JPH0617950A - 逆止め弁 - Google Patents
逆止め弁Info
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- JPH0617950A JPH0617950A JP19758392A JP19758392A JPH0617950A JP H0617950 A JPH0617950 A JP H0617950A JP 19758392 A JP19758392 A JP 19758392A JP 19758392 A JP19758392 A JP 19758392A JP H0617950 A JPH0617950 A JP H0617950A
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- Japan
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- poppet valve
- valve body
- seat
- pressure fluid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁座に着離自在のポペット弁体を有した逆止
め弁において、圧力流体の自由流れ時の内部抵抗を減少
する。 【構成】 二つの流路2と3間を連通する連通路4中に
異径孔5を連設してその異径段面7の稜部にポペット弁
体9を着座する弁座8を形成して設け、異径孔5の大径
部6は、ポペット弁体9が弁座8から離座時ポペット弁
体9の着座面10との間で弁座8とその着座面10間に
形成される開口12より小さい開口13を形成するよう
ポペット弁体9の作動方向に延在して設け、ポペット弁
体9は離座作動によって離座開始時(着座時)より大き
な断面積で圧力流体の作用を受けることができるように
した。
め弁において、圧力流体の自由流れ時の内部抵抗を減少
する。 【構成】 二つの流路2と3間を連通する連通路4中に
異径孔5を連設してその異径段面7の稜部にポペット弁
体9を着座する弁座8を形成して設け、異径孔5の大径
部6は、ポペット弁体9が弁座8から離座時ポペット弁
体9の着座面10との間で弁座8とその着座面10間に
形成される開口12より小さい開口13を形成するよう
ポペット弁体9の作動方向に延在して設け、ポペット弁
体9は離座作動によって離座開始時(着座時)より大き
な断面積で圧力流体の作用を受けることができるように
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弁座に着離自在のポペッ
ト弁体を有し圧力流体の一方向流れを自由流れにした逆
止め弁に関する。
ト弁体を有し圧力流体の一方向流れを自由流れにした逆
止め弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の逆止め弁は図3(A)、
(B)に示す如き構成から成っている。すなわち、圧力
流体を流す二つの流路32と33の間を連通する連通路
34中に弁座35を形成し、この弁座35と線接触する
よう形成したポペット弁体36を本体31内へ軸方向に
作動自在に嵌挿して設け、ばね38の弾性力によりポペ
ット弁体36を弁座35に着座するよう付勢して設けて
いる。そして、流路32に供給した圧力流体が連通路3
4を流れて弁座35の断面積Dに相当するポペット弁体
36の着座面37に作用すると、ポペット弁体36はそ
の断面積Dにかかる圧力流体による作用力が対向作用す
るばね38の弾性力に打ち勝つと弁座35から離座する
よう作動し、流路32から流路33へ圧力流体の流れを
自由流れにしている。また、流路33から流路32への
流れは、流路33に供給した圧力流体がポペット弁体3
6の背部に形成する背圧室39に流入し、ポペット弁体
36は背面に作用する圧力流体による作用力とばね38
の弾性力とによって弁座35に着座しその流れを遮断し
ている。
(B)に示す如き構成から成っている。すなわち、圧力
流体を流す二つの流路32と33の間を連通する連通路
34中に弁座35を形成し、この弁座35と線接触する
よう形成したポペット弁体36を本体31内へ軸方向に
作動自在に嵌挿して設け、ばね38の弾性力によりポペ
ット弁体36を弁座35に着座するよう付勢して設けて
いる。そして、流路32に供給した圧力流体が連通路3
4を流れて弁座35の断面積Dに相当するポペット弁体
36の着座面37に作用すると、ポペット弁体36はそ
の断面積Dにかかる圧力流体による作用力が対向作用す
