JPH0996370A - 継手バルブ - Google Patents

継手バルブ

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JPH0996370A
JPH0996370A JP27650895A JP27650895A JPH0996370A JP H0996370 A JPH0996370 A JP H0996370A JP 27650895 A JP27650895 A JP 27650895A JP 27650895 A JP27650895 A JP 27650895A JP H0996370 A JPH0996370 A JP H0996370A
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hole
valve
joint
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outer peripheral
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Sadao Sekine
定夫 関根
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L29/00Joints with fluid cut-off means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 継手本体内にヒューズ弁を組み込んだ継手バ
ルブをコンパクトに形成する。 【構成】 継手本体に一端面から内端側を拡径した第一
孔を設け、第一孔の内端に開口する第二孔をこれとは軸
線がずれて他端面に開口する複数の連通孔に通じさせ、
第二孔開口周囲を弁座とし、絞り孔と連通路を有し内孔
の内端側に弁座に着座する球状の弁体を収容した筒体を
第一孔内端面に当接するよう第一孔に嵌挿させ、弁体を
第二孔に収容するばねで離座方向へ押圧するとともに、
筒体の内孔の中間に小孔部を形成したり、連通孔と大径
部の筒体外周を通じる小孔を継手本体に設けたりした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧回路における配管
継手にバルブを組み込んだ継手バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】このような継手バルブとして、実公昭6
2−20781号公報には、両端側の外周面に接続用の
ねじ部を有する継手本体内に、継手本体内を一方向へ流
通する際の流量が許容以上に大きくなることに応じてこ
の流通を抑えるよう閉作動する、ヒューズバルブ等と称
されるバルブが組み込まれたものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の実公昭62−2
0781号公報のものでは、継手本体が、互いにねじ結
合される軸方向に分割された二つの部材で形成されてい
るので、軸方向に長くなり、継手バルブが不必要に大形
化する問題点がある。
【0004】本発明は、継手本体内に、継手本体内を一
方向へ流通する際の流量が許容以上に大きくなることに
応じてこの流通を抑えるよう閉作動するバルブを組み込
むにあたり、継手本体を一部材で形成出来るようにし
て、コンパクトな継手バルブを実現しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の継手バルブは、継手本体には、一端面に開口して内
端で中間壁面を形成する第一孔と、中間壁面に開口して
他端面側へ延びる、第一孔より小径で第一孔と同軸状の
第二孔とを設け、継手本体の他端面には第二孔と異なっ
た軸線を有して中間壁面に達しない範囲で一端面側へ延
び第二孔と通じる複数の連通孔を開口させ、第一孔の内
端側は拡径して大径部を形成するとともに、中間に絞り
となる小孔部を備えて軸方向に貫通する一連の内孔を設
けた筒体を、その内端が中間壁面に当接して第二孔開口
を包囲するよう第一孔に嵌挿し、筒体の内端側でその内
孔に段部を介し拡径する拡径部を設け、筒体にはこの拡
径部を介して大径部の筒体外周部分を第二孔に通じさせ
る連通路を設けるとともに、第二孔の中間壁面での開口
周囲に形成される弁座への着座でこの拡径部を介する大
径部の筒体外周部分と第二孔間の連通を遮断する球状の
弁体を拡径部に摺動自在に収容し、一端側で弁体が弁座
から離座して段部へ当接するよう弁体へ押圧力を作用し
他端側が第二孔内に収容保持されるばねを設け、筒体に
は内孔の小孔部よりも継手本体の一端面側に筒体の内孔
を大径部の筒体外周部分に通じさせる絞り孔を設けると
