JP2502082Y2 - カ―セキュリティシステム - Google Patents

カ―セキュリティシステム

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JP2502082Y2
JP2502082Y2 JP4680590U JP4680590U JP2502082Y2 JP 2502082 Y2 JP2502082 Y2 JP 2502082Y2 JP 4680590 U JP4680590 U JP 4680590U JP 4680590 U JP4680590 U JP 4680590U JP 2502082 Y2 JP2502082 Y2 JP 2502082Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はカーセキュリティシステムに係り、とくに
リモコンでアーム/ディスアーム操作ができ、リモコン
受信装置とカーセキュリティシステム本体装置が別体に
構成されたカーセキュリティシステムに関する。
〔従来の技術〕
従来より車両にはカーセキュリティシステムを装備し
たものがあり、第3者による車両への攻撃や盗難の防止
ができるようになっている。
第9図に従来のリモコン式カーセキュリティシステム
の構成例を示す。
手元操作器10のアーム/ディスアームボタン12がオン
されると、対応するリモコンコードがPWM変調とAM変調
されてリモコン操作信号として送信され、リモコン受信
装置20のアンテナ22で受波されたのち、リモコン信号受
信部24で受信され、AM検波,増幅,波形整形がなされて
PWM変調信号としてマイクロコンピュータ26へ出力され
る。
マイクロコンピュータ26は、PWM変調信号を復調して
リモコンコードの復号を行い、アーム/ディスアームボ
タン12に係るコードのとき、それまでディスアーム状態
であればセンサ入力回路28を介してドアスイッチ,トラ
ンクスイッチ,フードスイッチ,キースイッチからの各
種車両状態信号を入力して、車両状態をチェックし、ド
ア,トランク,フードのいずれも閉じており、かつエン
ジンキーが抜かれており、アーム化禁止条件が成立して
いないとき、一定時間「H」レベルとなるアーム命令信
号をアーム命令信号送信回路30へ出力し、アーム状態に
内部設定する。
運転者や乗員が車両に居てドア,トランク,フードを
開けていたり、エンジンキーを挿入したままのときはア
ーム化禁止条件が成立しているものとしてアーム命令信
号の出力及びアーム状態の設定を行わない。
アーム命令信号送信回路30は入力したアーム命令信号
をアーム命令信号伝送線32を介してカーセキュリティシ
ステム本体装置(以下、単に「本体装置」という)40側
のアーム命令信号受信回路42へ送信する。
アーム命令信号受信回路42は入力したアーム命令信号
をマイクロコンピュータ44へ出力する。
マイクロコンピュータ44はアーム命令信号を入力する
と、アーム状態の内部設定を行い、センサ入力回路46を
介してドアスイッチ,トランクスイッチ,フードスイッ
チ,キースイッチ,振動センサ,衝撃センサからの各種
車両状態信号を入力して、車両状態に異常がないか監視
する。
若し、ドア,トランク,フードが開けられるか、車両
が移動されたりハンマ等での攻撃を受け振動や衝撃が起
きたとき、或いはイグニッションオンとなったとき、異
常発生として警報開始信号を警報制御回路48へ出力す
る。
警報開始信号を入力した警報制御回路48はサイレンや
パーキングライト等の駆動制御を行い、警報を発生させ
て敵を撃退する。
車両に戻った運転者が手元操作器10のアーム/ディス
アームボタン12を再度オンすると、対応するリモコンコ
ードを含むリモコン操作信号が送信され、リモコン受信
装置20で受信される。
マイクロコンピュータ24は、復号したコードがアーム
/ディスアームボタン12に係るとき、それまでアーム状
態なので、一定時間「H」レベルとなるディスアーム命
令信号をディスアーム命令信号送信回路34へ出力し、デ
ィスアーム状態に内部設定する。
ディスアーム命令信号送信回路34は入力したディスア
ーム命令信号をディスアーム命令信号伝送線36を介して
本体装置40側のディスアーム命令信号受信回路50へ出力
する。
ディスアーム命令信号受信回路50は入力したディスア
ーム命令信号をマイクロコンピュータ44へ出力する。マ
イクロコンピュータ44はディスアーム命令信号を入力す
ると、ディスアーム状態に内部設定し、それまで警報中
であれば警報停止信号を警報制御回路48へ出力し、警報
を停止させる。
リモコン受信装置20と本体装置40がディスアーム状態
でのアーム/ディスアームボタンのオン操作はアーム命
令操作として機能し、アーム状態でのオン操作はディス
アーム命令操作として機能する。
〔考案が解決しようとする課題〕
けれども、このような従来のリモコン式カーセキュリ
ティシステムでは、アーム命操作に係るリモコン操作信
号の受け付け可否の判別を行うためと、アーム状態に設
定されたとき車両の異常監視を行うために、リモコン受
信装置20とカーセキュリティシステム本体装置40の各々
にセンサ入力回路28と46を設けていたため、装置が大型
化し、車両への取り付けの手間が煩雑となり、かつコス
ト高となる問題があった。
これは、リモコン受信装置がドアロック制御を兼用し
て行うようにしたカーセキュリティシステムでも同様で
ある。
この考案は上記した従来技術の問題に鑑み、装置の小
型化を図るとともに車両への取り付けを容易とし、かつ
コストの安いカーセキュリティシステムを提供すること
を、その目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案のカーセキュリティシステムは、アーム命令
操作とディスアーム命令操作に係るリモコン操作信号を
送信するリモコン操作器と、リモコン操作信号の受信を
行うリモコン信号受信部と,受信した信号がアーム命令
操作に係るリモコン操作信号のときアーム命令信号を出
力し,ディスアーム命令操作に係るリモコン操作信号の
ときディスアーム命令信号を出力するリモコン制御部
と,を有するリモコン受信装置と、各種車両状態信号を
入力する車両状態信号入力部と,車両状態信号入力部に
入力された各種車両状態信号の異常監視を行い,異常が