るばね38の弾性力に打ち勝つと弁座35から離座する
よう作動し、流路32から流路33へ圧力流体の流れを
自由流れにしている。また、流路33から流路32への
流れは、流路33に供給した圧力流体がポペット弁体3
6の背部に形成する背圧室39に流入し、ポペット弁体
36は背面に作用する圧力流体による作用力とばね38
の弾性力とによって弁座35に着座しその流れを遮断し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる構成
では、ポペット弁体36を着座する弁座35を連通路3
4中に有した略直角状の稜部に形成して設けており、圧
力流体の自由流れ時においてポペット弁体36が弁座3
5から離座すると、図3(B)に示す如くポペット弁体
36の着座面37と弁座35の間で形成される圧力流体
の流れを絞り制御する最小開口40の位置は、着座面3
7の弁座35との着座位置より縮径方向へ変更される。
このため、ポペット弁体36を弁座35から離座させる
ための作用力を得る断面積Eが離座開始時の断面積Dよ
り減少され、自由流れする圧力流体の圧力が上昇して弁
の内部抵抗を高くしていた。この結果、弁を使用する流
体回路において動力損失の増大や作動流体の過度の温度
上昇を招いてしまう問題点があった。
では、ポペット弁体36を着座する弁座35を連通路3
4中に有した略直角状の稜部に形成して設けており、圧
力流体の自由流れ時においてポペット弁体36が弁座3
5から離座すると、図3(B)に示す如くポペット弁体
36の着座面37と弁座35の間で形成される圧力流体
の流れを絞り制御する最小開口40の位置は、着座面3
7の弁座35との着座位置より縮径方向へ変更される。
このため、ポペット弁体36を弁座35から離座させる
ための作用力を得る断面積Eが離座開始時の断面積Dよ
り減少され、自由流れする圧力流体の圧力が上昇して弁
の内部抵抗を高くしていた。この結果、弁を使用する流
体回路において動力損失の増大や作動流体の過度の温度
上昇を招いてしまう問題点があった。
【0004】本発明はかかる問題点を解決するもので、
弁座からポペット弁体が離座すると、その離座方向の作
用力を得るための圧力流体が作用する断面積を離座開始
時より増して弁の内部抵抗を減少するようにした逆止め
弁を提供することを目的とする。
弁座からポペット弁体が離座すると、その離座方向の作
用力を得るための圧力流体が作用する断面積を離座開始
時より増して弁の内部抵抗を減少するようにした逆止め
弁を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、圧力
流体を流す二つの流路間を連通する連通路中に異径孔を
連設してその異径段面の稜部にポペット弁体を着座する
弁座を形成して設け、ポペット弁体は弁座と線接触する
よう着座面をテーパ状に形成して本体内へ軸方向に作動
自在に有すると共に、ばねの弾性力により弁座に着座す
るよう付勢して設け、異径段面を形成する異径孔の大径
部は、ポペット弁体が弁座から離座したときポペット弁
体の着座面との間で弁座とその着座面間に形成される開
口より小さい開口を形成するようポペット弁体の作動方
向へ延在して設けている。
流体を流す二つの流路間を連通する連通路中に異径孔を
連設してその異径段面の稜部にポペット弁体を着座する
弁座を形成して設け、ポペット弁体は弁座と線接触する
よう着座面をテーパ状に形成して本体内へ軸方向に作動
自在に有すると共に、ばねの弾性力により弁座に着座す
るよう付勢して設け、異径段面を形成する異径孔の大径
部は、ポペット弁体が弁座から離座したときポペット弁
体の着座面との間で弁座とその着座面間に形成される開
口より小さい開口を形成するようポペット弁体の作動方
向へ延在して設けている。
【0006】
【作用】かかる本発明の構成において、弁座の断面積に
相当するポペット弁体の着座面に作用する圧力流体の作
用力によりポペット弁体がばねの弾性力に抗し弁座から
離座すると、この離座したとき弁座と着座面の間に形成
される開口より小さい開口が異径段面を有する異径孔の
大径部とポペット弁体の着座面との間に形成されるた
め、ポペット弁体は離座開始時より大きな断面積で圧力
流体の作用を受けることができ、この結果ポペット弁体
を離座する圧力流体の圧力が下降されて弁の内部抵抗を
減少でき、圧力流体の自由流れを良好に得ることができ
る。
相当するポペット弁体の着座面に作用する圧力流体の作
用力によりポペット弁体がばねの弾性力に抗し弁座から
