JPH06178372A - キーレスエントリー装置 - Google Patents

キーレスエントリー装置

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JPH06178372A
JPH06178372A JP32920892A JP32920892A JPH06178372A JP H06178372 A JPH06178372 A JP H06178372A JP 32920892 A JP32920892 A JP 32920892A JP 32920892 A JP32920892 A JP 32920892A JP H06178372 A JPH06178372 A JP H06178372A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアのロック・アンロックを、暗証コードの
一致・不一致によって制御するキーレスエントリー装置
において、専用スイッチを使わずに暗証コードを書き込
むことができるようにする。 【構成】 従来より車両に設けられているイグニッショ
ンスイッチ,ドアカーテシスイッチ,ロック・アンロッ
クスイッチのうち、少なくとも1つのスイッチに所定操
作がなされたとき、書き込みモードになるようにし、こ
のときコードを受信したらこのコードを暗証コードとし
て記憶する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーレスで車両用ドア
のロック・アンロックを行うことができるキーレスエン
トリー装置に係り、特にこのロック・アンロック制御に
用いる暗証コードの書換えを行うキーレスエントリー装
置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種のキーレスエントリー装置と
しては、例えば運転者が送信機のボタンを操作すること
により所定のコードを持った電波を送信し、該コードが
予め記憶された特定の暗証コードと合致している場合に
ドアをロック・アンロックするようにしている。
【0003】万一運転者が送信機を紛失した場合、第三
者によって紛失した送信機を用いて勝手にドアがアンロ
ックされ、車両が盗難される可能性があるため、これを
防止すべく、紛失時の暗証コードとは異なるコードに変
更する必要がある。この暗証コードを変更する方式とし
て、例えば特公平3−76077号公報に示すような方
式がある。
【0004】この方式では、受信機側(車両内)に暗証
コード書換え用スイッチを設け、該スイッチがオンされ
たとき受信側が暗証コードの書き込みモードとなり、こ
のとき新たに用意された送信機からの新コードを受信す
ると、このときのコードを新規の暗証コードとして書き
込み、これを記憶するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、暗証コ
ードを変更する為には上述した暗証コード書換え用スイ
ッチのような専用のスイッチが必要となり、その分コス
トがかかってしまうことになる。本発明ではこのような
専用スイッチを用いずに暗証コードを変更できるように
したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、所定のコードを送信する送信手段と、該
送信手段からのコードを受信する受信手段と、前記受信
手段によって受信されたコードと予め記憶された暗証コ
ードとを比較し、前記受信されたコードが前記予め記憶
されたコードと一致したとき、車両用ドアのロック・ア
ンロックを制御するキーレスリントリー装置において、
イグニッションスイッチ、ドアの開閉を検出するドアカ
ーテシスイッチ及びドアのロック・アンロック状態を検
出するロック・アンロックスイッチのうち、少なくとも
1つを有するスイッチ手段と、前記スイッチ手段の操作
状態を検出し、該検出結果が前記スイッチ手段の所定の
操作であることを示す操作条件を満足し、且つこのとき
送信手段から送信されてきたコードを前記受信手段が受
信したことを検出すると、該コードを新たな暗証コード
として記憶する制御手段とを備えたことを特徴とし、ま
た前記制御手段は、前記各々のスイッチの操作状態の組
合せからなる複数の操作条件を備え、前記スイッチ手段
の操作状態により前記複数の操作条件のうちから1つの
操作条件を選定する条件設定手段を含むことを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】本発明では、イグニッションスイッチ、ドアの
