JPH06179033A - 環状溝の塑性加工方法およびこの方法に使用する金型 - Google Patents

環状溝の塑性加工方法およびこの方法に使用する金型

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JPH06179033A
JPH06179033A JP15688891A JP15688891A JPH06179033A JP H06179033 A JPH06179033 A JP H06179033A JP 15688891 A JP15688891 A JP 15688891A JP 15688891 A JP15688891 A JP 15688891A JP H06179033 A JPH06179033 A JP H06179033A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、フランジ部材等において、貫通孔
の周りに環状溝を塑性加工するための環状溝の塑性加工
方法、および、この塑性加工方法に使用される金型に関
し、貫通孔と環状溝との間の壁厚を充分に薄くすること
ができ、充分な深さの環状溝を容易に得ることを目的と
する。 【構成】 本発明の環状溝の塑性加工方法では、パンチ
とダイとを接近することにより環状溝が剪断加工され、
同時に、カウンターパンチのテーパ状凸部と板状素材の
貫通孔との間の空間に、据え込み加工により素材が流動
され素材流動部が形成される。そして、本発明の金型で
は、金型を、板状素材に形成すべき環状溝に対応する位
置に環状凸部を有するパンチと、形成すべき環状溝の外
側壁面に対応する内径のダイ孔の形成されるダイと、ダ
イのダイ孔に嵌挿され、テーパ状凸部の形成されるカウ
ンターパンチとから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フランジ部材等におい
て、貫通孔の周りに環状溝を塑性加工するための環状溝
の塑性加工方法、および、この塑性加工方法に使用され
る金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パイプとパイプとの接続は、パ
イプの端部に形成されるフランジ部材を相互に連結する
ことにより行われており、このようなフランジ部材で
は、例えば、図12および図13に示すように、フラン
ジ部材11の貫通孔13の外側に、シール用のOリン
グ、あるいは、パッキンを挿入するための環状溝15が
形成されている。
【0003】従来、このようなフランジ部材11への環
状溝15の形成は、切削加工により行われているが、切
削加工による場合には、環状溝15の溝幅が細くなる
と、切削が困難になり、また、コストが高く、生産性が
低いという問題がある。
【0004】そこで、環状溝15を塑性加工により形成
することが行われており、塑性加工により形成する方法
としては、図14に示すように、バーリング成形を利用
した方法、および、図15に示すように、据え込み成形
を利用した方法が知られている。
【0005】すなわち、バーリング成形を利用した方法
では、図14の(a)に示すように、板状素材17に孔
明け加工により貫通孔19が形成され、この後、(b)
に示すように、貫通孔19の周縁に、据え込み成形によ
り凹部21が形成され、この後、(c)に示すように、
バーリング成形により環状溝23が形成される。
【0006】一方、据え込み成形を利用した方法では、
図15の(a)に示すように、板状素材17に孔明け加
工により貫通孔19が形成され、この後、(b)に示す
ように、環状溝25が成形され、この後、(c)に示す
ように、据え込み成形により貫通孔19が拡径され、こ
の後、(d)に示すように、据え込み成形時に形成され
た余肉部27が、孔明け加工により除去され、環状溝2
9の形成されたフランジ部材が製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バーリ
ング成形を利用した方法では、貫通孔19の周縁に、据
え込み成形により凹部21を形成しているため、据え込
み率ε(ε=t/T)を大きくすると、素材の加工硬化
により、次工程のバーリング成形が困難になり、環状溝
23の深さを深くすることが困難であり、また、バーリ
ング成形により形成された環状溝23と貫通孔24との
間の薄壁部26表面の形状精度が低下するという問題が
あった。
【0008】一方、据え込み成形を利用した方法では、
据え込み成形時に形成された余肉部27を、孔明け加工
により剪断除去しているため、この余肉部27の剪断除
去時に、余肉部27に破断部28が生じ、形状精度が低
下し、また、型構造上から、環状溝29と貫通孔24と
の間の薄壁部26の寸法Wを小さくすることが困難であ
るという問題があった。
【0009】本発明は、上記のような問題を解決したも
ので、貫通孔と環状溝との間の壁厚を充分に薄くするこ
とができるとともに、充分な深さの環状溝を容易に得る
ことができる環状溝の塑性加工方法、および、この方法
に使用する金型を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の環状溝の塑性加
工方法は、金属からなる板状素材に形成される貫通孔の
外側に、前記貫通孔を囲んで、塑性加工により環状溝を