離座すると、この離座したとき弁座と着座面の間に形成
される開口より小さい開口が異径段面を有する異径孔の
大径部とポペット弁体の着座面との間に形成されるた
め、ポペット弁体は離座開始時より大きな断面積で圧力
流体の作用を受けることができ、この結果ポペット弁体
を離座する圧力流体の圧力が下降されて弁の内部抵抗を
減少でき、圧力流体の自由流れを良好に得ることができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1(A)、(B)において、1は逆止め弁の
本体を示し、圧力流体を流す流路2と3を上下の側面に
開口して積層配置できるよう設けており、内部には二つ
の流路2、3間を連通して連通路4を形成している。そ
して、連通路4中には異径孔5を連設してその異径孔段
面7に連なる略直角状の稜部で後述するポペット弁体9
を着座するための弁座8を形成して設けている。ポペッ
ト弁体9は弁座8と線接触するよう着座面10をテーパ
状に形成して設け、本体1内の連通路4に連設した嵌装
孔11へ軸方向に作動自在に嵌挿している。また、異径
段面7を形成する異径孔5の大径部6は、ポペット弁体
9が弁座8から離座すると着座面10との間で弁座8と
着座面10の間に形成される開口12より小さな開口1
3を形成するようポペット弁体9の作動方向へ延在して
着座時のポペット弁体9を遊合自在に設けている。14
はばねで、ポペット弁体9の背面側に形成した背圧室1
5に収装してポペット弁体9を弁座8に着座できるよう
付勢している。背圧室15はポペット弁体9の外周に形
成した切欠溝16を介し流路3側へ連通している。17
は嵌装孔11の開口を閉塞する栓部材である。
明する。図1(A)、(B)において、1は逆止め弁の
本体を示し、圧力流体を流す流路2と3を上下の側面に
開口して積層配置できるよう設けており、内部には二つ
の流路2、3間を連通して連通路4を形成している。そ
して、連通路4中には異径孔5を連設してその異径孔段
面7に連なる略直角状の稜部で後述するポペット弁体9
を着座するための弁座8を形成して設けている。ポペッ
ト弁体9は弁座8と線接触するよう着座面10をテーパ
状に形成して設け、本体1内の連通路4に連設した嵌装
孔11へ軸方向に作動自在に嵌挿している。また、異径
段面7を形成する異径孔5の大径部6は、ポペット弁体
9が弁座8から離座すると着座面10との間で弁座8と
着座面10の間に形成される開口12より小さな開口1
3を形成するようポペット弁体9の作動方向へ延在して
着座時のポペット弁体9を遊合自在に設けている。14
はばねで、ポペット弁体9の背面側に形成した背圧室1
5に収装してポペット弁体9を弁座8に着座できるよう
付勢している。背圧室15はポペット弁体9の外周に形
成した切欠溝16を介し流路3側へ連通している。17
は嵌装孔11の開口を閉塞する栓部材である。
【0008】次にかかる構成の作動を説明する。図1
(A)に示す弁の休止状態より、流路3を低圧側へ連通
して流路2に圧力流体を供給すると、圧力流体は連通路
4を流れて弁座8の断面積Aに相当するポペット弁体9
の着座面10に作用する。ポペット弁体9は断面積Aの
圧力流体による作用力がばね14の弾性力に打ち勝つと
弁座8から離座して図1(B)に示す如く図示右方向へ
作動する。この離座作動により異径孔5の大径部6とポ
ペット弁体9の着座面10の間に、弁座8と着座面10
の間に形成される開口12より小さな開口13が形成さ
れるため、弁座8を流れた圧力流体は開口13で絞り制
御されながら流路3に自由流れて流通する。そして、ポ
ペット弁体9は開口13が形成される位置における着座
面10の断面積Bで圧力流体の作用を受けて離座作動し
続ける。この結果、ポペット弁体9の離座作動後の断面
積Bは着座時すなわち離座開始時の断面積Aより大きく
形成され、自由流れの圧力流体の圧力は下降する。
(A)に示す弁の休止状態より、流路3を低圧側へ連通
して流路2に圧力流体を供給すると、圧力流体は連通路
4を流れて弁座8の断面積Aに相当するポペット弁体9
の着座面10に作用する。ポペット弁体9は断面積Aの
圧力流体による作用力がばね14の弾性力に打ち勝つと
弁座8から離座して図1(B)に示す如く図示右方向へ
作動する。この離座作動により異径孔5の大径部6とポ
ペット弁体9の着座面10の間に、弁座8と着座面10
の間に形成される開口12より小さな開口13が形成さ
れるため、弁座8を流れた圧力流体は開口13で絞り制
御されながら流路3に自由流れて流通する。そして、ポ