発生したとき所定の警報器に対し警報発生制御を行う異
常監視/警報制御部と,リモコン受信装置から入力した
アーム命令信号またはディスアーム命令信号に基づき,
異常監視/警報制御部をアーム状態またはディスアーム
状態とさせるアーム/ディスアーム設定部と,を有する
カーセキュリティシステム本体装置と、を装備したカー
セキュリティシステムにおいて、カーセキュリティシス
テム本体装置に、ディスアーム状態のときに、車両状態
信号入力部に入力された各種車両状態信号が所定のアー
ム化禁止条件を満たすか否か判別する判別部と、判別部
がアーム化禁止条件を満たすと判別している間アーム命
令操作を無視させるため、リモコン受信装置に対しアー
ム命令操作無視制御を行うアーム命令操作無視制御部
と、を含め、リモコン受信装置のリモコン制御部に、デ
ィスアーム状態のときにカーセキュリティシステム本体
装置側によりアーム命令無視制御がなされているとき、
アーム命令操作に係るリモコン操作信号を入力しても、
無視させるアーム命令操作無視部を設けたこと、を特徴
としている。
またこの考案の他のカーセキュリティシステムは、ア
ーム命令操作とディスアーム命令操作に係るリモコン操
作信号を送信するリモコン操作器と、リモコン操作信号
の受信を行うリモコン信号受信部と,受信した信号がア
ーム命令操作に係るリモコン操作信号のときアーム命令
信号を出力するとともにドアロック制御信号を出力して
アーム状態となり,ディスアーム命令操作に係るリモコ
ン操作信号のときディスアーム命令信号を出力するとと
もにアンロック制御信号を出力してディスアーム状態と
なるリモコン制御部と,を有するリモコン受信装置と、
各種車両状態信号を入力する車両状態信号入力部と,車
両状態信号入力部に入力された各種車両状態信号の異常
監視を行い,異常が発生したとき所定の警報器に対し警
報発生制御を行う異常監視/警報制御部と,リモコン受
信装置から入力したアーム命令信号またはディスアーム
命令信号に基づき,異常監視/警報制御部をアーム状態
またはディスアーム状態とさせるアーム/ディスアーム
設定部と,を有するカーセキュリティシステム本体装置
と、を装備したカーセキュリティシステムにおいて、カ
ーセキュリティシステム本体装置に、ディスアーム状態
のときにアーム命令信号が入力されると、車両状態信号
入力部に入力された各種車両状態信号が所定のアーム化
禁止条件を満たすか否か判別する判別部と、判別部がア
ーム化禁止条件を満たすと判別したときアーム/ディス
アーム設定部によるアーム設定を禁止し、アーム命令操
作を無視させるためのアーム命令操作無視制御信号をリ
モコン受信装置側へ出力するアーム命令操作無視制御部
と、を含め、リモコン受信装置のリモコン制御部は、デ
ィスアーム状態のときにアーム命令操作に係るリモコン
操作信号を入力したとき、アーム命令信号出力後カーセ
キュリティシステム本体装置側からアーム命令操作無視
制御信号が一定時間内に入力されない場合だけアーム状
態となってドアロック制御信号を出力するようにしたこ
と、を特徴としている。
〔実施例〕
第1図に基づいてこの考案の第1の実施例を説明す
る。
第1図は、この考案に係るリモコン式カーセキュリテ
ィシステムの構成を示すブロック図である。
なお、第9図と同一の構成部分には同一の符号が付し
てある。
手元操作器10にはアーム/ディスアームボタン12が設
けられており、オン操作されるとアーム/ディスアーム
ボタン12に対応するリモコンコードがPWM変調とAM変調
されてリモコン操作信号として送信される。
車両にはリモコン受信装置20Aが設置されており、リ
モコン操作信号がアンテナ22で受波されてアンテナ22に
接続されたリモコン信号受信部24へ送られる。
リモコン信号受信部24はアンテナ受波信号に対するAM
検波,増幅,波形整形を行いPWM変調信号を出力側に接
続されたマイクロコンピュータ26Aへ出力する。
マイクロコンピュータ26Aにはアーム命令信号送信回
路30、ディスアーム命令信号送信回路34のほか、アーム
命令操作無視信号受信回路38、アームスイッチSW1,ディ
スアームスイッチSW2,リモコン受信停止スイッチSW3が
接続されている。
マイクロコンピュータ26AはCPU、ROM、RAMがバス接続
されて成り、ROMに格納された所定のプログラムに基づ
き、リモコン操作信号の入力やアームスイッチSW1,ディ
スアームスイッチSW2の操作に応じてアーム命令信号,
ディスアーム命令信号を対応するアーム命令信号送信回
路30,ディスアーム命令信号送信回路34へ出力し,アー
ム状態,ディスアーム状態に内部設定したり、ディスア
ーム状態のときに、アーム命令操作無視信号受信回路38
を介してカーセキュリティシステム本体装置(以下、単
に「本体装置」という)40A側からアーム命令操作無視
信号が入力されている場合、アーム命令操作に係るリモ
コン操作信号を入力するかまたはアームスイッチSW1が
オン操作されてもこれを無視しアーム命令信号を出力せ
ず、アーム状態ともしない機能を有している。
また、アーム状態のときにアーム命令操作無視信号が
入力されるとディスアーム状態に内部設定する機能を有
している。
また、マイクロコンピュータ26Aはリモコン受信停止
スイッチSW3がオン状態とされたとき、リモコン操作信
号を全て無視する機能も有している。
マイクロコンピュータ26Aはアーム命令操作無視部を
含むリモコン制御部の機能を有している。
アーム命令信号送信回路30,ディスアーム命令信号送
信回路34は、各々マイクロコンピュータ26Aから一定時
間「H」となるアーム命令信号,ディスアーム命令信号
を入力するとアーム命令信号伝送線32,ディスアーム命
令信号伝送線36を介して本体装置40A側へ送信する。
またアーム命令操作無視信号受信回路38は本体装置40
A側からアーム命令操作無視信号伝送線39を介して
「H」レベルのアーム命令操作無視信号を受信すると、
マイクロコンピュータ26Aへ出力する機能を有してい
る。
一方、本体装置40Aはリモコン受信装置20Aから送られ
るアーム命令信号,ディスアーム命令信号を受信し、マ
イクロコンピュータ44Aへ出力するアーム命令信号受信
回路42,ディスアーム命令信号受信回路50と、マイクロ
コンピュータ44Aから送られた「H」レベルのアーム命
令操作無視信号をリモコン受信装置20A側へ送信するア
