や印鑑ホルダー内の汚れの原因となり、又、短かすぎると印面へのイ ンクの付着が不足して印影が不鮮明となる問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、長さの異なる数種類の市販の印鑑を嵌着した場合に、それぞ れの印鑑の印面の位置を適正に調節することができて、朱肉を印面に対し適度に 付着させて、印面や印鑑ホルダー内の汚れを防止すると共に鮮明な印影を得るこ とが可能な印鑑ホルダ−の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の印鑑ホルダーは、印鑑11を嵌着可能な 内筒2を外筒1の内部に前後動自在に収納し、外筒1に穿設した窓部において出 没する朱肉パッド13付きの回転蓋4を外筒1の側面部に回動自在に取り付け、 内筒2の後退位置で回転蓋4が上記印鑑11の印面12を遮蔽した状態を保つと 共に、内筒2が前進して印面12を朱肉パッド13に付着させた後に回転蓋4が 上記印鑑11の印面12を開放するように、内筒2の前進、後退と回転蓋4の開 閉を連動させ、内筒2の前進により印鑑11の印面12を外筒1の先端開口5か ら突出可能とした印鑑ホルダーにおいて、内筒2の後端に固定したカバー3の後 端に回転のみ可能に取り付けた調節螺子30と、該調節螺子30と螺合すること により調節螺子30の回転に連動して前後動可能でその先端を印鑑11の後端に 当接させるスライド螺子23とから成る印面の位置調節装置を設けたことを特徴 とするものである。
【0005】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例について説明する。まず、図1において 11が印鑑であり、柘植や象牙等を材料とする印材の先端の印面12に氏名や名 称等を刻設している。印鑑11は市販のものを使用可能である。次に、2の内筒 は、内部に印鑑を保持して固定する筒状のばね、いわゆるカツラ14を装着して いる。内筒2の前端の側面部には、図3及び図4に示すように、ラック状の歯7 を形成している。又、内筒2の後端部には仕切壁20を設けて、その仕切壁20 の中心部に一体的に小筒部19を設け、該小筒部19の内面における円周上の複 数箇所には山形の後端縁22を有するリブ21を設け、更に内筒2の仕切壁20 より後方位置の内面の適宜箇所に斜面18及びその前端に段部17を有する突起 16を設けている。
【0006】 外筒1(図1参照)は、前端及び後端を開口し、前端寄りの側面部に窓孔50 を設け、該窓孔50の後端の両側の縁部に外側へ膨出してピン等を挿通可能な小 孔を穿った一対の支持部51,52(図2参照)を設けている。尚、外筒1の前 端外面には鍔部9を周設している。
【0007】 外筒1の窓孔50の位置には、図1に示すように、回転蓋4を配設している。 回転蓋4は後端に小孔を有する軸支部6を設け、又、内面部に朱肉皿部53を有 して該朱肉皿部53に朱肉を含浸させたスポンジ等の朱肉パッド13を収納して 接着、溶着、又は係止等の手段により固定している。軸支部6の内面部には、上 記内筒2のラック状の歯7と互いに噛合するピニオン状の歯8を設けている。回 転蓋4は外筒1の支持部51,52に軸支部6を合わせて両者の小孔にピン54 を挿通することにより外筒1に対し回動自在に取り付けられ、外筒1の窓孔50 において外筒1の内外に出没自在となっている。尚、回転蓋4はピン54を用い ずに直に軸支部6を外筒1の支持部51,52に対し回動自在に取り付けること も可能である。
【0008】 内筒2は外筒1の内部に前後動自在に収納され、回転蓋4が外筒1の窓孔50 に没入した状態で、回転蓋4の朱肉皿部53が内筒2に嵌着した印鑑11の前方 を遮蔽し、朱肉パッド13は印面12に対し近接した状態となり、一方、回転蓋 4が外筒1の窓孔50から外側へ突出すると、回転蓋4の朱肉皿部53が印面1 2の前方を開放した状態となる。
【0009】 内筒2の後端部の上記小筒部19にはスライド螺子23を装着している。スラ イド螺子23は、図5及び図6に示すように、大径軸部24とその前方に小径軸 部26を有し、その小径軸部26の外面における円周上の複数箇所には山形の前 端縁28を有するリブ27を設け、又、大径軸部24の外面には雄ねじ25を設 けている。又、スライド螺子23の中心部には前後に開通する孔29を設けてい る。
【0010】 内筒2の外周部にはカバ−3を一体的に固定している。カバ−3は、図7及び 図8に示すように、側面の前端部に切り窓15を設け、後端に孔43を設け、そ の孔43の前に内径がやや縮小した孔44を設け、その孔44の前端に段部45 を設け、この段部45より前方の内面円周上の複数箇所に縦リブ41を設け、該 縦リブ41の前端にも段部42を設けている。