ペット弁体9は開口13が形成される位置における着座
面10の断面積Bで圧力流体の作用を受けて離座作動し
続ける。この結果、ポペット弁体9の離座作動後の断面
積Bは着座時すなわち離座開始時の断面積Aより大きく
形成され、自由流れの圧力流体の圧力は下降する。
【0009】また、流路3に圧力流体を供給すると、圧
力流体はポペット弁体9の切欠溝16を介し背圧室15
に流入し、ポペット弁体9はばね14の弾性力と背面に
作用する圧力流体による作用力とで弁座8に着座して流
路3、2間の圧力流体の流れを確実に遮断する。
力流体はポペット弁体9の切欠溝16を介し背圧室15
に流入し、ポペット弁体9はばね14の弾性力と背面に
作用する圧力流体による作用力とで弁座8に着座して流
路3、2間の圧力流体の流れを確実に遮断する。
【0010】この作動で、圧力流体の自由流れ時におい
て、ポペット弁体9の離座作動後その自由流れの圧力流
体の圧力が下降するため、弁の内部抵抗を減少できてこ
の弁を使用する流体回路における動力損失を小さくでき
ると共に作動流体の温度上昇を押えることができる。ま
た、ポペット弁体9の離座作動によって弁座8前すなわ
ち流路2側の圧力流体の圧力が一時的に下降してもポペ
ット弁体9は安定した離座作動を続けることができ、良
好な自由流れを得ることができる。さらに、弁座8を有
する異径孔5の大径部6をポペット弁体9の作動方向へ
最適寸法だけ延在して設けポペット弁体9の圧力流体が
作用する断面積の変更を得ているため、その構成は極め
て簡単で概存弁のわずかな変更で容易に製作することが
できる。
て、ポペット弁体9の離座作動後その自由流れの圧力流
体の圧力が下降するため、弁の内部抵抗を減少できてこ
の弁を使用する流体回路における動力損失を小さくでき
ると共に作動流体の温度上昇を押えることができる。ま
た、ポペット弁体9の離座作動によって弁座8前すなわ
ち流路2側の圧力流体の圧力が一時的に下降してもポペ
ット弁体9は安定した離座作動を続けることができ、良
好な自由流れを得ることができる。さらに、弁座8を有
する異径孔5の大径部6をポペット弁体9の作動方向へ
最適寸法だけ延在して設けポペット弁体9の圧力流体が
作用する断面積の変更を得ているため、その構成は極め
て簡単で概存弁のわずかな変更で容易に製作することが
できる。
【0011】図2は本発明の他実施例で、パイロット操
作逆止め弁を示し、一実施例と同一部分には同一符号を
付けて異なる部分について説明する。ポペット弁体9は
背面に開口の内孔20を栓部材17の内端面より突設し
た軸部21に外嵌して背圧室22と平衝室23を形成し
ており、背圧室22はポペット弁体9に形成の切欠溝1
6を介し流路3側へ連通して設け、また平衡室23はポ
ペット弁体9に貫設した流通孔24を介し流路2側へ連
通していると共に、その断面積Cを弁座8の断面積Aよ
り小さく設けている。25はパイロットピストンで、ポ
ペット弁体9の同軸線上で軸方向に作動自在に本体1に
嵌挿し、一側に形成した作用室26に供給の圧力流体に
よる作用力によりポペット弁体9を弁座8から離座でき
るようその先端をポペット弁体9の着座面10端に当接
自在に設けている。
作逆止め弁を示し、一実施例と同一部分には同一符号を
付けて異なる部分について説明する。ポペット弁体9は
背面に開口の内孔20を栓部材17の内端面より突設し
た軸部21に外嵌して背圧室22と平衝室23を形成し
ており、背圧室22はポペット弁体9に形成の切欠溝1
6を介し流路3側へ連通して設け、また平衡室23はポ
ペット弁体9に貫設した流通孔24を介し流路2側へ連
通していると共に、その断面積Cを弁座8の断面積Aよ
り小さく設けている。25はパイロットピストンで、ポ
ペット弁体9の同軸線上で軸方向に作動自在に本体1に
嵌挿し、一側に形成した作用室26に供給の圧力流体に
よる作用力によりポペット弁体9を弁座8から離座でき
るようその先端をポペット弁体9の着座面10端に当接
自在に設けている。
【0012】この構成において、流路2に圧力流体を供
給すると、ポペット弁体9には弁座8と平衡室23の断
面積差にかかる圧力流体の作用力が図示右方向へ働き、
この作用力がばね14の弾性力に打ち勝つとポペット弁
体9は弁座8から離座するよう作動する。そして、この
離座作動に伴いポペット弁体9の離座方向へ作用する圧
力流体の断面積が一実施例と同様大きく変更され、自由
流れの圧力流体の圧力は下降して弁の内部抵抗を減少す
ることができる。
給すると、ポペット弁体9には弁座8と平衡室23の断
面積差にかかる圧力流体の作用力が図示右方向へ働き、