ーム命令操作無視信号送信回路52とを有している。
マイクロコンピュータ44Aには、車両状態信号入力部
としてのセンサ入力回路46Aと警報制御回路48のほか強
制ディスアームスイッチSW4が接続されている。
マイクロコンピュータ44AはCPU、ROM、RAMがバス接続
されて成り、ROMに格納された所定のプログラムに基づ
き、リモコン受信装置20A側から送られるアーム命令信
号,ディスアーム命令信号に従いアーム/ディスアーム
状態の内部設定を行ったり、アーム状態に設定したあと
センサ入力回路46Aを介して入力した各種車両状態信号
の異常監視を行い、異常が発生したとき警報開始信号を
警報制御回路48へ出力する。
またマイクロコンピュータ44Aは、強制ディスアーム
スイッチSW4がオン状態とされたとき強制的にディスア
ーム状態としたり、ディスアーム状態のときに車両状態
がアーム化禁止条件を満たしているか否か判別し、満た
しているときアーム命令操作無視制御信号としての
「H」レベルのアーム命令操作無視信号を出力し、満た
さなくなったとき「L」レベルに落としてアーム命令操
作無視信号出力を停止し、リモコン受信装置20Aに対す
るアーム命令操作無視制御を行う。
なお、マイクロコンピュータ44Aは強制ディスアーム
スイッチSW4がオン状態とされたときもアーム命令操作
無視信号を出力する。
マイクロコンピュータ44Aは、アーム/ディスアーム
設定部、判別部、アーム命令操作無視制御部としての機
能を有している。
センサ入力回路46Aは、ドアスイッチ,トランクスイ
ッチ,フードスイッチから開閉状態信号を入力し、第1
キースイッチからキーシリンダに対するキー挿入有無信
号,第2キースイッチからイグニッションオン・オフ状
態信号を入力し、振動センサから振動検出信号を入力
し、衝撃センサから衝撃検出信号を入力する。そして入
力した各種車両状態信号をマイクロコンピュータ44Aへ
出力する。
警報制御回路48はマイクロコンピュータ44Aから警報
開始信号を入力すると、サイレンとパーキングライトに
対する警報駆動制御を行い、警報動作を行わせる。
マイクロコンピュータ44Aと警報制御回路48とで異常
監視/警報制御部が構成されている。
次にこの実施例の動作を第2図乃至第4図のフローチ
ャートを参照して説明する。
なお、電源オンの初期設定でマイクロコンピュータ26
Aはアーム/ディスアームのモードを示すフラグAを0
としてディスアーム状態に内部設定しているものとし
(第2図のステップ60)、マイクロコンピュータ44Aは
アーム/ディスアームのモードを示すフラグBを0とし
てディスアーム状態に内部設定しているものとする(第
3図のステップ100)。
またリモコン受信停止スイッチSW3と強制ディスアー
ムスイッチSW4はオフ状態とされているものとする。
ディスアーム状態で運転者や他の乗員が車両を降り、
車両から離れる際、ドアを閉め忘れたりキーを抜き忘れ
たとき、ドアスイッチからドア開信号が出力されたり第
1キースイッチからエンジンキーがキーシリンダに有る
ことを示す信号が出力され、他の車両状態信号とともに
本体装置40Aのセンサ入力回路46Aを介してマイクロコン
ピュータ44Aに入力される。
マイクロコンピュータ44Aは、ディスアーム状態のと
き定期的にセンサ入力回路46Aから各種車両状態信号を
入力し(第3図のステップ102、104)、アーム化禁止条
件が満たされているか否か判別する(ステップ106)。
今の場合、ドアが閉まっていなかったり、キーが抜か
れていないのでステップ106でYESと判断し、「H」レベ
ルのアーム命令操作無視信号を出力する(ステップ10
8)。このアーム命令操作無視信号はアーム命令操作無
視信号送信回路52,アーム命令操作無視信号伝送線39を
介してリモコン受信装置20Aのアーム命令操作無視信号
受信回路38に送られる。
アーム命令操作無視信号受信回路38は受信した「H」
レベルのアーム命令操作無視信号をマイクロコンピュー
タ26Aへ出力する。
この状態で運転者が手元操作器10のアーム/ディスア
ームボタン12をオン操作すると、対応するリモコンコー
ドを含むリモコン操作信号が送信され、リモコン受信装
置20Aのアンテナ22で受波されたあとリモコン信号受信
部24でAM検波,増幅,波形整形されてPWM変調信号とし
てマイクロコンピュータ26Aへ出力される。
すると、マイクロコンピュータ26Aはリモコン受信停
止スイッチSW3がオフ状態のとき、リモコン信号受信部2
4からPWM変調信号が入力されるとリモコン操作信号入力
有りと判断し(第2図のステップ62、64)、PWM復調に
より復号を行う(ステップ66)。復号コードがアーム/
ディスアームボタン12に係るコードのとき、それまでA
=0のディスアーム状態なので、アーム命令操作無視信
号受信回路38とアーム命令操作無視信号伝送線39を介し
て本体装置40A側からアーム命令操作無視信号が入力さ
れているか否か判定し(ステップ68〜72)、今の場合YE
Sなのでアーム命令信号の出力を行うことなくディスア
ーム状態のままとする。
よって、本体装置40Aもディスアーム状態のままとな
り、ドアが開いていたりキーが差し込まれたままで誤っ
てアーム状態となるのが防止される。またリモコン受信
装置20Aと本体装置40Aのいずれもディスアーム状態のま
まとなり、両者が同一状態に保たれる。
その後、ドアが閉められかつキーも抜かれるとドアス
イッチは閉信号を出力し、第1キースイッチはエンジン
キーがキーシリンダに無いことを示す信号を出力する。
よってセンサ入力回路46Aからはドア閉,トランク閉,
フード閉,キー無を示す各種車両状態信号がマイクロコ
ンピュータ44Aへ出力される。
マイクロコンピュータ44Aは、アーム命令操作無視信
号を出力したあと、センサ入力回路46Aから各種車両状
態信号を入力し(第3図のステップ110)、アーム化禁
止条件がまだ満たされているか判別する(ステップ11
2)。今の場合、ドア,トランク,フードが全て閉まっ
ており、キーも離脱しているのでNOと判断し、強制ディ
スアームスイッチSW4もオフしているので、アーム命令
操作無視信号を「L」に落としアームアーム命令操作無
視信号の出力を停止する(ステップ114、116)。
ここで運転者が再度手元操作器10のアーム/ディスア