形成するための環状溝の塑性加工方法において、前記板
状素材に形成すべき環状溝に対応する位置に環状凸部を
有するパンチと、このパンチに対向配置され形成すべき
環状溝の外側壁面に対応する内径のダイ孔の形成される
ダイと、前記パンチに対向配置されるとともに前記ダイ
のダイ孔に嵌挿され、前記板状素材の貫通孔に、前記パ
ンチ側に向けて先細りとなるテーパ孔を形成するための
テーパ状凸部の形成されるカウンターパンチとの間に、
環状溝を形成すべき板状素材を配置し、前記パンチとダ
イとを接近することにより環状溝を剪断加工するととも
に、前記カウンターパンチのテーパ状凸部と板状素材の
貫通孔との間の空間に、据え込み加工により素材を流動
させ素材流動部を形成し、この後、前記素材流動部をし
ごき加工することにより、前記環状溝を仕上げ成形する
ものである。
【0011】本発明の金型は、板状素材に形成すべき環
状溝に対応する位置に環状凸部を有するパンチと、この
パンチに対向配置され形成すべき環状溝の外側壁面に対
応する内径のダイ孔の形成されるダイと、前記パンチに
対向配置されるとともに前記ダイのダイ孔に嵌挿され、
前記板状素材の貫通孔に、前記パンチ側に向けて先細り
となるテーパ孔を形成するためのテーパ状凸部の形成さ
れるカウンターパンチとを有するものである。
【0012】
【作用】本発明の環状溝の塑性加工方法では、パンチと
ダイとを接近することにより環状溝が剪断加工され、同
時に、カウンターパンチのテーパ状凸部と板状素材の貫
通孔との間の空間に、据え込み加工により素材が流動さ
れ素材流動部が形成され、この後、素材流動部をしごき
加工することにより、環状溝が仕上げ成形される。
【0013】本発明の金型では、パンチとダイとを接近
することにより環状溝が剪断加工され、同時に、カウン
ターパンチのテーパ状凸部と板状素材の貫通孔との間の
空間に、据え込み加工により素材が流動され素材流動部
が形成される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面を用いて実施例に
ついて説明する。図1は図2の金型の要部の詳細を、図
2は本発明の環状溝の塑性加工方法の一実施例に使用さ
れる金型を示している。
【0015】図1および図2において、符号31は、フ
ランジ部材を形成するための、例えば、SPHCからな
る板状素材を示している。この板状素材31の上方に
は、形成すべき環状溝32に対応する位置に環状凸部3
3を有するパンチ35が配置され、このパンチ35は、
パンチホルダ37により支持されている。
【0016】板状素材31の下方には、パンチ35に対
向してダイ39が配置されている。ダイ39には、形成
すべき環状溝32の外側壁面41に対応する内径のダイ
孔43が形成されている。
【0017】そして、ダイ孔43内には、パンチ35に
対向してカウンターパンチ45が嵌挿されている。カウ
ンターパンチ45の上部には、板状素材31に予め形成
される貫通孔(図3に符号46で示す)に、パンチ35
側に向けて先細りとなるテーパ孔47を形成するための
テーパ状凸部49が形成されている。
【0018】なお、この実施例では、図1に示すよう
に、パンチ35の環状凸部33の外周部51の高さが、
内周部53の高さより、例えば、2mm程度大きくされ、
パンチ35の環状凸部33の外側には、素材流動空間5
5が形成されている。
【0019】また、テーパ状凸部49の基部の外径は、
板状素材31に予め形成される貫通孔46の内径とほぼ
同様とされており、基部には、例えば、R1の曲面部5
7が形成され、この曲面部57に、例えば、15°の角
度でテーパ面59が形成されている。
【0020】上述した金型を使用して、本発明の環状溝
の塑性加工方法の一実施例が以下述べるようにして行わ
れる。先ず、図3に示すように、パンチ35とダイ39
との間に、予め貫通孔46の形成された、環状溝を形成
すべき板状素材31が配置される。
【0021】この後、パンチ35を下降し、パンチ35
とダイ39とを接近することにより、ダイ39のダイ孔
43の作用により、図1に示したように、環状溝32が
剪断加工される。
【0022】そして、この時同時に、カウンターパンチ
45のテーパ状凸部49と板状素材31の貫通孔46と
の間の空間61に、据え込み加工により素材が流動され
素材流動部63が形成される。
【0023】この後、さらに、パンチ35とダイ39と
を接近することにより、図4に示すような環状溝65が
形成される。そして、この後、図5に示すように、パン
チ35により素材流動部63をしごき加工することによ
り、環状溝65が仕上げ成形され、所定の環状溝67が
成形される。
【0024】図6は、素材流動部63のしごき加工用の
金型を示すもので、この金型は、パンチホルダ69に支
持されるパンチ71と、ダイ孔73が形成され、また、
形成すべき環状溝67に対応する形状の突出部75を有
するダイ77とからなり、ダイ77上に、図4に示した
ように形成された板状素材31を、環状溝67がダイ7
7側になるように載置し、パンチ35を下降することに
より、パンチ35の外周により、板状素材31の素材流
動部63がしごき加工される。
【0025】図6および図7は、上述したようにして製
造されたフランジ部材79を示すもので、このフランジ
部材79では、肉厚が9mm、貫通孔81の直径が51.