この作用力がばね14の弾性力に打ち勝つとポペット弁
体9は弁座8から離座するよう作動する。そして、この
離座作動に伴いポペット弁体9の離座方向へ作用する圧
力流体の断面積が一実施例と同様大きく変更され、自由
流れの圧力流体の圧力は下降して弁の内部抵抗を減少す
ることができる。
【0013】次に、流路3に圧力流体を供給すると、こ
の圧力流体が背圧室22に流入してポペット弁体9は背
圧室22の断面積にかかる圧力流体の作用力とばね14
の弾性力とで弁座8に着座し流路3と2間を遮断する。
そして、この作動状態より作用室26に圧力流体を供給
してパイロットピストン25を図示右方向へ作動しポペ
ット弁体9を押圧すると、ポペット弁体9は弁座8から
離座されパイロットピストン25の押圧操作による開口
で流路3から流路2への圧力流体の流れ量を制御する。
この作動において、ポペット弁体9を離座操作するパイ
ロットピストン25の作用力は、ポペット弁体9の背部
に形成した平衡室23を流路2側へ連通しているので、
この平衡室23の断面積Cにかかる圧力流体の作用力を
減少できて、パイロットピストン25の小型化が図れる
と共に、かかる断面積を適宜選定することにより前記内
部抵抗の減少と相まって大流量用途の弁を容易に製作す
ることができる。
の圧力流体が背圧室22に流入してポペット弁体9は背
圧室22の断面積にかかる圧力流体の作用力とばね14
の弾性力とで弁座8に着座し流路3と2間を遮断する。
そして、この作動状態より作用室26に圧力流体を供給
してパイロットピストン25を図示右方向へ作動しポペ
ット弁体9を押圧すると、ポペット弁体9は弁座8から
離座されパイロットピストン25の押圧操作による開口
で流路3から流路2への圧力流体の流れ量を制御する。
この作動において、ポペット弁体9を離座操作するパイ
ロットピストン25の作用力は、ポペット弁体9の背部
に形成した平衡室23を流路2側へ連通しているので、
この平衡室23の断面積Cにかかる圧力流体の作用力を
減少できて、パイロットピストン25の小型化が図れる
と共に、かかる断面積を適宜選定することにより前記内
部抵抗の減少と相まって大流量用途の弁を容易に製作す
ることができる。
【0014】
【発明の効果】このように本発明は、圧力流体を流す二
つの流路間を連通する連通路中に異径孔を連設してその
異径段面の稜部にポペット弁体を着座する弁座を形成し
て設け、ポペット弁体は弁座と線接触するよう着座面を
テーパ状に形成して本体内へ軸方向に作動自在に有する
と共に、ばねの弾性力により弁座に着座するよう付勢し
て設け、異径段面を形成する異径孔の大径部は、ポペッ
ト弁体が弁座から離座したときポペット弁体の着座面と
の間で弁座とその着座面間に形成される開口より小さい
開口を形成するようポペット弁体の作動方向へ延在して
設けたことにより、ポペット弁体は離座作動によって離
座開始時(着座時)より大きな断面積で圧力流体の作用
を受けることができるため、ポペット弁体の離座作動時
における圧力流体の圧力が下降して弁の内部抵抗を減少
できると共に、その離座作動の開始時などに供給側流路
の圧力が一時的に大きく下降してもポペット弁体は安定
して作動できて圧力流体の自由流れを良好に得ることが
できる。また、かかる断面積の変更は、異径孔の大径部
をポペット弁体の作動方向へ延在して設けることにより
得ているため、構成が簡単で概存弁のわずかな変更で製
作することができると言った実用上優れた作用効果を有
する。
つの流路間を連通する連通路中に異径孔を連設してその
異径段面の稜部にポペット弁体を着座する弁座を形成し
て設け、ポペット弁体は弁座と線接触するよう着座面を
テーパ状に形成して本体内へ軸方向に作動自在に有する
と共に、ばねの弾性力により弁座に着座するよう付勢し
て設け、異径段面を形成する異径孔の大径部は、ポペッ
ト弁体が弁座から離座したときポペット弁体の着座面と
の間で弁座とその着座面間に形成される開口より小さい
開口を形成するようポペット弁体の作動方向へ延在して
設けたことにより、ポペット弁体は離座作動によって離
座開始時(着座時)より大きな断面積で圧力流体の作用
を受けることができるため、ポペット弁体の離座作動時
における圧力流体の圧力が下降して弁の内部抵抗を減少
できると共に、その離座作動の開始時などに供給側流路
の圧力が一時的に大きく下降してもポペット弁体は安定
して作動できて圧力流体の自由流れを良好に得ることが
できる。また、かかる断面積の変更は、異径孔の大径部
をポペット弁体の作動方向へ延在して設けることにより