ームボタン12をオン操作すると、前述と同様にして、対
応するリモコンコードを含むリモコン操作信号が送信さ
れ、リモコン受信装置20Aのアンテナ22,リモコン信号受
信部24を介してPWM変調信号がマイクロコンピュータ26A
へ出力される。
マイクロコンピュータ26Aはリモコン操作信号入力有
りと判断して復号を行う(第2図のステップ62〜66)。
復号コードがアーム/ディスアームボタン12に係るコー
ドのとき、それまでA=0のディスアーム状態なので、
アーム命令操作無視信号が入力されているか否か判定し
(ステップ68〜72)、今の場合NOなのでアーム命令信号
をアーム命令信号送信回路30,アーム命令信号伝送線32
を介して本体装置40Aのアーム命令信号受信回路42へ出
力する(ステップ74)。
そして、A=1としリモコン受信装置20Aをアーム状
態に内部設定する(ステップ76)。
アーム命令信号受信回路42からアーム命令信号を入力
したマイクロコンピュータ44Aは第3図のステップ118で
YESと判断しB=1のアーム状態に内部設定する(ステ
ップ120)。
よってリモコン受信装置20Aと本体装置40Aの両者が同
一のアーム状態となる。
アーム状態に設定するとマイクロコンピュータ44A
は、センサ入力回路46Aを介してドアスイッチ,トラン
クスイッチ,フードスイッチ,第2キースイッチ,振動
センサ,衝撃センサからの各種車両状態信号を入力し
て、車両状態に異常がないか監視する(ステップ102、1
22、124)。
若し、ドア,トランク,フードが開けられるか、車両
が移動されたりハンマ等での攻撃を受け振動や衝撃が起
きたり、或いはイグニッションオンとされると、マイク
ロコンピュータ44Aはステップ124で異常有りと判断し、
警報開始信号を警報制御回路48へ出力する(ステップ
(126)。
警報発生信号を入力した警報制御回路48はサイレンや
パーキングライト等の駆動制御を行い、警報を発生させ
て敵を撃退する。
車両に戻った運転者が手元操作器10のアーム/ディス
アームボタン12を再度オンすると、対応するリモコンコ
ードを含むリモコン操作信号が送信され、リモコン受信
装置20Aで受信される。
マイクロコンピュータ24Aは、復号したコードがアー
ム/ディスアームボタン12に係るとき、それまでアーム
状態なので、一定時間「H」レベルとなるディスアーム
命令信号をディスアーム命令信号送信回路34へ出力し、
A=0としてディスアーム状態に戻す(第2図のステッ
プ62〜70、78、80)。
ディスアーム命令信号送信回路34は入力したディスア
ーム命令信号をディスアーム命令信号伝送線36を介して
本体装置40A側のディスアーム命令信号受信回路50へ出
力する。
ディスアーム命令信号受信回路50は入力したディスア
ーム命令信号をマイクロコンピュータ44Aへ出力する。
マイクロコンピュータ44Aはディスアーム命令信号を入
力すると、それまで警報中でなければ単にB=0として
ディスアーム状態の内部設定を行い(第4図のステップ
150、152)、それまで警報中であれば警報停止信号を警
報制御回路48へ出力し警報を停止させたあとB=0とし
てディスアーム状態の内部設定を行う(第3図のステッ
プ128〜132)。
これにより、リモコン受信装置20Aと本体装置40Aの両
者が同じディスアーム状態となる。
なお、リモコン受信装置20Aのリモコン受信停止スイ
ッチSW3をオン状態としたとき、マイクロコンピュータ2
6Aは第2図のステップ62でYESと判断するのでリモコン
操作が無効となり、このときマニュアルによるアームス
イッチSW1またはディスアームスイッチSW2のオン操作だ
け受け付けて前述と同様にアーム命令信号の送信(アー
ム命令操作無視信号の入力が無いことを条件とする),
ディスアーム命令信号の送信を行う(第2図のステップ
82,84,72〜76、またはステップ84,86,78,80)。
また、ディスアーム状態のときに本体装置40Aの強制
ディスアームスイッチSW4がオン状態とされたときもア
ーム命令操作無視信号が発信されるので(第3図のステ
ップ132、108)、リモコン受信装置20A側がアーム/デ
ィスアームボタン12に係るリモコン操作信号を入力して
もアーム化を阻止でき(第2図のステップ62〜70、ステ
ップ72でYESの判断)、またアーム状態のときに強制デ
ィスアームスイッチSW4がオン状態とされたときは警報
中でないときはアーム命令操作無視信号の出力とディス
アーム化がなされ(第4図のステップ154、156、15
2)、警報中のときは警報の停止とアーム命令操作無視
信号の出力,ディスアーム化がなされ(第3図のステッ
プ134〜138、132)、リモコン受信装置20A側はディスア
ーム状態となる(第2図のステップ88、90、80)。
このように強制ディスアームスイッチSW4をオン状態
とすることで装置本体40Aとリモコン受信装置20Aの両者
を強制的にディスアーム状態とさせることができる。
この実施例によれば、ディスアーム状態のときに本体
装置40Aのマイクロコンピュータ44Aが、センサ入力回路
46Aを介して入力された各種車両状態信号が所定のアー
ム化禁止条件を満たすか否か判別し、アーム化禁止条件
を満たすと判別している間アーム命令操作を無視させる
ためのアーム命令操作無視信号をリモコン受信装置20A
側へ出力するようにし、一方、リモコン受信装置20Aの
マイクロコンピュータ26Aは、ディスアーム状態のとき
に本体装置40A側からアーム命令操作無視信号が入力さ
れているとき、アーム命令操作に係るリモコン操作信号
を入力しても、これを無視しアーム状態への移行とアー
ム命令信号の出力をしないようにしたことにより、本体
装置40Aだけにセンサ入力回路46Aを設けてリモコン受信
装置20Aのセンサ入力回路を省略することができ、リモ
コン受信装置20Aが小型で安価なものとなり、車両への
取り付けも容易となって取り付け自由度が増す。
また、装置本体40Aとリモコン受信装置20Aが常に同期
してアーム状態・ディスアーム状態となるので、1つの
アーム/ディスアームボタン12でアーム命令操作とディ
スアーム命令操作の両方を行うようにしたシステムであ
っても、装置本体40Aとリモコン受信装置20Aでアーム状
態とディスアーム状態が逆転した誤動作状態となること
が防止される。