ともに、継手本体の両端外周面にはそれぞれ接続用のね
じ部を設けるようにした。
【0006】また、請求項2に記載の継手バルブは、継
手本体には、一端面に開口して内端で中間壁面を形成す
る第一孔と、中間壁面に開口して他端面側へ延びる、第
一孔より小径で第一孔と同軸状の第二孔とを設け、継手
本体の他端面には第二孔と異なった軸線を有して中間壁
面に達しない範囲で一端面側へ延び第二孔と通じる複数
の連通孔を開口させ、第一孔の内端側は拡径して大径部
を形成するとともに、軸方向に貫通する一連の内孔を設
けた筒体を、その内端が中間壁面に当接して第二孔開口
を包囲するよう第一孔に嵌挿し、筒体の内端側でその内
孔に段部を介し拡径する拡径部を設け、筒体にはこの拡
径部を介して大径部の筒体外周部分を第二孔に通じさせ
る連通路を設けるとともに、第二孔の中間壁面での開口
周囲に形成される弁座への着座でこの拡径部を介する大
径部の筒体外周部分と第二孔間の連通を遮断する球状の
弁体を拡径部に摺動自在に収容し、一端側で弁体が弁座
から離座して段部へ当接するよう弁体へ押圧力を作用し
他端側が第二孔内に収容保持されるばねを設け、筒体に
はその拡径部よりも継手本体の一端面側に筒体の内孔を
大径部の筒体外周部分に通じさせる絞り孔を設けるとと
もに、継手本体には、連通孔の一つと大径部の筒体外周
部分とを通じさせる前記絞り孔より小さい開口面積の小
孔を設け、継手本体の両端外周面にはそれぞれ接続用の
ねじ部を設けるようにした。
【0007】そして、請求項3に記載の継手バルブで
は、請求項2に記載の如き継手バルブにおいて、筒体の
内孔が、拡径部よりも継手本体の一端面側に絞りとなる
小孔部を備え、絞り孔を小孔部よりも継手本体の一端面
側に設けるようにした。
【0008】
【作用】このような構成によると、継手本体内に組み込
まれるばね、弁体、筒体は継手本体の一端面での第一孔
の開口から継手本体の内部に入れることができて、この
ような部品の組み込みをはかるために継手本体を軸方向
で二つの部分に分割する必要がない。このため継手本体
を単一の部材で形成できて、その軸方向の長さを短くで
き、コンパクトな継手バルブを得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1から図3において、1は継手本体であり、軸方
向の中央には、スパナ等の工具が係合する六角形状の締
め付け操作部2が設てあり、両端側の外周部には、それ
ぞれ接続用のねじ部3、4が設けてある。5は、継手本
体の一端面に開口して内端が中間壁面6を形成するよう
内部へ軸方向に延びて設けられた第一孔で、第一孔5の
内端側は拡径して大径部5Aを形成している。
【0010】7は中間壁面6に開口して継手本体1の他
端面側へ延びる第二孔であり、前記第一孔5と同軸状で
これより小径の、順次縮径する大径孔部7A、中径孔部
7B、小径孔部7Cを備え、小径孔部7Cが、継手本体
1の他端面に開口している。8は、継手本体1の他端面
で、第二孔7の軸心の周囲にそれぞれ周方向で等間隔に
開口するよう設けた四つの連通孔で、第二孔7と平行状
に、中間壁面6に達しない範囲で、継手本体1の内部へ
延び、それぞれ第二孔7に、その大径孔部7Aと中径孔
部7Bで開口して、通じている。
【0011】9は第一孔5に嵌挿された筒体で、第一孔
5の大径部5Aを除いた部分に密に嵌合される外径を備
えている。筒体9には、これを軸方向に貫通する、一連
の内孔10が設けてある。この内孔10は、中間の絞り
となる小孔部10Aと、小孔部10Aの外方、内方にこ
れより大径の外孔部10B及び内孔部10Cを備えてい
る。そして、筒体9は、その内端が中間壁面6に当接し
て第二孔7の開口を包囲するよう止め輪11により保持
されている。
【0012】筒体9の内孔部10Cには、段部11を介
して拡径する拡径部12が設けられ、さらに筒体9の内
端には、大径部5Aでの筒体9外周部分を拡径部12を
介して第二孔7に通じさせる連通路13が、切欠状に複
数設けてある。14は、筒体9における内孔10の外孔
部10Bを大径部5Aの筒体9外周部分へ通じさせる複
数の絞り孔で、これら絞り孔14による開口面積は、前
記各連通路13による開口面積より小さいものである。
【0013】前記拡径部12には、中間壁部6での第二
孔7開口周囲に形成される弁座15への着座で、拡径部
12を介する第二孔7と大径部5Aの筒体9外周部分と
の連通を遮断する球状の弁体16が摺動自在に収容され
ている。17は、拡径部12を介し第二孔7と大径部5
Aの筒体9外周部分を連通させるよう、弁体16を弁座
15から離座せしめて段部11に当接するよう押圧作用
するばねであり、ばね17の一端は弁体16に当接して