1mm、環状溝67の外径が60.3mm、内径が54.3
mmとされ、貫通孔81の周縁に突出部83が形成されて
いる。
【0026】しかして、上述した環状溝の塑性加工方法
では、板状素材31に形成すべき環状溝67に対応する
位置に環状凸部33を有するパンチ35と、このパンチ
35に対向配置され形成すべき環状溝67の外側壁面4
1に対応する内径のダイ孔43の形成されるダイ39
と、パンチ35に対向配置されるとともにダイ39のダ
イ孔43に嵌挿され、板状素材31の貫通孔46に、パ
ンチ35側に向けて先細りとなるテーパ孔47を形成す
るためのテーパ状凸部49の形成されるカウンターパン
チ45との間に、環状溝67を形成すべき板状素材31
を配置し、パンチ35とダイ39とを接近することによ
り環状溝32を剪断加工するとともに、カウンターパン
チ45のテーパ状凸部49と板状素材31の貫通孔46
との間の空間61に、据え込み加工により素材を流動さ
せ素材流動部63を形成し、この後、素材流動部61を
しごき加工することにより、環状溝67を仕上げ成形す
るようにしたので、貫通孔81と環状溝67との間の壁
厚を充分に薄くすることができるとともに、充分な深さ
の環状溝67を容易に得ることができる。
【0027】すなわち、上述した環状溝の塑性加工方法
では、パンチ35とダイ39とを接近することにより環
状溝32を剪断加工するとともに、同時に、カウンター
パンチ45のテーパ状凸部49と板状素材31の貫通孔
46との間の空間61に、据え込み加工により素材を流
動させ素材流動部63を形成するようにしたので、非常
に低荷重で成形が可能となり、充分な深さの環状溝67
を容易に得ることができる。
【0028】また、素材流動部63をしごき加工するこ
とにより、環状溝67を仕上げ成形するようにしたの
で、貫通孔81と環状溝67との間の壁厚を充分に薄く
することができる。
【0029】そして、上述した金型では、金型を、板状
素材31に形成すべき環状溝67に対応する位置に環状
凸部33を有するパンチ35と、このパンチ35に対向
配置され形成すべき環状溝67の外側壁面41に対応す
る内径のダイ孔43の形成されるダイ39と、パンチ3
5に対向配置されるとともにダイ39のダイ孔43に嵌
挿され、板状素材31の貫通孔46に、パンチ35側に
向けて先細りとなるテーパ孔47を形成するためのテー
パ状凸部49の形成されるカウンターパンチ45とから
構成したので、本発明の環状溝の塑性加工方法を、容
易、確実に実施することが可能となる。
【0030】なお、以上述べた実施例では、図7に示し
たような形状のフランジ部材79を塑性加工した例につ
いて説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるも
のではなく、例えば、図9ないし図11に示すようなフ
ランジ部材を塑性加工できることは勿論であり、また、
フランジ部材に限らず、広く環状溝の形成に使用できる
ことは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の環状溝の塑
性加工方法では、貫通孔と環状溝との間の壁厚を充分に
薄くすることができるとともに、充分な深さの環状溝を
容易に得ることができる。
【0032】また、本発明の金型では、本発明の環状溝
の塑性加工方法を、容易、確実に実施することができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の金型の要部を拡大して示す断面図であ
る。
【図2】本発明の金型の一実施例を示す断面図である。
【図3】図2の金型に板状素材を配置した状態を示す断
面図である。
【図4】図1においてパンチを下死点まで下降した状態
を示す断面図である。
【図5】板状素材をしごき加工している状態を示す断面
図である。
【図6】図5に使用される金型を示す断面図である。
【図7】図5のしごき加工により製造されたフランジ部
材を示す断面図である。
【図8】図7のフランジ部材の要部の詳細を示す断面図
である。
【図9】本発明の環状溝の塑性加工方法により製造可能
なフランジ部材の形状を示す断面図である。
【図10】本発明の環状溝の塑性加工方法により製造可
能なフランジ部材の形状を示す断面図である。
【図11】本発明の環状溝の塑性加工方法により製造可
能なフランジ部材の形状を示す断面図である。
【図12】フランジ部材を示す上面図である。
【図13】図12の断面図である。
【図14】従来の環状溝の塑性加工方法の一例を示す工
程図である。
【図15】従来の環状溝の塑性加工方法の他の例を示す
工程図である。