次にこの考案の第2の実施例を第5図に基づいて説明
する。
第5図はこの考案に係るリモコン式カーセキュリティ
システムの構成を示すブロック図である。
なお第1図と同一の構成部分には同一の符号が付して
ある。
リモコン受信装置20Bのマイクロコンピュータ26Bには
アーム命令信号送信回路30、ディスアーム命令信号送信
回路34、アーム命令操作無視信号受信回路38、アームス
イッチSW1,ディスアームスイッチSW2,リモコン受信停止
スイッチSW3に加えてドアロック/アンロック駆動回路3
7が接続されている。
マイクロコンピュータ26BはCPU、ROM、RAMがバス接続
されて成り、ROMに格納された所定のプログラムに基づ
き、リモコン操作信号の入力やアームスイッチSW1,ディ
スアームスイッチSW2の操作に応じてアーム命令信号,
ディスアーム命令信号を対応するアーム命令信号送信回
路30,ディスアーム命令信号送信回路34へ出力し,アー
ム状態,ディスアーム状態の内部設定をしたり、ドアロ
ック/アンロック制御信号をドアロック/アンロック駆
動回路37へ出力しドアロック/アンロック制御を行う機
能を有している。
但し、ディスアーム状態でアーム命令操作に係るリモ
コン操作信号入力またはアームスイッチSW1のオン操作
に付勢されてアーム命令信号を出力したあと、一定時間
以内にアーム命令操作無視信号受信回路38を介してカー
セキュリティシステム本体装置(以下、単に「本体装
置」という)40B側から一定時間「H」レベルとなるア
ーム命令操作無視信号が入力されたときは、マイクロコ
ンピュータ26Bはドアロック制御信号出力をせず、ディ
スアーム状態のままとする機能を有している。
また、アーム状態のときにアーム命令操作無視信号が
入力されるとディスアーム状態とする機能を有してい
る。
マイクロコンピュータ26Bはリモコン制御部としての
機能を有している。
ドアロック/アンロック駆動回路37は、マイクロコン
ピュータ26Bからドアロック制御信号を入力すると外部
のドアロックアクチュエータのドアロック駆動を行いド
アロックさせる。逆に、アンロック制御信号を入力する
とアンロック駆動を行いドアをアンロックさせる。
アーム命令操作無視信号受信回路38は本体装置40B側
からアーム命令操作無視信号伝送線39を介して一定時間
「H」レベルとなるアーム命令操作無視信号を受信する
と、マイクロコンピュータ26Bへ出力する機能を有して
いる。
一方、本体装置40Bのマイクロコンピュータ44BはCP
U、ROM、RAMがバス接続されて成り、ROMに格納された所
定のプログラムに基づき、ディスアーム状態のときにリ
モコン受信装置20B側からアーム命令信号が入力される
と、センサ入力回路46Aから入力した各種車両状態信号
に基づき車両状態がアーム化禁止条件を満たしているか
否か判別し、満たしているときアーム命令操作無視制御
信号としての一定時間「H」レベルとなるアーム命令操
作無視信号を出力し、満たさないとき内部的にアーム状
態に設定し、逆にアーム状態でリモコン受信装置20B側
からディスアーム命令信号が入力されると、無条件で内
部的にディスアーム状態に設定する機能を有している。
またマイクロコンピュータ44Bは、アーム状態に設定
したあと車両状態信号入力部としてのセンサ入力回路46
Aで入力した各種車両状態の異常監視を行い、異常が発
生したとき警報開始信号を警報制御回路48へ出力する。
なお、マイクロコンピュータ44Bはディスアーム状態
で強制ディスアームスイッチSW4がオン状態とされてい
るときにアーム命令信号を入力すると、一定時間「H」
レベルとなるアーム命令操作無視信号を出力し、アーム
状態で強制ディスアームスイッチSW4がオン状態とされ
たときも一定時間「H」レベルとなるアーム命令操作無
視信号を出力する。
マイクロコンピュータ44Bはアーム/ディスアーム設
定部、判別部、アーム命令操作無視制御部としての機能
を有しており、マイクロコンピュータ44Bと警報制御回
路48とで異常監視/警報制御部が構成されている。
その他の構成部分は第1図と同様に構成されている。
次にこの実施例の動作を第6図乃至第8図のフローチ
ャートを参照して説明する。
なお、電源オンの初期設定でマイクロコンピュータ26
Bはアーム/ディスアームのモードを示すフラグA′を
0としてディスアーム状態に内部設定するとともに(第
6図のステップ200)、マイクロコンピュータ44Bはアー
ム/ディスアームのモードを示すフラグB′を0として
ディスアーム状態に内部設定しているものとする(第7
図のステップ250)。
またリモコン受信停止スイッチSW3と強制ディスアー
ムスイッチSW4はオフ状態とされているものとする。
ディスアーム状態で運転者や他の乗員が車両を降り、
車両から離れる際、ドアを閉め忘れたりキーを抜き忘れ
たとき、ドアスイッチからドア開信号が出力されたり第
1キースイッチからキー有り信号が出力され、他の車両
状態信号とともに本体装置40Bのセンサ入力回路46Aを介
してマイクロコンピュータ44Bに入力される。
この状態で、手元操作器10のアーム/ディスアームボ
タン12をオン操作すると、前述と同様にして、対応する
リモコンコードを含むリモコン操作信号が送信され、リ
モコン受信装置20Bのアンテナ22,リモコン信号受信部24
を介してPWM変調信号がマイクロコンピュータ26Bへ出力
される。
このときマイクロコンピュータ26Bはリモコン操作信
号入力有りと判断して復号を行う(第6図のステップ20
2〜206)。復号コードがアーム/ディスアームボタン12
に係るコードのとき、それまでA′=0のディスアーム
状態なので、アーム命令信号をアーム命令信号送信回路
30,アーム命令信号伝送線32を介して本体装置40Bのアー
ム命令信号受信回路42へ出力する(ステップ208〜21
2)。
そして、所定の一定時間(ここでは一例として500ms
とする)の計時を行うタイマをスタートさせ(ステップ
214)、タイムアップする前に本体装置40B側からアーム
命令操作無視信号が入力されるか否か判定する(ステッ
プ216、218)。
ディスアーム状態でアーム命令信号受信回路42からア
ーム命令信号を入力したマイクロコンピュータ44Bは第
7図のステップ252、254でYESと判断する。
そしてセンサ入力回路46Aから各種車両状態信号を入