開閉を検出するドアカーテシスイッチ及びドアのロック
・アンロック状態を検出するロック・アンロックスイッ
チのうち、定められたスイッチに所定の操作がなされる
と書き込みモードとなり、このとき送信手段からのコー
ドを受信すると、このコードを新たな暗証コードとして
書き込み、記憶する。
【0008】従って本発明ではイグニッションスイッ
チ、ドアの開閉を検出するドアカーテシスイッチ及びド
アのロック・アンロック状態を検出するロック・アンロ
ックスイッチという元々車両に備えられたスイッチを暗
証コード書換え用スイッチとして兼用させるようにして
いるので、特別な専用スイッチを使う必要がなく、コス
ト面で有利である。
【0009】また、前記スイッチに予め設定した所定の
操作が行われない限り、書換えがなされないので、この
所定の操作を認知している運転者以外には簡単に暗号コ
ードを書換えできないようにすることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の1実施例としてのキーレスド
アロック制御装置の全体構成を示すもので、1は車両内
に取り付けられた受信機(ECU)で、11はバッテリ
電源、13はアンテナを有し、送信機2から送信される
所定のコードを持つ電波を受信する受信回路(受信手
段)、101は制御状態モニタ用LEDで、セキュリテ
ィ(盗難防止)制御中であることを点灯で示したり、ま
た暗証コードの書換えモードとなっていることを点滅で
知らせたりするもので、例えば車両のインパネに設置さ
れている。
【0011】またスイッチとして、ドアノブに連動し、
ドアロック状態にあるかアンロック状態にあるかを検知
するロック・アンロック検知スイッチ(例えばロック状
態でオフ、アンロック状態でオンとなる)14、オンに
なるとエアコン等、その他の車両制御機器に電源が入る
イグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと称す
る)12、またドアの開閉に連動し、ドアの開閉状態を
検出するドアカーテシスイッチ18(ドア閉でオフ、ド
ア開でオン)があり、これらスイッチからの信号は入力
回路15により、波形整形されてマイクロコンピュータ
16に入力される。これらスイッチはドアノブ,IGキ
ー,ドアの操作手段の操作に連動してこの接続状態(オ
ン・オフ)が変わるものであり、実際には運転者がこの
操作手段を操作することで、間接的に前記スイッチが操
作される。
【0012】マイクロコンピュータ16にはバッテリ1
1からの電力が常に供給されており、常時制御動作が可
能となっている。またマイクロコンピュータ16には図
示はしないが、中央処理装置(CPU)、制御プログラ
ムを記憶しているROM、暗証コード等を記憶するRA
M等が含まれている。CPUは通常このRAMに記憶さ
れている暗証コードを読出し・書込みをするようにして
いるが、前記暗証コードは、バッテリ11が外されると
電力を失って消去されてしまうため、EEPROM19
にも同じ暗証コードが書き込まれている。このEEPR
OM19はバッテリ11(電源)が外されても暗証コー
ドの記憶を保持するメモリであるので、暗証コードが完
全に消去されるという心配はない。
【0013】マイクロコンピュータ16は受信回路13
から入力したコード、及び上記スイッチの各オン・オフ
状態に基づいて車両の状態を判断し、ドアをロックやア
ンロックさせる制御信号を出力回路17を介して出力す
る。一方マイクロコンピュータ16は、前記スイッチの
接続状態に基づき、前記操作手段、すなわちこのスイッ
チに所定の操作が行われたか否かを判断して書き込みモ
ードに入り、コードの書き込み処理を行い、LED10
1を点滅させる制御信号や、パーキングライトを点滅さ
せる制御信号(書き込みが終了したことを示す)を出力
回路17へ出力する。
【0014】更にこの受信機1(ECU)にはスイッチ
等の入力信号線やLED101等の出力信号線を一様に
集めたハーネスコネクタ102が接続されている。一
方、2は通常運転者が持つ送信機で、バッテリ電源2
1、所定のコードを持つ電波を受信機1側に送信するた
めの送信回路23、及び予め該コードが記憶されている
iDコード発生器24等により構成される。尚該送信機
側の送信回路23にもそれぞれ通常、小型のアンテナが
取り付けられている。
【0015】次にこのキーレスエントリーの基本的な動
作について説明する。送信機2にある図示しないボタン