いる。そして、ばね17の他端は、第二孔7の中径孔部
7Bと小径孔部7C間の段部に当接し、これにより、ば
ね17の他端側は、第二孔7内に収容保持されている。
【0014】図3はこのような継手バルブの使用例を示
すもので、切換弁Fにより、給排路D、Eを介し作動室
Bへ供給し作動室Cを排出するとき上昇作動し、作動室
Cへ供給し作動室Bを排出するとき下降作動する、常時
下降方向に負荷された油圧シリンダAの、作動室Bへの
給排路Dに、ねじ部3を油圧シリンダAのポートに螺着
して直接接続するとともにねじ部4に配管を接続した
り、ねじ部3、4により配管途中に介在させるよう接続
したりして、第一孔5開口を作動室Bに、連通孔8開口
を切換弁Fにそれぞれ通じさせる向きで継手バルブXが
設置されている。なお、G、Hは給排路D、Eでのホー
ス部分である。
【0015】次に、図3の如く設置した場合を基にこの
実施例の作動を説明する。給排路Dに異常がない正常状
態では、油圧シリンダAの上昇の際には、連通孔8及び
第二孔7から第一孔5側へと継手本体1内を作動油が流
通する。このときには、第二孔7側から弁体16に離座
方向へ押圧するよう作用する圧力は、絞り孔14から外
孔部10Bへと流れる際、絞り孔14で圧力降下が生じ
るため、小孔部10Aを介し外孔部10B側から弁体1
6に着座方向へ押圧するよう作用する圧力よりも大き
く、弁体16は、このような圧力差に基づく力とばね1
7の押圧力とで、弁座15から離座し段部11に押圧さ
れている。
【0016】また、この正常状態での油圧シリンダAの
下降の際には、第一孔5側から第二孔7及び連通孔8側
へと継手本体1内を作動油が流通する。このとき、外孔
部10Bから絞り孔14をへて流れる際に、絞り孔14
で圧力降下が生じるので、小孔部10Aを介し外孔部1
0B側から弁体16に着座方向に押圧するよう作用する
圧力は、第二孔7側から弁体16に離座方向へ押圧する
よう作用する圧力よりも大きくなり、このような圧力差
によって弁体16は着座方向に押圧されるが、この力よ
りもばね17の押圧力が大きいので、弁体16は、着座
せずに段部11に押圧されている。
【0017】給排路Dにおける継手バルブと切換弁Fと
の間の配管が破損する(特にホース部分Gで生じやす
い)異常事態が、油圧シリンダAの上昇作動時に生じる
と、給排路Dへの供給作動油は破損部分から外へ流出
し、継手バルブと切換弁Fとの間の圧力は大きく低下す
る。このため、油圧シリンダAは、負荷の作用のもとに
下降を始め、作動室Bからの作動油は、第一孔5から第
二孔7、連通孔8をへて上昇時とは逆に継手本体1内を
流れ、破損部分から外に流出する。このとき、絞り孔1
4の前後では、絞り孔14後の第二孔7側の圧力が大き
く低下する結果、非常に大きな圧力差が生じ、通過流量
が大きなものとなるが、前記大きな圧力差による押圧力
で弁体16はばね17の押圧力に抗して弁座に着座さ
れ、瞬時に流通を停止させ、油圧シリンダAを停止させ
て、油圧シリンダAが制御を受けることなく急速下降し
て危険な事態が生じることを回避する。
【0018】このような異常事態が、油圧シリンダAの
下降作動時に生じたときも、前記と同様に、絞り孔14
後の第二孔7側の圧力が大きく低下して絞り孔14前後
に大きな圧力差が生じ、瞬間、通過流量が大きなものと
なるが、大きな圧力差による押圧力で弁体16はばね1
7の押圧力に抗して弁座に着座され、瞬時に流通を停止
させ、油圧シリンダAが停止されて、前記同様に危険な
事態の発生が回避される。
【0019】また、異常事態が生じない場合であって
も、油圧シリンダAの上昇作動時にピストンが上昇端に
達した時継手バルブの作動室B側でサージ的な圧力上昇
が生じたり、下降作動時に、給排路Dの継手バルブの切
換弁F側でサージ的な圧力低下が生じたりすることがあ
るが、このようなサージ的な圧力変化により弁体16が
着座すると、油圧シリンダAを下降作動できなくなる。
しかし本実施例では、弁体16を着座方向へ移動させる
よう外孔部10Bから内孔部10Cに導入される作動油
が小孔部10Aで絞られるので、サージ的な圧力変化に
直ちに感応して弁体16が着座しないよう弁体16の移
動を抑えることができる。このため、前記の異常事態が
生じない場合であってもサージ的な圧力変化により弁体
16が着座するという誤作動の発生を抑え、油圧シリン
ダAを安定作動できる。
【0020】そして、本実施例の継手バルブでは、継手
本体1内に全ての部品を第一孔5の開口から組み付ける
ことができ、このため、従来例のように、互いにねじ結
合する二つの部分に継手本体を分割する必要がなく、継
手本体1を単一の簡素なものにできるともに、継手本体