力し(第7図のステップ256)、アーム化禁止条件が満
たされているか否か判別する(ステップ258)。今の場
合、ドアが閉まっていなかったり、キーが抜かれていな
いのでステップ258でYESと判断し、一定時間「H」レベ
ルとなるアーム命令操作無視信号を出力し、B′=0の
ディスアーム状態のままとする(ステップ260)。
よって、ドアが開いていたりキーが差し込まれたまま
で誤ってアーム状態に設定されるのが防止される。
アーム命令操作無視信号はアーム命令操作無視信号送
信回路52,アーム命令操作無視信号伝送線39を介してリ
モコン受信装置20Bのアーム命令操作無視信号受信回路3
8に送られる。
アーム命令操作無視信号受信回路38は受信したアーム
命令操作無視信号をマイクロコンピュータ26Bへ出力す
る。マイクロコンピュータ26Bはタイマスタート後、500
ms以内にアーム命令操作無視信号が入力されると第6図
のステップ218でYESと判断し、ドアロック制御信号出力
を行うことなくA′=0のディスアーム状態のままとす
る。
よって、ドアが開いていたりキーが差し込まれたまま
で誤ってドアロックされるのが防止される。
またリモコン受信装置20Bと本体装置40Bのいずれもデ
ィスアーム状態のままとなり、両者が同一状態に保たれ
る。
その後、ドアが閉められかつキーも抜かれるとドアス
イッチは閉信号を出力し、第1キースイッチはキー無信
号を出力する。よってセンサ入力回路46Aからはドア
閉,トランク閉,フード閉,キー無の各種車両状態信号
がマイクロコンピュータ44Bへ出力される。
ここで運転者が再度手元操作器10のアーム/ディスア
ームボタン12をオン操作すると、前述と同様にして、対
応するリモコンコードを含むリモコン操作信号が送信さ
れ、リモコン受信装置20Bのアンテナ22,リモコン信号受
信部24を介してPWM変調信号がマイクロコンピュータ26B
へ出力される。
マイクロコンピュータ26Bはリモコン操作信号入力有
りと判断して復号を行う(第6図のステップ202〜20
6)。復号コードがアーム/ディスアームボタン12に係
るコードのとき、それまでA′=0のディスアーム状態
なので、アーム命令信号をアーム命令信号送信回路30,
アーム命令信号伝送線32を介して本体装置40Bのアーム
命令信号受信回路42へ出力する(ステップ208〜212)。
そして、所定の一定時間の計時を行うタイマをスター
トさせ(ステップ214)、タイムアップする前に本体装
置40B側からアーム命令操作無視信号が入力されるか否
か判定する(ステップ216、218)。
ディスアーム状態でアーム命令信号受信回路42からア
ーム命令信号を入力したマイクロコンピュータ44Bは第
7図のステップ252、254でともにYESと判断する。
そしてセンサ入力回路46Aから各種車両状態信号を入
力し(第7図のステップ256)、アーム化禁止条件が満
たされているか否か判別する(ステップ258)。今の場
合、ドア,トランク,フードが全て閉まっており、キー
も離脱しているのでNOと判断し、強制ディスアームスイ
ッチSW4もオフしているので、アーム命令操作無視信号
は出力せず、B′=1とし内部的にアーム状態に設定す
る(ステップ262、264)。
マイクロコンピュータ26Bはタイマスタート後、500ms
以内にアーム命令操作無視信号が入力されないと第6図
のステップ216でYESと判断し、ドアロック/アンロック
駆動回路37へドアロック制御信号を出力し、またA′=
1のアーム状態に内部設定する(220、222)。
ドアロック制御信号を入力したドアロック/アンロッ
ク駆動回路37はドアロックアクチュエータに対しドアロ
ック駆動を行いドアロックさせる。
アーム状態に設定した本体装置40Bのマイクロコンピ
ュータ44Bは、センサ入力回路46Aを介してドアスイッ
チ,トランクスイッチ,フードスイッチ,第2キースイ
ッチ,振動センサ,衝撃センサからの各種車両状態信号
を入力して、車両状態に異常がないか監視する(ステッ
プ252、266、268)。
若し、ドア,トランク,フードが開けられるか、車両
が移動されたりハンマ等での攻撃を受け振動や衝撃が起
きたとき、或いはイグニッションオンとなったとき、マ
イクロコンピュータ44Bはステップ268で異常有りと判断
し、警報開始信号を警報制御回路48へ出力する(ステッ
プ270)。
警報開始信号を入力した警報制御回路48はサイレンや
パーキングライト等の駆動制御を行い、警報を発生させ
て敵を撃退する。
車両に戻った運転者が手元操作器10のアーム/ディス
アームボタン12を再度オンすると、対応するリモコンコ
ードを含むリモコン操作信号が送信され、リモコン受信
装置20Bで受信される。
マイクロコンピュータ24Bは、復号したコードがアー
ム/ディスアームボタン12に係るとき、それまでアーム
状態なので、一定時間「H」レベルとなるディスアーム
命令信号をディスアーム命令信号送信回路34へ出力し、
アンロック制御信号をドアロック/アンロック駆動回路
37へ出力したあと、A′=0としてディスアーム状態に
戻す(第6図のステップ202〜210、224〜228)。
アンロック制御信号をドアロック/アンロック駆動回
路37はドアロックアクチュエータに対しアンロック駆動
を行いドアをアンロックさせる。
ディスアーム命令信号送信回路34は入力したディスア
ーム命令信号をディスアーム命令信号伝送線36を介して
本体装置40B側のディスアーム命令信号受信回路50へ出
力する。
ディスアーム命令信号受信回路50は入力したディスア
ーム命令信号をマイクロコンピュータ44Bへ出力する。
マイクロコンピュータ44Bはディスアーム命令信号を入
力すると、それまで警報中でなければ単にB′=0とし
てディスアーム状態の内部設定を行い(第8図のステッ
プ300、302)、それまで警報中であれば警報停止信号を
警報制御回路48へ出力し警報を停止させたあとB′=0
としてディスアーム状態の内部設定を行う(第7図のス
テップ272〜276)。
これにより、リモコン受信装置20Bと本体装置40Bの両
者が同じディスアーム状態となる。
なお、リモコン送信装置20Bのリモコン受信停止スイ
ッチSW3をオン状態としたとき、マイクロコンピュータ2
6Bは第6図のステップ202でYESと判断するのでリモコン
操作が無効となり、このときマニュアルによるアームス