が押されたとき、送信機から所定のコードを持つ電波が
送信される。受信回路13はアンテナを介してこの電波
を受信し、電波にあるコードを検波する。一方、マイク
ロコンピュータ16はこのコードを入力し、このコード
とRAMに記憶されている暗証コードとを比較し、一致
しているときドアのロック・アンロックの制御を行おう
とするが、このときIGスイッチ12オフ(エンジン停
止)で且つドアカーテシスイッチ18がオフ(ドア閉)
という条件、すなわち車両が駐車時であるという条件が
成立しない限りドア制御は行わない(車両の走行時にド
ア制御がされるのを防止するため)。
【0016】そしてこの駐車条件が満たされており、且
つ受信したコードが暗証コードと一致しているとき、ロ
ック・アンロック検知スイッチ14がオフ(ドアがロッ
ク)の状態にあればマイクロコンピュータ16はドアを
アンロックさせ、また逆に検知スイッチ14がオン(ド
アがアンロック)の状態にあればドアをロックさせる制
御信号を出力する。
【0017】次に本発明における第一の実施例の動作を
図2を用いて説明する。図2は第一の実施例である、マ
イクロコンピュータ16の動作を示すフローチャートで
ある。本例では上述したスイッチの所定操作として、I
Gスイッチ12が所定時間内に2回オン・オフ操作され
ると、マイクロコンピュータ16は書き込みモードにな
るようにしている。
【0018】図2に示すように、ステップS1でIGス
イッチ12等、各種スイッチの入力状態、及び受信回路
により受信したコードを取り込み、次のステップS2で
上述したドアのロック・アンロックの制御を行う。次の
ステップS3以降では本例の特徴である暗証コードの書
き込みがなされる。
【0019】まずステップS3において、IGスイッチ
12の所定操作回数を示す計数カウント値が2であるか
否かを判断する。過去にIGスイッチ12を2回オン・
オフさせていなければ、次のステップS4に進む。この
ステップS4ではIGスイッチ12がオン状態になって
いるか否かを判断する。このとき、IGスイッチ12が
オン状態になっていれば次のステップS5に進み、IG
スイッチ12が以前の処理ルーチンでオン状態になって
いたことを示すフラグに“1”が立っているか否かを判
断する。従って以前にIGスイッチ12がオン状態にな
っていなければ、フラグは“0”であるのでステップS
6に進み、ステップS6でタイマ1の計数を開始する。
【0020】すなわち、IGスイッチ12が1回目のオ
ンとなると、どのくらいの時間でIGスイッチ12が所
定操作されるかの計測を開始する。そして、次のステッ
プS7においてフラグに“1”を立て、IGスイッチ1
2がオンになったことを示し、ステップS1に戻る。そ
の後、IGスイッチ12がオフ状態になれば、ステップ
S4の判断によりステップS8に進み、ここでフラグに
“1”が立っているのか、すなわち前回の処理ルーチで
IGスイッチ12がオンしていたか否かを確認する。前
回のルーチンでIGスイッチ12がオン状態になってい
れば、ステップS9でIGスイッチ所定操作回数を示す
計数カウント値に「1」を設定する。
【0021】すなわち、IGスイッチ12がオンからオ
フになるとこの操作状態(オンからオフ)が一回行われ
たことを示す如く、カウント値を「1」にしてRAMに
記憶する。このカウントアップがおこなわれた後、ステ
ップS10においてフラグを“2”に設定する。フラグ
を“2”にしてやれば、IGスイッチ12をオフし続け
ても、カウント値が次々とアップする(ステップS9の
処理を繰り返す)ことはない。
【0022】その後、IGスイッチ12を再びオン(2
回目)にすれば、ステップS4からステップS5に進
む。このときフラグは“2”であるので、ステップS6
には進まず、ステップS11に進み、フラグを“2”か
ら“1”に設定しなおして、再度、IGスイッチ12が
オンになったことを示す。そして、このIGスイッチ1
2がオンから、次にオフ状態となると(2回目のオン・
オフ操作)、ステップS4において“NO”となって次
のステップS8からS9に進み、そして前回のカウント
値「1」から更に1を加算する。つまり、IGスイッチ
12のオン・オフ操作が2度おこなわれたことを示すべ
く、カウント値を「2」にする。
【0023】その後ステップS1に戻り、更にステップ
S3に進むが、このときカウント値は「2」であるの
で、ステップS3の判断によりステップS12、13に
進む。ステップS12、13ではフラグ及びカウント値
をリセットし、更にタイマ1をストップさせてこのタイ