【0011】 カバー3及び内筒2の後端部には調節螺子30を組み付けている。調節螺子3 0は、図9及び図10に示すように、大径の鍔部36の前方に中空の筒部31を 有し、その筒部31の内面に上記スライド螺子23の雄ねじ25と螺合する雌ね じ35を設け、又、斜面33及びその後端に段部32を有する突起60を筒部3 1の前端外面に周設し、一方、大径の鍔部36の後端面にコイン等の端縁部が嵌 入可能なスリット溝37を設けると共に、調節螺子30の回転方向を指示する矢 印、+、及び−等の記号39を表示している。大径の鍔部36の中心部には前後 に開通する孔38を設けている。尚、調節螺子30とスライド螺子23の雌ねじ 35及び雄ねじ25は、調節螺子30の回転方向を指示する記号39と合うよう に右ねじ、又は左ねじで設けられる。
【0012】 上記の各部品を組立てるには、まず、内筒2を外筒1の内部に先端より挿入し て内筒2の後半部位を外筒1の後端部から突出させ、その内筒2の後半部位の外 周部にリターンスプリング10をその前端が外筒1の後端に当接するように取り 付け、その後に内筒2の後端にカバー3の段部45が当接するように内筒2に対 しカバー3を固定してリターンスプリング10の後端を段部42に当接させる。 これにより、内筒2は外筒1に対しリターンスプリング10により通常は後退し ている。次に、調節螺子30の筒部31の内面部の雌ねじ35にスライド螺子2 3の大径軸部24の雄ねじ25を螺合させて調節螺子30とスライド螺子23を 一体的に組み付けて、これらをカバー3の後端から挿入し、調節螺子30の突起 60の段部32を内筒2の突起16の段部17に対し弾性変形を利用して係止さ せると共に、調節螺子30の鍔部36をカバー3の孔43に嵌装する。この状態 で、調節螺子30は内筒2及びカバー3に対して回転のみ可能となり、軸方向に は移動不能となる。また、このとき、スライド螺子23の小径軸部26が内筒2 の小筒部19に挿入され、小径軸部26に設けたリブ27が内筒2の小筒部19 の内面に設けたリブ21とリブ21との間に形成される溝に嵌入して、スライド 螺子23は内筒2に対し前後動は可能だが回転は不能となる。尚、スライド螺子 23の小径軸部26を内筒2の小筒部19に挿入するとき、小径軸部26のリブ 27が任意の位置にあった場合でも、そのリブ27の山形の前端縁28が、内筒 2の小筒部19のリブ21の山形の後端縁22にガイドされるので、リブ27は スム−スにリブ21とリブ21との間の溝に嵌装する。次に、回転蓋4を上記の ように外筒1の窓孔50の位置に取り付け、軸支部6のピニオン状の歯8を内筒 2のラック状の歯7に対しに噛合させる。その後、印鑑11を内筒2に嵌着させ れば組み立てが完了する。印鑑11の後端は内筒2後端のスライド螺子23の先 端に当接させる。
【0013】
【作用】
未使用時は、図1に示すように、朱肉パッド13が印面12に近接した状態で 印面12を遮蔽している。外筒1の先端を捺印箇所に合わせて、カバー3の後端 を押圧して前進させると、最初の前進で印面12が朱肉パッド13に接触して印 面12に朱肉が付着し、更に前進させると、回転蓋4が回転して外筒1の窓孔5 0から外部へ突出して印面12の前方が開放し、更に前進させると、印面12が 外筒1の先端開口から露出して捺印可能となる。カバー3への押圧を解除すると リターンスプリング10によりカバー3、内筒2及び印鑑11が一体的に後退し た後に、回転蓋4が外筒1の窓孔50内へ没入する方向へ回転して、再び印面1 2が遮蔽されることになる。
【0014】 朱肉パッド13への印面12の押圧状態を適正にするためには、後端の調節螺 子30のスリット溝37にコイン等を差し込んで、調節螺子30を回転すること によりスライド螺子23を前後動させて印面12の出寸法を調節することができ る。尚、印鑑を異なるものに交換する場合は、回転蓋4を開いた状態で、調節螺 子30及びスライド螺子23に設けた孔38,29に例えばボールペンの中芯等 を挿入して印鑑の後端を押すことにより内筒2の先端開口から取り出し、交換す る印鑑を内筒2の先端開口から挿入する。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上記の通りであり、長さの異なる数種類の市販の印鑑を嵌着した場合 に、それぞれの印鑑の印面の位置を適正に調節することができて、朱肉を印面に 対し適度に付着させて、印面や印鑑ホルダー内の汚れを防止すると共に鮮明な印 影を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転蓋を閉じて印面を遮蔽した状態の全体の縦