イッチSW1またはディスアームスイッチSW2のオン操作だ
け受け付けて前述と同様にアーム命令信号の送信,ドア
ロック制御(アーム命令信号を送信後一定時間以内にア
ーム命令操作無視信号の入力が無い場合だけ),ディス
アーム命令信号の送信,アンロック制御を行う(第6図
のステップ230,232,212〜222、またはステップ234,236,
224〜228)。
また、ディスアーム状態のときに本体装置40Bの強制
ディスアームスイッチSW4がオン状態とされたときも、
アーム命令信号の入力時にアーム命令操作無視信号が発
信されるので(第7図のステップ262、260)、リモコン
受信装置20B側がアーム命令操作に係るリモコン操作信
号を入力してもドアロックとアーム化を阻止でき(第6
図のステップ212〜216、ステップ218でYESの判断)、ま
たアーム状態のときに強制ディスアームスイッチSW4が
オン状態とされたときは警報中でないときはアーム命令
操作無視信号の出力とディスアーム化がなされ(第8図
のステップ304、306、302)、警報中のときは警報の停
止とアーム命令操作無視信号の出力,ディスアーム化が
なされ(第7図のステップ278、280、274、276)、リモ
コン受信装置20B側はアンロック制御を行ったあとディ
スアーム状態となる(第6図のステップ238、240、22
6、228)。
このように強制ディスアームスイッチSW4をオン状態
とすることで装置本体40Bとリモコン受信装置20Bの両者
を強制的にディスアーム状態とさせることができる。
この実施例によれば、ディスアーム状態のときにアー
ム命令信号が入力されると本体装置40Bのマイクロコン
ピュータ44Bは、センサ入力回路46Aを介して入力された
各種車両状態信号が所定のアーム化禁止条件を満たすか
否か判別し、アーム化禁止条件を満たすと判別したとき
アーム命令操作を無視させるためのアーム命令操作無視
信号をリモコン受信装置20B側へ送信するようにし、一
方、リモコン受信装置20Bのマイクロコンピュータ26B
は、アーム命令操作に係るリモコン操作信号を入力した
とき、アーム命令信号を出力したあと一定時間以内に本
体装置40B側からアーム命令操作無視信号が入力される
か判別し、アーム命令操作無視信号が入力されたときは
ドアロック制御とアーム状態への移行をしないようにし
たことにより、リモコン受信装置20Bがリモコン操作に
応じたドアロック制御を行う機能を有している場合で
も、本体装置40Bだけにセンサ入力回路46Aを設けてリモ
コン受信装置20Bのセンサ入力回路を省略することがで
き、リモコン受信装置20Bが小型で安価なものとなり、
車両への取り付けも容易となって取り付け自由度が増
す。
また、装置本体40Bとリモコン受信装置20Bが常に同期
してアーム状態・ディスアーム状態となるので、1つの
アーム/ディスアームボタン12でアーム命令操作とディ
スアーム命令操作の両方を行うようにしたシステムであ
っても、装置本体40Bとリモコン受信装置20Bでアーム状
態とディスアーム状態が逆転した誤動作状態となること
が防止される。
なお上記した実施例では装置本体40B側から送出した
アーム命令操作無視信号に従い、リモコン受信装置20B
がアーム化の可否を判断するようにしたが(第6図のス
テップ218参照)、リモコン受信装置のマイクロコンピ
ュータが例えばハードリセットによりディスアーム状態
となりアンロック制御を行う機能を有しているとき、ア
ーム命令操作無視信号の代わりにハードリセット制御信
号を本体装置側からリモコン受信装置側へ送出して、ア
ーム命令操作に係るリモコン操作信号を入力したときの
ドアロック制御を禁止するようにしてもよい。この場
合、アーム命令操作に係るリモコン操作信号を入力した
リモコン受信装置のマイクロコンピュータのメイン処理
は、例えばアーム命令信号を出力後一定時間経過したあ
とドアロック制御を行うようにしておけばよく、第6図
のフローのステップ218や、238,240が不要となる。
但し、リモコン受信装置のマイクロコンピュータのハ
ードリセット処理にアンロック制御を含まず、本体装置
に強制ディスアームスイッチが無いときは、ドアロック
/アンロック駆動回路の入力側にドアロック制御信号を
一定時間遅延する遅延回路を設け、リモコン受信装置の
マイクロコンピュータはアーム命令操作に係るリモコン
操作信号を入力したときアーム命令信号の出力と同時に
ドアロック制御信号の出力を行うようにし、遅延回路は
遅延時間中にハードリセットが掛かると初期化しドアロ
ック制御信号の出力を行わないように構成すればよい。
また、上記した第2の実施例ではリモコン受信装置に
ドアロック/アンロック駆動回路を内蔵させた構成とし
たが、このドアロック/アンロック駆動回路をリモコン
受信装置とは別体で装備するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案のカーセキュリティシステムによれば、カー
セキュリティシステム本体装置に、ディスアーム状態の
ときに、車両状態信号入力部に入力された各種車両状態
信号が所定のアーム化禁止条件を満たすか否か判別する
判別部と、判別部がアーム化禁止条件を満たすと判別し
ている間アーム命令操作を無視させるため、リモコン受
信装置に対しアーム命令操作無視制御を行うアーム命令
操作無視制御部と、を含め、リモコン受信装置のリモコ
ン制御部に、ディスアーム状態のときにカーセキュリテ
ィシステム本体装置側によりアーム命令無視制御がなさ
れているとき、アーム命令操作に係るリモコン操作信号
を入力しても、無視させるアーム命令操作無視部を設け
たことにより、カーセキュリティシステム本体装置とリ
モコン受信装置の重複した車両状態信号入力部の装備を
回避することができ、リモコン受信装置が小型で安価な
ものとなり、車両への取り付けも容易となって取り付け
自由度が増す。
またこの考案の他のカーセキュリティシステムによれ
ば、カーセキュリティシステム本体装置に、ディスアー
ム状態のときにアーム命令信号が入力されると、車両状
態信号入力部に入力された各種車両状態信号が所定のア
ーム化禁止条件を満たすか否か判別する判別部と、判別
部がアーム化禁止条件を満たすと判別したときアーム/
ディスアーム設定部によるアーム設定を禁止し、アーム