1を軸方向に不必要に長くせず、継手バルブをコンパク
トにできる。
【0021】図4と図5は、それぞれ他の実施例を、重
複を避けるため符号の一部を省略して示している。これ
らはいずれも、前記のような配管破損の異常事態が生じ
るとき、前記同様に弁体16が弁座15に着座し、油圧
シリンダAの急速降下を阻止するとともに、継手本体1
内に全ての部品を第一孔5の開口から組み付けることが
できて、継手本体1を単一の簡素なものにできるとも
に、継手本体1を軸方向に不必要に長くせず、継手バル
ブをコンパクトにできるものであり、図1のものとの相
違点を順次説明する。
【0022】図4のものでは、筒体9の内孔10は、第
一孔5の開口側から段部11まで一様な内径となってお
り、また、連通孔8の一つと大径部5Aの筒体9外周部
分とを通じる小孔18が継手本体1に設けてある。この
小孔18の開口面積は、各絞り孔14によって得られる
開口面積よりも十分小さくなっている。
【0023】そして、図3の油圧回路において、図1の
ものに換えてこの継手バルブを用いると、前記のような
配管破損の異常事態が生じるとき、前記同様に弁体16
が着座し、油圧シリンダAの急速降下を阻止する。そし
てこのとき、小孔18の絞り作用のもとに弁座15を迂
回して少流量の流通が生じるので、油圧シリンダAを微
速で安全に下降端まで下降作動できる。
【0024】また、上昇作動の際、油圧シリンダAのピ
ストンが上昇端に達すると、作動室B側にサージ的な大
きな圧力上昇を生じることがある。この圧力上昇で弁体
16が着座してしまっても、小孔18により通じあうこ
とで第一孔5側と第二孔7側での圧力が均圧化するか
ら、弁体16はばね17の押圧力で再び弁座15から離
座でき、弁体16が着座したままとなって油圧シリンダ
Aを下降作動できないといった事態が防止できる。
【0025】そして連通孔8は第二孔7とは軸線が平行
状にずれているので、小孔18は、特に屈折させること
なく連通孔8と大径部5Aの筒体5外周部分とを通じさ
せることができ、小孔18を継手本体1に簡単に形成で
きる。
【0026】図5のものでは、図1のものに、図4のも
のと同様な小孔18が、連通孔8の一つと大径部5Aの
筒体9外周部分とを通じるよう継手本体1に設けてあ
る。
【0027】このため、図1のものと同様、小孔部10
Aでの絞り作用により、サージ的な圧力変化に直ちに感
応しないよう弁体16の移動を抑えることができるとと
もに、図4のものと同様、油圧シリンダAのピストンが
上昇端に達して作動室B側に生じる大きいサージ的な圧
力上昇で弁体16が着座してしまっても、小孔18によ
り第一孔5側と第二孔7側での圧力を均圧化して弁体1
6をばね17押圧力により離座させることができて、油
圧シリンダAの安定作動を一層確保できる。そして、図
4のものと同様、連通孔8は第二孔7とは軸線が平行状
にずれているので、小孔18は、特に屈折させることな
く連通孔8と大径部5Aの筒体5外周部分とを通じさせ
ることができ、小孔18を継手本体1に簡単に形成でき
る。
【0028】
【発明の効果】このように各請求項に記載された発明に
よると、継手本体内に組み込まれるばね、弁体、筒体は
継手本体の一端面での第一孔の開口から継手本体の内部
に入れることができて継手本体を軸方向で二つの部分に
分割する必要がなく、継手本体が単一の部材で形成でき
るので、継手本体を簡素に軸方向に短いものにでき、コ
ンパクトな継手バルブを得ることができる。
【0029】さらに、請求項1に記載の発明によると、
筒体の小孔部の絞り作用により、サージ的な圧力変化に
直ちに感応して弁体が着座してしまうことがないよう弁
体の移動を抑えることができ、サージ的な圧力変化によ
り通過流量が正常の範囲内であっても弁体が着座する事
態の発生を抑えて継手バルブに接続される油圧アクチュ
エータを安定作動させることができる。
【0030】また、請求項2に記載の発明によると、小
孔により連通孔と大径部の筒体外周部分が弁座を迂回し
て通じられるので、通過流量の増加に応じ弁体が弁座に
着座しても小孔を通過する少流量の流通が得られて継手
バルブに接続される油圧アクチュエータを微速で安全に
作動できるとともに、継手バルブからの作動油で一方向
へ作動する油圧アクチュエータが作動端に達することで
生じる大きなサージ的な圧力上昇により弁体が弁座に着
座しても、小孔により弁座両側を均圧化して弁体をばね
の押圧力により弁座から離座させることができ、このよ
うな圧力上昇で弁体が着座したままとなって油圧アクチ
ュエータを他方向に作動することができなくなる事態を
防止して、油圧アクチュエータを安定作動できる。そし
て、連通孔は第二孔とは軸線がずれているので、小孔