断面図である。
【図2】回転蓋を閉じて印面を遮蔽した状態の全体の平
面図である。
【図3】内筒の縦断面図である。
【図4】内筒の平面図である。
【図5】スライド螺子の側面図である。
【図6】スライド螺子の正面図である。
【図7】カバ−の縦断面図である。
【図8】カバ−の平面図である。
【図9】調節螺子の縦断面図である。
【図10】調節螺子の背面図である。
【符号の説明】
1 外筒 2 内筒 3 カバー 4 回転蓋 7 歯 8 歯 10 リターンスプリング 11 印鑑 12 印面 13 朱肉パッド 21 リブ 23 スライド螺子 25 雄ねじ 27 リブ 30 調節螺子 35 雌ねじ 37 スリット溝 41 縦リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 磯田 隆史 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内 (72)考案者 小林 清一 神奈川県横浜市神奈川区入江2丁目5番12 号 三菱鉛筆株式会社横浜事業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印鑑11を嵌着可能な内筒2を外筒1の
    内部に前後動自在に収納し、外筒1に穿設した窓部にお
    いて出没する朱肉パッド13付きの回転蓋4を外筒1の
    側面部に回動自在に取り付け、内筒2の後退位置で回転
    蓋4が上記印鑑11の印面12を遮蔽した状態を保つと
    共に、内筒2が前進して印面12を朱肉パッド13に接
    触させた後に回転蓋4が上記印鑑11の印面12を開放
    するように、内筒2の前進、後退と回転蓋4の開閉を連
    動させ、内筒2の前進により印鑑11の印面12を外筒
    1の先端開口5から突出可能とした印鑑ホルダーにおい
    て、内筒2の後端に固定したカバー3の後端に回転のみ
    可能に取り付けた調節螺子30と、該調節螺子30と螺
    合することにより調節螺子30の回転に連動して前後動
    可能でその先端を印鑑11の後端に当接させるスライド
    螺子23とから成る印面の位置調節装置を設けたことを
    特徴とする印鑑ホルダー。
JP5735692U 1992-07-23 1992-07-23 印鑑ホルダ− Expired - Lifetime JP2583566Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5735692U JP2583566Y2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 印鑑ホルダ−
GB9315209A GB2268908A (en) 1992-07-23 1993-07-22 Self inking stamp with ink pad out of contact when not in use
CN93116855A CN1085160A (zh) 1992-07-23 1993-07-23 图章托架
KR2019930013792U KR940003007U (ko) 1992-07-23 1993-07-23 스탬프 홀더

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083350A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 サンビー株式会社 印判スタンド
CN115195313A (zh) * 2022-05-26 2022-10-18 郑杰武 一种使用方便的财务金融会计用盖章装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015083350A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 サンビー株式会社 印判スタンド
CN115195313A (zh) * 2022-05-26 2022-10-18 郑杰武 一种使用方便的财务金融会计用盖章装置

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JP2583566Y2 (ja) 1998-10-22

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