命令操作を無視させるためのアーム命令操作無視制御信
号をリモコン受信装置側へ出力するアーム命令操作無視
制御部と、を含め、リモコン受信装置のリモコン制御部
は、ディスアーム状態のときにアーム命令操作に係るリ
モコン操作信号を入力したとき、アーム命令信号出力後
カーセキュリティシステム本体装置側からアーム命令操
作無視制御信号が一定時間内に入力されない場合だけア
ーム状態となってドアロック制御信号を出力するように
したことにより、リモコン受信装置がドアロック制御を
行う機能を有する場合でも、カーセキュリティシステム
本体装置とリモコン受信装置の重複した車両状態信号入
力部の装備を回避することができ、リモコン受信装置が
小型で安価なものとなり、車両への取り付けも容易とな
って取り付け自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例に係るリモコン式カー
セキュリティシステムの構成を示すブロック図、第2図
は第1図中のリモコン受信装置のマイクロコンピュータ
の動作を示すフローチャート、第3図と第4図は第1図
中のカーセキュリティシステム本体装置のマイクロコン
ピュータの動作を示すフローチャート、第5図はこの考
案の第2の実施例に係るリモコン式カーセキュリティシ
ステムの構成を示すブロック図、第6図は第5図中のリ
モコン受信装置のマイクロコンピュータの動作を示すフ
ローチャート、第7図と第8図は第5図中のカーセキュ
リティシステム本体装置のマイクロコンピュータの動作
を示すフローチャートである。 第9図は従来のリモコン式カーセキュリティシステムの
構成を示すブロック図である。 主な符号の説明 10:手元操作器、20A,20B:リモコン受信装置、24:リモコ
ン信号受信部、26A,26B,44A,44B:マイクロコンピュー
タ、40A,40B:カーセキュリティシステム本体装置、46A:
センサ入力回路、48:警報制御回路。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アーム命令操作とディスアーム命令操作に
    係るリモコン操作信号を送信するリモコン操作器と、リ
    モコン操作信号の受信を行うリモコン信号受信部と,受
    信した信号がアーム命令操作に係るリモコン操作信号の
    ときアーム命令信号を出力し,ディスアーム命令操作に
    係るリモコン操作信号のときディスアーム命令信号を出
    力するリモコン制御部と,を有するリモコン受信装置
    と、各種車両状態信号を入力する車両状態信号入力部
    と,車両状態信号入力部に入力された各種車両状態信号
    の異常監視を行い,異常が発生したとき所定の警報器に
    対し警報発生制御を行う異常監視/警報制御部と,リモ
    コン受信装置から入力したアーム命令信号またはディス
    アーム命令信号に基づき,異常監視/警報制御部をアー
    ム状態またはディスアーム状態とさせるアーム/ディス
    アーム設定部と,を有するカーセキュリティシステム本
    体装置と、を装備したカーセキュリティシステムにおい
    て、 カーセキュリティシステム本体装置に、 ディスアーム状態のときに、車両状態信号入力部に入力
    された各種車両状態信号が所定のアーム化禁止条件を満
    たすか否か判別する判別部と、 判別部がアーム化禁止条件を満たすと判別している間ア
    ーム命令操作を無視させるため、リモコン受信装置に対
    しアーム命令操作無視制御を行うアーム命令操作無視制
    御部と、を含め、 リモコン受信装置のリモコン制御部に、 ディスアーム状態のときにカーセキュリティシステム本
    体装置側によりアーム命令無視制御がなされていると
    き、アーム命令操作に係るリモコン操作信号を入力して
    も、無視させるアーム命令操作無視部を設けたこと、 を特徴とするカーセキュリティシステム。
  2. 【請求項2】アーム命令操作とディスアーム命令操作に
    係るリモコン操作信号を送信するリモコン操作器と、リ
    モコン操作信号の受信を行うリモコン信号受信部と,受
    信した信号がアーム命令操作に係るリモコン操作信号の
    ときアーム命令信号を出力するとともにドアロック制御
    信号を出力してアーム状態となり,ディスアーム命令操
    作に係るリモコン操作信号のときディスアーム命令信号
    を出力するとともにアンロック制御信号を出力してディ
    スアーム状態となるリモコン制御部と,を有するリモコ
    ン受信装置と、各種車両状態信号を入力する車両状態信
    号入力部と,車両状態信号入力部に入力された各種車両
    状態信号の異常監視を行い,異常が発生したとき所定の
    警報器に対し警報発生制御を行う異常監視/警報制御部
    と,リモコン受信装置から入力したアーム命令信号また
    はディスアーム命令信号に基づき,異常監視/警報制御
    部をアーム状態またはディスアーム状態とさせるアーム
    /ディスアーム設定部と,を有するカーセキュリティシ
    ステム本体装置と、を装備したカーセキュリティシステ
    ムにおいて、 カーセキュリティシステム本体装置に、 ディスアーム状態のときにアーム命令信号が入力される
    と、車両状態信号入力部に入力された各種車両状態信号
    が所定のアーム化禁止条件を満たすか否か判別する判別
    部と、 判別部がアーム化禁止条件を満たすと判別したときアー
    ム/ディスアーム設定部によるアーム設定を禁止し、ア
    ーム命令操作を無視させるためのアーム命令操作無視制
    御信号をリモコン受信装置側へ出力するアーム命令操作
    無視制御部と、を含め、 リモコン受信装置のリモコン制御部は、 ディスアーム状態のときにアーム命令操作に係るリモコ
    ン操作信号を入力したとき、アーム命令信号出力後カー
    セキュリティシステム本体装置側からアーム命令操作無
    視制御信号が一定時間内に入力されない場合だけアーム
    状態となってドアロック制御信号を出力するようにした
    こと、 を特徴とするカーセキュリティシステム。
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