マ1の計数値をRAMに記憶させる。次にステップS1
4でこの計数値が10秒以内か否か、すなわち、IGス
イッチ12を2度オンからオフにさせるという操作をす
るのに10秒以上要したかを確認する。この操作に10
秒以上要したのであれば、運転者(所有者)による書換
えの合図ではないと判断してステップS1に戻り、書き
込みモードとしない。
【0024】一方でこの操作が10秒以内であれば、操
作者によってこの所定の操作が行われ、書き込みの合図
であることを認知してステップS15に進み、始めて書
込みモードとなる。次いでステップS151でマイクロ
コンピュータ16はLED101を点滅させる制御信号
を出力回路17に出力する。LED101が点滅が開始
することによって、運転者は暗証コードの書き込みモー
ド中であることを認知することができる。
【0025】そして、このIGスイッチ12の所定操作
(書き込みを開始するための操作条件)を満たした時点
で、ステップS16においてタイマ2の計数を開始し、
書き込みモードになってからコードが受信されるまでに
どれだけ時間がかかったかを監視する。この時ステップ
S17において運転者の操作によって送信機2からコー
ドを受信検知すれば、ステップS18においてこのコー
ドを新規の暗証コードとしてRAMに書き込み、更にこ
のコードをEEPROM19にも複写する。
【0026】そしてコードの書き込みが終了すると、ス
テップS19においてマイクロコンピュータ16は出力
回路17にパーキングライトを点滅させる制御信号を出
力する。このパーキングライトが点滅することによって
運転者は書き込みが終了したことを確認できる。この時
書き込みモードは終了しているのでステップS21でL
ED101を消灯させる。
【0027】またステップS17においてコードが受信
されなければステップS20に進み、書き込みモードが
開始してから5秒以上経過しているか否かを確認する。
従って、5秒以内にコードが受信されなければ書き込み
モードをキャンセルし、ステップS21でLED101
を消灯させる。以上のように、本例によれば、IGスイ
ッチが10秒以内に2回オン・オフ操作されることを書
き込みモードに入るための操作条件としている。従っ
て、従来よりあるIGスイッチを利用しているので特別
なスイッチを使用せずに済み、コストアップするのを防
止できる。またこのIGスイッチの操作方法を限定して
いるので、運転者以外が書き込みモードにするのは難し
い。
【0028】またその他の例として、IGスイッチ12
が数秒間オンになり、その後2回オン・オフ操作がなさ
れると書き込みモードとするようにしてもよい。このよ
うに、IGスイッチ12が数秒間オンになる条件を付加
するのは次の理由による。すなわち、通常、キーレスで
ドアロック・アンロック制御を行うのは、IGスイッチ
12がオフ状態のときに行われる。逆にIGスイッチ1
2がオン状態であるというのは、ロック制御にとって通
常ではない入力がなされたことを示す。つまり、キーレ
スロック制御にとって通常でない操作を書き込みの条件
とすれば、第三者にはこの操作が書き込み条件であると
はわかりにくい。従って、このような操作を書き込み条
件として更に付加すれば、前例以上に第三者は書き込み
モードを設定しにくくなる。
【0029】尚、本例においてはスイッチ手段としてI
Gスイッチ12を挙げたが、これに限らず、ロック・ア
ンロック検知スイッチ14や、ドアカーテシスイッチ1
8を用いてもよい。更にその他の例について説明する。
上述した第一の実施例ではIGスイッチ12のように、
単一のスイッチだけで操作条件を設定したが、本例で
は、IGスイッチ12,ロック・アンロック検知スイッ
チ14,ドアカーテシスイッチ18の、複数のスイッチ
の各操作を組み合わせ、これを操作条件とする。このよ
うに複数のスイッチを用いれば、偶然操作条件に合致す
る可能性を低くすることができる。
【0030】組合せとしては、IGスイッチ12+ロ
ック・アンロック検知スイッチ14、IGスイッチ1
2+ドアカーテシスイッチ18、ロック・アンロック
検知スイッチ14+ドアカーテシスイッチ18、IG
スイッチ12+ロック・アンロック検知スイッチ14+
ドアカーテシスイッチ18、の4通りが挙げられる。
の好適な例として、IGスイッチ12オン中(6秒以
内)にドアカーテシスイッチ18のオン・オフ操作が3
回行われたら、書き込みモードとする。これを図3で示
す。図3はIGスイッチ12とドアカーテシスイッチ1