得ているため、構成が簡単で概存弁のわずかな変更で製
作することができると言った実用上優れた作用効果を有
する。
【図1】本発明の一実施例で(A)は逆止め弁の休止状
態を示す縦断面図、(B)は(A)の作動状態を示す部
分断面図である。
態を示す縦断面図、(B)は(A)の作動状態を示す部
分断面図である。
【図2】本発明の他実施例でパイロット操作逆止め弁の
休止状態を示す縦断面図である。
休止状態を示す縦断面図である。
【図3】従来例を示し、(A)は休止状態の縦断面図、
(B)は(A)の作動状態の部分断面図である。
(B)は(A)の作動状態の部分断面図である。
【符号の説明】 1本体 1A、1B取付面 2、3流路 4連通路 5異径孔 6大径部 7異径段面 8弁座 9ポペット弁体 10着座面 12、13開口 14ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 圧力流体を流す二つの流路間を連通する
連通路中に異径孔を連設してその異径段面の稜部にポペ
ット弁体を着座する弁座を形成して設け、ポペット弁体
は弁座と線接触するよう着座面をテーパ状に形成して本
体内へ軸方向に作動自在に有すると共に、ばねの弾性力
により弁座に着座するよう付勢して設け、異径段面を形
成する異径孔の大径部は、ポペット弁体が弁座から離座
したときポペット弁体の着座面との間で弁座とその着座
面間に形成される開口より小さい開口を形成するようポ
ペット弁体の作動方向へ延在して設けたことを特徴とす
る逆止め弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19758392A JPH0617950A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 逆止め弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19758392A JPH0617950A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 逆止め弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617950A true JPH0617950A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16376906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19758392A Pending JPH0617950A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 逆止め弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617950A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215460A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝装置 |
JP2009203931A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Calsonic Kansei Corp | 気体圧縮機 |
KR101395620B1 (ko) * | 2012-05-18 | 2014-05-16 | 하이파워유압 주식회사 | 포펫밸브 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19758392A patent/JPH0617950A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008215460A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝装置 |
JP2009203931A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Calsonic Kansei Corp | 気体圧縮機 |
KR101395620B1 (ko) * | 2012-05-18 | 2014-05-16 | 하이파워유압 주식회사 | 포펫밸브 |
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