【符号の説明】
31 板状素材 32,65,67 環状溝 33 環状凸部 35 パンチ 39 ダイ 41 外側壁面 43 ダイ孔 46 貫通孔 45 カウンターパンチ 47 テーパ孔 49 テーパ状凸部 61 空間 63 素材流動部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、テーパ状凸部49の基部の外径は、
板状素材31に予め形成される貫通孔46の内径とほぼ
同様とされており、基部には、例えば、R1の曲面部5
7が形成され、この曲面部57に、例えば、15°の角
度でテーパ面59が形成されている。なお、テーパ状凸
部49の基部の外径は、板状素材31に予め形成される
貫通孔46の内径と必ずしも同様にする必要はなく、基
部形状により任意に設定することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】この後、パンチ35を下降し、パンチ35
とダイ39とを接近することにより、ダイ39のダイ孔
43の作用により、図1に示したように、環状溝32が
剪断加工される。なお、ダイ39とカウンターパンチ4
5の隣接部の上端位置は、同一でも良く、カウンターパ
ンチ45の上端位置が、ダイ39の上端位置より下方で
あれば、任意の位置に設定できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】図7および図8は、上述したようにして製
造されたフランジ部材79を示すもので、このフランジ
部材79では、肉厚が9mm、貫通孔81の直径が51.
1mm、環状溝67の外径が60.3mm、内径が54.3
mmとされ、貫通孔81の周縁に突出部83が形成されて
いる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】なお、以上述べた実施例では、図7に示し
たような形状のフランジ部材79を塑性加工した例につ
いて説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるも
のではなく、例えば、図9ないし図11に示すようなフ
ランジ部材を塑性加工できることは勿論であり、また、
フランジ部材に限らず、広く環状溝の形成に使用できる
ことは勿論である。そして、図14に示したフランジ部
材では、環状溝23の深さをt、肉厚をTとすると、t
>T/2とすることが困難であったが、図9ないし図1
1に示したフランジ部材では、環状溝67の深さをt、
肉厚をTとすると、t>T/2とすることが容易に可能
になる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月17日
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属からなる板状素材に形成される貫通
    孔の外側に、前記貫通孔を囲んで、塑性加工により環状
    溝を形成するための環状溝の塑性加工方法において、前
    記板状素材に形成すべき環状溝に対応する位置に環状凸
    部を有するパンチと、このパンチに対向配置され形成す
    べき環状溝の外側壁面に対応する内径のダイ孔の形成さ
    れるダイと、前記パンチに対向配置されるとともに前記
    ダイのダイ孔に嵌挿され、前記板状素材の貫通孔に、前
    記パンチ側に向けて先細りとなるテーパ孔を形成するた
    めのテーパ状凸部の形成されるカウンターパンチとの間
    に、環状溝を形成すべき板状素材を配置し、前記パンチ
    とダイとを接近することにより環状溝を剪断加工すると
    ともに、前記カウンターパンチのテーパ状凸部と板状素
    材の貫通孔との間の空間に、据え込み加工により素材を
    流動させ素材流動部を形成し、この後、前記素材流動部
    をしごき加工することにより、前記環状溝を仕上げ成形
    することを特徴とする環状溝の塑性加工方法。
  2. 【請求項2】 板状素材に形成すべき環状溝に対応する
    位置に環状凸部を有するパンチと、このパンチに対向配
    置され形成すべき環状溝の外側壁面に対応する内径のダ
    イ孔の形成されるダイと、前記パンチに対向配置される
    とともに前記ダイのダイ孔に嵌挿され、前記板状素材の
    貫通孔に、前記パンチ側に向けて先細りとなるテーパ孔
    を形成するためのテーパ状凸部の形成されるカウンター
    パンチとを有することを特徴とする金型。
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