8のオン・オフ状態を示すタイミングチャートである。
【0031】図3に示すようにIGスイッチ12をオン
し、このオンの間ドアの開閉(すなわちカーテシスイッ
チ18のオン・オフ)操作を3回行ない、更にIGスイ
ッチ12をオフさせる。オフした時点でマイクロコンピ
ュータ16はこのIGスイッチ12のオンからオフする
までの時間が6秒以内であったかを判断する。6秒以内
であれば運転者による操作と判断して書き込みモード
(LED101を点滅)になる。6秒以上経過していれ
ば、運転者以外による操作であると判断して書き込みモ
ードをキャンセルする。このように6秒以内にドアの開
閉を3回程度行うことによって、子供等のいたずらでは
簡単に書き込みモードにできないようにしている(子供
ではドアの迅速な開閉操作はしにくい)。
【0032】また第二の実施例として、上述した幾通り
かの操作条件を任意に選べるようにするようにしてい
る。このように選定できるようにしているのは次の理由
による。すなわち、例えば運転者が送信機を紛失したと
き、暗証コードを変更するようにすればよいのである
が、コードを変更しても、第三者が書き込みの操作条件
を認知していれば、第三者によって簡単にコードが再度
変更され、車両が盗難される恐れがある。
【0033】そこで2重の防止手段として、書き込みモ
ードとなるための操作条件を変更できるようにすれば、
単純に操作条件1つ認知しているだけでは書き込みが不
可能になり、第三者が書き込みモードとするのは更に困
難となる。具体的には、マイクロコンピュータ16にあ
るROMに数種類の操作条件判定プログラムを記憶させ
るようにし(マップにする)、ここから任意にこのプロ
グラム、すなわち判定条件を選んで操作条件を変更でき
るようにする。この変更は、バッテリ11を受信機(E
CU2)につなぎ直したとき、すなわちハーネスコネク
タ102を再接続したときから所定時間以内にのみ行う
ようにする。
【0034】図4はこの動作を示すマイクロコンピュー
タ16のフローチャートである。この場合、ROMには
2種類の操作条件が記憶されており、その操作条件のう
ち1番目はIGスイッチ12が2回オン・オフしたとき
書き込みモードとなるもの、そして2番目はIGスイッ
チ12オン時(6秒以内)にドアが3回開閉すると書き
込みモードとなるものを採用している。
【0035】まずバッテリ11が再接続され電源が供給
されるとマイクロコンピュータ16はステップQ1で各
種データの初期化を行う。またこのときRAMの暗証コ
ードは消去されているので、EEPROM19に記憶さ
れている暗証コードをRAMに転送する。そしてステッ
プQ2で操作条件を変更するのにどれだけ要したかを計
測するタイマ3を起動させる。ステップQ3でIGスイ
ッチ12の入力処理(オン・オフ状態を検出)し、更に
ステップQ4においてこのオン・オフ回数を計測し、R
AMに記憶させる。次のステップQ5で電源供給時から
6秒経過したかをタイマ3に基づいて検出し、6秒を越
えていなければ再度このオン・オフ回数を計測する。
【0036】6秒を経過するとステップQ6に進み、R
AMに記憶されている累計回数に基づき、このオン・オ
フ回数が1回であったか否かを判断する。1回であれば
「1」、すなわち1番目の操作条件で以降の書き込み処
理を行い(ステップQ8)、またステップQ7で操作回
数が2回であれば「2」、即ち2番目の操作条件で以降
の書き込み処理を行う(ステップQ9)。またIGスイ
ッチ12のオン・オフ操作が行われなかったり、3回以
上該操作がなされると、電源供給以前の操作条件で書き
込み処理を行う(ステップQ10)。
【0037】その後の処理においては図2で示したフロ
ーと同様の処理を行う。このように、暗証コードを変更
するだけでなく、更に操作条件をも変更することによっ
て、2重に保護手段を備え、第三者に暗証コードが書き
換えられないようにすることができ、またこの変更を行
う際、従来よりあるIGスイッチによって行うようにし
ているので特別なスイッチを必要としない。
【0038】以上、第一実施例、第一実施例のその他の
例、更にその他の例、及び第二実施例では元々ドアロッ
ク・アンロック制御に利用しているスイッチ(IGスイ
ッチ,ドアカーテシスイッチ,ロック・アンロックスイ
ッチ)を用いているので、スイッチ自体はともかく、入
力回路や配線等、ハード面では従来の構成と全く変わり
はなく、コストダウンに非常に貢献できるものである。
またドアロック・アンロック制御以外に利用されている