は、特に屈折させることなく連通孔と大径部の筒体外周
部分とを通じさせるよう継手本体に形成でき、小孔の継
手本体への形成を簡単に行なうようにできる。
【0031】そして、請求項3に記載した発明による
と、筒体の小孔部と、連通孔と大径部の筒体外周部分を
通じる小孔とを有することにより、より一層良好に接続
する油圧アクチュエータの安定作動がはかれるととも
に、請求項2に記載の発明での如く、小孔の継手本体へ
の形成を簡単に行なうようにできる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面断面図。
【図2】本発明の第1実施例の左側面図。
【図3】本発明の継手バルブの使用例を部分的に示す油
圧回路図。
【図4】本発明の第2実施例を示す正面断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示す正面断面図。
【符号の説明】
1 継手本体 3、4 ねじ部 5 第一孔 5A 大径部 6 中間壁面 7 第二孔 8 連通孔 9 筒体 10 内孔 10A 小孔部 11 段部 12 拡径部 13 連通路 14 絞り孔 15 弁座 16 弁体 17 ばね 18 小孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手本体には、一端面に開口して内端で中
    間壁面を形成する第一孔と、中間壁面に開口して他端面
    側へ延びる、第一孔より小径で第一孔と同軸状の第二孔
    とを設け、継手本体の他端面には第二孔と異なった軸線
    を有して中間壁面に達しない範囲で一端面側へ延び第二
    孔と通じる複数の連通孔を開口させ、第一孔の内端側は
    拡径して大径部を形成するとともに、中間に絞りとなる
    小孔部を備えて軸方向に貫通する一連の内孔を設けた筒
    体を、その内端が中間壁面に当接して第二孔開口を包囲
    するよう第一孔に嵌挿し、筒体の内端側でその内孔に段
    部を介し拡径する拡径部を設け、筒体にはこの拡径部を
    介して大径部の筒体外周部分を第二孔に通じさせる連通
    路を設けるとともに、第二孔の中間壁面での開口周囲に
    形成される弁座への着座でこの拡径部を介する大径部の
    筒体外周部分と第二孔間の連通を遮断する球状の弁体を
    拡径部に摺動自在に収容し、一端側で弁体が弁座から離
    座して段部へ当接するよう弁体へ押圧力を作用し他端側
    が第二孔内に収容保持されるばねを設け、筒体には内孔
    の小孔部よりも継手本体の一端面側に筒体の内孔を大径
    部の筒体外周部分に通じさせる絞り孔を設けるととも
    に、継手本体の両端外周面にはそれぞれ接続用のねじ部
    を設けた継手バルブ。
  2. 【請求項2】継手本体には、一端面に開口して内端で中
    間壁面を形成する第一孔と、中間壁面に開口して他端面
    側へ延びる、第一孔より小径で第一孔と同軸状の第二孔
    とを設け、継手本体の他端面には第二孔と異なった軸線
    を有して中間壁面に達しない範囲で一端面側へ延び第二
    孔と通じる複数の連通孔を開口させ、第一孔の内端側は
    拡径して大径部を形成するとともに、軸方向に貫通する
    一連の内孔を設けた筒体を、その内端が中間壁面に当接
    して第二孔開口を包囲するよう第一孔に嵌挿し、筒体の
    内端側でその内孔に段部を介し拡径する拡径部を設け、
    筒体にはこの拡径部を介して大径部の筒体外周部分を第
    二孔に通じさせる連通路を設けるとともに、第二孔の中
    間壁面での開口周囲に形成される弁座への着座でこの拡
    径部を介する大径部の筒体外周部分と第二孔間の連通を
    遮断する球状の弁体を拡径部に摺動自在に収容し、一端
    側で弁体が弁座から離座して段部へ当接するよう弁体へ
    押圧力を作用し他端側が第二孔内に収容保持されるばね
    を設け、筒体にはその拡径部よりも継手本体の一端面側
    に筒体の内孔を大径部の筒体外周部分に通じさせる絞り
    孔を設けるとともに、継手本体には、連通孔の一つと大
    径部の筒体外周部分とを通じさせる前記絞り孔より小さ
    い開口面積の小孔を設け、継手本体の両端外周面にはそ
    れぞれ接続用のねじ部を設けた継手バルブ。
  3. 【請求項3】筒体の内孔が、拡径部よりも継手本体の一
    端面側に絞りとなる小孔部を備え、絞り孔が小孔部より
    も継手本体の一端面側に設けられている請求項2に記載
    の継手バルブ。
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