車両制御用スイッチ(例えばブレーキスイッチ,ニュー
トラルスイッチ等)を用いても、新規にスイッチを用意
することは少なくとも避けることができるので、充分こ
れだけでもコストダウンを図ることができる。またこれ
ら述べたスイッチは車室内にある操作手段と連動してい
るものであるので、書き込みモードに設定するには車室
内でシートに座ったまま操作手段を操作すればよく、操
作性の面においても従来より向上させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上、本発明によれば、書き込み専用を
スイッチを必要とせずに、暗証コードの書き込みがで
き、コストダウンを図ることができる。更に偶然書き込
みモードとなる可能性を低減し、また第三者による書き
込みモードの設定を困難化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のキーレスエントリー装置の全体
構成の例を示すブロック図である。
【図2】図2は第1の実施例であるマイクロコンピュー
タ16の動作を示すフローチャートである。
【図3】図3は第1の実施例の、更に他の例の動作を示
すタイミングチャートである。
【図4】図4は第2の実施例であるマイクロコンピュー
タ16の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・受信機 2・・・送信機 12・・・IGスイッチ 16・・・マイクロコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のコードを送信する送信手段と、 該送信手段からのコードを受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信されたコードと予め記憶され
    た暗証コードとを比較し、前記受信されたコードが前記
    予め記憶されたコードと一致したとき、車両用ドアのロ
    ック・アンロックを制御するキーレスリントリー装置に
    おいて、 イグニッションスイッチ、ドアの開閉を検出するドアカ
    ーテシスイッチ及びドアのロック・アンロック状態を検
    出するロック・アンロックスイッチのうち、少なくとも
    1つを有するスイッチ手段と、 前記スイッチ手段の操作状態を検出し、該検出結果が前
    記スイッチ手段の所定の操作であることを示す操作条件
    を満足し、且つこのとき送信手段から送信されてきたコ
    ードを前記受信手段が受信したことを検出すると、該コ
    ードを新たな暗証コードとして記憶する制御手段とを備
    えたことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記各々のスイッチ操作
    の組合せからなる複数の操作条件を備え、前記スイッチ
    手段の操作により前記複数の操作条件のうちから1つの
    操作条件を選定する条件設定手段を含むことを特徴とす
    る請求項1記載のキーレスエントリー装置。
JP32920892A 1992-12-09 1992-12-09 キーレスエントリー装置 Expired - Fee Related JP3203077B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001115705A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用スマートエントリシステム
US7289631B2 (en) 2002-10-18 2007-10-30 Buffalo Inc. Encryption key setting system, access point, encryption key setting method, and authentication code setting system

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US7289631B2 (en) 2002-10-18 2007-10-30 Buffalo Inc. Encryption key setting system, access point, encryption key setting method, and authentication code setting system

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